JP3163967U - 吊り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】クレーン等によって昇降可能に吊上げ支持される吊ビームと、上記対象物が係止される一対の吊上体とを備え、該一対の吊上体を吊ビームの両端側にそれぞれ係脱可能に係合させた吊り具であって、作業負担が軽減される吊り具を提供する。【解決手段】昇降可能に吊下げ支持される横方向の吊ビーム2と、対象物Aが係止される一対の吊上体4とを備え、該一対の吊上体4を吊ビーム2の両端側にそれぞれ係脱可能に係合させることにより該対象物Aを吊ビーム2に吊下げる吊り具を構成する。さらに、前記対象物Aが接地されて吊上体4から吊ビーム2に作用する力が減少した場合に、吊上体4と吊ビーム2との係合を解除する解除機構11を、吊ビーム2側に設けてなる。【選択図】図2
Description
この考案は、昇降可能に吊下げ支持される横方向の吊ビームを備えた吊り具に関する。
土嚢等の高重量の対象物を吊上げ搬送する場合に用いる吊り具の一種として、クレーン等によって昇降可能に吊上げ支持される吊ビームと、上記対象物が係止される一対の吊上体とを備え、該一対の吊上体を吊ビームの両端側にそれぞれ取付け、対象物をバランス良く吊上げることが可能な吊り具が従来公知である。
さらに、該構成の吊り具を改良したものとして、一対の各吊上体を、吊ビームの対応する端部側に係脱可能に係合させることにより取付けた特許文献1に示す吊り具が公知になっている。
上記文献の吊り具は、対象物を吊上体に係止した状態のままで、対象物を吊り具から取外すことが可能であるが、結局、吊上体を吊ビームから取外す作業が必要でるため、作業負担の軽減という観点から改良の余地が残る。
本考案は、クレーン等によって昇降可能に吊上げ支持される吊ビームと、上記対象物が係止される一対の吊上体とを備え、該一対の吊上体を吊ビームの両端側にそれぞれ係脱可能に係合させた吊り具であって、作業負担が軽減される吊り具を提供することを課題とする。
本考案は、クレーン等によって昇降可能に吊上げ支持される吊ビームと、上記対象物が係止される一対の吊上体とを備え、該一対の吊上体を吊ビームの両端側にそれぞれ係脱可能に係合させた吊り具であって、作業負担が軽減される吊り具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本考案は、第1に、昇降可能に吊下げ支持される横方向の吊ビーム2と、対象物Aが係止される一対の吊上体4とを備え、該一対の吊上体4を吊ビーム2の両端側にそれぞれ係脱可能に係合させることにより該対象物Aを吊ビーム2に吊下げる吊り具であって、対象物Aが接地されて吊上体4から吊ビーム2に作用する力が減少した場合に、吊ビーム2との係合が解除される方向に吊上体4を付勢する弾性部材13を備えた解除機構11を吊りビーム2側に設け、該解除機構11によって吊上体4と吊ビーム2との係合を解除することを特徴としている。
第2に、吊上体4によって環状部4aを形成し、該環状部4aに吊ビーム2が挿通されることにより吊上体4が吊ビーム2に引掛けられて係止されるように該環状部4aを構成し、係合解除時に環状部4aから吊ビーム2が抜出されるように解除機構11を構成したことを特徴としている。
第3に、解除機構11が、上下揺動可能なように吊ビーム2の端部側に支持された解除アーム12と、吊ビーム2の上面側に沿って倒伏した倒伏姿勢の解除アーム12を上方揺動側に付勢するように構成された前記弾性部材13とを備え、倒伏姿勢の解除アーム12が吊ビーム2とともに上記環状部4aに挿通された際に対象物Aが非接地の場合には該対象物Aからの荷重によって弾性部材13の付勢力に抗して解除アーム12が倒伏姿勢で保持されるように、該解除アーム12及び弾性部材13を構成し、対象物Aが接地された際に、弾性部材13によって解除アーム12が倒伏姿勢から上方揺動されることにより吊上体4の吊ビーム2との係合が解除されることを特徴としている。
第4に、解除アーム12における吊ビーム2端側に位置する支持端と反対側の自由端側に、倒伏姿勢時における環状部4aの吊ビーム2中心側への移動を規制するフック部12aを設けたことを特徴としている。
第5に、横方向に延びる左右一対の棒状の分割片17によって吊ビーム2を構成し、分割片17同士をヒンジ部18によって回動可能に連結することにより、一対の分割片17が一直線状に展開された展開姿勢と、各分割片17がヒンジ部18を支点に上方側に上方揺動された曲げ姿勢とに切換可能なように吊ビーム2を構成し、該ヒンジ部18と、吊ビーム2を曲げ姿勢側に付勢するように構成された前記弾性部材13とによって前記解除機構11を構成し、非接地状態の対象物Aからの荷重によって該弾性部材13の付勢力に抗して展開姿勢で保持された吊ビーム2が、対象物Aが接地された際に展開姿勢から曲げ姿勢に切換えられることにより、吊上体4と吊ビーム2との係合が解除されるように前記解除機構11を構成したことを特徴としている。
第6に、吊ビーム2の端部側に、環状部4aの解除機構11によらない抜出しを防止する係止部7を形成したことを特徴としている。
第7に、吊上体4が、紐状体又は帯状体であることを特徴としている。
第8に、紐状体又は帯状体よりなる吊上体4をループ状にして前記環状部4aを形成したことを特徴としている。
第9に、吊上体4の環状部4a内に対象物Aの周面の一部を位置させて係止することを特徴としている。
本考案の構成によれば、対象物が接地されて吊上体から吊ビームに作用する力が減少した場合に、吊上体と吊ビームとの係合を解除する解除機構を、吊ビーム側に設けているため、吊上体と吊ビームとの係合を解除する作業が不要になり、作業の手間が軽減される。
また、吊上体によって環状部を形成し、該環状部に吊ビームが挿通されることにより吊上体が吊ビームに引掛けられて係止されるように該環状部を構成し、係合解除時に環状部から吊ビームが抜出されるように解除機構を構成すれば、吊上体と吊ビームとの係脱をより円滑に行わせることが可能になる。
また、吊ビームの端部側に、環状部の解除機構によらない抜出しを防止する係止部を形成すれば、吊上体と吊ビームとの意図しない係合解除を防止できる。
図1(A)は本発明を適用した吊り具の吊上体を省いた状態の正面図であり、(B)は吊り具に設けられた止め金具の側面図であり、図2(A),(B)は、土嚢吊上げ時の吊り具の要部正面図及び側面図である。図示する例では、クレーンによって吊上げられて搬送される対象物は土嚢Aであり、該土嚢Aは土a1等を入れた袋体a2よりなる重量物である。本発明が適用された吊り具1は、この土嚢Aを、クレーンBによって吊上げて搬送する際に用いるものであり、横方向の金属製の吊ビーム2と、吊ビーム2をクレーンBのフックbに吊上げ支持する支持ワイヤ3と、フレキシブルに変形する帯状又は紐状(図示する例では帯状)の吊上体4とを備えている。
上記吊ビーム2は、横方向に延びる円柱状の本体部6を有し、この本体部6の軸方向両端部には、本体部6よりも径が大きい円盤フランジ状の係止部7がそれぞれ一体的に形成されるとともに、該本体部6の中途部における左右対称位置には、正面視方形状をなす板状の金属製ブラケット8がそれぞれ上方側に向かって一体的に突出形成されている。この左右一対の各ブラケット8は、中央部に円状の取付孔8aが穿設されている。
上記支持ワイヤ3は左右一対で設けられ、この左右の支持ワイヤ3は、止め金具9を介して、対応するブラケット8に取付けられている。具体的には、支持ワイヤ3の上端部及び下端部を、自身の中途部に連結固定することにより、各支持ワイヤ3に上下一対の環状部3a,3bを形成している一方、止め金具9は、ブラケット8の取付孔8aに挿通され且つU字状に曲げ形成された棒状部材である本体部9aと、本体部9aのU字状の両端部間に架設固定される係止ピン9bとからなる。
そして、各支持ワイヤ3の下側の環状部3bに係止ピン9bが挿通されるようにして、該係止ピン9bを本体部9aの両端部間に架渡して固定することにより、該環状部3bを、止め金具9(ブラケット8側)に係止するとともに、各支持ワイヤ3の上側の環状部3aをクレーンBのフック部bに直接引掛けることにより係止する。
このようにして、吊ビーム2を、左右一対の支持ワイヤ3等によって、クレーンBのフック部bに吊下げ支持した際、止め金具9及びブラケット8が吊ビーム2の左右対称箇所に配されているため、吊ビーム2が左右バランス良く水平な姿勢で保持される。なお、図示する例では、各支持ワイヤ3の上側の環状部3aを単一のフック部bに直接引掛けて係止しているが、左右の支持ワイヤ3の上端側を単一のフック部材(図示しない)の下端部に取付支持し、このフック部材をクレーンBフック部bに引掛けて係合させても良い。
上記吊上体4は、帯状又は紐状の一端側を他端側に連結してループ状とすることにより、環状部4aを形成している。この全体形状がループ状をなす吊上体4は、吊ビーム2の左右の端部側にそれぞれ1個づつ係脱自在に係合される。
詳しく説明すると、左右の各吊上体4は、環状部4a内の上端側に吊ビーム2の左右の端部がそれぞれ挿通されることにより、吊ビーム2の対応する端部側(具体的には、吊ビーム2における係止部7とブラケット8との間)に引掛けて係止させる一方で、吊上体4によって形成される左右一対の環状部4a内の下側半部に土嚢Aの左右箇所をそれぞれ位置させることにより、該土嚢Aの周面を受止めて左右バランス良く係止させる。そして、土嚢Aは、地面に対して非接地な状態になると、左右の吊上体4によって吊ビーム2に吊下げられた状態になり、その荷重が吊上体4を介して吊ビーム2の左右の端部側に作用する。
なお、下部側に土嚢Aが係止される吊上体4を吊ビーム2の端側に係止するために、吊上体4によって環状部4aを形成するが、帯状又は紐状の吊上体4の両端部を土嚢Aに係止させ、土嚢A及び吊上体4により環状部(図示しない)を形成してもよいし、吊上体4の上端部を自身の中途部に連結させることにより、環状部(図示しない)を形成してもよい。
このように構成される吊り具1によれば、クレーンBを上昇駆動させ、フック部bを介して吊下げ支持した吊ビーム2を上昇させることにより、土嚢Aを吊上げる。続いて、クレーンBを搬送作動させ、非接地状態の土嚢Aを所定位置まで搬送する。続いて、クレームBを下降駆動させ、フック部bを介して吊下げ支持した吊ビーム2を下降させることにより、土嚢Aを地面に接地させる。このようにして、搬送後に土嚢Aが地面に接地されると、土嚢Aからの荷重が減って、吊上体4から吊ビーム2に作用する力が減少するが、本吊り具1には、この土嚢Aからの荷重減少に伴って吊上体4と吊ビーム2との係合を解除する解除機構11が設けられている。
図3は、解除機構による係合解除の状態を示す吊り具の要部正面図である。図1乃至3に示すように、解除機構11は、吊ビーム2における本体部6の左右各端部上面側に支持された解除アーム12と、該左右一対の各解除アーム12側に設けられた弾性部材である圧縮スプリング13とを備えている。
上記解除アーム12は、平面視吊りビーム2の軸方向の沿って全体が上下揺動するように基端側が吊ビーム2に支持されているため、基端側が支持端側となり、先端側が自由端側となる。そして、解除アーム12は、この上下揺動によって、基端側から先端側に向かって吊ビーム2の左右方向中央側(中央側)に延びるようにして吊ビーム2の上面側に沿って倒伏した倒伏姿勢と、基端側から先端側に向かって吊ビーム2中央側を向いて上方傾斜した解除姿勢とに、姿勢切換可能に構成されている。
上記圧縮スプリング13は、倒伏姿勢の解除アーム12を上方揺動側に付勢するように、対応する解除アーム12と吊ビーム2上面側との間に介設されている。
前述した環状部4aに、吊ビーム2とともに解除アーム12が挿通された状態で、土嚢Aを吊上げて非接地状態とすると、土嚢Aからの荷重が吊上体4を介して解除アーム12に伝わり、解除アーム12が、圧縮スプリング13の弾性力に抗して倒伏姿勢に切換えられるように下方揺動され、該姿勢で保持される(図2(A)参照))。続いて、上述した土嚢Aの搬送後、地面から離間した状態の土嚢Aを地面に接地させると、土嚢Aからの荷重が減少し、解除アーム12が圧縮スプリング13の弾性力によって跳ね上げられるように上方揺動作動し、該解除アーム13がその勢いによって解除姿勢に切換えられる。この解除アーム12の解除姿勢への切換によって、吊上体4が吊ビーム2軸方向外側に押出され、この押出しによって、環状部4aから解除アーム12及び吊ビーム2が抜出され、吊上体4と吊ビーム2との係合が解除される(図3参照)。
すなわち、この圧縮スプリング13は、土嚢Aが接地されて吊上体4から吊ビーム2に作用する力が減って、その力が低下又は零になると、解除アーム12を介して、吊ビーム2との係合が解除される側に吊上体4を付勢するように(移動させるように)構成されている。ちなみに、この解除アーム12は、吊上体4が引掛けられていない状態時には、略自由長の圧縮スプリング13の上端側に当接し、解除姿勢と倒伏姿勢との間の揺動姿勢である待機姿勢で、保持される。
また、この解除アーム12の先端側には、上方側に湾曲又は屈曲(図示する例では屈曲)形成されてフック部12aを構成している。このフック部12aは、解除アーム12が倒伏姿勢に切換えられている際に、吊上体4の吊ビーム2中央側への移動を規制するとともに、解除アーム12の倒伏姿勢から解除姿勢への切換作動時においては、吊上体4を確実に軸方向外側に押出す役割を果す。これに加えて、上述した係止部7は、環状部4aからの解除アーム12及び吊ビーム2が不測に抜出すことを効率的に防止して、解除機構11によらない吊上体4と吊ビーム2との係合解除を防止するように構成されている。
以上のように構成される吊り具1によれば、吊上げ搬送した後の土嚢Aを、地面に接地させた際に、吊ビーム2の左右両端側に配置された解除機構11によって、吊上体4と吊ビーム2との係合が自動的に解除されるため、土嚢AのクレーンB等を介した搬送作業を効率的に行うことが可能になる。
次に、図4に基づき、解除機構11の別実施形態について上述の例と異なる点を説明する。
図4(A),(B)は、解除機構の別実施形態の構成を示す吊り具の要部正面図及び要部平面図である。図示する例では、倒伏姿勢の解除アーム12を上方揺動側に付勢する弾性部材13として、解除アームの基端側に配置された渦巻ばね等を用いている。さらに、倒伏姿勢に切換えられた解除アーム12とともに、吊上体4に当接する当接部16を、吊ビーム2の上面側に別体又は一体(図示する例では別体)で形成してもよい。これによって、土嚢Aから弾性部材13にかかる荷重を低減させることが可能になる。ちなみに、解除アーム13は、土嚢1からの荷重が無い場合には、ストッパ(図示しない)等によって、解除姿勢で保持される。
図4(A),(B)は、解除機構の別実施形態の構成を示す吊り具の要部正面図及び要部平面図である。図示する例では、倒伏姿勢の解除アーム12を上方揺動側に付勢する弾性部材13として、解除アームの基端側に配置された渦巻ばね等を用いている。さらに、倒伏姿勢に切換えられた解除アーム12とともに、吊上体4に当接する当接部16を、吊ビーム2の上面側に別体又は一体(図示する例では別体)で形成してもよい。これによって、土嚢Aから弾性部材13にかかる荷重を低減させることが可能になる。ちなみに、解除アーム13は、土嚢1からの荷重が無い場合には、ストッパ(図示しない)等によって、解除姿勢で保持される。
次に、図5に基づき、解除機構11の別実施形態について上述の例と異なる点を説明する。
図5は、解除機構の別実施形態を示すものであり、(A)は吊上体と吊ビームの係合時における要部正面図であり、(B)は吊上体と吊ビームの係合解除時における要部正面図である。同図に示す通り、吊ビーム2は、横方向に延びる左右一対の棒状の分割片17,17によって構成され、この吊ビーム2の左右各端部の係止部7は、フランジ状では無く、上方に屈曲又は湾曲(図示する例では屈曲)したフック状に形成されている。
図5は、解除機構の別実施形態を示すものであり、(A)は吊上体と吊ビームの係合時における要部正面図であり、(B)は吊上体と吊ビームの係合解除時における要部正面図である。同図に示す通り、吊ビーム2は、横方向に延びる左右一対の棒状の分割片17,17によって構成され、この吊ビーム2の左右各端部の係止部7は、フランジ状では無く、上方に屈曲又は湾曲(図示する例では屈曲)したフック状に形成されている。
この左右一対の分割片17,17同士はヒンジ部18によって回動可能に連結されており、該ヒンジ部18によって、吊ビーム2は、一直線状に展開された展開姿勢と(同図(A)参照)、各分割片17がヒンジ部18を支点に互いに近づくように上方揺動されて全体として楔状又は完全に折畳まれた曲げ姿勢とに姿勢切換可能に構成される。また、上述した弾性部材13は、左右のブラケット間に架設される引張スプリングによって構成され、該引張スプリング13によって吊ビーム2は、曲げ姿勢側に弾性的に付勢される。以上、ヒンジ部18と引張スプリング13によって、上述した解除機構11が構成されている。
非接地状態の土嚢Aな係止された一対の吊上体4が吊ビーム2の左右両端側に係合された状態では、土嚢Aからの荷重によって、吊ビーム2が引張スプリング13の弾性力に抗して、展開姿勢で保持されるが(同図(A)参照)、この状態から土嚢Aを地面に接地させると、土嚢Aからの荷重が減少して、吊ビーム2が展開姿勢から曲げ姿勢に切換えられる。
この吊ビーム2の姿勢切換によって、左右の吊上体4の環状部4aから、対応する各分割片17が抜出され、吊ビーム2と吊上体4との係合が解除される(同図(B)参照)。なお、分割片17が環状部4aから抜出されない状態であっても、吊ビーム2の端側に対する吊上体4の引掛かりは無くなり、両者の係合は解除された状態になる。
1 吊り具
2 吊ビーム
4 吊上体
4a 環状部
7 係止部
11 解除機構
12 解除アーム
12a フック部
13 弾性部材(圧縮スプリング、渦巻ばね,引張スプリング)
17 分割片
18 ヒンジ部
A 土嚢(対象物)
2 吊ビーム
4 吊上体
4a 環状部
7 係止部
11 解除機構
12 解除アーム
12a フック部
13 弾性部材(圧縮スプリング、渦巻ばね,引張スプリング)
17 分割片
18 ヒンジ部
A 土嚢(対象物)
Claims (10)
- 昇降可能に吊下げ支持される横方向の吊ビーム(2)と、対象物(A)が係止される一対の吊上体(4)とを備え、該一対の吊上体(4)を吊ビーム(2)の両端側にそれぞれ係脱可能に係合させることにより該対象物(A)を吊ビーム(2)に吊下げる吊り具であって、前記対象物(A)が接地されて吊上体(4)から吊ビーム(2)に作用する力が減少した場合に、吊上体(4)と吊ビーム(2)との係合を解除する解除機構(11)を、吊ビーム(2)側に設けた吊り具。
- 解除機構(11)が、対象物(A)が接地されて吊上体(4)から吊ビーム(2)に作用する力が減少した場合に、吊ビーム(2)との係合が解除される側に吊上体(4)を付勢する弾性部材(13)を有する請求項1に記載の吊り具。
- 吊上体(4)によって環状部(4a)を形成し、該環状部(4a)に吊ビーム(2)が挿通されることにより吊上体(4)が吊ビーム(2)に引掛けられて係止されるように該環状部(4a)を構成し、係合解除時に環状部(4a)から吊ビーム(2)が抜出されるように解除機構(11)を構成した請求項2に記載の吊り具。
- 解除機構(11)が、上下揺動可能なように吊ビーム(2)の端部側に支持された解除アーム(12)と、吊ビーム(2)の上面側に沿って倒伏した倒伏姿勢の解除アーム(12)を上方揺動側に付勢するように構成された前記弾性部材(13)とを備え、倒伏姿勢の解除アーム(12)が吊ビーム(2)とともに上記環状部(4a)に挿通された際に対象物(A)が非接地の場合には該対象物(A)からの荷重によって弾性部材(13)の付勢力に抗して解除アーム(12)が倒伏姿勢で保持されるように、該解除アーム(12)及び弾性部材(13)を構成し、対象物(A)が接地された際に、弾性部材(13)によって解除アーム(12)が倒伏姿勢から上方揺動されることにより吊上体(4)の吊ビーム(2)との係合が解除される請求項3に記載の吊り具。
- 解除アーム(12)における吊ビーム(2)端側に位置する支持端と反対側の自由端側に、倒伏姿勢時における環状部(4a)の吊ビーム(2)中心側への移動を規制するフック部(12a)を設けた請求項4に記載の吊り具。
- 横方向に延びる左右一対の棒状の分割片(17)によって吊ビーム(2)を構成し、分割片(17)同士をヒンジ部(18)によって回動可能に連結することにより、一対の分割片(17)が一直線状に展開された展開姿勢と、各分割片(17)がヒンジ部(18)を支点に上方側に上方揺動された曲げ姿勢とに切換可能なように吊ビーム(2)を構成し、該ヒンジ部(18)と、吊ビーム(2)を曲げ姿勢側に付勢するように構成された前記弾性部材(13)とによって前記解除機構(11)を構成し、非接地状態の対象物(A)からの荷重によって該弾性部材(13)の付勢力に抗して展開姿勢で保持された吊ビーム(2)が、対象物(A)が接地された際に展開姿勢から曲げ姿勢に切換えられることにより、吊上体(4)と吊ビーム(2)との係合が解除されるように前記解除機構(11)を構成した請求項2又は3の何れかに記載の吊り具。
- 吊ビーム(2)の端部側に、環状部(4a)の解除機構(11)によらない抜出しを防止する係止部(7)を形成した請求項3乃至6の何れかに記載の吊り具。
- 吊上体(4)が、紐状体又は帯状体である請求項3乃至7の何れかに記載の吊り具。
- 紐状体又は帯状体よりなる吊上体(4)をループ状にして前記環状部(4a)を形成した請求項8に記載の吊り具。
- 吊上体(4)の環状部(4a)内に対象物(A)の周面の一部を位置させて係止する請求項9に記載の吊り具。
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WO2019069691A1 (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-11 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 吊りビーム及び吊りビームによって鉛直方向に吊り下げられた吊り上げ対象物を吊り上げる方法 |
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