JP3162233B2 - 固体状柔軟仕上剤組成物 - Google Patents

固体状柔軟仕上剤組成物

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JP3162233B2 JP23648893A JP23648893A JP3162233B2 JP 3162233 B2 JP3162233 B2 JP 3162233B2 JP 23648893 A JP23648893 A JP 23648893A JP 23648893 A JP23648893 A JP 23648893A JP 3162233 B2 JP3162233 B2 JP 3162233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中での分散溶解性が
極めて優れ、かつ長期間保存した場合の耐ケーキング性
が良好であり、柔軟基剤特有の不快臭を抑制した、粉
末、粒状又は錠剤タイプの衣料用固体状柔軟仕上剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】柔軟仕上剤は、ジ長鎖アル
キル型のカチオン性柔軟化剤を3〜15重量%配合した液
体タイプのものが主流であるが、より高濃度化を図るた
めに粉末或いは錠剤タイプの固体状のものも研究されて
いる。柔軟化剤を固形化し、柔軟仕上剤として使用する
際の最大の課題は、水に投入した場合に容易に分散溶解
しなければならないという点にある。
【0003】特開昭57−193574号には、カチオン性柔軟
化剤粒子の分散効率を良くするためには尿素を配合すれ
ばよいことが開示されている。特開昭59−8800号には、
平均粒径が 150μm 以下のジ長鎖アルキル型第4級アン
モニウム塩粉末とシリカ微粉末を混合し、非イオン性界
面活性剤を加えて造粒した後、更にゼオライトを加えて
造粒すると水分散性が良好な粒状柔軟剤が得られること
が開示されている。また、特開昭62−253698号には、酸
性粉体とアルカリ性炭酸塩粉体からなる発泡組成物とジ
長鎖アルキル型第4級アンモニウム塩粉末とを造粒して
得られる分散溶解性の改良された顆粒状柔軟仕上剤が開
示されている。特開昭63−138000号には、尿素、軽灰な
どの吸油量が大きい水可溶性粉体にカチオン性柔軟基剤
を吸着させることにより、溶解性が改良された粉末或い
は錠剤タイプの柔軟仕上剤が得られることが開示されて
いる。
【0004】さらに、特開平2−182972号には、ジ長鎖
アルキル基を有するカチオン性柔軟基剤に、モノ長鎖ア
ルキル基を有する第4級アンモニウム塩と尿素又はポリ
アミンアルキレンオキサイド付加物を含有させ、分散溶
解性の改良を図った固体状柔軟仕上剤組成物が開示され
ている。
【0005】しかしながら、これらの粉末、粒状又は錠
剤タイプの固体状柔軟仕上剤の水に対する分散溶解性は
未だ充分でなく、なおかつ、本来、柔軟仕上処理された
繊維における柔軟効果に寄与する成分(以下、柔軟効果
成分と言う。例えば特開平2−182972号における(A) 成
分)の配合量は、柔軟仕上剤組成物中に30〜60重量%程
度であるため、充分な柔軟効果を得るためには使用量を
増やす必要がある。
【0006】そこで、柔軟仕上剤組成物の水に対する分
散溶解性を損なわず、且つ柔軟仕上剤組成物中の柔軟効
果成分の濃度を向上させることが望まれていた。
【0007】さらに、従来技術における固体状柔軟仕上
剤組成物において、長期保存した場合ケーキング(固
結)しやすいこと、及び組成物中の柔軟仕上剤基剤に特
有の臭いがあり、消費者の使用時に不快感を与えること
等の問題点があった。
【0008】従って、本発明の課題は、第1に、水中で
の分散溶解性が極めて優れた固体状柔軟仕上剤組成物を
提供することである。そして、第2に、第1の課題を解
決しつつ、長期間保存した場合において、耐ケーキング
性が優れ且つ臭いの良好な固体状柔軟仕上剤組成物を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アミド結合
とエステル結合を有するジ長鎖アルキル(又はアルケニ
ル)型第3級アミン又はその中和塩もしくは第4級アン
モニウム塩に、尿素又は尿素誘導体、又はポリアミンの
アルキレンオキサイド付加物を併用し、更に、モノ長鎖
アルキル(又はアルケニル)型の第3級アミン又はその
中和塩を添加することにより、柔軟効果に寄与しない尿
素やポリアミンのアルキレンオキサイド付加物の配合量
を減らすことができ、柔軟仕上剤組成物重量当たりの柔
軟性能を向上させることができることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、下記(A) 成分、(B) 成分
及び(C) 成分を含有することを特徴とする固体状柔軟仕
上剤組成物を提供するものである。 (A) 成分:次の一般式(I)で表される第3級アミン又
はその中和塩もしくは第4級アンモニウム塩。
【0011】
【化5】
【0012】〔式中、 R1:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基 R2,R3:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基 m:1〜10 n:2〜3 を意味する。〕 (B) 成分:次の一般式(II)で表される第3級アミン又
はその中和塩。
【0013】
【化6】
【0014】〔式中、 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基、 R5:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 p:1〜10 q:2〜3 を意味する。〕 (C) 成分:尿素、尿素誘導体、チオ尿素、パラトルエン
スルホン酸塩、水溶性無機塩類及びポリエーテル化合物
からなる群より選ばれた1種又は2種以上。 但し、組成物中の(A) 成分と(B) 成分の合計が40.0〜9
9.99 重量%、(C) 成分の含有量が0.01〜60.0重量%、
(A) 成分と(B) 成分の重量比が(A) /(B) =95/5〜10
/90である。
【0015】さらに本発明は、下記(A) 成分、(B) 成
分、(C) 成分及び(D) 成分を含有することを特徴とする
固体状柔軟仕上剤組成物を提供する。 (A) 成分:次の一般式(I)で表される第3級アミン又
はその中和塩もしくは第4級アンモニウム塩。
【0016】
【化7】
【0017】〔式中、 R1:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基、 R2,R3:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 m:1〜10 n:2〜3 を意味する。〕 (B) 成分:次の一般式(II)で表される第3級アミン又
はその中和塩。
【0018】
【化8】
【0019】〔式中、 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基、 R5:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 p:1〜10 q:2〜3 を意味する。〕 (C) 成分:尿素、尿素誘導体、チオ尿素、パラトルエン
スルホン酸塩、水溶性無機塩類及びポリエーテル化合物
からなる群より選ばれた1種又は2種以上。 (D) 成分:無機性粉体。 但し、組成物中の(A) 成分と(B) 成分の合計が40.0〜9
9.99 重量%、(C) 成分が0.01〜60.0重量%、(A) 成分
と(B) 成分の重量比が (A)/(B) =95/5〜10/90であ
り、且つ(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分の合計量と
(D) 成分の重量比が〔(A)+(B)+(C)〕/(D) =70/30〜
100/0である。
【0020】以下、本発明について詳細に説明する。
【0021】〔(A) 成分〕本発明組成物の(A) 成分であ
る一般式(I)で表される第3級アミンとしては、より
具体的には例えば下記に示す化合物が挙げられる。
【0022】
【化9】
【0023】〔式中、R2及びR3は同一又は異なっていて
もよく、炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基を
示す。〕 (A) 成分として使用される第3級アミン(I)は、N−
低級アルキルアルカノールアミンのシアノエチル化及び
水素添加反応、或いはジエタノールアミン等のジアルカ
ノールアミンのシアノエチル化及び水素添加反応により
得られる下記化合物(III)
【0024】
【化10】
【0025】〔式中、R1、m 、n は前記の意味を示
す。〕を炭素数12〜22の脂肪酸と反応させることにより
得ることができる。(A)成分として、第3級アミン
(I)の酸による中和塩として使用する場合、中和に用
いる酸としては、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸等の無機
酸、又は酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、マレイ
ン酸等の炭素数6以下の有機酸、パラトルエンスルホン
酸等が使用し得る。また、(A) 成分として、第3級アミ
ン(I)の第4級アンモニウム塩を使用する場合、該第
4級アンモニウム塩はメチルクロリド等のアルキルハロ
ゲン化物やジアルキル硫酸等のアルキル硫酸化合物を用
いた公知の方法により、得ることができる。
【0026】〔(B) 成分〕本発明組成物の(B) 成分であ
る一般式(II)で表される第3級アミンとしては、より
具体的には、例えば下記に示す化合物が挙げられる。
【0027】
【化11】
【0028】〔式中、R5は炭素数11〜21アルキル基又は
アルケニル基を示す。〕 (B) 成分として使用される第3級アミン(II)は、前記
化合物(III)と同様の方法で化合物(IV)
【0029】
【化12】
【0030】〔式中、R4、p 、q は前記の意味を示
す。〕を炭素数12〜22脂肪酸と適当な条件で反応させ、
末端アミノ基のみを修飾する(アミド結合とする)こと
より得ることができる。また、(B) 成分として、第3級
アミン(II)の酸による中和塩を使用する場合、上記
(A)成分で説明したのと同様の酸を用いて中和すること
ができる。
【0031】なお、本発明の(A) 成分及び(B) 成分とし
ては、前記第3級アミン(I)の合成系中に上記の第3
級アミン(II)が混在するようなものでも、両者の割合
が本発明で規定する範囲であれば使用することができ
る。
【0032】〔(C) 成分〕本発明組成物の(C) 成分は、
尿素、尿素誘導体、チオ尿素、パラトルエンスルホン酸
塩、水溶性無機塩類及びポリエーテル化合物からなる群
より選ばれた1種又は2種以上である。ここで、尿素誘
導体とはメチル尿素、N−エチル尿素等の炭素数1〜5
のアルキル基で置換されたN−アルキル尿素である。水
溶性無機塩類としては、K2CO3 、Na2CO3、NaCl、KCl 等
が挙げられる。
【0033】またポリエーテル化合物としては、特に活
性水素を3ケ以上有する化合物にエチレンオキシドを必
須として含むアルキレンオキシドを付加して得られ、且
つポリエチレンオキシド鎖の部分の合計の重量が全重量
の50%以上、好ましくは80%以上であり、更に分子量が
5,000〜2,000,000 であるポリエーテル化合物又はその
誘導体が好適である。ここで分子量は重量平均分子量を
意味する。
【0034】ポリオキシアルキレン付加物の出発物質で
ある活性水素を3ケ以上有する化合物としては、多価ア
ルコールでは、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトール、ショ糖、ポリグリセリン、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物等があり、多価
フェノール類としてはフェノール樹脂やアルキルフェノ
ールのホルマリン縮合物などがあり、ポリアミン化合物
としてはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサ
ミンなどやポリエチレンイミンなどの活性水素を3ケ以
上有するポリアミン化合物があり、ジエタノールアミン
等のアルカノールアミンも使用できる。又、これらのポ
リアミン又はジエタノールアミンの誘導体である部分ア
ミド化物やN−アルキル置換ポリアミンであって、活性
水素が3ケ以上残存するものも使用できる。ポリオキシ
アルキレン付加物であるポリエーテル化合物の製造は、
活性水素を3ケ以上有する化合物に通常の方法によりエ
チレンオキシドを必須として含むアルキレンオキシドを
付加することにより容易に行なうことができる。そのう
ち、特にエチレンオキシド(以後EOと略記する)単独又
はEOとプロピレンオキシド(以後POと略記する)とのブ
ロックまたは一部ブロック状の付加物が好ましく、その
付加の順序はいずれが先でもよいが、POを先に付加させ
た後EOを付加させる方が良好な分散性能が得られる。
【0035】〔柔軟仕上剤組成物〕本発明の柔軟仕上剤
組成物において、(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分の配
合量は、(A) 成分と(B) 成分の合計が40.0〜99.99 重量
%、(C) 成分が0.01〜60.0重量%であり、(A) 成分と
(B) 成分の重量比が (A)/(B) =95/5〜10/90であ
る。この範囲以外の配合比の場合には、本発明の目的を
達成することができない。これらの配合比は、好ましく
は(A) 成分と(B) 成分の組成物中の合計が60.0〜99.99
重量%、(C) 成分が0.01〜40.0重量%、(A)成分と(B)成
分の重量比が(A)/(B) =95/5〜50/50であり、より
好ましくは(A) 成分と(B) 成分の組成物中の合計量が75
〜95重量%、(c) 成分が5〜25重量%、(A) 成分と(B)
成分の重量比が (A)/(B) =90/10〜70/30である。
【0036】成分(A) 、(B) 及び(C) を含有する本発明
の固体状柔軟仕上剤組成物の製法は特に限定されるもの
ではないが、例えば (A)〜(C) の三成分を融解、混合、
冷却固化した後に、破砕粉末化する方法が挙げられる。
【0037】〔(D) 成分〕さらに、本発明の組成物にお
いて、水中での分散溶解性を極めて優れた水準に維持し
つつ、該組成物を長期保存した場合の耐ケーキング(固
結)性を向上させるため、及び香料を吸油させる担体と
して、(D) 成分の無機粉末を配合することができる。
【0038】ここで (D)成分について例示すれば、次の
とおりである。
【0039】無定形シリカ化合物 シリカを主骨格とする化合物が好ましく、第2成分とし
てはAl2O3 、M2O(ここで Mはアルカリ金属) 、MeO(ここ
でMeはアルカリ土類金属)などを含有する合成物が良
い。また2元素だけでなく、3元素、4元素などのもの
も好適に用いられる。具体的には以下の (i)〜(iii) の
物質が例示される。
【0040】(i) シリカを主成分とするものとしては、
徳山曹達(株)製の商品名トクシールNR,PR,AL
−1、日本シリカ(株)製の商品名ニップシールNS、
ニップシールNA−R、ニップシールES、グサ社製
の商品名 SIPERNAT 22、SIPERNAT 50 、DUROSIL 、韓仏
化学 (株) 製の商品名 ZEOSIL 45、TIXOSIL 38、シオノ
ギ製薬(株)製の商品名カープレックス 100が挙げられ
る。
【0041】(ii) ケイ酸カルシウムを主成分とするも
のとしては、ヒューバー社製の商品名HUBERSORB 600 が
挙げられる。
【0042】(iii) アルミノケイ酸塩を主成分とするも
のとしては、一般式(V)又は(VI)で表されるものが挙
げられ、例えば、グサ社製の商品名 Aluminium Silic
ateP820、韓仏化学 (株) 製の商品名 TIXOLEX 25 が例
示される。 x(M2O)・Al2O3・y(SiO2)・w(H2O) (V) 〔式中、 M:ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属を示す。 x, y, w:次の数値の範囲内にある各成分のモル数を示
す。 0.2≦x≦2.0 0.5≦y≦10.0 w≧0 〕 x(MeO)・y(M2O)・Al2O3・z(SiO2)・w(H2O) (VI) 〔式中、 Me:カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属を
示す。 x, y, z, w:次の数値の範囲内にある各成分のモル数を
示す。 0.001≦x≦0.1 0.2≦y≦2.0 0.5≦z≦10.0 w≧0 〕 結晶性シリカ化合物 (i) 一般式(VII)で表される結晶性層状珪酸塩。 M2SiaO(2a+1)・b(H2O) (VII) 〔式中、 M:前記の意味を示す。 a, b:1.5≦a≦4 、0≦b≦25を満足する数を示す。〕 本珪酸塩の製法は、例えば、特開昭60−227895号公報に
その製法が記載されており、一般的には無定形のガラス
状珪酸ソーダを 200〜1000℃で焼成して結晶性とするこ
とによって得られる。合成方法の詳細は例えばPhys. Ch
em. Glasses.,,127-138(1966) 、Z. Kristallogr.,
129, 396-404(1969) 等に記載されている。また、この
結晶性層状珪酸塩は、例えばヘキスト社より商品名Na
−SKS─6(δ-Na2Si2O5)として微粉末状、粉末状、
顆粒状のものが入手でき、本発明では粒径が10〜1000μ
mのものを使用できるが、好ましくは30〜 800μmのも
のである。
【0043】(ii)一般式(VIII)で表される合成の結晶性
珪酸塩又はその水和物。 hM2O・iSiO2・jMeO (VIII) 〔式中、 M, Me:前記の意味を示す。 h, i, j:それぞれ正の数を示し、 i/h =0.5 〜2.0 、 j/h = 0.005〜1.0 である。〕 この合成結晶性珪酸塩は例えば、特願平4−361399号記
載の方法により得られる。この中でも 900cm-1〜1200cm
-1の範囲についてのラマン散乱スペクトルにおいて、少
なくとも 970±20cm-1に主たるシフトピークを示すもの
が好ましい。
【0044】(iii) ゼオライト 例えば、化学大辞典(共立出版(株)、第26刷、1963
年)の「ゼオライト」の項に記載されているものであ
る。
【0045】(iv)スメクタイト 例えば、化学大辞典(共立出版(株)、第26刷、1963
年)の「モンモリロンせきぐんこうぶつ」の項に記載さ
れているものである。また市販品としても入手でき、例
えば(株)豊順洋行製の商品名ベンゲル、NL Chemica
ls, Inc.製の商品名ベントンLT、クニミネ工業(株)
製の商品名クニピアG等が例示される。
【0046】ケイ酸カルシウム 徳山曹達(株)製の商品名フローライトRが例示され
る。
【0047】ケイ酸マグネシウム 炭酸カルシウム 白石工業(株)製の商品名カルライトKTが例示され
る。
【0048】炭酸マグネシウム 徳山曹達(株)製の商品名マグネシウムTTが例示され
る。
【0049】真珠岩(パーライト) ダイカライトオリエント(株)製のパーライト4159
が例示される。
【0050】かかる (D)成分の粒径は10〜1000μmのも
のが使用できるが、好ましくは30〜800μmのものであ
る。
【0051】かかる (D)成分が組成物中に配合される場
合、(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分の合計量と(D) 成
分の重量比が〔(A)+(B)+(C) 〕/(D) =70/30〜 100/
0、好ましくは80/20〜99.5/0.5 、更に好ましくは90
/10〜99.0/1.0 となるように配合される。
【0052】組成物中における (D)成分の量が70/30を
上回る場合、柔軟剤基剤である(A)成分及び(B) 成分の
含量が低下するので、消費者が使用する柔軟剤組成物の
1回当たりの使用量が多くなるので好ましくない。
【0053】本発明組成物において、(D) 成分を配合す
る場合、通常、(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分からな
る混合物の粉体と(D) 成分とを混合する。その際には、
ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、レディゲミキ
サー等、種々の混合機を使用することができる。
【0054】さらに、本発明組成物において、柔軟仕上
剤基剤が有する特有の臭いを抑制するために香気性化合
物を配合することができる。かかる化合物の中でも下記
(G)群及び (H)群からなる群より選ばれる少なくとも一
種の香気性化合物を配合することができる。 (G) 群:総炭素数が7〜20であり、芳香環に直接結合し
た、アルデヒド基又はケトン基を有する化合物。 (H) 群:総炭素数が9〜20である、桂皮アルデヒド誘導
体。 (G) 群に該当する化合物の例を挙げれば次のとおりであ
る。
【0055】
【化13】
【0056】
【化14】
【0057】
【化15】
【0058】(H) 群に該当する化合物の例を挙げれば次
のとおりである。
【0059】
【化16】
【0060】これらの香気性化合物は、組成物中に 0.0
01〜 3.0重量%、好ましくは0.01〜1.0 重量%配合され
る。 3.0重量%を超える量を配合した場合、経済的観点
より好ましくなく、 0.001重量%未満の量を配合した場
合、柔軟剤基剤が伴う有臭成分を抑制する効果において
不十分である。
【0061】本発明組成物において、該香気性化合物
は、香料組成物中に使用される公知の香気性物質と組み
合わせて使用し得ることは言うまでもない。
【0062】また、本発明組成物において、香気性化合
物の組み合わせ、即ち香料組成物を配合する場合 (D)成
分とは別に添加しても良いが、好ましくは (D)成分に香
料組成物を吸油させて配合する。このような方法で香料
組成物を本発明組成物中へ配合した場合、本発明組成物
を長期間保存しても、その臭いは良好な状態に維持され
る。
【0063】また、本発明の固体状柔軟仕上剤組成物に
は上記成分の他に、殺菌剤、抗菌剤、酸化防止剤、上記
香気性化合物以外の香料、顔料、蛍光増白剤、アイロン
滑りをよくするため又は消泡効果を得るためのシリコー
ン系化合物、食塩、塩化アンモニウム、塩化カルシウム
などの水溶性塩等を配合することができる。
【0064】本発明組成物の形態は、粉状、粒状、顆粒
状でもよいし、錠剤型としてもよい。また、水不溶性の
シート状物品(例えば、不織布、スポンジ、布等)に担
持させてもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明の固体状柔軟仕上剤組成物は水中
での優れた分散溶解性を示し、また少量で充分な柔軟効
果がある。また、本発明組成物を長期保存した場合、耐
ケーキング性に優れ、かつ不快な臭いがしない。
【0066】さらに、本発明の柔軟仕上剤組成物は固体
状であるので、液体品に比べて容積が小さくなるので持
ち運びが楽になり、置き場所をとらないという利点も有
する。
【0067】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0068】実施例1〜9及び比較例1〜3 表1に示す(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分を溶融混合
した後、粉砕し、粉末化した。目開き1000μm の篩を通
過し、目開き 200μm の篩を通過しない粒径の粉末を用
い評価した。 (D)成分を使用するときはこの粉末と (D)
成分とをヘンシェルミキサーにて混合した。柔軟性及び
ケーキング性について以下の方法により評価した。
【0069】<柔軟性試験法> (1) 市販の木綿タオルを市販洗剤アタック(花王株式会
社製、登録商標)にて5回繰り返して洗濯し、タオルに
付いている処理剤を除去した後、前記の処理をした木綿
タオル1kgに対して、表1に示す柔軟仕上剤組成物の粉
末2gの割合で使用して、3.5 °DH硬水、25℃、浴比1
/30にて5分間攪拌処理をした。この処理タオルを室温
で風乾後、25℃、65%RHの恒温恒湿室に24時間放置し
た。 (2) 上記処理タオルについて、それぞれの(A) 成分の5
%水分散液で(A) 成分の濃度が上記処理タオルと同一処
理濃度となるように処理した木綿タオルを対照として、
柔軟性について一対比較を行い、下記の評価基準にて評
価した。 +2 対照より柔らかい +1 対照よりやや柔らかい 0 対照と同じ −1 対照の方がやや柔らかい −2 対照の方が柔らかい この結果を表2に示す。
【0070】<ケーキング試験法> (1) ろ紙(東洋ろ紙No.2) で長さ10.2cm×巾 6.2cm×高
さ4cmの天部のない箱を作る。四隅をホッチキスで止め
る。 (2) この箱に試料50gを入れ、その上にアクリル樹脂板
(15g)と鉛板又は鉄板(250g) をのせる(重量合計 2
65g)。 (3) これを温度30℃、湿度80%の恒温恒湿器中に放置
し、7日後にケーキング状態について判定を行う。 (判定)ケーキング性の判定は以下のようにして通過率
を求めることにより行った。(透過率)試験後の試料を
金網(又はフルイ、網目5mm×5mm)上に静かにあけ、
金網を通過した粉末の重量を測り試験後の試料に対する
通過率を求めた。この結果を表2に示した。
【0071】
【数1】
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】注) *1 無定形シリカ:ニップシールNS、日本シリカ
(株)の登録商標 *2 ケイ酸カルシウム:フローライトR、徳山曹達
(株)の登録商標 *3 アルミノケイ酸塩:Tixolex 25、韓仏化学 (株)
の登録商標 *4 結晶性シリカ化合物:下記の方法で得られたもの
である。 2号珪酸ソーダ(SiO2/Na2O=2.5)100重
量部に水酸化ナトリウム23.1重量部を加え、ホモミ
キサーにより、攪拌を行い水酸化ナトリウムを溶解し
た。ここに、微粉砕した無水炭酸カルシウム14.3重
量部を加え、ホモミキサーを用いて混合した。混合物を
ニッケル製坩堝に適量採り、700℃の温度で、空気中
1時間焼成し、急冷後得られた焼成体を粉砕した。得ら
れた焼成体の粉末X線(CuKα)回折パターンは、焼
成前の混合物とは異なる回折パターンを示し、ラマン散
乱スペクトルのQ2/Q3強度比は6.67であった。
【0075】実施例10〜18 前記実施例7の組成物を使用して臭いの評価を行った。
すなわち、実施例7の組成になるように前記方法にて
(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分を含有する粉体(S) を
調製した。これとは別に「ニップシールNS」 5gをコ
ーヒーミル中に入れ、これに表3に示す量の香気性化合
物を添加し、吸油させ粉体(F) を得た。次いで粉体(S)
と粉体(F) を混合(重量比にて (S)/(F) =95/5)し
て、賦香した柔軟仕上剤組成物を得た。臭いの評価につ
いては次のように行った。
【0076】<臭いの評価法> (1) 容量100cm3の広口ガラス瓶に調製した固体状柔軟仕
上剤50cm3 を入れ蓋をし、香りの評価用のサンプルとし
た。 (2) サンプルを温度30℃、湿度80%の恒温恒湿器内に3
週間保存した後の臭いを評価した。 (3) 臭いの評価は、熟練した臭いの評価パネラー10人が
サンプルの粉末の臭いを嗅ぎ、不快臭の強さの度合いを
以下の基準に従って4段階で評価した。(評価結果は、
10人の評価の平均を四捨五入した値を採用した)。この
結果を表3に示した。
【0077】(不快臭の強さの評価基準) 4 不快臭なし 3 ほとんど不快臭なし 2 やや不快臭あり 1 不快臭あり
【0078】
【表3】
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 祥志 和歌山県和歌山市西浜1130 花王星和寮 427号 (72)発明者 富士枝 隆 埼玉県与野市鈴谷3−10−33−302 (56)参考文献 特開 平2−182972(JP,A) 特開 平4−108174(JP,A) 特開 昭59−8800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 15/715 D06M 23/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分を
    含有することを特徴とする固体状柔軟仕上剤組成物。 (A) 成分:次の一般式(I)で表される第3級アミン又
    はその中和塩もしくは第4級アンモニウム塩。 【化1】 〔式中、 R1:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基、 R2,R3:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 m:1〜10 n:2〜3 を意味する。〕 (B) 成分:次の一般式(II)で表される第3級アミン又
    はその中和塩。 【化2】 〔式中、 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基、 R5:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 p:1〜10 q:2〜3 を意味する。〕 (C) 成分:尿素、尿素誘導体、チオ尿素、パラトルエン
    スルホン酸塩、水溶性無機塩類及びポリエーテル化合物
    からなる群より選ばれた1種又は2種以上。 但し、組成物中の(A) 成分と(B) 成分の合計が40.0〜9
    9.99 重量%、(C) 成分が0.01〜60.0重量%、(A) 成分
    と(B) 成分の重量比が (A)/(B) =95/5〜10/90であ
    る。
  2. 【請求項2】 ポリエーテル化合物が、活性水素を3ケ
    以上有する化合物にエチレンオキシドを必須として含む
    炭素数2〜4のアルキレンオキシドを付加し得られる分
    子量 5,000〜2,000,000 ポリエーテル化合物であり、且
    つポリオキシエチレン鎖の部分の合計の重量が当該ポリ
    エーテル化合物の全重量の50重量%以上である請求項1
    記載の固体状柔軟仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 下記(A) 成分、(B) 成分、(C) 成分及び
    (D) 成分を含有することを特徴とする固体状柔軟仕上剤
    組成物。 (A) 成分:次の一般式(I)で表される第3級アミン又
    はその中和塩もしくは第4級アンモニウム塩。 【化3】 〔式中、 R1:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基、 R2,R3:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 m:1〜10 n:2〜3 を意味する。〕 (B) 成分:次の一般式(II)で表される第3級アミン又
    はその中和塩。 【化4】 〔式中、 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
    基、 R5:炭素数11〜21のアルキル基又はアルケニル基、 p:1〜10 q:2〜3 を意味する。〕 (C) 成分:尿素、尿素誘導体、チオ尿素、パラトルエン
    スルホン酸塩、水溶性無機塩類及びポリエーテル化合物
    からなる群より選ばれた1種又は2種以上。 (D) 成分:無機性粉体。 但し、組成物中の(A) 成分と(B) 成分の合計が40.0〜9
    9.99 重量%、(C) 成分が0.01〜60.0重量%、(A) 成分
    と(B) 成分の重量比が (A)/(B) =95/5〜10/90であ
    り、且つ(A) 成分、(B) 成分及び(C) 成分の合計量と
    (D) 成分の重量比が〔(A)+(B)+(C)〕/(D) =70/30〜
    100/0である。
  4. 【請求項4】 ポリエーテル化合物が、活性水素を3ケ
    以上有する化合物にエチレンオキシドを必須として含む
    炭素数2〜4のアルキレンオキシドを付加し得られる分
    子量 5,000〜2,000,000 ポリエーテル化合物であり、且
    つポリオキシエチレン鎖の部分の合計の重量が当該ポリ
    エーテル化合物の全重量の50重量%以上である請求項3
    記載の固体状柔軟仕上剤組成物。
  5. 【請求項5】 (D) 成分の無機性粉体がシリカ化合物、
    ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウ
    ム、炭酸マグネシウム及び真珠岩(パーライト)からな
    る群より選ばれた1種又は2種以上である請求項3又は
    4記載の固体状柔軟仕上剤組成物。
  6. 【請求項6】 (A) 成分、(B) 成分、(C) 成分、及び香
    料を吸油させた(D)成分を含有することを特徴とする請
    求項3〜5のいずれかの1項に記載の固体状柔軟仕上剤
    組成物。
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