JP3164141B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3164141B2
JP3164141B2 JP33928194A JP33928194A JP3164141B2 JP 3164141 B2 JP3164141 B2 JP 3164141B2 JP 33928194 A JP33928194 A JP 33928194A JP 33928194 A JP33928194 A JP 33928194A JP 3164141 B2 JP3164141 B2 JP 3164141B2
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スク装置(FDD)とホスト装置との組み合せのような
情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なパソコンやワードプロセッサ等
のホスト装置はフロッピーディスク装置を内蔵してい
る。この内蔵フロッピーディスク装置には、オペレーシ
ョンシステム(OS)即ちプログラムの実行を制御する
ためのソフトウエアが記録されたフロッピーディスク及
びデータ保存用のフロッピーディスクが選択的に装着さ
れる。データ蓄積装置として内蔵フロッピーディスク装
置のみで十分でない場合には外付けフロッピーディスク
装置をホスト装置に接続する。このために、ホスト装置
は外付けフロッピーディスク装置を接続するための端子
を有する。
【0003】ところで、パソコンとしてのホスト装置に
は、外付けフロッピーディスク装置に対してモータオン
信号を供給するものと、これを供給しないものとの2種
類がある。一方、コストの低減を図るために、フロッピ
ーディスク装置は2種類のホスト装置のいずれにも適合
するように共通に形成されている。なお、モータオン信
号とはフロッピーディスク装置におけるフロッピーディ
スクを回転するためのモータをオン・オフ制御するため
のモータ制御信号である。ホスト装置がモータオン信号
を供給するように構成されている場合には、ここに接続
される外付けフロッピーディスク装置のフロッピーディ
スクはモータオン信号がオンを示している期間のみ回転
する。従ってフロッピーディスクの不必要な回転を防
ぎ、磁気ヘッドとフロッピーディスクとの接触によるフ
ロッピーディスクの損傷を防ぐことができる。他方、ホ
スト装置がモータオン信号を供給しないように構成され
ている場合には、フロッピーディスクのモータオン信号
入力端子にモータオンを示す信号を常に印加する回路を
特別に付加する。これにより、外付けフロッピーディス
ク装置の電源が投入されている全期間において外付けフ
ロッピーディスク装置のモータが回転し、アクセス可能
な状態が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外付けフロ
ッピーディスク装置に対してモータオン信号を供給しな
いホスト装置(例えば、日本電気株式会社のパソコンの
PC−9801シリーズ)の場合には、モータオン信号
の代りにヘッドロード信号を送出する端子を有する。外
付けフロッピーディスク装置が磁気ヘッドをフロッピー
ディスクに選択的に接触させるヘッドロード機構を有す
る場合には、ヘッドロード信号は意味を有する。しか
し、最近はフロッピーディスク装置の薄型化が要求され
ているので、フロッピーディスク装置の多くはヘッドロ
ード機構を持たない。モータオン信号を供給しないホス
ト装置に対してヘッドロード機構を持たない外付けフロ
ッピーディスク装置を接続する場合には前述のようにモ
ータオン信号入力端子に常にモータオンを示す信号を与
える。この結果、ホスト装置及び外付けフロッピーディ
スク装置の電源がオンの状態において外付けフロッピー
ディスク装置にフロッピーディスクが挿入されると、フ
ロッピーディスクは常に回転し、ヘッドはディスクに常
に接触する。これにより、ディスクの同一箇所がヘッド
によって繰返して走査され、ディスクが損傷する恐れが
あった。また、モータが連続的に駆動されるために電力
損失が大きくなった。
【0005】上述のような問題を解決するために、従来
モータオン信号を外付けフロッピーディスク装置に供給
していないホスト装置をモータオン信号を供給するよう
に設計変更することが考えられる。しかし、モータオン
信号の出力端子(ポート)を新たに設けるための設計変
更はコスト高になる。そこで、本発明の目的は、モータ
オン信号のための独立の信号伝送路を設けないでディス
ク装置のモータの制御を行うことが可能な情報処理装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、記録媒体ディスクと、前記ディスクを回転
するためのディスク回転モータと、前記ディスクに対し
てデータの書込み及び/又は前記ディスクからのデータ
の読取りを行うための信号変換ヘッドと、前記ヘッドを
前記ディスクの半径方向に移動するためのヘッド移動手
段と、前記ヘッドに接続されたリード/ライト回路とを
備えたディスク装置と、前記ディスク装置によるデータ
変換を制御するためのホスト装置とから成る情報処理装
置において、前記ホスト装置が前記ディスク装置におけ
るデータの書込み又は読取りを実行するための信号より
も前記ディスク回転モータの回転立上り時間以上先にド
ライブセレクトを示す信号を送出するように形成され、
前記ディスク装置が、前記ドライブセレクトを示す信号
に応答して前記ディスク回転モータを回転するための信
号を形成して前記ディスク回転モータに送るモータオン
信号形成回路を有していることを特徴とする情報処理装
置に係わるものである。なお、請求項2に示すようにア
クセスコマンドを保持して出力し、この保持開始時にド
ライブセレクト信号を発生させることが望ましい。ま
た、請求項に示すように、ドライブセレクト信号にポ
ーリング区間が含まれている場合には、ドライブセレク
トを示す区間の信号をポーリング区間と区別できるよう
に設定する。
【0007】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、モー
タオンの情報をドライブセレクト信号に含ませてディス
ク装置に送るので、モータオン信号のための特別の端子
をホスト装置に設けることが不要になり、モータオン情
報を容易に与えることができる。また、アクセスコマン
ドによるデータの書込み及び/又は読取りの処理が実行
する前にドライブセレクト信号を発生させるので、上記
の処理を実行する時にはディスクの回転速度を所望値ま
で上昇させておくことが可能になり、上記の処理をエラ
ーのない状態で実行することができる。
【0008】
【実施例】次に、図1〜図8を参照して本発明の実施例
に係わる情報処理装置としてのコンピュータシステムを
説明する。
【0009】図1はコンピュータシステムの全体を概略
的に示す。このコンピュータシステムは、ホスト装置1
と、入力装置としてのキーボード2と、表示装置3と、
情報蓄積装置(外部記憶装置)としての外付けFDD
(フロッピーディスク装置)4とから成る。外付けFD
D4はインタフェースケーブル5によってホスト装置1
に結合されている。ホスト装置1は3.5インチ型の内
蔵FDD6を有し、ここにはオペレーションシステム
(OS)として日本電気(株)のパソコンPC−980
1シリーズ向けのMS−DOS(マイクロソフト社のデ
ィスクオペレーティングシステム)及び本発明に従って
疑似ドライブセレクト信号を発生させるために必要なソ
フト(プログラム)が書込まれたフロッピーディスク
7、及びその他のソフトが書込まれたフロッピーディス
ク(図示せず)、及び主データのリードライト用のフロ
ッピーディスク(図示せず)を挿入するように構成され
ている。なお、本発明に従う疑似ドライブセレクト信号
を発生させるためのソフトをMS−DOSのフロッピー
ディスクとは別の独立のフロッピーディスクに書込むこ
とができる。
【0010】図2はホスト装置1の内部を原理的に示す
ものであり、CPU8、ROM9、RAM10、内蔵F
DD6、フロッピーディスク制御回路11及び内蔵FD
D用のモータオン信号生成回路6aを有する。図1のシ
ステムを使用する際には、まず、ソフト用のフロッピー
ディスク7を内蔵FDD6に装着し、ここに記録されて
いるMS−DOS及び疑似ドライブセレクト信号発生用
ソフトをRAM10に転送する。
【0011】図3に原理的に示すように、外付けFDD
4は、3.5インチのフロッピーディスク(可撓性記録
媒体磁気ディスク)21を使用してデータのリード(読
取り)/ライト(書込み)を行うものであり、フロッピ
ーディスク21の回転装置としてターンテーブル22と
モータ23とモータ制御及び駆動回路24とを有する。
【0012】データの読取り及び書込みを行うための信
号変換磁気ヘッド25にはヘッド移動装置26が結合さ
れている。ヘッド移動装置26はステッピングモータ2
7とこの回転運動をヘッド25の直線運動に変換するた
めのリードスクリュー機構28とから成り、ディスク2
1上に同心円状に設けられたトラックT00〜Tn の複数
トラックから選択されたトラック上にヘッド25を位置
決めする。ステッピングモータ27にはこれを制御及び
駆動するための周知の制御及び駆動回路29が接続され
ている。
【0013】FDD4は、更に、周知のリード回路3
0、ライト回路31、ディスクセンサ32、インデック
スセンサ33、回転検出回路34、及びレデイ状態検出
回路35を有する他に、本発明に従うモータオン信号形
成回路36を有する。また、FDD4は、ライトデータ
入力端子37、ライトゲート信号入力端子38、リード
データ出力端子39、ドライブセレクト信号入力端子4
0、ステップパルス入力端子41、ステップ方向信号入
力端子42、レデイ信号出力端子43、及びモータオン
信号入力端子44を有し、この内の端子37〜43はケ
ーブル5によってホスト装置1のライトデータ出力端子
45、ライトゲート信号出力端子46、リードデータ入
力端子47、ドライブセレクト信号出力端子48、ステ
ップパルス出力端子49、ステップ方向信号出力端子5
0、及びレデイ信号入力端子51に接続されている。な
お、ホスト装置1はモータオン信号出力端子を有さない
ので、FDD4のモータオン信号入力端子44はホスト
装置1に接続されていない。また、実際のFDD4は図
3に示す種々の回路の他にインタフェース回路、センサ
回路、ライトプロテクト回路、その他の入出力端子(ポ
ート)等を有しているが、これ等は省略されている。
【0014】ライト回路31はライトデータ入力端子3
7及びライトゲート信号入力端子38とヘッド25との
間に接続され、ライトゲート信号がライトを許可してい
る時にデータに対応する記録信号をヘッド25に送る。
ヘッド25に接続されたリード回路30は再生信号を波
形整形してデータパルスを形成して端子39に送ると共
に内蔵されている周知のVFOによってウインドウ信号
を形成して図示が省かれているラインでホスト装置1に
送る。なお、ライト回路31及びリード回路30はドラ
イブセレクト信号入力端子40にも接続されており、ド
ライブセレクト信号がドライブセレクトを示している時
にライト動作及びリード動作を実行するように形成され
ている。
【0015】ステッピングモータ制御及び駆動回路29
はステップパルス入力端子41とステップ方向信号入力
端子42とに接続され、ここから供給されるステップパ
ルスとステップ方向信号で指示された状態にステッピン
グモータ27を駆動し、ヘッド25を所望トラックに位
置決めする。
【0016】ディスクモータ制御及び駆動回路24は、
モータオン信号入力端子44に接続されていると共にモ
ータオン信号形成回路36に接続されている。この実施
例ではモータオン信号入力端子44にモータオン信号が
入力しないので、モータオン信号形成回路36の出力に
基づいてディスクモータ23を駆動する。
【0017】モータオン信号形成回路36はドライブセ
レクト信号入力端子40に接続され、ドライブセレクト
信号がドライブセレクトを示す低レベル区間に応答して
モータオン信号を形成する。このモータオン信号形成回
路36の詳細は追って説明する。
【0018】インデックスセンサ33はモータ23の回
転子に設けられたインデックス(指標)を検出し、回転
検出回路34に送る。回転検出回路34はインデックス
センサ33の出力パルスに基づいてディスク21が所定
回転数で回転しているか否かを検出する。レデイ状態検
出回路35は、ディスクセンサ32と回転検出回路34
とドライブセレクト信号入力端子40とに接続され、デ
ィスクセンサ32によってディスク21がターンテーブ
ル22上に装着されていること、回転検出回路34によ
ってモータ23が所定回転数になっていること、ドライ
ブセレクト信号が真であってドライブセレクトを示して
いること、及びFDD4の電源が投入されていることの
全ての条件が満足した時にレディを示す信号を端子43
に送出する。なお、このレデイ状態検出回路35はAN
Dゲ−トから成る論理積回路で形成されている。
【0019】ホスト装置1の端子45、46、49、5
0からは従来のFDDに対する信号と同一の信号が出力
される。しかし、ドライブセレクト信号出力端子48か
らは従来のFDDに対するドライブセレクト信号と異な
る形態の信号が出力される。図6(A)は端子48から
出力される本発明に従うドライブセレクト信号を原理的
に示す。このドライブセレクト信号は、非ドライブセレ
クト区間T0 と第1及び第2のドライブセレクト区間T
1 、T2 から成る。第1のドライブセレクト区間T1 は
従来非ドライブセレクト区間とされていた部分であり、
第2のドライブセレクト区間T2 が従来ドライブセレク
ト区間とされていた部分である。ドライブセレクト信号
はホスト装置のコントローラ11に接続される内蔵FD
D6、外付けFDD4、必要に応じて更に別の2台のF
DD(図示せず)の駆動を選択的に実行するための信号
である。複数台のFDDの選択的駆動のみを実行するの
であれば図6(A)の第1のドライブセレクト区間T1
は非ドライブセレクト区間として差し支えない。しか
し、本発明では、ドライブセレクト信号にモータオン情
報を混合しているために第2のドライブセレクト区間T
2 に先立って第1のドライブセレクト区間T1 が設けら
れている。
【0020】第1のドライブセレクト区間T1 は、非ド
ライブセレクト区間T0 中の時刻t0 、t1 、t2 等に
設けられているディスク状態のポーリングのための低レ
ベル区間即ちポーリング区間Tp よりも長い低レベル区
間Td を繰返して設けることによって形成されている。
従って、第1のドライブセレクト区間T1 を非ドライブ
セレクト区間T0 と区別して検出することができる。
【0021】第1及び第2のドライブセレクト区間T1
、T2 を非ドライブセレクト区間T0 と区別して図6
(C)に示すモータオン信号を形成するために、図3の
モータオン信号形成回路36は図4に示すように形成さ
れている。即ち、モータオン信号形成回路36は、第1
及び第2のカウンタ61、62とクロック発振器63と
から成る。第1のカウンタ61のクロック入力端子CK
はクロック発振器63に接続され、リセット端子Rはド
ライブセレクト信号入力端子40に接続されている。こ
の第1のカウンタ61は、図6の第1の時間Tc1以上を
計数した時に高レベル出力を出力端子Q1 に発生するよ
うに形成されている。この第1の時間Tc1はポーリング
区間の時間幅Tp よりは長く、第1のドライブセレクト
区間T1 の低レベル区間の時間長Td よりは短く設定さ
れている。従って、第1のカウンタ61は図6のt0 、
t1 、t2 からも計数を開始するが、時間長Tc1に至る
前にリセットされるために非ドライブセレクト区間T0
で第1のカウンタ61から高レベル出力が発生すること
はない。一方、第1のドライブセレクト区間T1 になる
と、t4 、t7 、t9 、t11でカウントをそれぞれ開始
し、第1の時間Tc1の後のt5 等で高レベル出力を発生
する。また、第2のドライブセレクト区間T2において
は、t13時点で第1のカウンタ61のリセットが解除さ
れて計数を開始し、第1の時間Tc1を計数した時点t14
から高レベルの出力を発生し、t15時点でリセットされ
て低レベル出力に戻る。
【0022】第2のカウンタ62のクロック入力端子C
Kはクロック発振器63に接続され、リセット端子Rは
第1のカウンタ61の出力端子Q1 に接続され、出力端
子Q2 はディスクモータ制御駆動回路24に接続されて
いる。この第2のカウンタ62は第2の時間Tc2以上を
計数した時にのみ出力端子Q2 に高レベル出力を発生す
るように形成されている。第2の時間Tc2は第1のドラ
イブセレクト区間T1における低レベル区間Td の繰返
し周期即ち図6(B)の区間T1 内の高レベルパルスの
繰返し周期よりも長い時間に設定されている。なお、モ
ータ23のオン時間が必要以上に長くなることを防ぐた
めに第2の時間Tc2を、低レベル区間Td の繰返し周期
即ちポーリング区間Tp の繰返し周期の10倍以下に設
定することが望ましい。
【0023】第2のカウンタ62は第1のカウンタ61
の高レベル出力でリセットされるために、図6(C)に
示すようにt5 時点でリセットされ、低レベル出力を発
生し、その後t6 時点でリセットが解除されて計数を開
始するが、この計数時間が第2の時間Tc2に至る前のt
8 ′で再びリセットされるために低レベル出力が維持さ
れる。その後、t8 、t10、t12でも第2のカウンタ6
2の計数が開始するがやはり第2の時間Tc2に至る前に
リセットされるために低レベルが維持される。第2のド
ライブセレクト区間T2 の終了に同期して第1のカウン
タ61の出力が図6(B)に示すようにt15で低レベル
に転換すると、第2のカウンタ62の計数が再び開始す
る。t15時点よりも後に第1のカウンタ61から高レベ
ル出力が発生していないので、第2のカウンタ62は第
2の時間Tc2を計数することが可能になり、t16で第2
のカウンタ62の出力が高レベルに転換する。この結
果、第2のカウンタ62の出力はほぼ第1及び第2のド
ライブセレクト区間T1 、T2 に対応して低レベルとな
り、非ドライブセレクト区間T0 に対応して高レベルに
なる。
【0024】ディスクモータ制御駆動回路24は、第2
のカウンタ62の低レベル期間t5〜t16に応答してモ
ータ23をオン駆動する。この結果、モータ23の回転
速度は図6(D)に示すようにt5 から徐々に上昇し、
ほぼt10でリードライトが可能な所定速度になる。この
結果、真のドライブセレクト区間である第2のドライブ
セレクト区間T2 においてFDD4のアクセスを示す信
号(例えば、ライトゲート信号、ステップパルス)が与
えられると、直ちにこの信号で指示された動作を直ちに
開始する。なお、第2のドライブセレクト区間T2 の終
了後のt16ではモータ23がオフ制御されるためにディ
スク21とヘッド25との摺接が中断され、ディスク2
1の損傷が防止される。また、モータ23による電力損
失が低減する。
【0025】次に、ホスト装置1による図6(A)のド
ライブセレクト信号の形成方法を説明する。図5はホス
ト装置1によるドライブセレクト信号及びFDD4のリ
ード/ライトを実行するための他の信号(ステップパル
ス、ステップ方向信号、ライトゲート信号)の発生手段
を機能的に示す。アクセスコマンド発生手段70はCP
U8に含まれる機能であって、FDD4を所望のリード
又はライト状態にすることを指令するアクセスコマンド
を発生する。このアクセスコマンド発生手段70は第1
のスイッチ71を介してドライブセレクト信号発生手段
72、ライトゲート信号発生手段73、ステップパルス
発生手段74、ステップ方向信号発生手段75に接続さ
れている。ドライブセレクト信号発生手段72、ライト
ゲート信号発生手段73、ステップパルス発生手段7
4、ステップ方向信号発生手段75は図2の制御回路1
1に含まれている。なお、制御回路11は一般にFDC
(フロッピーディスクディスクコントローラ)と呼ばれ
ている集積回路とインタフェースとから成る。
【0026】ドライブセレクト信号発生手段72はアク
セスコマンドを解読してアクセスコマンドで指定された
FDDのリード及びライトを指示するための信号即ちド
ライブセレクトを示す低レベルの信号を端子48に送出
する。
【0027】ライトゲート信号発生手段73は周知の方
法によってトラックフォーマットの所定領域に対するデ
ータの書込みを許可する信号即ちライトゲート信号を端
子47に送出する。
【0028】ステップパルス発生手段74はヘッド25
をディスク21の所望トラックに移動するために必要な
ステップパルスを周知の方法で形成し、これを端子49
に送出する。ステップ方向信号発生手段75はヘッド2
5の移動方向を示す信号を端子50に送出する。
【0029】図5には更に本発明に従って対象FDD判
別手段76、第2のスイッチ77、アクセスコマンド保
持手段78、疑似ドライブセレクト信号発生手段79が
設けられている。これ等の手段は、図1に示すフロッピ
ーディスク7に書込まれているソフトウエアを図2のR
AM10に書込み、CPU8がこのソフトウエアを実行
する機能を等価的に示したものである。
【0030】図5の対象FDD判別手段76はアクセス
コマンド70を解読してドライブセレクトすべきFDD
を判断し、内蔵FDD6が選択されている時には第1の
スイッチ71をオンにし、第2のスイッチ77をオフに
制御する。また、外付けFDD4が選択されている時に
は第1のスイッチ71をオフ、第2のスイッチ77をオ
ンに制御する。
【0031】アクセスコマンド保持手段78は、アクセ
スコマンドに一時保持して遅延を与えてドライブセレク
ト信号発生手段72、ライトゲート信号発生手段73、
ステップパルス発生手段74、ステップ方向信号発生手
段75に送るものである。
【0032】疑似ドライブセレクト信号発生手段79
は、外付けFDD4が選択された時に図6の第1のドラ
イブセレクト区間T1 の信号を形成して端子48に送出
するものである。この疑似ドライブセレクト信号発生手
段79にはレデイ信号入力端子51が接続されており、
レデイ状態になった後に疑似ドライブセレクト信号の送
出が終了する。
【0033】図7はドライブセレクト信号の送出のフロ
ーチャートを示す。ステップS1 で外付けFDD4のア
クセスコマンドか否かを判定する。外付けFDD4が選
択されている時には、ステップS2 で図6(A)の第1
のドライブセレクト区間T1の疑似ドライブセレクト信
号を形成する。次にステップS3 でディスク21がリー
ド/ライト可能な正常回転状態にあるか否か即ちレデイ
状態か否かを判断する。レディ状態でない場合はレディ
状態になるまで疑似ドライブセレクト信号の発生を継続
する。レデイ状態になった時には、ステップS3 にて正
常ドライブセレクト信号即ち図6(A)の第2のドライ
ブセレクト区間T2 の信号を送出する。なお、ステップ
S1 で外付けFDD4が選択されていない場合には直ち
にステップS4 で正常ドライブセレクト信号を発生す
る。
【0034】図8は図7の疑似ドライブセレクト信号発
生ステップS2 を更に詳しく示すものである。例えば日
本電気株式会社のFDCであるμPD765シリーズを
含むPC−9801シリーズ等のホスト装置は、種々の
コマンドを設定するコマンド設定フェーズと、コマンド
を実行するエグゼキューション・フェーズと、コマンド
実行の結果を読取るリザルト・フェーズとを有する。あ
るコマンドがエラーなく実行されたことをリザルト・フ
ェーズで確認した時に次のコマンドの実行に移る。
【0035】そこで、本実施例では、FDD4のディス
ク21の状態即ちレデイ状態をチェックするために用意
されたセンス・デバイス・ステイタス(SENSE D
FVICE STATUS)・コマンドを利用して疑似
ドライブセレクト信号を形成する。即ち、図8のステッ
プS21でセンス・デバイス・ステイタス・コマンドをセ
ットし、次にステップS22でセンス・デバイス・ステイ
タス・コマンドのパラメータをセットし、次にステップ
S23で図6(A)のポーリング期間Tp 以上の所定時間
Td が経過したか否かを判断する。なお、この所定時間
Td はクロックをカウンタで計数することによって決定
するのが望ましいが、ハ−ドウェアとしてのパソコンの
制約により、その取り方は異なる。PC9801シリ−
ズのパソコンの場合、最も良く用いられている手法とし
てはVSYNCと言われるビデオ同期信号によって発生
する割り込み信号を用いた計数が考えられる。所定時間
Td が経過していない場合はリザルト・フェーズに移行
しない。これにより、ポーリング期間の延長動作が生じ
る。なお、ポーリング期間及びセンス・デバイス・ステ
イタスを得る期間には、レデイ状態検出回路35を動作
させるためにドライブセレクト信号はドライブセレクト
を示す低レベルでなければならない。このリザルト・フ
ェーズへの移行を遅らせるということは、図5のアクセ
スコマンド保持手段78でアクセスコマンドに遅延を与
えていることに相当する。ステップS23で所定時間Td
が経過したら、ステップS24でCPU8がリザルト・ス
テイタスを引き取る。即ち、ステップS24でリザルト・
フェーズに移行し、外付けFDD4のレデイ状態検出回
路35で検出されたレデイ信号に基づいて決定されたデ
ィスク状態を示すステイタス信号をCPU8が引き取
る。これにより、センス・デバイス・ステイタス・コマ
ンドに基づく動作が終了し、ドライブセレクト信号は非
ドライブセレクトを示す高レベルに戻る。次に、ステッ
プS3 でレデイ状態か否かが判断され、レデイ状態でな
い時には再びセンス・デバイス・ステイタス・コマンド
がセットされ、ドライブセレクト信号が低レベルにな
る。上述の動作の繰返しによってポーリング区間Tp の
時間幅を長くしたものに相当する疑似ドライブセレクト
信号即ち第1のドライブセレクト区間T1 が得られる。
【0036】上述から明らかなように本実施例によれば
ドライブセレクト信号を使用してモータオン情報をFD
D4に与え、FDD4はドライブセレクト信号を容易に
形成することができる。従って、ディスク回転モータ2
3の選択的駆動がホスト装置1からのモータオン信号の
供給を伴なわないで容易に達成され、ディスク21のヘ
ッド25との摺接による損傷防止及び電力損失の低減が
達成される。
【0037】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 3.5インチ型FDD以外のFDD、又は光デ
ィスク装置、光磁気ディスク装置にも適用可能である。 (2) 図6の第1のドライブセレクト区間T1 の全部
を低レベル即ち真(TRUE)状態にしてもよい。 (3) 第1のドライブセレクト区間T1 をレデイ検出
に基づいて決定しないでモータ23の立上り時間以上の
固定期間とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の情報処理装置を示すブロック
図である。
【図2】図1のホスト装置を示すブロック図である。
【図3】図1の外付けFDDを示すブロック図である。
【図4】図3のモータオン信号形成回路を示すブロック
図である。
【図5】図1のホスト装置の一部を機能的に示すブロッ
ク図である。
【図6】図3及び図4の各部の電圧及び回転状態を示す
図である。
【図7】ドライブセレクト信号の発生を示す流れ図であ
る。
【図8】疑似ドライブセレクト信号の発生を示す流れ図
である。
【符号の説明】
1 ホスト装置 4 外付けFDD 36 モータオン信号形成回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体ディスクと、前記ディスクを回
    転するためのディスク回転モータと、前記ディスクに対
    してデータの書込み及び/又は前記ディスクからのデー
    タの読取りを行うための信号変換ヘッドと、前記ヘッド
    を前記ディスクの半径方向に移動するためのヘッド移動
    手段と、前記ヘッドに接続されたリード/ライト回路と
    を備えたディスク装置と、 前記ディスク装置によるデータ変換を制御するためのホ
    スト装置とから成る情報処理装置において、 前記ホスト装置が前記ディスク装置におけるデータの書
    込み又は読取りを実行するための信号よりも前記ディス
    ク回転モータの回転立上り時間以上先にドライブセレク
    トを示す信号を送出するように形成され、 前記ディスク装置が、前記ドライブセレクトを示す信号
    に応答して前記ディスク回転モータを回転するための信
    号を形成して前記ディスク回転モータに送るモータオン
    信号形成回路を有していることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 記録媒体ディスクと、前記ディスクを回
    転するためのディスク回転モータと、前記ディスクに対
    してデータの書込み及び/又は前記ディスクからのデー
    タの読取りを行うための信号変換ヘッドと、前記ヘッド
    を前記ディスクの半径方向に移動するためのヘッド移動
    手段と、前記ヘッドに接続されたリード/ライト回路と
    を備えたディスク装置と、 前記ディスク装置によるデータ変換を制御するためのホ
    スト装置とから成る情報処理装置において、 前記ホスト装置が、 前記ディスクに対してデータを書込む及び/又は前記デ
    ィスクからデータを読取ることを指令するアクセスコマ
    ンドを発生するアクセスコマンド発生手段と、 前記ディスク回転モータが前記ディスクを回転停止状態
    から所望回転数の回転状態に移行させるために必要な時
    間以上の時間だけ前記アクセスコマンドを保持して出力
    する保持手段と、 前記アクセスコマンドに応答してドライブセレクト信号
    を形成するものであって、前記保持手段において前記ア
    クセスコマンドを保持する時間の終了よりも前にドライ
    ブセレクトを示す信号を前記ディスク装置に送るように
    形成されたドライブセレクト信号形成手段とを有し、 前記ディスク装置が、前記ドライブセレクトを示す信号
    に応答して前記ディスク回転モータを回転するための信
    号を形成して前記ディスク回転モータに送るモータオン
    信号形成回路を有していることを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ドライブセレクト信号形成手段は、
    ドライブセレクトを示さない区間(T0)とドライブセ
    レクトを示す区間(T1及びT2)とを有するドライブセ
    レクト信号を形成するものであって、 前記ドライブセレクトを示さない区間(T0)は、ドラ
    イブセレクトを示さない第1の電圧レベルの非ドライブ
    セレクト区間とポ‐リングを示す第2の電圧レベルのポ
    −リング区間との繰返しから成り、 前記ドライブセレクトを示す区間は、前記ドライブセレ
    クトを示さない区間(T0)の後に配置 された第1の区
    間(T1)と前記第1の区間(T1)の後に配置された第
    2の区間(T2)とから成り、 前記第1の区間は前記第1の電圧レベルの区間と第2の
    電圧レベルの区間との繰返しから成り、 前記第1の区間(T1)の前記第2の電圧レベルの区間の
    時間長(Td)は前記ポ‐リング区間の時間長(Tp)
    よりも長く設定され、 前記第2の区間は第2の電圧レベルに設定され、 前記第1の区間(T1)の時間長が、前記ディスクを回
    転停止状態から所望の回転数の回転状態に移行させるた
    めに必要な時間以上に設定されていることを特徴とする
    請求項2記載の 情報処理装置。
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