JP3163322B2 - 多波長域赤外線撮像装置 - Google Patents

多波長域赤外線撮像装置

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JP3163322B2
JP3163322B2 JP06424497A JP6424497A JP3163322B2 JP 3163322 B2 JP3163322 B2 JP 3163322B2 JP 06424497 A JP06424497 A JP 06424497A JP 6424497 A JP6424497 A JP 6424497A JP 3163322 B2 JP3163322 B2 JP 3163322B2
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正克 杉井
隆夫 長南
義幸 福山
雄彦 浜田
小林  隆
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の波長域の
赤外線画像を撮像する多波長域赤外線撮像装置の構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の多波長域赤外線撮像装置
を示す1例である。図において、1は撮像目標からの赤
外線、2は光学系、3は撮像目標からの赤外線を2つの
光路に分割するビームスプリッタ、4a及び4bはそれ
ぞれ撮像目標からの赤外線を所望の波長域の赤外線に分
割する第1のフィルタ及び第2のフィルタ、5a及び5
bはそれぞれ第1の赤外線検知器及び第2の赤外線検知
器、6a及び6bはそれぞれ第1の駆動タイミング発生
回路及び第2の駆動タイミング発生回路、7a及び7b
はそれぞれ第1の画像信号調整回路および第2の画像信
号調整回路、8a及び8bはそれぞれ第1の画像信号補
正回路および第2の画像信号補正回路である。
【0003】従来の多波長域赤外線撮像装置は上記のよ
うに構成され、以下のように動作する。撮像目標から放
射される赤外線1は、光学系2に入射する。前記光学系
2は撮像目標から放射される赤外線を集光する。集光し
た赤外線は前記ビームスプリッタ3によって2つの光路
に分割され、それぞれ前記第1のフィルタ4a及び前記
第2のフィルタ4bを透過することによって波長域の異
なる分光赤外線となり、前記第1の赤外線検知器5a及
び前記第2の赤外線検知器5bにそれぞれ入射する。
【0004】前記第1の駆動タイミング発生回路6aに
よって駆動される前記第1の赤外線検知器5aは入射し
た分光赤外線を光電変換し、画像信号を出力する。画像
信号は前記第1の画像信号調整回路7aによって画像1
フレームの信号レベルの平均が画像信号の規格の電圧範
囲の中間電圧になるように自動的に調整される。
【0005】前記第1の画像信号調整回路7aからの出
力画像信号は、前記第1の画像信号補正回路8aで、均
一な被写体を撮像したときに均一な画像が得られるよう
に前記第1の赤外線検知器5aの各画素に対応したオフ
セット補正処理及び感度補正処理が実行される。
【0006】一方、前記ビームスプリッタ3によって分
割された後、前記第2のフィルタ4bを透過した分光赤
外線は、前記駆動タイミング発生回路6bによって駆動
される前記第2の赤外線検知器5bで画像信号として光
電変換される。前記第2の赤外線検知器5bからの画像
信号は、第2の画像信号調整回路7bによってレベル調
整された後、第2の画像信号補正回路8bによってオフ
セット補正及び感度補正処理が実行される。
【0007】図8は、図7に示した従来の多波長域赤外
線撮像装置による画像信号と画像の1例を模式的に示し
たディスプレイ上の中間調画像である。図において9〜
13は、前記第1の赤外線検知器5aから出力された連
続5フレームの画像信号を示し、14〜19は前記画像
信号9〜13に対応した5フレームの画像を示してい
る。また、19〜23は、前記第2の赤外線検知器5b
から出力された連続5フレームの画像信号を示し、24
〜28は前記画像信号19〜23に対応した5フレーム
の画像を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の多波長域赤外線
撮像装置は、図7に示すように、波長域に対応した数の
赤外線検知器、駆動タイミング発生回路、画像信号調整
回路及び画像信号補正回路が必要であるため、多波長域
赤外線撮像装置として複雑で大型な装置になってしまう
という難点があった。また、波長域間で取得した画像の
比較のために画像処理をする場合、波長域毎に異なる検
知器で受光するため、画像出力が2系統になってしま
い、検知器毎の校正、検知器相互の位置決め処理等の後
処理が必要となり、後処理のための専用装置が必要にな
り、且つ処理に時間を要すという難点があった。
【0009】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、単一の赤外線検知器によって複数
の波長域の画像を撮像できるようにする事によって出力
される画像信号を1系統として、検知器間の感度補正を
容易にし、画像の位置決め処理を不要にする多波長域赤
外線撮像装置を実現するとともに波長間の画像比較のた
めの画像処理を容易にすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる多波長
域赤外線撮像装置は、1系統の光学系、赤外線検知器、
駆動タイミング発生回路、画像信号調整回路および画像
信号補正回路を備え、1フレーム毎に赤外線検知器への
入射赤外線の波長域が切り換わるフレーム同期波長分割
器とで構成したものである。
【0011】この発明に係わる多波長域赤外線撮像装置
は、1系統の光学系、赤外線検知器、駆動タイミング発
生回路、画像信号調整回路および画像信号補正回路を備
え、1フレーム毎に赤外線検知器への入射赤外線の波長
域が切り換わるフレーム同期波長分割器を透過型のフィ
ルタと、このフィルタを支持するフィルタ板と、フレー
ム同期させるようにフィルタ板を回転させる回転機構
と、回転制御のための回転位置検出器と回転制御回路と
で構成したものである。
【0012】この発明に係わる多波長域赤外線撮像装置
は、1系統の光学系、赤外線検知器、駆動タイミング発
生回路、画像信号調整回路および画像信号補正回路を備
え、1フレーム毎に赤外線検知器への入射赤外線の波長
域が切り換わるフレーム同期波長分割器を反射型フィル
タからなる多面体反射鏡と、フレーム同期させるように
多面体反射鏡を回転させる回転機構と、回転制御のため
の回転位置検出器と回転制御回路とで構成したものであ
る。
【0013】この発明に係わる多波長域赤外線撮像装置
は、1系統の光学系、フレーム同期波長分割器、赤外線
検知器、駆動タイミング発生回路および画像信号補正回
路を備え、フレーム毎に切り換わる画像のペデスタルレ
ベルを自動的に調整するために、画像信号調整回路を、
増幅器と、ペデスタルレベルの基準値となる基準電圧を
発生する基準電圧発生回路と、フレーム毎に切り換わる
ペデスタルレベルと基準電圧との差電圧を出力する比較
回路と、この差電圧をレベル調整値としてフレーム毎に
切り換えて記憶させておくための記憶切換マルチプレク
サ及びレベル調整値記憶回路と、レベル調整を対応した
波長域で実行するためにレベル調整値を読み出す読出マ
ルチプレクサとで構成したものである。
【0014】この発明に係わる多波長域赤外線撮像装置
は、1系統の光学系、フレーム同期波長分割器、赤外線
検知器、駆動タイミング発生回路、画像信号調整回路を
備え、波長域によって異なるオフセット補正量及び感度
補正量を撮像する波長域に対応して適用できるように、
画像信号補正回路を、アナログ画像信号をデジタル画像
信号に変換するAD変換回路、波長域に対応した複数の
オフセットメモリと、オフセット演算処理回路と、オフ
セットメモリ読出しマルチプレクサと、波長域に対応し
た複数の感度補正メモリと、感度補正演算処理回路と、
感度補正メモリ読出しマルチプレクサと、デジタル画像
信号をアナログ画像信号に変換するDA変換回路とで構
成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す図
であって、図中、1及び2は図7に付した同番号部分と
同じ機能を有する部分、29はフレーム同期波長分割
器、30は赤外線検知器、31は駆動タイミング発生回
路、32はフレーム同期信号、33は画像信号調整回
路、34は画像信号補正回路である。
【0016】この発明の多波長域赤外線撮像装置は上記
のように構成され、以下のように動作する。ある撮像目
標から放射される赤外線1は、光学系2によって集光さ
れ赤外線検知器30に結像するように配置される。前記
光学系2と前記赤外線検知器30との間には、前記赤外
線検知器30を駆動するための駆動タイミング発生回路
31から発生されているフレーム同期信号32に同期し
て前記赤外線検知器30への入射赤外線が複数の波長域
に分割されて切り換わるフレーム同期波長分割器が配置
される。
【0017】前記赤外線検知器30では入射した赤外線
が光電変換されて画像信号として出力される。画像信号
は画像信号調整回路33でレベル調整され、さらに、画
像信号補正回路34において、オフセット補正及び前記
赤外線検知器30の感度補正が画素毎に実行されて、最
終的に出力される。
【0018】図2は、実施の形態1における画像信号及
び赤外線画像を模式的に示したディスプレイ上の中間調
画像で、図中、35〜39は前記赤外線検知器30から
出力される連続した5フレームの画像信号、40〜44
は前記画像信号35〜39に対応した赤外線画像であ
る。ここでは、前記フレーム同期波長分割器29におけ
る分割波長域を、仮に、第1の波長域及び第2の波長域
の2波長域として例示している。このように、2種類の
波長域の画像信号が1系統の画像信号にフレーム毎に交
互に出力される。
【0019】この発明の多波長域赤外線撮像装置は以上
のように動作するため、1つの赤外線検知器で複数の波
長域の撮像が可能となり、単一の画像信号系統でありな
がらフレーム毎に異なった波長域の画像信号を得ること
が可能となる。このことは従来例のように赤外線検知器
6、駆動タイミング回路7、画像信号調整回路、画像信
号補正回路を複数必要としないために、撮像系統間の校
正及び画像の位置合わせが不要となり、複数波長域間で
の画像比較処理を容易にすることが可能になることが期
待できる。
【0020】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す図であって、図中、1,2及び29〜34は
実施の形態1に付した同番号部分と同じ機能を有する部
分、4a及び4bは従来の技術として図7に付した同番
号部分と同じ機能を有する部分、45はフィルタ板、4
6は回転機構、47は回転位置検出器、48は回転制御
回路、49は回転位置検出信号、50は回転制御信号で
ある。
【0021】この発明の多波長域赤外線撮像装置は上記
のように構成され、以下のように動作する。フレーム同
期波長分割器29には、波長を分割するために透過型の
第1のフィルタ4a及び第2のフィルタ4bが内蔵され
ている。前記第1のフィルタ4a及び第2のフィルタ4
bはフィルタ板45によって固定支持され、前記フィル
タ板45は回転機構46と連結している。前記回転機構
46は、前記第1のフィルタ4a及び第2のフィルタ4
bを透過する分光赤外線が、駆動タイミング発生回路3
1から出力されるフレーム同期信号32に同期して、フ
レーム毎に交互に赤外線検知器30に入射するように回
転制御回路48からの回転制御信号50によって制御さ
れる。前記回転機構46による前記フィルタ板の回転位
置は、回転位置検出器47によって検出され、回転位置
検出信号49として前記回転制御回路48にフィードバ
ックされる。たとえば、前記赤外線検知器30の露光時
間が10-6秒程度の高感度な検知器の場合には、前記フ
ィルタ板を連続回転させ、前記回転位置検出器47は前
記フィルタ板45の回転速度を一定に保つため、回転位
置を回転制御回路48に出力する。また、前記赤外線検
知器30が10-2秒程度の低感度な検知器の場合は、フ
ィルタ板45上の第1のフィルタ4aあるいは第2のフ
ィルタ4bが前記赤外線検知器30と正対する位置で停
止し、前記赤外線検知器30に露光させる必要があるた
め、フィルタ板の回転位置を検出し、正確な位置制御が
なされる。
【0022】前記第1のフィルタ4a及び第2のフィル
タ4bによって分割された赤外線は、前記赤外線検知器
30によって光電変換され、実施の形態1と同様に画像
信号調整回路33によってレベル調整され、画像信号補
正回路34によってオフセット補正及び感度補正処理が
実行され出力される。
【0023】この発明の多波長域赤外線撮像装置は以上
のように動作するため、1つの赤外線検知器で複数の波
長域の撮像が可能となり、単一の画像信号系統でありな
がらフレーム毎に異なった波長域の画像信号を得ること
が可能となる。
【0024】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示す図であって、図中、1,2,29〜34は実
施の形態1に付した同番号部分と同じ機能を有する部
分、46〜50は実施の形態2に付した同番号部分と同
じ機能を有する部分、51a及び51bはそれぞれ反射
光の波長帯域の異なる第1の反射型フィルタ及び第2の
反射型フィルタ、52は前記第1の51a及び第2の反
射型フィルタ51bを交互に張り合わせて反射鏡とした
反射型フィルタを多面体反射鏡である。
【0025】この発明の多波長域赤外線撮像装置は上記
のように構成され、以下のように動作する。フレーム同
期波長分割器29には、波長を分割するために反射型の
第1のフィルタ51a及び第2のフィルタ51bが内蔵
されている。前記第1のフィルタ51a及び第2のフィ
ルタ51bは、多面体反射鏡52として構成され回転機
構46と連結している。前記多面体反射鏡52は、前記
回転機構46によって回転し、実施の形態2と同様の動
作で、赤外線検知器30へフレーム毎に異なった波長域
の分光赤外線が入射するように制御されている。以下、
前記赤外線検知器30で光電変換された後の画像信号に
対する処理動作は実施の形態1と同様である。
【0026】この発明の多波長域赤外線撮像装置は以上
のように動作するため、1つの赤外線検知器で複数の波
長域の撮像が可能となり、単一の画像信号系統でありな
がらフレーム毎に異なった波長域の画像信号を得ること
が可能となる。
【0027】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示す図であって、図中、1,2,29〜32及び
34は実施の形態1に付した同番号部分と同じ機能を有
する部分、53は増幅器、54は基準電圧発生回路、5
5は比較回路、56は記憶切換マルチプレクサ、57a
及び57bはそれぞれ第1のレベル調整値記憶回路及び
第2のレベル調整値記憶回路、58は読出し切換マルチ
プレクサである。
【0028】この発明の多波長域赤外線撮像装置は上記
のように構成され、以下のように動作する。ある撮像目
標から放射される赤外線1が、フレームに同期して波長
域を分割され、赤外線検知器30で光電変換されるまで
は実施の形態1における動作と同一である。フレーム毎
に撮像する波長域が異なることによる入射光強度の違い
により、前記赤外線検知器30から出力され、増幅器5
3で増幅された画像信号は、ペデスタル電圧レベルがフ
レーム毎に上下する。基準電圧発生回路54からの基準
電圧と前記増幅器53からのペデスタル電圧を比較回路
55で比較し、差電圧を求め、レベル調整値とする。前
記フレーム同期信号32に同期させた記憶切換マルチプ
レクサ56によって、フレーム毎に第1のレベル調整値
57a及び第2のレベル調整値記憶回路57bに交互に
切り換えてレベル調整値を記憶させる。レベル調整は、
読出し切換マルチプレクサ58が前記フレーム同期信号
32に同期して、前記第1のレベル調整値57a及び第
2のレベル調整値記憶回路57bに交互に切り換えてレ
ベル調整値を読出し前記赤外線検知器30の出力画像信
号から減算処理することでレベル調整を実行する。
【0029】この発明の多波長域赤外線撮像装置は以上
のように動作するため、1つの赤外線検知器で複数の波
長域の撮像した場合、単一の画像信号系統であるためフ
レーム毎に変動するレベル調整を自動的に行うことが可
能となる。
【0030】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5を示す図であって、図中、1,2及び29〜33は
実施の形態1に付した同番号部分と同じ機能を有する部
分、59はAD変換回路、60a及び60bはそれぞれ
第1のオフセットメモリ及び第2のオフセットメモリ、
61はオフセットメモリ読出しマルチプレクサ、62は
オフセット演算処理回路、63a及び63bはそれぞれ
第1の感度補正メモリ及び第2の感度補正メモリ、64
は感度補正演算処理回路、65は感度補正メモリ読出し
マルチプレクサ、66はDA変換回路である。
【0031】この発明の多波長域赤外線撮像装置は上記
のように構成され、以下のように動作する。ある撮像目
標から放射される赤外線1が、フレームに同期して波長
域を分割され、赤外線検知器30で光電変換され、画像
信号調整回路33でレベル調整されるまでの動作は実施
の形態1における動作と同一である。前記赤外線検知器
30に入射する撮像波長域が短波長域で、かつ広い波長
域であるほど赤外線エネルギが大きいため、前記赤外線
検知器の各画素のオフセット量のばらつき及び各画素の
感度ばらつきが、撮像する波長域が短波長域で、かつ広
い波長域であるほど大きくなる。前記画像調整回路33
でレベル調整された画像信号をAD変換回路59でアナ
ログ画像信号からデジタル画像信号に変換し、撮像する
波長域に対応したオフセット量を記憶してある第1のオ
フセットメモリ60a及び第2のオフセットメモリ60
bから、前記フレーム同期信号32に同期させて切り換
わるオフセットメモリ読出しマルチプレクサ61によっ
て、波長域に対応させて交互にオフセット量を読出し、
オフセット演算処理回路62で赤外線検知器の画素毎
に、撮像波長域に整合したオフセット補正が実行され
る。
【0032】オフセット補正を終えたデジタル画像信号
は撮像する波長域に対応した感度補正量を記憶してある
第1の感度補正メモリ63a及び第2の感度補正メモリ
63bから、前記フレーム同期信号32に同期させて切
り換わる感度補正メモリ読出しマルチプレクサ64によ
って、波長域に対応させて交互に感度補正量を読出し、
感度補正演算処理回路65で赤外線検知器の画素毎に撮
像波長域に整合した感度補正が実行される。感度補正さ
れたデジタル画像信号は、DA変換回路66でアナログ
画像信号に変換され出力される。
【0033】この発明にかかる多波長域赤外線撮像装置
は以上のように動作するため、1つの赤外線検知器で複
数の波長域の撮像が可能となり、さらに、オフセット量
を波長域毎に切り換えられるようにオフセットメモリを
構成し、また、感度補正量を波長域毎に切り換えらえる
ように感度構成メモリを構成したので、撮像波長域に整
合した補正が可能となり、補正ずれのない画像の取得が
可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1つ
の赤外線検知器で複数の波長域の撮像が可能となりさら
に、単一の画像信号系統で複数の異なった波長域の画像
信号を得ることができる。
【0035】また、この発明によれば、1つの赤外線検
知器で複数の波長域の撮像が可能となり、さらに、単一
の画像信号系統でフレーム毎に複数の異なった波長域の
画像信号に対して、フレーム毎にレベル調整を行うこと
によって、フレーム毎に変動するレベルを自動的に最適
に調整することができる。
【0036】また、この発明によれば、1つの赤外線検
知器で複数の波長域の撮像が可能となり、さらに、単一
の画像信号系統でフレーム毎に複数の異なった波長域の
画像信号に対して、オフセット補正及び感度補正をそれ
ぞれの撮像波長域に整合した補正値で補正処理すること
によって、フレーム毎に最適なオフセット補正及び感度
補正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1による画像信号及び
赤外線画像を模式的に示すディスプレイ上の中間調画像
である。
【図3】 この発明の実施の形態2の構成を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3の構成を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4の構成を示す図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5の構成を示す図であ
る。
【図7】 従来の技術による構成を示す図である。
【図8】 従来の技術による画像信号及び赤外線画像を
模式的に示すディスプレイ上の中間調画像である。
【符号の説明】
1 赤外線、2 光学系、3 ビームスプリッタ、4a
第1のフィルタ、4b 第2のフィルタ、5a 第1
の赤外線検知器、5b 第2の赤外線検知器、6a 第
1の駆動タイミング発生回路、6b 第2の駆動タイミ
ング発生回路、7a 第1の画像信号調整回路、7b
第2の画像信号調整回路、8a 第1の画像信号補正回
路、8b 第2の画像信号補正回路、29 フレーム同
期波長分割器、30 赤外線検知器、31 駆動タイミ
ング発生回路、32 フレーム同期信号、33 画像信
号調整回路、34 画像信号補正回路、45 フィルタ
板、46 回転機構、47 回転位置検出器、48 回
転制御回路、49 回転位置検出信号、50 回転制御
信号、51a 第1の反射型フィルタ、51b 第2の
反射型フィルタ、52 多面体反射鏡、53 増幅器、
54 基準電圧発生回路、55 比較回路、56 記憶
切換マルチプレクサ、57a 第1のレベル調整値記憶
回路、57b 第2のレベル調整値記憶回路、58 読
出し切換マルチプレクサ、59 AD変換回路、60a
第1のオフセットメモリ、60b第2のオフセットメ
モリ、61 オフセットメモリ読出しマルチプレクサ、
62オフセット演算処理回路、63a 第1の感度補正
メモリ、63b 第2の感度補正メモリ、64 感度補
正メモリ読出しマルチプレクサ、65 感度補正演算処
理回路、66 DA変換回路。
フロントページの続き (72)発明者 浜田 雄彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−120968(JP,A) 特開 平8−223477(JP,A) 特開 昭57−50073(JP,A) 特開 平5−83633(JP,A) 特開 平2−50580(JP,A) 実開 昭60−170745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 H04N 5/33

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を撮像させる光学系と、赤外線
    を光電変換する1つの赤外線検知器と、前記赤外線検知
    器を駆動させる駆動タイミング発生回路と、前記駆動タ
    イミング発生回路から出力するフレーム同期信号に同期
    して、フレーム毎に赤外線を複数の異なる波長域に分割
    し、前記赤外線検知器へ入射させるためのフレーム同期
    波長分割器と、前記赤外線検知器からのアナログ画像信
    号の直流レベルを調整する画像信号調整回路と、画像信
    号の波長域に対応した感度補正を行う画像信号補正回路
    とを設けたことを特徴とする多波長域赤外線撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム同期波長分割器を、複数の
    異なる波長帯域の透過型フィルタと、前記透過型フィル
    タを固定するフィルタ板と、前記フィルタ板を回転させ
    る回転機構と、前記透過型フィルタを透過した赤外線が
    前記赤外線検知器へ入射する位置を検出するための回転
    位置検出器と、前記駆動タイミング発生回路で発生させ
    る前記フレーム同期信号及び前記回転位置検出器からの
    回転位置検出信号によって前記回転機構を制御する回転
    制御回路とで構成することを特徴とする請求項1記載の
    多波長域赤外線撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記フレーム同期波長分割器を、複数の
    異なる波長帯域の反射型フィルタからなる多面体反射鏡
    と、前記多面体反射鏡を回転させる回転機構と、前記多
    面体反射鏡で反射した赤外線が前記赤外線検知器へ入射
    する位置を検出するための回転位置検出器と、前記駆動
    タイミング活性回路で発生させる前記フレーム同期信号
    及び前記回転位置検出器からの回転位置検出信号によっ
    て前記回転機構を制御する回転制御回路とで構成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の多波長域赤外線撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像信号調整回路を、前記赤外線検
    知器からの出力画像信号を増幅する増幅器と、基準電圧
    発生回路と、前記増幅器によって増幅された画像信号と
    前記基準電圧発生回路から発生させる基準電圧との差電
    圧を出力する比較回路と、前記比較回路からの出力を前
    記フレーム同期信号に同期させて切り換える記憶切換マ
    ルチプレクサと、前記比較回路から出力されるレベル調
    整値を前記記憶切換マルチプレクサによってフレーム毎
    に切り換えて記憶させるための複数のレベル調整値記憶
    回路と、レベル調整のために、前記レベル調整値記憶回
    路に記憶してあるレベル調整値を、前記赤外線検知器の
    出力信号から差し引くために、前記フレーム同期信号に
    同期させて切り換える読出し切換マルチプレクサとで構
    成することを特徴とする請求項1記載の多波長域赤外線
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記画像信号補正回路を、前記画像信号
    調整回路から出力されるアナログ画像信号をデジタル画
    像信号に変換するためのAD変換回路と、撮像する波長
    域に対応したオフセット補正値を記憶した複数のオフセ
    ットメモリと、オフセット補正処理を実行するためのオ
    フセット演算処理回路と、オフセット演算処理のための
    オフセット補正値を前記フレーム同期信号に同期させて
    前記オフセットメモリから読み出すオフセットメモリ読
    出しマルチプレクサと、撮像する波長域に対応した感度
    補正値を記憶させた複数の感度補正メモリと、感度補正
    処理を実行するための感度補正演算処理回路と、前記感
    度補正メモリの読出し切り換えのために感度補正メモリ
    読出しマルチプレクサ回路と、補正処理されたデジタル
    画像信号をアナログ画像信号に変換するためのDA変換
    回路とで構成することを特徴とする請求項1記載の多波
    長域赤外線撮像装置。
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