JP3162870B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3162870B2
JP3162870B2 JP9691693A JP9691693A JP3162870B2 JP 3162870 B2 JP3162870 B2 JP 3162870B2 JP 9691693 A JP9691693 A JP 9691693A JP 9691693 A JP9691693 A JP 9691693A JP 3162870 B2 JP3162870 B2 JP 3162870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やページプリン
ター等の電子写真方式を利用した画像形成装置に用いら
れる現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やページプリンター等の電子写真
方式を利用した画像形成装置においては、潜像担持体上
に形成した潜像を現像してトナー像として可視化してお
り、その現像装置として磁性一成分現像剤を用いるもの
が知られている。その例を図7に示す。
【0003】現像装置5Aは、磁性一成分現像剤である
磁性トナー6を収容した現像容器5を備え、現像容器5
の感光ドラム1と対面した開口部に現像スリーブ3を有
する。現像装置は、現像スリーブ3上にトナー6を担持
して感光ドラム1と対向した現像部に搬送させ、潜像担
持体たる感光ドラム1上に形成した潜像にトナー6を供
給して現像し、潜像をトナー像として可視化させる。現
像容器5内には、トナー6を現像スリーブ3方向へ搬送
するための現像剤搬送手段(図示せず)が設けられるこ
とが多い。
【0004】現像スリーブ3は導電性金属の中空円筒か
らなっており、円筒の軸を中心に一定速度で回転して担
持したトナー6を現像部まで搬送する。その現像スリー
ブ3の内部には多極のマグネット12が非回転に配設さ
れ、このマグネット12の磁力により現像スリーブ3上
にトナー6が保持される。現像スリーブ3上には、これ
に弾性的に当接した現像剤規制ブレード(弾性ブレー
ド)4が設置され、現像スリーブ3上に担持して搬送さ
れるトナー6は、搬送途上で弾性ブレード4により規制
されてその量を制限されると共に現像スリーブ3上に均
一に塗布される。
【0005】図の現像装置では、弾性ブレード4は、支
持板金4aに貼り付けによりカーボン分散EPDMから
なる導電性ゴム層4bを支持し、その導電性ゴム層4b
の表面全面、或いは少なくとも現像スリーブ3側の表面
をウレタン樹脂高抵抗層4cにより約50μmの厚さで
覆ってなっている。弾性ブレード4は現像スリーブ3
に、その回転方向と逆方向に当接されている。
【0006】弾性ブレード4の支持板金4aにはバイア
ス電源16が接続されており、支持板金4aを介して導
電性ゴム層4bに所定のバイアス電圧を印加できるよう
になっている。弾性ブレード4のウレタン樹脂高抵抗層
4cは、弾性ブレード4と現像スリーブ3とのリークを
防止するために設けられている。
【0007】現像スリーブ3上に担持されたトナー6
は、その搬送される過程で主に現像スリーブ3や弾性ブ
レード4の表面と摺擦されて摩擦帯電し、感光ドラム1
上の潜像の現像に供せられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
摩擦帯電によって強く帯電したトナーが現像スリーブ3
や弾性ブレード4に近接すると、それらとの間に大きな
静電鏡映力が働き、それらの表面に付着する。更に現像
スリーブやブレードの表面に付着したトナーには、静電
鏡映力の他に様々な物理吸着力が働き、表面から容易に
引き剥せなくなる。このため、図8に示すように、現像
スリーブ3や弾性ブレード4の表面が数層のトナー6に
より覆われ、後から現像スリーブ3に供給されたトナー
が現像スリーブ3、弾性ブレード4と接触するのを阻害
していた。
【0009】特に低湿度環境で印字比率の低い画像を続
けて現像すると、上記の現像スリーブ3上を覆っている
トナーが更に強く帯電して、トナーの帯電ムラや塗布ム
ラ等を生じ、これに対応したムラのある画像不良が発生
する場合があった。
【0010】又上記のような状態ではトナーの帯電効率
が低下するだけでなく、トナー同士の摩擦帯電が増加す
るために、反対極性に帯電するトナー(反転トナー)の
量が相対的に増加する傾向にあり、結果的に画像濃度の
低下や非画像部の”カブリ”の増大となって、画像品質
を損なう要因となっていた。
【0011】更に現像スリーブ3上のトナー6の一部だ
けが現像に供されると、現像スリーブ3の現像に使用さ
れた部分に新たに担持されて帯電されたトナーと、現像
に使用されずにそのまま担持されて更に帯電されたトナ
ーとの間に帯電量の差が生じ、そのトナーの帯電量の差
により、次回に現像されるときに前回の画像の影響が現
れる現象(”ゴースト”と呼ばれる現象)が発生する場
合があった。
【0012】その他、現像スリーブ3と弾性ブレード4
との間に異物が挟まった場合には、トナー6の塗布が乱
されることがあるが、従来、このトナーの塗布の乱れを
効果的に緩和する方法はなかった。
【0013】従来の現像装置を図8、図9及び図10に
より更に詳細に説明する。図8〜図10は弾性ブレード
4と現像スリーブ3の摺擦部近傍の様子を示す説明図で
ある。磁性トナー6は図7のマグネット12の磁力によ
り現像スリーブ3上に保持され、現像スリーブ3の回転
に従い図で見て右側の上流から左側の下流に向かって搬
送される。その途上で現像スリーブ3に当接している弾
性ブレード4により規制を受け、現像スリーブ3上に均
一に薄層に塗布される。
【0014】従来は、上述のように、弾性ブレード4と
現像スリーブ3との間に電源16からのブレードバイア
スによる交番電界が加えられており、この間にある帯電
したトナーにはこの交番電界の強さに応じた力が働く。
この力が強く帯電したトナーと弾性ブレード4若しくは
現像スリーブ3との間に作用する静電鏡映力に勝る場合
には、図9及び図10に示すように、交番電界Eが弾性
ブレード4から現像スリーブ3に向かう方向のときに
(図9)、現像スリーブ3上を覆うトナー層が引き剥さ
れ、交番電界Eが現像スリーブ3から弾性ブレード4に
向かう方向のときに(図10)、弾性ブレード4上を覆
うトナー層が引き剥され、現像スリーブ3の回転に伴い
移送されて除去される。従ってこのトナー層によって引
き起こされていた新たなトナー6の現像スリーブ3や弾
性ブレード4との接触阻害及びトナー同士の摩擦帯電の
弊害はなくなり、トナーの帯電効率が向上し又反転トナ
ーも減少する。
【0015】特に弾性ブレード4と現像スリーブ3の摺
擦部から下流側では、図11に示すように、交番電界に
応じてトナー6が往復動する。この下流側領域では弾性
ブレード4若しくは現像スリーブ3上を覆うトナー層が
引き剥されるだけでなく、そのトナーが往復飛翔するた
めに、過剰に帯電したトナー層や磁力によって形成され
たトナーチェーンがほぐれて十分に撹拌される。この撹
拌効果によりトナー6の帯電ムラがほぼ解消される。又
弾性ブレード4と現像スリーブ3の間に挟まった異物に
よる塗布ムラも、上記の撹拌効果により緩和される。
【0016】当然ながら、現像スリーブ3の回転中に常
に上記の交番電界が加わるように制御すれば、弾性ブレ
ード4若しくは現像スリーブ3上を覆うトナー層は形成
されず、前述したような問題は生じない。更に弾性ブレ
ード4にブレードバイアスとして、 直流電圧 Vdc=−600V 交流電圧 正弦波 振幅Vac=1.5kVpp 周波数f=500Hz を加えると、トナー6が弾性ブレード4と現像スリーブ
3との間で往復動するばかりでなく、弾性ブレードに印
加したバイアスの直流成分に対応する電荷が、現像スリ
ーブ上のトナーに注入されて、トナーが帯電することに
なる。その結果、トナーが持つ電荷量を所定値に設定す
ることが可能となり、ゴーストやカブリ、濃度ムラのな
い高品質な画像を安定して得ることが可能となった。
【0017】しかしながら、上記の弾性ブレード4及び
現像スリーブ3によって電荷を付与されるトナーには、
その成分としてカーボンやシリカなど吸湿性の物質を含
んでいるために、使用環境、特に環境の湿度の変化でそ
の帯電量が変わってしまうという性質があった。具体的
には、低湿環境下で電荷の過剰、高湿環境下で電荷の不
足が生じ、それにより濃度低下などとして現れる。
【0018】従って上記の弾性ブレード4にバイアスを
印加することによる解決法は、ゴースト、カブリ或いは
濃度ムラに対しては優れた効果を奏したが、通常環境以
外の環境下では、長時間使用時の後半部において濃度低
下を生じ、この点に関して十分でなかった。
【0019】本発明の目的は、現像剤担持体上の現像剤
を規制する現像剤規制部材に振動電圧を印加して、これ
ら現像剤担持体及び規制部材上の現像剤層を引き剥し、
現像剤を往復動させることにより、現像剤の帯電ムラや
塗布ムラ、反対極性帯電を防止すると共に、使用環境の
変化に係わらず現像剤の過剰帯電又は帯電不足を生じる
ことなく帯電して、画像のムラやカブリがなく且つ濃度
が十分な高品質の画像を得ることができる現像装置を提
供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、現像剤
を担持して潜像担持体と対向した現像部へ搬送する現像
剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤を規制する現
像剤規制部材とを有し、前記現像剤規制部材に振動電圧
が印加される現像装置において、前記現像剤規制部材の
少なくとも前記現像剤担持体側表面に、湿度が高くなる
ほど体積抵抗率が小さくなる抵抗層を設けると共に、前
記振動電圧を定電圧制御したことを特徴とする現像装置
である。本発明の一実施態様によれば、前記現像装置が
少なくとも潜像担持体とプロセスカートリッジとして一
体化され、画像形成装置本体に着脱自在とされる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る現像装置を
備えた画像形成装置を示す概略構成図、図2には、図1
に備えられた現像装置を示す拡大図である。
【0022】図1に示すように、画像形成装置は感光ド
ラム1を備え、感光ドラム1に帯電ローラ2が当接され
ている。帯電ローラ2は、芯金2a上にEPDM等のゴ
ムにカーボンを分散した導電性ゴム層2bを被覆してな
っており、芯金2aにバイアス電源14に接続された接
点板2cが接触されている。帯電ローラ2の芯金2aに
接点板2cを介して電源14から直流電圧が印加され、
帯電ローラ2により感光ドラム1の表面が所定の電位に
一様に帯電される。
【0023】次いで一様に帯電された感光ドラム1に対
し、図示しないレーザスキャナーから画像情報の時系列
電気画素信号に対応したレーザ光9を出力して、このレ
ーザ光9を感光ドラム1の表面に入射しそのドラム母線
方向に順次主走査することにより、感光ドラム1の表面
上に画像情報の静電潜像が形成される。その静電潜像は
感光ドラム1の回転に伴い現像装置5Aと対向した現像
部に移動され、現像部において磁性一成分現像剤である
磁性トナー6により現像され、トナー像として可視化さ
れる。
【0024】現像装置5Aは、磁性トナー6を収容した
現像容器5を備え、現像容器5の感光ドラム1と対面し
た開口部に現像剤担持体である導電性現像スリーブ3を
有する。この現像スリーブ3の内部にはマグネット12
が設置され、マグネット12は現像スリーブ3上にトナ
ー6を保持して、トナー6を容器5内から感光ドラム1
と対向した現像部に搬送する。搬送途上で現像スリーブ
3上のトナーは現像剤規制部材である弾性ブレード4に
より規制され、現像スリーブ3上に塗布して均一な薄層
に形成される。
【0025】現像スリーブ3には現像バイアス電源15
が接続されており、現像部に搬送されたトナーは、電源
15による現像スリーブ3への所定の現像バイアスの印
加下に感光ドラム1に供給されて、感光ドラム1上の潜
像を現像してトナー像として可視化する。現像に寄与し
なかったトナーは、現像スリーブ3の回転に従い現像容
器5内に戻され、容器内に回収される。
【0026】図示しないカセットから転写材11が、感
光ドラム1と転写ローラ10とが対向した画像転写部に
送給され、感光ドラム1と転写ローラ10との間を通過
する過程で、転写ローラ10に印加されるトナーとは逆
極性の転写電圧により、感光ドラム1上のトナー像が転
写材11上に転写される。
【0027】トナー像を転写された転写材11は、次い
で図示しない定着器へ搬送され、そこでトナー像を転写
材11上に加熱定着して永久像とされた後、画像形成装
置の機外に排出される。トナー像を転写した後の感光ド
ラム1の表面は、クリーニングブレード7により転写残
りのトナーやその他の汚染物質を清掃、除去して清浄面
化した後、再び画像形成に供される。
【0028】さて、本発明によれば、現像装置5Aの弾
性ブレード4は、抵抗層4cを設けることにより高抵抗
処理されており、又この弾性ブレード4に接続されたブ
レードバイアス電源16は定電圧制御されている。
【0029】本発明の現像装置について先の図2により
更に説明する。本実施例において、弾性ブレード4は、
現像装置5Aの現像容器5に取付けられた支持板金4a
に、カーボン分散EPDMからなる導電性ゴム層4bを
貼付けにより支持し、その表面全面を、或いは少なくと
も現像スリーブ3側の表面を抵抗層4cにより被覆して
なっている。本例では、抵抗層4cは、カーボン及び酸
化スズを分散したN−メチルメトキシ化ナイロンからな
り、約50μmの厚さに被覆した。この弾性ブレード4
は、導電性の現像スリーブ3にその回転方向と逆方向に
当接されている。弾性ブレード4の当接は、現像スリー
ブ3の回転方向と同方向の順方向であってもよい。
【0030】上記抵抗層4cに用いたカーボン、酸化ス
ズ分散N−メチルメトキシ化ナイロンは、図3に示すよ
うに、使用環境(外部環境)の違いによりその抵抗値
(体積抵抗率)が変化する性質を持っている。即ち、カ
ーボン、酸化スズ分散Nメチルメトキシ化ナイロンは、
低湿環境下で抵抗値が高くなり、高湿環境下で抵抗値が
低くなる。
【0031】本実施例において、磁性一成分現像剤であ
る磁性トナー6として、粒径約6μmの負帯電トナーを
用いており、現像スリーブ3に現像バイアスとして、 直流電圧 Vdc=−400V 交流電圧 矩形波 振幅Vac=1.6kVpp 周波数f=1800Hz を加えた。又弾性ブレード4にブレードバイアスとし
て、 直流電圧 Vdc=−600V 交流電圧 制限波 振幅Vac=1.5kVpp 周波数f=500Hz を定電圧制御しながら加えた。
【0032】これによれば、現像スリーブ3上トナー層
のトナー6が弾性ブレード4と現像スリーブ3との間で
往復振動するばかりでなく、弾性ブレード4に印加した
バイアスの直流成分に対応する電荷が、トナー層表層の
トナーに付与される。従ってトナーの帯電ムラや塗布ム
ラ、反対極性帯電が防止される。
【0033】又弾性ブレード4の抵抗層4cが外部環境
によって抵抗値が変化し、更には弾性ブレード4に印加
されているブレードバイアスが定電圧制御されているた
めに、弾性ブレード4と現像スリーブ3との間に実際に
かかる電界は、通常環境と比べて低湿環境下で相対的に
小さくなり、高湿環境下で相対的に大きくなる。従って
弾性ブレード4から現像スリーブ3上のトナー層表層の
トナーに与えられる電荷は、低湿環境で抑制され、高湿
環境で増大される。このため低湿環境下でのトナー過剰
帯電、高湿環境下での帯電不足を生じることなく、トナ
ーを適正帯電量に帯電することができる。
【0034】本実施例におけるトナーの帯電量の環境変
化を、従来の場合と共に図4に示す。図4に示されるよ
うに、従来は、トナーの帯電量は低湿環境下で過剰気味
であり、高湿環境下では不足する結果になっていたが、
本発明によれば、トナーの帯電量を適正値の範囲に納め
ることができた。
【0035】即ち、本発明によれば、環境の違いによら
ずにトナーに適切な電荷を付与することができ、その結
果、長時間の使用においても画像濃度の低下のない良好
な画像を得ることが可能になった。
【0036】実施例2 図5は、本発明の現像装置の他の実施例を示す拡大図で
ある。本実施例では、実施例1において、弾性ブレード
4の抵抗層4cの材質としてカーボン分散エピクロルヒ
ドリンゴムを用いた。
【0037】このエピクロルヒドリンゴムは、実施例1
で用いたN−メチルメトキシ化ナイロンよりもその抵抗
値(体積抵抗率)の環境変化が穏やかであるため、トナ
ー抵抗値の環境変動が比較的小さい場合に特に有効であ
る。又ゴムの抵抗値の絶対値自体は、ゴムへのカーボン
の分散割合により適宜調整可能である。
【0038】本実施例では、トナーや現像装置の環境依
存性の違いを加味して、弾性ブレード4の抵抗層4cの
材質やその導電性付与剤の分散割合を調節した。これに
より弾性ブレード4だけでなく現像装置の全体の環境変
動を適正値内に納めることができた。
【0039】上記の弾性ブレード4の抵抗層4cの材質
としては、抵抗値の環境変動性を適度に有するものであ
ればよく、エピクロルヒドリンゴム或いはN−メチルメ
トキシ化ナイロンに限定されるものではない。例えばウ
レタン、NBR、EPDMにカーボン等を分散させて抵
抗調整したもの等が使用できる。
【0040】又弾性ブレード4の導電性ゴム層4bは板
状である必要がなく、本実施例のように、ブロック状で
あってもよい。
【0041】弾性ブレード4に印加するバイアスの直流
成分の極性は、正、負どちらでもよい。又交流成分も正
弦波、矩形波、三角波等、任意の波形のものを使用する
ことができ、更にパルス波も使用することができる。要
は、振動成分を有する波形であればよい。
【0042】実施例3 図6は、本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断面
図である。本実施例では、現像装置5Aを感光ドラム
1、一次帯電ローラ2及びクリーニングブレード7等と
一体化して、プロセスカートリッジ20として画像形成
装置本体に着脱自在に設置した。図6において、符号8
はクリーニングブレード7により感光ドラム1の表面を
清掃して回収されたトナーを溜めるための廃トナーボッ
クスで、廃トナーボックス8もプロセスカートリッジ2
0に一体化される。
【0043】現像装置5A自体の構成は実施例1のとき
と同様で、図6において図2に付した符号と同一の符号
は同一の部材を示す。
【0044】本実施例においても、弾性ブレード4の表
面に環境の湿度により抵抗値を変化する抵抗層4cを設
け、この弾性ブレード4に振動成分を有するブレードバ
イアスを定電圧制御しながら加えるので、低湿環境下で
のトナー過剰帯電、高湿環境下での帯電不足を生じるこ
となく、トナーを適正帯電量に帯電することができる。
【0045】従って小型且つ簡易な構成のプロセスカー
トリッジ20を、長時間使用や使用環境に影響されない
プロセスカートリッジとして提供することが可能となっ
た。
【0046】以上のプロセスカートリッジ20では、現
像装置5Aを感光ドラム1、一次帯電ローラ2、クリー
ニングブレード7等と一体化したが、これに限定される
ものではなく、現像装置と少なくとも感光ドラム1とを
一体化したものでもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、現像剤
を担持して潜像担持体と対向した現像部へ搬送する現像
剤担持体と、現像剤担持体上の現像剤を規制する現像剤
規制部材とを有し、現像剤規制部材に振動電圧が印加さ
れる現像装置において、現像剤規制部材の少なくとも現
像剤担持体側表面に、湿度が高くなるほど体積抵抗率が
小さくなる抵抗層を設けると共に、振動電圧を定電圧制
御した構成とされるので、現像剤の帯電ムラや塗布ム
ラ、反対極性帯電をなくし、又使用環境の変化に係わら
ず現像剤の過剰帯電又は帯電不足をなくして、現像剤を
良好に帯電でき、ムラやカブリがなく濃度が十分な高品
質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る現像装置を備えた画像
形成装置を示す概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた現像装置の要
部を示す拡大図である。
【図3】図2の現像装置の弾性ブレード表面に設けた抵
抗層のカーボン、酸化スズ分散N−メチルメトキシ化ナ
イロンの抵抗値の環境変動を示すグラフである。
【図4】図1の現像装置におけるトナーの帯電量変化を
従来の場合と共に示すグラフである。
【図5】本発明の現像装置の他の実施例を示す拡大図で
ある。
【図6】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す拡大
図である。
【図7】従来の現像装置を示す拡大図である。
【図8】図7の現像装置の弾性ブレードと現像スリーブ
の摺擦部近傍のトナーの様子を示す説明図である。
【図9】図8の摺擦部においてブレードバイアスによる
電界が弾性ブレードから現像スリーブに向かう向きのと
きにトナーに働く力を示す説明図である。
【図10】同じくブレードバイアスによる電界が現像ス
リーブから弾性ブレードに向かう向きのときにトナーに
働く力を示す説明図である。
【図11】同じく摺擦部の下流側でトナーが往復動する
様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電ローラ 3 現像スリーブ 4 弾性ブレード 4b 導電性ゴム層 4c 抵抗層 6 磁性トナー 5A 現像装置 12 マグネット 15、16 バイアス電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 木須 浩樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 櫻井 和重 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 山崎 道仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 加藤 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 浅野 えりか 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大関 行弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 境澤 勝弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大久保 正晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−174861(JP,A) 特開 昭55−156973(JP,A) 特開 平4−204571(JP,A) 特開 平3−206475(JP,A) 実開 平3−41257(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を担持して潜像担持体と対向した
    現像部へ搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上
    の現像剤を規制する現像剤規制部材とを有し、前記現像
    剤規制部材に振動電圧が印加される現像装置において、 前記現像剤規制部材の少なくとも前記現像剤担持体側表
    面に、湿度が高くなるほど体積抵抗率が小さくなる抵抗
    層を設けると共に、前記振動電圧を定電圧制御したこと
    を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像装置が少なくとも潜像担持体と
    プロセスカートリッジとして一体化され、画像形成装置
    本体に着脱自在である請求項1の現像装置。
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