JP3164826B2 - 混練/押出法による改善された溶解度を有する第二級アルキルサルフェート界面活性剤 - Google Patents

混練/押出法による改善された溶解度を有する第二級アルキルサルフェート界面活性剤

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 第二級アルキルサルフェート(SAS)界面活性剤を各
種の成分を使用して加工して改善された水中溶解度を与
える。得られたSAS粒子は、特に冷水洗浄条件下で、洗
濯洗剤および他のクリーニング組成物として有用であ
る。
背景技術 大抵の通常の洗剤組成物は、各種の汚れおよびしみを
表面から除去するために各種の洗剤界面活性剤の混合物
を含有している。例えば、各種の陰イオン界面活性剤、
特にアルキルベンゼンスルホネートは、粒子汚れを除去
するのに有用であり且つアルキルエトキシレート、アル
キルフェノールエトキシレートなどの各種の非イオン界
面活性剤は、グリース汚れを除去するのに有用である。
文献を概観すると、界面活性剤の広い選択が洗剤製造業
者に利用できることを示唆するように見えるが、現実に
は、多くのこのような物質が家庭洗濯組成物などの低単
位コスト品での常用には好適ではない特製化学薬品であ
る。事実、多くの家庭用途用洗濯洗剤が通常のアルキル
ベンゼンスルホネートまたは第一級アルキルサルフェー
ト界面活性剤の1種以上を依然として含んだままであ
る。
乳化が望まれる各種の組成物において限定された用途
を見出している1つの種類の界面活性剤は、第二級アル
キルサルフェートからなる。通常の第二級アルキルサル
フェートは、一般に、硫酸化線状および/または部分的
分枝アルカンのペースト状ランダム混合物として入手で
きる。このような物質は、それらがアルキルベンゼンス
ルホネート以上の特定の利点を提供しないため洗濯洗剤
で汎用されていない。
現代の粒状洗濯洗剤は、実質的な利点を消費者と製造
業者との両方に与える「濃縮」形で処方している。消費
者にとっては、濃縮製品に伴うより小さいパッケージサ
イズは、取扱やすさおよび貯蔵を与える。製造業者にと
っては、単位貯蔵コスト、輸送コストおよび包装コスト
が低下される。
許容可能な濃縮粒状洗剤の製造は、困難が伴なわない
わけではない。典型的な濃縮処方物においては、硫酸ナ
トリウムなどのいわゆる「不活性」成分は、主として削
除される。しかしながら、このような成分は、通常の噴
霧乾燥洗剤の溶解度を高める役割を果たす。従って、濃
縮形のものには、しばしば、溶解度の問題が生じるであ
ろう。更に、通常の低密度洗剤粒状物は、通常、水性洗
濯液に可溶化することを極めて受けやすい多孔性洗剤粒
子を生ずる噴霧乾燥法によって調製している。対照的
に、濃縮処方物は、典型的には、可溶化をそれ程受けや
すくない実質上それ程多孔性ではない高密度洗剤粒子か
らなるであろう。全体として、濃縮形の粒状洗剤は典型
的には可溶化剤の余地のほとんどない多量の洗剤成分を
含有する粒子からなり且つこのような粒子は高嵩密度で
意図的に製造されるので、正味の結果は、使用中の溶解
度に関して実質的に問題であることがある。
特定のサブセットの種類の第二級アルキルサルフェー
ト〔ここで第二級(2,3)アルキルサルフェート(「SA
S」)と称する〕は、かなりの利点を洗剤組成物の処方
業者および使用者に提供することが今や見出された。例
えば、第二級(2,3)アルキルサルフェートは、乾燥粒
状固体として入手できる。従って、それらは、将来、粒
状洗濯洗剤で使用するための高界面活性剤(即ち、「高
活性」)粒子として処方できる。製造で適当に注意し
て、第二級(2,3)アルキルサルフェートは、固体粒状
形で利用可能であることができるので、それらは、噴霧
乾燥塔通過の必要なしに粒状洗剤組成物に乾式混入でき
る。第二級(2,3)アルキルサルフェートの場合に見ら
れる前記利点に加えて、第二級(2,3)アルキルサルフ
ェートは、好気的に分解性であるとともに嫌気的に分解
性であり、このことが環境での処分を助長することが今
や確認された。望ましくは、第二級(2,3)アルキルサ
ルフェートは、特にカルシウムイオンの存在下で、洗剤
酵素と極めて相容性である。
残念なことに、市販のSAS粒子は、より冷たい水性洗
浄液中での溶解速度に関していくぶん不十分である。こ
の問題は、消費者が冷たい洗浄温度、即ち、約5℃と同
じ位の低い温度を好む諸国では特に深刻である。この問
題は、SASが高密度洗剤粒状物で使用される時に更に悪
化される。
本発明は、比較的遅い溶解速度を有する市販のSAS粉
末を迅速溶解性洗剤粒子に変換する。重要なことに、こ
こで与えられるSAS粒子は、自由流動性であり且つ他の
成分と容易に混合して完全に処方された粒状洗剤を与え
ることができる。従って、本発明は、粒状洗濯洗剤また
は他の粒状クリーニング組成物でのSASの使用と関連づ
けられる問題の多くを克服する。
各種の「第二級」および分枝アルキルサルフェートを
有する洗剤組成物は、各種の特許に開示されている:195
9年8月18日のフォークス等の米国特許第2,900,346号明
細書、1966年2月8日のモリスの米国特許第3,234,258
号明細書、1969年9月23日のグリフォ等の米国特許第3,
468,805号明細書、1969年11月25日のデウィット等の米
国特許第3,480,556号明細書、1972年8月1日のブロチ
等の米国特許第3,681,424号明細書、1977年10月4日の
フェルンリー等の米国特許第4,052,342号明細書、1978
年3月14日のミルズ等の米国特許第4,079,020号明細
書、1980年10月7日のバッカー等の米国特許第4,226,79
7号明細書、1980年11月25日のロッサール等の米国特許
第4,235,752号明細書、1982年3月2日にルッツの米国
特許第4,317,938号明細書、1985年7月16日のウィルム
ズ等の米国特許第4,529,541号明細書、1986年9月30日
のレイリー等の米国特許第4,614,612号明細書、1989年1
1月14日のレング等の米国特許第4,880,569号明細書、19
91年12月24日のルッツの米国特許第5,075,041号明細
書、1994年9月20日のルッツの米国特許第5,349,101号
明細書、1995年2月14日のプリエトの米国特許第5,389,
277号明細書、1959年8月12日のバタアフシェ・ペトロ
レウムの英国特許第818,367号明細書、1961年1月11日
のシェルの英国特許第858,500号明細書、1964年7月29
日のシェルの英国特許第965,435号明細書、1979年年1
月24日のシェルの英国特許第1,538,747号明細書、1979
年5月16日のシェルの英国特許第1,546,127号明細書、1
979年8月8日のシェルの英国特許第1,550,001号明細
書、1981年2月18日のシェルの英国特許第1,585,030号
明細書、1987年2月25日のレング等の英国特許第2,179,
054A号明細書(英国特許第2,155,031号明細書参照)参
照。1966年2月8日のモリスの米国特許第3,234,258号
明細書は、H2SO4、オレフィン反応体および低沸点非イ
オン有機結晶化媒体を使用してのα−オレフィンの硫酸
化に関する。
高密度粒状物を製造するのに好適な各種の手段および
装置は文献に開示されており且つ若干は洗浄技術で使用
されている。例えば、米国特許第5,133,924号明細書、E
P−A第367,339号明細書、EP−A第390,251号明細書、E
P−A第340,013号明細書、EP−A第327,963号明細書、E
P−A第337,330号明細書、EP−B第229,671号明細書、E
P−B2第191,396号明細書、JP−A第6,106,990号、EP−
A第342,043号明細書、英国特許第2,221,695号明細書、
EP−B第240,356号明細書、EP−B第242,138号明細書、
EP−A第242,141号明細書、米国特許第4,846,409号明細
書、EP−A第420,317号明細書、米国特許第2,306,698号
明細書、EP−A第264,049号明細書、米国特許第4,238,1
99号明細書、DE第4,021,476号明細書参照。
WO第94/24238号明細書、WO第94/24239号明細書、WO第
94/24240号明細書、WO第94/24241号明細書、WO第94/242
42号明細書、WO第94/24243号明細書、WO第94/24244号明
細書、WO第94/24245号明細書、WO第94/24246号明細書、
1995年12月26日のスウィフト等の米国特許第5,478,500
号明細書、1995年12月26日のスウィフトの米国特許第5,
478,502号明細書、1995年12月26日の米国特許第5,478,5
03号明細書も参照。
発明の開示 本発明は、 (a)粒状形の第二級(2,3)アルキルサルフェートを
粉末状洗剤成分とブレンドして、前記第二級(2,3)ア
ルキルサルフェート少なくとも約10重量%を含有する実
質上均質な粉末混合物を与え、 (b)工程(a)の粉末混合物を界面活性剤ペーストと
混合して、洗剤ドウを与え、 (c)工程(b)の洗剤ドウをオリフィスを通して押し
出して、直径約100〜1500μmを有する洗剤ヌードル
(即ち、押出物)を与え、 (d)工程(c)のヌードルを切断して、約100μm〜
約15cmの好ましい範囲内の流さを有する粒子を与え、 (e)工程(d)の粒子を自由流動性助剤で被覆し、 (f)場合によって、工程(e)の被覆粒子を約100〜
約2000μmの範囲内の平均粒径にする 工程を含むことを特徴とする第二級(2,3)アルキルサ
ルフェート界面活性剤を含有する改善された溶解度を有
する洗剤粒子の製法を包含する。
好ましい方法においては、工程(a)の均質な粉末混
合物は、第二級(2,3)アルキルサルフェート界面活性
剤約10〜約75重量%を含む。
各種の水溶性物質が使用できるが、本発明の典型的な
方法においては、工程(a)で使用する洗剤成分は、ポ
リアクリレート粉末、アクリレート/マレエート共重合
体粉末、石鹸粉末、乾燥第一級アルキルサルフェートフ
レーク、炭酸ナトリウム、およびそれらの混合物からな
る群から選ばれるメンバーである。
好ましい形態においては、工程(b)で使用する界面
活性剤ペーストは、水対界面活性剤の重量比約1:4から
約1:9の水および陰イオン界面活性剤を含む。工程
(b)で調製する洗剤ドウは、最も好ましくは、水分約
10重量%未満、好ましくは約4重量%未満を有する。
工程(d)で使用する自由流動性助剤は、好ましく
は、微粉末状(0.5〜10μm)ゼオライト、微粉末状シ
リカ、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるメ
ンバーである。高度に好ましい形態においては、自由流
動性助剤工程は、先ず工程(d)の粒子を非イオン界面
活性剤バインダーで被覆した後、前記粒子を前記自由流
動性助剤で被覆することによって適用する。
自由流動性助剤で被覆された工程(e)の好ましいSA
S含有粒子は、合計界面活性剤約30〜約50重量%を含
み、密度少なくとも約650g/および平均粒径約100〜約
1500μmを有する。
また、本発明は、通常の処方物成分および本法に従っ
て調製された粒子少なくとも約5重量%、より好ましく
は前記非イオン界面活性剤プラス自由流動性助剤被覆物
を使用して調製された粒子約5〜約99重量%を含むこと
を特徴とする完全に処方された粒状洗剤組成物を提供す
る。
ここですべての%、比率および割合は、特に断らない
限り、重量基準である。引用するすべての文書は、関連
部分で、ここに参考文献として編入する。
発明を実施するための最良の形態 SAS界面活性剤および本発明の方法での加工は、以下
に詳細に記載する。完全に処方された洗剤組成物を調製
するために使用できる他の成分も、処方業者の便宜上開
示するが、限定しようとするものではない。
第二級(2,3)アルキルサルフェート界面活性剤 本法によって提供される可溶性粒子は、好ましくは、
ここに記載のような第二級(2,3)アルキルサルフェー
ト界面活性剤約10%〜約70%、より好ましくは約20%〜
約60%、最も好ましくは約30%〜約50%を含有する。当
業者の便宜上、ここで使用する第二級(2,3)アルキル
サルフェートの下記の議論は、これらの物質を通常のア
ルキルサルフェート(「AS」)界面活性剤と区別するの
に役立つ。
SAS粉末が各種の粉砕/被覆技術によって加工できる
という知見は、非常に驚異的であり且つ予想外でありそ
してこのことがSASに独特であることを示唆する。SAS粉
末は、高度に結晶性であり且つこのように非常に脆性で
あり且つ過度の粘着/再凝集なしに微細ダストに容易に
破壊される。一旦本発明の方法で処理すると、SASのこ
の微細ダストは、増大された表面積のため、水に分散し
てより迅速な溶解を与えることができる。
対照的に、通常の界面活性剤は、不純物および鎖長混
合物のため、容易に破壊される程十分には脆性ではなく
且つこのような加工法には適していない。通常のAS界面
活性剤は、1つのこのような例を構成する。純粋なASが
高度に結晶性であるが、商業的な等級のASは、不純物の
ロウ状媒体に分散されたAS結晶として存在する。粉砕
は、常温では可能ではない。AS結晶が粉砕SASより大き
い粒径を有するので、ASは、水にも分散せずそしてAS粒
子は比較的遅い溶解速度を受ける。
通常の第一アルキルサルフェート界面活性剤は、一般
式 ROSO3 -M+ (式中、Rは典型的には線状C10〜C20ヒドロカルビル基
であり、Mは水溶化陽イオンである) を有する。炭素数10〜20の分枝鎖第一級アルキルサルフ
ェート界面活性剤(即ち、分枝鎖「PAS」)も、既知で
ある。例えば、1991年1月21日出願のスミス等の欧州特
許出願第439,316号明細書参照。
通常の第二級アルキルサルフェート界面活性剤は、分
子のヒドロカルビル「主鎖」に沿ってランダムに分布さ
れたサルフェート部分を有する物質である。このような
物質は、構造 CH3(CH2(CHOSO3 -M+)(CH2mCH3 (式中、mおよびnは2以上の整数であり、m+nの和
は典型的には約9〜17であり、Mは水溶化陽イオンであ
る) によって示してもよい。
前記のものと対照的に、ここで使用する所定の第二級
(2,3)アルキルサルフェート界面活性剤は、それぞれ
2−サルフェートおよび3−サルフェートの場合には式
AおよびB (A)CH3(CH2(CHOSO3 -M+)CH3および (B)CH3(CH2(CHOSO3 -M+)CH2CH3 の構造からなる。2−サルフェートと3−サルフェート
との混合物は、ここで使用できる。式AおよびB中、x
および(y+1)は、それぞれ少なくとも約6の整数で
あり、約7〜約20、好ましくは約10〜約16であることが
できる。Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノ
ールアンモニウム、アルカリ土類金属などの陽イオンで
ある。ナトリウムが、水溶性第二級(2,3)アルキルサ
ルフェートを製造するMとして使用するのに典型的であ
るが、エタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニ
ウム、トリエタノールアンモニウム、カリウム、アンモ
ニウムなども、使用できる。物質AおよびB、およびそ
れらの混合物は、ここで「SAS」と略称する。
本発明によって、前記種類のアルキルサルフェート界
面活性剤の物理的性質/化学的性質は、各種の洗剤組成
物の処方業者に重要である数種のアスペクトにおいて互
いに予想外に異なることが確認された。例えば、第一級
アルキルサルフェートは、不利に、カルシウム、マグネ
シウムなどの金属陽イオンと相互作用し且つカルシウ
ム、マグネシウムなどの金属陽イオンによって沈殿しさ
えすることがある。このように、水硬度は、SASより大
きい程度第一級アルキルサルフェートに悪影響を及ぼす
ことがある。従って、SASは、カルシウムイオンの存在
下および高い水硬度の条件下または非ホスフェートビル
ダーを使用する時に生ずることがある、いわゆる「ビル
ダー不足(under−built)」状況下で、使用するのに好
ましいことが今や見出された。
ランダム第二級アルキルサルフェート(即ち、4、
5、6、7などの第二級炭素原子などの位置にサルフェ
ート基を有する第二級アルキルサルフェート)に関して
は、したがって物質は、粘着性固体またはより一般的に
ペーストである傾向がある。このように、ランダムアル
キルサルフェートは、洗剤粒状物を処方する時に固体SA
Sと関連づけられる加工上の利点を与えない。更に、SAS
は、ランダム混合物より良い起泡を与える。SASは、こ
のようなランダム第二級アルキルサルフェートを実質上
含まないことが好ましい(即ち、約20%以下、より好ま
しくは約10%以下、最も好ましくは約5%以下を含
有)。
他の位置または「ランダム」アルキルサルフェート異
性体以上の本発明のSAS界面活性剤の1つの追加の利点
は、布帛洗濯操作の文脈で汚れ再付着に関して前記SAS
によって与えられる改善された利益に関してである。使
用者に周知のように、洗濯洗剤は、被洗浄布帛から汚れ
をゆるめ且つ汚れを水性洗濯液に懸濁させる。しかしな
がら、洗剤処方業者に周知のように、懸濁された汚れの
多少の部分は、布帛上に再付着することがある。したが
って、被洗浄負荷中のすべての布帛上への汚れの若干の
再分布および再付着が生ずることがある。このことは、
勿論、望ましくなく且つ布帛「灰色化」として既知の現
象をもたらすことがある(所定の洗濯洗剤処方物の再付
着特性の単純な試験として、汚れていない白色「トレー
サー」布は、洗濯すべき汚れた布帛と包含できる。洗濯
操作の終りに、白色トレーサーが初期白色度から偏向す
る程度は、測光的に測定でき、または熟練観察者によっ
て目視的に算定できる。トレーサーの白色度が保持され
ればされる程、汚れ再付着は少ししか生じていない)。
また、SASは、前記布トレーサー法によって測定する
時に、洗濯洗剤中で第二級アルキルサルフェートの他の
位置異性体以上に汚れ再付着特性において実質的な利点
を与えることが今や確認された。このように、本発明の
実施に係るSAS界面活性剤の選択(好ましくは他の位置
第二級異性体を実質上含まない)は、予想外に、従来認
識されていない方法で汚れ再付着の問題を解決するのを
助長する。
ここで使用するSASは、数種の重要な性質が第二級オ
レフィンスルホネート(例えば、1977年12月20日のクリ
ッシュ等の米国特許第4,064,076号明細書)とは全く異
なることに留意すべきである。従って、このような第二
級スルホネートは、本発明の中心ではない。
ここで有用な種類のSASの製造は、H2SO4のオレフィン
への付加によって行うことができる。α−オレフィンお
よび硫酸を使用する典型的な合成法は、モリスの米国特
許第3,234,258号明細書または1991年12月24日付与のル
ッツの米国特許第5,075,041号明細書(これらの両方と
もここに参考文献として編入)に開示されている。冷却
下にSASを与える溶媒中で行われる合成によって、生成
物を生成し、この生成物を精製して未反応物質、ランダ
ムに硫酸化された物質、非硫酸化副生物、例えば、C10
以上のアルコール、第二級オレフィンスルホネートなど
を除去する時に、典型的には、2−および3−硫酸化物
質の純度90+%の混合物(硫酸ナトリウム10%までが典
型的には存在する)であり且つ白色の非粘着性の見掛け
上結晶性の固体である。若干の2,3−ジサルフェート
も、存在してもよいが、一般に、混合物の5%以下の第
二級(2,3)アルキルモノサルフェートを含む。
「結晶性」SAS界面活性剤の溶解度の一層の増大が望
まれるならば、処方業者は、アルキル鎖長の混合物を有
するこのような界面活性剤の混合物を使用したいことが
ある。このように、C12〜C18アルキル鎖の混合物は、ア
ルキル鎖が例えば全部C16であるSAS以上に溶解度の増大
を与えるであろう。溶解度のこの追加の増大は、本発明
の加工アスペクトによって与えられる増大とはほかのも
のである。
本発明によって提供される可溶性粒子を使用して洗剤
組成物を処方する時には、SAS界面活性剤は、硫酸ナト
リウム約3%以下、好ましくは硫酸ナトリウム約1%以
下を含有することが望ましいであろう。それ自体且つ単
独で、硫酸ナトリウムは、無害物質である。しかしなが
ら、それは、この組成物でクリーニング機能を与えず且
つ密な粒状物を処方すべき時には系における「負荷」を
構成することがある。
各種の手段は、SASの硫酸ナトリウム含量を低下する
のに使用できる。例えば、オレフィンへのH2SO4付加が
完了した時に、酸形のSASを中和する前に未反応H2SO4
除去するように注意を払うことができる。別の方法にお
いては、硫酸ナトリウムを含有するナトリウム塩形のSA
Sは、ナトリウムSASのクラフト温度付近またはそれ以下
の温度の水ですすぐことができる。このことは、所望の
精製ナトリウムSASの最小の損失のみでNa2SO4を除去す
るであろう。勿論、両方の方法とも使用でき、第一のも
のは予備中和工程として使用でき、第二のものは中和後
の工程として使用できる。
ここで使用する「クラフト温度」なる用語は、界面活
性剤科学の分野の研究者に周知である技術用語である。
クラフト温度は、K.シノダによりテキスト「溶液および
溶解度の原理」ポール・ベッチャーと共同して翻訳、マ
ルセル・デッカー・インコーポレーテッド発行、1978年
第160頁〜第161頁に記載されている。簡潔に述べると、
水中の界面活性剤の溶解度は、溶解度が極めて迅速な上
昇を示す点、即ち、クラフト温度まで温度につれてむし
ろゆっくりと増大する。クラフト温度より約4℃高い温
度においては、ほとんどの組成物の溶液は、均一相とな
る。一般に、陰イオン親水性サルフェート基および疎水
性ヒドロカルビル基を含む本発明のSASなどの所定の種
類の界面活性剤のクラフト温度は、ヒドロカルビル基の
鎖長に応じて変化するであろう。これは、界面活性剤分
子の疎水性部分の変動につれての水中溶解度が変化する
ためである。
処方業者は、場合によって、硫酸ナトリウムで汚染さ
れたSAS界面活性剤をクラフト温度以下の水そして特定
のSASが洗浄される場合には、好ましくはクラフト温度
より低い温度の水で洗浄することができる。このこと
は、洗浄水へのSASの損失を最小限に保ちながら、硫酸
ナトリウムを溶解させそして洗浄水で除去することを可
能にする。
本発明のSAS界面活性剤がアルキル鎖長の混合物を含
む状況下では、クラフト温度は、単一の点ではないが、
むしろ「クラフト境界」と示されるであろうことが認識
されるであろう。このような事項は、界面活性剤/溶液
測定の科学の熟練者に周知である。とにかく、SASのこ
のような混合物の場合には、任意の硫酸ナトリウム除去
操作を、クラフト境界以下であり、好ましくはこのよう
な混合物に存在する最短鎖長界面活性剤のクラフト温度
以下である温度で行うことが好ましい。その理由は、こ
のことが洗浄液へのSASの過度の損失を回避するからで
ある。例えば、C16第二級アルキル(2,3)硫酸ナトリウ
ム界面活性剤の場合には、洗浄操作を約30℃以下、好ま
しくは約20℃以下の温度で行うことが好ましい。陽イオ
ンの変化は、クラフト温度の変化のため、SAS界面活性
剤を洗浄するのに好ましい温度を変化させるであろうこ
とが認識されるであろう。
洗浄法は、湿潤または乾燥SASの固形分10〜50%を与
えるのに十分な水に、典型的には約22℃で少なくとも10
分の混合時間(C16SASの場合)懸濁した後、加圧濾過す
ることによって、バッチ式に行うことができる。好まし
い形態においては、スラリーは、何か固形分35%未満を
含むであろう。その理由は、このようなスラリーが自由
流動性であり且つ洗浄プロセス時に攪拌を受けることが
できるからである。追加の利益として、この洗浄法は、
前記ランダム第二級アルキルサルフェートからなる有機
汚染物の量も減少する。
SAS加工 パイロットプラントまたは商業的な規模で、本発明の
方法でのSAS粒子製造は、通常の化学工学法の範囲内で
ある回転ミキサー、粉砕機、コンパクト化装置、噴霧乾
燥装置、混練機、ブレンダー、押出機などのアイテムを
含めて商業的な装置の各種のピースを使用して行うこと
ができる。下記のものは、本発明の好ましい方法を例示
するが、本発明の範囲を限定しようとするものではな
い。
下記のものは、パイロット混練機、押出機、およびレ
ジゲミキサーを使用してSASを含有する高活性界面活性
剤粒子を製造するための方法を記載する。このように製
造されるSAS粒子は高溶解性なので、他の方法で可能で
あるより多い量の界面活性剤をヘビーデューティー粒状
洗剤に配合することを可能にする。本法の重要な利点
は、本法が洗剤組成物の製造に精通したものにその他の
点で周知であり且つ通常である装置および成分を使用す
ることで改善された溶解度を有するSAS粒子を与えるこ
とである。例えば、方法の工程(a)でSASとブレンド
するポリアクリレート、AS、SKS−6シリケートなどの
物質は、処方物成分でここに記載の物質と実質上同じで
ある。従って、このような物質は、SAS粒子とSAS粒子を
含有する完全に処方された洗剤組成物の残部との両方に
存在できることを理解すべきである。同じことは、工程
(b)で使用する界面活性剤ペースト中の各種の界面活
性剤または界面活性剤混合物に真実であり且つ方法のそ
の後の工程で使用するゼオライト、シリカなどに真実で
ある。
工程(a)−この工程の目的は、混練機中で界面活性剤
ペーストと混合する前に予備混合粉末形洗剤組成物を調
製することにある。この工程においては、SAS粉末は、
いかなる種類のミキサー中においても、例えば、セメン
トミキサー中で所望の処方量の他の粉末状洗剤成分、即
ち、乾燥高活性ASフレーム、乾燥ポリアクリレート粉
末、石鹸粉末、軽量Na2CO3、SKS−6(シリケート)、
および微量成分とよく混合する、SKS−6は、混合前に
予備粉砕して粒径を40〜60μmに減少させる。
工程(b)−この工程は、工程(a)から得られる粉末
および含水量約18〜20%を有する湿潤界面活性剤ペース
ト、例えば、オレオイルサルコシネート、直鎖アルキル
ベンゼンスルホネート(LAS)、アルキルグリセロール
スルホネート(AGS)などを混合して押出可能なドウを
与える。材料は、短い加工時間で均一な分散および混合
を提供するミキサーであるバッチ混練機に装入して、引
き続いての湿式造粒加工のための可塑化湿潤ドウを与え
る。洗剤ドウが調製されるまで、この工程は、行うべき
である。湿潤界面活性剤ペーストとSASとの比率は、混
練機中で約70/30である。洗剤ドウの合計含水量は、約1
0重量%以下、好ましくは約4重量%以下であるべきで
ある。
工程(c)−この工程の目的は、工程(b)から得られ
た洗剤ドウとともに押出機を使用して洗剤「ヌードル」
を調製することにある。洗剤ドウは、押出機に一定の速
度で装入する。洗剤ドウの直径は、約100〜1500μmで
あるべきである(押出機装置中のオリフィスサイズによ
って決定される)。ヌードルの長さは、洗剤ドウ処方物
および押出機操作条件に応じて約100μm〜15.0cmに切
断する。
工程(d)−この工程の目的は、工程(c)からの洗剤
ヌードルを縮小して、混合可能な洗剤粒子の所望の標的
粒径を満たすことにある。各ヌードル長さが約1〜2mm
に短縮されるまで、工程(c)から得られるヌードル
は、フジ・ポーダル・カンパニー製のマルマライザー
(Marumarizer)などの高速ミキサーに装入する。粉末
状シリカおよび/またはゼオライトは、ヌードルと一緒
にミキサーに添加して過凝集を回避することができる。
工程(e)−この工程の目的は、粘着性表面を非イオン
界面活性剤バインダーおよびゼオライトまたは粉末状シ
リカで被覆することによって工程(d)の切断ヌードル
の自由流動性を改善することにある。工程(c)から得
られるヌードルは、操作されているレジゲKMミキサーに
装入する。熱い非イオン界面活性剤バインダーを、混合
時にヌードル上に噴霧する。次いで、遊離ゼオライトお
よび/または粉末状シリカが肉眼で観察できなくなるま
で、ゼオライトおよび/または粉末状シリカは、ミキサ
ーに装入する。
工程(f)−次いで、粒子は、篩を通して篩分ける。最
終粒子は、合計界面活性剤量約40%、650g/より高い
嵩密度、および約700〜1000μmの平均粒径範囲を有す
る。
このように製造された粒子は、後述のように他の洗剤
および/または美観成分と乾式ブレンドして完全に処方
された洗剤組成物を提供できる。或いは、防汚重合体な
どの各種の任意成分は、工程(a)および/または
(e)で添加できる。染料移動抑制剤の液体溶液は、工
程(a)に添加でき且つ/または非イオン界面活性剤バ
インダーを噴霧する前に工程(a)の粒状物上に噴霧す
る。増白剤は、工程(a)で添加でき且つ/または工程
(e)前に非イオン界面活性剤に予備的に入れることが
できる。液体香料は、工程(e)でスプレーオンでき
る。別の形態においては、工程(b)における界面活性
剤ペーストの種類は、所望の処方物に応じて変化でき、
ASペースト、AS/AES(アルキルエトキシサルフェート)
ペースト、LAS/ASペースト、オレオイルサルコシネート
ペースト、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドなどはすべて使
用できる。好ましいペースト水分量は、洗剤ドウの水分
が10%未満であるように20重量%未満である。
工程(d)の被覆で使用する非イオン界面活性剤の種
類は、ネオドール(Neodol)23−6.5、45−7、25−
9、または他の常用の非イオン界面活性剤、例えば、ポ
リヒドロキシ脂肪酸アミド、APG、およびポリエチレン
グリコール(PEG)の間で変化できる。水は、非イオン
界面活性剤の代わりに被覆バインダーとして使用でき
る。
圧力を工程(b)で混練機容器に加えることは、混練
バッチ時間を短縮し且つより良い混合および分散も与え
るのを助長できる。このことは、二軸スクリュー押出機
などの装置の使用を可能にするであろう。
押出機ダイ中の穴の直径は、最終凝集体外観、所望の
界面活性剤溶解速度および/または最終凝集体の収率に
応じて500〜1000μmで変化できる。
プロセス装置は、可変である。二軸スクリュー押出
機、高速堅形ミキサーおよび横形ミキサーは、バッチ混
練機および押出機の許容可能な代替品である。
本発明の方法で調製したSAS粒子の溶解は、過度の実
験なしに好都合な手段によって評価できる。例えば、SA
S粒子は、増分時間水に入れそして溶解速度は溶存SASの
量を滴定することによって測定できる。
消費者によって見られるであろうことを近似する実際
的な方法においては、布帛上の未溶解SAS粒子の付着
を、測定する。この方法においては、SAS粒子は、先
ず、リッフルして試料均質性を保証する。粒子1.5gを、
秤量する。水のアリコート(典型的には中硬度水道水1
リットル)を、所望の試験温度(好都合には室温約20
℃)で平衡させる。SAS粒子は、先ず1リットルの水に
注ぐ前にタージ−オー−トメーター(Terg−O−Tomete
r)に加える。4〜5種の試料は、同じランで行うこと
ができる。
SAS粒子は、タージ−オー−トメーター中で50rpmで10
分間攪拌する。攪拌時間の終りに、全内容物は、水アス
ピレーター真空による標準吸引濾過を使用してEMCから
入手できる黒い試験布帛「C70」で覆われた90mmのブフ
ナー漏斗上に注ぐ。タージ−オー−トメーターは、同じ
硬度および温度を有する追加の水500mlですすぎ、布帛
を通してブフナー漏斗上に注ぐ。
濾過後、黒い布帛は、49℃〜60℃の設定値を有するオ
ーブン中で乾燥する。次いで、布帛の外観は、1〜10の
スケールで目視的に等級化し、10は最悪であり、即ち、
最も不溶性のSAS粒子が布帛上にある一方、1の等級は
最良である。
所望ならば、確認試験は、行うことができる。この試
験においては、タージ−オー−トメーターからの溶液
は、真空下で1μmのセルロース濾過器で濾過する。次
いで、得られた溶液は、工業標準2相ハイアミン(Hyam
ine)/混合指示薬法を使用して陰イオン界面活性剤
濃度について滴定する。ハイアミンは、シグマ・ケミカ
ル・カンパニーから入手できる。
別の形態においては、いわゆる「cat−SO3」滴定法
は、使用できる。この技術においては、SASを含有する
水性洗濯液の試料(または完全に処方されたSAS洗剤組
成物)は、1分後に採取し、0.45mmのナイロン濾過器HP
LCで濾過した後、濾液は前記のような陰イオン指示薬染
料の存在下でハイアミンで滴定する。水性液に溶解され
たSASの量は、それによって求める。
本発明の方法によって調製されるSAS粒子は、特に冷
たい(約5℃)かやや冷たい(15℃〜45℃)洗浄温度
で、改善された溶解度を示し、即ち、未加工SAS粒子よ
り典型的には約4倍〜約6倍大きい水中の10分溶解度を
示す。換言すれば、本発明の粒子は、同じ条件下で約20
%〜30%のみが溶解される未加工SAS粒子と比較して、
少なくとも約70%、典型的には約90%〜約100%が約10
分で冷たいまたはやや冷たい水に溶解される。
処方物成分 本発明のSAS粒子を使用して調製される完全に処方さ
れた粒状洗剤組成物は、典型的には、補助のクリーニン
グおよび布帛ケア上の利益、美観上の利益を与えるため
の各種の他の処方物成分および加工助剤を含むであろ
う。下記のものは、特に高品質布帛洗濯洗剤組成物を与
えるために本発明の商業的な実施で使用するのに典型的
であるこのような成分の非限定例である。
ビルダー−洗浄性ビルダーは、場合によって、鉱物硬度
を制御するのを助長するために本組成物に配合できる。
無機並びに有機ビルダーが使用できる。ビルダーは、典
型的には、粒子汚れの除去を助長するために布帛洗濯組
成物で使用される。
ビルダーの量は、組成物の最終用途および所望の物理
的形に応じて広く変化できる。存在する時には、組成物
は、典型的にはビルダー少なくとも約1%を含むであろ
う。粒状処方物は、典型的には洗浄性ビルダー約10〜約
80重量%、より典型的には約15〜約50重量%を含む。し
かしながら、より少ないか多い量のビルダーは、排除す
ることを意味しない。
無機またはP含有洗浄性ビルダーとしては、限定せず
に、ポリリン酸(トリポリホスフェート、ピロホスフェ
ート、およびガラス状高分子メタホスフェートによって
例証)、ホスホン酸、フィチン酸、ケイ酸、炭酸(重炭
酸およびセスキ炭酸を含めて)、硫酸、およびアルミノ
ケイ酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカ
ノールアンモニウム塩が挙げられる。しかしながら、非
ホスフェートビルダーは、必要とされる場所がある。重
要なことに、本組成物は、驚異的なことに、サイトレー
トなどのいわゆる「弱い」ビルダー(ホスフェートと比
較して)の存在下またはゼオライトまたは層状シリケー
トビルダーの場合に生ずることがあるいわゆる「ビルダ
ー不足」状況下でさえよく機能する。
シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、
特にSiO2:Na2O比1.6:1から3.2:1を有するものおよび層
状シリケート、例えば、H.P.リックに1987年5月12日発
行の米国特許第4,664,839号明細書に記載の層状ケイ酸
ナトリウムである。NaSKS−6は、ヘキストによって市
販されている結晶性層状シリケートの商標である(通常
ここで「SKS−6」と略称)。ゼオライトビルダーと異
なり、NaSKS−6シリケートビルダーは、アルミニウム
を含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートのδ−Na2
SiO5形態形を有する。それは、独国特許DE−A第3,417,
649号明細書およびDE−A第3,742,043号明細書に記載の
方法などの方法によって製造できる。SKS−6は、ここ
で使用するのに高度に好ましい層状シリケートである
が、他のこのような層状シリケート、例えば、一般式Na
MSixO2x+1・yH2O(式中、Mはナトリウムまたは水素で
あり、xは1.9〜4、好ましくは2の数であり、yは0
〜20、好ましくは0の数である)を有するものは、ここ
で使用できる。ヘキストからの各種の他の層状シリケー
トとしては、α、βおよびγ形としてのNaSKS−5、NaS
KS−7およびNsSKS−11が挙げられる。前記のように、
δ−Na2SiO5(NaSKS−6形)が、ここで使用するのに最
も好ましい。他のシリケート、例えば、ケイ酸マグネシ
ウムも有用であることもあり、それらは粒状処方物でさ
らさら性付与剤として、酸素漂白剤用安定剤として、そ
して制泡系の成分として役立つことができる。
カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日公開の
独国特許出願第2,321,001号明細書に開示のようなアル
カリ土類金属およびアルカリ金属の炭酸塩である。
アルミノシリケートビルダーは、本発明で有用であ
る。アルミノシリケートビルダーは、大抵の現在市販さ
れているヘビーデューティー粒状洗剤組成物で大きい重
要性を有する。アリミノシリケートビルダーとしては、
実験式 Mz(zAlO2〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対
yのモル比は1.0〜約0.5の範囲内であり、xは約15〜約
264の整数である) を有するものが挙げられる。
有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販さ
れている。これらのアルミノシリケートは、構造が結晶
性または無定形であることができ且つ天然産アルミノシ
ケートであることができ、または合成的に誘導できる。
アルミノシリケートイオン交換物質の製法は、1976年10
月12日発行のクルメル等の米国特許第3,985,669号明細
書に開示されている。ここで有用な好ましい合成結晶性
アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライト
A、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAPおよびゼオラ
イトXで入手できる。特に好ましい態様においては、結
晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、式 Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27である) を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知であ
る。脱水ゼオライト(x=0〜10)も、ここで使用して
もよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直径が約
0.1〜10μmの粒径を有する。
本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、
限定せずに、各種のポリカルボキシレート化合物が挙げ
られる。ここで使用する「ポリカルボキシレート」は、
複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個
のカルボキシレートを有する化合物を意味する。ポリカ
ルボキシレートビルダーは、一般に、組成物に酸形で添
加ぜるいが、中和塩の形でも添加できる。塩形を利用す
る時には、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩など
のアルカリ金属塩、またはアルカノールアンモニウム塩
が、好ましい。
ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリー
の有用物質が包含される。1つの重要なカテゴリーのポ
リカルボキシレートビルダーは、1964年4月7日発行の
ベルグの米国特許第3,128,287号明細書および1972年1
月18日発行のランベルチ等の米国特許第3,635,830号明
細書に開示のようなオキシジスクシネートを含めて、エ
ーテルポリカルボキシレートを包含する。ブッシュ等に
1987年5月5日発行の米国特許第4,663,071号明細書の
「TMS/TDS」ビルダーも参照。また、好適なエーテルポ
リカルボキシレートとしては、環式化合物、特に脂環式
化合物、例えば、米国特許第3,923,679号明細書、第3,8
35,163号明細書、第4,158,635号明細書、第4,120,874号
明細書および第4,102,903号明細書に記載のものが挙げ
られる。
他の有用な洗浄性ビルダーとしては、エーテルヒドロ
キシポリカルボキシレート、無水マレイン酸とエチレン
またはビニルメチルエーテルとの共重合体、1,3,5−ト
リヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およ
びカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸(「NTA」)などのポリ酢酸の
各種のアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アン
モニウム塩、並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハ
ク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1,3,5−トリカルボ
ン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカル
ボキシレート、およびそれらの可溶性塩も挙げられる。
サイトレートビルダーは、特にゼオライトおよび/ま
たは層状シリケートビルダーとの組み合わせで、粒状組
成物で使用できる。オキシジスクシネートも、このよう
な組成物および組み合わせで特に有用である。
また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,
566,984号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オキ
サ−1,6−ヘキサンジオエートおよび関連化合物は、本
発明の洗剤組成物で好適である。有用なコハク酸ビルダ
ーとしては、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク
酸およびそれらの塩が挙げられる。この種の特に好まし
い化合物は、ドデセニルコハク酸である。スクシネート
ビルダーの特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク
酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデ
セニル(好ましい)、コハク酸2−ペンタデセニルなど
が挙げられる。コハク酸ラウリルは、この群の好ましい
ビルダーであり、1986年11月5日公開の欧州特許出願第
86200690.5/0,200,263号明細書に記載されている。
他の好適なポリカルボキシレートは、1979年3月13日
発行のクラッチフィールド等の米国特許第4,144,226号
明細書および1967年3月7日発行のディールの米国特許
第3,308,067号明細書に開示されている。ディールの米
国特許第3,723,322号明細書も参照。
脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物
に単独または前記ビルダー、特にサイトレートおよび/
またはスクシネートビルダーとの組み合わせで配合して
追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこ
のような使用は、一般に、処方業者によって考慮すべき
である起泡の減少を生ずるであろう。
リンをベースとするビルダーが使用できる状況下およ
び特に手洗濯操作に使用する固形物の処方においては、
周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、オルトリン酸ナトリウムなどの各種のアルカリ金属
リン酸塩は、使用できる。ホスホネートビルダー、例え
ば、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホネートお
よび他の既知のホスホネート(例えば、米国特許第3,15
9,581号明細書、第3,213,030号明細書、第3,422,021号
明細書、第3,400,148号明細書および第3,422,137号明細
書参照)も、使用できる。
酵素−酵素は、例えば、タンパク質をベースとするし
み、炭水化物をベースとするしみ、またはトリグリセリ
ドをベースとするしみの除去および逃避染料移動の防
止、および布帛修復を含めて各種の布帛洗濯目的で本処
方物に配合できる。このような酵素としては、プロテア
ーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、およびペル
オキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他
の種類の酵素も、配合してもよい。それらは、いかなる
好適な起源、例えば、植物、動物、細菌、真菌および酵
母起源を有していてもよい。しかしながら、それらの選
択は、数種の因子、例えば、pH活性および/または安定
性最適条件、熱安定性、活性洗剤、ビルダーなどに対す
る安定性によって支配される。この点で、細菌または真
菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、
および真菌セルラーゼが、好ましい。
酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約5mg(重
量)まで、より典型的には約0.01mg〜約3mgを与えるの
に十分な量で配合する。換言すれば、本組成物は、典型
的には、市販の酵素製剤約0.001〜約5重量%、好まし
くは0.01〜3重量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素
は、通常、このような市販製剤に組成物1g当たり0.005
〜0.1アンソン(Anson)単位(AU)の活性を与えるのに
十分な量で存在する。
プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.lichenif
ormsの特定の菌株から得られるズブチリシンである。別
の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリーズA/S
によって開発され且つ登録商標エスペラーゼ(ESPERAS
E)で販売されている8〜12のpH範囲全体にわたって最
大活性を有するバチルスの菌株から得られる。この酵素
および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243,78
4号明細書に記載されている。タンパク質をベースとす
るしみを除去するのに好適な市販のタンパク分解酵素と
しては、ノボ・インダストリーズA/S(デンマーク)に
よって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナー
ゼ(SAVINASE)で販売されているものおよびインターナ
ショナル・バイオ−シンセティックス・インコーポレー
テッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXA
TASE)で販売されているものが挙げられる。他のプロテ
アーゼとしては、プロテアーゼA(1985年1月9日公開
の欧州特許出願第130,756号明細書参照)およびプロテ
アーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第873037
61.8号明細書および1985年1月9日公開のボット等の欧
州特許出願第130,756号明細書参照)が挙げられる。
アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839
号明細書(ノボ)に記載のα−アミラーゼ、インターナ
ショナル・バイオ−シンセティックス・インコーポレー
テッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・イン
ダストリーズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられ
る。
本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラ
ーゼと真菌セルラーゼとの両方が挙げられる。好ましく
は、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有するであろ
う。好適なセルラーゼは、Humicola insolensおよびHum
icola菌株DSM1800またはアエロモナス属に属するセルラ
ーゼ212産生真菌から産生される真菌セルラーゼ、およ
びマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の
肝膵臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年
3月6日発行のバーベスゴード等の米国特許第4,435,30
7号明細書に開示されている。また、好適なセルラーゼ
は、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第2.095.2
75号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に開示さ
れている。ケアザイム(CAREZYME)(ノボ)が特に有用
である。
洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第
1,372,034号明細書に開示のようなPseudomonas stutzer
i ATCC19.154などのPseudomonas群の微生物によって産
生されるものが挙げられる。1978年2月24日に公開の特
開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパー
ゼは、日本の名古屋の天野製薬株式会社から商品名リパ
ーゼP「アマノ(Amano)」で入手できる(以下「アマ
ノ−P」と称する)。他の市販のリパーゼとしては、ア
マノ−CES、Chromobacter viscosum、例えば、日本の田
方の東洋醸造株式会社から市販されているChromobacter
viscosum var.lipolyticum NRRLB3673からのリパーゼ;
および米国のU.S.バイオケミカル・コーポレーションお
よびオランダのディソイント・カンパニーからの更に他
のChromobacter viscosumリパーゼ、およびPseudomonas
gladioliからのリパーゼが挙げられる。Humicola lanu
ginosaに由来し且つノボから市販されているリポラーゼ
酵素(EPO第341,947号明細書も参照)が、ここで使用す
るのに好ましいリパーゼである。
ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカー
ボネート、ペルボレート、ペルサルフェート、過酸化水
素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使用さ
れ、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または
顔料を洗浄液中で他の基体に移動するのを防止するため
に使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技術上既知で
あり、例えば、ホースラディッシュ・ペルオキシダー
ゼ、リグニナーゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例え
ば、クロロペルオキシダーゼおよびブロモペルオキシダ
ーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物
は、例えば、ノボ・インダストリーズに譲渡のO.カーク
による1989年10月19日公開のPCT国際出願WO第89/099813
号明細書に開示されている。
広範囲の酵素物質および合成洗剤組成物への配合手段
も、マッカーリー等に1971年1月5日発行の米国特許第
3,553,139号明細書に開示されている。酵素は、更に、1
978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,101,457
号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特
許第4,507,219号明細書に開示されている。洗剤処方物
に有用な酵素物質およびこのような処方物への配合法
は、1981年4月14日発行のホラ等の米国特許第4,261,86
8号明細書に開示されている。洗剤で使用するための酵
素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技
術は、ジェッジ等に1971年8月17日発行の米国特許第3,
600,319号明細書、および1986年10月29日公開のベネガ
スの欧州特許出願公告第0199405号明細書、出願第86200
586.5号明細書に開示され且つ例証されている。酵素安
定化系も、例えば、米国特許第3,519,570号明細書に記
載されている。
酵素安定剤−ここで使用する酵素は、イオンを酵素に与
える完成組成物中の水溶性カルシウムイオン源および/
またはマグネシウムイオン源の存在によって安定化して
もよい(カルシウムイオンは一般にマグネシウムイオン
より若干有効であり且つ1種のみの陽イオンを使用すべ
きであるならば、ここで好ましい)。追加の安定性は、
各種の他の技術上開示の安定剤、特にボレート種の存在
によって与えることができる。セバーソンの米国特許第
4,537,706号明細書参照。典型的な洗剤は、完成組成物1
kg当たり約1〜約30ミリモル、好ましくは約2〜約20ミ
リモル、より好ましくは約5〜約15ミリモル、最も好ま
しくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含むで
あろう。これは、存在する酵素の量およびカルシウムま
たはマグネシウムイオンへの応答に応じて若干変化でき
る。カルシウムまたはマグネシウムイオンの量は、ビル
ダー、脂肪酸などとの複合化をさせた後に、組成物中に
酵素に利用できる若干の最小量が常時あるように選ぶべ
きである。いかなる水溶性カルシウム塩またはマグネシ
ウム塩、例えば、限定せずに、塩化カルシウム、硫酸カ
ルシウム、リンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム、および酢酸カ
ルシウム、および対応マグネシウム塩も、カルシウムイ
オン源またはマグネシウムイオン源として使用できる。
少量のカルシウムイオン(一般に1kg当たり約0.05〜約
0.4ミリモル)も、しばしば、酵素スラリーおよび処方
水中のカルシウムのため組成物に存在する。固体洗剤組
成物においては、処方物は、洗濯液中でこのような量を
与えるのに十分な量の水溶性カルシウムイオン源を包含
してもよい。或いは、天然水硬度で十分であることがあ
る。
前記量のカルシウムイオンおよび/またはマグネシウ
ムイオンは、酵素安定性を与えるのに十分であることを
理解すべきである。より多いカルシウムイオンおよび/
またはマグネシウムイオンは、グリース除去性能の追加
の手段を与えるために組成物に添加できる。従って、一
般的な提案として、本組成物は、典型的には、水溶性カ
ルシウムイオン源またはマグネシウムイオン源、または
両方約0.05〜約2重量%を含むであろう。量は、勿論、
組成物で使用する酵素の量および種類に応じて変化でき
る。
本組成物は、場合によって(しかし好ましくは)、各
種の追加の安定剤、特にボレート型安定剤も含有しても
よい。典型的には、このような安定剤は、ホウ酸または
組成物中でホウ酸を生成することができる他のボレート
化合物(ホウ酸の基準で計算)約0.25〜約10重量%、好
ましくは約0.5〜約5重量%、より好ましくは約0.75〜
約3重量%の量で組成物で使用されるであろう。ホウ酸
が好ましい〔他の化合物、例えば、酸化ホウ素、ホウ砂
および他のアルカリ金属ホウ酸塩(例えば、オルトホウ
酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、ピロホウ酸ナト
リウム、およびペンタホウ酸ナトリウム)が好適である
が〕。置換ホウ酸(例えば、フェニルボロン酸、ブタン
ボロン酸、およびp−ブロモフェニルボロン酸)も、ホ
ウ酸の代わりに使用できる。
漂白化合物−漂白剤および漂白活性化剤−本発明の洗剤
組成物は、場合によって、漂白剤、または漂白剤と1種
以上の漂白活性化剤とを含有する漂白組成物を含有して
もよい。存在する場合には、漂白剤は、特に布帛洗濯の
ために、典型的には、洗剤組成物の約1%〜約30%、よ
り典型的には約5%〜約20%の量であろう。存在するな
らば、漂白活性化剤の量は、典型的には、漂白剤と漂白
活性化剤とを含む漂白組成物の約0.1%〜約60%、より
典型的には約0.5%〜約40%であろう。
ここで使用する漂白剤は、布類クリーニング、硬質表
面クリーニング、または今や既知であるか知られるよう
になる他のクリーニング目的で洗剤組成物に有用な漂白
剤のいずれであることもできる。これらとしては、酸素
漂白剤並びに他の漂白剤が挙げられる。ペルボレート漂
白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウム(例えば、1水和物
または4水和物)は、ここで使用できる。
制限なしに使用できる別のカテゴリーの漂白剤は、ペ
ルカルボン酸漂白剤およびそれらの塩を包含する。この
種の漂白剤の好適な例としては、モノペルオキシフタル
酸マグネシウム6水和物、m−クロロ過安息香酸のマグ
ネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−オキソペルオキシ
酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸が挙げられ
る。このような漂白剤は、1984年11月20日発行のハート
マンの米国特許第4,483,781号明細書、1985年6月3日
出願のバーンズ等の米国特許出願第740,446号明細書、1
985年2月20日公開のバンクス等の欧州特許出願第0,13
3,354号明細書、1983年11月1日発行のチャング等の米
国特許第4,412,934号明細書に開示されている。高度に
好ましい漂白剤としては、バーンズ等に1987年1月6日
発行の米国特許第4,634,551号明細書に記載のような6
−ノニルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸も挙
げられる。
過酸素漂白剤も、使用できる。好適な過酸素漂白化合
物としては、炭酸ナトリウム過酸化水素化物および均等
の「ペルカーボネート」漂白剤、ピロリン酸ナトリウム
過酸化水素化物、尿素過酸化水素化物、および過酸化ナ
トリウムが挙げられる。ペルサルフェート漂白剤〔例え
ば、デュポンによって商業上生産されているオキソン
(OXONE)〕も、使用できる。
好ましいペルカーボネート漂白剤は、平均粒径約500
μm〜約1,000μmを有する乾燥粒子(該粒子の約10重
量%以下は約200μmより小さく且つ前記粒子の約10重
量%以下は約1,250μmより大きい)からなる。場合に
よって、ペルカーボネートは、シリケート、ボレートま
たは水溶性界面活性剤で被覆できる。ペルカーボネート
は、FMC、ソルベイ、トーカイ・デンカなどの各種の商
業的源から入手できる。
漂白剤の混合物も、使用できる。
過酸素漂白剤、ペルボレート、ペルカーボネートなど
は、好ましくは、漂白活性化剤と組み合わせ、このこと
は漂白活性化剤に対応するペルオキシ酸の水溶液中での
その場生成(即ち、洗浄プロセス時)をもたらす。活性
化剤の各種の非限定例は、マオ等に1990年4月10日発行
の米国特許第4,915,854号明細書および米国特許第4,41
2,934号明細書に開示されている。イナノイルオキシベ
ンゼンスルホネート(NOBS)およびテトラアセチルエチ
レンジアミン(TAED)活性化剤が典型であり且つそれら
の混合物も使用できる。ここで有用な他の典型的な漂白
剤および活性化剤については米国特許第4,634,551号明
細書も参照。
高度に好ましいアミド誘導漂白活性化剤は、式 R1N(R5)C(O)R2C(O)Lまたは R1C(O)N(R5)R2C(O)L (式中、R1は炭素数約6〜約12のアルキル基であり、R2
は炭素数1〜約6のアルキレンであり、R5はHまたは炭
素数約1〜約10のアルキル、アリールまたはアルカリー
ルであり、Lは好適な離脱基である) のものである。離脱基は、過加水分解陰イオンによる漂
白活性化剤上への求核攻撃の結果として漂白活性化剤か
ら置換される基である。好ましい離脱基は、フェニルス
ルホネートである。
前記式の漂白活性化剤の好ましい例としては、米国特
許第4,634,551号明細書(ここに参考文献として編入)
に記載のような(6−オクタンアミドカプロイル)オキ
シベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイ
ル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカンアミド
カプロイル)オキシベンゼンスルホネート、およびそれ
らの混合物が挙げられる。
別の種類の漂白活性化剤は、1990年10月30日発行のホ
ッジ等の米国特許第4,966,723号明細書(ここに参考文
献として編入)に開示のベンゾキサジン型の活性化剤か
らなる。ベンゾキサジン型の高度に好ましい活性化剤
は、式 のものである。
なお別の種類の好ましい漂白活性化剤としては、アシ
ルラクタム活性化剤、特に式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜約12のアルキル、アリ
ール、アルコキシアリール、またはアルカリール基であ
る) のアシルカプロラクタムおよびアシルバレロラクタムが
挙げられる。高度に好ましいラクタム活性化剤として
は、ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラ
クタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルカプロラクタ
ム、ノナノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラク
タム、ウンデセノイルカプロラクタム、ベゾイルバレロ
ラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイルバ
レロラクタム、ウンデセノイルバレロラクタム、ノナノ
イルバレロラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイル
バレロラクタムおよびそれらの混合物が挙げられる。過
ホウ酸ナトリウムに吸着されたベンゾイルカプロラクタ
ムを含めたアシルカプロラクタムを開示しているサンダ
ーソンに1985年10月8日発行の米国特許第4,545,784号
明細書(ここに参考文献として編入)も参照。
酸素漂白剤以外の漂白剤も、技術上既知であり且つこ
こで利用できる。特定の興味がある1つの種類の非酸素
漂白剤としては、光活性化漂白剤、例えば、スルホン化
亜鉛フタロシアニンおよび/またはアルミニウムフタロ
シアニンが挙げられる。ホルコムベ等に1977年7月5日
発行の米国特許第4,033,718号明細書参照。使用するな
らば、洗剤組成物は、典型的には、このような漂白剤、
特にスルホン化亜鉛フタロシアニン約0.025〜約1.25重
量%を含有するであろう。
所望ならば、漂白化合物は、マンガン化合物によって
触媒できる。このような化合物は、技術上公知であり、
例えば、米国特許第5,246,621号明細書、米国特許第5,2
44,594号明細書、米国特許第5,194,416号明細書、米国
特許第5,114,606号明細書、および欧州特許出願公開第5
49,271A1号明細書、第549,272A1号明細書、第544,440A2
号明細書および第544,490A1号明細書に開示のマンガン
をベースとする触媒が挙げられる。これらの触媒の好ま
しい例としては、MnIV 2(u−O)(1,4,7−トリメチ
ル−1,4,7−トリアザシクロノナン)(PF6、Mn
III 2(u−O)(u−OAc)(1,4,7−トリメチル−
1,4,7−トリアザシクロノナン)−(ClO4、MnIV 4
(u−O)(1,4,7−トリアザシクロノナン)(ClO
4、MnIIIMnIV 4(u−O)(u−OAc)(1,4,7
−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)(ClO
4、MnIV(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシ
クロノナン)−(OCH3(PF6)、およびそれらの混
合物が挙げられる。他の金属をベースとする漂白触媒と
しては、米国特許第4,430,243号明細書および米国特許
第5,114,611号明細書に開示のものが挙げられる。マン
ガンを各種の錯体配位子と併用して漂白を高めること
も、下記の米国特許に報告されている:第4,728,455号
明細書、第5,284,944号明細書、第5,246,612号明細書、
第5,256,779号明細書、第5,280,117号明細書、第5,274,
147号明細書、第5,153,161号明細書、第5,227,084号明
細書。
実際上、限定せずに、本発明の組成物および方法は、
水性洗浄液中に活性漂白触媒種少なくとも1部/千万程
度を与えるように調節でき且つ好ましくは洗濯液中に触
媒種約0.1ppm〜約700ppm、より好ましくは約1ppm〜約50
0ppmを与えるであろう。
高分子防汚剤−当業者に既知のいかなる高分子防汚剤
も、場合によって、本発明の組成物および方法で使用で
きる。高分子防汚剤は、ポリエステル、ナイロンなどの
疎水性繊維の表面を親水化するための親水性セグメント
と、疎水性繊維上に付着し且つ洗浄およびすすぎサイク
ルの完了を通して接着したままであり、このように親水
性セグメント用錨として役立つための疎水性セグメント
との両方を有することによって特徴づけられる。このこ
とは、防汚剤での処理後に生ずるしみを後の洗浄法でよ
り容易にクリーニングすることを可能にすることができ
る。
ここで有用な高分子防汚剤としては、特に(a)本質
上(i)重合度少なくとも2を有するポリオキシエチレ
ンセグメントまたは(ii)オキシプロピレンまたは重合
度2〜10を有するポリオキシプロピレンセグメント(エ
ーテル結合によって各末端で隣接部分に結合されるので
なければ、親水性セグメントはオキシプロピレン単位を
包含しない)または(iii)オキシエチレンおよび1〜
約30個のオキシプロピレン単位からなるオキシアルキレ
ン単位の混合物(該混合物は親水性成分が通常のポリエ
ステル合成繊維表面上への防汚剤の付着時に通常のポリ
エステル合成繊維表面の親水性を増大するのに十分な程
大きい親水性を有するのに十分な量のオキシエチレン単
位を含有し、親水性セグメントは好ましくはオキシエチ
レン単位少なくとも約25%、より好ましくは特に約20〜
30個のオキシプロピレン単位を有するこのような成分の
場合にはオキシエチレン単位少なくとも約50%を含む)
からなる1種以上の非イオン親水性成分;または(b)
(i)C3オキシアルキレンテレフタレートセグメント
(疎水性成分がオキシエチレンテレフタレートも含むな
らば、オキシエチレンテレフタレート対C3オキシアルキ
レンテレフタレート単位の比率は約2:1またはそれ以下
である)、(ii)C4〜C6アルキレンまたはオキシC4〜C6
アルキレンセグメントまたはそれらの混合物、(iii)
重合度少なくとも2を有するポリ(ビニルエステル)セ
グメント、好ましくはポリ(酢酸ビニル)、または(i
v)C1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキ
ルエーテル置換基またはそれらの混合物(前記置換基は
C1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエ
ーテルセルロース誘導体またはそれらの混合物の形で存
在し且つこのようなセルロース誘導体は両親媒性であ
り、それによって十分な量のC1〜C4アルキルエーテルお
よび/またはC4ヒドロキシアルキルエーテル単位を有し
ていて通常のポリエステル合成繊維表面上に付着し且つ
十分な量のヒドロキシルを保持し、一旦このような通常
の合成繊維表面に接着すると、繊維表面親水性を増大す
る)からなる1種以上の疎水性成分、または(a)と
(b)との組み合わせを有する防汚剤が挙げられる。
典型的には、200よりも高い水準が使用できるが、
(a)(i)のポリオキシエチレンセグメントは重合度
約200、好ましくは3〜約150、より好ましくは6〜約10
0を有するであろう。好適なオキシC4〜C6アルキレン疎
水性セグメントとしては、限定せずに、ゴッセリンクに
1988年1月26日発行の米国特許第4,721,580号明細書開
示のようなMO3S(CH2nOCH2CH2O−(式中、Mはナトリ
ウムであり、nは4〜6の整数である)などの高分子防
汚剤の末端キャップが挙げられる。
本発明で有用な高分子防汚剤としては、ヒドロキシエ
ーテルセルロース系重合体などのセルロース系誘導体、
エチレンテレフタレートまたはロピレンテレフタレート
とポリエチレンオキシドテレフタレートまたはポリプロ
ピレンオキシドテレフタレートとの共重合体ブロックな
ども挙げられる。このような薬剤は、市販されており、
その例としてはメトセル(METHOCEL)(ダウ)などのセ
ルロースのヒドロキシエーテルが挙げられる。ここで使
用するためのセルロース系防汚剤としては、C1〜C4アル
キルおよびC4ヒドロキシアルキルセルロースからなる群
から選ばれるものも挙げられる。ニコル等に1976年12月
28日発行の米国特許第4,000,093号明細書参照。
ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントによって特
徴づけられる防汚剤としては、ポリ(ビニルエステ
ル)、例えば、C1〜C6ビニルエステルのグラフト共重合
体、好ましくはポリエチレンオキシド主鎖などのポリア
ルキレンオキシド主鎖上にグラフトしたポリ(酢酸ビニ
ル)が挙げられる。クッド等による1987年4月22日公開
の欧州特許出願第0219048号明細書参照。この種の市販
の防汚剤としては、BASF(西独)から入手できるソカラ
ン(SOKALAN)型の物質、例えば、ソカランHP−22が挙
げられる。
1つの種類の好ましい防汚剤は、エチレンテレフタレ
ートとポリエチレンオキシド(PEO)テレフタレートと
のランダムブロックを有する共重合体である。この高分
子防汚剤の分子量は、約25,000〜約55,000の範囲内であ
る。ヘイズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,23
0号明細書およびバサダーに1975年7月8日発行の米国
特許第3,893,929号明細書参照。
別の好ましい高分子防汚剤は、平均分子量300〜5,000
のポリオキシエチレングリコールに由来するポリオキシ
エチレンテレフタレート単位90〜80重量%と一緒にエチ
レンテレフタレート単位10〜15重量%を含有するエチレ
ンテレフタレート単位の反復単位を有するポリエステル
である。この重合体の例としては、市販の物質ゼルコン
(ZELCON)5126(デュポン製)およびミリーズ(MILEAS
E)T(ICI製)が挙げられる。ゴッセリンクに1987年10
月27日発行の米国特許第4,702,857号明細書も参照。
別の好ましい高分子防汚剤は、テレフタロイルおよび
オキシアルキレンオキシ反復単位のオリゴマーエステル
主鎖および主鎖に共有結合された末端部分からなる実質
上線状のエステルオリゴマーのスルホン化生成物であ
る。これらの防汚剤は、J.J.シェイベルおよびE.P.ゴッ
セリンクに1990年11月6日発行の米国特許第4,968,451
号明細書に詳述されている。他の好適な高分子防汚剤と
しては、ゴッセリンク等に1987年12月8日発行の米国特
許第4,711,730号明細書のテレフタレートポリエステ
ル、ゴッセリンクに1988年1月26日発行の米国特許第4,
721,580号明細書の陰イオン末端キャップ化オリゴマー
エステル、およびゴッセリンクに1987年10月27日発行の
米国特許第4,702,857号明細書のブロックポリエステル
オリゴマー化合物が挙げられる。
好ましい高分子防汚剤としては、陰イオン、特にスル
ホアロイル末端キャップ化テレフタレートエステルを開
示しているマルドナド等に1989年10月31日発行の米国特
許第4,877,896号明細書の防汚剤も挙げられる。
なお別の好ましい防汚剤は、テレフタロイル単位、ス
ルホイソフタロイル単位、オキシエチレンオキシおよび
オキシ−1,2−プロピレン単位の反復単位を有するオリ
ゴマーである。反復単位は、オリゴマーの主鎖を構成し
且つ好ましくは変性イセチオネート末端キャップを末端
基とする。この種の特に好ましい防汚剤は、約1個のス
ルホイソフタロイル単位、5個のテレフタロイル単位、
約1.7〜約1.8の比率のオキシエチレンオキシおよびオキ
シ−1,2−プロピレンオキシ単位、および2−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウムの2
個の末端キャップ単位からなる。前記防汚剤は、オリゴ
マーの約0.5〜約20重量%の結晶性減少安定剤(好まし
くはキシレンスルホネート、クメンスルホネート、トル
エンスルホネート、およびそれらの混合物からなる群か
ら選ばれる)も含む。
利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組
成物の約0.01〜約10.0重量%、典型的には約0.1〜約5
重量%、好ましくは約0.2〜約3.0重量%を占めるであろ
う。
染料移動抑制剤−本発明の組成物は、クリーニングプロ
セス時に1つの布帛から別のものへの染料の移動を抑制
するのに有効な1種以上の物質も包含してもよい。一般
に、このような染料移動抑制剤としては、ポリビニルピ
ロリドン重合体、ポリアミンN−オキシド重合体、N−
ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合
体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、およ
びそれらの混合物が挙げられる。使用するならば、これ
らの薬剤は、典型的には、組成物の約0.01〜約10重量
%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好ましくは約
0.05〜約2重量%を占める。
より詳細には、ここで使用するのに好ましいポリアミ
ンN−オキシド重合体は、下記の構造式R−Ax−P〔式
中、Pは重合性単位(それにN−O基が結合でき、また
はN−O基が重合性単位の一部分を構成でき、またはN
−O基が両方の単位に結合できる)であり;Aは下記の構
造−NC(O)−、−C(O)O−、−S−、−O−、−
N=の1つであり;xは0または1であり;Rは脂肪酸、エ
トキシ化脂肪酸、芳香族、複素環式または脂環式基また
はそれらの組み合わせ(それにN−O基の窒素は結合で
き、またはN−O基はこれらの基の一部分である)であ
る〕を有する単位を含有する。好ましいポリアミンN−
オキシドは、Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロ
ール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジンおよびそ
れらの誘導体であるものである。
N−O基は、下記の一般構造 (式中、R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、複素環式または
脂環式基またはそれらの組み合わせであり;x、yおよび
zは0または1であり;N−O基の窒素は結合するか前記
基のいずれかの一部分を構成できる) で表わすことができる。ポリアミンN−オキシドのアミ
ンオキシド単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より
好ましくはpKa<6を有する。
生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染
料移動抑制性を有する限り、いかなる重合体主鎖も使用
できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、ポリア
ルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、
ポリイミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物で
ある。これらの重合体としては、一方の単量体型がアミ
ンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシ
ドであるランダムまたはブロック共重合体が挙げられ
る。アミンN−オキシド重合体は、典型的には、アミン
対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1,000,000を有
する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在
するアミンオキシド基の数は、適当な共重合により、ま
たは適当なN−酸化度により変化できる。ポリアミンオ
キシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができ
る。典型的には、平均分子量は、500〜1,000,000、より
好ましくは1,000〜500,000、最も好ましくは5,000〜10
0,000の範囲内である。この好ましい種類の物質は、「P
VNO」と称することができる。
本発明の洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミン
N−オキシドは、平均分子量約50,000およびアミン対ア
ミンN−オキシドの比率約1:4を有するポリ(4−ビニ
ルリジン−N−オキシド)である。
N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール重合
体との共重合体(クラスとして「PVPVI」と称する)
も、ここで使用するのに好ましい。好ましくは、PVPVI
は、平均分子量範囲5,000〜1,000,000、より好ましくは
5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000を有す
る〔平均分子量範囲はバース等のChemical Analysis,第
113巻,「重合体特性化の現代的方法」に記載のように
光散乱によって測定する(その開示をここに参考文献と
して編入)〕。PVPVI共重合体は、典型的には、N−ビ
ニルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1:1
から0.2:1、より好ましくは0.8:1から0.3:1、最も好ま
しくは0.6:1から0.4:1を有する。これらの共重合体は、
線状または分枝のいずれかであることができる。
本発明の組成物は、平均分子量約5,000〜約400,000、
好ましくは約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,00
0〜約50,000を有するポリビニルピロリドン(「PVP」)
も、使用してもよい。PVPは、洗剤分野の当業者に既知
である。例えば、EP−A第262,897号明細書およびEP−
A第256,696号明細書(ここに参考文献として編入)参
照。PVPを含有する組成物は、平均分子量約500〜約100,
000、好ましくは約1,000〜約10,000を有するポリエチレ
ングリコール(「PEG」)も含有できる。好ましくは、
洗浄液に供給されるPEG対PVPの比率(ppm基準で)は、
約2:1から約50:1、より好ましくは約3:1から約10:1であ
る。
本発明の洗剤組成物は、場合によって、染料移動抑制
作用も与える或る種の親水性光学増白剤約0.005〜5重
量%も含有してもよい。使用するならば、本組成物は、
好ましくは、このような光学増白剤約0.01〜1重量%を
含むであろう。
本発明で有用な親水性光学増白剤は、構造式 (式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチ
ルおよびNH−2−ヒドロキシエチルから選ばれ;R2はN
−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−ヒドロキシエ
チル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびア
ミノから選ばれ;Mはナトリウム、カリウムなどの塩形成
陽イオンである) を有するものである。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−
ヒドロキシエチルであり且つMがナトリウムなどの陽イ
オンである時には、増白剤は、4,4′−ビス〔(4−ア
ニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s
−トリアジン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベ
ンジスルホン酸および二ナトリウム塩である。この特定
の増白剤種は、チバ−ガイギー・コーポレーションによ
って商品名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販さ
れている。チノパール−UNPA−GXは、本発明の洗剤組成
物で有用な好ましい親水性光学増白剤である。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロ
キシエチル−N−2−メチルアミノであり且つMがナト
リウムなどの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′
−ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエ
チル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イ
ル)アミノ〕2,2′−スチルベンジスルホン酸二ナトリ
ウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー
・コーポレーションによって商品名チノパール5BM−GX
で市販されている。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がモルホリノであ
り且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増
白剤は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6−モリホリ
ノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2′−スチ
ルベンジスルホン酸のナトリウム塩である。この特定の
増白剤種は、チバガイギー・コーポレーションによって
商品名チノパールAMS−GXで市販されている。
本発明で使用するために選ばれる特定の光学増白剤種
は、前記の所定の高分子染料移動抑制剤と併用する時
に、特に有効な染料移動抑制性能上の利益を与える。こ
のような所定の高分子物質(例えば、PVNOおよび/また
はPVPVI)とこのような所定の光学増白剤(例えば、チ
ノパールUNPA−GX、チノパール5BM−GXおよび/または
チノパールAMS−GX)との組み合わせは、単独で使用す
る時にこれらの2種の洗剤組成物成分のいずれよりも、
水性洗浄液中で有意に良い染料移動抑制を与える。理論
によって限定するものではないが、このような増白剤
は、洗浄液中で布帛に対して高い親和力を有するので、
このように作動し、それゆえこれらの布帛上に比較的迅
速に付着すると考えられる。増白剤が洗浄液中で布帛上
に付着する程度は、「消耗(exhaustion)係数」と呼ば
れるパラメーターによって規定できる。消耗係数は、一
般に、(a)布帛上に付着する増白剤物質対(b)洗浄
液中の増白剤初濃度の比率としてである。比較的高い消
耗係数を有する増白剤は、本発明の文脈で染料移動を抑
制するのに最も好適である。
勿論、他の通常の光学増白剤型の化合物は、場合によ
って、真実の染料移動抑制効果よりむしろ、通常の布帛
「増白」上の利益を与えるために本組成物で使用できる
ことが認識されるであろう。このような使用法は、洗剤
処方に通常であり且つ周知である。
キレート化剤−また、本発明の洗剤組成物は、1種以上
の鉄および/またはマンガンキレート化剤を場合によっ
て含有していてもよい。このようなキレート化剤は、以
下に定義のようなアミノカルボキシレート、アミノホス
ホネート、多官能置換芳香族キレート化剤およびそれら
の混合物からなる群から選ぶことができる。理論によっ
て制限しようとはしないが、これらの物質の利益は、一
部分、可溶性キレートの生成によって鉄およびマンガン
イオンを洗浄液から除去する格別の能力によると考えら
れる。
任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレ
ートとしては、エチレンジアミンテトラアセテート、N
−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、
ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロ
ピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテー
ト、ジエチレントリアミンペンタアセテート(DTPA)お
よびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、および置換アンモニウム塩およびそれ
らの混合物が挙げられる。
また、アミノホスホネートは、少なくとも少量の合計
リンが洗剤組成物で許される時には本発明の組成物でキ
レート化剤として使用するのに好適であり且つそれらの
例としてはデクエスト(DEQUEST)としてエチレンジア
ミンテトラキス(メチレンホスホネート)が挙げられ
る。好ましくは、これらのアミノホスホネートは、約6
個より多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル
基を含有しない。
また、多官能置換芳香族キレート化剤は、本組成物で
有用である。コナー等に1974年5月21日発行の米国特許
第3,812,044号明細書参照。酸形のこの種の好ましい化
合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンな
どのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
ここで使用するのに好ましい生分解性キレート化剤
は、ハートマンおよびパーキンスに1987年11月3日発行
の米国特許第4,704,233号明細書に記載のようなエチレ
ンジアミンジスクシネート(「EDDS」)、特に〔S,S〕
異性体である。
利用するならば、これらのキレート化剤は、一般に、
本発明の洗剤組成物の約0.1〜約10重量%を占めるであ
ろう。より好ましくは、利用するならば、キレート化剤
は、このような組成物の約0.1〜約3.0重量%を占めるで
あろう。
粘土汚れ除去/再付着防止剤−本発明の組成物は、場合
によって、粘土汚れ除去性および再付着防止性を有する
水溶性エトキシ化アミンも含有できる。これらの化合物
を含有する粒状洗剤組成物は、典型的には、水溶性エト
キシ化アミン約0.01〜約10.0重量%を含有する。
最も好ましい防汚剤/再付着防止剤は、エトキシ化テ
トラエチレンペンタミンである。例示のエトキシ化アミ
ンは、1986年7月1日発行のバンダーミールの米国特許
第4,597,898号明細書に更に記載されている。別の群の
好ましい粘土汚れ除去/再付着防止剤は、1984年6月27
日公開のオーおよびゴッセリンクの欧州特許出願第111,
965号明細書に開示の陽イオン化合物である。使用でき
る他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6
月27日公開のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号
明細書に開示のエトキシ化アミン重合体;1984年7月4
日公開のゴッセリンクの欧州特許出願第112,592号明細
書に開示の双性重合体;および1985年10月22日発行のコ
ナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオ
キシドが挙げられる。技術上既知の他の粘土汚れ除去剤
および/または再付着防止剤も、本組成物で利用でき
る。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボ
キシメチルセルロース(CMC)物質が挙げられる。これ
らの物質は、技術上公知である。
抑泡剤−泡の形成を減少するか抑制するための化合物
は、本発明の組成物に配合できる。抑泡は、米国特許第
4,489,455号明細書および第4,489,574号明細書に記載の
ようないわゆる「高濃度クリーニング法」およびフロン
と装入欧州型洗濯機で特定の重要性を有することがあ
る。
各種の物質は、抑泡剤として使用してもよく、且つ抑
泡剤は、当業者に周知である。例えば、Kirk Othmer En
cyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7
巻、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サ
ンズ・インコーポレーテッド、1979)参照。特定の興味
がある1つのカテゴリーの抑泡剤は、モノカルボン脂肪
酸およびそれらの可溶性塩を包含する。ウェイン・セン
ト・ジョンに1960年9月27日発行の米国特許第2,954,34
7号明細書参照。抑泡剤として使用するモノカルボン脂
肪酸およびそれらの塩は、典型的には、炭素数10〜約2
4、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有す
る。好適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナト
リウム塩、カリウム塩、およびリチウム塩、およびアン
モニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が挙げら
れる。
また、本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤抑泡剤を
含有してもよい。これらとしては、例えば、高分子量炭
化水素、例えば、パラフィン、脂肪酸エステル(例え
ば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸
エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えば、ステアロ
ン)などが挙げられる。他の抑泡剤としては、N−アル
キル化アミノトリアジン、例えば、炭素数1〜24の第一
級または第二級アミン2または3モルと塩化シアヌル酸
との生成物として生成するトリアルキルメラミンからヘ
キサアルキルメラミンまで、またはジアルキルジアミン
クロルトリアジンからテトラアルキルジアミンクロルト
リアジンまで、プロピレンオキシド、およびモノステア
リルホスフェート、例えば、モノステアリルアルコール
リン酸エステルおよびモノステアリルジアルカリ金属
(例えば、K、Na、およびLi)ホスフェートおよびリン
酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハロパラフィン
などの炭化水素は、液体形で利用できる。液体炭化水素
は、室温および大気圧で液体であろうし且つ流動点約−
40℃〜約50℃および最小沸点約110℃以上(大気圧)を
有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは融
点約100℃以下を有するものを利用することが既知であ
る。炭化水素は、洗剤組成物に好ましいカテゴリーの抑
泡剤を構成する。炭化水素抑泡剤は、例えば、ガンドル
フォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号
明細書に記載されている。炭化水素としては、このよう
に、炭素数約12〜約70の脂肪族、脂環式、芳香族および
複素環式飽和または不飽和炭化水素が挙げられる。この
抑泡剤議論で使用する「パラフィン」なる用語は、真の
パラフィンと環式炭化水素との混合物を包含しようとす
る。
別の好ましいカテゴリーの非界面活性剤抑泡剤は、シ
リコーン抑泡剤からなる。このカテゴリーとしては、ポ
リジメチルシロキサンなどのポリオルガノシロキサン
油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散液また
は乳濁液、およびポリオルガノシロキサンとシリカ粒子
との組み合わせ(ポリオルガノシロキサンはシリカ上に
化学吸着または融着する)の使用が挙げられる。シリコ
ーン抑泡剤は、技術上公知であり、例えば、ガンドルフ
ォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号明
細書およびM.S.スターチによる1990年2月7日公開の欧
州特許出願第89307851.9号明細書に開示されている。
他のシリコーン抑泡剤は、組成物および少量のポリジ
メチルシロキサン流体を水溶液に配合することによって
水溶液を脱泡するための方法に関する米国特許第3,455,
839号明細書に開示されている。
シリコーンとシラン化シリカとの混合物は、例えば、
独国特許出願DOS第2,124,526号明細書に記載されてい
る。粒状洗剤組成物におけるシリコーン脱泡剤および制
泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3,933,672号明細
書および1987年3月24日発行のバギンスキー等の米国特
許第4,652,392号明細書に開示されている。
ここで使用するための例示のシリコーンをベースとす
る抑泡剤は、本質上 (i)25℃での粘度約20cs〜約1,500csを有するポリジ
メチルシロキサン流体; (ii)(i)100重量部当たり約5〜約50部の、(CH3
3SiO1/2単位対SiO2単位の比率約0.6:1から約1.2:1の(C
H33SiO1/2単位とSiO2単位とからなるシロキサン樹
脂;および (iii)(i)100重量部当たり約1〜約20部の固体シリ
カゲル からなる抑泡量の制泡剤である。
ここで使用するのに好ましいシリコーン抑泡剤におい
ては、連続相用溶媒は、特定のポリエチレングリコール
またはポリエチレン−ポリプロピレングリコール共重合
体またはそれらの混合物(好ましい)、またはポリプロ
ピレングリコールからなる。一次シリコーン抑泡剤は、
分枝/架橋であり、好ましくは線状ではない。
この点を更に説明するために、制御された泡を有する
洗濯洗剤組成物は、場合によって、(1)(a)ポリオ
ルガノシロキサンと(b)樹脂状シロキサンまたはシリ
コーン樹脂生成シリコーン化合物と(c)微粉砕充填剤
物質と(d)シラノレートを生成するために混合物成分
(a)、(b)および(c)の反応を促進するための触
媒との混合物である一次消泡剤の非水性乳濁液;(2)
少なくとも1種の非イオンシリコーン界面活性剤;およ
び(3)室温での水中溶解度約2重量%以上を有するポ
リエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプロピ
レングリコールの共重合体(ポリプロピレングリコール
を有していない)からなる前記シリコーン抑泡剤約0.00
1〜約1重量%、好ましくは約0.01〜約0.7重量%、最も
好ましくは約0.05〜約0.5重量%を含むであろう。同様
の量は、粒状組成物、ゲルなどで使用できる。1990年12
月18日発行のスターチの米国特許第4,978,471号明細
書、1991年1月8日発行のスターチの米国特許第4,983,
316号明細書、1994年2月22日発行のヒューバー等の米
国特許第5,288,431号明細書、およびアイザワ等の米国
特許第4,639,489号明細書および第4,749,740号明細書第
1欄第46欄〜第4欄第35行も参照。
本発明のシリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリエチ
レングリコールおよびポリエチレングリコール/ポリプ
ロピレングリコールの共重合体(すべては平均分子量約
1,000以下、好ましくは約100〜800を有する)からな
る。本発明のポリエチレングリコールおよびポリエチレ
ン/ポリプロピレン共重合体は、室温での水中溶解度約
2重量%以上、好ましくは約5重量%以上を有する。
本発明の好ましい溶媒は、平均分子量約1,000以下、
より好ましくは約100〜800、最も好ましくは200〜400を
有するポリエチレングリコール、およびポリエチレング
リコール/ポリプロピレングリコールの共重合体、好ま
しくはPPG200/PEG300である。ポリエチレングリコール
対ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール
の共重合体の重量比約1:1から1:10、最も好ましくは1:3
から1:6が、好ましい。
ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤は、ポリプ
ロピレングリコール、特に分子量4,000のポリプロピレ
ングリコールを含有しない。それらは、好ましくは、プ
ルロニック(PLURONIC)L101などのエチレンオキシドと
プロピレンオキシドとのブロック共重合体も含有しな
い。
ここで有用な他の抑泡剤は、第二級アルコール(例え
ば、2−アルキルアルカノール)およびこのようなアル
コールとシリコーンなどのシリコーン油との混合物(米
国特許第4,798,679号明細書、第4,075,118号明細書およ
びEP第150,872号明細書に開示)からなる。第二級アル
コールとしては、C1〜C16鎖を有するC6〜C16アルキルア
ルコールが挙げられる。好ましいアルコールは、コンデ
アから商標イソフォール(ISOFOL)12で入手できる2−
ブチルオクタノールである。第二級アルコールの混合物
は、エニケムから商標イサルケム(ISALCHEM)123で入
手できる。混合抑泡剤は、典型的には、1:5から5:1の重
量比のアルコールとシリコーンとの混合物からなる。
自動洗濯機で使用すべき洗剤組成物の場合には、泡
は、洗濯機をオーバーフローする程度には形成すべきで
はない。抑泡剤は、利用する時には、好ましくは、「抑
泡量」で存在する。「抑泡量」とは、組成物の処方業者
が自動洗濯機で使用するための低起泡性洗濯洗剤を生ず
るように泡を十分に制御するであろうこの制泡剤の量を
選択できることを意味する。
本組成物は、一般に、抑泡剤0%〜約5%を含むであ
ろう。抑泡剤として利用する時には、モノカルボン脂肪
酸およびそれらの塩は、典型的には、洗剤組成物の約5
重量%までの量で存在するであろう。好ましくは、脂肪
モノカルボキシレート抑泡剤約0.5%〜約3%は、利用
される。多量に使用してもよいが、シリコーン抑泡剤
は、典型的には、洗剤組成物の約2.0重量%までの量で
利用される。この上限は、主としてコストを最小限に保
ち且つ有効に制泡するための少量の有効性に関する関心
事のため実際的な性状である。好ましくは、シリコーン
抑泡剤約0.01%〜約1%、より好ましくは約0.25%〜約
0.5%が、使用される。ここで使用するこれらの重量%
値は、ポリオルガノシロキサンと併用してもよいシリ
カ、並びに利用してもよい補助剤物質を包含する。モノ
ステアリルホスフェート抑泡剤は、一般に、組成物の約
0.1〜約2重量%の量で利用される。多量に使用できる
が、炭化水素抑泡剤は、典型的には、約0.01%〜約5.0
%の量で利用される。アルコール抑泡剤は、典型的に
は、完成組成物の0.2〜3重量%で使用される。
布帛柔軟剤−各種のスルー・ザ・ウォッシュ(through
−the−wash)布帛柔軟剤、特に1977年12月13日発行の
ストームおよびニルシュルの米国特許第4,062,647号明
細書の微細なスメクタイト粘土、並びに技術上既知の他
の柔軟剤粘土は、場合によって、典型的には、布帛クリ
ーニングと同時に布帛柔軟化上の利益を与えるために本
組成物で約0.5〜約10重量%の量で使用できる。粘土柔
軟剤は、例えば、1983年3月1日発行のクリスプ等の米
国特許第4,375,416号明細書および1981年9月22日発行
のハリス等の米国特許第4,291,071号明細書に開示のよ
うなアミンおよび陽イオン柔軟剤と併用できる。
洗剤界面活性剤−典型的には約1〜約55重量%の量で、
SAS粒子に加えてここで使用できる界面活性剤の非限定
例としては、通常のC11〜C18アルキルベンゼンスルホネ
ート(「LAS」)および第一級、分枝鎖およびランダムC
10〜C20アルキルサルフェート(「AS」)、不飽和サル
フェート、例えば、オレイルサルフェート、C10〜C18
ルキルアルコキシサルフェート(「AEx」;特にEO1〜7
エトキシサルフェート)、C10〜C18アルキルアルコキシ
カルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカルボキシレ
ート)、C10〜18グリセロールエーテル、C10〜C18アル
キルポリグリコシドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリ
コシド、およびC12〜C18α−スルホン化脂肪酸エステル
が挙げられる。所望ならば、通常の非イオン界面活性剤
および両性界面活性剤、例えば、C12〜C18アルキルエト
キシレート(「AE」)、例えば、いわゆる狭いピーク化
アルキルエトキシレートおよびC6〜C12アルキルフェノ
ールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合
エトキシ/プロポキシ)、C12〜C18ベタインおよびスル
ホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18アミンオキシ
ドなども、全組成物に配合できる。C10〜C18N−アルキ
ルポリヒドロキシ脂肪酸アミドも、使用できる。典型的
な例としては、C12〜C18N−メチルグルカミドが挙げら
れる。WO第9,206,154号明細書参照。他の糖誘導界面活
性剤としては、C10〜C18N−(3−メトキシプロピル)
グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸
アミドが挙げられる。N−プロピルC12〜C18グルカミド
からN−ヘキシルC12〜C18グルカミドまでは、低起泡の
ために使用できる。通常のC10〜C20石鹸も、使用しても
よい。高起泡が望まれるならば、分枝鎖C10〜C16石鹸は
使用してもよい。陰イオン界面活性剤と非イオン界面活
性剤との混合物が、特に有用である。他の通常の有用な
界面活性剤は、標準のテキストに記載されている。
他の成分−洗剤組成物で有用な各種の他の成分、例え
ば、他の活性成分、担体、加工助剤、染料または顔料な
どが、本組成物に配合できる。高起泡が望まれるなら
ば、C10〜C16アルカノールアミドなどの増泡剤は、組成
物に、典型的には1%〜10%の量で配合できる。C10〜C
14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、典型的
な種類のこのような増泡剤を例示する。このような増泡
剤を前記アミンオキシド、ベタイン、スルタインなどの
高起泡性補助界面活性剤と併用することも、有利であ
る。所望ならば、MgCl2、MgSO4などの可溶性マグネシウ
ム塩は、追加の泡を与え且つグリース除去性能を高める
ために典型的には0.1%〜2%の量で添加できる。
本組成物で使用する各種の洗剤成分は、場合によっ
て、前記成分を多孔性疎水性基体上に吸収し、次いで、
前記基体を疎水性コーティングで被覆することによって
更に4安定化できる。好ましくは、洗剤成分は、多孔性
基体に吸収する前に界面活性剤と混合する。使用中、洗
剤成分は、水性洗浄液中で基体から放出され、そこで所
期の洗浄機能を遂行する。
この技術をより詳細に例示するために、多孔性疎水性
シリカ〔デグッサの商標シパーナット(SIPERNAT)D1
0〕は、C13〜15エトキシ化アルコール(EO7)非イオン
界面活性剤3%〜5%を含有するタンパク分解酵素溶液
と混合する。典型的には、酵素/界面活性剤溶液は、シ
リカの重量の2.5倍である。得られた粉末は、攪拌下に
シリコーン油(500〜12,500の範囲内の各種のシリコー
ン油粘度が使用できる)に分散する。得られたシリコー
ン油分散液は、乳化するか、他の方法で最終洗剤マトリ
ックスに加える。この手段によって、前記酵素、漂白
剤、漂白活性化剤、漂白触媒、光活性剤、染料、蛍光
剤、布帛コンディショナー、加水分解性界面活性剤など
の成分は、洗剤で使用するために「保護」できる。
本発明の洗剤組成物は、好ましくは、水性クリーニン
グ操作での使用時に、洗浄水がpH約6.5〜約11、好まし
くは約7.5〜11.0を有するように処方するであろう。布
帛洗濯製品は、典型的には、pH 9〜11である。pHを推
奨使用レベルに制御するための技術は、緩衝剤、アルカ
リ、酸などの使用を包含し、当業者に周知である。
下記のものは、指摘の成分を使用して本発明の方法に
よって調製される自由流動性SAS粒子を例示する。例I
およびIIにおいては、成分の略称は、下記の物質を意味
する:C16SASは平均16個の炭素原子を有する第二級(2,
3)アルキルサルフェート界面活性剤であり;C45AS(ま
たはASC14〜C15)は平均14〜15個の炭素原子を有する第
一級アルキルサルフェート界面活性剤であり;AE(C45〜
7)は平均14〜15個の炭素原子および平均7個のエトキ
シ単位を有するアルコールエトキシレート界面活性剤で
あり;LAS(C12)はアルキル鎖中に平均12個の炭素原子
を有するアルキルベンゼンスルホネート界面活性剤であ
り;メトロース(Metolose)は信越化学工業株式会社製
のメチルセルロースエーテルの商品名であり且つメトロ
ースSM15、SM100、SM200およびSM400として入手でき
(それらのすべてはここで有用);疎水性シリカは粒径
約1〜約5μmを有し且つデグッサからシパーナットD1
0として入手でき;ゼオライトAは0.5〜10μm範囲内の
粒状物サイズを有し;ポリアクリレートは分子量約2000
〜約6000を有し;防汚重合体は陰イオンポリエステルで
ある。例えば、マルドナドおよびゴッセリンク等の前記
特許参照。略称成分の残部は上に定義の通りである。
例I 混練/押出法によって高められた溶解度を有するSAS粒
子を調製するための方法 下記のものは、パイロット混練機、押出機、およびレ
ジゲミキサーを使用して高度に可溶性の高活性SAS含有
界面活性剤粒子を製造するために適用できる実験法を記
載する。
工程(a)−市販のC16SAS粉末833gをバッチ混練機(KD
HJ−10、6リットル、フジ・ポーダル)中で他の粉末状
洗剤成分と5分間予備混合する。SASと混合される追加
の成分は、次の通りである。成分 C45AS界面活性剤フレーク 1163 石鹸、Naタロー 300 SKS−6 900 ポリアクリレート 500 炭酸ナトリウム 1150 防汚重合体 56.8 増白剤混合物 23.3 ポリビニルアルコール 17.3 各種のチノパール物質などの通常の増白剤は、使用
してもよい。例II参照。
工程(b)−次いで、混合しながら、水分18%を有する
中和オレオイルサルコシネートペースト920gをバッチ混
練機に装入する。混合をさらに15分間続けて洗剤ドウを
調製する。
工程(c)−次いで、洗剤ドウをツインドームグラン押
出機(TDG−110、フジ・ポーダル)に装入する。押出機
の開口部の直径は、約500μmである。捕集された洗剤
ヌードルは、平均長さ100μm〜15.0cmを有する。
工程(d)−工程(c)からのヌードル2,000gおよび粉
末状シリカ5gをマルメライザー(Marumerizer)(Q−4
00、フジ・ポーダル)に装入し、30秒間混合する。粉末
状の追加の5gを加え、別の60秒間混合する。この工程
は、ヌードルの長さを短縮して平均粒径約1〜2mmを有
する粒状物を製造する。
工程(e)−操作しながら、工程(d)から得られる粒
状物11,569gをレジゲ50LKMミキサーに装入する。70℃の
C45AE7非イオン界面活性剤バインダー217gを粒状物上に
噴霧する。乾燥洗剤等級ゼオライトA1,118gをミキサー
に装入し、混合をもう9分間続ける。次いで、香料43g
を場合によってこの粒状物上に噴霧する。
工程(f)−工程(e)から得られた粒状物をNo.14メ
ッシュタイラー篩(1180μm)を通して篩分けて所望の
粒子を捕集する。
下記のものは、改善された溶解度を有するSAS粒子を
含む本発明の方法で調製した粒状洗剤を例示する。
例II 成分界面活性剤粒子 全処方物の%(重量) SAS(C16) 11.7 AS(C14〜15) 12.3 AE(C45〜7) 1.7 LAS(C12) 1.7 オレオイルサルコシネート 10.0 タローNa石鹸 4.5 41.9 ビルダー/アルカリ度 SKS−6 13.4 ポリアクリレート 8.4 ゼオライトA 8.5 PEG4000 1.9 Na2CO3 17.1 49.3 微量成分 メトロース 0.84 FWA15チノパールAMS−GX★★ 0.11 FWA49チノパールCBS−X★★ 0.23 疎水性シリカ 1.11 PVP 0.08 香料 0.33 水分 4.0 雑多な成分 2.1 8.8 計 100.0 SAS/界面活性剤粒子上の被覆物包含 ★★光学増白剤 物理的性質 密度(g/) 760 平均粒径(μm) 586 前記組成物は、自由流動性であり、全く許容可能なダ
スチングおよびケーキング等級を有し、且つ冷洗浄条件
下であっても使用を意図する。
前記方法で調製したSAS粒子を使用して下記の非限定
例によって例示するような完全に処方された洗剤組成物
を与える。例III〜Xにおいては、成分の全重量%は、
垂直のカラムに表示する。
C45AExSは、C14〜C15アルコールエトキシレート(1
〜3)サルフェートである。
C46AOSは、C14〜C16α−オレフィンスルホネートであ
る。
C68MESは、C16〜C18メチルエステルスルホネートであ
る。
C46AGSは、C14〜C16アルキルグリセロールサルフェー
トである。
ヒドロキシエチルモノドデシル第四級化合物は、ヒド
ロキシエチルドデシルジメチルアンモニウムクロリドで
ある。
トリメチルアルキル第四級化合物は、ドデシルトリメ
チルアンモニウムクロリドである。
ネオドールは、市販の非イオン界面活性剤である。
ココナツアシルグルカミドは、ココナツアルキルN−
メチルグルカミドである。
アシルモノエタノールアミドは、ココナツアルキルモ
ノエタノールアミドである。
アシルジエタノールアミドは、ココナツアルキルジエ
タノールアミドである。
層状シリケートは、SKS−6である。
ポリアクリル酸Naは、分子量2000〜6000を有する。
アクリレート/マレエートの共重合体は、分子量2000
〜20,000を有する。
STPは、トリポリリン酸ナトリウムである。
防汚重合体は、陰イオンポリエステルである。前記の
マルドナト、ゴッセリンクおよび他のものの特許参照。
メトロース(METOLOSE)も、使用できる。
増白剤は、チバ−ガイガーから入手できるチノパール
類である。
前記組成物は、本発明のSAS粒子を成分の残部と乾式
ブレンドすることによって調製する。この組成物は、水
性媒体中で約500ppm〜50,000ppmの通常の使用範囲で布
帛洗濯洗剤として使用される。この組成物は、特にSAS
粒子の大きさ(即ち、粒子の最大直径)が100〜2000μ
m範囲内である組成物中で、優秀なクリーニング性能を
示す。C16SASが、特に好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C11D 10/04 C11D 10/04 11/00 11/00 17/06 17/06 (72)発明者 尾上 欣司 大阪府守口市梶町2―8―2 (56)参考文献 米国特許5389277(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/12 C11D 1/83 C11D 3/08 C11D 3/10 C11D 3/37 C11D 10/04 C11D 11/00 C11D 17/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)粒状形の第二級(2,3)アルキルサ
    ルフェートを粉末状洗剤成分とブレンドして、前記第二
    級(2,3)アルキルサルフェート少なくとも約10重量%
    を含有する実質上均質な粉末混合物を与え、 (b)工程(a)の粉末混合物を界面活性剤ペーストと
    混合して、洗剤ドウを与え、 (c)工程(b)の洗剤ドウをオリフィスを通して押し
    出して、直径300μm〜約1500μmを有する洗剤ヌード
    ルを与え、 (d)工程(c)のヌードルを切断して、長さ約100μ
    m〜約15cmを有する粒子を与え、 (e)工程(d)の粒子を自由流動性助剤で被覆し、 (f)場合によって、工程(e)の被覆粒子を約100〜
    約2000μmの範囲内の平均粒径にする 工程を含むことを特徴とする、第二級(2,3)アルキル
    サルフェート界面活性剤を含有する改善された溶解度を
    有する洗剤粒子の製法。
  2. 【請求項2】工程(a)の均質な粉末混合物が、第二級
    (2,3)アルキルサルフェート界面活性剤約10〜約75重
    量%を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】工程(a)における洗剤成分が、ポリアク
    リレート粉末、アクリレート/マレエート共重合体粉
    末、石鹸粉末、乾燥第一級アルキルサルフェートフレー
    ク、炭酸ナトリウム、およびそれらの混合物からなる群
    から選ばれるメンバーである、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】工程(b)における界面活性剤ペースト
    が、水対界面活性剤の重量比約1:4から約1:9の水および
    陰イオン界面活性剤を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】工程(b)の洗剤ドウが、水分約10重量%
    未満を有する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】工程(d)における自由流動性助剤が、微
    粉末状ゼオライト、微粉末状シリカ、およびそれらの混
    合物からなる群から選ばれるメンバーである、請求項1
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】自由流動性助剤工程が、先ず工程(d)の
    粒子を非イオン界面活性剤バインダーで被覆した後、前
    記粒子を前記自由流動性助剤で被覆することによって適
    用される、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】工程(e)の粒子が、合計界面活性剤約30
    〜約50重量%を含み、密度少なくとも約650g/および
    平均粒径約100〜約1500μmを有する、請求項7に記載
    の方法。
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