JP3162577B2 - 基板姿勢転換装置及び基板受渡し装置並びにそれを用いた基板湿式処理装置 - Google Patents

基板姿勢転換装置及び基板受渡し装置並びにそれを用いた基板湿式処理装置

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JP3162577B2
JP3162577B2 JP15513094A JP15513094A JP3162577B2 JP 3162577 B2 JP3162577 B2 JP 3162577B2 JP 15513094 A JP15513094 A JP 15513094A JP 15513094 A JP15513094 A JP 15513094A JP 3162577 B2 JP3162577 B2 JP 3162577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示器用ガラス基
板やマスク、レチクル等の矩形基板、半導体ウエハ等
(以下これらを「基板」という)の姿勢を、水平状態と
起立状態との間で転換する基板姿勢転換装置と、その基
板姿勢転換装置を含む基板受渡し装置と、その基板受渡
し装置を用いた基板湿式処理装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】起立状態の基板に対して所定の処理を行
なう装置として、従来、例えば、特開昭60−110194号公
報に示すような装置(基板の洗浄処理を行なう洗浄装
置)が提案されている。この装置は、ケースに水平状態
に収納された基板(レチクル)を取り出し、起立状態に
姿勢転換してアーム機構に引渡し、アーム機構が起立状
態の基板を各処理槽(洗浄槽、リンス槽、蒸気乾燥槽)
に順次挿入して、基板の洗浄・乾燥等の処理を行なった
後、水平状態に姿勢転換して前記ケースに収納する構成
である。
【0003】この装置の姿勢転換(水平状態から起立状
態への姿勢転換と起立状態から水平状態への姿勢転換)
は、1台の基板姿勢転換装置により行なわれる。この基
板姿勢転換装置は、保持板に基板を真空吸着して、保持
板を90°回転させることにより、基板の姿勢を水平状
態と起立状態との間で転換するように構成されている。
また、保持板は複数個のバネにより台座板に支承されて
おり、水平状態の基板を受け渡す際や、起立状態の基板
をアーム機構に受け渡す際の衝撃等を緩衝するように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。まず、従来装置に備えられた基板姿勢転換装置で
は、基板を保持板に真空吸着する必要があるが、基板を
真空吸着して保持すると基板を汚す等の不都合がある。
【0005】また、従来の基板姿勢転換装置では、基板
の受渡し時の衝撃を緩衝するためのバネを備えているの
で構成が複雑になるし、バネによる緩衝を必要とするよ
うな基板の受渡しを行なっている従来装置の構成では基
板に損傷を与え易いという問題がある。
【0006】さらに、従来の基板姿勢転換装置では、基
板の裏面側を覆うように保持板があるので、起立状態の
基板を基板姿勢転換装置とアーム機構との間で受け渡す
のが難しく、そのため、従来例では、アーム機構の構成
が複雑となっている。
【0007】また、この種の洗浄装置のような基板湿式
処理装置においては、処理槽で基板を洗浄する際、基板
の下側の端辺を傾けて(基板の角部が下端になるよう
に)起立状態で洗浄すると、洗浄液の液切れが良くなる
ことが知られている。しかし、従来の基板姿勢転換装置
では、基板の端辺が下端になるように姿勢転換し、起立
状態の基板を受け取ったアーム機構で基板の端辺を傾け
るように構成しており、基板の端辺を傾けて起立状態で
基板の洗浄処理を行なうための構成が複雑となるという
問題もある。
【0008】さらに、従来装置では、洗浄前の基板の姿
勢転換と洗浄後の姿勢転換とを同じ基板姿勢転換装置で
行ない、また、ケースと基板姿勢転換装置との間の洗浄
前の基板の搬送と、基板姿勢転換装置とケースとの間の
洗浄後の基板の搬送とを同じ搬送装置で行なっているの
で、洗浄前の基板の汚れが基板姿勢転換装置や搬送装置
等を介して洗浄後の基板に付着することになり、基板を
再汚染させるという問題もある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、以下のようなことを目的とする。すな
わち、本発明の目的は、基板を真空吸着せず、基板の受
渡し時に基板に損傷を与え難くした基板姿勢転換装置を
提供することにある。
【0010】また、本発明の別の目的は、上記目的に加
えて、起立状態の矩形基板の角部を下端とした、矩形基
板の受渡しを容易に行なうことができる基板姿勢転換装
置を提供することにある。
【0011】また、本発明の別の目的は、起立状態の矩
形基板の角部を下端とした、矩形基板の受渡しを簡単な
構成で行なうことができる基板受渡し装置を提供するこ
とにある。
【0012】さらに、本発明の別の目的は、上記目的に
加えて、装置をコンパクトに構成することができる基板
受渡し装置を提供することにある。
【0013】さらに、本発明の別の目的は、起立状態の
矩形基板の角部を下端とした矩形基板に対する湿式洗浄
処理を簡単な構成で行なうとともに、処理前の基板の汚
れを処理後の基板に付着させない、基板受渡し装置を用
いた基板湿式処理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板が略水平である状態
(以下「水平状態」という)と前記基板が略垂直である
状態(以下「起立状態」という)との間で前記基板の姿
勢を転換する基板姿勢転換装置であって、回動軸と、前
記回動軸を正逆方向に回転させる回転駆動手段と、前記
回動軸に固設され、前記回動軸の回転によって前記基板
の回動軸側端部を下方から支持しながら、水平状態と起
立状態との間で前記基板の姿勢を転換させる第1支持手
段と、前記回動軸に回転自在に取り付けられ、前記基板
の所定の部位を下方から支持する第2支持手段と、前記
回動軸に回転自在に取り付けられ、前記基板の回動軸側
端部を上方から支持する第3支持手段と、前記第1支持
手段の回転に連動して、前記回動軸回りで前記第2支持
手段を回転させる第1連動手段と、前記第1支持手段の
回転に連動して、前記回動軸回りで前記第3支持手段を
回転させる第2連動手段と、前記水平状態と前記起立状
態との間の第1の傾斜状態で前記基板を支持する位置
と、前記起立状態で前記基板を支持する位置との間にお
いて前記第2支持手段の前記第1支持手段に対する連動
回転を規制する第1回転規制手段と、前記水平状態と前
記起立状態との間の第2の傾斜状態で前記基板を支持す
る位置と、前記水平状態で前記基板を支持する位置との
間において前記第3支持手段の前記第1支持手段に対す
る連動回転を規制する第2回転規制手段とを備え、前記
第2の傾斜状態と水平状態との成す角度が、前記第1の
傾斜状態と水平状態との成す角度よりも低いことを特徴
とするものである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の基板姿勢転換装置において、前記基板を水
平状態に支持する水平支持手段を備え、前記第1支持手
段は、前記水平支持手段に支持された基板よりも下方位
置と、前記起立状態で基板を支持する位置との間で回転
し、その回転中に、前記水平支持手段との間で基板の受
渡しを行なうように構成し、前記第2支持手段は、前記
下方位置に位置したときの第1支持手段よりもさらに
方位置と、前記第1の傾斜状態で基板を支持する位置と
の間で回転し、その回転中に、前記水平支持手段との間
で基板の受渡しを行なうように構成したものである。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または請求項2のいずれかに記載の基板姿勢転換装
置において、前記基板は矩形の基板であり、前記第1支
持手段と前記第3支持手段とは、前記矩形基板の前記回
動軸側に位置する角部付近を下方と上方とから支持して
前記矩形基板の姿勢転換を行なうように構成したもので
ある。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載の基板姿勢転換装置と、前記水平状態で前記
矩形基板を搬送するとともに、前記水平状態で前記矩形
基板を前記基板姿勢転換装置に受け渡す水平搬送装置
と、前記起立状態で前記矩形基板を搬送するとともに、
前記起立状態で前記矩形基板を前記基板姿勢転換装置に
受け渡す起立搬送装置と、からなる基板受渡し装置にお
いて、前記水平搬送装置は、前記矩形基板の端辺を前記
基板姿勢転換装置の姿勢転換方向に対して傾けた状態で
前記矩形基板を前記基板姿勢転換装置に受け渡すように
構成し、前記起立搬送装置は、前記矩形基板の対向する
一対の角部を挟持した状態で前記矩形基板を前記基板姿
勢転換装置に受け渡すように構成したものである。
【0018】また、請求項5に記載の発明、上記請求項
4に記載の基板受渡し装置において、前記矩形基板を水
平状態で収納するとともに、収納された矩形基板の一辺
に直交する方向に前記矩形基板の挿抜が可能なカセット
を備え、前記水平搬送装置は、前記矩形基板を支持する
支持部を備え、この支持部を進退させて前記カセットか
らの矩形基板の挿抜と前記基板姿勢転換装置との矩形基
板の受渡しを行なうとともに、前記カセットから抜き出
しまたは前記基板姿勢転換装置から受け取り、前記支持
部に支持した矩形基板を水平状態で回転可能に構成し、
前記水平搬送装置は、前記カセットから抜き出し(また
は、前記姿勢転換方向を前記カセットからの矩形基板の
挿抜方向に直交させた基板姿勢転換装置から受け取り)
前記支持部に支持した矩形基板を水平状態で回転させ
て、0°より大きく90°未満の範囲で回転変位させた
後に、前記基板姿勢転換装置へ引き渡し(または、前記
カセットに挿入)できるように、前記カセット、前記水
平搬送装置、前記基板姿勢転換装置を配置したものであ
る。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項4または請求項5に記載の基板受渡し装置を用いた基
板湿式処理装置であって、起立状態の矩形基板に対して
湿式処理を行なう湿式処理部と、処理前の矩形基板をロ
ーダカセットから取り出し、その矩形基板の姿勢を水平
状態から起立状態へ転換するための基板受渡し装置(ロ
ーダ部基板受渡し装置)と、前記湿式処理部による湿式
処理が終了した矩形基板の姿勢を起立状態から水平状態
へ転換し、その矩形基板をアンローダカセットに収納す
る基板受渡し装置(アンローダ部基板受渡し装置)と、
起立状態の処理前の矩形基板を前記ローダ基板受渡し装
置から受け取り、前記湿式処理部を経て、起立状態の処
理済の矩形基板を前記アンローダ基板受渡し装置へ渡す
ための起立搬送装置と、前記ローダ部基板受渡し装置か
ら前記湿式処理部を経て前記アンローダ部基板受渡し装
置に矩形基板を搬送する間に、前記矩形基板の処理面と
その裏面との向きを転換する処理面転換手段と、を備え
たものである。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。水平状態の基板を本装置に受け渡す際には、第3支
持手段は、第2回転規制手段により基板を上方から支持
しない位置(第2の傾斜状態の基板を支持する位置)で
回転が規制されており、第1、第2支持手段と、第3支
持手段とは、回動軸を中心として所定角度開いた状態で
あるので、水平状態の基板を本装置に受け渡す際、第3
支持手段等が邪魔にならない。
【0021】水平状態の基板を受け取り、回転駆動手段
を駆動して回動軸を正方向に回転すると、第1支持手段
は基板の回動軸側端部を下方から支持しながら、基板の
姿勢を起立状態へと転換させ、また、第1連動手段によ
り、第2支持手段は基板の所定の部位を下方から支持し
ながら回転する。そして、この第1、第2支持手段の回
転の途中で、基板が第2の傾斜状態になると、第2回転
規制手段で回転が規制されている第3支持手段が、基板
の回動軸側端部を上方から支持し、第2連動手段によ
り、第3支持手段は第1支持手段に連動して回転するの
で、以後、第1、第3支持手段で基板の回動軸側端部を
下方と上方とから挟み込むように支持するとともに、第
2支持手段で基板の所定の部位を下方から支持しなが
ら、基板の姿勢を起立状態へと転換させていく。
【0022】そして、基板が第1の傾斜状態になったと
き、第1回転規制手段が、第2支持手段の回転を規制
し、以後、第1、第3支持手段で基板の回動軸側端部を
下方と上方とから挟み込むように支持した状態で基板の
姿勢を起立状態へと転換させていく。なお、この第1の
傾斜状態は、基板にかかる重力が略鉛直方向に作用し、
基板の所定の部位を下方から支持するのが不要(第1、
第3支持手段による基板の回動軸側端部の支持のみで基
板の姿勢が転換される)である基板の状態である。すな
わち、基板が、水平状態から、基板にかかる重力が略鉛
直方向に作用する状態までは、基板の回動軸側端部のみ
の支持では基板が倒れることになり、これを防止するた
めに、第2支持手段で基板の下面の所定の部位を下方か
ら支持する。従って、第2支持手段で支持する部位は、
第1支持手段(と第3支持手段)の支持と合わせて、姿
勢転換中の基板の倒れを防止できる位置に設定される。
【0023】姿勢転換が終了すると、基板はその回動軸
側端部が第1、第3支持手段で支持された状態で起立さ
れる。このとき、第2支持手段は基板から離れている。
従って、起立状態の基板は、第2支持手段に干渉される
ことなくその下端部を第1、第3支持手段から抜き差し
するように基板の受渡しを行なうことができる。
【0024】また、上記の状態から基板の姿勢を水平状
態に転換する際には、回転駆動手段を駆動して回動軸を
逆方向に回転すれば、第1支持手段は基板の回動軸側端
部をを下方から支持しながら、基板の姿勢を水平状態へ
と転換させ、また、第2連動手段により、第3支持手段
は基板の回動軸側端部を上方から支持しながら回転す
る。そして、この第1、第3支持手段の回転の途中で、
基板が第1の傾斜状態になると、第1回転規制手段で回
転が規制されている第2支持手段が、基板の所定の部位
を下方から支持し、第1連動手段により、第2支持手段
は第1支持手段に連動して回転するので、以後、第1、
第3支持手段で基板の回動軸側端部を、第2支持手段で
基板の所定の部位を支持しながら、基板の倒れを防止し
て、基板の姿勢を水平状態へと転換させていく。
【0025】そして、基板が第2の傾斜状態になったと
き、第2回転規制手段が、第3支持手段の回転を規制
し、以後、第1、第2支持手段で基板を下方から支持し
ながら基板の姿勢を水平状態へと転換させていく。
【0026】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の基板姿勢転換装置において、水平状態の基板を
水平支持手段で支持する。このとき、第1、第2、第3
支持手段は基板から離れているので、水平状態の基板の
受渡しの際、第1、第2、第3支持手段が邪魔になら
ず、水平状態の基板の受渡しが容易になる。
【0027】また、請求項3に記載の発明は、矩形基板
を処理対象とし、第1、第3支持手段は、矩形基板の回
動軸側に位置する角部付近を下方と上方とから支持して
姿勢転換するので、起立状態の矩形基板は、角部を下端
にして起立される。従って、この状態で矩形基板を搬送
すれば、矩形基板の角部を下端にして(基板の下側の端
辺を傾けて)基板湿式処理装置で処理することができ
る。
【0028】また、請求項4に記載の発明によれば、水
平搬送装置は、矩形基板の端辺を基板姿勢転換装置の姿
勢転換方向に対して傾けた状態で、矩形基板を基板姿勢
転換装置に引き渡す。基板姿勢転換装置は、受け取った
矩形基板の姿勢を起立状態に転換する。このとき、基板
姿勢転換装置は、水平搬送装置から矩形基板の端辺が基
板姿勢転換装置の姿勢転換方向に対して傾いた状態で矩
形基板を受け取ったので、回動軸側に基板の角部が位置
し、起立状態の矩形基板は、その角部を下端として起立
される。そして、起立搬送装置は、角部を下端にして起
立された矩形基板の前記下端の角部に隣接する対向する
一対の角部を挟持して、基板姿勢転換装置から矩形基板
を取り出し搬送する。また、起立状態の矩形基板を起立
搬送装置から基板姿勢転換装置に引渡し、基板姿勢転換
装置で水平状態に姿勢を転換し、水平搬送装置に引き渡
す際は、上述と逆の動作で行なわれる。
【0029】また、請求項5に記載の発明によれば、起
立状態の矩形基板の角部を下端にして、起立搬送装置が
矩形基板を搬送するために、カセットの基板挿抜方向側
に水平搬送装置を配設し、カセットと水平搬送装置の間
の側部に基板姿勢転換装置を配設するので、カセット、
水平搬送装置、基板姿勢転換装置の配設に要する床の占
有面積が小さくなる。
【0030】また、請求項6に記載の発明によれば、例
えば、処理面を上に向けてローダカセットに収納された
処理前の矩形基板が、ローダ部基板受渡し装置の水平搬
送装置を介してローダ部基板受渡し装置の基板姿勢転換
装置に引き渡され、角部が下端になるように起立状態に
起立される。起立搬送装置は、その矩形基板をローダ部
基板受渡し装置の基板姿勢転換装置から受け取り、湿式
処理部に搬入して湿式処理を受け、処理面転換手段で、
矩形基板の処理面とその裏面との向きを転換する。そし
て、湿式処理部から搬出された処理済の矩形基板は、ア
ンローダ部基板受渡し装置の基板姿勢転換装置で、水平
状態に姿勢が転換される。このとき、処理面転換手段
で、矩形基板の処理面とその裏面との向きが転換されて
いるので、水平状態の矩形基板の処理面は上に向いてい
る。そして、アンローダ部基板受渡し装置の水平搬送装
置は、アンローダ部基板受渡し装置の基板姿勢転換装置
から水平状態の矩形基板を受け取り、処理面を上に向け
てアンローダカセットに収納する。
【0031】すなわち、角部を下端にした起立状態の矩
形基板に対して湿式処理を行なうための矩形基板の受渡
しが容易になる。また、処理前の矩形基板の姿勢転換等
の処理と、処理済の矩形基板の姿勢転換等の処理とは、
別個の装置で行なわれるので、それら装置を介して処理
済の矩形基板が汚染されるのが防止される。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の基板姿勢転換装置に係る第一
実施例の構成を示す平面図であり、図2は、第3支持部
材の前端部の図示を省略した第一実施例装置の構成を示
す平面図、図3は、第一実施例装置に水平状態の基板を
支持した状態を示す側面図、図4は、第一実施例装置に
起立状態の基板を支持した状態を示す側面図である。こ
の実施例では、矩形基板の角部が下端になるように姿勢
転換を行なう装置を例に採り説明する。なお、この「矩
形基板」を以下では、単に「基板」という。
【0033】図中、符号1は基台を示し、この基台1に
は、回動軸2を回動自在に支持するための支持台3a、
3bと、後述する第3支持部材のストッパー等が取り付
けられた支持台4とが設けられているとともに、水平状
態の基板Wを支持するための、水平支持手段としての複
数本(図では4本)の支持ピン5…が立設されている。
【0034】支持台3a、3bに回動自在に支持された
回動軸2には、第1支持手段としての第1支持部材6の
基端部が固設され、第2支持手段としての第2支持部材
7の基端部と第3支持手段としての第3支持部材8の中
央部がそれぞれ回動自在に支持されている。
【0035】第1支持部材6は、回動軸2の回転によっ
て、基板Wの回動軸側に位置する角部K3付近を4個の
支持部材6aで下方から支持しながら、水平状態と起立
状態との間で基板Wの姿勢を転換させるためのものであ
る。なお、本実施例では、この第1支持部材6は、図
3、図4に示すように、支持ピン5…に支持された基板
Wの下方位置と、起立状態の基板Wを支持する位置との
間で回転し、その回転中に、基板Wの角部K3付近を支
持ピン5…との間で受渡すように構成されている。この
第1支持部材6の回転は、回動軸2の回転量で制御され
るがこれについては後述する。
【0036】また、第2支持部材7は、第1連動手段と
しての圧縮コイルバネ9により第1支持部材6と連結さ
れ、第1支持部材6の回転に連動して、基板Wの角部K
4(上記角部K3に対向する角部)付近を支持部材7a
で下方から支持しながら、基板Wの姿勢転換を行なう。
また、この第2支持部材7には、突出部材7bが設けら
れており、基板Wの姿勢転換中に、図4に示すように、
突出部材7bが支持台3aの側壁に当接することによ
り、水平状態と起立状態との間の第1の傾斜状態で基板
Wを支持する位置と、起立状態で基板Wを支持する位置
との間において、第2支持部材7の第1支持部材1に対
する連動回転が規制される。なお、突出部材7bと支持
台3aとからなるストッパー機構は、本発明における第
1回転規制手段に相当する。また、本実施例では、支持
部材7aで支持する基板Wの角部K4付近が、本発明に
おいて第2支持手段により支持される基板の所定の部位
に相当する。
【0037】また、第3支持部材8は、第1支持部材6
の回転の際、第1支持部材6に押されながら、第1支持
部材6に連動して、基板Wの回動軸側に位置する角部K
3付近を支持部材8aで上方から支持しながら基板Wの
姿勢転換を行なう。また、第3支持部材8の後端部と支
持台4とは圧縮コイルバネ10で連結され、第3支持部
材8の支持部材8aは、第1支持部材6の支持部材6a
側に付勢されている。このように付勢される結果、基板
Wの姿勢転換中、第1支持部材6の支持部材6aと第3
支持部材8の支持部材8aとは、基板Wの角部K3付近
を下方と上方とから挟み込むように支持するとともに、
図4に示すように、起立状態の基板Wを支持する際、第
3支持部材8が、第1支持部材6と反対側に倒れるのを
防止している。また、支持台4には、突出部材4aが設
けられており、基板Wの姿勢転換中に、図3に示すよう
に、第3支持部材8の後端部が支持台4の突出部材4a
に当接することにより、水平状態と起立状態との間の第
2の傾斜状態で基板Wを支持する位置と、水平状態で基
板Wを支持する位置との間において、第3支持部材8の
第1支持部材1に対する連動回転が規制される。なお、
第3支持部材8の支持部材8aが第1支持部材6の支持
部材6a側に付勢されながら、第1支持部材6に押され
て第1支持部材6に連動して回転する構成は、本発明に
おける第2連動手段に相当する。また、第3支持部材8
の後端部と突出部材4aとからなるストッパー機構は、
本発明における第2回転規制手段に相当する。
【0038】次に、回動軸2を正逆回転させるための機
構を図5を参照して説明する。この機構は、図5(a)
に示すように、回動軸2とモータ11の回転軸とをリン
ク機構を介して連結したものである。すなわち、基台1
に対して固定されたモータ11の回転軸11aに第1の
リンク部材12の基端部が固設され、この第1のリンク
部材12の先端部の摺動部材13が、第2のリンク部材
14の長孔15に摺動自在に嵌め付けられ、第2のリン
ク部材14の基端部が回動軸2に固設された構成であ
る。例えば、リンク機構が図の実線で示す状態で、モー
タ11を正方向に回転すると、第1のリンク部材12が
時計回りに回転され、それに伴って、摺動部材13が第
2のリンク部材14の長孔15を往復移動し、第2のリ
ンク部材14が、その基端部を中心として反時計回りに
回転される結果、回動軸2が逆方向に回転される。そし
て、リンク機構が図の二点鎖線で示す状態となったと
き、回動軸2の回転が規制される。また、リンク機構が
図の二点鎖線で示す状態からモータ11を逆方向に回転
すると、上述と逆の動作により、回動軸2が正方向に回
転され、リンク機構が図の実線で示す状態になったと
き、回動軸2の回転が規制される。すなわち、回動軸2
に固設された第1支持部材6は、図5(b)に実線で示
す状態と二点鎖線で示す状態との間でδだけ回転される
ように、回転軸2の回転を制御する必要があるが、図5
(a)のように構成することにより、回動軸2のδの回
転を正確に制御することができる。なお、リンク機構
が、図5(a)の実線で示された状態のとき、第1支持
部材6は、図5(b)の実線で示す状態であり、リンク
機構が、図5(a)の二点鎖線で示された状態のとき、
第1支持部材6は、図5(b)の二点鎖線で示す状態に
ある。また、このモータ11とリンク機構とは、本発明
における回転駆動手段に相当する。
【0039】なお、回動軸2をδの範囲で正逆回転させ
るための機構は、図5(a)以外にも、例えば、図5
(c)に示すように構成してもよい。図5(c)の機構
は、回動軸2に基端部が固設されたリンク部材16の長
孔17に、基台1に対して固定されたシリンダ18のロ
ッド18aの先端部の摺動部材19が摺動自在に嵌め付
けられた構成である。この機構によれば、シリンダ18
のロッド18aの伸縮により、リンク部材16は図の実
線と2点鎖線で示す状態で変位し、その結果、回動軸2
はδの回転を正確に制御される。この構成の場合には、
リンク部材16とシリンダ18とが、本発明における回
転駆動手段に相当する。
【0040】また、回動軸2をδの範囲で正逆回転させ
るための機構は、それ以外にも、例えば、回動軸2をパ
ルスモータで回転させ、回動軸2の回転量をパルス数で
制御するように構成してもよいし、回動軸2をモータで
回転させ、そのモータの回転数または、回動軸2の回転
角を例えばロータリーエンコーダで検出して回動軸2の
回転量を制御するように構成してもよい。
【0041】次に、本実施例装置の動作を図6等を参照
して説明する。まず、水平状態の基板Wを起立状態に姿
勢転換する場合について説明する。
【0042】第1〜第3支持部材6〜8が図3に示す状
態で、水平状態の基板Wが搬入され、支持ピン5…に支
持される。この基板Wの搬入は、図6(a)、(b)に
示すように、基板Wを水平状態で搬送する水平搬送装置
の基板載置部45上に基板Wが保持されて行なわれる。
水平搬送装置の具体的な構成は、後述する基板受渡し装
置の実施例で詳細に説明するが、水平搬送装置は、基板
載置部45を昇降可能で、かつ、図6(a)の矢印で示
す方向に進退可能に構成されている。
【0043】水平搬送装置は、基板載置部45上に基板
Wを保持し、基板Wの下面が支持ピン5…に摺動しない
高さで、図6(a)の矢印方向に基板Wを搬入する。そ
して、基板載置部45による基板Wの保持を解除して、
基板載置部45を微小量降下させ、図6(b)に示すよ
うに、基板Wを支持ピン5…に渡す。そして、基板載置
部45をさらに微小量降下させ、基板載置部45の上面
と基板Wの下面とが摺動しないように基板載置部45を
搬入時と逆方向に移動させて基板姿勢転換装置から退出
させる。このとき、第1、第2支持部材6、7と、第3
支持部材8とは、回動軸2を中心として所定角度開いた
状態であるので、上述したような水平状態の基板Wの搬
入動作の際、基板Wや基板載置部45と、第1〜第3支
持部材6〜8との干渉が避けられる。なお、第1〜第3
支持部材6〜8は、搬入動作の際の基板載置部45や基
板Wとの干渉が避けられる適宜の位置に退避されるよう
にその位置(回転の規制)が決められている。
【0044】次に、回動軸2を正方向に回転させると、
第1支持部材6が正方向に回転し、それに連動して第2
支持部材7も正方向に回転する。そして、第1、第2支
持部材6、7が、図6(c)の状態になったとき、第
1、第2支持部材6、7は、基板Wを、支持ピン5…か
ら受け取り、第1支持部材6の支持部材6aは、基板W
の角部K3付近を下方から支持し、第2支持部材7の支
持部材7aは、基板Wの角部K4付近を下方から支持す
る。そして、第1、第2支持部材6、7が、図6(d)
に示す状態までの回転中に、基板Wが第2の傾斜状態に
なったとき、第3支持部材8のストッパー機構で回転が
規制されていた第3支持部材8の支持部材8aが基板W
の角部K3付近を上方から支持し、第3支持部材8は圧
縮コイルバネ10により第1支持部材6側に付勢されな
がら、第1支持部材6に押されて、第1支持部材6の回
転に連動して回転する。すなわち、第1、第3支持部材
6、7で基板Wの角部K3付近を下方と上方とから挟み
込むように支持するとともに、第2支持部材7で基板W
の角部K4付近を下方から支持しながら、基板Wの姿勢
を起立状態へと転換させていく。
【0045】そして、図6(e)の状態になったとき、
すなわち、基板Wが第1の傾斜状態になったとき、第2
支持部材7のストッパー機構により第2支持部材7の回
転が規制され、以後、第1、第3支持部材6、8で基板
Wの角部K3付近を下方と上方とから挟み込むように支
持した状態で、図6(f)に示す状態まで、基板Wの姿
勢を転換させていく。なお、第2支持部材7の回転が規
制される、基板Wの第1の傾斜状態は、図6(e)の状
態から図6(f)の状態までの基板Wの姿勢転換におい
て、基板Wにかかる重力が略鉛直方向に作用し、第2支
持部材7による支持が不要(第1、第3支持部材6、8
による基板Wの角部K3付近のみの支持で基板Wの姿勢
転換可能)となる状態に設定されている。これは、換言
すれば、図6(c)の状態から図6(e)の状態までの
基板Wの姿勢転換においては、第1、第3支持部材6、
8による基板Wの角部K3付近のみの支持では、基板W
が倒れるので、それを防止するために基板Wの角部K4
付近を第2支持部材7で下方から支持したものである。
従って、第2支持部材7による基板Wを支持する部位
は、第1支持部材6の支持と合わせて、基板Wが倒れな
いように姿勢転換できる部位に設定している。
【0046】図6(f)の状態では、基板Wはその角部
K3付近が第1、第3支持部材6、8で支持された状態
で、この角部K3(図6(g)参照)を下端として起立
され、第2支持部材7は基板Wから離れている。この状
態で、図6(g)に示すように、起立搬送装置のチャッ
ク56a、56bで基板Wの対向する一対の角部K1、
K2を挟持して上方に持ち上げることにより、基板Wを
第1、第3支持部材6、8から引き抜く。なお、起立搬
送装置の具体的な構成は、後述する基板受渡し装置の実
施例において詳細に説明する。ここで、第2支持部材7
の回転が規制されず、第2支持部材7の支持部材7aが
起立状態の基板Wに当接している場合には、起立状態の
基板Wを起立搬送装置のチャック56a、56bに受け
渡す際、第2支持部材7が邪魔になるし、また、基板W
をチャック56a、56bに挟持されて上昇させる際、
第2支持部材7の支持部材7aと基板Wとが摺動するこ
とになる。しかし、本実施例では、上述したように、第
2支持部材7の回転を途中で規制し、第2支持部材7が
起立状態の基板Wから離れるように構成しているので、
このような不都合は回避される。
【0047】ところで、第1、第3支持部材6、8の支
持部材6a、8aは、図7に示すように、その内壁に傾
斜が付けられており、これら支持部材6a、8aにより
基板Wを挟み込んだとき基板Wのエッジ部分EGが支持
される。従って、起立状態の基板Wのこれら支持部材6
a、8aとの受渡しの際、基板Wとこれら支持部材6
a、8aとの摺動が防止される。
【0048】次に、起立状態の基板Wを水平状態に姿勢
転換する場合について説明する。この場合、上述と逆の
手順、すなわち、図6(f)(図6(g))〜図6(b
((図6(a))の手順で基板Wの姿勢転換が行なわれ
る。
【0049】まず、第1〜第3支持部材6〜8が図4に
示す状態において、上記起立状態の基板Wの取り出しと
逆の手順で、起立状態の基板Wの角部K1、K2が起立
搬送装置のチャック56a、56bに挟持され、基板W
が第1、第3支持部材6、8の支持部材6a、8aに渡
される。そして、回動軸2を逆方向に回転すると、第1
支持部材6は基板Wの角部K3付近を下方から支持しな
がら、基板Wの姿勢を水平状態へと転換させ、また、圧
縮コイルバネ10により第3支持部材8が第1支持部材
6側に付勢されることによって、第3支持部材8は第1
支持部材6の回転に連動して基板Wの角部K3付近を上
方から支持しながら回転する。そして、この第1、第3
支持部材6、8の回転の途中で、図6(e)に示すよう
に、回転が規制されている第2支持部材7が、基板Wの
角部K4付近を下方から支持し、以後、第1、第3支持
部材6、8で基板Wの角部K3付近を下方と上方とか
ら、第2支持部材7で基板Wの角部K4付近を下方から
支持し、基板Wの倒れを防止しながら、基板Wの姿勢を
水平状態へと転換させていく。
【0050】そして、その姿勢転換の途中に第3支持部
材8は回転が規制され、以後、第1、第2支持部材6、
7で基板Wを下方から支持して基板Wの姿勢を水平状態
へと転換させ、図6(c)に示すように、基板Wが水平
状態になったとき、基板Wは支持ピン5…に渡され、第
1、第2支持部材6、7は図6(b)に示す位置まで回
転して停止する。この状態で、水平搬送装置は基板載置
部45を基板Wの下方に挿入し、基板載置部45を上昇
させて支持ピン5…に支持されている基板Wを基板載置
部45に受け取り、基板Wを保持し、基板載置部45を
退出させて基板Wの搬出を行なう。
【0051】なお、上述の実施例では、基板Wの角部K
4付近の1点を第2支持部材7の支持部材7aで支持す
るように構成したが、基板Wの姿勢転換をより安定して
行なうためには、例えば、第2支持部材7の支持部材7
aで基板Wの複数点(または、所定の領域)を下方から
支持するようにしてもよい。但し、基板Wに接触する部
分が多くなれば、支持部材7aで基板Wを汚染するなど
の不都合が起きることも考えられるので、第2支持部材
7による支持部分はなるべく少ない(接触部分が小さ
い)方が好ましい。なお、この変形例、および以下の各
変形例は、後述する基板姿勢転換装置の各実施例にも同
様に適用することができる。
【0052】また、第1連動手段と第1回転規制手段
は、上述の実施例で説明した以外の構成、例えば、図8
に示すような構成で実現してもよい。図8では、第2支
持部材7にプレート状部材7cを付設するとともに、第
1支持部材6にプレート状部材6cを付設し、これらプ
レート状部材6cと7cとを圧縮コイルバネ20で連結
して、第1支持部材6に連動して第2支持部材7が回転
するように構成している。また、第2支持部材7の回転
は、基台1に対して固定された支持台21と、第2支持
部材7のプレート状部材7cとを連結するリンク機構に
より規制する構成である。このリンク機構は、第1のリ
ンク部材22の基端部が支持台21に固設され、第1の
リンク部材22の先端部の摺動部材23が、第2のリン
ク部材24の長孔25に摺動自在に嵌め付けられ、第2
のリンク部材24の基端部が、プレート状部材7cに回
動自在に取り付けられた構成である。図8(a)(図3
に対応する状態)に示す状態から、回動軸2を正方向に
回転させて第1支持部材6を回転させると、圧縮コイル
バネ20により、第2支持部材7が第1支持部材6の回
転に連動して回転し、図8(b)(図4に対応する状
態)に示す状態になると、第2支持部材7はリンク機構
でその回転が規制させる。
【0053】また、第2連動手段と第2回転規制手段
も、上述の実施例で説明した以外の構成で実現すること
も可能である。
【0054】さらに、上述の実施例では、第1支持部材
6を回転させ、第2、第3支持部材7、8の回転は圧縮
コイルバネ等を介して第1支持部材6の回転に連動させ
て行ない、各ストッパー機構等で、第2、第3支持部材
7、8の回転を規制するように構成したが、例えば、第
2、第3支持部材7、8の回転を、回動軸2の回転によ
る第1支持部材6の回転と独立して行なうように構成し
てもよい。このとき、第2支持部材7のみを回転させる
回転駆動装置は、第1支持部材6の回転に同期させて第
2支持部材7を回転させるとともに、図3に示す状態と
図4に示す状態との間でのみ第2支持部材7を回転する
ように構成すれば、この第2支持部材7を回転させる回
転駆動装置が、本発明の第1連動手段、第1回転規制手
段として機能するので、圧縮コイルバネ9による連結や
ストッパー機構等は不要となる。また、第3支持部材8
のみを回転させる回転駆動装置も、第1支持部材6の回
転に同期させて第3支持部材8を回転させるとともに、
図3に示す状態と図4に示す状態との間でのみ第3支持
部材8を回転するように構成すれば、この第3支持部材
8を回転させる回転駆動装置が、本発明の第2連動手
段、第2回転規制手段として機能するので、圧縮コイル
バネ10やストッパー機構等は不要となる。
【0055】また、上述の実施例に、図9に示すような
水平状態の基板Wの位置合わせを行なう機構を付設して
もよい。この位置合わせ機構は、1対の位置合わせ部材
26a、26bが、同期して支持ピン5…に支持された
基板Wの対向する一対の角部K1、K2を挟み込むよう
にして、基板Wの位置合わせを行なう構成である。この
位置合わせ部材26a、26bの同期した変位は、各位
置合わせ部材26a、26bにそれぞれ基端部が連結さ
れた部材26c、26dの先端部の摺動部材26e、2
6fが、規制部材27の長孔27a、27bに摺動自在
の嵌め付けられ、この規制部材27をシリンダ28のロ
ッド28aの伸縮により変位させ、各摺動部材26e、
26fを長孔27a、27bに沿って摺動させて実現さ
れる。
【0056】水平搬送装置が、水平状態の基板Wを正確
な位置に搬入する場合には特に問題はないが、例えば、
図10(a)に示すように、基板Wの搬入位置がずれた
場合にその基板Wの姿勢を起立状態に転換させていく
と、第1支持部材6の支持部材6aと第3支持部材8の
支持部材8aとが、基板Wの角部K3付近を正確に挟み
込めない結果、基板Wに損傷を与えることになる。従っ
て、上述のような位置合わせ機構を用いて、図10
(b)に示すように、水平状態の基板Wの位置合わせを
行なってから基板Wの姿勢転換を行なえば、基板Wに損
傷を与えるのを防止することができる。
【0057】次に、本発明に係る基板姿勢転換装置の第
二実施例を図11を参照して説明する。図11は、第二
実施例装置に水平状態の基板を支持した状態を示す側面
図である。この第二実施例装置は、図11に示すよう
に、水平状態の基板Wを支持する支持ピン5を無くし、
第1、第2支持部材6、7で、水平状態の基板Wを支持
するように構成したものである。
【0058】この場合、第1〜第3支持部材6〜8は、
図11〜図4に示す範囲において回転されることにな
る。このとき、第1支持部材6の回転は、回動軸2の回
転量で制御されるが、例えば、図5(a)のリンク機構
の第1のリンク部材12の長さや第2のリンク部材14
の長孔15の長さ等を調整することで、回動軸2の回転
量を調整することができ、第1支持部材6の回転を所望
の範囲に規制することができる。また、第2、第3支持
部材7、8は、第1支持部材6に連動するので、上述の
第一実施例(またはその変形例)と同様の構成でそれぞ
れの回転を規制することができる。なお、その他の構成
は、上述した第一実施例装置と同様であるので、ここで
の詳述は省略する。
【0059】この実施例において、水平状態の基板Wを
基板姿勢転換装置に搬入する場合、水平搬送装置は、水
平状態の基板Wを第1、第2支持部材6、7の支持部材
6a、7bの僅か上方に挿入し、基板載置部45を降下
させて基板Wを第1、第2支持部材6、7の支持部材6
a、7bの上に載置して、基板載置部45をさらに微小
量降下させ、基板Wの下面と基板載置部45の上面とが
摺動しないようにして基板載置部45を退出させること
になる。また、水平状態の基板Wを基板姿勢転換装置か
ら搬出する場合にはその逆の動作で行なわれる。
【0060】なお、この場合、基板Wと第2支持部材7
との間の幅が、上述した第一実施例装置に比べて狭いの
で、基板載置部45と第2支持部材7との干渉が生じ易
くなる。このような場合には、例えば、図6(g)のチ
ャック56a、56bによる基板Wの搬送と同様の搬
送、すなわち、チャック56a、56bで水平状態の基
板Wの対向する一対の角部を挟持して、基板Wを第1、
第2支持部材6、7の支持部材6a、7bの上方に挿入
し、チャック56a、56bを降下させて基板Wを第
1、第2支持部材6、7の支持部材6a、7bの上方に
載置して、チャック56a、56bによる基板Wの角部
の挟持を解除してチャック56a、56bを退避させる
ように構成してもよい。また、水平状態の基板Wを基板
姿勢転換装置から搬出する場合にはその逆の動作で行な
われる。
【0061】次に、本発明に係る基板姿勢転換装置の第
三実施例の構成を図12を参照して説明する。図12
は、第三実施例装置の第3支持部材の構成を示す図であ
る。この第三実施例装置は、起立状態の基板Wの端辺U
Hが下端になるような姿勢転換を行なうための装置であ
る。すなわち、第1、第3支持部材6、8を図12に示
すように構成し(図12では、第3支持部材8の支持部
材8aの構成を示しているが、第1支持部材6の支持部
材6aの構成も同様である)、基板Wの端辺UHが回動
軸2に平行になるように基板Wの回動軸2側端部を支持
し、基板Wの姿勢転換を行なうものである。なお、図で
は、第2支持部材7の支持部材7aにより支持される部
位を支持部材7aで示している。また、その他の構成
は、上述した第一、第二実施例装置と同様であるので、
ここでの詳述は省略する。
【0062】次に、本発明に係る基板姿勢転換装置の第
四実施例の構成を図13を参照して説明する。図13
は、第四実施例装置の第3支持部材の構成を示す図であ
る。この第四実施例装置は、半導体ウエハWの姿勢転換
を行なうための装置である。すなわち、第1、第3支持
部材6、8を図13に示すように構成し(図13では、
第3支持部材8の支持部材8aの構成を示しているが、
第1支持部材6の支持部材6aの構成も同様である)、
半導体ウエハWの回動軸2側端部を支持して、回動軸2
を回転させて半導体ウエハWの姿勢転換を行なうもので
ある。なお、図では、第2支持部材7の支持部材7aに
より支持される部位を支持部材7aで示している。ま
た、その他の構成は、上述した第一、第二実施例装置と
同様であるので、ここでの詳述は省略する。
【0063】次に、本発明に係る基板受渡し装置の実施
例の構成を図14ないし図17を参照して説明する。図
14は、カセット、水平搬送装置、基板姿勢転換装置の
配置を示す図であり、図15は、基板姿勢転換装置と起
立搬送装置の配置を示す図、図16は、水平搬送装置の
構成を示す図、図17は、起立搬送装置の構成を示す図
である。なお、図14では、起立搬送装置の図示を省略
しており、図15では、カセット、水平搬送装置の図示
を省略している。また、本実施例装置、および本実施例
装置の変形例では、矩形基板を処理対象とし、基板姿勢
転換装置としては、起立状態の基板Wの角部が下端にな
るように姿勢転換するための、上述した基板姿勢転換装
置の第一実施例を用いている。なお、本実施例装置、お
よび本実施例装置の変形例で用いる基板姿勢転換装置
は、上述した基板姿勢転換装置の第一実施例の変形例ま
たは、第二実施例またはその変形例を用いてもよい。
【0064】カセット30には、水平状態の基板Wが収
納され、カセット30からの基板Wの挿抜は、図14に
示すように、受渡し口31を介して基板Wの一辺UHに
直交する方向(図14では、Y方向に平行な矢印WYで
示す方向)に行なわれるように構成されている。なお、
カセット30の受渡し口31には、開閉自在の蓋(図示
せず)が設けられ、基板Wをカセット30に挿抜する場
合のみ、蓋が開かれるように構成されている。
【0065】また、水平搬送装置40は、図16に示す
ように、基台41に、Z方向に伸縮自在で、かつ、回動
自在の軸42が設けられ、軸42の上部に第1アーム4
3の基端部が回動自在に取り付けられ、第1アーム43
の先端部に第2アーム44の基端部が回動自在に取り付
けられ、第2アーム44の先端部に基板載置部45の基
端部が回動自在に取り付けられた構成である。基板載置
部45には、基板Wの下面を真空吸着するための図示し
ない孔が設けられ、この孔は、各アーム44、43、軸
42、基台41に内設された管を介して図示しない真空
ポンプに連通されている。また、第1アーム43の基端
部が所定の方向(例えば、時計回り、図のHa方向)に
回転されるとき、第2アーム44の基端部はそれと反対
方向(反時計回り、図のHb方向)に回転され、さら
に、そのとき、基板載置部45の基端部は、第2アーム
44の基端部の回転方向と逆方向(時計回り、図のHc
方向)に同期して回転されるように構成されている。こ
れにより、各アーム43、444は伸縮して、基板載置
部45を進退させることができる。また、軸42を回転
させることにより、各アーム43、44の伸縮方向、す
なわち、基板載置部45を進退させる方向を変えること
ができ、軸42を昇降させることにより、基板載置部4
5のZ方向の高さを変えることができる。
【0066】起立搬送装置50は、図17(a)、
(b)に示すように、X方向に延びたレール部材51に
内設されたガイド軸511にガイドされるとともに、ネ
ジ軸512に螺合されてX方向に往復動自在に構成され
た部材52に、Z方向昇降部材53が取り付けられ、Z
方向昇降部材53に内設されたガイド軸531にガイド
されるとともに、ネジ軸532に螺合されてZ方向に昇
降自在に構成された部材54に駆動部55が取り付けら
れ、この駆動部55に、開閉自在の2本のチャック56
a、56bが取り付けられた構成である。各チャック5
6a、56bの先端部には、角部K3を下端にした起立
状態の基板Wの、下端の角部K3に隣接する対向する一
対の角部K1、K2を挟持するための円板状の部材57
が、各々2個ずつ取り付けられている。また、図17
(c)に示すように、各チャック56a、56bの基端
部561a、561bはそれぞれガイド軸551a、5
51bに摺動自在に嵌め付けられ、各チャック56a、
56bの基端部561a、561bが、シリンダ552
のロッド552aの伸縮によってリンク部材553、連
結部材554a、554bを介して、同期してガイド軸
551a、551bを反対方向に摺動することにより、
各チャック56a、56bの開閉が行なわれるように構
成されている。また、このチャック56a、56bは、
部材52、Z方向昇降部材53、部材54、駆動部55
を介して、レール部材51に沿ってX方向に往復動可能
であるとともに、部材54、駆動部55を介して、Z方
向昇降部材53に沿ってZ方向に昇降可能である。
【0067】この実施例の基板姿勢転換装置STと起立
搬送装置50とは、図15に示すように配置されてい
る。すなわち、起立搬送装置50の各チャック56a、
56bが、基板姿勢転換装置STの上方より各チャック
56a、56bを開いてZ方向に降下し、各チャック5
6a、56bの先端部の部材57を、基板姿勢転換装置
STで起立された基板Wの側方に位置させ、各チャック
56a、56bを閉じて、各チャック56a、56bの
先端部の4個の部材57で基板Wの角部K1、K2を挟
持する。そして、各チャック56a、56bをZ方向に
上昇させて角部K3を下端にした起立状態の基板Wを基
板姿勢転換装置STより搬出し、搬出された基板Wは、
その状態でX方向に移動され、所定の湿式処理が施され
る。
【0068】また、所定の湿式処理が終了して搬送され
てきた基板Wは、起立搬送装置50の各チャック56
a、56bの先端部の部材57に挟持され、基板姿勢転
換装置STの上方に搬送され、各チャック56a、56
bをZ方向に降下させて、角部K3を下端にした起立状
態の基板Wを基板姿勢転換装置STに渡し、各チャック
56a、56bを開いてZ方向に上昇させることによ
り、基板Wの基板姿勢転換装置STへの搬入が行なわれ
る。
【0069】次に、基板姿勢転換装置STと水平搬送装
置40とカセット30とは、図14に示すように配置さ
れている。すなわち、カセット30の基板Wの受渡し口
31の前方に水平搬送装置40が配置され、基板姿勢転
換装置STは、カセット30の側方に、姿勢転換方向
(図14ではX方向に平行な矢印STXで示す方向、す
なわち、基板姿勢転換装置STの回動軸2の軸芯方向に
直交する方向)が基板挿抜方向WYに直交するように配
置されている。
【0070】カセット30から基板Wを抜き出し、抜き
出した基板Wを水平状態で基板姿勢転換装置STに搬入
する際には、水平搬送装置40は、軸42を回転させ、
基板載置部45の進退方向をカセット30側に向け、ア
ーム43、44を伸長させて基板載置部45をカセット
30の受渡し口31から、収納されている基板Wの下方
に挿入し、基板載置部45をZ方向に上昇させ、基板W
を基板載置部45の上面で受け取り真空吸着する。そし
て、アーム43、44を収縮させて基板載置部45をカ
セット30から抜き出し基板Wを取り出す。次に、水平
搬送装置40の軸42をθだけ正方向に回転させ、取り
出した基板Wを水平状態で回転させる。このとき、基板
Wの端辺ULは、姿勢転換方向STXに対して傾いてい
る。この状態で、水平搬送装置40は、アーム43、4
4を伸長させ、基板Wを基板姿勢転換装置STに搬入す
る。この搬入の手順は、上述した基板姿勢転換装置の第
一実施例の動作で説明したので、ここでの説明は省略す
る(図6(a)、(b)参照)。
【0071】また、基板姿勢転換装置STから基板Wを
水平状態で受け取り、その基板Wをカセット30に収納
する際には、まず、水平搬送装置40は、上述した基板
姿勢転換装置の第一実施例の動作で説明したような手順
で水平状態の基板Wを基板姿勢転換装置STから基板載
置部45で受け取り、アーム43、44を収縮させた状
態で、軸42をθだけ逆方向に回転させ、受け取った基
板Wを水平状態で回転させる。このとき、基板Wの端辺
UHは、カセット30の挿抜方向に直交している(カセ
ット30に収納できる状態となっている)。この状態
で、水平搬送装置40は、アーム43、44を伸長さ
せ、基板Wをカセット30に収納する。なお、この収納
手順は、上述した基板Wのカセット30からの抜き出し
の手順と逆の手順である。
【0072】通常、カセット30の基板Wの挿抜方向
は、本実施例のように基板Wの一辺に対して直交するよ
うに構成されている。従って、基板Wをカセット30か
ら挿抜した状態で、基板Wの端辺を姿勢転換方向に直交
(または平行)に基板姿勢転換装置STに受渡しする構
成では、基板姿勢転換装置STによる姿勢転換において
は、上述した基板姿勢転換装置の第三実施例のように、
起立状態の基板Wは、端辺が下端となった状態で起立さ
せるものであり、基板Wを角部を下端にして起立させる
ことができない。これに対して、本実施例では、基板W
をカセット30から挿抜した状態で、基板Wの端辺を姿
勢転換方向に傾けて基板姿勢転換装置STに受渡しする
構成であるので、基板Wの角部を下端にして起立させる
ことを簡単な構成で実現できる。このように基板Wの角
部を下端にして起立させることができると、基板姿勢転
換装置STと起立搬送装置50とで、基板Wの角部を下
端にした起立状態で基板Wの受渡しが行なえ、その状態
で、基板Wに対して湿式処理(例えば湿式洗浄処理)を
施した場合、基板Wの液切れをよくすることができる。
【0073】なお、基板Wをカセット30から挿抜した
状態で、基板Wの端辺を姿勢転換方向に傾けて基板姿勢
転換装置STに受渡しする構成は、本実施例のカセット
30、水平搬送装置40、基板姿勢転換装置STの配置
に限らず様々な配置が可能である。図18(b)〜
(d)にその一例を示す。しかし、本実施例のように、
基板Wの回転角θを0<θ<90°の範囲にするように
構成すれば、カセット30、水平搬送装置40、基板姿
勢転換装置STの設置面積が小さくなるし、図18
(c)、(d)のように縦長にならず、面積を有効に利
用できる。なお、図18(a)は、本実施例の場合の配
置を示し、図18(a)〜(d)の一点鎖線で示す範囲
が各装置の配置に要する面積を示す。
【0074】次に、本発明に係る基板湿式処理装置の実
施例の構成を図19を参照して説明する。図19は、基
板湿式処理装置の実施例の全体構成を示す平面図であ
る。なお、本実施例では、矩形基板を処理対象とし、湿
式の洗浄処理を行なう湿式洗浄装置を例に採り説明す
る。
【0075】本実施例は、大きく分けて、ローダ部60
と洗浄処理部70とアンローダ部80と図示しない起立
搬送装置とで構成されている。
【0076】ローダ部60には、上述したカセット30
と同じ構成のローダカセット30Lと、上述した水平搬
送装置40と同じ構成のローダ部水平搬送装置40L
と、上述した基板姿勢転換装置の第一実施例または第二
実施例またはそれらの変形例と同じ構成のローダ部基板
姿勢転換装置STLとが配置されている。ローダカセッ
ト30Lには、洗浄処理部70による洗浄処理が行なわ
れる前の基板(以下、「未処理基板」という)が水平状
態で収納されている。なお、ローダ部60には、図19
の矢印LYで示す方向よりローダカセット30Lをロー
ダ部60内に搬入(搬出)するための、図示しないロー
ダカセット受渡し部が設けられている。また、このロー
ダ部60のローダカセット30Lとローダ部水平搬送装
置40Lとローダ部基板姿勢転換装置STLとは、上述
した図14(図18(a))と同じように配置されてい
る。
【0077】アンローダ部80には、上述したカセット
30と同じ構成のアンローダカセット30ULと、上述
した水平搬送装置40と同じ構成のアンローダ部水平搬
送装置40ULと、上述した基板姿勢転換装置の第一実
施例または第二実施例またはそれらの変形例と同じ構成
のアンローダ部基板姿勢転換装置STULとが配置され
ている。アンローダカセット30ULは、洗浄処理部7
0による洗浄処理が終了した基板(以下、「処理済基
板」という)を水平状態で収納するためのものである。
なお、アンローダ部80には、図19の矢印ULYで示
す方向にアンローダカセット30ULをアンローダ部8
0内から搬出(搬入)するための、図示しないアンロー
ダカセット受渡し部が設けられている。また、このアン
ローダ部80のアンローダカセット30ULとアンロー
ダ部水平搬送装置40ULとアンローダ部基板姿勢転換
装置STULとは、上述した図14(図18(a))よ
りも、基板Wの回転角度θを若干大きく(但し、0°<
θ<90°)して配置されている。もっとも図21のよ
うに、図14(図18(a))と同じく基板Wの回転角
度θとほぼ同一に配置してもよい。また、その場合、ア
ンローダカセット30ULのアンローダ部80からの搬
出(搬入)方向を符号ULY1に設定してもよい。
【0078】洗浄処理部70には、ローダ部60とアン
ローダ部80との間において、各種の洗浄液で起立状態
の基板Wの洗浄/乾燥を行なうための処理槽71a〜7
1gと、レーザー洗浄を行なうためのレーザー洗浄処理
部72とが、X方向に並んで配置されている。
【0079】また、起立搬送装置は、上述した起立搬送
装置50と同様の構成であり、ローダ部60から角部を
下端にした起立状態の未処理基板Wを受け取り、その基
板Wを角部を下端にした起立状態で、洗浄処理部70の
各処理槽71a〜71f、レーザー洗浄処理部72、処
理槽71gの順に搬送し、洗浄/乾燥処理を施し、処理
済基板Wをアンローダ部80に渡すように構成されてい
る。
【0080】なお、ローダカセット30Lとローダ部水
平搬送装置40Lとローダ部基板姿勢転換装置STLと
起立搬送装置とは、本発明におけるローダ部基板受渡し
装置に、アンローダカセット30ULとアンローダ部水
平搬送装置40ULとアンローダ部基板姿勢転換装置S
TULと起立搬送装置とは、本発明におけるアンローダ
部基板受渡し装置に、洗浄処理部70は、本発明におけ
る湿式処理部にそれぞれ相当する。
【0081】ここで、レーザー洗浄処理部72の構成を
図20を参照して説明する。このレーザー洗浄処理部7
2には、図20に示すような基板支持機構73が設けら
れている。この基板支持機構73は、基板Wの下端の角
部K3を挟む2端辺H1、H2の4個所を下方より挟持
して支持する支持台731と、その支持台731を回転
させるモータ732とを含む。起立搬送装置は、起立状
態の基板Wを、チャック56a、56bで挟持して、基
板支持機構73の上方より降下させ、基板支持機構73
の支持台731に載置して、基板Wの受渡しを行なう。
基板Wを受け取った基板支持機構73は、モータ732
により、図19に示すように、基板Wの処理面を90°
回転せさ、その状態(図19の2点鎖線で示す状態)
で、図示しないノズルより、基板Wの処理面に洗浄液を
流しながら、レーザー光源721より図示しないレーザ
ー光導通管を介して導かれたレーザー光LBで基板Wの
処理面を走査し、基板Wの処理面のレーザー洗浄を行な
う。レーザー洗浄後には、モータ732により、基板W
の処理面をさらに90°回転させ、このレーザー洗浄処
理部72に基板Wが搬入された状態に対して、基板Wの
処理面とその裏面とが逆になるように処理面の方向の転
換を行なう。そして、その基板Wを起立搬送装置でレー
ザー洗浄処理部72より搬出する。従って、レーザー洗
浄処理部72に搬入される前と、レーザー洗浄処理部7
2から搬出された後とでは、基板Wの処理面の方向は逆
転されている。なお、この基板支持機構73は、本発明
における処理面転換手段に相当する。
【0082】次に、本実施例装置の動作を説明する。ま
ず、未処理基板Wが収納されたローダカセット30L
が、ローダカセット受渡し部より図19に示す位置に搬
入され、一方、空のアンローダカセット30ULが、ア
ンローダカセット受渡し部より図19に示す位置に搬入
される。
【0083】次に、前述した基板受渡し装置の実施例の
動作と同様に、ローダ部水平搬送装置40Lは、ローダ
カセット30Lから未処理基板Wを取り出し、その基板
Wの端辺を、ローダ部基板姿勢転換装置STLの姿勢転
換方向STXに傾けてローダ部基板姿勢転換装置STL
に渡す。そして、ローダ部基板姿勢転換装置STLは、
受け取った処理前の基板Wを、角部が下端になるように
して起立させる。なお、ここで、ローダカセット30L
には、未処理基板Wが、その処理面を上に向けて収納さ
れているものとすると、ローダ部基板姿勢転換装置ST
Lで起立された基板Wの処理面は、アンローダ80側を
向いていることになる。
【0084】次に、起立搬送装置は、角部を下端にした
起立状態の未処理基板Wをローダ部基板姿勢転換装置S
TLから受け取り、最初の処理槽71aの上方に搬送す
る。そして、チャックをZ方向に降下させて、基板W
を、洗浄液が入れられている処理槽71a内に浸漬さ
せ、オーバーフロー方式で洗浄する。
【0085】処理槽71aでの洗浄が終了すると、起立
搬送装置は、基板WをX方向に搬送し、次の処理槽71
bの上方で停止し、この処理槽71bでの洗浄を行な
う。この処理槽71b、および以下の各処理槽71c〜
71gにおいても、上述した処理槽71aと同様に、起
立搬送装置のチャックに挟持された状態で基板Wの洗浄
を行なうように構成されていてもよい。
【0086】以後、処理槽71c〜71fでの洗浄を、
上述と同様にその順で行ない、処理槽71fでの洗浄の
後、基板Wはレーザー洗浄処理部72に搬入され、レー
ザー洗浄が行なわれるとともに、基板Wの処理面の方向
転換が行なわれる。すなわち、この場合、レーザー洗浄
処理部72に搬入される基板Wの処理面は、アンローダ
部80側を向いていたので、レーザー洗浄処理部72か
ら搬出された基板Wの処理面は、ローダ部60側を向い
ていることになる。
【0087】そして、最後の処理槽71gでの処理を受
けた後、基板Wは、アンローダ部80のアンローダ部基
板姿勢転換装置STULに起立状態で渡される。
【0088】アンローダ部基板姿勢転換装置STUL
は、受け取った基板Wを、図19の矢印STXで示す姿
勢転換方向に、その姿勢を水平状態に転換する。このと
き、基板Wの処理面は、ローダ部60側を向いているの
で、水平状態に転換された基板Wの処理面は上を向くこ
とになる。そして、前述した基板受渡し装置の実施例の
動作と同様に、アンローダ部水平搬送装置40ULは、
アンローダ部基板姿勢転換装置STULから水平状態の
基板Wを受け取り、アンローダカセット30ULに収納
する。このとき、アンローダカセット30ULには、基
板Wの処理面が上を向いて収納されることになる。この
ように、ローダ部60からアンローダ部80までの間に
基板Wの処理面の方向を転換したことにより、ローダカ
セット30Lとアンローダカセット30ULとに収納さ
れる基板Wの処理面の向き(上を向いているか下を向い
ているか)を合わせることができる。
【0089】ローダカセット30Lに収納された基板W
に対して洗浄処理が完了し、アンローダカセット30U
Lに収納されると、空のローダカセット30Lは、ロー
ダカセット受渡し部より搬出され、一方、処理済基板W
が収納されたアンローダカセット30ULは、アンロー
ダカセット受渡し部より搬出される。
【0090】このように構成することにより、未処理基
板Wをローダカセット30Lに収納し、アンローダカセ
ット30ULから処理済基板Wを取り出すまで、基板W
は人手に触れることがなく基板Wの汚染が防止できる
し、また、未処理基板Wの水平搬送、姿勢転換と、処理
済基板Wの姿勢転換、水平搬送とは、別個の装置により
行なわれるので、未処理基板Wの水平搬送、姿勢転換を
行なう装置を介して、処理済基板Wが汚染されるのも防
止できる。さらに、洗浄処理部70では、基板Wは、角
部を下端にした起立状態で洗浄処理が行なわれるので、
基板Wからの液切れが良くなる。また、ローダ部60の
ローダカセット30L、ローダ部水平搬送装置40L、
ローダ部基板姿勢転換装置STLとの配置と、アンロー
ダ部80のアンローダカセット30UL、アンローダ部
水平搬送装置40UL、アンローダ部基板姿勢転換装置
STULとの配置は、基板Wの回転角度θを(0°<θ
<90°)にしているので、これら装置の配置の面積
(ローダ部60、アンローダ部80の各面積)が小さく
でき、装置全体のコンパクト化を図ることができる。
【0091】なお、ローダ部60のローダカセット30
L、ローダ部水平搬送装置40L、ローダ部基板姿勢転
換装置STLの配置、または/および、アンローダ部8
0のアンローダカセット30UL、アンローダ部水平搬
送装置40UL、アンローダ部基板姿勢転換装置STU
Lの配置を、例えば、図18(b)〜(d)の配置で構
成してもよい。
【0092】また、上述の実施例では、レーザー洗浄処
理部72の基板支持機構73で基板Wの処理面とその裏
面の方向を転換するように構成したが、例えば、図22
に示すように、起立搬送装置50の部材52にモータM
を設け、そのモータMの回転により、Z方向移動部材5
3、部材54、駆動部55、チャック56a、56b
を、レール部材51に対して回動自在に構成し、チャッ
ク56a、56bで基板Wを挟持している状態で基板W
の処理面とその裏面の方向を転換するように構成しても
よい。
【0093】さらに、上述の実施例では、洗浄処理装置
を例に採り説明したが、その他の基板湿式処理装置につ
いても本発明は同様に適用することができる。
【0094】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、第1、第3支持手段で基板の
回動軸側端部を下方と上方とから、第2支持手段で基板
の所定の部位を下方から支持して、基板の姿勢転換を行
なうように構成し、従来装置のように基板の真空吸着を
必要としないので、基板の汚染を低減できる。また、水
平状態の基板の受渡しを行なう際には、第3支持手段の
回転が規制されているので、第1、第2支持手段と第3
支持手段とは回動軸を中心として所定角度開いた状態で
あり、水平状態の基板を本装置に受け渡す際、第3支持
手段等が邪魔にならず、水平状態の基板の受渡し時に基
板に損傷を与えるのを低減できる。さらに、起立状態の
基板の受渡しを行なう際には、第2支持手段の回転が規
制され、基板はその回動軸側端部を第1、第3支持部材
で支持された状態であるので、起立状態の基板を本装置
に受け渡す際、第2支持手段等が邪魔にならず、また、
第2支持手段と基板との摺動が避けられ、起立状態の基
板の受渡し時に基板に損傷を与えるのを低減できる。ま
た、請求項2に記載の発明によれば、水平支持手段を備
え、水平状態の基板の受渡し時に、第1、第2支持手段
を、水平支持手段に支持された水平状態の基板の下方位
置に待機させるように構成したので、水平状態の基板を
本装置に受け渡す際、第1、第2支持手段と受け渡され
る基板との干渉を一層低減させることができ、水平状態
の基板の受渡し時に基板に損傷を与えるのをさらに低減
できる。
【0095】また、請求項3に記載の発明によれば、第
1、第3支持手段は、矩形基板の角部付近を下方と上方
とから支持して姿勢転換し、角部を下端とした起立状態
の基板の回動軸側端部(下端にある角部付近)を第1、
第3支持手段でのみ支持するので、起立状態の基板を受
渡しを容易に行なうことができる。
【0096】また、請求項4に記載の発明によれば、水
平搬送装置は、上記請求項3の基板姿勢転換装置に、基
板の角部を第1、第3支持手段で支持できるように基板
の受渡しを行ない、また、起立搬送装置は、基板の対向
する一対の角部を支持して基板の受渡しを行なうので、
角部を下端にした起立状態の基板の姿勢転換を含む基板
受渡しを簡単な構成で実現することができる。
【0097】また、請求項5に記載の発明によれば、起
立状態の矩形基板の角部を下端にして、起立搬送装置が
矩形基板を搬送するために、カセットの基板挿抜方向側
に水平搬送装置を配設し、カセットと水平搬送装置の間
の側部に基板姿勢転換装置を配設するので、カセット、
水平搬送装置、基板姿勢転換装置の配設に要する床の占
有面積を小さくすることができ、基板受渡し装置のコン
パクト化を図ることができる。
【0098】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項4または5に記載の基板受渡し装置を2台備え、一
方を湿式処理部による湿式処理前の基板の姿勢転換等に
用い、他方を湿式処理後の基板の姿勢転換等に用いるよ
うに構成したので、処理前の基板の姿勢転換等に用いた
基板姿勢転換装置や水平搬送装置を介して起こる基板の
汚染が防止できる。また、請求項4または5に記載の基
板受渡し装置を用いているので、これら基板受渡し装置
と、起立搬送装置との、角部を下端にした起立状態の基
板の受渡しを容易に行なうことができ、起立状態の矩形
基板の角部を下端とした矩形基板に対する湿式洗浄処理
を簡単な構成で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板姿勢転換装置に係る第一実施例の
構成を示す平面図である。
【図2】第3支持部材の前端部の図示を省略した第一実
施例装置の構成を示す平面図である。
【図3】第一実施例装置に水平状態の基板を支持した状
態を示す側面図である。
【図4】第一実施例装置に起立状態の基板を支持した状
態を示す側面図である。
【図5】回動軸を正逆回転させる機構を説明するための
図である。
【図6】第一実施例装置の動作を説明するための図であ
る。
【図7】第1支持部材の支持部材と第3支持部材の支持
部材とで基板を支持した状態を示す図である。
【図8】第1連動手段、第1回転規制手段の変形例の構
成を示す図である。
【図9】水平状態の基板の位置合わせ機構の構成を示す
図である。
【図10】図9の位置合わせ機構による基板の位置合わ
せの動作を示す図である。
【図11】基板姿勢転換装置に係る第二実施例装置に水
平状態の基板を支持した状態を示す側面図である。
【図12】基板姿勢転換装置の第三実施例の第3支持部
材の構成を示す図である。
【図13】基板姿勢転換装置の第四実施例の第3支持部
材の構成を示す図である。
【図14】本発明の基板受渡し装置に係る実施例のカセ
ット、水平搬送装置、基板姿勢転換装置の配置を示す図
である。
【図15】図14の実施例の基板姿勢転換装置と起立搬
送装置の配置を示す図である。
【図16】水平搬送装置の構成を示す図である。
【図17】起立搬送装置の構成を示す図である。
【図18】カセット、水平搬送装置、基板姿勢転換装置
の配置の変形例を示す図である。
【図19】本発明の基板湿式処理装置に係る実施例の構
成を示す平面図である。
【図20】レーザー洗浄処理部の基板支持機構の構成を
示す図である。
【図21】本発明の基板湿式処理装置に係る別の実施例
の構成を示す平面図である。
【図22】処理面転換手段の変形例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 … 回動軸 5 … 支持ピン 6 … 第1支持部材 7 … 第2支持部材 8 … 第3支持部材 9、10 … 圧縮コイルバネ 11 … モータ 30 … カセット 30L … ローダカセット 30UL … アンローダカセット 40 … 水平搬送装置 50 … 起立搬送装置 70 … 洗浄処理部 ST … 基板姿勢転換装置 73 … 基板支持機構 W … 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 俊作 滋賀県野洲郡野洲町大字三上字口ノ川原 2426番1大日本スクリーン製造株式会社 野洲事業所内 (72)発明者 田中 康博 滋賀県野洲郡野洲町大字三上字口ノ川原 2426番1大日本スクリーン製造株式会社 野洲事業所内 (56)参考文献 実公 昭54−3504(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B65G 47/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板が略水平である状態(以下「水平状
    態」という)と前記基板が略垂直である状態(以下「起
    立状態」という)との間で前記基板の姿勢を転換する基
    板姿勢転換装置であって、 回動軸と、 前記回動軸を正逆方向に回転させる回転駆動手段と、 前記回動軸に固設され、前記回動軸の回転によって前記
    基板の回動軸側端部を下方から支持しながら、水平状態
    と起立状態との間で前記基板の姿勢を転換させる第1支
    持手段と、 前記回動軸に回転自在に取り付けられ、前記基板の所定
    の部位を下方から支持する第2支持手段と、 前記回動軸に回転自在に取り付けられ、前記基板の回動
    軸側端部を上方から支持する第3支持手段と、 前記第1支持手段の回転に連動して、前記回動軸回りで
    前記第2支持手段を回転させる第1連動手段と、 前記第1支持手段の回転に連動して、前記回動軸回りで
    前記第3支持手段を回転させる第2連動手段と、 前記水平状態と前記起立状態との間の第1の傾斜状態で
    前記基板を支持する位置と、前記起立状態で前記基板を
    支持する位置との間において前記第2支持手段の前記第
    1支持手段に対する連動回転を規制する第1回転規制手
    段と、 前記水平状態と前記起立状態との間の第2の傾斜状態で
    前記基板を支持する位置と、前記水平状態で前記基板を
    支持する位置との間において前記第3支持手段の前記第
    1支持手段に対する連動回転を規制する第2回転規制手
    段とを備え、 前記第2の傾斜状態と水平状態との成す角度が、前記第
    1の傾斜状態と水平状態との成す角度よりも低い ことを
    特徴とする基板姿勢転換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板姿勢転換装置にお
    いて、 前記基板を水平状態に支持する水平支持手段を備え、 前記第1支持手段は、前記水平支持手段に支持された基
    板よりも下方位置と、前記起立状態で基板を支持する位
    置との間で回転し、その回転中に、前記水平支持手段と
    の間で基板の受渡しを行なうように構成し、 前記第2支持手段は、前記下方位置に位置したときの第
    1支持手段よりもさらに下方位置と、前記第1の傾斜状
    態で基板を支持する位置との間で回転し、その回転中
    に、前記水平支持手段との間で基板の受渡しを行なうよ
    うに構成したことを特徴とする基板姿勢転換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の基板姿勢転換装置において、 前記基板は矩形の基板であり、 前記第1支持手段と前記第3支持手段とは、前記矩形基
    板の前記回動軸側に位置する角部付近を下方と上方とか
    ら支持して前記矩形基板の姿勢転換を行なうように構成
    したことを特徴とする基板姿勢転換装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板姿勢転換装置と、 前記水平状態で前記矩形基板を搬送するとともに、前記
    水平状態で前記矩形基板を前記基板姿勢転換装置に受け
    渡す水平搬送装置と、 前記起立状態で前記矩形基板を搬送するとともに、前記
    起立状態で前記矩形基板を前記基板姿勢転換装置に受け
    渡す起立搬送装置と、からなる基板受渡し装置におい
    て、 前記水平搬送装置は、前記矩形基板の端辺を前記基板姿
    勢転換装置の姿勢転換方向に対して傾けた状態で前記矩
    形基板を前記基板姿勢転換装置に受け渡すように構成
    し、 前記起立搬送装置は、前記矩形基板の対向する一対の角
    部を挟持した状態で前記矩形基板を前記基板姿勢転換装
    置に受け渡すように構成したことを特徴とする基板受渡
    し装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板受渡し装置におい
    て、 前記矩形基板を水平状態で収納するとともに、収納され
    た矩形基板の一辺に直交する方向に前記矩形基板の挿抜
    が可能なカセットを備え、 前記水平搬送装置は、前記矩形基板を支持する支持部を
    備え、この支持部を進退させて前記カセットからの矩形
    基板の挿抜と前記基板姿勢転換装置との矩形基板の受渡
    しを行なうとともに、前記カセットから抜き出しまたは
    前記基板姿勢転換装置から受け取り、前記支持部に支持
    した矩形基板を水平状態で回転可能に構成し、 前記水平搬送装置は、前記カセットから抜き出し(また
    は、前記姿勢転換方向を前記カセットからの矩形基板の
    挿抜方向に直交させた基板姿勢転換装置から受け取り)
    前記支持部に支持した矩形基板を水平状態で回転させ
    て、0°より大きく90°未満の範囲で回転変位させた
    後に、前記基板姿勢転換装置へ引き渡し(または、前記
    カセットに挿入)できるように、前記カセット、前記水
    平搬送装置、前記基板姿勢転換装置を配置したことを特
    徴とする基板受渡し装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の基板受
    渡し装置を用いた基板湿式処理装置であって、 起立状態の矩形基板に対して湿式処理を行なう湿式処理
    部と、 処理前の矩形基板をローダカセットから取り出し、その
    矩形基板の姿勢を水平状態から起立状態へ転換するため
    の基板受渡し装置(ローダ部基板受渡し装置)と、 前記湿式処理部による湿式処理が終了した矩形基板の姿
    勢を起立状態から水平状態へ転換し、その矩形基板をア
    ンローダカセットに収納する基板受渡し装置(アンロー
    ダ部基板受渡し装置)と、 起立状態の処理前の矩形基板を前記ローダ基板受渡し装
    置から受け取り、前記湿式処理部を経て、起立状態の処
    理済の矩形基板を前記アンローダ基板受渡し装置へ渡す
    ための起立搬送装置と、 前記ローダ部基板受渡し装置から前記湿式処理部を経て
    前記アンローダ部基板受渡し装置に矩形基板を搬送する
    間に、前記矩形基板の処理面とその裏面との向きを転換
    する処理面転換手段と、 を備えたことを特徴とする基板湿式処理装置。
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