JP3163312B2 - 冷凍サイクル用のアキュムレータ並びにその製造方法 - Google Patents

冷凍サイクル用のアキュムレータ並びにその製造方法

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JP3163312B2
JP3163312B2 JP24267694A JP24267694A JP3163312B2 JP 3163312 B2 JP3163312 B2 JP 3163312B2 JP 24267694 A JP24267694 A JP 24267694A JP 24267694 A JP24267694 A JP 24267694A JP 3163312 B2 JP3163312 B2 JP 3163312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビル用パッケ
ージ・エアコン(PAC)の室外機などの冷凍サイクル
機器に使用される冷凍サイクル用のアキュムレータ並び
にその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、アキュムレータを説明する前に、
冷凍サイクル用冷媒回路の中におけるアキュムレータの
役割を説明する。図30は例えばビル用パッケージ・エ
アコン(PAC)の室外機の冷媒回路を示すブロック図
である。図において、1は圧縮機、2は油分離器、3は
凝縮器、4は絞り装置、5は蒸発器、6は第1のアキュ
ムレータ、7は第2のアキュムレータ、8は第1のアキ
ュムレータ6と第2のアキュムレータ7とを接続する接
続配管、9は第2のアキュムレータ7と圧縮機1とを接
続する接続配管、10は油分離器2と接続配管8とを接
続する返油バイパス、11は返油バイパス10の配管途
中に設けられた返油装置、12は第1のアキュムレータ
6の底部と接続配管8とを接続する返油バイパス、13
は返油バイパス12の配管途中に設けられた返油装置、
14は接続配管9に接続される第2のアキュムレータの
U字状配管、15はU字状流出配管の途中に設けられた
油戻し穴である。
【0003】次に冷媒と油の流れについて説明する。圧
縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は油分離器2
に流入し、ここでガス冷媒と油を分離し、ガス冷媒は凝
縮器3に流入する。ここでガス冷媒は空気や水などと熱
交換して凝縮液化し、絞り装置4にて、低圧の気液二相
状態となり蒸発器5に流入する。ここで冷媒は空気や水
などと熱交換してガスまたは乾き度の大きな気液二相状
態となって第1のアキュムレータ6、接続配管8、第2
のアキュムレータ7、接続配管9を経て圧縮機1に戻
る。この際、液冷媒は第1のアキュムレータ6に溜ま
り、冷媒の気液分離がなされる。油分離器2で分離され
た油は返油装置11と返油バイパス10を経て、接続配
管8に流入し、第2のアキュムレータ7へ流入する。第
1のアキュムレータ6には液冷媒とともに油が混在して
溜まっている。その油及び液冷媒は返油装置13、返油
バイパス12を経て接続配管8に流入し、その後、第2
のアキュムレータ7へ流入する。第2のアキュムレータ
7に溜まった油及び液冷媒は油戻し穴15よりU字状流
出配管14に流入して圧縮機1に戻る。ここで、第1の
アキュムレータ6に溜まった油及び液冷媒は、接続配管
8の内部と第1のアキュムレータ6の内部の動圧差、接
続配管8を流れるガス冷媒の摩擦損失による摩擦損失に
よる差圧、第1のアキュムレータ6の液面高さにより生
じる液ヘッドを合計した圧力差が返油装置13の前後に
発生することによって接続配管8へと流れる。また、同
様に第2のアキュムレータ7に溜まった油及び液冷媒
は、U字状流出配管14内部とU字状流出配管14を流
れるガス冷媒の摩擦損失による差圧及び第2のアキュム
レータ7の液面高さにより生じる液ヘッドを合計した圧
力差が油戻し穴15の前後に発生することによってU字
状流出配管14へと流れる。
【0004】また、返油バイパス10は接続配管8に接
続されているため、第1のアキュムレータ6に余剰冷媒
が大量に溜まっている場合でも、油分離器で分離された
油が第1のアキュムレータ6に流入して第1のアキュム
レータ6で油濃度が薄まって第1のアキュムレータ6か
ら第2のアキュムレータ7への返油が遅れて圧縮機1の
油が枯渇することは生じず、油分離器2で分離された油
は速やかに第2のアキュムレータ7を経て圧縮機に戻
り、圧縮機1の油は充分な量が確保される。また、圧縮
機1が長時間停止して圧縮機1のシェル内に液冷媒が寝
込んだ状態から起動する場合において、シェル内の液冷
媒と油が大量に吐出されるが、油分離器2で液冷媒及び
油は捕獲され、油が大量に凝縮器3などへ流出すること
は抑止される。また、返油バイパス10は接続配管8に
接続されているため、油分離器2で捕獲された大量の液
冷媒は直接圧縮機1へ戻らずに一旦第2のアキュムレー
タ7へ流出し、油戻し穴15を通って少しづつ圧縮機1
へ戻るので、急激な液バックによる圧縮機1の破損は抑
止できる。また、返油バイパス10は接続配管8に接続
されているため、第1のアキュムレータ6に余剰冷媒が
大量に溜まっている場合でも、油分離器2で液冷媒とと
もに捕獲された油が第1のアキュムレータ6に流入して
第1のアキュムレータ6の油濃度が薄まって第1のアキ
ュムレータ6から第2のアキュムレータ7への返油が遅
れて圧縮機1の油が枯渇するということは抑止できる。
【0005】次に従来のアキュムレータの構造を図31
に示す。第1のアキュムレータ6は大きな圧力タンクで
あり、第2のアキュムレータ7は、第1のアキュムレー
タより小さい圧力容器である。第1のアキュムレータ6
と第2のアキュムレータ7とを接続する接続配管8は、
返油バイパス10が上側に、返油バイパス12が下側に
接続されるためにこのような折り曲がった配管となる。
第2のアキュムレータ7と圧縮機1とを接続する接続配
管9、第1のアキュムレータ6の底部と接続配管8とを
接続する返油バイパス12、返油バイパス12の配管途
中に設けられた返油装置13、接続配管9に接続される
第2のアキュムレータ内に設けられたU字状配管14及
びU字状流出配管の途中に設けられた油戻し穴15が示
されている。なお、16は上側の液面検知回路、17は
下側の液面検知回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍サイクル用
のアキュムレータは以上のように構成されているので、
第1のアキュムレータ6と第2のアキュムレータ7を直
列に冷媒が通過するため、蒸発器5から圧縮機1間での
圧力損失が大きく、冷凍能力が充分に発揮できないとい
う問題点があった。また、第1のアキュムレータ6、第
2のアキュムレータ7、接続配管8の占めるスペースが
大きく、長い接続配管8が必要であり、圧力容器も2つ
必要なために製造コストも高く、さらにろう付箇所が多
く信頼性に欠けるという問題点もあった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、気液分離特性、返油特性及び液
バック特性を確保できるとともに、特に第1のアキュム
レータ6と第2のアキュムレータ7を通過するときの圧
力損失が小さく、その結果全体として、蒸発器5から圧
縮機1までの圧力損失が小さくなり、冷凍能力が十分に
発揮でき、アキュムレータなどの占めるスペースが小さ
く、ろう付箇所が少なく充分な信頼性を有する冷凍サイ
クル用のアキュムレータを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍サイ
クル用のアキュムレータは、一つの圧力容器内に仕切り
板を設けて第1のアキュムレータに対応する第1の部屋
と、第2のアキュムレータに対応する第2の部屋に分割
し、仕切り板の上側に二つの部屋を連通する連通穴部を
設け、第1の部屋に冷媒が流入する冷媒流入管を備え、
前記第1の部屋または第2の部屋に冷媒が流出する冷媒
流出管を設け、第2の部屋に油分離器に接続された油流
入管と圧縮機に接続される油流出管を設けたものであ
る。
【0009】また、冷媒が流出する流出管を冷媒流入管
と仕切り板の間に設け、仕切り板に設けた連通穴部の下
端を冷媒流入管の端部及び油流入管の端部よりも上方に
設け、冷媒流入管と冷媒流出管を少なくとも冷媒流入管
の直径以上、さらに冷媒流出管端部を容器の内周近傍に
設けたものである。
【0010】また、冷媒流入管に冷媒の流入速度を落と
す冷媒流入速度低減手段を持たせたものである。
【0011】また、冷媒流入管の先端を斜めに切断した
ものである。
【0012】また、流入された冷媒がアキュムレータの
容器内壁を沿うように流れる壁面伝達手段を持たせたも
のである。
【0013】また、冷媒流入管の先端を仕切り板の方向
と反対方向とし、さらに、アキュムレータ容器の肩部に
向けたものである。
【0014】また、仕切り板の連通穴部に冷媒流入管か
ら流入する液冷媒が直接第2のアキュムレータ側に流入
しない液冷媒伝達防止手段を持たせたものである。
【0015】また、液冷媒伝達防止手段が、仕切り板の
連通穴部が第1の部屋側に切り起こされたものである。
【0016】また、第1の部屋側に突設して設けられた
液冷媒伝達防止手段に冷媒の有無を検知可能な上側液面
検知を取り付けたものである。
【0017】また、第1の部屋の上側液面検知管を連通
穴部より下部になるように設置したものである。
【0018】また、第2の部屋の底部に設けられた圧縮
機吸入口への油流出管に温度検知器を備え、第1の部屋
から第2の部屋への冷媒流入の有無を検知するようにし
たものである。
【0019】また、第1の部屋の底部に設けられた圧縮
機吸入口への第2の油流出管に下側液面検知回路を取付
けたものである。
【0020】また、アキュムレータ容器を鏡板と銅部の
3ピースで構成し、一体にしたアキュムレータに必要な
配管のための穴をすべて胴板に集めたものである。
【0021】また、横置きのアキュムレータにおいて、
第1の部屋と第2の部屋を分割する仕切り板の部分で、
容器を2分割した2ピースで構成し、2つのシェルと仕
切り板を同一の溶接位置とするものである。
【0022】また、横置きのアキュムレータにおいて、
第1の部屋と第2の部屋を分割する仕切り板につばを設
け、このつばを容器1の外周に重ねその外周につばより
短い第2の容器のはめ合い部を重ねて、3つを同時に溶
接するものである。
【0023】また、横置き2ピースのアキュムレータに
おいて、第1の容器と第2の容器を互いに押し当てなが
ら、3つを同時に溶接するものである。
【0024】また、第1の部屋と第2の部屋を分割する
仕切り板にテーパ状のつばを持たせた形状にしたもので
ある。
【0025】
【作用】前記のように構成されたアキュムレータにおい
ては、アキュムレータが2つある場合と同様の作用を
し、冷媒の気液を分離し、冷媒を貯める機能と油濃度の
高い液冷媒を圧縮機に返還する。その際、アキュムレー
タを通過するガス冷媒の圧力損失は従来より小さくな
り、設置スペースも小さくなる。
【0026】また、冷媒流入管及び油流入管の管先端部
が連通穴部の下端より低くしているので、仕切り板を越
えて、第1の部屋と第2の部屋の間を直接に液冷媒や油
が流入する量が減少する。
【0027】また、冷媒流入管に冷媒流入速度低減手段
をもたせているので、流入する冷媒の速度を落とし、流
入した液冷媒が飛散しにくくなり、第1の部屋に溜まっ
た液冷媒の液面が安定化し、冷媒流出管に液冷媒が流出
することが防止できる。
【0028】また、冷媒流入管先端の切り口を斜めに切
断した形状にしたので、流入する液冷媒の速度が減速
し、アキュムレータの内壁に当たって跳ね返る冷媒の量
が減少すると同時に、流入した液冷媒が第1のアキュム
レータに溜まった液冷媒の液面を直接たたく量が減少
し、冷媒流出管に液冷媒が流出することが防止できる。
【0029】また、冷媒流入管にアキュムレータの壁面
伝達手段を持たせたので、流入した液冷媒がアキュムレ
ータ容器の内壁に沿って流れるようになり、第1のアキ
ュムレータに溜まった液冷媒の液面を直接たたく量が減
少し、冷媒流出管や仕切り板の連通穴部に直接液冷媒が
流れなくなる。
【0030】また、壁面伝達手段として、冷媒流入管の
管先端部を仕切り板と反対方向に向け、さらに、アキュ
ムレータ容器の肩部に向けたので、流入した液冷媒がア
キュムレータ容器の内壁に沿って流れ、冷媒流出管や仕
切り板の連通穴部に直接液冷媒が流れなくなる。
【0031】また、仕切り板の連通穴部の下部に、第1
の部屋に突設する液冷媒伝達防止手段を設けたので、第
1のアキュムレータに溜まった液冷媒が吹き上げられて
直接連通穴を通過することを防止する。
【0032】また、液冷媒伝達防止手段として、仕切り
板の連通穴部が第1の部屋側に切り起こされて形成され
たものを設けたので、第1のアキュムレータに溜まった
液冷媒が吹き上げられ、直接連通穴を通過することを防
止する。
【0033】また、液冷媒伝達防止手段に上側液面検知
管を取り付けたので、特別な部材を新たに設けることな
く、上側液面検知管を強固に固定できる。
【0034】また、上側液面検知管を連通穴部より下部
になるように設けたので、流速が速い時にも第1のアキ
ュムレータから第2のアキュムレータへ冷媒が連通穴部
より越える前に、液面を検知できる。
【0035】また、油流出管に温度検知器を設け、第1
の部屋から第2の部屋へ液冷媒が流入すると温度検知器
の検知温度が下がることにより冷媒の流入を検知するこ
とにより、上側液面検知管の作用を行うことができる。
【0036】また、第1の部屋の底部に第2の油流出管
を設け、第2の油流出管に液面検知回路を取り付けたの
で、第2の油流出管を下側液面検知管と共用できる。
【0037】また、アキュムレータを両端の鏡板と胴部
との3ピース構成としているので、一方向から組み立て
接合作業ができるとともに、加工時間も少なくなる。
【0038】また、第1の部屋と第2の部屋を分割する
仕切り板の部分で、アキュムレータ容器を2分割し、容
器と仕切り板とを同一の溶接位置としたので、一度の溶
接で気密作業が完了する。
【0039】また、仕切り板につばを設け、前記つばを
第1のアキュムレータ容器の外周に重ね、その外周に前
記つばより短い第2のアキュムレータ容器のはめ合い部
を重ねる構造としたので、一度の溶接で気密作業が完了
し、かつ仕切り板の気密が確保できる。
【0040】また、第1のアキュムレータ容器と第2の
アキュムレータ容器とを互いに押し当てながら溶接組み
立てるようにしたので、溶接時にスパッタが侵入しなく
なる。
【0041】また、仕切り板が外周にテーパ状のつばを
持ち、このつば先端の外径がアキュムレータ容器の内径
より大きく、仕切り板の平面部の外径がアキュムレータ
容器の内径より小さい構成としたので、組立時に仕切り
板の位置決めが容易になり、仕切り板底部の溶接がやり
やすくなる。
【0042】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例による冷凍サイク
ル用室外機のアキュムレータの断面側面図である。この
実施例では、20はアキュムレータ容器、21は前記ア
キュムレータ容器を二つの部屋に仕切る仕切り板、22
は従来の第1のアキュムレータに対応する第1の部屋、
23は従来の第2のアキュムレータに対応する第2の部
屋、24は前記第1の部屋22に設けられた冷媒流入
管、25は前記第1の部屋22に設けられた冷媒流出
管、26は前記第2の部屋23に設けられた油流入管、
27は前記第2の部屋23の底部に設けられた油流出
管、28は前記第1の部屋22と第2の部屋23を連絡
する仕切り板21に設けられた連通穴部である。
【0043】図2はこの発明の実施例1によるビル用パ
ッケージ・エアコン(PAC)室外機の冷媒回路を示す
ブロック図である。図において、1,2,3,4,5,
11は図10に示した従来の冷媒回路と同様のものであ
り、ここでは説明を省略する。20は一体化したアキュ
ムレータ、21はアキュムレータ20の内部を二つに仕
切る仕切り板、22は仕切り板21により仕切られたア
キュムレータ20内の第1の部屋、23は仕切り板21
により仕切られたアキュムレータ20内の第2の部屋、
24は蒸発器5よりアキュムレータ20内の第1の部屋
22へ流入する冷媒流入管、25は圧縮機1とアキュム
レータ20内の第1の部屋22とを接続する冷媒流出
管、26は油分離器2とアキュムレータ20内の第2の
部屋23を接続する油流入管、27は前記第2の部屋2
3底部に設けられ、返油装置28を経由して前記冷媒流
出管25の途中に接続された油流出管、28は仕切り板
21上部に設けられた前記第1の部屋22と前記第2の
部屋23を連絡する連通穴部である。
【0044】次に、本発明のアキュムレータを使用した
場合の冷媒と油の流れについて説明する。但し、冷媒回
路のうち、従来の冷媒回路と同じ部分はその動作が同じ
であるため説明を省略する。図において、蒸発器5を流
出した冷媒は冷媒流入管24を経てアキュムレータ20
内の第1の部屋22へ流入し、ガス冷媒の大半は第1の
部屋22に設けられた冷媒流出管25を経て圧縮機1へ
戻り、液冷媒は分離されて第1の部屋22に溜まり、少
量の残部は仕切り板21に設けられた連通穴部28を通
って、アキュムレータ20内の第2の部屋23に流入
し、油流出管27を経て圧縮機1へ戻る。即ち、冷媒は
蒸発器5から圧縮機1までの間では1個のアキュムレー
タ20しか通過しないため、蒸発器5から圧縮機1まで
の圧力損失は小さくなる。しかも、第1の部屋22しか
通らないため圧力損失は一層小さくなる。また、油分離
器2で分離された油は返油装置11と油流入管26を経
て、アキュムレータ20内の第2の部屋23に流入し、
油流出管27を経て圧縮機1へ戻る。そのため、アキュ
ムレータ20内の第1の部屋22に余剰液冷媒が大量に
溜まっている場合でも、油流入管26は第2の部屋23
に接続されているため、油分離器2で分離された油が、
第1の部屋22に流入して油濃度が薄まる心配がなく、
油分離器2で分離された油は速やかに第2の部屋23を
経て圧縮機1へ戻り、圧縮機1には充分な油が捕獲され
る。また、圧縮機1が長時間停止して圧縮機1のシェル
内に液冷媒が寝込んだ状態から起動する場合において、
シェル内の液冷媒と油が大量に吐出されるが、油分離器
2で液冷媒及び油は捕獲され、油が大量に凝縮器などへ
流出することは抑止される。さらに、油流入管26はア
キュムレータ20内の第2の部屋23に接続されている
ため、油分離器2で捕獲された大量の液冷媒は直接圧縮
機1へは戻らずに一旦第2の部屋23へ流入し、油流出
管27を通って少しずつ圧縮機1へ戻るため急激な液バ
ックによる高圧の液圧縮が発生せず、圧縮機1の破損は
抑止できる。以上から、気液分離機能、返油機能及び液
バック機能を確保できるのはもちろん、省スペースでか
つろう付箇所が少なく、蒸発器5から圧縮機1までの圧
力損失を小さくでき、冷凍能力を十分に発揮する冷凍サ
イクル用室外機のアキュムレータを得ることができる。
【0045】実施例2.なお、図1に示した冷凍サイク
ル用室外機のアキュムレータは、横置きのものを示した
が、図3に示すように縦置きのものでも同様の機能を発
揮する。
【0046】実施例3.図1に示した実施例では、流出
管25はアキュムレータ20内の第1の部屋22の上部
に設けられていたが、、図4に示すように第2の部屋2
3に設けてもよい。図3のような構成にすると、蒸発器
5から圧縮機1までの圧力損失は、仕切り板21に設け
られた連通穴部28を通過する分だけ増大するが、なに
かの不良で余剰冷媒が連通穴部28からあふれるぐらい
溜まった場合でも、第2の部屋23に少しの間溜まって
くれるので、このような不良が生じた場合でも、圧縮機
1にいきなり大量の液冷媒を返してしまい、圧縮機1を
破損するようなトラブルは防止できる。
【0047】実施例4.図5はこの発明の一実施例によ
る冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側面図
である。基本的に構成部品は図1の実施例と同様である
が、本発明では、その位置関係を規定してある。20は
アキュムレータ容器、21は前記アキュムレータ容器を
二つの部屋に仕切る仕切り板であり、本実施例では、丸
穴の連通穴部28が仕切り板21の上側に設けられてい
る。22は第1の部屋、23は第2の部屋、24は前記
第1の部屋22に設けられ、連通穴部28より下側に流
入口が位置するようにした冷媒流入管、25は冷媒流入
管24と仕切り板21の間に位置し、仕切り板21近傍
でかつアキュムレータ20容器内にその管先端がほとん
ど突き入らないように設けられた冷媒流出管、この冷媒
流出管25と冷媒流入管24は、少なくとも冷媒流入管
24の直径以上、両者の距離が離れている。26は前記
第2の部屋23に設けられ、連通穴部28より下側に流
入口が位置するようにした油流入管、27は前記第2の
部屋23底部に設けられた油流出管である。
【0048】次に、本発明のアキュムレータを使用した
場合の作用について説明する。冷媒及び油の流れは、第
1の発明のアキュムレータと同様のため、ここでは省略
する。本発明では、冷媒流入管24を上記のような位置
関係にすることにより、冷媒流入管24より液冷媒が第
2の部屋23に直接侵入することがなく、第2の部屋の
油濃度が薄まることがない。また、油流入管を上記のよ
うな位置関係にしたので、油が油流入管26から第1の
部屋22に直接侵入することがなくなり、圧縮機への返
油がスムースに行われる。また、第1の部屋22に溜ま
った液冷媒液面と冷媒流出管25との距離を確保し、冷
媒流入管24と冷媒流出管25の距離を確保しているの
で、直接冷媒流入管24から流入した液冷媒が冷媒流出
管25に流出するのを防止できるので、第1の部屋22
における気液分離効率を向上できる。また、冷媒流出管
25と連通穴部28が上記位置関係にあるため、何らか
の異常が発生して、第1の部屋22いっぱいまで液冷媒
が溜まってしまったとき、圧縮機1に直接液冷媒を戻さ
ず第2の部屋23に液冷媒を逃がす機能も確保できる。
本実施例に記載の冷媒流入管24と油流入管26のそれ
ぞれの管先端部と連通穴部28の下端との位置関係、冷
媒流入管24と冷媒流出管25との距離関係、冷媒流出
管25の下端の設置位置等については、これらを総て有
することが望ましいが、これらのうちから適宜選択して
実施しても、それぞれの作用、効果が得られることは当
然である。
【0049】図6は図5における冷媒流出管25のアキ
ュムレータ20への接続を詳細に示す断面図である。こ
の図において、20はアキュムレータ、25は冷媒流入
管であり、30は冷媒流出管25とあらかじめろう付
(ろう付部31)されたボスであり、このボス30は入
り口に大きな面取りがされており、冷媒流出管25はこ
の面取りより上側にろう付31されている。この冷媒流
出管25と一体となったボス30をアキュムレータ20
に溶接32している。
【0050】この図のように、冷媒流出管25をアキュ
ムレータ20へ取り付ければ、第1の部屋22に溜まっ
た液冷媒液面と冷媒流出管25との距離を最大まで確保
でき、なおかつボス30がアキュムレータ20の容器の
内面まで突き出ているので、液冷媒がアキュムレータ容
器20の内壁を伝って冷媒流出管25に侵入するのを防
止する。さらに、ボス30の入り口には面取りがなされ
ているので、スムーズに気相の冷媒が、冷媒流出管25
を通過し、圧力損失も小さい。
【0051】同様に図7は、図5における油流出管27
のアキュムレータ20への接続を示す断面図である。こ
の図において20はアキュムレータ、27は油流出管で
あり、33は油流出管27とあらかじめろう付(ろう付
部34)されたボスであり、このボス33は入り口に大
きな面取りがされており、油流出管27はこの面取りよ
り下側にろう付(ろう付部34)されている。この油流
出管28と一体となったボス33をアキュムレータ20
に溶接(溶接部35)している。
【0052】この図のように、油流出管27をアキュム
レータ20へ取り付ければ、第2の部屋23に溜まった
油は確実に油流出管27に流れていき、なおかつボス3
0がアキュムレータ20の容器の内面まで突き出ていな
いので、油が第2の部屋23の底部に残留するのを防止
する。さらに、ボス30の入り口には面取りがなされて
いるので、スムーズに油が、油流出管27を通過し、流
動損失も小さい。
【0053】実施例5.図8はこの発明の一実施例によ
る冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの冷媒流入管
部の断面側面図である。図において、36は管先端がラ
ッパ状に広がった冷媒流入管、37は冷媒流入管36を
アキュムレータ20の容器に固定するためのボス、22
はアキュムレータ20内の第1の部屋である。冷媒流入
管36はろう付などにより、ボス37に固定され、ボス
37がはまりこむアキュムレータ20容器の穴部は、ラ
ッパ状に曲がった冷媒流入管36が挿入できる径に設定
されており、冷媒流入管36と一体になったボス37は
溶接などによりアキュムレータ20容器に固定される。
【0054】図8においては、冷媒流入管36先端がラ
ッパ状に広がったものを採用することにより、流入する
液冷媒の速度を落とし、冷媒流入管36部における冷媒
の液飛沫の飛散防止、及びアキュムレータ容器内面に当
たって跳ね返る冷媒量を削減し、気液分離効率の向上を
図っている。
【0055】実施例6.また、図9も実施例5と同様な
作用効果を得る他の実施例を示すものである。図におい
て、38は冷媒流入管であり、39は冷媒流入管38先
端に取り付けられた目の細かい金網、40は冷媒流入管
38をアキュムレータ20容器に固定するためのボス、
22はアキュムレータ20内の第1の部屋である。冷媒
流入管38はろう付などにより、ボス40に固定され、
ボス40がはまりこむアキュムレータ20容器の穴部
は、冷媒流入管38先端に金網39がスポット溶接など
で固定されたままでも、挿入できる径に設定されてお
り、金網39が固定された冷媒流入管38と一体になっ
たボス40は、溶接などによりアキュムレータ20容器
に固定される。
【0056】図9においては、冷媒流入管38先端に金
網39が取り付けられており、流入してきた冷媒は、こ
の金網39が抵抗になり流速が減速する。そのため、圧
力損失は増加するが、流入する液冷媒の速度が低下し、
冷媒流入管38部における冷媒の液飛沫の飛散防止、気
液分離効率の向上が図れる。
【0057】実施例7.さらに、図10も前記実施例
5,6と同様な作用効果を得る他の実施例を示すもので
ある。図において、41は冷媒流入管であり、42は冷
媒流入管41先端に取り付けられた板、40は冷媒流入
管41をアキュムレータ20容器に固定するためのボ
ス、22はアキュムレータ20内の第1の部屋である。
冷媒流入管41はろう付などにより、ボス43に固定さ
れ、ボス43がはまりこむアキュムレータ20容器の穴
部は、冷媒流入管41の先端に板42がスポット溶接な
どで固定されたままでも、挿入できる径に設定されてお
り、板42が固定された冷媒流入管41と一体になった
ボス43は、溶接などによりアキュムレータ20容器に
固定される。
【0058】図10においては、流入してきた冷媒は冷
媒流入管41先端に取り付けられた板42に一度衝突
し、衝突によりその速度を失う。これにより、圧力損失
は増加するが、アキュムレータ容器内面に当たって跳ね
返る冷媒量を削減し、気液分離効率の向上を図る。
【0059】このように、実施例5,6及び7では、冷
媒流入管に冷媒の流入速度を低下させる冷媒流入速度低
減手段を設けることにより、冷媒流入管部における冷媒
の液飛沫の飛散防止、及びアキュムレータ容器内面に当
たって跳ね返る冷媒量を削減し、気液分離効率の向上を
図る。なお、この他にも冷媒の流入速度を落とす構造を
持てば、同様の効果を得る。
【0060】実施例8.図11(a)はこの発明の一実
施例による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの冷
媒流入管部の断面側面図である(全体の図は図1または
図5を参照)。図11(b)はB方向からみたアキュム
レータの冷媒流入管部である。図において、20はアキ
ュムレータ、22は第1の部屋、44はアキュムレータ
20内に設けられ、仕切り板21(図示せず)の方向と
反対方向に曲げられ、かつ先端が斜めに切断された冷媒
流入管であり、37は冷媒流入管24をアキュムレータ
20容器に固定するためのボス、43(a)は流入して
きた冷媒の液滴、43(b)は第1の部屋22に溜まっ
た液冷媒である。
【0061】本実施例では、冷媒流入管44の先端を斜
めに切断することにより、冷媒流入管44出口の断面積
を大きくして、流入する冷媒の液滴43(a)の速度が
減速させている。さらに、冷媒流入管44の先端が斜め
に切断されているので、冷媒自身の粘性により流入方向
が斜めになり、アキュムレータ20の容器内の壁面を沿
うように流れる。このように、流入する冷媒の液滴43
(a)の速度を減速させることにより、アキュムレータ
20の壁面での跳ね返りを緩和し、流れをアキュムレー
タ20の容器内に発生させることにより、冷媒43
(a)の飛散防止、第1の部屋22に溜まった冷媒液面
43(b)の安定化を図り、第1の部屋22の気液分離
効率を向上させる。
【0062】実施例9.図12(a)はこの発明の一実
施例による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの冷
媒流入管部の断面側面図である(全体の図は図1または
図5を参照)。図12(b)はB方向からみたアキュム
レータの冷媒流入管部である。図において、20はアキ
ュムレータ、22は第1の部屋、24はアキュムレータ
20内に設けられた仕切り板21(図示せず)の方向と
反対方向に曲げられ、かつ第1の部屋22に溜まった液
冷媒の液面43(b)に対して平行になるように曲げら
れた冷媒流入管であり、37は冷媒流入管24をアキュ
ムレータ20の容器に固定するためのボス、43(a)
は流入してきた冷媒の液滴、43(b)は第1の部屋2
2に溜まった液冷媒である。
【0063】冷媒流入管24をこのような形状と向きに
することにより、冷媒流出管25や仕切り板21の連通
穴部28に直接液滴となった冷媒43(a)が流れない
ので、第1の部屋22の気液分離効率が向上し、直接第
2の部屋23に流入する冷媒も削減でき、第2の部屋2
3内の油の濃度を薄めることがない。また、液滴43
(a)はアキュムレータ20のシェル内壁に沿うように
流れ、このような流れをアキュムレータ20の容器内に
発生させることにより、アキュムレータ20の壁面での
跳ね返りを緩和し、冷媒43(a)の飛散防止、第1の
部屋22に溜まった冷媒液面43(b)の安定化を図
り、第1の部屋22の気液分離効率を向上させる。
【0064】実施例10.図13(a)はこの発明の一
実施例による冷凍サイクル用室外機の縦置きアキュムレ
ータの冷媒流入管部の断面側面図である(全体の図は図
3を参照)。図13(b)はB方向からみたアキュムレ
ータの冷媒流入管部である。図において、20はアキュ
ムレータ、22は第1の部屋、23は第2の部屋、24
はアキュムレータ20内に設けられ、仕切り板21の方
向と反対方向に曲げられ、かつ先端に斜めに曲げられた
板45がスポット溶接された冷媒流入管であり、25は
冷媒流出管、26は油流入管であり、37は冷媒流入管
24、冷媒流出管25、油流入管26をアキュムレータ
20容器に固定するためのボス、43(a)は流入して
きた冷媒の液滴、43(b)は第1の部屋22に溜まっ
た液冷媒である。
【0065】この実施例のように、冷媒流入管24先端
に斜め方向に曲げられた板45を設けることにより、流
入する冷媒の液滴43(a)の流入方向を斜めに変え、
前記実施例と同様にアキュムレータ20容器内の壁面を
沿うような流れを作り、同様な効果を得る。本実施例で
は、縦置きで説明したが横置きのアキュムレータでも同
様の効果を得る。また、図11の先端が斜めに切断され
た冷媒流入管44を縦置きのアキュムレータに適用して
も同様の効果を得る。
【0066】実施例11.図14(a)はこの発明の一
実施例による冷凍サイクル用室外機の横置きアキュムレ
ータの冷媒流入管部の断面側面図である(全体の図は図
1または図5を参照)。図14(b)はB方向からみた
アキュムレータの冷媒流入管部である。図において、2
0はアキュムレータ、22は第1の部屋、24はアキュ
ムレータ20内に設けられ、仕切り板21(図示せず)
の方向と反対方向に曲げられ、かつその先端をアキュム
レータ20の肩部に向けた方向に取り付けた冷媒流入管
であり、37は冷媒流入管24をアキュムレータ20の
容器に固定するためのボス、43(a)は流入してきた
冷媒の液滴、43(b)は第1の部屋22に溜まった液
冷媒である。
【0067】本実施例は、冷媒流入管24先端を仕切り
板21の反対方向に向け、かつアキュムレータ20の肩
部に向けたので、冷媒の液滴43(a)はアキュムレー
タ20の容器内の壁面を沿うように流れる。このような
流れをアキュムレータ20の容器内に発生させることに
より、アキュムレータ20の壁面での跳ね返りを緩和
し、冷媒43(a)の飛散防止、第1の部屋22に溜ま
った冷媒液面43(b)の安定化を図り、第1の部屋2
2の気液分離効率を向上させる。さらに、冷媒流出管2
5や仕切り板21の連通穴部28に直接液滴となった冷
媒43(a)が流れないので、第1の部屋22の気液分
離効率が向上し、直接第2の部屋23に流入する冷媒も
削減できる。
【0068】実施例12.図15(a)はこの発明の一
実施例による冷凍サイクル用室外機の縦置きアキュムレ
ータの冷媒流入管部の断面側面図である(全体の図は図
3を参照)。図15(b)はB方向からみたアキュムレ
ータの冷媒流入管部である。図において、20はアキュ
ムレータ、22は第1の部屋、23は第2の部屋、24
はアキュムレータ20内に設けられ、仕切り板21の方
向と反対方向に曲げられ、かつ先端をアキュムレータ2
0の内壁の接線方向に向けられた冷媒流入管であり、2
5は冷媒流出管、26は油流入管であり、37は冷媒流
入管24、冷媒流出管25、油流入管26をアキュムレ
ータ20容器に固定するためのボス、43(a)は流入
してきた冷媒の液滴、43(b)は第1の部屋22に溜
まった液冷媒である。
【0069】この実施例のように、冷媒流入管24先端
を仕切り板21の反対方向に向け、かつ先端をアキュム
レータ20の内壁の接線方向に向けているので、流入す
る冷媒の液滴43(a)の流入方向が斜めになり、前記
実施例と同様にアキュムレータ20容器内の壁面を沿う
ような流れを作り、同様な効果を得る。
【0070】実施例13.図16はこの発明の一実施例
による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側
面図である。構成部品は図1の実施例と同様であり、同
一記号は同じ部品を表す。20はアキュムレータ容器、
21は前記アキュムレータ容器を二つの部屋に仕切る仕
切り板であり、本実施例では、丸穴の連通穴部28が仕
切り板21の上側に設けられている。45は仕切り板2
1の連通穴部28の下側に設けられた液冷媒伝達防止手
段である冷媒遮断用板、22は第1の部屋、23は第2
の部屋、24は前記第1の部屋22に設けられた冷媒流
入管、25は冷媒流出管、26は前記第2の部屋23に
設けられた油流入管、27は前記第2の部屋23底部に
設けられた油流出管である。
【0071】本実施例は、仕切り板21の連通穴部28
の下側に冷媒遮断用板45を設けたので、第1の部屋2
2から吹き上げられた冷媒の液滴43(a)が、直接第
2の部屋23に流入するのを防止し、第2の部屋23の
油濃度が低下するのが防止できる。
【0072】実施例14.図17はこの発明の一実施例
による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側
面図である。構成部品は図1の実施例と同様であり、同
一記号は同じ部品を表す。20はアキュムレータ容器、
46は前記アキュムレータ容器を二つの部屋に仕切る仕
切り板であり、連通穴部28を切り欠き、その切り欠い
た部材47を第1の部屋22側に曲げている。これによ
り、液冷媒伝達防止手段を構成している。22は第1の
部屋、23は第2の部屋、24は前記第1の部屋22に
設けられた冷媒流入管、25は冷媒流出管、26は前記
第2の部屋23に設けられた油流入管、27は前記第2
の部屋23底部に設けられた油流出管である。
【0073】本実施例は、仕切り板46の連通穴部28
を切り欠き、その切り欠いた部材47を第1の部屋22
側に曲げたので、実施例13の冷媒遮断用板45と同様
な働きをし、第1の部屋22から吹き上げられた冷媒の
液滴43(a)が、直接第2の部屋23に流入するのを
防止し、第2の部屋23の油濃度が低下するのが防止で
きる。
【0074】実施例15.図18は仕切り板47の連通
穴部28が丸穴の場合の例であり、連通穴部28を丸穴
状に切り欠き、その切り欠いた部材47を第1の部屋2
2側に曲げられている。これにより、液冷媒伝達防止手
段を構成している。この方法によれば、プレスで簡単に
加工でき、生産性がよくなる。
【0075】作用は、前述の実施例と同様であり、第1
の部屋22から吹き上げられた冷媒の液滴43(a)
が、直接第2の部屋23に流入するのを防止し、第2の
部屋の油濃度が低下するのが防止できる。
【0076】実施例16.図19はこの発明の一実施例
による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側
面図である。構成部品は図18の実施例と同様であり、
同一記号は同じ部品を表す。20はアキュムレータ容
器、46は前記アキュムレータ容器を二つの部屋に仕切
る仕切り板であり、連通穴部28を丸穴状に切り欠き、
その切り欠いた部材47を第1の部屋22側に曲げられ
ている。そして、この切り欠いた部材47には、第1の
部屋22から溜まった冷媒があふれるのを検知する上側
液面検知管48を取り付ける穴が設けられており、上側
液面検知管48がスポット溶接などにより取り付けられ
ている。22は第1の部屋、23は第2の部屋、24は
前記第1の部屋22に設けられた冷媒流入管、25は冷
媒流出管、26は前記第2の部屋23に設けられた油流
入管、27は前記第2の部屋23の底部に設けられた油
流出管である。
【0077】本実施例は、第1の部屋22に溜まった冷
媒があふれるのを検知するセンサーをアキュムレータ2
0内に持たせる場合に適用されるもので、仕切り板46
の連通穴部28を切り欠き、その切り欠いた部材47を
第1の部屋22側に曲げ、その折り曲げられた部材47
に、上側液面検知管48を取り付けたものである。上側
液面検知管48は、管途中に加熱用ヒータと管表面の温
度を測定するサーミスタが取り付けてあり(図示せ
ず)、上側液面検知管48に冷媒が流れ込むと、流れ込
んだ冷媒がヒータ部で気化して熱を奪うため、サーミス
タで観測している管表面の温度が下がり、これをアキュ
ムレータ20の第1の部屋22に上側まで冷媒があふれ
てきた信号として使用している。この信号を利用し、ア
キュムレータ内に冷媒が溜まって第2の部屋にあふれそ
うになった場合、圧縮機保護のため運転を停止させた
り、その信号を表示灯等を用いて表示させることによ
り、冷媒を放出する場合の目安とすることができる。従
来は、上側の液面を検知させるため、長い管を使用して
おり、第1の部屋22に溜まった液冷媒43(b)の振
動などにより、上側液面検知管48の破損の恐れがあっ
た。本実施例では、検出部となる仕切り板46の部材4
7に、長い上側液面検知管48を固定できるので、第1
の部屋22に溜まった液冷媒43(b)の振動によって
破損することがなくなる。また、実施例13に記載の冷
媒遮断用板45に上側液面検知管48を取り付けても同
様の作用、効果を奏するのは当然である。
【0078】実施例17.図20はこの発明の一実施例
による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側
面図である。構成部品は図19の実施例とほぼ同様であ
り、同一記号は同じ部品を表す。20はアキュムレータ
容器、46は連通穴部28を丸穴状に切り欠き、その切
り欠いた部材47を第1の部屋22側に曲げた仕切り板
である。22は第1の部屋、23は第2の部屋、24は
前記第1の部屋22に設けられた冷媒流入管、25は冷
媒流出管、26は前記第2の部屋23に設けられた油流
入管、48は上側液面検知管であり、この管48を28
の連通穴部より下部に位置づけている。
【0079】本実施例は、第1の部屋22から第2の部
屋23に冷媒流入の有無を検知するセンサーを、アキュ
ムレータ20に設ける場合に適用されるもので、第1の
部屋22に設けられた上側液面検知管48を使用するも
のである。上側液面検知管を連通穴部28より下部にな
るように切り欠いた部材47に取り付けることにより、
第1の部屋22の液面に泡が発生し、その泡が第2の部
屋23に流入する時にも検知できる。
【0080】実施例18.図21はこの発明の一実施例
による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側
面図である。構成部品は図19の実施例とほぼ同様であ
り、同一記号は同じ部品を表す。20はアキュムレータ
容器、46は連通穴部28を丸穴状に切り欠き、その切
り欠いた部材47を第1の部屋22側に曲げた仕切り板
である。22は第1の部屋、23は第2の部屋、24は
前記第1の部屋22に設けられた冷媒流入管、25は冷
媒流出管、26は前記第2の部屋23に設けられた油流
入管、27は前記第2の部屋の底部に設けられた油流出
管である。この管27の途中に温度検知器を設ける。
【0081】本実施例は、第2の部屋23に溜まった油
を圧縮機に返すものである油流出管27の途中に管表面
の温度を測定するサーミスタ62を取り付け、第1の部
屋から第2の部屋へ液冷媒が流入すると、サーミスタ6
2で観測している管表面の温度が下がり、冷媒の流入の
有無を検知できる。このように、第2の部屋23の油流
出管27に温度検知器を設けた場合、上側液面検知管と
同様の作用をする。
【0082】実施例19.図22はこの発明の一実施例
による冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側
面図である。構成部品はほぼ図19の実施例と同様であ
り、同一記号は同じ部品を表す。20はアキュムレータ
容器、46は連通穴部28を丸穴状に切り欠き、その切
り欠いた部材47を第1の部屋22側に曲げた仕切り板
である。48は上側液面検知管、22は第1の部屋、2
3は第2の部屋、24は前記第1の部屋22に設けられ
た冷媒流入管、25は冷媒流出管、26は前記第2の部
屋23に設けられた油流入管、27は前記第2の部屋2
3の底部に設けられた油流出管である。49は前記第1
の部屋22の底部に設けられた第2の油流出管であり、
圧縮機1に連通している。この管の途中を下側液面検知
管として使用している。50は流入してきた冷媒を気化
させるためのヒータ、51は第2の油流出管49に取り
付けられたサーミスタであり、前記ヒータ50及びサー
ミスタ51等で液面検知回路を構成する。13は圧縮機
に戻す油と冷媒の量をコントロールする絞り装置であ
る。
【0083】本実施例は、第1の部屋22の冷媒の有無
を検知するセンサーを、アキュムレータ20に設ける場
合に適用されるもので、第1の部屋22の底部に第2の
油流出管49を設け、この管の途中を下側液面検知管と
して使用するものである。本来、油流出管49は、第1
の部屋22に溜まった油を冷媒と共に、少量圧縮機に返
すものであるが、油流出管49途中に加熱用ヒータ50
と管表面の温度を測定するサーミスタ51を取り付け、
第1の部屋に冷媒が溜まると、流れ込んだ冷媒がヒータ
50部で気化して熱を奪うため、サーミスタ51で観測
している管表面の温度が下がり、第1の部屋22の冷媒
の有無を検知する信号として使用できる。この信号を利
用し、アキュムレータ内に冷媒がなくなったことを検知
した場合、圧縮機保護のために運転を停止させたり、そ
の信号を表示灯等を用いて表示させることにより、冷媒
を追加、放出する場合の目安とすることができる。この
ように、第1の部屋22に油戻し用の第2の油流出管4
9を設けた場合、下側液面検知管と共用できるので、配
管部品が削減できる。
【0084】実施例20.図23はこの発明の一実施例
を示す図であり、図21(a)は冷媒流入管などの配管
が接続される前の3ピース構造のアキュムレータの一実
施例を示した断面側面図であり、図21(b)は同アキ
ュムレータを上面からみた図である。図において、53
(a)はアキュムレータ容器の胴部、53(b)は前記
アキュムレータ容器の胴部53(a)の上面に一列に並
べてあけられた冷媒流入管などが接続される穴、53
(c)は前記アキュムレータ容器の胴部53(a)の下
面に一列に並べてあけられた油流出管などが接続される
穴、21は仕切り板、28は仕切り板21にあけられた
連通穴部、22は第1の部屋、23は第2の部屋、52
はアキュムレータ容器の胴部53(a)の両側に溶接な
どにより接合される鏡板である。
【0085】本実施例は、アキュムレータに設けられる
穴加工をすべてアキュムレータ容器の胴部53(a)に
集め、かつ穴加工をアキュムレータ容器の胴部53
(a)の上側と下側に一列に並べている。これにより、
一方向から組み立て接合作業ができると共に、加工時間
も削減できる。
【0086】実施例21.図24はこの発明の一実施例
を示す図であり、冷媒流入管などの配管が接続される前
の2ピース構造のアキュムレータの一実施例を示した断
面側面図である。54は第1の部屋22を構成するため
にプレス加工などにより深絞り加工が施されたアキュム
レータ容器1、56はアキュムレータ容器1の外周54
に勘合される仕切り板、28はこの仕切り板56に設け
られた連通穴部、55は第2の部屋23を構成し、前記
仕切り板56外周に勘合されるアキュムレータ容器2で
ある。
【0087】本実施例は、2ピースのアキュムレータを
同一の接合位置としているので、溶接の場合は、溶接の
位置決めが容易であり、溶接が自動化しやすく、また、
溶接時に溶接スパッタが容器内に侵入しにくく、溶接条
件によっては一度に接合できる。さらに、ろう付により
接合する場合でも、接合位置が一つにまとまっているの
で、一度にろう付できる。これにより、組み立て接合作
業時間が短縮できる。
【0088】実施例22.図25は他の実施例を示す図
であり、冷媒流入管などの配管が接続される前の2ピー
ス構造のアキュムレータを示した断面側面図である。5
7は第1の部屋22を構成するためにプレス加工などに
より深絞り加工が施されたアキュムレータ容器1、59
はアキュムレータ容器1(57)端部を挟むように勘合
される仕切り板、28はこの仕切り板59に設けられた
連通穴部、58は第2の部屋23を構成し、前記仕切り
板59内周に勘合されるアキュムレータ容器2である。
【0089】この実施例でも、2ピースのアキュムレー
タの接合位置をまとめているので、溶接の場合は、溶接
の位置決めが容易であり、溶接が自動化しやすく、特に
溶接時の溶接スパッタが容器内に侵入するのを防止でき
る。また、ろう付により接合する場合でも、接合位置が
一つにまとまっているので、一度にろう付でき、実施例
21よりも確実にろう付できる。これにより、組み立て
接合作業時間が短縮できる。
【0090】実施例23.図26はこの発明の一実施例
を示すアキュムレータの接合部の継手構造を示す断面側
面図である。54は第1の部屋22を構成するためにプ
レス加工などにより深絞り加工が施されたアキュムレー
タ容器1、56はアキュムレータ容器1外周54に勘合
されるつばを設けた仕切り板、28はこの仕切り板56
に設けられた連通穴部、55は第2の部屋23を構成
し、前記仕切り板56外周に勘合されるアキュムレータ
容器2であり、このアキュムレータ容器2の勘合される
部分であるはめ合い部は、上記仕切り板56のつばより
短い。このように、3つの部品をはめ合わせ、3つを同
時に溶接を行い、点線のような溶接のビード60を形成
する。
【0091】本実施例は、2ピースのアキュムレータの
接合位置を同一箇所とし、仕切り板56に設けたつば
を、アキュムレータ容器1外周54に重ね、その外周に
上記仕切り板56のつばより短いアキュムレータ容器2
内周55のはめ合い部を重ねて溶接したので、前記実施
例22の効果に加え、一度に溶接でき、なおかつ第1の
部屋22と第2の部屋23をわける仕切り板56の気密
が確実に確保できる。この部分の気密を確実に行うため
には、仕切り板56のつばを、アキュムレータ容器2の
はめ合い部55より長く(実施例では1〜2mm)する
ことが必要である。これにより、溶接の位置決めが容易
となり、溶接が自動化しやすく、溶接時に溶接スパッタ
が容器内に侵入しにくく、組み立て接合作業時間が短縮
できる。
【0092】実施例24.図27はこの発明の一実施例
のアキュムレータの製造方法を説明するための接合部の
継手構造を示す断面側面図である。基本構成は実施例2
3及び図26と同じであり、同一記号は同じ部品を表す
ので、ここでは説明を省略する。本発明の製造方法は、
3つの部分を同時に溶接する際に、アキュムレータ容器
1(54)に仕切り板56のつば及びアキュムレータ容
器2(55)をはめ合わせ、アキュムレータ容器1(5
4)とアキュムレータ容器2(55)を押し付けながら
溶接するか、アキュムレータ容器1(54)またはアキ
ュムレータ容器2(55)のどちらかを治具などにより
固定しておき、固定していない方を加圧し、加圧力を残
したまま固定し、スポット溶接などで仮止めしてから溶
接するか、または、片側を固定して他方を加圧したまま
仮止めは行わず、直接溶接したものである。
【0093】この実施例によれば、実施例23と同様の
効果を得るほか、溶接時には仕切り板56がアキュムレ
ータ容器1(54)とアキュムレータ容器2(55)に
くい込むため、確実に溶接スパッタが容器内に侵入する
のを防止できる。
【0094】実施例25.図28はこの発明の一実施例
によるアキュムレータの仕切り板の斜視図である。61
(a)はアキュムレータ内を第1の部屋と第2の部屋に
分けるための仕切り板であり、61(b)はこの仕切り
板61(a)に設けられた先端の外径がアキュムレータ
容器の内径より大きく、仕切り板の平面部の外径がアキ
ュムレータ容器の内径より小さいテーパ状に成形された
つばである。28は仕切り板61(a)に設けられた連
通穴部である。図29はこの仕切り板61(a)を横置
きの3ピースのアキュムレータに組み込んだ例を示す断
面図であり、構成部品は図23の実施例と同様であり、
同一記号は同じ部品を表すので、説明は省略する。この
ように、テーパ状のつば61(b)がついた仕切り板6
1(a)をアキュムレータ容器の胴部53(a)に押し
込む。この時、仕切り板61(a)のテーパ状のつば6
1(b)のバネ力により確実にアキュムレータ容器の胴
部53(a)に沿っていき、押し込みを止めた位置に、
仕切り板は保持される。その後、仕切り板61(a)の
テーパ状のつば61(b)をTIG溶接などによりアキ
ュムレータ容器の胴部53(a)に接合する。
【0095】この実施例によれば、仕切り板61(a)
の位置決めが容易にでき、かつ溶接時に仕切り板61
(a)に大きな歪みを与えることなく、仕切り板61
(a)の板厚が薄くても比較的容易に溶接できる。
【0096】なお、前記実施例に記載の冷媒流入速度低
減手段、冷媒を壁面に伝わせるようにする壁面伝達手段
及び第1の部屋の液冷媒が第2の部屋へ伝わるのを防止
する液冷媒伝達防止手段を適宜組み合わせることによ
り、各手段の作用、効果を合わせ有するアキュムレータ
を得ることができるのは当然である。
【0097】また、前記実施例では本発明について、冷
凍サイクル用の室外機のアキュムレータの例を説明した
が、本発明は室外機用に限らず冷凍サイクル用のアキュ
ムレータとして広く使用できるのはいうまでもない。
【0098】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0099】アキュムレータの容器内に仕切り板を設
け、第1の部屋と第2の部屋に分割し、仕切り板の上部
に連通穴部を設け、第1の部屋に冷媒流入管を備え、第
1の部屋または第2の部屋に冷媒流出管を備え、また、
第2の部屋に油流入管と油流出管を設けたので、気液分
離機能、返油機能及び液バック機能を確保でき、また、
蒸発器を流出した冷媒が圧縮機へ戻るまでに経由するア
キュムレータは1個になるため、圧力損失は小さくな
り、冷凍能力が十分発揮できる。また、アキュムレータ
が1個になるため、設置スペースは小さくてなる。さら
に、ろう付け箇所が少なく信頼性の高く、組立性が良
く、製造コストの低い冷凍サイクル用のアキュムレータ
を得ることができる。
【0100】また、冷媒流入管及び油流入管の管先端部
が連通穴部の下端より低くしているので、仕切り板を越
えて、第1の部屋と第2の部屋の間を直接に液冷媒や油
が流入する量が減少し、第2の部屋の油濃度が薄まるこ
とがなく、また、圧縮機への返油がスムーズに行われ
る。また、冷媒流入管と冷媒流出管の距離を確保してい
るので、直接冷媒流入管から流入した液冷媒が冷媒流出
管に流出するのを防止でき、気液分離効率が向上する。
【0101】また、冷媒流入管に冷媒流入速度低減手段
を持たせているので、流入する冷媒の速度を落とし、流
入した液冷媒の液飛散防止や、跳ね返りを防止できるの
で、第1のアキュムレータに溜まった液冷媒の液面の安
定化が図れ、冷媒流出管に液冷媒が流出することが防止
でき、気液分離効率が向上する。
【0102】また、冷媒流入管の先端の切り口を斜めに
切断した形状としたので、簡単な構造で、流入した液冷
媒の速度が減少し、アキュムレータ内面に当たって跳ね
返る量が減少し、流入した液冷媒が第1のアキュムレー
タに溜まった液冷媒の液面を直接たたくことを防止でき
るので、液冷媒の液面の安定化が図れ、冷媒流出管に液
冷媒が流出することが防止でき、気液分離効率が向上す
る。
【0103】また、冷媒流入管にアキュムレータの壁面
伝達手段を持たせたので、流入した液冷媒が直接アキュ
ムレータ内壁に当たって跳ね返るのを防止でき、冷媒流
出管や仕切り板の連通穴部に直接液冷媒が流れないの
で、気液分離効率が向上する。
【0104】また、壁面伝達手段として、冷媒流入管の
先端部を仕切り板と反対方向に向け、さらに、アキュム
レータ容器の肩部に向けたので、流入した液冷媒が直接
アキュムレータ内壁に当たって跳ね返るのを防止でき、
冷媒流出管や仕切り板の連通穴部に直接液冷媒が流れな
いので、気液分離効率が向上する。
【0105】また、仕切り板の連通穴部の下部に、第1
の部屋に突設する液冷媒伝達防止手段を設けたので、第
1の部屋に溜まった液冷媒が吹き上げられ、直接連通穴
を通過して、第2の部屋に流入するのが防止でき、第2
の部屋の油濃度が薄められることなく、圧縮機への返油
不足を生じるのが防止できる。
【0106】また、液冷媒伝達防止手段として、仕切り
板の連通穴部が第1の部屋側に切り起こされて形成され
たものを設けたので、特別な部材を新たに設けることな
く、加工が容易となり、低コストで設置でき、第1のア
キュムレータに溜まった液冷媒が吹き上げられ、直接連
通穴を通過して、第2のアキュムレータに流入するのが
防止できる。
【0107】また、液冷媒伝達防止手段に上側液面検知
管を取り付けたので、特別な部材を新たに設けることな
く、上側液面検知管を固定でき、第1のアキュムレータ
に溜まった液冷媒による振動により上側液面検知管が破
損する恐れがなくなる。
【0108】また、上側液面検知管を連通穴部より下部
に位置するように設けたので、流速が速い時にも、第1
のアキュムレータの冷媒が第2のアキュムレータへ連通
穴部より越える前に液面を検知できる。
【0109】また、第2のアキュムレータの油流出管に
温度検知器を設けることにより、上側液面検知管を設置
することなく、容易に第1の部屋から第2の部屋へ液冷
媒の流入を検知できる。
【0110】また、第1の部屋の底部に第2の油流出管
を設け、第2の油流出管に液面検知回路を取り付けたの
で、第2の油流出管を下側液面検知管と共用できるの
で、配管部品を節減して液面検知ができる。
【0111】また、アキュムレータを両端の鏡板と胴部
との3ピース構成とし、かつ、穴加工をすべて一直線上
に並べたので、一方向から組み立て接合作業ができると
共に、加工時間も削減できる。
【0112】また、第1の部屋と第2の部屋を分割する
仕切り板の部分で、アキュムレータ容器を2分割し、容
器と仕切り板とを同一の溶接位置としたので、一度の溶
接で気密作業が完了するため、加工時間が削減できる。
【0113】また、仕切り板につばを設け、前記つばを
第1のアキュムレータ容器の外周に重ね、その外周に前
記つばより短い第2のアキュムレータ容器のはめ合い部
を重ねるようにしたので、溶接の位置決めも容易で自動
化しやすくなると共に、一度の溶接で気密作業が完了す
るため、加工時間が削減できる。
【0114】また、仕切り板のつばを第1のアキュムレ
ータ容器の外周に重ね、その外周に前記つばより短かい
第2のアキュムレータ容器のはめ合い部を重ね、第1の
アキュムレータ容器と第2のアキュムレータ容器とを互
いに押し当てながら溶接組立てるようにしたので、溶接
の位置決めが容易で自動化しやすく、一度の溶接で気密
作業が完了し、加工時間が削減できるとともに溶接時に
スパッタが侵入しないで組立てることができる。
【0115】また、仕切り板が外周にテーパ状のつばを
持ち、このつば先端の外径がアキュムレータ容器の内径
より大きく、仕切り板の平面部の外径がアキュムレータ
容器の内径より小さい構成としたので、組立時に仕切り
板の位置決めが容易になり、仕切り板底部の気密加工が
やりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による冷凍サイクル用室
外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図2】 この発明の一実施例による冷凍サイクル用室
外機の冷媒回路構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の他の実施例を示す縦置きの冷凍サ
イクル用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図4】 この発明のさらに他の実施例を示す横置きの
冷凍サイクル用室外機のアキュムレータの断面側面図で
ある。
【図5】 この発明の実施例4による冷凍サイクル用室
外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図6】 この発明の実施例4の冷媒流出管部の構造を
示す拡大断面側面図である。
【図7】 この発明の実施例4の油流出管部の構造を示
す拡大断面側面図である。
【図8】 この発明の実施例5によるアキュムレータの
冷媒流入管部の断面側面図である。
【図9】 この発明の実施例6を示すアキュムレータの
冷媒流入管部の断面側面図である。
【図10】 この発明の実施例7を示すアキュムレータ
の冷媒流入管部の断面側面図である。
【図11】 この発明の実施例8によるアキュムレータ
の冷媒流入管部の断面側面図及びB方向よりみた図であ
る。
【図12】 この発明の実施例9によるアキュムレータ
の冷媒流入管部の断面側面図及びB方向よりみた図であ
る。
【図13】 この発明の実施例10を示す縦置きアキュ
ムレータの冷媒流入管部の断面側面図及びB方向よりみ
た図である。
【図14】 この発明の実施例11によるアキュムレー
タの冷媒流入管部の断面側面図及びB方向よりみた図で
ある。
【図15】 この発明の実施例12を示す縦置きアキュ
ムレータの冷媒流入管部の断面側面図及びB方向よりみ
た図である。
【図16】 この発明の実施例13による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図17】 この発明の実施例14による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図18】 この発明の実施例15を示す冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図19】 この発明の実施例16による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図20】 この発明の実施例17による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図21】 この発明の実施例18による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図22】 この発明の実施例19による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの断面側面図である。
【図23】 この発明の実施例20による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの3ピース構造を示す断面側
面図と上面図である。
【図24】 この発明の実施例21による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの2ピース構造を示す断面側
面図と上面図である。
【図25】 この発明の実施例22による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの2ピース構造を示す断面側
面図である。
【図26】 この発明の実施例23による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの接合継手構造を示す断面側
面図である。
【図27】 この発明の実施例24による冷凍サイクル
用室外機のアキュムレータの接合継手構造を示す断面側
面図である。
【図28】 この発明の実施例25によるアキュムレー
タの仕切り板の側面図である。
【図29】 この発明の実施例25の仕切り板を冷凍サ
イクル用室外機のアキュムレータに組み込んだ断面側面
図である。
【図30】 従来の冷凍サイクル用室外機の冷媒回路構
成を示すブロック図である。
【図31】 従来の冷凍サイクル用室外機のアキュムレ
ータの上面図と断面側面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 油分離器、3 凝縮器、4 絞り装
置、5 蒸発器、20アキュムレータ容器、21 仕切
り板、22 第1の部屋、23 第2の部屋、24 冷
媒流入管、25 冷媒流出管、26 油流入管、27
油流出管、28連通穴部、30 冷媒流入管用ボス、3
1 ろう付、32 溶接部、33 油流出管用ボス、3
4 ろう付部、35 溶接部、36 冷媒流入管、37
冷媒流入管用ボス、38 冷媒流入管、39 金網、
40 冷媒流入管用ボス、41冷媒流入管用ボス、42
板材、43(a) 冷媒の液滴、43(b) 液冷
媒、44 冷媒流入管、45 冷媒遮断用板、46 仕
切り板、47 切り欠いた部材、48 上側液面検知
管、49 第2の油流出管、50 ヒータ、51サーミ
スタ、52 鏡板、53(a) アキュムレータ胴部、
53(b) 管取り付け穴、54 アキュムレータ容器
1、55 アキュムレータ容器2、56仕切り板、56
(b) つば、57 第1のアキュムレータ容器、58
第2のアキュムレータ容器、59 仕切り板、60
溶接ビード、61(a) 仕切り板、61(b) つ
ば、62 温度検知器、70 板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高下 博文 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機 株式会社 和歌山製作所内 (72)発明者 久森 洋一 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術センター内 (72)発明者 森安 雅治 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術センター内 (72)発明者 川口 憲治 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術センター内 (72)発明者 藤原 通雄 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電 機株式会社 生産技術センター内 (56)参考文献 特開 平6−2962(JP,A) 実開 平2−147771(JP,U) 実開 昭60−28370(JP,U) 実開 昭57−152584(JP,U) 実開 昭53−79457(JP,U) 実開 昭62−105466(JP,U) 実開 平2−85964(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/00 F25B 43/02

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、油分離器、凝縮器、絞り装置、
    蒸発器、アキュムレータを配管接続して構成される冷凍
    サイクル回路に使われるアキュムレータにおいて、アキ
    ュムレータの容器内に仕切り板を設け、第1の部屋と第
    2の部屋に分割し、前記仕切り板の上部に連通穴部を設
    け、前記第1の部屋には冷媒流入管を備え、前記第1の
    部屋または前記第2の部屋には冷媒流出管を備え、ま
    た、前記第2の部屋には油流出管と油流入管を設けたこ
    とを特徴とする冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 第1の部屋内の冷媒流出管は冷媒流入管
    と仕切り板の間に位置し、前記第1の部屋内の前記冷媒
    流入管の管先端部及び第2の部屋内の油流入管の管先端
    部が連通穴部の下端より低くなるように各々突設させる
    と共に、前記冷媒流入管はその直径以上に前記冷媒流出
    管から離した位置に設け、前記冷媒流出管下端をアキュ
    ムレータ容器の内壁近傍に設けた構造にしたことを特徴
    とする請求項1に記載の冷凍サイクル用のアキュムレー
    タ。
  3. 【請求項3】 冷媒流入管に冷媒の流入速度を減速させ
    る冷媒流入速度低減手段を持たせたことを特徴とする請
    求項1に記載の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  4. 【請求項4】 冷媒流入速度低減手段が冷媒流入管先端
    の切り口を斜めに切断した形状にしたことを特徴とする
    請求項3に記載の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  5. 【請求項5】 冷媒流入管にアキュムレータに流入した
    冷媒を壁面につたわせるようにする壁面伝達手段を持た
    せたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル用
    のアキュムレータ。
  6. 【請求項6】 壁面伝達手段が、アキュムレータの第1
    の部屋内の冷媒流入管の管先端部を、仕切り板と反対方
    向に向け、さらに、冷媒流入管の管先端部をアキュムレ
    ータ容器の肩部(容器のドーム部と胴部のつなぎ部分)
    に向けた冷媒流入管であることを特徴とする請求項5に
    記載の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  7. 【請求項7】 仕切り板の連通穴部下部に、アキュムレ
    ータの第1の部屋に向けて突設して、第1の部屋の液冷
    媒が第2の部屋へ伝わるのを防ぐ液冷媒伝達防止手段を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル
    用のアキュムレータ。
  8. 【請求項8】 液冷媒伝達防止手段が、アキュムレータ
    の容器内の仕切り板の連通穴部が、第1の部屋側に切り
    起こされて形成されたものであることを特徴とする請求
    項7に記載の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  9. 【請求項9】 第1の部屋側に突設して設けられた液冷
    媒伝達防止手段に冷媒の有無を検知可能な上側液面検知
    管を取り付けたことを特徴とする請求項7に記載の冷凍
    サイクル用のアキュムレータ。
  10. 【請求項10】 第1の部屋の上側液面検知管を連通穴
    部より下部になるように設けたことを特徴とする請求項
    9に記載の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  11. 【請求項11】 第2の部屋の油流出管に温度検知器を
    備え、前記温度検知器より検知された温度の判定によ
    り、第1の部屋から第2の部屋への冷媒流入の有無を検
    知することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル
    用のアキュムレータ。
  12. 【請求項12】 第1の部屋の底部に第2の油流出管を
    設け、圧縮機と連通させ、この第1の部屋に設けた第2
    の油流出管に冷媒の有無を検知可能な液面検知回路を取
    り付けたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイク
    ル用のアキュムレータ。
  13. 【請求項13】 アキュムレータを両端の鏡板と胴部と
    の3ピースで構成し、必要な冷媒配管のための穴を、前
    記胴部にすべて集めたことを特徴とする請求項1に記載
    の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
  14. 【請求項14】 横置きのアキュムレータにおいて、第
    1の部屋と第2の部屋を分割する仕切り板の部分で、ア
    キュムレータの容器を2分割し、容器と仕切り板を同一
    の溶接位置としたことを特徴とする請求項1に記載の冷
    凍サイクル用のアキュムレータ。
  15. 【請求項15】 仕切り板につばを設け、この仕切り板
    のつばを第1のアキュムレータ容器の外周に重ね、その
    外周に前記つばより短い第2のアキュムレータ容器のは
    め合い部を重ねて、3つを同時に溶接する溶接部を形成
    したことを特徴とする請求項14に記載の冷凍サイクル
    用のアキュムレータ。
  16. 【請求項16】 圧縮機、油分離器、凝縮器、絞り装
    置、蒸発器、アキュムレータを配管接続して構成される
    冷凍サイクル回路に使われる横置きのアキュムレータで
    あって、アキュムレータの容器内に仕切り板を設け、第
    1の部屋と第2の部屋に分割し、前記仕切り板の上部に
    連通穴部を設け、前記第1の部屋には冷媒流入管を備
    え、前記第1の部屋または前記第2の部屋には冷媒流出
    管を備え、また、前記第2の部屋には油流出管と油流入
    管を備え、第1の部屋と第2の部屋を分割する仕切り板
    の部分で、アキュムレータの容器を2分割し、かつ、仕
    切り板につばを設けた横置きアキュムレータにおいて、
    前記仕切り板のつばを第1のアキュムレータ容器の外周
    に重ね、その外周に前記つばより短い第2のアキュムレ
    ータ容器のはめ合い部を重ね、前記第1のアキュムレー
    タ容器と前記第2のアキュムレータ容器とを互いに押し
    当てながら、同時に溶接を行うことを特徴とする冷凍サ
    イクル用のアキュムレータの製造方法。
  17. 【請求項17】 横置きのアキュムレータにおいて、第
    1の部屋と第2の部屋を分割する仕切り板は、外周にテ
    ーパ状のつばを持ち、このつば先端の外径がアキュムレ
    ータ容器の内径より大きく、仕切り板の平面部の外径が
    アキュムレータ容器の内径より小さいことを特徴とする
    請求項1に記載の冷凍サイクル用のアキュムレータ。
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