JP3163684B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン薄膜トランジ
スターに適用して、有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリコン薄膜トランジスター構造
は、図2の様であった。すなわち、半導体基板201上
に第1絶縁膜202が形成されており、その上に真性も
しくは1×1015から1×1017atoms/cm3
度の不純物を注入したシリコン薄膜化からなるチャネル
形成領域203と、それに接した不純物を高濃度に含ん
だソース204及びドレイン205が形成されており、
前記チャネル形成領域203上にゲート酸化膜206が
形成されており、前記ゲート酸化膜206上にゲート電
極207が形成されている構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、微細化できない、という問題点を有する。チャネル
形成領域を短じかくするとパンチスルーが生じてしま
う。本発明者が確かめたところチャネル形成領域の寸法
が1.5μm以下になるとパンチスルーが生じトランジ
スタとして働なくなってしまう。これはドレイン、ソー
スの不純物が横方向に拡散してチャネル形成領域を短く
してしまうからである。
【0004】また微細化に伴いoff状態でのドレイ
ン、ソース間電流も増加してしまう。そこで本発明は、
この様な問題点を解決するもので、その目的とするとこ
ろは、微細化できoff状態でのドレイン、ソース間電
流も低いシリコン薄膜トランジスターを提供するところ
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)半導体装置であっ
て、能動層として機能するシリコン薄膜と、上記シリコ
ン薄膜上に形成された絶縁膜と、前記シリコン薄膜の上
方に前記絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、を有
する薄膜トランジスタを備えた半導体装置であって、前
記薄膜トランジスタの、ソースは前記シリコン薄膜に形
成されてなり、ドレインはゲート電極と同一層に形成さ
れるとともに前記絶縁膜の開口部を介して前記シリコン
薄膜に接続されてなり、前記薄膜トランジスタの前記絶
縁膜はCVD法によって形成されてなることを特徴とす
る。
【0006】(2)半導体装置の製造方法であって、基
板の上方にシリコン薄膜を形成する工程と、前記シリコ
ン薄膜のソース形成領域にソースを形成する工程と、前
記シリコン薄膜を覆うように絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜にドレイン形成のための開口部を形成する工
程と、導体層を形成する工程と、前記導体層の所定の部
分を除去することによってドレインとゲート電極を同時
に形成する工程と、をこの順に有することを特徴とす
る。 (3)(2)記載の半導体装置の製造方法において、C
VD法により、前記絶縁膜を形成する工程を行うことを
特徴とする。 (4)(2)記載の半導体装置の製造方法において、前
記シリコン薄膜のチャネル形成領域に不純物を注入する
工程を、さらに有することを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における半導体装
置の断面図である。また図3(a)から図3(d)は、
その製造工程ごとの主要断面図である。なお、実施例の
全図において、同一の機能を有するものには、同一の符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。以下、図3
(a)から図3(d)に従い、順に説明していく。な
お、Nチャネルシリコン薄膜トランジスターについて説
明していく。
【0008】まず図3(a)の如く、半導体基板101
上に、CVD法(化学気相成長法)により第1絶縁膜1
02を形成する.SiO2膜で500nmぐらいが適当
であろう。そして前記第1絶縁膜102上にソース10
4及びチャネル形成領域103を形成するためにCVD
法により第1多結晶シリコン膜108を100nm程度
形成する。通常モノシランガスの熱分解により多結晶シ
リコン108を堆積させる。
【0009】次に図3(b)の如く、前記第1多結晶シ
リコン膜108にソース104を形成するために、レジ
ストマスク109を前記第1多結晶シリコン108上に
形成する。そして低抵抗化するために、たとえば5族の
元素(たとえばリン元素や砒素)をイオン打ち込み法を
用いて、2×1015atoms・cm-2以上注入する。
そして前記レジストマスク109を除去する。
【0010】次に図3(c)の如く、前記第1多結晶シ
リコン108をフォト及びエッチング法により、不要な
部分を排除する。またシリコン薄膜トランジスターのし
きい値を変えるために前記チャネル形成領域103にイ
オン打ち込み法を用いて不純物を注入してもいい。
【0011】そしてCVD法により前記第2絶縁膜10
6を形成する.次に図3(d)の如く、前記第1多結晶
シリコン108の、ドレイン領域になる部分の前記第2
絶縁膜106にコンタクトホールをフォト及びエッチン
グ法により、形成する。そして前記第2絶縁膜106上
にをゲート電極を形成するためにCVD法により第2多
結晶シリコン膜107を200nm程度形成する。通常
モノシランガスの熱分解により第2多結晶シリコン膜1
07を堆積させる。そして低抵抗化するために、たとえ
ば5族の元素(たとえばリン元素や砒素)をイオン打ち
込み法を用いて、2×1015atoms・cm-2以上注
入する。そして、各不純物を活性化するために、熱す
る。ハロゲンランプを用いて、窒素雰囲気中で1000
度60秒ほど熱する。
【0012】最後に図1の如く、前記第2多結晶シリコ
ン膜107をフォト及びエッチング法により、不要な部
分を排除する。これにより同一層でドレインとゲート電
極形成できる。
【0013】以上の工程を経て、本発明の一実施例を得
る。
【0014】この様に、同一層でドレインとゲート電極
形成することによりドレインの不純物が横方向に拡散し
てチャネル形成領域を短くしにくくなり、その分微細化
することが可能となる。本発明者が確かめたところチャ
ネル形成領域の寸法が1.0μmでもパンチスルーは生
じずトランジスタとして働く。
【0015】また、本発明のシリコン薄膜トランジスタ
ーはドレイン下とゲート電極下のチャネル形成領域にチ
ャネルは形成されない。この様な構造は一般にoffs
etシリコン薄膜トランジスターと呼ばれoff状態で
のドレイン、ソース間電流が小さい。従来の技術でこの
構造にする場合ドレイン側のゲート電極を短くしてやれ
ばいいが、offset寸法がドレインとゲート電極間
で決まるので(2回のフォト工程決まるので)、寸法に
ばらつきが生じてしまう。しかし、本発明のシリコン薄
膜トランジスターはドレインとゲート電極は、1回のフ
ォト工程決まるので、寸法にばらつきがない。従ってo
ff状態でのドレイン、ソース間電流のばらつきがない
offsetシリコン薄膜トランジスターを作ることが
可能となる。
【0016】以上本発明者によってなされた発明を、前
記実施例に基づき、具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において、変形し得ることは勿論である。例え
ば、チャネル形成領域の下にゲート電極があるシリコン
薄膜トランジスターやoffsetシリコン薄膜トラン
ジスターでも同様の効果を有する。
【0017】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、シリ
コン薄膜トランジスターにおいて、ゲート電極とドレイ
ンが同一の層で形成されていることにより、以下に示す
効果がえられる。
【0018】1、ドレインの不純物が横方向に拡散して
チャネル形成領域を短くしにくくなり、その分微細化す
ることが可能となる。
【0019】2、off状態でのドレイン、ソース間電
流が低くばらつきがないoffsetシリコン薄膜トラ
ンジスターを作ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施例を示す主要断面
図である。
【図2】従来の半導体装置を示す主要断面図である。
【図3】(a)から(d)は、本発明の半導体装置の製
造方法の一例を工程順に説明するための主要断面図であ
る。
【符号の説明】
101、201・・・半導体基板 102、202・・・第1絶縁膜 103、203・・・チャネル形成領域 104、204・・・ソース 105、205・・・ドレイン 106、206・・・第2絶縁膜 107・・・第2多結晶シリコン膜 207・・・ゲート電極 108・・・第1多結晶シリコン膜 109・・・レジストマスク

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上方に形成されたシリコン薄膜
    と、 前記シリコン薄膜上に形成された絶縁膜と、 前記シリコン薄膜の上方に前記絶縁膜を介して形成され
    たゲート電極と、を有する薄膜トランジスタを備えた半
    導体装置であって、 前記薄膜トランジスタの、ソースは前記シリコン薄膜に
    形成されてなり、ドレインはゲート電極と同一層に形成
    されるとともに前記絶縁膜の開口部を介して前記シリコ
    ン薄膜に接続されてなり、 前記薄膜トランジスタの前記絶縁膜はCVD法によって
    形成されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 基板の上方にシリコン薄膜を形成する工
    程と、 前記シリコン薄膜のソース形成領域にソースを形成する
    工程と、 前記シリコン薄膜を覆うように絶縁膜を形成する工程
    と、 前記絶縁膜にドレイン形成のための開口部を形成する工
    程と、 導体層を形成する工程と、 前記導体層の所定の部分を除去することによってドレイ
    ンとゲート電極を同時に形成する工程と、 をこの順に有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 CVD法により、前記絶縁膜を形成する工程を行うこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記シリコン薄膜のチャネル形成領域に不純物を注入す
    る工程を、さらに有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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