JP2598202B2 - フロッピーディスクドライブコントローラの制御装置及びこれを備えたフロッピーディスクドライブ - Google Patents

フロッピーディスクドライブコントローラの制御装置及びこれを備えたフロッピーディスクドライブ

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JP2598202B2 JP12209692A JP12209692A JP2598202B2 JP 2598202 B2 JP2598202 B2 JP 2598202B2 JP 12209692 A JP12209692 A JP 12209692A JP 12209692 A JP12209692 A JP 12209692A JP 2598202 B2 JP2598202 B2 JP 2598202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクド
ライブコントローラ(以下、FDDCという)の制御装
置、特にその異常検出に関する。
【0002】
【従来の技術】FDDCは、CPUとフロッピーディス
クドライブ(以下、FDDという)のインターフェース
であり、フロッピーディスクのデータの書込み、読出し
を行うためにFDD自身の制御とフロッピーディスク上
のデータフォーマットを制御している。
【0003】ここで、FDDCはCPUインターフェー
ス、コントローラ/フォーマッタ部、FDDインターフ
ェースを含んで構成され、CPUインターフェースはコ
マンド、ステータス、トラックアドレス、セクタアドレ
スなどの授受及びデータ転送をコントロールする。ま
た、コントローラ/フォーマッタ部は、ヘッドの位置決
めコントロール及びフォーマットに従ってデータの書込
み、読出しを行うものである。 そして、このFDDC
の動作設定を切り換えることによりFDDに要求される
記録密度などの仕様を満足させることができるが、この
FDDCの設定を切り換える方法として、図5に示され
るようにPROM10などのメモリに各ビットアドレス
とFDDC12の各設定を1対1に対応させたバイナリ
形式の設定データを予め格納し、このPROM10から
この設定データをFDDC12にロードしてコントロー
ルする方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにPROM1
0などのメモリを用いてFDDC12の設定をコントロ
ールする方法では、FDDC12の設定を切替スイッチ
等によりメカニカルに行う場合に比べてより汎用性が向
上するが、PROM10からのデータのロード時に何等
かの異常が発生した場合、FDDC12内部ではこの設
定データのチェック機能を有していないため、誤動作が
生じてしまう問題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的はPROMなどのメモリ
から供給されたデータの異常を確実に検出して正常にF
DDCを動作させることが可能なFDDCの制御装置及
これを備えるフロッピーディスクドライブ(FDD)
を提供することにある。
【0006】上記目的を達成するために、請求項1記載
のFDDCの制御装置は、制御コマンドをダイパルス形
式に変換してメモリに格納する変換回路と、前記変換回
路で変換され前記FDDCに供給された制御コマンドが
3値連続する値を有する場合に異常信号を出力する検出
回路とを有することを特徴とする。また、上記目的を達
成するために、請求項2記載のFDDは、制御コマンド
をダイパルス形式に変換してメモリに格納する変換回路
と、前記変換回路で変換され前記FDDCに供給された
制御コマンドが3値連続する値を有する場合に異常信号
を出力する検出回路とを有するFDDCの制御装置を備
えることを特徴とする。
【0007】
【作用】このように、本発明におけるFDDCの制御装
置は、バイナリ形式の設定データを0と1の組合わせか
らなるダイパルス形式に変換してFDDCに供給するも
のである。ダイパルス形式においては、例えばバイナリ
形式の“0”は“10”に変換され、またバイナリ形式
“1”はダイパルス形式“01”に変換される。このよ
うに、ダイパルス形式においては互いに異なる2値の組
合わせにより設定データが表現されるため、正常なデー
タであれば0または1が3値以上連続することはあり得
ない。
【0008】従って、このダイパルス形式の設定データ
が3値連続する値を有している場合には、正常なデータ
ではないと判定でき、この場合にはFDDCの動作を停
止することにより誤動作を未然に防止することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明に係るFDD
Cの制御装置の好適な実施例を説明する。
【0010】図1には本実施例におけるFDDCの制御
方法を示すフローチャートが示されている。前述したよ
うに、FDDC12に供給されるべき設定データはPR
OM10などのメモリに格納され、この設定データがF
DDC12に供給されるが、本実施例においては、バイ
ナリ形式の設定データを、まずダイパルス(以下、DP
と言う)変換する(S101)。変換の手法としてはい
くつか考えられるが、その際の共通した変換規則は異な
る2値の組合わせで変換することである。例えば、バイ
ナリ形式の“0”に対してはDP形式“10”を対応さ
せ、バイナリ形式“1”に対してはDP形式“01”を
対応させる。勿論、前述した規則の範囲内における他の
変換手法、すなわちバイナリ形式“0”に対してDP形
式“01”、バイナリ形式“0”に対してDP形式“1
0”を対応させることも可能である。
【0011】図2にはこのようなDP変換を行うための
変換回路の一例が示されている。本実施例におけるDP
変換回路は排他的論理和ゲート(EX−ORゲート)に
より構成され、その入力端子の一方にはバイナリ形式の
設定データDATAが入力され、他方には所定周波数の
クロックCLKが入力される。周知の如く、EX−OR
ゲートは入力信号が共に0または共に1である場合には
0を出力し、2つの入力信号が異なる場合には1を出力
する論理ゲートである。従って、図3(A)に示される
ようにバイナリ形式で“0110”の設定データがこの
EX−ORゲートに入力されると、その出力はDP変換
されて同図(B)に示されるような“1001011
0”に変換される。
【0012】このようにしてバイナリ形式の設定データ
をDP変換した後、PROM等のメモリに格納し、さら
にFDDC12にこの設定データを供給する(S10
2)。そして、この供給された設定データが3値連続す
る値を有するか否かが検出される(S103)。
【0013】図4には本実施例において3値連続する値
を有するか否かを検出する検出回路の一例が示されてい
る。この検出回路は3個のDフリップフロップ及びAN
Dゲート20,22、ORゲート24から構成される。
第1段のフリップフロップ14のQ出力は第2段のフリ
ップフロップ16のD入力端子に接続され、この第2段
のフリップフロップ16のQ出力は第3段のフリップフ
ロップ18のD入力端子に接続される。そして、各フリ
ップフロップ14、16、18のQ出力端子はANDゲ
ート20に入力される。一方、これらフリップフロップ
14、16、18のQ(−)反転出力端子はANDゲー
ト22の入力端子に接続される。また、ANDゲート2
0、22の出力端子がORゲート24の入力端子に接続
されている。
【0014】このような検出回路の構成において、第1
段のフリップフロップ14のD入力端子に前述のステッ
プにてDP変換された設定データが入力された場合、3
値連続する値でない場合にはANDゲート20及びAN
Dゲート22の出力はいずれも0であり、従ってORゲ
ート24の出力も0となる。一方、DP変換された設定
データが3値連続する値を有する場合、例えば“00
0”である場合にはANDゲート20の出力は0であ
り、一方ANDゲート22の出力は1となるためORゲ
ート24からの出力は1となる。また、DP変換された
設定データが“111”である場合にも、ANDゲート
20の出力は1となり、一方ANDゲート22の出力は
0となるため、ORゲート24の出力は1となる。前述
したように、DP変換された設定データが正常である場
合には3値連続する値を有することはあり得ないので、
ORゲート24からの出力が1、すなわち3値連続する
値を有していると検出された場合にはメモリから供給さ
れた設定データに何等かの異常が発生したと判断でき
る。
【0015】従って、連続値検出ステップS103にて
連続値を検出し、3値連続する値を有すると判定された
場合には異常が発生したと判定し(S104)、この場
合にはFDDC12にリセット信号を供給してその動作
を停止させる(S105)。このように、本実施例にお
いては、設定データをDP変換してFDDCに供給し、
その3ビット分のデータから異常の有無を検出すること
ができるので、簡易かつ確実に異常を検出してFDDC
の誤動作を未然に防止することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るフロ
ッピーディスクドライブコントローラの制御装置及びこ
れを備えたフロッピーディスクドライブによれば、フロ
ッピーディスクドライブコントローラに供給された設定
データの異常の有無を容易にかつ確実に検出することが
でき、誤動作を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロッピーディスクドライブコントロ
ーラの制御の一実施例を示すフローチャートである。
【図2】同実施例におけるダイパルス変換回路の回路図
である。
【図3】同実施例におけるダイパルス変換の変換方法を
示す説明図である。
【図4】同実施例における検出回路の回路図である。
【図5】従来のフロッピーディスクドライブコントロー
ラの制御方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 PROM 12 FDDC

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めメモリに格納された制御コマンドを
    供給することによりフロッピーディスクドライブコント
    ローラの動作を制御するフロッピーディスクドライブコ
    ントローラの制御装置であって、 前記制御コマンドをダイパルス形式に変換して前記メモ
    リに格納する変換回路と、 前記変換回路で変換され前記フロッピーディスクドライ
    ブコントローラに供給された制御コマンドが3値連続す
    る値を有する場合に異常信号を出力する検出回路と、 を有することを特徴とするフロッピーディスクドライブ
    コントローラの制御装置。
  2. 【請求項2】 メモリに格納された制御コマンドをダイ
    パルス形式に変換して前記メモリに格納する変換回路
    と、 前記変換回路で変換され前記フロッピーディスクドライ
    ブコントローラに供給された制御コマンドが3値連続す
    る値を有する場合に異常信号を出力する検出回路と、 を有するフロッピーディスクドライブコントローラの制
    御装置を備えるフロッピーディスクドライブ。
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