JP3162691U - 椅子用シート - Google Patents
椅子用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP3162691U JP3162691U JP2010004461U JP2010004461U JP3162691U JP 3162691 U JP3162691 U JP 3162691U JP 2010004461 U JP2010004461 U JP 2010004461U JP 2010004461 U JP2010004461 U JP 2010004461U JP 3162691 U JP3162691 U JP 3162691U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- chair
- surface layer
- leather
- elastic yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【課題】高級感が得られ、しかも良好な復元性を確保できる椅子の座部に用いられるシートを提供する。【解決手段】椅子1の座部2に張設されるシート5は、ポリウレタンレザー等の皮調素材からなる表層と、変形復元性を有するポリエステル系の弾性糸入りの編物あるいは織物からなる裏層が積層されてなる複合層で構成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、椅子の座部に用いられる椅子用シートに関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、立体構造を有する布が存在する。
上記特許文献1に開示されている立体構造の布は、換気能力に優れており、蒸れ感が生じにくいものであるが、このような立体構造の布を椅子の座部に用いると、高級感に乏しく、また、人が座って変形した場合の復元性に乏しいという問題点があった。
本考案は、高級感が得られ、しかも変形した場合の復元性が良好な椅子用シートの提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本考案は、椅子の座部に用いられるシートであって、該シートは、皮調素材からなる表層と、変形復元性を有する素材からなる裏層が積層されてなる複合層で構成されていることを要旨とする。
本考案は、椅子の座部に用いられるシートであって、該シートは、皮調素材からなる表層と、変形復元性を有する素材からなる裏層が積層されてなる複合層で構成されていることを要旨とする。
本考案の椅子用シートは、表層が皮調素材からなるため、高級感が得られるものとなり、また、裏層は変形復元性を有する素材で形成されているため、人が椅子の座部に着座した後に立ち上がった時等に、良好に元の形状に復元して、美感のある椅子の座部形状を維持できるものとなる。
また、本考案の椅子用シートにおいて、前記表層が、合成皮革あるいは人工皮革であるものとすることもできる。
こうすれば、合成皮革あるいは人工皮革の表層により、良好な高級感が得られるものとなる。
こうすれば、合成皮革あるいは人工皮革の表層により、良好な高級感が得られるものとなる。
また、本考案の椅子用シートにおいて、前記表層が、不織布であるものとすることもできる。
こうすれば、皮調の不織布の表層により、良好な高級感が得られるものとなる。
こうすれば、皮調の不織布の表層により、良好な高級感が得られるものとなる。
また、本考案の椅子用シートにおいて、前記表層にプリント加工あるいはエンボス加工が施されているものとすることもできる。
こうすれば、表層のプリント加工による柄あるいはエンボス加工による模様等により、より高級感が得られるものとなる。
こうすれば、表層のプリント加工による柄あるいはエンボス加工による模様等により、より高級感が得られるものとなる。
また、本考案の椅子用シートにおいて、前記表層が天然皮革であるものとすることもできる。
こうすれば、天然皮革の表層により、良好な高級感が得られるものとなる。
こうすれば、天然皮革の表層により、良好な高級感が得られるものとなる。
また、本考案の椅子用シートにおいて、前記裏層が、弾性糸入りの編物あるいは織物であるものとすることもできる。
こうすれば、弾性糸の復元力により、椅子の座部に着座してシートが変形しても、人が立ち上がった時には良好に元の形状に復元されるため、椅子の美感が良好に維持されるものとなる。
こうすれば、弾性糸の復元力により、椅子の座部に着座してシートが変形しても、人が立ち上がった時には良好に元の形状に復元されるため、椅子の美感が良好に維持されるものとなる。
次に、本考案を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、椅子の一例を示す斜視構成図であり、椅子1は、人が着座する座部2の後部に背もたれ部3が立設されており、座部2に脚部4,4,4,4が垂設されている。
この椅子1の座部2にはシート5が張着されており、このシート5によりクッション性が付与されている。
図1は、椅子の一例を示す斜視構成図であり、椅子1は、人が着座する座部2の後部に背もたれ部3が立設されており、座部2に脚部4,4,4,4が垂設されている。
この椅子1の座部2にはシート5が張着されており、このシート5によりクッション性が付与されている。
シート5は、図2の拡大断面図で示すような断面構造となっており、表層6は、例えば合成皮革であるポリウレタンレザーで構成されており、裏層7は、例えばポリエステル製の編物7で構成されている。
この編物7のウェル(縦方向の糸)あるいはコース(横方向の糸)の一部には、例えばエンジニアプラスチック等の弾性糸が使用されている。例えば、編物7の1インチの範囲内に何本かの弾性糸が用いられて、編物7全体に変形復元性が付与されている。
この編物7のウェル(縦方向の糸)あるいはコース(横方向の糸)の一部には、例えばエンジニアプラスチック等の弾性糸が使用されている。例えば、編物7の1インチの範囲内に何本かの弾性糸が用いられて、編物7全体に変形復元性が付与されている。
この表層6を構成する合成皮革と、裏層7を構成する編物は、積層一体化されているが、合成皮革6と編物7が加熱接着により接着されたものであっても良く、また、接着剤により接着一体化されたものであっても良く、さらには、合成皮革6と編物7が縫製により一体化されて積層されたものであっても良い。
なお、合成皮革6の表面に、プリント加工あるいはエンボス加工(シボ加工)により柄や模様等を形成させておくこともでき、特に、本革調の模様等を合成皮革6の表面に形成させておくことができる。
なお、合成皮革6の表面に、プリント加工あるいはエンボス加工(シボ加工)により柄や模様等を形成させておくこともでき、特に、本革調の模様等を合成皮革6の表面に形成させておくことができる。
このように表層6が合成皮革であるため高級感が得られ、しかも裏層7は弾性糸入りの編物で構成されているため、座部2上に人が着座して座部2上に張着されているシート5が変形しても、人が座部2から離れた時には、良好に編物7が弾性糸の弾力性で元の状態に復元し、シート5が、中央部が上方へ膨出した元の形状に復元され、椅子1の美感が良好に維持されるものとなる。
なお、図2における合成皮革6に代えて、塩化ビニールレザーである人工皮革で構成することもでき、また、裏層7は、ポリエステル系の弾性糸入りの織物で構成することもできる。
さらには、表層6に天然皮革(本革)を用いて構成することもでき、本革の裏側に、裏層7としてポリエステル系の弾性糸入りの編物あるいは織物を積層させた構造とすることもできる。
さらには、表層6は、皮調の不織布で、不織布にウレタン含浸をした人工皮革を用いて構成しても良く、裏層7は、ポリエステル系の弾性糸入りの編物あるいは織物で構成することもできる。
さらには、表層6に天然皮革(本革)を用いて構成することもでき、本革の裏側に、裏層7としてポリエステル系の弾性糸入りの編物あるいは織物を積層させた構造とすることもできる。
さらには、表層6は、皮調の不織布で、不織布にウレタン含浸をした人工皮革を用いて構成しても良く、裏層7は、ポリエステル系の弾性糸入りの編物あるいは織物で構成することもできる。
このようにシート5の表層6はポリウレタンレザー,塩化ビニールレザー,皮調の不織布あるいは本革等で構成し、さらには表面にプリント加工あるいはエンボス加工を施すことにより、シート5の表層6は高級感を呈するものとなり、椅子1の座部2にシート5が張着されることにより椅子1全体を高級仕様とすることができる。
しかも、シート5の裏層7は、弾性糸入りの変形復元性が付与された編物,織物で構成することで、着座状態から人が立った時に、良好に座部2上のシート5が元の形状に復元して、椅子1の美感を良好に維持できるものとなる。
しかも、シート5の裏層7は、弾性糸入りの変形復元性が付与された編物,織物で構成することで、着座状態から人が立った時に、良好に座部2上のシート5が元の形状に復元して、椅子1の美感を良好に維持できるものとなる。
なお、このような構造のシート5は、図1のような形状の椅子1の座部2に張着される他、ソファ等の形態をなす椅子にも良好に使用することができ、外観上の高級感と良好な変形復元性が得られるものとなる。
なお、本例では、ポリエステル系の弾性糸を用いて変形復元性を確保したものを例示しているが、弾性復元性が良好なナイロン繊維を用いた編物あるいは織物で裏層7を構成しても同様な効果を得ることができるものである。
1 椅子
2 座部
5 シート
6 表層(合成皮革)
7 裏層(編物)
2 座部
5 シート
6 表層(合成皮革)
7 裏層(編物)
Claims (6)
- 椅子の座部に用いられるシートであって、
該シートは、皮調素材からなる表層と、変形復元性を有する素材からなる裏層が積層されてなる複合層で構成されていることを特徴とする椅子用シート。 - 前記表層が、合成皮革あるいは人工皮革であることを特徴とする請求項1に記載の椅子用シート。
- 前記表層が、不織布であることを特徴とする請求項1に記載の椅子用シート。
- 前記表層にプリント加工あるいはエンボス加工が施されていることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の椅子用シート。
- 前記表層が天然皮革であることを特徴とする請求項1に記載の椅子用シート。
- 前記裏層が、弾性糸入りの編物あるいは織物であることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5に記載の椅子用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004461U JP3162691U (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 椅子用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004461U JP3162691U (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 椅子用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3162691U true JP3162691U (ja) | 2010-09-09 |
Family
ID=54865485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010004461U Expired - Lifetime JP3162691U (ja) | 2010-07-01 | 2010-07-01 | 椅子用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162691U (ja) |
-
2010
- 2010-07-01 JP JP2010004461U patent/JP3162691U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4398426B2 (ja) | 立体構造経編地 | |
JP4789342B2 (ja) | クッション材、シート及びパイル糸の植毛方法 | |
JP2016141297A (ja) | シートカバー用表皮材及びシートカバー並びに車両用シート | |
MX2013010814A (es) | Elemento de acojinamiento y estructura de asiento. | |
JP2015221112A (ja) | 椅子 | |
JP4450374B2 (ja) | 椅子 | |
JP2009532191A (ja) | 座り又は横たわり家具用の片持ち上張り | |
JP3162691U (ja) | 椅子用シート | |
CN204431876U (zh) | 组合沙发布 | |
CN201189012Y (zh) | 沙发折叠弹簧垫 | |
JP2007084965A (ja) | 凹凸を有する立体編物及びその製造方法 | |
JP4544520B2 (ja) | 体圧分散型クッション布帛とクッション体 | |
JP5051488B2 (ja) | 吸音布帛と吸音面材 | |
JP3217340U (ja) | 車椅子用クッション材 | |
US11389024B2 (en) | Cushioned bath mat | |
JP2013099470A (ja) | 椅子張り用布帛 | |
JP2002238694A (ja) | 鉄道車両又は航空機用シート | |
KR20110091631A (ko) | 앉음부가 이격된 방석 | |
US20200047457A1 (en) | Multi-Layer Woven Fabric Article | |
KR200455459Y1 (ko) | 하절기용 매트 | |
JP2003342859A (ja) | 立体編物及びシート構造 | |
JP4381797B2 (ja) | クッション材用立体編物 | |
JP2006188773A (ja) | 合成皮革及び立体編物 | |
JP6098388B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2022178089A (ja) | 座席用表皮材、座席用表皮材の製造方法、及び座席用表皮材の製造に使用するエンボス加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3162691 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |