JP3164476U - 介護用敷布 - Google Patents
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Abstract
【課題】高齢者や身体の不自由な人が寝返りをうちやすい敷布を提供する。【解決手段】敷布本体1の中央部を切り抜いて開口部2を形成すると共にこの開口部2を塞ぐようにゴザ3を取り付け、かつ、このゴザ3の織目4を敷布本体1の幅方向に設定する。ゴザは、敷布本体1に対して面ファスナー5又はホックを用いて着脱自在に取り付ける。又は、敷布本体1の表面中央部に直接ゴザ3を面ファスナー5又はホックを用いて着脱自在に取り付ける。このように、敷布本体1の中央部にゴザ3があると、ゴザ3の滑りの作用で寝返りをうつのが大変楽になり、高齢者や身体の不自由な人に特に有効である。【選択図】図1
Description
本考案は、高齢者や身体の不自由な人が独りで寝返りをうったり、あるいは介護を必要とする人が布団やベッドに寝ている状態のまま抱きかかえる際に楽なように被介護者を布団やベッドの端に移動させるときに便利な介護用敷布(シーツ)に関する。
寝返りがうち易いように、敷布の中央部に滑り易いシルク地を縫着した考案が非特許文献1に紹介されている。
実用新案登録第3016659号公報
しかし、上記非特許文献1に紹介されている敷布の場合、次のような欠点がある。
1.シルク地の場合、木綿地等に比較して滑り易いことは確であるが、実際にはそれほど寝返りがうちやすくはない。
2.敷布の場合、頻繁に洗濯を行うことから、シルク地が痛み易い。
3.シルク地の場合、汚れがつき易い。
4.シルク地は足元側では敷布の下端まで延長して縫着されているため、足元方向への滑りにより毛布や掛け布団がずれ易い。
5.シルク地の場合、夏の涼感は得難い。
6.シルク地の場合、皺が発生しやすい。
7.シルク地は、敷布本体に縫着してあるため、簡単に取り外して交換を行うことができない。
本考案は、上記1〜7に記述した欠点のない介護用敷布を提供するのが目的である。
本考案は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の介護用敷布は、敷布本体の中央部を切り抜いて開口部を形成すると共にこの開口部を塞ぐようにゴザを取り付け、かつ、このゴザの織目を敷布本体の幅方向に設定したことを特徴とするものである。
更に、請求項2に記載の介護用敷布は、請求項1に記載の介護用敷布において、ゴザは、敷布本体の裏側又は表側に取り付けられていることを特徴とするものである。
更に、請求項3に記載の介護用敷布は、請求項1に記載の介護用敷布において、ゴザは、敷布本体に対して面ファスナー又はホックを用いて着脱自在に取り付けられていることを特徴とするものである。
更に、請求項4に記載の介護用敷布は、ゴザを敷布本体の表面であってその中央部に面ファスナー又はホックを用いて着脱自在に取り付けると共にゴザの織目を敷布本体の幅方向に設定して成ることを特徴とするものである。
本考案によると、ゴザの織目が敷布に対して幅方向を
向いているため、幅方向(横方向)への滑りの作用により高齢者や身体の不自由な人でも簡単に寝返りをうつことができる。
向いているため、幅方向(横方向)への滑りの作用により高齢者や身体の不自由な人でも簡単に寝返りをうつことができる。
また、ゴザは汚れにくく、仮に汚れても拭きとりにより簡単に奇麗にすることができる。
また、ゴザは取り外し自在のため、痛んだ際は新品に交換したりすることができると共にゴザを取り外して敷布本体だけを洗濯機を用いて洗濯することができる。
また、ゴザは敷布本体の中央部に取り付けられているため、足元側へのすべりがなく、掛け布団や毛布のずれが起きにくい。
また、ゴザは熱を持たないため、特に夏において涼感を得ることができることから、被介護者にとっては夏を快適に過すことができる。
また、被介護者をベッドの端側に滑らせて寄せることにより、抱きかかえがしやすい。
また、地場産業で生産されるゴザを敷布の一部に使用することにより、ゴザの大量消費がうながされて地域振興に寄与できる。
本考案を図1〜3を用いて説明すると、符号の1は敷布本体であって、この敷布本体1は木綿の織地で出来ており、その中央であって、頭部及び足以外の身体が接する部分には額縁状に開口部2が形成してある。
3は、上記開口部2を裏側から塞いでいるイグサ製のゴザであって、このゴザ3の織目4は敷布本体1において横(幅)方向を向いている。
なお、ゴザ3は敷布本体1の表側に取り付けても良い。
5は、上記ゴザ3を敷布本体1の裏面に着脱自在に取り付けている面ファスナーであって、図3に示すように、この面ファスナー5によりゴザ3は取り外しが出来る。
なお、ゴザ3は、面ファスナー5以外にホック等を用いて着脱自在に取り付けても良く、このゴザ3の着脱手段は任意である。
また、ゴザ3の裏面には、布等が裏打ちされていても良く、あるいは滑りにくいようにすべり止めが施されていても良い。
また、本考案の敷布本体1を使用する際に、吸湿性を考慮してゴザ3の上にバスタオル等の木綿布を敷き、この上に寝るようにしても、寝返りを行うとバスタオル等がゴザ3の上で滑るため、バスタオルやその他の敷物をゴザ3の上に敷いても寝返り易さは変らない。
また、本考案において、ゴザ3は、敷布本体1に開口部2を形成せず、敷布本体1の表面中央部に張り付けても本考案の目的を達成することができる(請求項4)。
この場合、敷布本体1には開口部2の構成がないため、敷布本体1のコストは少し高くなるが、開口部2の加工上の手間は軽減されるので、全体のコストは略同一である。
1 敷布本体
2 開口部
3 ゴザ
4 織目
5 面ファスナー
2 開口部
3 ゴザ
4 織目
5 面ファスナー
Claims (4)
- 敷布本体の中央部を切り抜いて開口部を形成すると共にこの開口部を塞ぐようにゴザを取り付け、かつ、このゴザの織目を敷布本体の幅方向に設定したことを特徴とする介護用敷布。
- 前記ゴザは、敷布本体の裏側又は表側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の介護用敷布。
- 前記ゴザは、敷布本体に対して面ファスナー又はホックを用いて着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の介護用敷布。
- ゴザを敷布本体の表面であってその中央部に面ファスナー又はホックを用いて着脱自在に取り付けると共にゴザの織目を敷布本体の幅方向に設定して成る介護用敷布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010006262U JP3164476U (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 介護用敷布 |
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JP2010006262U JP3164476U (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 介護用敷布 |
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JP3164476U true JP3164476U (ja) | 2010-12-02 |
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JP (1) | JP3164476U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115120063A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-09-30 | 慕思健康睡眠股份有限公司 | 一种床垫内胆及其制作方法、床垫 |
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2010
- 2010-09-17 JP JP2010006262U patent/JP3164476U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115120063A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-09-30 | 慕思健康睡眠股份有限公司 | 一种床垫内胆及其制作方法、床垫 |
CN115120063B (zh) * | 2022-06-28 | 2023-06-16 | 慕思健康睡眠股份有限公司 | 一种床垫内胆及其制作方法、床垫 |
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