JP3164468B2 - ワーク搬送用ワーク把持アーム - Google Patents

ワーク搬送用ワーク把持アーム

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JP3164468B2
JP3164468B2 JP23626993A JP23626993A JP3164468B2 JP 3164468 B2 JP3164468 B2 JP 3164468B2 JP 23626993 A JP23626993 A JP 23626993A JP 23626993 A JP23626993 A JP 23626993A JP 3164468 B2 JP3164468 B2 JP 3164468B2
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wafer
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gripping
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豊 毛戸
禎男 竹村
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Toho Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置におけ
るウェーハなどのワークをキャリアケース無しで直接把
持して所定位置まで搬送するキャリアレスタイプのワー
ク搬送用ワーク把持アームに関する。
【0002】
【従来の技術】キャリアレスタイプのワーク把持アーム
においては、一般的には耐薬品性、耐熱性の見地より石
英により製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石英製
の爪で直接ワークすなわちウェーハを把持しようとする
と、繰り返し使用しているうちにワークと爪とがこすれ
て、ワークを損傷させることがある。一方、ワーク損傷
を防止すべくフッ素樹脂のみで爪を構成した場合には、
ワークを処理槽の処理液内に浸けたり出したりすると
き、爪の温度変化が大きいとフッ素樹脂の膨張率が大き
いため、ウェーハ受け台とのピッチが合わなくなりウェ
ーハをセットすることができなかったり、またはチャッ
クミスを起こしてウェーハを破損させることがあった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、ワークに石英が直接接触せずかつ摩擦係数が低
く、ワークと爪とがこすれてワークを傷付けることがな
いとともに、耐薬品性及び耐熱性に優れたワーク搬送用
ワーク把持アームを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ワーク把持アームの石英製の爪部のワー
ク把持面にフッ素樹脂コーティング層を形成するように
構成する。すなわち、ウェーハに接触しつつ該ウェーハ
を把持して、処理液を備える処理槽の上記処理液内に上
記ウェーハを入れたり、又は、上記処理槽の上記処理液
内から上記ウェーハを出したりして上記ウェーハを搬送
するウェーハ搬送用ウェーハ把持アームにおいて、上記
ウェーハを把持する石英製の爪部のウェーハ把持面にフ
ッ素樹脂コーティング層を形成するように構成する。上
記構成においては、上記フッ素樹脂コーティング層の厚
さは100〜600μmであるように構成することもで
きる。また、上記構成においては、上記爪部全体に上記
フッ素樹脂コーティング層を形成することもできる。
【0005】
【発明の効果】本発明の構成によれば、石英製の爪部本
体のワーク把持面を耐薬品性及び耐熱性に優れかつ摩擦
係数が低いフッ素樹脂コーティング層で覆っているた
め、ワークは石英には直接接触することがない。よっ
て、ワークすなわちウェーハを把持しようとするとき、
繰り返し使用しているうちに爪部とワークがこすれてワ
ークを損傷させるといった不具合を解消することができ
る。また、石英のワーク把持表面に耐薬品性及び耐熱性
に優れかつ摩擦係数が低いフッ素樹脂コーティング層を
形成しているので、把持アームが耐薬品性及び耐熱性に
優れかつ摩擦係数が低いものとなる。また、石英製の爪
部のワーク把持面にフッソ樹脂コーティング層を形成し
ているため、ワークを処理槽の処理液内に浸けたり出し
たりするとき、温度変化が大きくても爪部の膨張率は大
きくならず、従来のようにフッソ樹脂のみから爪部を構
成した把持アームにおいて生じていた問題点、すなわ
ち、爪部の膨張率が大きいためウェーハ受け台とのピッ
チのずれによりウェーハをセットすることができないか
またはチャックミスを起こすことなどによるウェーハの
破損を効果的に防止することができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明にかかる実施例を図1〜図9
に基づいて詳細に説明する。本実施例にかかるワーク搬
送用ワーク把持アームを有するワーク搬送装置を図1に
示す。この搬送装置は、図1に示すように、ウェーハ等
のワークを把持する搬送部材としてロボット1がワーク
搬送方向に沿って配置されたレール6沿いに移動し、該
レール6に沿って配置されたワーク処理部材として例え
ば処理槽4の受け台3に対して所定の位置で停止するよ
うになっている。上記ロボット1は、そのロボット本体
1aがレール6に沿って直線的に移動できるようになっ
ており、ロボット本体1aの上部に出入り可能な昇降軸
1bを介して処理槽側に上記ワーク把持アーム2を一対
備えて、この一対の把持してアーム2,2によりワーク
としてウェーハ9,…,9を把持する。また、処理槽4
は、所定の溶液を備え、該溶液内にウェーハ受け台3を
移動自在に配置する。この受け台3は仕切り壁26に対
して搬送方向と直交する方向沿いに移動自在にその両側
部で大略逆L字状の4本の支持アーム5,…,5により
支持されている。
【0007】図2,3,4に示すように、上記一対のワ
ーク把持アーム2,2の先端には爪部20,20が互い
に対向して開閉可能にボルトなどにより固定されてい
る。各爪部20は、図5に拡大して示すように、大略上
下方向沿いに延びた2本の断面L字状側部支柱部20
a,20aの中央に大略上下方向沿いに延びた断面T字
状の中央支柱部20dを配置し、中央支柱部20dと各
側部支柱部20aとの間に大略横方向沿いに延びた棒状
の第1把持部20bと、その下方に同様に延びた棒状の
第2把持部20cとを一体的に形成している。第1把持
部20bと第2把持部20cの各ワーク把持面には大略
上下方向沿いに多数のワーク把持用溝20f,…,20
fと20g,…,20gとが形成されており、各溝20
f,20g内に1つのワーク9を挟み込むように、か
つ、隣接するワーク9とは所定間隔隔てることができる
ようにしている。そして、この各爪部20aは、図5〜
9に鎖線で示すように、その表面に耐薬品性及び耐熱性
に優れかつ摩擦係数が低いフッ素樹脂を吹き付けてフッ
素樹脂コーティング層10を形成している。フッ素樹脂
としては、例えばポリクロロトリフルオロエチレン樹脂
(PCTFE)又はポリテトラフルオロエチレン・パー
・フルオロアルコキシ樹脂(PFE)が好ましい。ま
た、コーティングの厚さは100〜600μmとしてピ
ンホールが無いようにするのが好ましい。
【0008】上記構成によれば、上記一対の爪部20,
20を支持したワーク把持アーム2,2により、この一
対の爪部20,20の間を開閉させて所定数のワーク
9,…,9それぞれを一対の爪部20,20の対向する
一対の第1把持部20b,20bの各溝20f及び対向
する一対の第2把持溝部20c,20cの各溝20g内
に挿入して把持する。この状態ではワーク9には、石英
製爪部20の外面のフッ素樹脂コーティング層10のみ
が接触し石英は全く接触していない。この状態で、ワー
ク9,…,9を把持した把持アーム2,2がロボット1
とともに所定位置まで移動して所定の処理槽3の処理液
内にワーク9,…,9を浸けたり、ワーク9,…,9を
処理液から出すなどの所定の操作を行う。
【0009】上記実施例によれば、石英製の爪部本体の
表面をフッ素樹脂コーティング層10ですべて覆ってい
るため、ワーク9,…,9は石英には直接接触すること
がない。よって、ワーク9,…,9すなわちウェーハを
把持しようとするとき、繰り返し使用しているうちに爪
部20とワーク9,…,9とがこすれてワーク9,…,
9を損傷させるといった不具合を解消することができ
る。また、石英の表面に耐薬品性及び耐熱性に優れかつ
摩擦係数が低いフッ素樹脂コーティング層10を形成し
ているので、把持アーム2,2が耐薬品性及び耐熱性に
優れかつ摩擦係数が低いものとなる。また、石英製の爪
部のワーク把持面にフッソ樹脂コーティング層10を形
成しているため、ワークを処理槽の処理液内に浸けたり
出したりするとき、温度変化が大きくても爪部20の膨
張率が大きくならず、従来のようにフッソ樹脂のみから
爪部を構成した把持アームにおいて生じていた問題点、
すなわち、爪部の膨張率が大きいためウェーハ受け台と
のピッチのずれによりウェーハをセットすることができ
ないかまたはチャックミスを起こすことなどによるウェ
ーハの破損を効果的に防止することができる。なお、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、その他種
々の態様で実施できる。例えば、フッ素樹脂コーティン
グは爪部全体ではなく、ワーク9,…,9に接触する部
分すなわち第1把持部20bと第2把持部20cの各ワ
ーク把持面のみでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかるワーク搬送用ワー
ク把持アームを備えたワーク搬送ロボットの一部断面正
面図である。
【図2】 上記把持アームによりウェーハを把持してい
る状態の側面図である。
【図3】 図2の状態での正面図である。
【図4】 図2の状態での平面図である。
【図5】 上記把持アームの爪部分の拡大正面図であ
る。
【図6】 上記把持アームの爪部分の側面図である。
【図7】 上記把持アームの爪部分の平面図である。
【図8】 (A),(B)はそれぞれ上記把持アームの
爪部の第1把持部の拡大平面図及び拡大断面図である。
【図9】 (A),(B)はそれぞれ上記把持アームの
爪部の第2把持部の拡大平面図及び拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ロボット、1a…ロボット本体、1b…昇降軸、2…
ワーク搬送用ワーク把持アーム、3…受け台、4…処理
槽、5…支持アーム、6…レール、9…ウェーハ、10
…フッ素樹脂コーティング層、20…爪部分、20a…
側部支柱部、20b…第1把持部、20c…第2把持
部、20d…中央支柱部、20f…ワーク把持用溝、2
0g…ワーク把持用溝、26…仕切り壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 49/07 H01L 21/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハ(9)に接触しつつ該ウェーハ
    を把持して、処理液を備える処理槽(4)の上記処理液
    内に上記ウェーハを入れたり、又は、上記処理槽の上記
    処理液内から上記ウェーハを出したりして上記ウェーハ
    を搬送するウェーハ搬送用ウェーハ把持アームにおい
    て、 上記ウェーハを把持する石英製の爪部(20a)のウェ
    ーハ把持面(20b,20c)にフッ素樹脂コーティン
    グ層(10)を形成するようにしたことを特徴とするウ
    ェーハ搬送用ウェーハ把持アーム。
  2. 【請求項2】 上記フッ素樹脂コーティング層(10)
    の厚さは100〜600μmである請求項1に記載のウ
    ェーハ搬送用ウェーハ把持アーム。
  3. 【請求項3】 上記爪部全体に上記フッ素樹脂コーティ
    ング層(10)を形成した請求項1又は2に記載のウェ
    ーハ搬送用ウェーハ把持アーム。
JP23626993A 1993-09-22 1993-09-22 ワーク搬送用ワーク把持アーム Expired - Lifetime JP3164468B2 (ja)

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