JP3162214U

JP3162214U - 保冷（保温）剤内蔵機能付き弁当箱

Info

Publication number: JP3162214U
Application number: JP2010004104U
Authority: JP
Inventors: 里子花谷
Original assignee: 里子花谷
Priority date: 2010-05-31
Filing date: 2010-05-31
Publication date: 2010-08-26
Anticipated expiration: 2020-05-31

Abstract

【課題】弁当箱に保冷（保温）剤を内蔵できるようにした、保冷（保温）剤内蔵機能付き弁当箱を提供する。【解決手段】弁当箱の中蓋部分に、くぼみを設け、そのくぼみの四隅に通気穴を設け、そこに保冷（保温）剤を置く。弁当箱は２段、３段と数段重ねることを可能に形成する。使用する時は、容器５に内容物（ご飯やおかずなど）を入れ、中蓋２で蓋をする。中蓋２のくぼみ部分に、適宜な大きさや厚みの保冷剤３を置き、上蓋１で蓋をする。中蓋の四隅にある通気穴により、より保冷効果が高まる。容器が２段目、３段目と重なる時は、容器５外側、下方の縁取り枠を合わせて使用する。その場合も、それぞれの中蓋２上に保冷剤を置くため、各段均一でより高い保冷効果がある。【選択図】図１

Description

本発明は、弁当箱に保冷（保温）剤を内蔵できるようにした、保冷（保温）剤内蔵機能付き弁当箱に関するものである。

従来、持ち歩いたりする弁当を保冷（保温）するには、弁当を入れる袋などに保冷剤（保温）を入れて、袋内の温度を調節していた。
なお、弁当箱下部内側周囲に設けた断熱材層の中に保冷剤をいれ、その直上に金属薄板を設置し、保冷効果を高めた保冷弁当箱がある。（特許文献１参照）。

登録実用新案第３１２３００６号広報

弁当箱は通常、袋に入れたり、布などで包む。保冷（保温）効果を上げる為に、弁当箱と一緒に保冷剤を入れていた。或いは、布などに包む時は、弁当箱の蓋の上に保冷剤を置き、動かないように縛ったりしていた。袋の場合は弁当箱と保冷剤の密着度が少なく、また安定感にも欠ける。布などの場合は、保冷剤が溶けてくると包んでいたものを濡らしてしまう。また、２段重ねの弁当箱などは、中心部の保冷（保温）効果が薄れる。
本考案は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

容器と中蓋と上蓋とから成る弁当箱において、中蓋部分に、保冷（保温）剤を置くくぼみを設け、くぼみ内側四隅に通気穴を設ける。中蓋外側の一箇所に切り欠き部分を設ける。弁当箱は２段、３段と数段重ねることが可能である。
以上の構造よりなる保冷（保温）剤内蔵機能付き弁当箱。

弁当箱と保冷剤を一緒に袋に入れた時に生じる、保冷剤の不安定感をなくし、弁当箱に保冷剤を密着させることで、従来以上の保冷（保温）効果が期待出来る。弁当箱を数段重ねて使用することが可能であり、その際にも、容器ごとに効果があり見た目もすっきりである。弁当箱の大きさや形状は問わず、保冷剤の大きさや数を弁当箱の大きさに合わせて使用できる。

本考案を複数重ねての実施例を示す斜視図本考案の中蓋部分の構造を示す斜視図

以下、本考案の実施の形態を説明する。
（イ）上蓋（１）の裏側に、四辺が、容器（５）の内側にピッタリはまるように凸縁取り枠があり、蓋と一体型である。
（ロ）中蓋（２）の内側には、保冷剤（３）を置くためのくぼみを設ける。
（ハ）中蓋（２）の内側、四隅に、通気穴（７）を設け，外側、一箇所に切り欠き（６）を設ける。
（ニ）容器（５）の外側、下方には、上蓋（１）と同じ凸縁取り枠が一体となっている。
（ホ）容器（５）の内側四方には、中蓋受け部（４）を設ける。
本考案は以上のような構造である。
本考案を使用する時は、容器（５）に内容物（ご飯やおかずなど）を入れ、中蓋（２）で蓋をする。中蓋（２）のくぼみ部分に、適宜な大きさや厚みの保冷剤（３）を置き、上蓋（１）で蓋をする。中蓋の四隅にある通気穴（７）により、より保冷効果が高まる。容器が２段目、３段目と重なる時は、容器（５）外側、下方の縁取り枠を合わせて使用する。その場合も、それぞれの中蓋（２）上に保冷剤を置くため、各段均一でより高い保冷効果がある。数段重ねて使用出来るので、従来のように、おかずの脇に果物を入れたりしなくても良い。容器（５）は、サンドイッチなどを入れられるようなメッシュのものなど、容器の種類や大きさを変えたりすることにより弁当だけでなく、野菜や肉、魚、果物、花、乳製品などの保管にも効果を発揮できる。また、冷暗場所を好むような工業製品や精密機器部品の保管なども考えられる。中蓋（２）の縁の任意の場所に、中蓋（２）を取り出し易くする為の切り欠き（６）を設けてある。

（１）上蓋、（２）中蓋、（３）保冷剤、（４）中蓋受け部、（５）容器
（６）切り欠き、（７）通気穴

（イ）携帯する弁当箱（仕事場や学校など）
（ロ）集団で利用するような配達型の弁当箱（給食など）
（ハ）ケータリング用の食事
（二）生鮮食料品などの運搬や保管に有効
（ホ）冷暗場所が必要なものの保管に有効

Claims

容器と中蓋と上蓋とから成る弁当箱において、中蓋部分にくぼみを設け、くぼみ内側四隅には通気穴が設けられ、中蓋の任意の一角に切り欠き部分が設けられ、くぼみ部分に保冷（保温）剤を置き、２段、３段と数段重ねられることを特徴とする保冷（保温）剤内蔵機能付き弁当箱。