JP3162768B2 - 自動製氷機付き冷蔵庫 - Google Patents
自動製氷機付き冷蔵庫Info
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- JP3162768B2 JP3162768B2 JP32637891A JP32637891A JP3162768B2 JP 3162768 B2 JP3162768 B2 JP 3162768B2 JP 32637891 A JP32637891 A JP 32637891A JP 32637891 A JP32637891 A JP 32637891A JP 3162768 B2 JP3162768 B2 JP 3162768B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍室内に自動製氷機
を備えた冷蔵庫に関する。
を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】自動製氷機は、給水パイプにて製氷皿内
に供給された水を自動的に製氷し、氷ができると製氷皿
を回転させながら、それにひねりを加えて該製氷皿内の
氷を貯氷容器内に落とし、この貯氷容器内の氷が一定量
になって検氷レバーがそれを検知すると、製氷動作を停
止するものである。
に供給された水を自動的に製氷し、氷ができると製氷皿
を回転させながら、それにひねりを加えて該製氷皿内の
氷を貯氷容器内に落とし、この貯氷容器内の氷が一定量
になって検氷レバーがそれを検知すると、製氷動作を停
止するものである。
【0003】従来、この種の自動製氷機は、冷蔵庫の冷
凍室の背面部に設置される冷却器室の側方でかつ前方
に、製氷皿が冷凍室の前後方向(奥行き方向)に延びる
回転軸にて回転されるよう配置されている(実開平3−
13078号公報)。
凍室の背面部に設置される冷却器室の側方でかつ前方
に、製氷皿が冷凍室の前後方向(奥行き方向)に延びる
回転軸にて回転されるよう配置されている(実開平3−
13078号公報)。
【0004】また、上記の検氷レバーは、冷凍室の奥行
き方向に延びると共に、基端を中心に揺動して、その先
端が貯氷容器内に突出自在になっている(特開平3−9
1666号公報)。
き方向に延びると共に、基端を中心に揺動して、その先
端が貯氷容器内に突出自在になっている(特開平3−9
1666号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、冷凍室の奥行き方向に製氷皿が延びるので、
製氷皿の前方を収納空間として利用することができず、
製氷皿の下方の空間は氷落下用に確保されることにな
り、その分だけ冷凍室内の食品貯蔵空間は減少し、また
冷凍室の間口も狭くなり、更に冷却器で冷却された空気
(冷気)を後方から前方に向かうように製氷皿に導くた
めに、製氷ダクトの構造が複雑化し、幅方向に流れる冷
気を前後方向に変向する分だけ、製氷皿上部への冷気の
導入にロスが多くなるという問題がある。
構成では、冷凍室の奥行き方向に製氷皿が延びるので、
製氷皿の前方を収納空間として利用することができず、
製氷皿の下方の空間は氷落下用に確保されることにな
り、その分だけ冷凍室内の食品貯蔵空間は減少し、また
冷凍室の間口も狭くなり、更に冷却器で冷却された空気
(冷気)を後方から前方に向かうように製氷皿に導くた
めに、製氷ダクトの構造が複雑化し、幅方向に流れる冷
気を前後方向に変向する分だけ、製氷皿上部への冷気の
導入にロスが多くなるという問題がある。
【0006】これを改善するためには、冷凍室の幅方向
に延びる回転軸にて回転させる製氷皿を有する自動製氷
機を設け、この自動製氷機の製氷皿の下方に冷凍室の奥
行き方向に出し入れ可能に貯氷容器を設ければよいが、
これだと貯氷容器の出し入れ方向と検氷レバーの動作方
向とが直交するので、貯氷容器の出し入れ時に検氷レバ
ーを破損させる虞が生じるという問題がある。
に延びる回転軸にて回転させる製氷皿を有する自動製氷
機を設け、この自動製氷機の製氷皿の下方に冷凍室の奥
行き方向に出し入れ可能に貯氷容器を設ければよいが、
これだと貯氷容器の出し入れ方向と検氷レバーの動作方
向とが直交するので、貯氷容器の出し入れ時に検氷レバ
ーを破損させる虞が生じるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、自動製氷機の存在によっ
て貯蔵空間が減少したり、冷凍室の間口が狭くなったり
することがなく、製氷ダクトを簡略化して製氷皿上部へ
の冷気の導入をスムーズに行えるようにし、しかも検氷
レバーで貯氷容器内に貯蔵された氷の量を検知している
際に、もし貯氷容器を出し入れしても、検氷レバーが破
損することのない自動製氷機付き冷蔵庫を提供すること
にある。
技術が有する問題点を解消し、自動製氷機の存在によっ
て貯蔵空間が減少したり、冷凍室の間口が狭くなったり
することがなく、製氷ダクトを簡略化して製氷皿上部へ
の冷気の導入をスムーズに行えるようにし、しかも検氷
レバーで貯氷容器内に貯蔵された氷の量を検知している
際に、もし貯氷容器を出し入れしても、検氷レバーが破
損することのない自動製氷機付き冷蔵庫を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動製氷機付き冷蔵庫は、冷却器とフ
ァンとを内部に備える冷却器室を冷凍室の背面部の片側
に設けると共に、冷凍室の背面部の残りの片側に該冷凍
室の幅方向に延びる回転軸にて回転させる製氷皿を有す
る自動製氷機を設け、この自動製氷機の製氷皿の下方に
冷凍室の奥行き方向に出し入れ可能に貯氷容器を設け、
冷凍室の幅方向に延びると共に貯氷容器内に突出可能な
検氷レバーを設け、該検氷レバーの先端に貯氷容器の出
し入れ方向に回動自在な検氷部を設けたことを特徴とす
るものである。
め、本発明に係る自動製氷機付き冷蔵庫は、冷却器とフ
ァンとを内部に備える冷却器室を冷凍室の背面部の片側
に設けると共に、冷凍室の背面部の残りの片側に該冷凍
室の幅方向に延びる回転軸にて回転させる製氷皿を有す
る自動製氷機を設け、この自動製氷機の製氷皿の下方に
冷凍室の奥行き方向に出し入れ可能に貯氷容器を設け、
冷凍室の幅方向に延びると共に貯氷容器内に突出可能な
検氷レバーを設け、該検氷レバーの先端に貯氷容器の出
し入れ方向に回動自在な検氷部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、自動製氷機の製氷皿の前方、
即ち、冷凍室の自動製氷機側の前部を食品などの貯蔵室
として使用することができるので、貯蔵空間の拡大と、
冷凍室の間口の最大限の利用を図ることができると共
に、自動製氷機の製氷皿をファンからの冷気の導入方向
と同列に設置することにより、製氷皿の上方に直線状に
延びる製氷ダクトを設けることができるので、製氷皿上
部への冷気の導入がスムーズに行われる。更に、検氷レ
バーを貯氷容器内に突出させることにより、該先端に連
結した検氷部の下端を貯氷容器内に位置させて、ここに
貯蔵された氷の量を検知する。その際、この状態で貯氷
容器を冷蔵庫の前方に引き抜いても、先端の検氷部はそ
の引き抜き方向に回転するので、検氷部の損傷は防止さ
れると共に、貯氷容器を冷凍室内に嵌め込む際にも、先
端の検氷部が同じく貯氷容器の嵌め込み方向に回転する
ので、検氷部の損傷は防止される。
即ち、冷凍室の自動製氷機側の前部を食品などの貯蔵室
として使用することができるので、貯蔵空間の拡大と、
冷凍室の間口の最大限の利用を図ることができると共
に、自動製氷機の製氷皿をファンからの冷気の導入方向
と同列に設置することにより、製氷皿の上方に直線状に
延びる製氷ダクトを設けることができるので、製氷皿上
部への冷気の導入がスムーズに行われる。更に、検氷レ
バーを貯氷容器内に突出させることにより、該先端に連
結した検氷部の下端を貯氷容器内に位置させて、ここに
貯蔵された氷の量を検知する。その際、この状態で貯氷
容器を冷蔵庫の前方に引き抜いても、先端の検氷部はそ
の引き抜き方向に回転するので、検氷部の損傷は防止さ
れると共に、貯氷容器を冷凍室内に嵌め込む際にも、先
端の検氷部が同じく貯氷容器の嵌め込み方向に回転する
ので、検氷部の損傷は防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0011】図7において、1は冷蔵庫本体であり、こ
の冷蔵庫本体1の内部は、その上部が仕切壁2によって
冷凍室3と主冷蔵室4とに仕切られ、下部が仕切壁5に
よって主冷蔵室4と副冷蔵室とに仕切られ、最下段の副
冷蔵室は仕切壁6によってボトル室7と野菜室8とに仕
切られている。また主冷蔵室4の上部には、カプセル状
の氷温室(チルド室)9が設けられている。更に、冷凍
室3には開閉自在な冷凍室用扉3a,3bが設けられ、
同様に主冷蔵室4には主冷蔵室用扉4a,4bが設けら
れ、ボトル室7にはボトル室用扉7aが、また野菜室8
には野菜室用扉8aが夫々設けられている。
の冷蔵庫本体1の内部は、その上部が仕切壁2によって
冷凍室3と主冷蔵室4とに仕切られ、下部が仕切壁5に
よって主冷蔵室4と副冷蔵室とに仕切られ、最下段の副
冷蔵室は仕切壁6によってボトル室7と野菜室8とに仕
切られている。また主冷蔵室4の上部には、カプセル状
の氷温室(チルド室)9が設けられている。更に、冷凍
室3には開閉自在な冷凍室用扉3a,3bが設けられ、
同様に主冷蔵室4には主冷蔵室用扉4a,4bが設けら
れ、ボトル室7にはボトル室用扉7aが、また野菜室8
には野菜室用扉8aが夫々設けられている。
【0012】冷凍室3の奥部には、図6に示すように、
冷却器室11が設けられており、この冷却器室11の内
部には冷凍サイクルを構成するための冷却器10が収納
されている。この冷却器10により冷却される冷気はフ
ァン12によって強制的に循環されており、この冷気
は、その一部が冷凍室3に導かれ、残りが主冷蔵室4に
導かれると共に、ボトル室7、及び野菜室8に導かれて
いる。冷気を循環させるために以下のような構成が備え
られる。
冷却器室11が設けられており、この冷却器室11の内
部には冷凍サイクルを構成するための冷却器10が収納
されている。この冷却器10により冷却される冷気はフ
ァン12によって強制的に循環されており、この冷気
は、その一部が冷凍室3に導かれ、残りが主冷蔵室4に
導かれると共に、ボトル室7、及び野菜室8に導かれて
いる。冷気を循環させるために以下のような構成が備え
られる。
【0013】即ち冷却器10の出口には主ダクト15が
配置され、この主ダクト15の出口は氷温室9の奥部に
位置して、その出口には、氷温室9の温度に基づき開閉
制御される氷温用ダンパ13と、主冷蔵室4の温度に基
づき開閉制御される冷蔵用ダンパ14とが設けられてい
る。
配置され、この主ダクト15の出口は氷温室9の奥部に
位置して、その出口には、氷温室9の温度に基づき開閉
制御される氷温用ダンパ13と、主冷蔵室4の温度に基
づき開閉制御される冷蔵用ダンパ14とが設けられてい
る。
【0014】主ダクト15は、上記の氷温用ダンパ13
を介して、氷温室9に連通する氷温室用ダクト17と、
主冷蔵室4の一方(図6左側)の奥隅部に沿って下方に
延びてその下端でボトル室7に連通するボトル室用ダク
ト18とに連通しており、また主ダクト15は、冷蔵用
ダンパ14を介して、主冷蔵室4の左右の両隅部に沿っ
て下方に延び、その高さ方向に沿って所定間隔離間した
位置で開口する、即ち各棚20,20(図7)の間で開
口する冷気吐出口19aを有する主冷蔵室用ダクト19
に連通している。また、主冷蔵室用ダクト19の一方
(図6右側)の下端は、野菜室8まで延びてここに連通
している。
を介して、氷温室9に連通する氷温室用ダクト17と、
主冷蔵室4の一方(図6左側)の奥隅部に沿って下方に
延びてその下端でボトル室7に連通するボトル室用ダク
ト18とに連通しており、また主ダクト15は、冷蔵用
ダンパ14を介して、主冷蔵室4の左右の両隅部に沿っ
て下方に延び、その高さ方向に沿って所定間隔離間した
位置で開口する、即ち各棚20,20(図7)の間で開
口する冷気吐出口19aを有する主冷蔵室用ダクト19
に連通している。また、主冷蔵室用ダクト19の一方
(図6右側)の下端は、野菜室8まで延びてここに連通
している。
【0015】これによればファン12を介して循環され
る冷気は、主ダクト15、及び氷温用ダンパ13を経
て、左右に分岐された後に、一方(図6右側)は氷温室
用ダクト17を介して氷温室9に吐出されてこの内部を
冷却し、他方(同左側)はボトル室用ダクト18に導か
れボトル室7の容器側に吐出されてここに収容されたボ
トル等をいわゆる直接冷却する。
る冷気は、主ダクト15、及び氷温用ダンパ13を経
て、左右に分岐された後に、一方(図6右側)は氷温室
用ダクト17を介して氷温室9に吐出されてこの内部を
冷却し、他方(同左側)はボトル室用ダクト18に導か
れボトル室7の容器側に吐出されてここに収容されたボ
トル等をいわゆる直接冷却する。
【0016】冷蔵用ダンパ14を経て左右に分岐された
冷気は、主冷蔵室4の奥隅部左右に設けられた主冷蔵室
用ダクト19に流入し、主冷蔵室4の各棚毎に設けられ
た冷気吐出口19aを通して主冷蔵室4内に吐出され、
ここを左右奥両隅部の2方向から冷却し、更には、一方
(図6右側)の主冷蔵室用ダクト19の下端より野菜室
8に導かれ、野菜室8内の収容容器の外側に形成される
間接冷却用の通路に吐出されて、野菜室8をいわゆる間
接冷却する。
冷気は、主冷蔵室4の奥隅部左右に設けられた主冷蔵室
用ダクト19に流入し、主冷蔵室4の各棚毎に設けられ
た冷気吐出口19aを通して主冷蔵室4内に吐出され、
ここを左右奥両隅部の2方向から冷却し、更には、一方
(図6右側)の主冷蔵室用ダクト19の下端より野菜室
8に導かれ、野菜室8内の収容容器の外側に形成される
間接冷却用の通路に吐出されて、野菜室8をいわゆる間
接冷却する。
【0017】また本実施例に斯る冷蔵庫では、主冷蔵室
4の一方(図6左側)の奥隅部に2本のダクト18,1
9が通り、他方(同右側)の奥隅部に1本のダクト19
が通る構成になっている。即ち、他方(同右側)のダク
ト19は主冷蔵室4の奥隅部に配置される発泡スチロー
ル製のダクト断熱材22によって構成され、一方(同左
側)の2本のダクト18,19は、主冷蔵室4の奥隅部
に配置されて途中に仕切部(図示せず)が設けられたダ
クト断熱材23によって構成されている。
4の一方(図6左側)の奥隅部に2本のダクト18,1
9が通り、他方(同右側)の奥隅部に1本のダクト19
が通る構成になっている。即ち、他方(同右側)のダク
ト19は主冷蔵室4の奥隅部に配置される発泡スチロー
ル製のダクト断熱材22によって構成され、一方(同左
側)の2本のダクト18,19は、主冷蔵室4の奥隅部
に配置されて途中に仕切部(図示せず)が設けられたダ
クト断熱材23によって構成されている。
【0018】しかして、この実施例によれば、2つのダ
ンパ13,14を制御することによって、4つの温度帯
を持つ主冷蔵室4、ボトル室7、野菜室8及び氷温室9
の温度を最適状態に維持することができる。
ンパ13,14を制御することによって、4つの温度帯
を持つ主冷蔵室4、ボトル室7、野菜室8及び氷温室9
の温度を最適状態に維持することができる。
【0019】即ち主冷蔵室4内の温度は冷蔵用ダンパ1
4の開閉により制御され、この冷蔵用ダンパ14は、主
冷蔵室4内に設置されたセンサ(図示せず)からの信号
によって開閉され、その温度は例えば約3℃にコントロ
ールされる。氷温室9の温度は氷温用ダンパ13の開閉
により制御され、この氷温用ダンパ13は、氷温室9内
に設置されたセンサ(図示せず)からの信号によって開
閉され、その温度は例えば約−1℃にコントロールされ
る。つまり主冷蔵室4と氷温室9とは、各々のダンパ1
3,14の開閉を制御する主制御の室となる。
4の開閉により制御され、この冷蔵用ダンパ14は、主
冷蔵室4内に設置されたセンサ(図示せず)からの信号
によって開閉され、その温度は例えば約3℃にコントロ
ールされる。氷温室9の温度は氷温用ダンパ13の開閉
により制御され、この氷温用ダンパ13は、氷温室9内
に設置されたセンサ(図示せず)からの信号によって開
閉され、その温度は例えば約−1℃にコントロールされ
る。つまり主冷蔵室4と氷温室9とは、各々のダンパ1
3,14の開閉を制御する主制御の室となる。
【0020】従属する室は、冷気の配分量により、主体
となる室に対してある一定の温度差を持つようにバラン
スされて所定の温度が確保される。例えば、野菜室8は
狙いとする温度が6〜7℃であり、主冷蔵室4との間に
は温度差があるので、主冷蔵室4への従属で十分にコン
トロールすることができる。これに対して、ボトル室7
の狙いとする温度は一般に野菜室8よりも低く、例えば
4〜5℃であるので、主冷蔵室4との間にはあまり温度
差がない。
となる室に対してある一定の温度差を持つようにバラン
スされて所定の温度が確保される。例えば、野菜室8は
狙いとする温度が6〜7℃であり、主冷蔵室4との間に
は温度差があるので、主冷蔵室4への従属で十分にコン
トロールすることができる。これに対して、ボトル室7
の狙いとする温度は一般に野菜室8よりも低く、例えば
4〜5℃であるので、主冷蔵室4との間にはあまり温度
差がない。
【0021】仮に、温度帯の接近する主冷蔵室4の温度
にボトル室7の温度を従属させると、例えば、高外気温
であって主冷蔵室4内に多量の食品負荷が貯蔵されてい
るような場合に、一旦、冷蔵室用ダンパ14を閉じる
と、主冷蔵室4には多量の貯蔵食品があるので熱貫性が
大きく、これによりダンパ14の開温度までの時間が延
びるので、ボトル室7になかなか冷気が回らなくなり、
ボトル室7の適正温度の確保が難しくなる。
にボトル室7の温度を従属させると、例えば、高外気温
であって主冷蔵室4内に多量の食品負荷が貯蔵されてい
るような場合に、一旦、冷蔵室用ダンパ14を閉じる
と、主冷蔵室4には多量の貯蔵食品があるので熱貫性が
大きく、これによりダンパ14の開温度までの時間が延
びるので、ボトル室7になかなか冷気が回らなくなり、
ボトル室7の適正温度の確保が難しくなる。
【0022】このようなことから、温度帯の極めて接近
する主冷蔵室4の温度にボトル室7の温度を従属させる
ことは好ましくなく、この実施例では、ボトル室7の温
度を氷温用ダンパ13を介して氷温室9の温度に従属さ
せている。氷温室9に従属させた場合には、氷温室9は
主冷蔵室4よりも設定温度が低いので、上記したような
条件下でもダンパ13の開時間が多くとれて、ボトル室
7の所望の温度を容易に確保することができる。
する主冷蔵室4の温度にボトル室7の温度を従属させる
ことは好ましくなく、この実施例では、ボトル室7の温
度を氷温用ダンパ13を介して氷温室9の温度に従属さ
せている。氷温室9に従属させた場合には、氷温室9は
主冷蔵室4よりも設定温度が低いので、上記したような
条件下でもダンパ13の開時間が多くとれて、ボトル室
7の所望の温度を容易に確保することができる。
【0023】また本実施例に斯る冷蔵庫では、冷凍室3
内における冷却器室11の側方に、それと横並びに、自
動製氷機22が設置されている。以下、自動製氷機22
の設置構造について図2乃至図5を参照して説明する。
内における冷却器室11の側方に、それと横並びに、自
動製氷機22が設置されている。以下、自動製氷機22
の設置構造について図2乃至図5を参照して説明する。
【0024】自動製氷機22は、図1に示すように、製
氷皿23と、製氷皿23の一端側を保持してこれを回転
させる回転機構24と、製氷皿23の他端側を支持する
支持具25と、支持具25の上方及び製氷皿23の前方
を包囲するカバー26とから構成されている。また支持
具25とカバー26とで、図2に示すように、製氷皿2
3に向けて冷気を導くための製氷ダクト27が形成さ
れ、更に支持具25の内壁には、製氷皿23に向けて開
口する冷気吐出口25aが設けられている。
氷皿23と、製氷皿23の一端側を保持してこれを回転
させる回転機構24と、製氷皿23の他端側を支持する
支持具25と、支持具25の上方及び製氷皿23の前方
を包囲するカバー26とから構成されている。また支持
具25とカバー26とで、図2に示すように、製氷皿2
3に向けて冷気を導くための製氷ダクト27が形成さ
れ、更に支持具25の内壁には、製氷皿23に向けて開
口する冷気吐出口25aが設けられている。
【0025】これにより、ファン12の回転によって強
制的に循環される冷気は、製氷ダクト27を通過して、
冷気吐出口25aから製氷皿23の上方に導入され、こ
れによって製氷皿23内に供給される水を冷却して氷を
作るようなされている。
制的に循環される冷気は、製氷ダクト27を通過して、
冷気吐出口25aから製氷皿23の上方に導入され、こ
れによって製氷皿23内に供給される水を冷却して氷を
作るようなされている。
【0026】ここに、製氷皿23の長手方向の一端部に
は、図2に示すように、凹所を有する軸受23aが設け
られており、この軸受23aには、回転機構24から冷
蔵庫の幅方向に延びる回転軸24aが回転力を伝達自在
に嵌め込まれている。また製氷皿23の長手方向の他端
部には、冷蔵庫の幅方向に延びる回転軸23bが設けら
れており、この回転軸23bは支持具25により支持さ
れている。そして製氷皿23は、回転機構24の回転動
作に伴って、回転軸24aの回りを回転するよう構成さ
れている。
は、図2に示すように、凹所を有する軸受23aが設け
られており、この軸受23aには、回転機構24から冷
蔵庫の幅方向に延びる回転軸24aが回転力を伝達自在
に嵌め込まれている。また製氷皿23の長手方向の他端
部には、冷蔵庫の幅方向に延びる回転軸23bが設けら
れており、この回転軸23bは支持具25により支持さ
れている。そして製氷皿23は、回転機構24の回転動
作に伴って、回転軸24aの回りを回転するよう構成さ
れている。
【0027】このように、冷凍室3の背面部の片側に冷
却器室11を配置すると共に、背面部の残りの片側に、
冷凍室3の幅方向に延びる回転軸24aにて回転される
製氷皿23を有する自動製氷機22を配置することによ
り、図3及び図4に示すように、この自動製氷機22の
前方、即ち冷凍室3の自動製氷機22側の前部Aに、例
えば棚28等を配置すれば、その上を食品貯蔵用に使用
することができると共に、自動製氷機22の目隠しにも
なり、食品貯蔵空間の拡大と、間口の最大限の利用を図
ることができる。
却器室11を配置すると共に、背面部の残りの片側に、
冷凍室3の幅方向に延びる回転軸24aにて回転される
製氷皿23を有する自動製氷機22を配置することによ
り、図3及び図4に示すように、この自動製氷機22の
前方、即ち冷凍室3の自動製氷機22側の前部Aに、例
えば棚28等を配置すれば、その上を食品貯蔵用に使用
することができると共に、自動製氷機22の目隠しにも
なり、食品貯蔵空間の拡大と、間口の最大限の利用を図
ることができる。
【0028】またこの実施例によれば、自動製氷機22
の製氷皿23を、ファン12からの冷気の導入方向と同
列に設置しているので、製氷ダクト27への冷気の導入
を極めてスムーズに行うことができる。
の製氷皿23を、ファン12からの冷気の導入方向と同
列に設置しているので、製氷ダクト27への冷気の導入
を極めてスムーズに行うことができる。
【0029】更に、図5に示すように、自動製氷機22
の製氷皿23の下方には、冷凍室3の奥行き方向に引出
し可能に貯氷容器29が設けられ、この貯氷容器29の
背面29aには除々に下方に傾斜するテーパが設けられ
ている。なお35は製氷皿22内に水を自動的に供給す
るための給水パイプである。
の製氷皿23の下方には、冷凍室3の奥行き方向に引出
し可能に貯氷容器29が設けられ、この貯氷容器29の
背面29aには除々に下方に傾斜するテーパが設けられ
ている。なお35は製氷皿22内に水を自動的に供給す
るための給水パイプである。
【0030】しかして、本実施例に斯る冷蔵庫では、貯
氷容器29内に突出してここに貯蔵された氷の量を検知
する貯氷量検氷レバー30が設けられ、この検氷レバー
30は、図1に示すように構成されて、冷凍室3の幅方
向に延出している。
氷容器29内に突出してここに貯蔵された氷の量を検知
する貯氷量検氷レバー30が設けられ、この検氷レバー
30は、図1に示すように構成されて、冷凍室3の幅方
向に延出している。
【0031】即ち、この検氷レバー30は、回転機構2
4の側面に突出する支軸31に対して、図1の矢印イ方
向に揺動自在に支承されており、この検氷レバー30の
先端には枢軸33を介して検氷部32が該枢軸33回り
を図1の矢印ロ方向に回転自在に連結されている。同図
は、検氷レバー30が最も降下した状態を示し、通常
は、貯氷容器29の出し入れには触れないように、検氷
レバー30は製氷皿23に対してほぼ横並びに位置して
いる。なお、その先端の検氷部32は検氷時に貯氷容器
29内に突出するよう構成されている。
4の側面に突出する支軸31に対して、図1の矢印イ方
向に揺動自在に支承されており、この検氷レバー30の
先端には枢軸33を介して検氷部32が該枢軸33回り
を図1の矢印ロ方向に回転自在に連結されている。同図
は、検氷レバー30が最も降下した状態を示し、通常
は、貯氷容器29の出し入れには触れないように、検氷
レバー30は製氷皿23に対してほぼ横並びに位置して
いる。なお、その先端の検氷部32は検氷時に貯氷容器
29内に突出するよう構成されている。
【0032】検氷レバー30と検氷部32との間には、
コイルばね34が介装され、このコイルばね34は通常
時に検氷部32を垂直方向に保持し、例えば貯氷容器2
9を冷凍室3からその奥行き方向に沿って引き出す際
に、図5に示すように、検氷部32に貯氷容器29が当
たれば、コイルばね34のばね力に抗して、検氷部32
は回転するよう構成されている。
コイルばね34が介装され、このコイルばね34は通常
時に検氷部32を垂直方向に保持し、例えば貯氷容器2
9を冷凍室3からその奥行き方向に沿って引き出す際
に、図5に示すように、検氷部32に貯氷容器29が当
たれば、コイルばね34のばね力に抗して、検氷部32
は回転するよう構成されている。
【0033】この場合、検氷レバー30はその揺動範囲
が規制されており、検氷時に貯氷容器29内に突出する
ことはなく、検氷レバー30自体が貯氷容器29に当た
ることはないよう構成されている。尚、貯氷容器29を
冷凍室3に押し込む際に、もしそれが検氷部32に当た
れば、コイルばね34のばね力に抗して、検氷部32は
同じく回転するよう構成されている。
が規制されており、検氷時に貯氷容器29内に突出する
ことはなく、検氷レバー30自体が貯氷容器29に当た
ることはないよう構成されている。尚、貯氷容器29を
冷凍室3に押し込む際に、もしそれが検氷部32に当た
れば、コイルばね34のばね力に抗して、検氷部32は
同じく回転するよう構成されている。
【0034】このように構成すれば、検氷レバー30を
下方に回転させることにより、その先端に連結された検
氷部32の下端が、貯氷容器29内に位置して、そこに
貯蔵された氷の量を検知すると共に、仮にこの状態で、
貯氷容器29を冷凍室3の奥行き方向に引き出したり、
押し込んだりしたとしても、検氷部32が貯氷容器29
に当たれば、検氷部32はその方向に共に回転するの
で、検氷部32や検氷レバー30が損傷することはな
く、損傷によるトラブルを確実に防止することができ
る、などの効果を奏する。
下方に回転させることにより、その先端に連結された検
氷部32の下端が、貯氷容器29内に位置して、そこに
貯蔵された氷の量を検知すると共に、仮にこの状態で、
貯氷容器29を冷凍室3の奥行き方向に引き出したり、
押し込んだりしたとしても、検氷部32が貯氷容器29
に当たれば、検氷部32はその方向に共に回転するの
で、検氷部32や検氷レバー30が損傷することはな
く、損傷によるトラブルを確実に防止することができ
る、などの効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、自動製氷機の製氷皿の前方、即ち冷凍室の自
動製氷機側の前部に、例えば棚などを配置することによ
り、その上を食品貯蔵室として使用することができるの
で、貯蔵空間の拡大と、冷凍室の間口の最大限の利用を
図ることができる。また幅方向に延びる製氷ダクトを介
してファンからの冷気を導入することができるので、製
氷皿上部への冷気の導入をスムーズに行うことができ
る。更に、検氷レバーを下方に回転させた状態で、貯氷
容器を冷蔵庫の前方に引き出したり、冷蔵庫内に押し込
んだりしたとしても、貯氷容器に検氷部が当たれば、そ
の検氷部は同じ方向に回転するので、これが損傷したり
することはなく、そのトラブルを確実に防止することが
できる。
によれば、自動製氷機の製氷皿の前方、即ち冷凍室の自
動製氷機側の前部に、例えば棚などを配置することによ
り、その上を食品貯蔵室として使用することができるの
で、貯蔵空間の拡大と、冷凍室の間口の最大限の利用を
図ることができる。また幅方向に延びる製氷ダクトを介
してファンからの冷気を導入することができるので、製
氷皿上部への冷気の導入をスムーズに行うことができ
る。更に、検氷レバーを下方に回転させた状態で、貯氷
容器を冷蔵庫の前方に引き出したり、冷蔵庫内に押し込
んだりしたとしても、貯氷容器に検氷部が当たれば、そ
の検氷部は同じ方向に回転するので、これが損傷したり
することはなく、そのトラブルを確実に防止することが
できる。
【図1】本発明による一実施例の検氷レバー及びその周
辺部を示す斜視図である。
辺部を示す斜視図である。
【図2】同じく、冷却器室と自動製氷機とを示す斜視図
である。
である。
【図3】同じく、自動製氷機の拡大縦断面図である。
【図4】同じく、冷凍室の横断面図である。
【図5】同じく、冷凍室の自動製氷機側の縦断面図であ
る。
る。
【図6】同じく、冷蔵庫の冷気の流れの状態を示す全体
概略図である。
概略図である。
【図7】同じく、全体斜視図である。
3 冷凍室 10 冷却器 11 冷却器室 12 ファン 22 自動製氷機 23 製氷皿 24 回転機構 24a 回転軸 25 支持具 25a 冷気吐出口 27 製氷ダクト 29 貯氷容器 30 検氷レバー 32 検氷部 34 コイルばね
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 5/18 F25C 1/10
Claims (1)
- 【請求項1】 冷却器とファンとを内部に備える冷却器
室を冷凍室の背面部の片側に設けると共に、冷凍室の背
面部の残りの片側に該冷凍室の幅方向に延びる回転軸に
て回転させる製氷皿を有する自動製氷機を設け、この自
動製氷機の製氷皿の下方に前記冷凍室の奥行き方向に出
し入れ可能に貯氷容器を設け、前記冷凍室の幅方向に延
びると共に前記貯氷容器内に突出可能な検氷レバーを設
け、この検氷レバーの先端に前記貯氷容器の出し入れ方
向に回動自在な検氷部を設けたことを特徴とする自動製
氷機付き冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32637891A JP3162768B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 自動製氷機付き冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32637891A JP3162768B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 自動製氷機付き冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133656A JPH05133656A (ja) | 1993-05-28 |
JP3162768B2 true JP3162768B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18187137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32637891A Expired - Fee Related JP3162768B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 自動製氷機付き冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162768B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2667349B2 (ja) * | 1993-03-12 | 1997-10-27 | 松下冷機株式会社 | 製氷機 |
KR101335894B1 (ko) | 2007-01-22 | 2013-12-02 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 |
JP5193765B2 (ja) * | 2008-09-12 | 2013-05-08 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2011064374A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Sharp Corp | 冷凍冷蔵庫の製氷装置 |
JP2011094811A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Nidec Sankyo Corp | 製氷装置 |
CN102261780B (zh) * | 2011-05-09 | 2013-07-03 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 一种自动制冰机及具有该自动制冰机的冰箱 |
JP5414755B2 (ja) * | 2011-08-31 | 2014-02-12 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP32637891A patent/JP3162768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133656A (ja) | 1993-05-28 |
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Legal Events
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