JP4180126B2 - 強誘電体と半導体からなる複合治療器 - Google Patents

強誘電体と半導体からなる複合治療器 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、筋肉痛、肩こり等の治療や、筋肉皮膚の活性化、運動能力向上などに使用される治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】
筋肉痛、肩こり等の治療に、ゲルマニウム、シリコン等の半導体の結晶やセラミックス等の成形体に半導体の薄膜をコーティングした半導体治療器が使用されている。
通常、人間の皮膚は、正常な状態では図10に示すように、表皮2の表面角質層1は−20〜−30mVに、基底膜3を挟んだ真皮4は+20〜+30mVに帯電している。この皮膚表面の電位がプラスに、真皮の電位がマイナスに逆転する異常な状態になると凝りや痛みが生ずる。
【0003】
p形半導体は正孔がキャリヤとなっているので電子を吸引してマイナスに帯電する性質があり、p形半導体を凝りや痛みがある所に貼付けると、皮膚表面の電位をマイナスに、真皮の電位をプラスに戻す効果があるので、治療にはp形半導体が有効であると考えられている(特願平5−38851号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、神経生理学によると、凝りや痛みは単なる電位の逆転だけではない。真皮4側のプラス帯電というのは、Na+ イオン等の膜電位によるもので神経や細胞内液はNa+ イオンが少なくマイナス電位、細胞外液は内液に比べてNa+ イオンが10倍も高いのでプラス電位となっている。これが病的状態となり、凝りや痛みを生ずると、図5に示すように、凝りや痛みのある部位6では細胞内や神経5にNa+ イオンが流入し、それが脳に痛みのインパルスとして伝達される。Na+ イオンが細胞内に流入すると、一時的に細胞内はプラス、細胞外(真皮電位)はマイナスとなり逆転電位となるが、ミリ秒の単位でナトリウムポンプが働いて細胞内からNa+ イオンが排出されるので、再び細胞内はマイナス、細胞外(真皮電位)はプラスに戻る。痛みが続くのは、これが繰り返されて真皮の電位が−,+,−,+,−と変動するためであり、p形半導体のマイナス電位だけで表皮の電位をマイナスに安定化するには時間がかかり十分な効果が得られない場合がある。
【0005】
本発明は、半導体治療器におけるかかる問題を解決するものであって、強誘電体又は強誘電体を含む材料の表面に、n形半導体膜をコーティングし、n形半導体膜の上にp形半導体膜をさらにコーティングする構造により、皮膚電位の病的な変動による痛みを解消することのできる強誘電体と半導体の複合治療器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、強誘電体又は強誘電体を含む材料の表面に、1nm〜500nmのn形半導体膜をコーティングし、n形半導体膜の上に、そのn形半導体膜と同種の半導体材料からなる50nm〜500nmのp形半導体膜をさらにコーティングして強誘電体と半導体の複合治療器を構成することにより上記課題を解決している。強誘電体を含む材料としては、織布、不織布、紙、プラスチックス、又はセラミックスに、強誘電体粉末を混紡、混合、塗布、又は付着させたものが使用される。
【0007】
強誘電体としては、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸鉛、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、PZT、又はロッシェル塩が使用される。
n形半導体膜及びp形半導体膜としては、シリコン、ゲルマニウム、ガリウム燐、インジウム燐、セレン化亜鉛、硫化亜鉛、又は有機半導体の薄膜が使用される。
【0008】
【作用】
図5のような皮膚の凝りや痛みのある部位6に、図6に示すように本発明の強誘電体と半導体の複合治療器10を貼付すると、表皮電位の+,−,+,−,+の変化に応じて強誘電体7の表面に−,+,−,+,−,+の電位が誘起される。この強誘電体7の表面には、n形半導体膜8及びp形半導体膜9が積層コーティングされているので、半導体の性質からマイナスの電気はn−p積層を通って表皮2に流れるが、プラスの電気はn−p積層を通過せず表皮2にには流れない。従って、図7に示すように、表皮電位Sはプラスからマイナスに戻り安定化する。表皮電位Sがマイナスに戻り安定化すると、誘電作用で真皮電位Cがプラスに戻り、神経5への刺激がなくなるので痛まなくなる。最終的には、図8および図9に示す安定した状態となり、凝りや痛みから開放される。痛みがなくなれば、強誘電体の表面電位Dプラスとなりマイナス電位は発生しなくなるので、表皮2に過剰にマイナスの電気が流れることはない。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の実施例である強誘電体と半導体からなる複合治療器の縦断面図、図2、図3は複合治療器の他の実施例の縦断面図、図4は半導体の結合状態の一例を示す説明図である。ここで、複合治療器10は、強誘電体7の表面に、n形半導体膜8及びp形半導体膜9が積層コーティングされている。
【0010】
強誘電体7としては、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸鉛、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、PZT、又はロッシェル塩が使用され、図1及び図2の実施例では、その粉末を焼結してセラミックスとするか、樹脂に混合して成形物としている。
図3の実施例では、織布、不織布、紙、プラスチックス等の布状物16の表面に強誘電体7を塗布乾燥させ、これにn形半導体膜8及びp形半導体膜9を積層コーティングしている。強誘電体7は繊維に混紡して織布とすることもできる。
【0011】
n形半導体膜8及びp形半導体膜9のコーティングは、スパッタリング、CVD、MOCVD塗布など何れの方法でもよいが、先ずn形半導体膜8をコーティングしてから、次にp形半導体膜9のコーティングを行う。これは、強誘電体7に誘起された電気のうち、マイナスの電気を通しプラスの電気を通さないようにするためである。痛みを感ずる神経のスパイク電位はミリ秒の単位で+,−に振動するので、強誘電体7に誘起される電位もミリ秒単位で変化する。従って、コーティングするn形半導体膜8及びp形半導体膜9の厚さも、キロヘルツ領域でマイナスの電気を通しプラスの電気を通さない膜厚が必要であり、多結晶薄膜、アモルファス薄膜、単結晶薄膜によって差はあるが、通常1nm〜500nmの薄膜が使用される。p形半導体膜9は外側で摩擦があるので50nm以上ある方が望ましいが、n形半導体膜8は1nm以上あれば差し支えない。
【0012】
n形半導体膜8及びp形半導体膜9には、例えばシリコンとガリウム燐のようにそれぞれ別種の半導体を使用してもよいが、p−n接合がヘテロジャンクションになるので同種の半導体を使用して電子の移動をスムーズにする方が望ましい。図4に示す半導体の結合状態の例では、複合治療器10のp形半導体9は硼素ドープシリコンである。シリコンSiは4価で4個の結合電子17を持ちダイヤモンド結合しているが、その中に入っている硼素Bは3価でその結合電子20は3個であるため正孔21ができる。一方、p形半導体9と接しているn形半導体8はアンチモンドープシリコンであり、シリコンSi中のアンチモンSbは5価でその結合電子18は5個であるためそのうちの1個は余剰電子19となる。この余剰電子19はp形半導体9の正孔21に移動して安定化する。従って、n形半導体8はプラスに、p形半導体9はマイナスに帯電している。このようなp形半導体膜9はそのマイナス電位が接触する表皮2をマイナス電位に保つ効果もある。なお、強誘電体が酸化チタンの様にn型の場合は、n型半導体膜を省略し、強誘電体に直接P型半導体膜を生成させても同じ効果を得ることが出来る。
【0013】
n形半導体膜及びp形半導体膜としては、シリコン、ゲルマニウム、ガリウム燐、インジウム燐、セレン化亜鉛、硫化亜鉛、又は有機半導体の薄膜が使用できるが、価格や取扱いの容易さからシリコンや有機半導体の薄膜が多く用いられる。有機半導体では、マイナスチャージのものをp形、プラスチャージのものをn形として使用する。
【0014】
人体が凝りや痛みを感ずる場合、凝りや痛みがある部位6には、真皮電位が−,+,−,+,−と変動する。この電位の変化を受けて表皮2が+,−,+,−,+と変化する。そこで、図5のように皮膚の凝りや痛みのある部位6に、図6に示すように本発明の強誘電体と半導体の複合治療器10を貼付すると、表皮電位の+,−,+,−,+の変化に応じて強誘電体7の表面に表皮電位と逆位相の−,+,−,+,−の電位が誘起される。この強誘電体7の表面には、n形半導体膜8及びp形半導体膜9が積層コーティングされているので、半導体の性質からマイナスの電気はn−p積層を通って表皮2に流れるが、プラスの電気はn−p積層を通過せず表皮2には流れない。従って、複合治療器10は、マイナスの電気のみを表皮2側へ流し、凝りや痛みのある部位6の電位が揺らいでいる間は刺激を持続する。
【0015】
図7に示すように、表皮電位Sがプラスからマイナスに戻ると誘電作用で真皮電位Cがプラスに戻り安定化して、神経5内へのNaイオンの注入も抑制され痛みが減少する。最終的には、図8および図9に示す安定した状態となり、凝りや痛みから開放される。痛みがなくなれば、強誘電体の表面電位Dプラスとなりマイナス電位は発生しなくなるので、表皮2に過剰にマイナスの電気が流れることはなく安全である。
【0016】
(実施例1)
チタン酸バリウム12g、エポキシ樹脂50g、硬化剤20gを加えて塗料化し、幅150mm、長さ230mmの木綿布に塗布した。硬化乾燥後、燐200ppmドープn形シリコン半導体を50nmの厚さにスパッタリングし、その上に硼素200ppmドープp形シリコン半導体を100nmの厚さにスパッタリングし、直径15mmの円形状に切り抜き試料とした。
【0017】
比較例として、チタン酸バリウム12g、エポキシ樹脂50g、硬化剤20gを加えて塗料化し、木綿布に塗布して硬化乾燥させ、半導体薄膜はコーティングしないものを用いた。
先ず比較例の試料を肩凝り患者12名の圧痛点に4〜10箇所貼付した。3日後軽快1名、やや軽快4名、変化なし7名であった。そこで、比較例の試料を外し、1時間後、実施例の試料をやや軽快4名、変化なし7名の計11名の患者の同じ位置に貼付した。3日後軽快7名、やや軽快3名、変化なし1名であった。使用した試料の種別は被着者には知らせずに行った。
【0018】
やや軽快を効果率50%として単純に効果率を計算すると、比較例では25.0%、実施例では11名に対し77.3%となる。比較例で軽快した1名を実施例でも軽快するとして計算すれば、12名に対し効果率は79.2%となる。
(実施例2)
幅150mm、長さ230mmの木綿布にシリコン樹脂コーティングを行い、その上に、タンタル酸リチウム12g、エポキシ樹脂50g、硬化剤20gを加えてメチルイソブチルケトン50mlで薄めたものを塗布し、乾燥硬化させた。この表面に、燐200ppmドープn形シリコン半導体を80nmの厚さにスパッタリングし、その上に硼素200ppmドープp形シリコン半導体を100nmの厚さにスパッタリングし、更にその上にアクリル系粘着剤を2度塗布し、直径20mmの円形状に切り抜き試料とした。
【0019】
比較例として、エポキシ樹脂のみをコーティングした木綿布に燐200ppmドープn形シリコン半導体を80nmの厚さにスパッタリングし、その上に硼素200ppmドープp形シリコン半導体を100nmの厚さにスパッタリングし、更にその上にアクリル系粘着剤を2度塗布したものを用いた。
二日酔いによる頭痛患者16名に対し、比較例の試料を6名の患者の後頭部に4箇所貼付した。貼付後、軽快2名、やや軽快3名、変化なし1名であった。
【0020】
本実施例の試料を10名の患者の同じ位置に貼付した。貼付直後、軽快8名、やや軽快1、変化なし1名であった。
効果率は、比較例が58%、本実施例が85%であった。
(実施例3)
チタン酸鉛とジルコン酸鉛の1:1混晶粉末にバインダーとしてシリコーンワニスを加え、図1に示すような錐部を有する直径7mm、厚さ2mmの円板状に圧粉成形し、300°Cで低温焼結した。これを基板として燐200ppmドープn形シリコン半導体を30nmの厚さにスパッタリングし、その上に硼素200ppmドープp形シリコン半導体を100nmの厚さにスパッタリングした。
【0021】
比較例としては、塩化ビニールを実施例と同じサイズに成形し、燐200ppmドープn形シリコン半導体を30nmの厚さにスパッタリングし、その上に硼素200ppmドープp形シリコン半導体を100nmの厚さにスパッタリングした。
比較例の試料を腰痛患者6名の腰の圧痛点に6〜10個所貼付した。3日後、軽快2名、やや軽快2、変化なし2名であった。
【0022】
実施例の試料を他の腰痛患者9名の腰の圧痛点に6〜10個所貼付した。3日後、軽快6名、やや軽快2、変化なし1名であった。
効果率は、比較例が50%、本実施例が77.8%であった。
(実施例4)
チタン酸バリウム粉末にバインダーとしてシリコーンワニスを加え図1に示すような錐部を有する直径6mm、厚さ3mmの円盤状に圧粉成形し、1250°Cで焼結した。これを基板としてアンチモン200ppmドープn形ゲルマニウム半導体を30nmの厚さにスパッタリングし、その上にインジウム200ppmドープp形ゲルマニウム半導体を80nmの厚さにスパッタリングした。
【0023】
比較例としては、酸化アルミニウム粉末を実施例と同様の方法で成形し、半導体薄膜はコーティングしないものを用いた。
この実施例と比較例の試料を用いて、筋力に対する影響を調査した。
筋力テストを下記の方法で行った。
被験者は男性10名、女性1名でこれを二グループに分け、実施例グループ(男性5名、女性1名)に本実施例の試料を貼付し、比較例グループ(男性5名)には比較例の試料を貼付する。
【0024】
測定対象とする筋力は、膝を伸ばす筋力であり、試料の貼付部位は、膝の周囲と大腿部で計11個を貼付する。
測定装置にはArielComputerisedExercisersを用い、被験者は腰掛けた状態で大腿部を固定し、膝の曲げ伸ばし運動を行う。
測定装置は角速度240度/秒の設定で、被験者は膝の曲げ伸ばし運動を全力で先ず1分間行い、次に5分間休憩後1分間、更に5分間休憩後1分間、計3セット行う。
1セット目の運動は、ウォーミングアッブと測定に対する慣れを目的として、両グループとも試料を貼付せず、1セット目の運動直後休憩の間に試料を貼付する。
【0025】
筋力は、各被験者の3セット中の最大値をその被験者の最大筋力とし、これに対する各セット内の各回の測定値を百分率でプロットしその変化で比較する。
上記筋力テスト結果、実施例の試料を貼付した被験者の筋力の減衰量が、比較例の試料を貼付した被験者の筋力の減衰量より小さくなり、この傾向は3セット目に顕著に現れた。図11は、縦軸を最大筋力に対する百分率、横軸を膝の曲げ伸ばしの回数として、3セット目の膝伸筋力の変化を表したグラフであり、線Eは実施例グループ6名の平均値、線Fは比較例グループ5名の平均値を示している。
【0026】
図12は、実施例グループと比較例グループとの筋力変化の有意差を検定(t検定)した結果を示している。この結果より、3セット目の膝の曲げ伸ばし16回目以降において両グループ間に有意差が認められ、実施例グループは、比較例グループに比べて筋疲労が軽減されている。このように、本実施例の試料を貼付することにより、疲労が軽減されるので、筋疲労が原因で起こる痛みの予防や治療、さらに、運動能力、競技力の向上にも効果がある。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の強誘電体と半導体からなる複合治療器は、凝りや痛みのある部位の皮膚の電位の変化を受けて強誘電体に発生するプラスとマイナスの電気のうち、マイナスの電気のみを表皮に流すので、痛みが続く限りマイナスの電気を間欠的に表皮に流し、刺激を持続し皮膚を正常な電位に戻すことができる。この生体反応は痛みの生理作用を利用しているので、広範囲に応用でき、また生体に注入したり、傷をつけたりすることがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である強誘電体と半導体からなる複合治療器の縦断面図である。
【図2】複合治療器の他の実施例の縦断面図である。
【図3】複合治療器の他の実施例の縦断面図である。
【図4】半導体の結合状態の一例を示す説明図である。
【図5】凝りや痛みのある場合の皮膚の電位の状態を示す説明図である。
【図6】凝りや痛みのある皮膚に複合治療器を貼付した状態を示す説明図である。
【図7】複合治療器を貼付したときの皮膚の電位と強誘電体の表面電位の変化を示すグラフである。
【図8】複合治療器を貼付後、凝りや痛みが解消した状態を示す説明図である。
【図9】凝りや痛みが解消したときの皮膚の電位と強誘電体の表面電位の変化を示すグラフである。
【図10】正常な皮膚の電位の状態を示す説明図である。
【図11】膝伸筋力の変化を表したグラフである。
【図12】実施例グループと比較例グループとの筋力変化の有意差を検定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 表面角質層
2 表皮
3 基底膜
4 真皮
5 神経
6 凝りや痛みのある部位
7 強誘電体
8 n形半導体膜
9 p形半導体膜
10 複合治療器
16 布状物
17 結合電子
18 結合電子
19 余剰電子
20 結合電子
21 正孔
B 硼素
Si シリコン
Sb アンチモン

Claims (4)

  1. 強誘電体又は強誘電体を含む材料の表面に、1nm〜500nmのn形半導体膜をコーティングし、n形半導体膜の上に、そのn形半導体膜と同種の半導体材料からなる50nm〜500nmのp形半導体膜をさらにコーティングしてなる強誘電体と半導体からなる複合治療器。
  2. 強誘電体を含む材料が、織布、不織布、紙、プラスチックス、又はセラミックスに、強誘電体粉末を混紡、混合、塗布、又は付着させたものである請求項1記載の強誘電体と半導体からなる複合治療器。
  3. 強誘電体が、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸鉛、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、PZT、又はロッシェル塩である請求項1、又は請求項2記載の強誘電体と半導体からなる複合治療器。
  4. n形半導体膜及びp形半導体膜が、シリコン、ゲルマニウム、ガリウム燐、インジウム燐、セレン化亜鉛、硫化亜鉛、又は有機半導体の薄膜である請求項1、請求項2、又は請求項3記載の強誘電体と半導体からなる複合治療器。
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