JP3164684B2 - 非満水用電磁流量計の演算方法 - Google Patents

非満水用電磁流量計の演算方法

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JP3164684B2 JP02636893A JP2636893A JP3164684B2 JP 3164684 B2 JP3164684 B2 JP 3164684B2 JP 02636893 A JP02636893 A JP 02636893A JP 2636893 A JP2636893 A JP 2636893A JP 3164684 B2 JP3164684 B2 JP 3164684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流路を非満水状態で流れ
る流体の流下流量・水位・動水勾配及び導電率を計測す
る電磁流量計の演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、流路を非満水状態で流れる流
体の流量を電磁流量計の原理を用いて計測する非満水用
電磁流量計を提案した(特願平3−335050号)。
【0003】この従来技術は、図3に示すような構成を
もっていた。1は断面が円形の流路、2,2は流路1の
中心を通る垂直線に対し左右対称の位置に設けた対の
電極、UとLは流路1の上側と下側にそれぞれ設けた励
磁コイルで、交互に励磁され、空間的に異なる不均一な
磁束密度分布を異なる期間の間に発生する。符号4はこ
のような構造の流量検出器を示す。
【0004】5は励磁回路で、タイミング回路6の信号
に応じて上側と下側の励磁コイルUとLとを交互に励磁
する。7は電極2,2間に誘起した電圧を増幅して出力
するアンプ、S1 は切替スイッチでタイミング回路6の
信号で切替作動し、前記2つの励磁コイルUとLの励磁
時期を切替える切替スイッチS2 と同期し、上側の励磁
コイルUが励磁されているときにa側に、下側の励磁コ
イルLが励磁されているときにb側に切替えられる。
【0005】8Aと8Bは切替スイッチS1 のa接点と
b接点の出力電圧εU とεL とを夫々入力してサンプル
ホールドするサンプル&ホールド回路、9はサンプル&
ホールド回路8A,8Bからのアナログ信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換回路、10は補正演算を行
なうプログラムを備えた補正演算回路、11は演算結果
としての流量信号を出力する出力端子である。
【0006】アンプ7の出力電圧εU とεL との比εL
/εU は、水位hと一定の関係にあり、図4のように水
位hを横軸に、比εL /εU を縦軸にとると両者の関係
を示す1本の曲線イを得る。
【0007】又、出力電圧εU と実流量Qとの比εU
Qは流量計の感度で、この感度をkであらわすと、水位
hと感度kは図5のように曲線ロで示す関数関係にあ
る。なお、図4と図5は、横軸の水位hを流路1の直径
(内径)Dに対する比率で表している。そして、流路1
を図6に示すように適当な勾配tanθに固定して、た
だ管路に取付け、水位hを0から1.0Dまで変えて出
力比εL /εU と感度kを測定して曲線イ、ロを予め求
めておく。
【0008】次に流量検出器4を流量を計測すべき管路
に接続して計測したときの出力比がεL0/εU0=P0
あったとすると、そのときの水位h0 は図4の曲線イか
ら知ることができる。更に図5の曲線ロから、水位h0
のときの感度k0 を知り、真の流量Q0 を Q0 =εU0/k0 …… として補正演算回路10で求めるのが、先に出願した従
来技術の主旨である。
【0009】ところが、一定範囲の管路勾配では水位h
と流量Qの間に1対1の対応が付くから、図4の横軸
は、その測定したときの勾配における流量Qで置き換え
られると考えて、図4に代わる図7を前記従来技術では
作成した。
【0010】そして、前記従来技術における具体例で
は、図4の曲線イの代りに、予め求めた出力比εL /ε
U のデータを、対応する図7の横軸の流量Qのデータと
共に補正演算回路10のメモリーに記憶し、これらの記
憶データを用いて次のように真の流量Q0 を算出するよ
うにした。
【0011】すなわち、図5の曲線ロに代えて、図8の
ように、横軸に流量Q、縦軸に出力
【外1】
【0012】そのために、補正演算回路10のメモリー
には出力電圧εU と、対応する流量Qとが前記出力比ε
L /εU とともに数値テーブルとして記憶してある。こ
のように、前記従来技術では、水位hの数値を具体的に
用いないで真の流量Q0 を求めていた。図4と図5にお
ける水位hは単に従来技術の主旨を概念的に説明するた
めに、出力比εL /εU から感度kを求める為の介在項
としての役割を示しただけで、具体的には前記従来技術
は図7と図8で説明したように水位hを用いることなく
真の流量Q0 を算出している。
【0013】このことは、図4の曲線イや図7の曲線が
管路勾配tanθに無関係であると考えられていたため
であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】流量計では流路に障害
物を生じないで測定できることが望まれる。前記従来の
技術では堰のような障害物を生じないで非満水状態の流
体の流量が計測でき、更に電磁流量計の原理を用いてい
るので、正流・逆流とも測定可能という利点がある。
【0015】ところが、本発明者らは前記従来技術を改
良し、より流量計測の精度を上げるべく鋭意検討を重ね
た結果、以下に気が付いた。即ち、実際に管路勾配が変
ると、同一水位であっても平均流速が変化するため流速
分布が微妙に変化する。従って、図4、図5及び図7の
曲線は各管路勾配が変化するに従って変化する。
【0016】この変化が流量計測誤差の原因となってい
た。又、前記従来技術では、用いる流量検出器4の電極
とアース間の位置関係、電極形状と励磁磁束密度分布の
関係が、両者ともにその対称性が失われ易いので、流体
の導電率の変化による流量計測誤差が生じるという問題
点があった。
【0017】そして、前記従来技術による非満水用電磁
流量計は下水道などにおける流量計測に好適であるが、
これらの用途では、水位や、水質の一つの指標となる流
体の導電率や、管路の状態を表す指標となる水面の勾
配、すなわち動水勾配などが測定できることが望まれて
いる。
【0018】そこで、本発明は、流量計測精度が良く、
しかも水位・流体の導電率又は動水勾配までも計測可能
な非満水用電磁流量計を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の非満水用電磁流量計は次のように構成し
た。
【0020】すなわち、第1の発明では、流路(1)の
上側に設けた励磁コイル(U)と下側に設けた励磁コイ
ル(L)と、流路(1)の左右に設けた一対の電極
(2),(2)と、電極(2),(2)間に発生した電
圧を増幅するとともにその入力インピーダンス(Z)の
値を変化させて2種類以上の異なった値をとることがで
きるアンプ(7)とを具備した電磁流量計において、流
路(1)を流れ下る流体の流下流量をQ、水位をh、流
体の液面の勾配を動水勾配g、流体の導電率をCとあら
わしたとき、次のイ〜ハで示す流量信号Ef〜Eh をア
ンプ7の出力電圧として求める。
【0021】イ.両励磁コイル(U)(L)を励磁し、
入力インピーダンス(Z)を一方の値とした第の測定
条件におけるアンプ(7)の出力電圧Ef を求める。こ
のとき、出力電圧Ef は流下流量Q、水位h、動水勾配
g及び流体の導電率Cの関数Fとして次の第1式であら
わされる。
【0022】Ef =F(Q,h,g,C)……(1) ロ.前記イに示す第1の測定条件に対し、入力インピー
ダンス(Z)の値を他方の値に変化させた第2の測定条
件におけるアンプ(7)の出力電圧Eg を求める。この
とき出力電圧Eg は流下流量Q、水位h、動水勾配g及
び流体の導電率Cの関数Gとして、(1)式と独立な下
記(2)式であらわされる。
【0023】Eg =G(Q,h,g,C)……(2) ハ.前記イに示す第1の測定条件に対し、下側の励磁コ
イル(L)の励磁を止めた第3の測定条件とすること
で、Fの関数形を変えて下記(3)式を得る。E h はこ
のときの出力電圧である。
【0024】Eh =H(Q,h,g,C)……(3) ニ.自然流下の管路では水理学的要請により、流下流量
Q、水位h、及び動水勾配gの間には一定の関係があ
り、流下流量Qは水位hと動水勾配gの関数qとして次
の(4)式であらわされる。
【0025】Q=q(h,g)……(4) ホ.上述の関数F、G、H及びqは、既知の流下流量Q
・水位h・動水勾配g及び流体の導電率Cに基いて予め
実測により数値関数として求めて記憶しておく。
【0026】ヘ.未知の四つの量、流下流量Q・水位h
・動水勾配g・導電率Cを求めるには、測定条件を第
1,第2,第3の測定条件と変化させ、流量に応じた出
力信号Ef ・Eg ・Eh を求め、上記(1)〜(4)の
四つの連立方程式を解くことで未知の四つの量を得るよ
うにした。
【0027】第1,第2,第3の測定条件を決める励磁
態様と、入力インピーダンス(Z)の値の決め方の組み
合わせを変えることで、前記第1の発明の他に第2〜第
の発明が考えられ、これらの発明も第1の発明と同様
に四つの連立方程式を解くことで、未知の四つの量、流
下流量Q・水位h・動水勾配g・流体の導電率Cを求め
ることができる。
【0028】これらの第2〜第6の発明は、第1の発明
が請求項1に対応しているのと同様に、それぞれ請求項
2〜6に対応していて、測定条件を決める励磁態様と、
入力インピーダンス(Z)の選定で特定される。
【0029】そこで、これらの発明を第1の発明と共に
表形式で表1に示す。
【0030】
【表1】 上記表1で、請求項1〜6に対応する第1〜第6の発明
が特定されるので、これらの発明を文章で長々と記述す
ることは避ける。
【0031】要するに、第1〜第6の発明が、ずばり請
求項1〜6に該当する。そして、第7の発明では、前記
第1〜第6の発明のうち何れか一つの発明の(1)〜
(4)の四つの連立方程式を解くことで、未知の四つの
量の代りに、流下流量Qと、水位h・動水勾配g・流体
の流量Cのうちの少なくとも一つの量とを得るようにし
た。
【0032】
【実施例】図1の第1実施例で、1は断面が円形の流
路、2,2は流路1の左右に対象に設けた1対の電極
で、少なくともその流路の底部に近い方の端は、測定し
ようとする最低水位においても流下する流体に接触する
ようにしておく。
【0033】また電極の円周方向の大きさは関数形F・
G・Hの形に影響を与える。関数形によって連立方程式
の解き易さに差が生じる。
【0034】Uは上側の励磁コイル、Lは下側の励磁コ
イル、5は励磁回路で、タイミング回路6の信号に応じ
て作動し、第1と第2の測定条件のときは両励磁コイル
UとLを励磁する。そして第3の測定条件のときは下側
の励磁コイルLの励磁を止めて上側の励磁コイルUだけ
を励磁する。
【0035】7は、変更可能の入力インピーダンスZを
備えたアンプで、入力インピーダンスZは2種類以上の
異った値をとることができる。9はA/D変換回路、1
0は演算回路、10Aはメモリー、10Bは出力回路、
11は出力端子、6はタイミング回路で、励磁回路5、
アンプ7、A/D変換回路9及び演算回路10に同期信
号を送出する。
【0036】図2は図1の第1実施例に対し、入力イン
ピーダンスZの代りに、各電極2,2からアンプ7にい
たる2本の導線とアースとの間に短絡抵抗Rと、スイッ
チSを設け、タイミング回路6からの信号にしたがって
スイッチSを開閉することで、アンプ7の入力インピー
ダンスが変ったのと同じ働きをさせるようになっている
点だけが異なる。
【0037】そこで、以下で図2の第2実施例につい
て、その作用を説明する。励磁回路5はタイミング回路
6からの信号にしたがって、上下の励磁コイルUとLを
励磁する。ある期間下側励磁コイルの励磁を止める。
【0038】タイミング回路6は、アンプ7の入力イン
ピーダンスの変更と励磁に必要なタイミングのほか、A
/D変換や演算回路の信号処理に必要なタイミングを発
生する。
【0039】流量信号(アンプ7の出力電圧)はA/D
変換されて演算回路10へ取り込まれる。メモリー10
Aには、関数F・G・H・qが数値テーブルとして格納
されている。また、(1)〜(4)の連立方程式を解く
ためのプログラムが格納されている。
【0040】演算回路10は上記プログラムに従って
(1)〜(4)の連立方程式を解く。出力回路10Bは
上記演算結果を適当な形で外部に出力する。(1)〜
(4)の連立方程式を解くには、流下流量Q・水位h・
動水勾配g・流体の導電率Cが一定と見なせるような短
い時間の間に、測定条件を第1,第2,第3と変化させ
る必要があり、タイミング回路6はそのように働らく。
【0041】演算回路10は第1,第2,第3の測定条
件に従って発生する流量信号(出力電圧)Ef ・Eg
h を区別して取り込む。メモリー10Aには、流下流
量Q・水位h・動水勾配g・流体の導電率Cに適当な値
を設定しつつ、その設定値をいろいろ変えながら実測に
よって求めた数値関数F・G・Hの値が、その設定値Q
・h・g・Cを与えることによって引き出せるように格
納記憶されている。
【0042】連立方程式の解法は、種々考えられるが次
に一例を挙げる。 1).先ず、(1)式において、h・g・Cに適当な値
を仮定する。 Ef =F(Q,h,g,C)……(1) ここで、Ef との比較において(1)式を満すQをメモ
リー10A上の数値関数Fより求める。
【0043】すなわち、h,g,Cを仮定したことによ
り数値関数下の自由度は流下流量Q一次元だけになる。
この関数の値がEf と一致するようなQを求める。この
ことは適当な補間操作などを使って容易にできる。(以
下2)〜4)の手順においても同じことが言える。)そ
こで求まった値をQ0 と書く。 2).今求めたQ0 と最初に仮定したh,g,Cのう
ち、g,Cを(2)式へ代入してやる。
【0044】Eg =G(Q0 ,h,g,C)……(2) ここで、Eg との比較において(2)式を満すhをメモ
リー10A上の数値関数Gによって求める。求まった値
をh0 と書く。 3).こうして、求めたQ0 ・h0 と、最初に仮定した
h,g,Cのうちのgを(2)式へ代入してやる。
【0045】 Eh =H(Q0 ,h0 ,g,C)……(3) ここで、Eh との比較において(3)式を満すCをメモ
リー10A上の数値関数Hによって求める。求まった値
をC0 と書く。 4).(4)式へ、求めたQ0 ,h0 を代入してやる。
【0046】Q0 =q(h0 ,g)……(4) ここで、メモリー10A上の数値関数qにより、(4)
式を満すgを求める。求まった値をg0 と書く。 5).これで、全ての値Q0 ・h0 ・g0 ・C0 が求め
られた。
【0047】1)〜4)の手順をひとつのループとす
る。今求めたQ0 ・h0 ・g0 ・C0のうち、h0 ・g
0 ・C0 を仮定する値として、再びこのループを回すこ
とにより、手順4)が終了したときに獲られるQ0 ・h
0 ・g0 ・C0 は連立方程式の真の解に近づく。このよ
うな収束演算を繰り返すことで、必要な精度で流下流量
0 ・水位h0 ・動水勾配g0 ・流体の導電率C0 を得
る。
【0048】第2〜第6の発明で、四つの連立方程式よ
り四つの未知の量Q0 ・h0 ・g 0 ・C0 を求めるに
は、上述の第1の発明の実施例における解法と類似の手
法で解くことが可能なことは明らかであるので、説明を
省略する。
【0049】
【発明の効果】本発明の非満水用電磁流量計の演算方法
は上述のように構成されているので、非満水で流れる管
路の流下流量をより正確に計量することができる。又、
水位の計測や、水質の一つの指標となる流体の導電率
や、管路の状態を表わす指標となる動水勾配を流下流量
とあわせて測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の図。
【図2】本発明の第2実施例の図。
【図3】従来技術の図。
【図4】水位対出力比線図。
【図5】水位対感度線図。
【図6】管路勾配を説明する略図。
【図7】流量対出力比線図。
【図8】流量対出力線図。
【符号の説明】
1 流路 2 電極 7 アンプ 10 演算回路 10A メモリー U,L 励磁コイル Z 入力インピーダンス

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路(1)の上側に設けた励磁コイル
    (U)と下側に設けた励磁コイル(L)と、流路(1)
    の左右に設けた一対の電極(2),(2)と、電極
    (2),(2)間に発生した電圧を増幅するとともにそ
    の入力インピーダンス(Z)の値を変化させて2種類以
    上の異なった値をとることができるアンプ(7)とを具
    備した電磁流量計において、 流路(1)を流れ下る流体の流下流量をQ、水位をh、
    流体の液面の勾配を動水勾配g、流体の導電率をCとあ
    らわしたとき、次のイ〜ハで示す流量信号Ef〜Eh
    アンプ7の出力電圧として求める。 イ.両励磁コイル(U)(L)を励磁し、入力インピー
    ダンス(Z)を一方の値とした第の測定条件における
    アンプ(7)の出力電圧Ef を求める。このとき、出力
    電圧Ef は流下流量Q、水位h、動水勾配g及び流体の
    導電率Cの関数Fとして次の第1式であらわされる。 Ef =F(Q,h,g,C)……(1) ロ.前記イに示す第1の測定条件に対し、入力インピー
    ダンス(Z)の値を他方の値に変化させた第2の測定条
    件におけるアンプ(7)の出力電圧Eg を求める。この
    とき出力電圧Eg は流下流量Q、水位h、動水勾配g及
    び流体の導電率Cの関数Gとして、(1)式と独立な下
    記(2)式であらわされる。 Eg =G(Q,h,g,C)……(2) ハ.前記イに示す第の測定条件に対し、下側の励磁コ
    イル(L)の励磁を止めた第3の測定条件とすること
    で、Fの関数形を変えて下記(3)式を得る。Eh はこ
    のときの出力電圧である。 Eh =H(Q,h,g,C)……(3) ニ.自然流下の管路では水理学的要請により、流下流量
    Q、水位h、及び動水勾配gの間には一定の関係があ
    り、流下流量Qは水位hと動水勾配gの関数qとして次
    の(4)式であらわされる。 Q=q(h,g)……(4) ホ.上述の関数F、G、H及びqは、既知の流下流量Q
    ・水位h・動水勾配g及び流体の導電率Cに基いて予め
    実測により数値関数として求めて記憶しておく。 ヘ.未知の四つの量、流下流量Q・水位h・動水勾配g
    ・流体の導電率Cを求めるには、測定条件を第1,第
    2,第3の測定条件と変化させ、流量に応じた出力信号
    f ・Eg ・Eh を求め、上記(1)〜(4)の四つの
    連立方程式を解くことで未知の四つの量を得るようにし
    た非満水用電磁流量計の演算方法
  2. 【請求項2】 請求項1のロに示す第2の測定条件のう
    ち、励磁を上側の励磁コイル(U)だけとした非満水用
    電磁流量計の演算方法
  3. 【請求項3】 請求項1のハに示す第3の測定条件のう
    ち、励磁を下側の励磁コイル(L)だけとした非満水用
    電磁流量計の演算方法
  4. 【請求項4】 請求項1のロに示す第2の測定条件と、
    同ハに示す第3の測定条件のうち、励磁を下側の励磁コ
    イル(L)だけとした非満水用電磁流量計の演算方法
  5. 【請求項5】 請求項1のイに示す第1の測定条件のう
    ち、励磁を上側の励磁コイル(U)だけとし、同請求項
    のロに示す第2の測定条件のうち、励磁を上側の励磁コ
    イル(U)だけとし、更に同請求項のハに示す第3の測
    定条件のうち、励磁を下側の励磁コイル(L)だけとし
    た非満水用電磁流量計の演算方法
  6. 【請求項6】 請求項1のイに示す第1の測定条件のう
    ち、励磁を上側の励磁コイル(U)だけとし、更に同請
    求項ロに示す第2の測定条件とハに示す第3の測定条件
    のうち、励磁を下側の励磁コイル(L)だけとした非満
    水用電磁流量計の演算方法
  7. 【請求項7】 (1)〜(4)の四つの連立方程式を解
    くことで、未知の四つの量の代りに、流下流量Qと、水
    位h・動水勾配g・流体の導電率Cのうちの少なくとも
    一つの量とを得るようにした請求項1〜6のうち、何れ
    か一つの非満水用電磁流量計の演算方法
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