JP7255907B1 - フックの外れ止め装置 - Google Patents

フックの外れ止め装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7255907B1
JP7255907B1 JP2021162670A JP2021162670A JP7255907B1 JP 7255907 B1 JP7255907 B1 JP 7255907B1 JP 2021162670 A JP2021162670 A JP 2021162670A JP 2021162670 A JP2021162670 A JP 2021162670A JP 7255907 B1 JP7255907 B1 JP 7255907B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
blocking member
attached
brim
temporary fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021162670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023056062A (ja
Inventor
浩行 井伊
圭司 森
敏幸 高橋
武吉 中川
Original Assignee
株式会社神内電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社神内電機製作所 filed Critical 株式会社神内電機製作所
Priority to JP2021162670A priority Critical patent/JP7255907B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255907B1 publication Critical patent/JP7255907B1/ja
Publication of JP2023056062A publication Critical patent/JP2023056062A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

【課題】フックの掛け口を開いたまま掛け口封鎖部材を仮止めして玉掛け作業時の負担を軽減し、さらにそのまま吊り上げを始めると掛け口が自動的に閉じる安全機構を設ける。【解決手段】フック1の先端部13よりも前方かつ上方に配された支軸部材4に連結され前後方向に回動して掛け口10を開閉する掛け口封鎖部材5と、支軸部材4に装着されて掛け口封鎖部材5を前方に回動させる付勢部材6と、を具備し、外力が作用しないときは掛け口封鎖部材5が掛け口10を塞ぎ、掛け口封鎖部材5がフック1の首部11側へ押し込まれると掛け口10が開くように構成された外れ止め装置101において、掛け口封鎖部材5が掛け口10を開いた位置に磁石7によって磁着される掛け口仮止め手段を設ける。さらに、フック1に吊り荷の荷重が加わると磁着箇所が離別して掛け口封鎖部材5が掛け口10を塞ぐ位置に復帰する構成を付加する。【選択図】図4

Description

本願が開示する発明は、クレーン等のフックに玉掛けされたワイヤーロープが不意に外れるのを防止する外れ止め装置に関する。
クレーン等によって吊り下げられた略C形のフックに、玉掛け用ワイヤーロープの端部に形成されたアイ(環状部)を掛止して吊り荷を昇降移動させる際、アイがフックから不意に外れるのを防ぐため、フックの掛け口には通常、外れ止めが取り付けられている。従来の一般的な外れ止めは、図14に示すように、フック1の首部11の前面側に形成された突起部12に、細長い桿材Zの基端部が回動可能に軸着され、この桿材Zの自由端部がフック1の先端部13側に延びて掛け口10を閉じるように構成されている。桿材Zの基端部の支軸にはねじりバネ等の付勢部材(図示せず)が装着されて、桿材Zの自由端部が常に掛け口10の内側からフック1の先端部13に当接するように付勢されている。
ところが、このような外れ止めが装着されていても、例えば長尺の吊り荷を昇降させる際、まれにアイWがフック1から外れて重大な事故になる場合がある。その現象は、例えば1本吊り状態の吊り荷の片端部が着地したとき、ワイヤーロープが緩んでアイWがフック1から浮き上がり、ワイヤーロープのねじれ戻りやフック1の回転によってフック1の先端部13をアイWが乗り越え、外れ止めの外側を廻り込んでフック1から抜け落ちてしまう、という挙動によるものである。この挙動は、「知恵の輪現象」や「背抜け現象」とも呼ばれている。
かかる現象による事故災害を防止するため、本出願人は、吊り荷の着地等によってワイヤーロープが緩み、フックに掛止されているアイが浮き上がろうとしても、その浮き上りを規制し得る機構を備えたフックの外れ止め装置を独自の着想によって開発し、特許文献1において開示している。
図12と図13(a)~(d)は、特許文献1に開示されたフックの外れ止め装置の概略的構成と動作を示す説明図である。例示した外れ止め装置100は、フック1の先端部13よりも前方に迫り出したブラケット3に回動可能に連結される掛け口封鎖部材5と、掛け口封鎖部材5を前方へ回動する向きに付勢する付勢部材6と、掛け口封鎖部材5の下端部に回動可能に連結されて後方へ延び、フック1の後方を回り込むように取り付けられた開き止めフレーム8と、開き止めフレーム8が持ち上がるのを抑制する鍔状部材2と、を具備している。外力が作用しないとき、掛け口封鎖部材5は前傾姿勢でフック1の掛け口10を内側から塞ぐ位置に保持される。掛け口封鎖部材5が前方から押し込まれると、開き止めフレーム8がその前部を上昇させながら後方へ移動して掛け口10が開く。
フック1にアイWを掛けてから掛け口封鎖部材5を解放すれば、掛け口封鎖部材5が前方へ押し戻される。これに伴って開き止めフレーム8も前方に引っ張られ、その上部が鍔状部材2の下面に当接した位置で掛け口封鎖部材5の回動が拘束される。この状態で掛け口封鎖部材5が掛け口10を塞いでいるとき、ワイヤーロープが張力を失うなどしてアイWが浮き上がると、アイWは開き止めフレーム8の下辺部84に当接して開き止めフレーム8を押し上げようとするが、開き止めフレーム8は、その頂部83が鍔状部材2の下面に当接して持ち上がらない。このような機構により、アイWは常にフック1の先端部13よりも低い位置に拘束され、万一、ワイヤーロープがねじれても、迫り上がったアイWがフック1の先端部13を廻り込んで掛け口10から抜け出す現象を万全に防止する。
特開2020-147393号公報
前記従来のフックの外れ止め装置は、図13(c)に示すように、ワイヤーロープのアイWをフック1に掛け外しする際、掛け口封鎖部材5をフック1の首部11側へ押し込む単純な動作だけで掛け口10を大きく開くことができる。しかし、掛け口封鎖部材5には掛け口10を塞ぐ向きの付勢力が与えられており、その付勢力に抗して片手で掛け口封鎖部材5を押し込みながら、他方の手でアイWを掛け外ししなければならないので、特に、アイW自体が重い場合には、手や腕の力を相当、要する作業になる。
本願が開示する発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、まず第1の課題として、フックの掛け口にアイその他の玉掛け用具を掛止する際の作業負担を軽減するため、掛け口を開いた位置に掛け口封鎖部材を仮止めできるフックの外れ止め装置を提供する。
さらに第2の課題として、フックに玉掛け用具を掛止した後、その掛け口を閉じるのを忘れて吊り上げを始めると極めて危険なので、吊り上げの開始とともに掛け口が自動的に閉じられる安全機構を備えたフックの外れ止め装置を提供する。
なお、本願が開示する発明における「玉掛け用具」には、ワイヤーロープの端部に設けられたアイだけでなく、各種ロープ、チェーン、ベルトスリング等の中間部分や、それらの端部をまとめたマスターリンク、吊り荷自体に設けられた閉環状の掛止部材、等も包含される。
前述の目的を達成するために、本願が開示する発明のフックの外れ止め装置は、フックの先端部よりも前方かつ上方の位置に左右方向に配された支軸部材に連結されて前後方向に回動することにより前記フックの掛け口を開閉する掛け口封鎖部材と、前記支軸部材に装着されて前記掛け口封鎖部材を前方へ回動する向きに付勢する付勢部材と、を具備し、外力が作用しないときは、前記掛け口封鎖部材が前記フックの掛け口を塞ぐ位置に保持され、前記掛け口封鎖部材が前記付勢部材の付勢力に抗してフックの首部側へ押し込まれると前記掛け口が開くように構成されたフックの外れ止め装置において、前記掛け口封鎖部材が前記掛け口を開いた位置に磁着によって仮止めされる掛け口仮止め手段を具備する、との基本的構成を採用する。
さらに、本願が開示する発明のフックの外れ止め装置は、前記掛け口仮止め手段が、前記フックに吊り荷の荷重が加わるか、または前記フックを昇降可能に吊り下げるシーブが回転すると磁着箇所が離別して、前記掛け口封鎖部材が掛け口を塞ぐ位置に復帰するように構成されている、との付加的構成を採用する。
前記基本的構成および付加的構成を採用したフックの外れ止め装置において、前記掛け口仮止め手段は、前記フックの主軸を回転可能に保持するフック支持機構と、前記フック支持機構に結合された被着部材と、を具備し、前記フック支持機構は、前記フックを吊り荷の荷重に応じて所定寸法だけ昇降させる弾性支持装置を含んで構成され、前記被着部材が前記弾性支持装置を支持する固定側の部材に結合される一方、前記掛け口封鎖部材は前記フックと一体に昇降するように取り付けられ、前記掛け口封鎖部材が前記フックの首部側へ押し込まれると、前記掛け口封鎖部材に取り付けられた磁石が前記被着部材に磁着され、前記フックに吊り荷の荷重が作用すると、前記フックとともに前記掛け口封鎖部材が下降して前記被着部材から離隔することにより、前記磁石が前記被着部材から離別して前記掛け口封鎖部材が掛け口を塞ぐ位置に復帰する、ように構成することができる。
さらに、前記掛け口仮止め手段は、前記フックの首部に装着された鍔状部材を具備して、前記被着部材が前記鍔状部材の上方に配置され、前記鍔状部材には開口部が形成され、前記掛け口封鎖部材は前記鍔状部材にブラケットを介して取り付けられた支軸部材に連結されるとともに、前記掛け口封鎖部材の背面側に磁石が取り付けられ、前記掛け口封鎖部材が前記フックの首部側へ押し込まれると、前記磁石が前記開口部内から前記鍔状部材の上面側に突出して前記被着部材に磁着され、前記フックに吊り荷の荷重が作用すると、前記フックとともに前記鍔状部材が下降して、前記掛け口封鎖部材が前記被着部材から離隔する、ように構成することができる。
さらに、前記フック支持機構は、シーブケースから垂下するハンガーフレームに結合されて前記フックの主軸を回転可能に保持するハンガーブロックと、前記ハンガーブロックの上に重ねて前記フックの主軸に装着されたスラストベアリングおよび前記弾性支持装置と、を含んで構成され、前記被着部材が平面視円形の平板な鉄板により形成されて前記ハンガーブロックの底面に固定されている、ように構成することができる。
また、前記基本的構成および付加的構成を採用したフックの外れ止め装置において、前記掛け口仮止め手段は、前記フックの首部に装着された鍔状部材を具備し、前記掛け口封鎖部材は前記鍔状部材にブラケットを介して取り付けられた支軸部材に連結されるとともに、前記掛け口封鎖部材または前記鍔状部材のいずれか一方に磁石が取り付けられ、前記掛け口封鎖部材が前記フックの首部側へ押し込まれると前記磁石が前記掛け口封鎖部材または前記鍔状部材のいずれか他方に磁着される、ように構成することができる。
さらに、前記掛け口仮止め手段は、磁着によって仮止めされた前記掛け口封鎖部材を押し下げて磁着箇所を離別させる仮止め解除部材を備え、前記仮止め解除部材は、その一部分が前記鍔状部材を上下方向に挿通して昇降し得るように、前記磁石と前記フックの首部との間に取り付けられている、ように構成することができる。
さらに、前記仮止め解除部材は、前記シーブの回転に従動して前記掛け口封鎖部材を押し下げるように取り付けられている、ように構成することができる。
さらに、前記フックを昇降させるシーブに第1ベベルギアが取り付けられて垂直面内で回転し得るように保持されるとともに、前記フックの主軸には前記第1ベベルギアに噛み合う第2ベベルギアが装着されて水平面内で回動し得るように保持され、前記第2ベベルギアに取り付けられた押下レバーが、前記第2ベベルギアの回転によって前記仮止め解除部材に当接し、前記仮止め解除部材を下降させて前記掛け口封鎖部材を磁着箇所から離別させる、ように構成することができる。
前述のように構成されるフックの外れ止め装置は、フックの掛け口を開いた位置に掛け口封鎖部材を磁着によって仮止めできる掛け口仮止め手段を備えるので、フックに玉掛け用具を掛け外しする際の作業負担が大きく軽減される。
さらに、フックに吊り荷の荷重が加わるか、またはフックを昇降可能に吊り下げるシーブが回転すると磁着箇所が離れて掛け口が自動的に塞がれるように構成することで、掛け口を閉じないまま吊り上げを始めても外れ止め装置を確実に作動させることができる。これによって、玉掛け作業時のミスや事故を防止することができる。
本願が開示する発明の第1実施形態に係る外れ止め装置を備えたフックの一部分を破断して示す側面図である。 図1に示したフックを前方から見た正面形状と、フックの首具近傍における断面構造とを一緒に表した図である。 図1に示したフックのA-A位置における部分断面図である。 図1に示したフックの掛け口封鎖部材が掛け口を開いた位置に仮止めされた状態を示す部分断面側面図である。 図4に示した掛け口封鎖部材の仮止め状態が解除される作用を示す部分断面側面図である。 本願が開示する発明の第2実施形態に係る外れ止め装置を備えたフックの一部分を破断して示す側面図である。 図6に示したフックを前方から見た正面図である。 図6に示したフックのB-B位置における部分断面図である。 図6に示したフックのC-C位置における部分断面図および仮止め解除部材の斜視図である。 図6に示したフックの掛け口封鎖部材が掛け口を開いた位置に仮止めされた状態を示す部分断面側面図である。 図10に示した掛け口封鎖部材の仮止め状態が解除される作用をC-C位置の断面によって示す説明図である。 特許文献1に開示された外れ止め装置を備えたフックの見上げ方向の斜視図である。 図12に示したフックの掛け口を開閉する動作の途中状態を連続的に説明する側面図である。 従来の一般的なフックの外れ止め装置を示す側面図である。
以下、本願が開示する発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、特許文献1に開示されたフックの外れ止め装置(図12~図13)と実質的に同一の構成要素には共通の符号を付して、それらの詳細な説明は省略する。複数の実施形態について説明する際にも、機能または作用が共通する構成要素には同一の符号を付して、後述の実施形態における重複説明を簡略化する。
また、部位・部材の位置関係や動作の向きを説明する際には、通常の使用状態、つまりフックがクレーン等から吊り下げられた状態を基準にして「上/下」を特定する。また、玉掛け用具が掛け外しされるフックの先端部側を「正面」または「前(前面・前方)」、C字状に湾曲した背部側を「背面」または「後(後面・後方)」と称し、正面側から背面側に向かってフックを見た向きを基準にして「左/右」を特定することとする。
<第1実施形態>
図1~図5は、本願が開示する発明の第1実施形態に係るフック1の外れ止め装置101を示している。例示の外れ止め装置101は、フック1の首部11に装着された鍔状部材2と、鍔状部材2に取り付けられたブラケット3と、ブラケット3を介してフック1の先端部13よりも前方かつ上方の位置に左右方向に配された支軸部材4と、支軸部材4に連結されて前後方向に回動することによりフック1の掛け口10を開閉する掛け口封鎖部材5と、支軸部材4に装着されて掛け口封鎖部材を前方へ回動する向きに付勢する付勢部材6と、掛け口封鎖部材5の下端部に連結された開き止めフレーム8と、を具備している。
鍔状部材2は上面視略円形をなす板体であり、その中心部に形成された通孔が、フック1の首部11から上向きに延びる主軸14に挿装されて、首部11の周囲に略水平に張り出している。鍔状部材2は、正面視L字形に屈折された左右一対の鍔状部材取付金具22とボルト・ナット23を介して、フック1の首部11の前面に形成された突起部12に結合されている。したがって、この鍔状部材2は、フック1に対しては回転せず、フック1と一体的に水平方向に回転するように保持される。
鍔状部材2における、フック1の先端部13の上方位置には、所定の幅と奥行きを有する上面視略矩形の開口部24(図1、図3)が形成されている。例示形態では、この開口部24にブラケット3が取り付けられている。ブラケット3は、薄い金属板からなる部材で、平坦な天面部31と、天面部31の前縁部の両端から垂下する左右一対の軸受片33と、を具備している。天面部31は鍔状部材2の開口部24の前方側の略半部を塞ぐようにして鍔状部材2の上面に重ねられ、図示しないネジ部材あるいは溶接等の固着手段を介して鍔状部材2に固定されている。軸受片33は、鍔状部材2の開口部24を通って鍔状部材2の下面側に突出している。それら両軸受片33の間に支軸部材4が取り付けられて左右方向に保持され、この支軸部材4に掛け口封鎖部材5が連結されている。
掛け口封鎖部材5は、板体を略溝形に折曲して形成された部材で、両側面部51から上方に延出された左右一対の枢着片52がブラケット3の両軸受片33の間に挟まれるようにして、支軸部材4に連結されている。これにより、掛け口封鎖部材5は、支軸部材4を中心にして前後方向に回動し得るように保持される。支軸部材4には、付勢部材6としてのねじりコイルばね(例示形態ではダブルトーションばね)が装着されている。ねじりコイルばねのアームは、ブラケット3の下面と、掛け口封鎖部材5の正面部53の裏面にそれぞれ係止して、掛け口封鎖部材5を常時、前方へ押し出す向きに付勢している。掛け口封鎖部材5の正面部53は、その下部が正面視逆U字形に切り欠かれて、フック1の先端部13を左右に跨いでいる。切欠部分の下端部には後方に延び出す軸受片54が形成されて、側面部51と相対している。
開き止めフレーム8は、板体を略溝形に折曲して形成された部材で、左右一対の側板部81と、それらの側板部81同士を接続する背板部82とを有している。側板部81は、略三角形状または略台形の側面形状をなし、その前端部が掛け口封鎖部材5の下端部の、各側面部51と軸受片54との間にそれぞれ挿し込まれ、左右方向に配されたリベット等のピン部材87を介して連結されている。これにより、開き止めフレーム8は、ピン部材87を中心にして、上下方向に回動し得るように保持される。左右の側板部81は平行に相対し、フック1の両側面に沿ってフック1の首部11よりも後方まで延びている。側板部81の頂部83は、フック1の首部11よりもやや後方で鍔状部材2の下面に当接する。背板部82は、フック1の背部側を回り込むようにして、両側板部81の後側縁部に接続されている。
以上に述べた構成は、特許文献1に開示された従来のフック1の外れ止め装置100の構成と実質的に同一であり、その作用効果も共通している。本願が開示する発明の要部は、この外れ止めを取り付けたフック1にアイその他の玉掛け用具Xを掛け外しする際、掛け口封鎖部材5を掛け口10が開いた位置に仮止めする掛け口仮止め手段が付加された点にある。以下、その掛け口仮止め手段について詳述する。
掛け口仮止め手段は、フック1の主軸14を回転可能に保持するフック支持機構と、そのフック支持機構に結合された被着部材と、掛け口封鎖部材5の背面側に取り付けられた磁石と、を含んで構成される。例示形態におけるフック支持機構は、シーブケース91から垂下する左右一対のハンガーフレーム92に結合されてフック1の主軸14を回転可能に保持するハンガーブロック93、ハンガーブロック93に形成された回転支持孔とフック1の主軸14との間に介装されたブッシュ141、ハンガーブロック93の上に重ねてフック1の主軸14に装着されたスラストベアリング15、スラストベアリング15の上に重ねてフック1の主軸14に装着された弾性支持装置16、弾性支持装置16の上に重ねてフック1の主軸14に螺合されたロックナット17、等を組み合わせて構成されている。
弾性支持装置16は、例えばフック1の主軸14の周囲に適宜間隔で縦向きに配置される複数本の圧縮コイルばね161を、ばね受け台162とばね押え163との間に挟み込んだ部材である。この弾性支持装置16を介してロックナット17の底面を支持することにより、フック1に作用する荷重に応じて圧縮コイルばね161が弾性変形し、フック1の主軸14がハンガーブロック93に対して昇降する。フック1に吊り荷の荷重が作用していないときはフック1の主軸14が持ち上げられ、フック1に吊り荷の荷重が作用すると圧縮コイルばね161の変形ストローク分だけフック1の主軸14が沈み込む。つまり、このフック支持機構においては、ハンガーブロック93およびスラストベアリング15が固定側(不動側)の部材となり、フック1およびロックナット17が昇降側(可動側)の部材となる。
フック1の首部11に取り付けられた鍔状部材2、ブラケット3、掛け口封鎖部材5、開き止めフレーム8等も、フック1と一体的に動く昇降側の部材に該当する。その掛け口封鎖部材5に磁石7が取り付けられている。例示の磁石7は小型のネオジム磁石で、正面部53の背面側に取り付けられたブリッジ部材71を介して背面側に突出するように、3個横並びで取り付けられている。
一方、固定側の部材であるハンガーブロック93には、磁石7を磁着させるための被着部材94が取り付けられている。例示の被着部材94は平面視略円形の平坦な鉄板であり、ハンガーブロック93の底面にねじ止めまたは溶接等によって固定され、鍔状部材2の上方に配置されている。したがって、この被着部材94は、吊り荷の荷重に応じて昇降したり回転したりはしない。被着部材94と鍔状部材2との間には薄い円板状のスラストワッシャ95が介装されている。
フック1に吊り荷の荷重が作用していない状態(吊り荷を接地させた状態も含む。)では図1に示すように、フック1の主軸14が弾性支持装置16によって持ち上げられており、したがって鍔状部材2が被着部材94に接近している、この状態で、図4に示すように掛け口封鎖部材5をフック1の首部11側へ押し込むと、磁石7が鍔状部材2に形成された開口部24内を通って鍔状部材2の上面よりもわずかに突出し、そこに相対している被着部材94の下面に当接して磁着される。こうして、掛け口封鎖部材5が掛け口10を開いた位置に仮止めされることで、玉掛け用具Xを容易に掛け外しすることができる。
玉掛け作業の手順としては、フック1に吊り荷を掛止したら掛け口封鎖部材5を前方に戻して掛け口10を塞ぐのが原則である。この外れ止め装置101では、図4の状態で開き止めフレーム8の後端部を少し持ち上げると、てこの原理で磁石7が被着部材94から離れ、付勢部材6の付勢力によって掛け口10が塞がれる。しかし、この外れ止め装置101は、万一その手順を忘れても、吊り上げの開始とともに掛け口10が自動的に閉じられる安全機構を備えている。
すなわち図5に示すように、フック1に玉掛け用具Xを掛止して、掛け口封鎖部材5を仮止めしたままの状態からフック1の吊り上げを開始すると、フック1に吊り荷の荷重が作用して弾性支持装置16が短縮し、フック1の主軸14がハンガーブロック93に対して沈み込む。すると、フック1の首部11に結合されている鍔状部材2や掛け口封鎖部材5も被着部材94から離別する。こうして磁石7による磁着力を失った掛け口封鎖部材5は、付勢部材6の付勢力によって自動的に掛け口10を塞ぐ位置に復帰する。本願が開示する発明の外れ止め装置101によれば、このような作用で玉掛け作業の効率性と安全性が担保されることとなる。
<第2実施形態>
図6~図11は、本願が開示する発明の第2実施形態に係るフック1の外れ止め装置102を示している。例示の外れ止め装置102は、前述の第1実施形態に係る外れ止め装置101と同様に、鍔状部材2に取り付けられたブラケット3と、ブラケット3を介してフック1の先端部13よりも前方かつ上方の位置に左右方向に配された支軸部材4と、支軸部材4に連結されて前後方向に回動することによりフック1の掛け口10を開閉する掛け口封鎖部材5と、支軸部材4に装着されて掛け口封鎖部材5を前方へ回動する向きに付勢する付勢部材6と、掛け口封鎖部材5の下端部に連結された開き止めフレーム8と、を具備している。鍔状部材2は、正面視L字形に屈折された左右一対の鍔状部材取付金具22とボルト・ナット23を介して、フック1の首部11の前面に形成された突起部12に結合されている。
ただし、この第2実施形態では、鍔状部材2に第1実施形態のような開口部24は形成されていない。ブラケット3は、支軸部材4を軸支可能な左右一対の受金具34によって構成され、各受金具34が鍔状部材2の下面に図示しないネジ部材あるいは溶接等の固着手段を介して取り付けられている。
また、この第2実施形態では、掛け口封鎖部材5を仮止めするための磁石7が、掛け口封鎖部材5側ではなく鍔状部材2側に取り付けられている。図8に示すように、磁石7はブロック状の磁石保持部材72を介して鍔状部材2の下方に突出するように、左右に2個並んで固定されている。そして、図10に示すように、フック1の首部11側へ押し込まれた掛け口封鎖部材5の正面部53がこの磁石7に当接して磁着され、掛け口封鎖部材5が掛け口10を開いた位置に仮止めされる。この状態で、玉掛け用具Xを容易に掛け外しすることができる。
そして、この第2実施形態では、掛け口封鎖部材5を仮止めしたままフック1の吊り上げを開始したときに、掛け口封鎖部材5を磁石7から離別させるための仮止め解除部材73が、フック1の首部11と磁石7との間に取り付けられている。
例示の仮止め解除部材73は、図9に示すように、左右方向に延びる仮止め解除バー731と、仮止め解除バー731の中央部分から起立する作動ピン732と、仮止め解除バー731の中間部2箇所から前方に突出する一対の姿勢ガイド733と、を具備している。
この仮止め解除部材73は、仮止め解除バー731が左右の鍔状部材取付金具22の側面視L字形部分に載架され、姿勢ガイド733が左右の鍔状部材取付金具22の間に挟み込まれ、作動ピン732が鍔状部材2を上下方向に貫通する孔部内に遊挿された形態で、鍔状部材2の直下に昇降可能に保持される。そして、掛け口封鎖部材5がフック1の首部11側へ押し込まれて磁石7に磁着されると、図9に示すように、掛け口封鎖部材5の側面部51が仮止め解除バー731の両端部近傍を持ち上げて、作動ピン732の頂部を鍔状部材2の上方に大きく突出させる。
鍔状部材2の上方に延出されたフック1の主軸14は、その上部近傍に装着されたトラニオン18によって軸回りに回転し得るように保持されている。トラニオン18の両端に突出するシーブシャフト181にはシーブ96が装着されて、シーブケース91内に収容されている。片側のシーブ96の内側には第1ベベルギア97が取り付けられて、シーブ96と一体的に垂直面内で回転し得るように保持されている。
トラニオン18の下方には第1カラー191が装着され、さらにその下方にブッシュ192を介して第2ベベルギア98が装着されている。この第2ベベルギア98は、第1ベベルギア97と噛み合い、水平面内でフック1の主軸14の軸回りに回転し得るように保持される。第2ベベルギア98と鍔状部材2との間には第2カラー193が装着されている。
第2ベベルギア98には第2カラー193よりもやや大径の胴部981が形成されている。その胴部981の外面には、胴部981の径方向に突出するピン支軸982を介して押下レバー75が揺動可能に取り付けられるととともに、その押下レバー75の片側面に当接するようにして揺動ストッパ76が取り付けられている。押下レバー75の下端部は、掛け口封鎖部材5が磁着されて仮止め解除部材73を持ち上げたときの作動ピン732の頂部の高さ(図9におけるHの位置)よりもやや下方まで延びて、揺動ストッパ76側へ斜めに屈曲されている。揺動ストッパ76は、押下レバー75が片側(図9における右側)にのみ揺動するように規制している。
図11は、押下レバー75と仮止め解除部材73の動作を表している。フック1に吊り荷の荷重がかかった状態で、掛け口封鎖部材5を磁着によって仮止めしたままフック1の吊り上げを開始すると、ワイヤーロープの巻き上げによってシーブ96および第1ベベルギア97が回転する。これに連動して第2ベベルギア98が図示右向きに回転すると、押下レバー75の下端部が仮止め解除部材73の作動ピン732の頂部を押し下げる。これにより仮止め解除バー731が掛け口封鎖部材5の側面部51を押し下げて、掛け口封鎖部材5を磁石7から離別させる。こうして磁石7による磁着力を失った掛け口封鎖部材5は、付勢部材6の付勢力によって自動的に掛け口10を塞ぐ位置に復帰する。この第2実施形態に係る外れ止め装置102においても、このような合理的構成と作用によって玉掛け作業の効率性と安全性が担保される。
シーブ96がフック1を下降させる向きに回転した場合は、図11(c)に示すように第2ベベルギア98も反対向きに回転するから、押下レバー75は仮止め解除部材73の作動ピン732に接触すると揺動ストッパ76から離れる向きに揺動して、作動ピン732を乗り越える。このような構成を採用すれば、掛け口封鎖部材5を掛け口10を開いた位置に仮止めしてから、吊り荷を掛け外しするためにフック1をさらに少し下降させるような作業において、掛け口封鎖部材5の仮止め状態が解除されてしまうのを避けることができる。
以上2種類の実施形態を例示して説明したように、本願が開示する発明に係るフック1の外れ止め装置101、102は、フック1の掛け口10を開いた位置に掛け口封鎖部材5を磁着によって仮止めできる掛け口仮止め手段を備えるので、フック1に玉掛け用具Xを掛け外しする際の作業負担が大きく軽減される。さらに、フック1に吊り荷の荷重が加わるか、またはフック1を昇降可能に吊り下げるシーブ96が回転すると磁着箇所が離れて掛け口10が自動的に塞がれるように構成することで、掛け口10を閉じないまま吊り上げを始めても外れ止め装置101、102を確実に作動させることができる。これによって、玉掛け作業時のミスや事故を防止することができる。
なお、本願が開示する発明の技術的範囲は、例示した実施形態によって限定的に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて概念的に解釈されるべきものである。本願が開示する発明の実施に際しては、特許請求の範囲において具体的に特定していない部位、部材の形状、構造、相対的な位置関係、接合形態等を、例示した実施形態と実質的に同程度の作用効果が得られる範囲内で適宜、改変して実施することができる。
例えば、第1実施形態および第2実施形態に示した鍔状部材2は平面視円形に形成されているが、この鍔状部材2は少なくとも掛け口封鎖部材5を連結する支軸部材4と磁石7とをフック1の首部11の前方に保持できればよいので、フック1の首部11の後方および側方については例示のように大きく張り出している必要はなく、全体が円形である必要もない。また、フック1に対する取付形態も、例示のような鍔状部材取付金具22を介してフック1の突起部12に取り付ける形態に限定されるものではない。
また、第2実施形態においては、第1実施形態と同様に掛け口封鎖部材5側に磁石7を取り付けて、その磁石7を鍔状部材2に磁着させるようにしてもよい。仮止め解除部材73の形状や取付形態については、鍔状部材2を含めたフック1の首部11周りの構造等に応じて適宜、改変可能である。その仮止め解除部材73をシーブ96の回転に従動して押し下げる機構についても、例示のベベルギア97、98に限定されるものではなく、類似の動力伝達作用をなす回転部材や係合部材を適宜、組み合わせて構成することができる。
本願が開示する発明は、重量物を懸吊するクレーン、ホイスト、ウインチ等のフックに幅広く利用することができる。
1 フック
10 掛け口
101 外れ止め装置
102 外れ止め装置
11 首部
12 突起部
13 先端部
14 主軸
141 ブッシュ
15 スラストベアリング
16 弾性支持装置
161 圧縮コイルばね
162 ばね受け台
163 ばね押え
17 ロックナット
18 トラニオン
181 シーブシャフト
191 第1カラー
192 ブッシュ
193 第2カラー
2 鍔状部材
22 鍔状部材取付金具
23 ボルト・ナット
24 開口部
3 ブラケット
31 天面部
33 軸受片
34 受金具
4 支軸部材4
5 掛け口封鎖部材5
51 側面部
52 枢着片
53 正面部
54 軸受片
6 付勢部材
7 磁石
71 ブリッジ部材
72 磁石保持部材
73 仮止め解除部材
731 仮止め解除バー
732 作動ピン
733 姿勢ガイド
75 押下レバー
76 揺動ストッパ
8 開き止めフレーム
81 側板部
82 背板部
83 頂部
87 ピン部材
91 シーブケース
92 ハンガーフレーム
93 ハンガーブロック
94 被着部材
95 スラストワッシャ
96 シーブ
97 第1ベベルギア
98 第2ベベルギア
981 胴部
982 ピン支軸
W アイ
X 玉掛け用具
Z 桿材

Claims (7)

  1. フックの先端部よりも前方かつ上方の位置に左右方向に配された支軸部材に連結されて前後方向に回動することにより前記フックの掛け口を開閉する掛け口封鎖部材と、前記支軸部材に装着されて前記掛け口封鎖部材を前方へ回動する向きに付勢する付勢部材と、を具備し、
    外力が作用しないときは、前記掛け口封鎖部材が前記フックの掛け口を塞ぐ位置に保持され、前記掛け口封鎖部材が前記付勢部材の付勢力に抗してフックの首部側へ押し込まれると前記掛け口が開くように構成されたフックの外れ止め装置において、
    前記掛け口封鎖部材が前記掛け口を開いた位置に磁着によって仮止めされる掛け口仮止め手段を具備し、
    前記掛け口仮止め手段は、前記フックに吊り荷の荷重が加わるか、または前記フックを昇降可能に吊り下げるシーブが回転すると磁着箇所が離別して、前記掛け口封鎖部材が掛け口を塞ぐ位置に復帰するように構成されている
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
  2. 請求項1に記載されたフックの外れ止め装置において、
    前記掛け口仮止め手段は、前記フックの主軸を回転可能に保持するフック支持機構と、前記フック支持機構に結合された被着部材と、を具備し、
    前記フック支持機構は、前記フックを吊り荷の荷重に応じて所定寸法だけ昇降させる弾性支持装置を含んで構成され、
    前記被着部材が前記弾性支持装置を支持する固定側の部材に結合される一方、
    前記掛け口封鎖部材は前記フックと一体に昇降するように取り付けられ、
    前記掛け口封鎖部材が前記フックの首部側へ押し込まれると、前記掛け口封鎖部材に取り付けられた磁石が前記被着部材に磁着され
    前記フックに吊り荷の荷重が作用すると、前記フックとともに前記掛け口封鎖部材が下降して前記被着部材から離隔することにより、前記磁石が前記被着部材から離別して前記掛け口封鎖部材が掛け口を塞ぐ位置に復帰する
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
  3. 請求項2に記載されたフックの外れ止め装置において、
    前記掛け口仮止め手段は、前記フックの首部に装着された鍔状部材を具備して、
    前記被着部材が前記鍔状部材の上方に配置され、
    前記鍔状部材には開口部が形成され、
    前記掛け口封鎖部材は前記鍔状部材にブラケットを介して取り付けられた支軸部材に連結されるとともに、
    前記掛け口封鎖部材の背面側に前記磁石が取り付けられ、
    前記掛け口封鎖部材が前記フックの首部側へ押し込まれると、前記磁石が前記開口部内から前記鍔状部材の上面側に突出して前記被着部材に磁着され
    前記フックに吊り荷の荷重が作用すると、前記フックとともに前記鍔状部材が下降して、前記掛け口封鎖部材が前記被着部材から離隔する
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
  4. 請求項2または3に記載されたフックの外れ止め装置において、
    前記フック支持機構は、シーブケースから垂下するハンガーフレームに結合されて前記フックの主軸を回転可能に保持するハンガーブロックと、前記ハンガーブロックの上に重ねて前記フックの主軸に装着されたスラストベアリングおよび前記弾性支持装置と、を含んで構成され、
    前記被着部材が平面視円形の平板な鉄板により形成されて前記ハンガーブロックの底面に固定されている
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
  5. 請求項1に記載されたフックの外れ止め装置において、
    前記掛け口仮止め手段は、前記フックの首部に装着された鍔状部材を具備し、
    前記掛け口封鎖部材は前記鍔状部材にブラケットを介して取り付けられた支軸部材に連結され、
    前記掛け口封鎖部材または前記鍔状部材のいずれか一方に磁石が取り付けられ、
    前記掛け口封鎖部材が前記フックの首部側へ押し込まれると前記磁石が前記掛け口封鎖部材または前記鍔状部材のいずれか他方に磁着され
    前記掛け口仮止め手段は、磁着によって仮止めされた前記掛け口封鎖部材を押し下げて磁着箇所を離別させる仮止め解除部材を備え、
    前記仮止め解除部材は、その一部分が前記鍔状部材を上下方向に挿通して昇降し得るように、前記磁石と前記フックの首部との間に取り付けられている
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
  6. 請求項5に記載されたフックの外れ止め装置において、
    前記仮止め解除部材は、前記シーブの回転に従動して前記掛け口封鎖部材を押し下げるように取り付けられている
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
  7. 請求項6に記載されたフックの外れ止め装置において、
    前記シーブに第1ベベルギアが取り付けられて垂直面内で回転し得るように保持されるとともに、
    前記フックの主軸には前記第1ベベルギアに噛み合う第2ベベルギアが装着されて水平面内で回動し得るように保持され、
    前記第2ベベルギアに取り付けられた押下レバーが、前記第2ベベルギアの回転によって前記仮止め解除部材に当接し、前記仮止め解除部材を下降させて前記掛け口封鎖部材を磁着箇所から離別させる
    ことを特徴とするフックの外れ止め装置。
JP2021162670A 2021-10-01 2021-10-01 フックの外れ止め装置 Active JP7255907B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021162670A JP7255907B1 (ja) 2021-10-01 2021-10-01 フックの外れ止め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021162670A JP7255907B1 (ja) 2021-10-01 2021-10-01 フックの外れ止め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7255907B1 true JP7255907B1 (ja) 2023-04-11
JP2023056062A JP2023056062A (ja) 2023-04-19

Family

ID=85872871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021162670A Active JP7255907B1 (ja) 2021-10-01 2021-10-01 フックの外れ止め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7255907B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343572A (ja) 2004-05-31 2005-12-15 Secom Co Ltd 吊り具
CN211419341U (zh) 2019-11-22 2020-09-04 内蒙古科技大学 一种土木工程吊车安全吊钩
JP2020147393A (ja) 2019-03-12 2020-09-17 株式会社神内電機製作所 フックの外れ止め装置
CN213387428U (zh) 2020-08-12 2021-06-08 河南蒲瑞精密机械有限公司 一种智能防脱钩装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610785Y2 (ja) * 1977-12-16 1981-03-11
JPS58196375U (ja) * 1982-06-24 1983-12-27 株式会社小松製作所 フツクのロ−プ係止装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343572A (ja) 2004-05-31 2005-12-15 Secom Co Ltd 吊り具
JP2020147393A (ja) 2019-03-12 2020-09-17 株式会社神内電機製作所 フックの外れ止め装置
CN211419341U (zh) 2019-11-22 2020-09-04 内蒙古科技大学 一种土木工程吊车安全吊钩
CN213387428U (zh) 2020-08-12 2021-06-08 河南蒲瑞精密机械有限公司 一种智能防脱钩装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023056062A (ja) 2023-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3227252B2 (ja) 吊り上げフック
JP7255907B1 (ja) フックの外れ止め装置
CA2514268A1 (en) Safety hook for patient lift
JP6667021B1 (ja) フックの外れ止め装置
JP2002053285A (ja) 自動玉外しフック
CN206553061U (zh) 自平衡磁力式钢板吊索系统
GB2379478A (en) Coupling self-locking hook
JPH11228071A (ja) 多機能リフター
JP2007001754A (ja) クレーンフックの回転規制装置
JP2015042579A (ja) 姿勢変更装置及び姿勢変更装置の使用方法
JP3222160U (ja) 荷下用フック
JP6350732B1 (ja) フック
JP2024064784A (ja) フックの外れ止め装置
KR200452488Y1 (ko) 작업용 도르래
CN220131705U (zh) 一种带自动保险卡的脱钩装置
JP6431797B2 (ja) 電気チェーンブロック
JPH08301571A (ja) 玉外しフック
CN216072724U (zh) 一种吊钩防脱器及吊钩装置
CN218841444U (zh) 一种上限位保护装置
CN218754551U (zh) 一种新型行车防脱钩装置
CN118164359B (zh) 一种用于桥梁施工的吊具
JP2023070533A (ja) 吊索補助具
CN215516355U (zh) 双稳态防脱落起重吊钩
CN220264946U (zh) 一种可自动锁紧的吊具结构
JP4922714B2 (ja) クレーンの過巻き検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150