JP2015181924A - 健康寝具 - Google Patents

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衛 千葉
Mamoru Chiba
衛 千葉
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Abstract

【課題】頭部、首部だけでなく肩部、背中、腰部、足部などと広範囲に血行促進効果が働く健康寝具を提供する。
【解決手段】枕カバー100及びその一端から延長するシート200A、200B、200Cに血行促進効果を有する物質を使用する。血行促進効果を有する物質として、磁石、チタン、ゲルマニウム、トルマリンをそれぞれ単独にあるいは複合的に用いる。枕カバー及び延長シートの上生地と下生地の間に血行促進効果を有する物質を挟みこみ縫製または溶着、またはその複合により血行促進効果を有する物質を生地内で適宜間隔に固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、頭部・首部だけでなく肩部・背中・腰部・足部などにも血行促進効果を有する健康寝具に関するものである。
従来、血行促進効果を有する枕・マットレスなどの寝具は存在するが、頭部・首部以外の部位にも血行促進効果を与える枕カバーは存在しない。
特開平07−124046号公報
まず、従来の健康枕では下記のような欠点があった。
1. 血行促進効果の範囲は頭部及び首部に限定される。
2. 血行促進効果のある物質が枕本体に固定されている為、旅行や出張等の際には携行することが難しい。
特許文献1では課題1及び課題2の欠点をある程度まで解決しているが、なお下記のような課題を残している。
まず、課題1については枕本体からマグネットシートを脱着可能な構造にすることで、血行促進効果が及ぶ範囲を拡げることを可能にした。しかし構造上、マグネットシートの長さは枕の奥行の長さが最大長となり、血行促進効果が得られる範囲は頭部から背中の途中までに限られる。また構造上、マグネットシートの幅は枕の幅が最大幅となる為、マグネットシートは肩幅より狭くなりうる為、背中の下に敷いた際、血行促進効果を及ぼす範囲が不十分になりうる。
次に、課題2については枕本体からマグネットシートを面ファスナーで脱着可能な構造にすることで、旅行や出張等の際にマグネットシートだけを携行することを可能にした。しかし、宿泊先の枕には面ファスナーが付属していない為、マグネットシートを固定ができない。その為、就寝時にずれてしまい、適切な部位に十分な血行促進効果を与えにくい。
次に、従来の健康枕及び特許文献1には、共通して下記のような欠点があった。
3. 快眠の為に最適な寝具の素材・固さ・高さ・大きさ・形状は使用する人により千差万別である。従来の健康枕及び特許文献1では血行促進効果は有する一方で、枕自体の素材・固さ・高さ・形状が使用する人の身体との相性が合わず、枕自体がコリによる血行不良を引き起こす可能性がある。
さらに、特許文献1には下記のような欠点があった。
4. 枕本体とマグネットシートを脱着可能にする目的の為、マグネットシート全体、及び枕本体の必要箇所に面ファスナーを配置する結果、しなやかな質感になりにくく、コリによる血行不良を引き起こす可能性がさらに高くなりうる。
5. マグネットシートを枕本体から脱着可能な構造上、マグネットシートを背中の下に敷いた際には枕カバーを装着できない為、洗濯が容易にできない枕本体に皮脂などの汚れが付着しやすい。
本発明は、以上の問題点を解決するものである。
枕カバー及びその一端から延長するシートに血行促進効果を有する物質を使用する。
本発明は以上の構成からなる健康寝具である。
枕カバー及びその一端から延長するシートに血行促進効果を有する物質を使用した本発明により下記の効果を実現した。
1. 延長シートの長さは任意設定可能な為、肩部・背中・腰部・足部など必要に応じて長さを自由に設定可能である。また、延長シートの幅は任意設定可能な為、身体幅よりも幅広に設定可能である。これにより、血行促進効果を与えたい部位に、まんべんなく効果を与えることが可能である。
2. コンパクトに収納可能で、旅行・出張等の際も携行が容易。既存のほぼ全ての枕に装着可能なだけでなく、電車やバス等の座席にも容易に装着できる為、就寝時だけでなく移動時にも血行促進効果を得ることが可能である。
3. 既存のほぼ全ての枕に装着可能な為、各自の快眠の為に最適な素材・固さ・高さ・大きさ・形状の枕と組み合わせて使用可能である。その為、枕自体が血行不良を引き起こす要因になりにくい。
4. 枕カバー及びその一端から延長するシートの素材は柔らかい生地を使用する為本発明の素材がコリによる血行不良を引き起こす可能性はない。
5. 既存のほぼ全ての枕に装着可能であり、枕が身体に接触し皮脂等が付着する可能性はない。また本発明は洗濯が可能な為、適時洗濯を行うことで本発明自体も清潔に保つことが可能である。
本発明の枕カバー実施例1の斜視図である 本発明の枕カバー実施例2の斜視図である 本発明の実施例の平面図である 本発明の枕カバー実施例1の使用図である 本発明の枕カバー実施例2の使用図である
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
枕カバー(100)の一端から延長するシート(200)を設ける。枕カバー(100)及び、延長シート(200)に血行促進効果を有する物質(300)を使用する。
本発明は以上が基本構造である。
まず、枕カバーの形状の実施例は
(イ) 大小様々な枕サイズに対応する為、図1のように枕カバー(100)及び、メスの面ファスナー(1)、オスの面ファスナー(2)、延長シート(200)で構成。メスの面ファスナー(1)は、枕カバー(100)と延長シート(200)との境目(3)の裏面に縫い付けられ、オスの面ファスナー(2)は枕カバーの末端(4)に縫い付けられている。メスの面ファスナー(1)及びオスの面ファスナー(2)は1本でも複数本でもよい。また面ファスナーの代わりに紐を用いたり、テープ及び長さ調整器具を用いてもよい。
(ロ) 図2のように枕カバー(400)は筒状に構成されている。大小様々なの枕サイズにも調整可能にする場合には、筒状の枕カバー(400)にメスの面ファスナー(11)及び、オスの面ファスナー(12)を付属させる。メスの面ファスナー(11)は枕カバー(400)と延長シート(500)との境目(13)の裏面に縫い付けられ、オスの面ファスナー(12)は筒状の枕カバー(400)下面(14)に縫い付けられている。メスの面ファスナー(11)及びオスの面ファスナー(12)は1本でもよい。また面ファスナーの代わりに紐を用いたり、テープ及び長さ調整器具を用いてもよい。
次に、延長シートの枕カバーへの接合方法の実施例は
(ハ) 枕カバーと延長シートは固定式でも、分割可能でもよい。
次に、延長シート(200)のサイズの実施例は
(ニ) 図3(A)のように枕カバー(100)の首部側の一端から170cm程延長した長さのシート(200A)で構成。これにより肩・肩甲骨・腰・膝・足までの全身範囲の血行促進効果を発揮可能になる。
(ヘ) 図3(B)のように枕カバー(100)の首部側の一端から70cm程延長した長さのシート(200B)で構成。これにより肩・肩甲骨・腰までの半身範囲の血行促進効果を発揮可能になる。
(ト) 図3(C)のように枕カバー(100)の首部側の一端から30cm程延長した長さのシート(200C)で構成。これにより肩・肩甲骨までの範囲の血行促進効果を発揮可能になる。
次に、血行促進効果を有する物質(300)の使用方法の実施例は
(チ) 枕カバー(100)及び延長シート(200)の上生地(31)と下生地(32)の間に血行促進効果を有する物質(300)を挟みこみ縫製または溶着、またはその複合により血行促進効果を有する物質(300)を生地内で適宜間隔に固定する。
(リ) 枕カバー(100)及び延長シート(200)の素材に血行促進効果を有する物質(300)を含有させる。
次に、血行促進効果を有する物質(300)の実施例は
(ヌ) 血行促進効果を有する物質として磁石を使用する。
(ル) 血行促進効果を有する物質としてチタンを使用する。
(ヲ) 血行促進効果を有する物質としてゲルマニウムを使用する。
(ワ) 血行促進効果を有する物質としてトルマリンを使用する。
(カ) 血行促進効果を有する物質として上記物質を複合的に使用してもよい。
本発明は以上のような詳細構造である。
本発明を使用するときは図4及び図5のように本発明を枕に装着した後、延長シートを枕カバーの末端から足側に向けて敷き、その上に就寝し使用する。
枕への装着方法としては、枕カバー実施例に応じて下記の方法が考えられる。
(イ) 本発明を装着する枕(600)上部に対して図4のように枕カバー(100)をあてて巻き込み、メスの面ファスナー(1)、オスの面ファスナー(2)で固定する。
(ロ) 本発明を装着する枕(600)を図5のように筒状の枕カバー(400)の中に挿入する。枕(600)に対し枕カバー(400)が大きく、生地が余ってしまう場合には、メスの面ファスナー(11)、オスの面ファスナー(12)で枕(600)を固定する。
100 枕カバー 、200 延長シート 、300 血行促進効果を有する物質
400 筒状枕カバー 、500 筒状枕カバーの延長シート 、600 枕
1 メスの面ファスナー、 2 オスの面ファスナー
3 枕カバーと延長シートとの境目 、4 枕カバー末端
11 メスの面ファスナー 、12 オスの面ファスナー
13 筒状枕カバーと延長シートとの境目 、14 筒状枕カバー下面
200A 延長シート(全身) 、200B 延長シート(半身)
200C 延長シート(肩から肩甲骨) 、31 上生地 、32 下生地
次に、血行促進効果を有する物質(300)の使用方法の実施例は
(チ) 枕カバー(100)及び延長シート(200)の上生地(31)と下生地(32)の間に血行促進効果を有する物質(300)を挟みこみ縫製または溶着、またはその複合により血行促進効果を有する物質(300)を生地内で適宜間隔に固定する。
(リ) 枕カバー(100)及び延長シート(200)の素材に血行促進効果を有す
る物質(300)を含有させる。
次に、血行促進効果を有する物質(300)の実施例は
(ヌ) 血行促進効果を有する物質として磁石を使用する。
本発明は以上のような詳細構造である。

Claims (6)

  1. 枕カバー及び、その一端から延長するシートに血行促進効果を有する物質を使用する健康寝具。
  2. 血行促進効果を有する物質として、磁石を用いた請求項1の健康寝具。
  3. 血行促進効果を有する物質として、チタンを用いた請求項1の健康寝具。
  4. 血行促進効果を有する物質として、ゲルマニウムを用いた請求項1の健康寝具。
  5. 血行促進効果を有する物質として、トルマリンを用いた請求項1の健康寝具。
  6. 血行促進効果を有する物質として、磁石、チタン、ゲルマニウム、トルマリンを複合的に用いた請求項1の健康寝具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018061807A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 昭和第一産業株式会社 枕や布団・座席等に装着可能な磁気カバー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07124046A (ja) * 1993-11-05 1995-05-16 Nakata Kogyo Kk マグネット付き枕
JP3074445U (ja) * 2000-06-29 2001-01-19 株式会社オオタ
JP3092496U (ja) * 2002-08-30 2003-03-14 有限会社セラーミ トルマリン入り枕カバー

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