JP3163424U - マチ面部付封筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】マチ面部が外方に突出しないようにしたマチ面部付封筒を提供する。【解決手段】前面部2と後面部3と両マチ面部5,5と底面部と、前記後面部3の上方に蓋面部7を有し、前記蓋面部7の内面及び後面部3の上部内面に接着面8を形成し、該接着面上に剥離可能に剥離紙10を貼着してなるマチ面部付封筒において、前記封筒の後面部3と前面部2との間に、中間に中折用の折り目11,11を有した前記マチ面部5,5の上端に後面部から前面部に向かって下り勾配の斜面部5a、5aを夫々形成し、内方に折り畳んだ前記マチ面部の上部の裏面及び表面を、前記後面部の上部内面に設けた接着面8b及び蓋面部の内面に設けた接着面8aに密着させる。【選択図】図3

Description

本考案は、内部に商品などを収納するマチ面部を有した糊付き封筒のマチ面部の上部を接着固定する改良型のマチ面部付封筒に関するものである。
従来、宅配業者がマチ付き封筒内に収納した商品を運送中に、該封筒内の荷物の移動などによりマチ面部が外方に飛び出し、内容物が紛失したり、抜き取られる危険があった。そのため、「ベロ」即ち、蓋部を折り曲げて糊付けする時に、封筒本体を「ベロ」と共に、ダブらせて折り込んでいた。この場合、その分、封筒の内容量が少なくなるという欠点があった。しかし、封筒本体を「ベロ」と共に、ダブらせて折り込んで運送したところ、マチ面部に糊が付いていないため、該マチ面部が外方へ飛び出すのを完全に防ぐことができなかった。
即ち、図9に示すように、マチ面部付封筒20は上方に位置する口部21から封筒内部に収容する収納容量が大きいため、商品包装用、貨物配達包装用などに利用されている。特に、宅配便に用いる宅配商品の貨物配達包装用として手軽に包装・荷造りできることから、広く一般に利用されるようになっている。
また、糊付封筒と称して、封筒の蓋部22の内面(裏面)に糊(粘着剤)を塗布して形成した接着面23に剥離紙24を仮りに接着したものが汎用されており、マチ面部付封筒20にもこの種の糊付封筒が広く利用されている。即ち、従来のマチ面部付封筒20は、両側部分の中央に縦方向に設けた折り目25,25から内方に二つ折り可能なマチ面部26,26を設け、封筒の後面部分の上端に有した蓋部22の内面の幅方向に粘着剤層を積層して形成した接着面23には、通常は剥離紙24を剥離可能に貼付してある。
このマチ面部付封筒20の上部に設けた口部21から封筒内部に商品を収納し、マチ面部の折り目25,25を内側に折り畳んだ後に、自由端である蓋部22を前記封筒の前面部分に被さるように折り曲げ、ついで、剥離紙24を除去してから該蓋部22の内面に設けた接着面23をマチ面部付封筒20の前面部分に糊着して固定する。
しかし、従来のマチ面部付封筒20のマチ面部26,26を折り目25,25から内方に折り込んだ場合、この二つ折りされたマチ面部26、26の上端は重なった状態であって何ら固定されていないため、内部に商品を収納したマチ面部付封筒20は、車両などによる運搬中に封筒内に収容された収納物が移動することによって押し出され、このマチ面部26,26の上端が、図9に一点鎖線で示すように外方に飛び出すことがある。このような場合、外方に飛び出したマチ面部26,26の上端より収納物が外方に脱出したり、内部商品の抜き取りなどがあるという問題点があり、収納物の紛失事故を発生する原因となっていた。
実開平6−16242号公報 実開平6−18252号公報 登録実用新案第3054038号
本考案は上記のような問題点を解決するためになされたもので、マチ面部付封筒の両側に設けたマチ面部の上端に、該封筒の後面部から前面部に向かって夫々下り勾配に傾斜部を設け、封緘のため内方に折り畳んだマチ面部上部の表裏を前記後面部及び蓋面部の内面に夫々設けた接着面に接着して固定することにより,該マチ面部の上部を両面側から接着固着してマチ面部が外方に突出しないようにしたマチ面部付封筒を提供することを課題とするものである。
上記課題を達成するため、本考案は、前面部2と後面部3と両マチ面部5,5と底面部4と、前記後面部の上方に有した蓋面部7の内面及び後面部3の上部内面に粘着剤層を積層してなる接着面8を形成し、該接着面上に剥離可能に剥離紙10を貼着してなるマチ面部付封筒において、前記封筒の後面部3と前面部2の両端部の間に、折り目11,11を有した前記マチ面部5,5の上端に、後面部から前面部に向かって下り勾配の傾斜部5a、5aを夫々形成し、内方に折り畳んだ前記マチ面部上部の裏面及び表面を、前記後面部及び蓋面部に設けた接着面8に夫々密着させてなることを特徴とする。また、前記封筒内に、長さ調整可能な商品変形防止用の補強枠材13を折り曲げて組み立てた補強枠18を、収納物と共に前記封筒内に収納してなることを特徴とする。さらに、前記マチ面部5,5の中間に設けた折り目11,11を内方に折り込み、前記傾斜部5a,5aの上端部が互いに重合しないように位置をずらして折り畳んだ該マチ面部の上部両面を前記後面部3の上部内面に設けた接着面8b及び前記蓋面部7の内面に設けた接着面8aに接着してなることを特徴とする。さらにまた、前記前面部2の上部中央に、前記高面部3の上部と同じ高さの凸部片2aを設けてなることを特徴とする。さらに、前記マチ面部5,5の中間に、上下方向に設けた折り目11,11の上端に位置して該マチ面部の上端に突出片5b,5bを設けてなることを特徴とする。また、前記前面部2及び両マチ面部5,5の上端部に、凹凸部19を連続して設けてなることを特徴とする。さらにまた、前記補強枠材13は、その中央部に位置する底面板14の両端に設けた第1折り目14a,14aを介して側面板15,15を形成すると共に、複数の予備折り目15b、15bを夫々設けた前記側面板の先端部に形成した細幅の上部片16,16の先端部分に、互いに反対側に掛止用の複数の切込溝17,17を設けてなることを特徴とする。
以上のように、マチ面部付封筒は、中折れ用の折り目を有して両側端に設けたマチ面部の上端に後面部側から前面部側に下り勾配の傾斜部を設けたため、該マチ面部の折り目を内方に折り畳んでこの封筒を平坦にすると、二つ折りした該マチ面部の上端部分が重なることなく位置をずらせて折り畳まれるため、該マチ面部の上端部は後面部の上部内面及び蓋面部の内面にそれぞれ設けた接着面に両面が密着固定し、内方に折り畳まれたマチ面部が外方に突出するのを防止し、収納物が前記封筒の外部に脱出するのを防止することができるものである。
さらに、折り畳み可能な補強枠材で組み立てた補強枠内に収納物を収容して該マチ面部付封筒内に収納することにより、該補強枠によって該封筒のマチ面部が折り曲げられないように補強し、前記封筒の内部に収容した収納物の変形を防止することができる。
前記マチ面部5,5の上端部には、後面部3から前面部2に向かって夫々下り勾配の傾斜部を設け、該傾斜下部を連結した前面部の上端は、後面部の上部に比べて下方に位置するため、前記後面部の上部内面に設けた接着面8bと前面部2の上端位置との接着面積が減少して接着力が弱まるおそれがある。それを防止するため、前面部2の上部中央に、上方に突出させた凸部片2aを設けて接着面を拡大することにより接着力の低下を防ぐことができる。
また、マチ面部付封筒の開口部周縁部の上端に、ノコギリ歯状の凹凸部を連続して形成したことにより、該封筒の端部によって手や指先を切ったり、マニキュアに傷を付けるのを防止することができる作用を有する。
なお、本考案は従来の緘付き封筒と同じ封緘作業で使用できるため、新たな封緘作業を伴わないので簡易に使用することができる。
以上の如く、本考案はマチ面部付封筒の後面部から前面部に向かって、該マチ面部の上端に傾斜部を設けてあるため、該マチ面部を内方に折り込むと平坦に折り畳まれたマチ面部の上部の裏面は後面部の上部内面の接着面に接着し、該マチ面部の表面は蓋面部の裏面に設けた接着面に接着し、該マチ面部の上部が位置をずらして折り畳んで重ならないようにしたことにより、マチ面上部の両面が接着面に接着して固定するため、運搬中に該マチ面部の上部が封筒の外方に突出することがないという効果を有する。
本考案に係るマチ面部付封筒の実施形態を示す開口部を開いた状態の斜視図である。 マチ面部付封筒のマチ面部を内方に折り畳んで平坦にした状態の一部省略した拡大平面図である。 マチ面部付封筒の下部を省略して前面部を切り開いた状態の展開図である。 図1のA−A線方向拡大断面図である。 補強枠材の展開図である。 補強枠材を方形に組み立てて形成した補強枠の斜視図である。 補強枠を内部に収容したマチ面部付封筒の斜視図である。 図1のC部の拡大図である。 従来のマチ面部付封筒の斜視図である。 図9のB−B線方向拡大断面図である。
本考案を図面に基づいて説明すると、図1は本考案に係るマチ面部付封筒の実施形態を示す開口部を開いた状態の斜視図、図2はマチ面部付封筒のマチ面部を内方に折り畳んで平坦にした状態の一部省略した拡大平面図、図3はマチ面部付封筒の下部を省略して前面部を切り開いた状態の展開図、図4は図1のA−A線方向拡大断面図、図5は補強枠材の展開図、図6は補強枠材を方形に組み立てて形成した補強枠の斜視図、図7は補強枠を内部に収容したマチ面部付封筒の斜視図である。
本考案に係るマチ面部付封筒1に用いる素材は、紙、その他の利用可能な材料、例えば、
ラミネート加工紙、合成紙、機能紙などを用いるのが好ましいが、これらに限られるものではない。また、マチ面部付封筒1は、前面部2と後面部3と底面部4と両マチ面部5,5と、該後面部の上部に水平方向の折り線6を介して上方に延設した蓋面部7とを有した構成は従来と同じである。このマチ面部付封筒(以下、封筒という)1は、紙等を用いて従来の製法で製袋されるもので、前面部2と両マチ部5,5と後面部3の上部とで封筒の上部に開口部9を形成してある。この場合、前面部2の上部は、後面部3の上部、即ち、折り線6の部分に比べて一段低く形成するので、後記するように、前面部2の上部中央に凸部片2を設けてもよいものである。
前記蓋面部7は、後面部3の上方に一体に延設してあるが、必ずしも後面部3の上端部位に一体に延設する必要はなく、蓋面部7を後面部3と別体に形成し、接着剤などで取り付けてもよいものである。
前記封筒1は、蓋面部7の内面とそれに続く後面部3の上部内面とに、夫々粘着剤層を積層してなる接着面8を形成し、該接着面8上には剥離紙10を剥離可能に貼着してある。前記接着面8と剥離紙10との積層は従来法で行えばよく、また、一般に両面テープと称されている両面が粘着層のテープを剥離紙に仮接着して所定の形状に裁断したものを手作業または機械的に鮎付するようにしてもよい。
この蓋面部7の内面と該蓋面部7の下方に続く後面部3の上部内面とに連続して形成した粘着剤層からなる接着面8は、前記封筒1の前面部2及び後面部3の間の内側に二つ折りに折り込んだマチ面部5,5の上端部の両面を接着固定するためのものである。
図2に示すように、粘着剤層からなる接着面8は、蓋面部7の内面に設けた第1の接着面8aと、後面部3の上部中央の上部部位に設けた第2の接着面8bとからなり、該接着面8aを蓋面部7の内面に形成するのは封絨のためであり、通常は蓋面郎7の内面全面に積層して形成してあるが、確実な封緘ができれば必ずしも全面に積層する必要は無く、蓋面部7の幅方向(図の左右方向)中央部分の略全幅に渡って形成してもよい。
この蓋面部7の両端部分又は上下部分に多少余白として粘着剤層の無い部分があっても差し支えない。また、蓋面部7の自由端側(図の上端側)に接着面8aを設けないで余白を設けてあれば、封緘した蓋面部7を前面部2から剥す際のツマミ部の作用を有する利点がある。
さらに、図2、3に示すように、後面部3の上部内面に形成した接着面8bは、蓋面部7の内面に形成した接着面8aと分離して形成してもよい。この粘着剤層からなる接着面8a,8bは、大型の封筒の場合、接着面8を必要面積以上に広くしないようにするのに効果的であり、また、手作業で積層する場合には作業性に適する利点を有している。
また、図3に示すように、前記封筒1の後面部3の上部内面に設けた接着面8bは、蓋面部7の基部両側に連続して設けたマチ面部5,5の一端である蓋面部7の基部と該マチ面部の他端に連続した前面部2の端部との間の高低差Sの長さと少なくとも同じ長さ又はそれ以上の長さに形成してある。この場合、接着面8bの上下方向の幅(長さ)は、Sの長さより長く形成してあると接着面積が拡大し、接着効果を高めることができる利点がある。
前記封筒1の後面部3と前面部2の両端部の間に設けたマチ面部5,5の上端には、後面部3から前面部2に向かって夫々下り勾配の傾斜部5a、5aを形成してあり、さらに、該マチ面部の勾配上端に連続した蓋面部7の基部との間は、従来のように直角に裁断しないで弧状部7aに形成することにより、該マチ面部の端部と蓋面部7の基部との連続部分の強度を高めて封筒を破れにくく構成してある。
封筒1の前面部2と後面部3の間に位置して設けたマチ面部5,5の上端に形成した傾斜部5a,5aの中間には、上下方向に設けた折り目11,11の上端が連結してあり、該マチ面部が前面部2と後面部3の間の内方に折り畳めるようにしてある。このマチ面部の中間に設けた折り目11,11の上端に、例えば弧状部など任意形状に形成した補強用の突出片5b,5bを一体に設けてある。
この突出片5b,5bは立ち上がらせた状態で使用してもよいし、前記マチ面部の内側又は外側に折り畳んだ状態で使用してもよく、それらにより該折り目11,11の上端部分が位置するマチ面部5,5の中間部を補強している。
前面部2の上部は、マチ面部5,5の上端を前記後面部3側から前面部2側に下り勾配に傾斜部5a,5aを設けたことにより、後面部の上端位置に比べて下方に位置しているので、前記蓋面部7の内面に設けた接着面8aを内方に二つ折りしたマチ面部上部の上面(表面)及び前面部の上方部分に接着させた場合、該前面部2の上端部分の接着面が減少するのを防止するため、該前面部の上部中央に凸部片2aを設けることにより、接着面積を拡大して接着力が弱まるのを防止することができる。しかし、蓋面部7の内面に設けた接着面8aが十分な広さを有しておれば、この凸部片aは必ずしも必要ではない。
この凸部片2aは、内方に二つ折りに折り畳んだマチ面部5,5と重ならないように、前記封筒の左右方向にあまり長く形成しないようにしている。この凸部片2aは、前記マチ面部の上部に傾斜部5a,5aを形成する際に、前面部2の上端を全部裁断除去しないで、その一部を残して形成すればよく、余計な部品を必要としない利点を有している。
図5において、13はボール紙などからなる補強枠材で、前記マチ面部付封筒1内に収容できる長さ及び幅であって、折り目から折り曲げられるように形成してある。即ち、中央部には前記封筒1の底面部4内に収容できるよう幅も狭く且つ横幅、即ち、左右方向の長さも短く形成した底面板14の両端に第1折り目14a,14aを形成し、該第1折り目を介して側面板15,15を連続して形成してある。
この側面板15,15の先端に第2折り目15a,15aを形成し、さらに該側面版の高さを調節できるよう複数の予備折り目15b、15bを前記第2折り目15a,15aの下方に夫々形成してあるので、必要に応じて折り目を変更させることにより、側面板15,15の高さを調整することができるように形成してある。
この補強枠18の側面板15,15の先端部分には、底面板14に比べて細幅に形成し、前記封筒1内に収納する商品の大きさに応じて第2折り目15a,15aの位置を、いずれかの予備折り目15b,15bの位置に変更して折り曲げることにより該側面板15,15の高さを調整することができる。
さらに、両側面板15,15の先端に形成した第2折り目15a,15aを介して連続して設けた上部片16,16の先端部分には、互いに反対側に複数の切込溝17,17を設け、この切込溝を互いに掛止させることにより、折り畳み及び組み立て可能な補強部材13を用いて、図6に示すような略方形をした補強枠18を組み立てることができる。
この補強枠材13は、封筒1内に収納する商品が変形しやすい場合に使用するもので、通常使用する必要はないが、方形に組み立てた補強枠18の内部に変形しやすい商品を収容した状態で前記封筒1内に収容すると、該封筒のマチ面部5,5は補強枠18の側面板15,15によって補強されるため、中折れ状態になることを防止する。
さらに、該補強枠の上部片16,16や側面板15,15が,所謂中蓋(内蓋)の作用を発揮して前記商品より前記封筒1の先端側、即ち、開口部9側に位置しているため該封筒内の商品が外方に脱出するのを防止することができる。
前記封筒の開口部9の上端部分が直線状に形成してあると、該封筒を取り扱う際に、該開口部の上端部によって指先を負傷したり、爪を引っ掛けてマニキュアに傷をつけたりすることがあるため、図8に示すように、開口部を構成する前面部2及び両マチ面部の上端部分には連続して凹凸部19を設けることにより指先が負傷するのを防ぐことができる。
本実施形態の作用について説明すると、前記封筒1の内部に収納物を収容した後、両マチ面部5,5の折り目11,11を内方に折り込んで両マチ面部を平坦に折り畳むと、該マチ面部の上部裏面、即ち、マチ面部の折り目11,11から後面部3側のマチ面部の上部裏面5cは、剥離紙10bを剥がした粘着面8bに接着する。
他方、マチ面部の折り目11,11から前面部2側のマチ面部の上部表面5dは、前記蓋面部7の内面に設けてあり、且つ、剥離紙10aを剥離した接着面8aに接着する。この場合、蓋面部7の内面に設けてある接着面8aは内面略全体、言い換えれば、上下方向に十分な幅を有して設けてあるので、前記マチ面部の上部表面5d,5dと共に、前面部2の上端部分も接着するため、折り畳まれた前記開口部9は完全に密着固定される。即ち、マチ面部5,5の上端は傾斜部5a,5aに形成してあり、折り目11,11を内方に折り畳んだ場合、マチ面部の上端部分は「くの字」型に折り畳まれて重ならない構成を有している。
そのため、二つに折り畳まれたマチ面部5,5の上部裏面5c,5cは、前記後面部3の上部内面に設けた接着面8bに接着固定し、また、該マチ面部の上部表面5d,5dは、前記蓋面部7の内面に設けた接着面8aに接着固定する。このように、マチ面部5,5の上部に設けた上部表面5d、5d及び上部裏面5c,5cの両面を前記接着面8a,8bで両面から接着固定するため、該マチ面部の上端部分が外方に飛び出すのを確実に防止することができる作用を有するものである。
1 マチ面部付封筒
2 前面部
2a 凸部片
3 後面部
4 底面部
5 マチ面部
5a 傾斜部
5b 突出片
5c 上部裏面
5d 上部表面
6 折り線
7 蓋面部
7a 弧状部
8 接着面
8a 接着面
8b 接着面
10 剥離紙
10a 剥離紙
10b 剥離紙
11 折り目
13 補強部材
14 底面板
14a 第1折り目
15 側面板
15a 第2折り目
15b 予備折り目
16 上部片
17 切込溝
18 補強枠
19 凹凸部

Claims (7)

  1. 前面部(2)と後面部(3)と両マチ面部(5,5)と底面部(4)と、前記後面部の上方に有した蓋面部(7)の内面及び後面部(3)の上部内面に粘着剤層を積層してなる接着面(8)を形成し、該接着面(8)上に剥離可能に剥離紙(10)を貼着してなるマチ面部付封筒において、
    前記封筒の後面部(3)と前面部(2)の両端部の間に、中折用の折り目(11,11)を有した前記マチ面部(5,5)の上端に、後面部から前面部に向かって下り勾配の傾斜部(5a、5a)を夫々形成し、内方に折り畳んだ前記マチ面部上部の裏面及び表面を、前記後面部及び蓋面部に設けた接着面(8)に夫々密着させてなるマチ面部付封筒。
  2. 前記封筒内に、長さ調整可能な商品変形防止用の補強枠材(13)を折り曲げて組み立てた補強枠(18)を、収納物と共に前記封筒内に収納してなる請求項1記載のマチ面部付封筒。
  3. 前記マチ面部(5,5)の中間に設けた折り目(11,11)を内方に折り込み、前記傾斜部(5a,5a)の上端部が互いに重合しないように位置をずらして折り畳んだ該マチ面部の上部両面を、前記後面部(3)の上部内面に設けた接着面(8b)及び前記蓋面部(7)の内面に設けた接着面(8a)に接着してなる請求項1記載のマチ面部付封筒。
  4. 前記前面部(2)の上部中央に、前記後面部(3)の上部と同じ高さの凸部片(2a)を設けてなる請求項1記載のマチ面部付封筒。
  5. 前記マチ面部(5,5)の中間に、上下方向に設けた折り目(11,11)の上端に位置して該マチ面部の上端に突出片(5b,5b)を設けてなる請求項1記載のマチ面部付封筒。
  6. 前記前面部(2)及び両マチ面部(5,5)の上端部に、凹凸部(19)を連続して設けてなる請求項1記載のマチ面部付封筒。
  7. 前記補強枠材(13)は、その中央部に位置する底面板(14)の両端に設けた第1折り目(14a,14a)を介して側面板(15,15)を形成すると共に、複数の予備折り目(15b、15b)と共に第2折り目(15a,15a)を夫々設けた前記側面板の先端部に形成した細幅の上部片(16,16)の先端部分に、互いに反対側に掛止用の複数の切込溝(17,17)を設けてなる請求項2記載のマチ面部付封筒。
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