JP3162034B2 - 線状物品の小分け装置 - Google Patents

線状物品の小分け装置

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JP3162034B2 JP03824099A JP3824099A JP3162034B2 JP 3162034 B2 JP3162034 B2 JP 3162034B2 JP 03824099 A JP03824099 A JP 03824099A JP 3824099 A JP3824099 A JP 3824099A JP 3162034 B2 JP3162034 B2 JP 3162034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線状物品の小分け
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の線状物品の集団から所
望の重量もしくは所望の本数の線状物品を小分けするに
は、通常、以下のように行われる。第1に、線状物品の
集団から、適当な本数の線状物品を取り出す。第2に、
これらの線状物品を計量器の上に載せて、計量値が所望
の重量値であるかどうかを確認する。第3に、計量値が
所望の重量値よりも小さいときには、計量器の上に線状
物品を順次載せていく。逆に、計量値が所望の重量値よ
りも大きいときには、線状物品を計量器の上から1本ず
つ順次取っていく。最後に、計量値が所望の重量値にな
ったら、計量器の上の小分けされた線状物品を包装して
製品にしている。上記の工程を繰り返し行い、線状物品
の集団から所望の重量の線状物品を小分けしているので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述のごと
く、線状物品を小分けする作業は手作業で行っていたの
で、面倒であり、高速でなく、効率的でないという問題
がある。また、線状物品は、からまったり、互いにくっ
ついてしまうことがある。このため、くっついた線状物
品を計量時に、互いにバラして、1本1本の線状物品に
分ける作業が必要であり、大変な手間であるという問題
がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、線状物品を搬
送しながら1本1本に分けることができ、しかも、機械
的・自動的に正確な量に小分けすることができ、この結
果、高速で、手間も省け、効率的に小分けすることがで
きる線状物品の小分け装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の線状物品の小
分け装置は、自重により中央部分で逆U字状に曲がる逆
U字状態の線状物品を、その中央部分で支持しながら順
次供給する供給装置と、該供給装置から順次供給された
前記線状物品を、前記逆U字状態のまま順次搬送する搬
送コンベアと、該搬送コンベアから順次供給された線状
物品を、前記逆U字状態のまま蓄積して計量し、蓄積さ
れた線状物品の総重量が、予め設定された目標重量値に
達すると、線状物品を排出する計量コンベアとからなる
ことを特徴とする。請求項2の線状物品の小分け装置
は、請求項1記載の発明において、前記搬送コンベア
が、直列に配設された複数のコンベアからなり、第1番
目のコンベアを除く各コンベアの走行速度が、そのコン
ベアの直前に配設されたコンベアの走行速度より速く走
行することを特徴とする。請求項3の線状物品の小分け
装置は、請求項1または2記載の発明において、前記供
給装置が、前記搬送コンベアに向けて下向きに傾けて配
設され、軸廻りに回転自在に設けられた回転竿であっ
て、該回転竿の傾斜角度が、回転させない状態の該回転
竿に前記線状物品を掛けても該線状物品が前記回転竿上
を滑り落ちないが、該回転竿を回転させると、前記線状
物品が前記回転竿上を滑り落ち始める角度であることを
特徴とする。請求項4の線状物品の小分け装置は、請求
項1、2または3記載の発明において、前記搬送コンベ
アと前記計量コンベアとの間に、搬送コンベアから計量
コンベアに供給される線状物品を検知するための通過検
知センサが設けられ、前記搬送コンベア前記計量コンベ
アとの間に、線状物品が溜まってブリッジ状となってい
ないかどうかを検知するためのブリッジ検知センサが設
けられ、前記通過検知センサで線状物品を検知しない場
合には、計量コンベアを停止させ、前記ブリッジ検知セ
ンサで線状物品がブリッジ状となっているのを検知した
場合には、前記搬送コンベアを停止させることを特徴と
する。請求項5の線状物品の小分け装置は、請求項1、
2、3または4記載の発明において、前記計量コンベア
で計量された線状物品の総重量の計量値が前記目標重量
値の大部分に達すると、搬送コンベアの走行速度を下
げ、前記計量値が前記目標重量値に達すると、前記搬送
コンベアを停止させるとともに、前記計量コンベアの走
行速度を、急上昇させ、該計量コンベア上の全ての線状
物品を一気に排出させる排出速度とすることを特徴とす
る。請求項6の線状物品の小分け装置は、請求項1、
2、3、4または5記載の発明において、複数の間引き
ランプが設けられ、前記計量コンベアによる計量値が前
記設定値を超えた場合には、前記計量値と前記設定値と
の差に対応する線状物品の本数と同数の間引きランプを
点灯させることを特徴とする。請求項7の線状物品の小
分け装置は、請求項1、2、3、4、5または6記載の
発明において、前記供給装置と前記搬送コンベアとの間
に、前記供給装置から供給される線状物品の中央部分
に、毛先が順次接触するように、回転ブラシが垂直面内
で回転自在に設けられ、前記供給装置から供給される線
状物品の積み重なりを検知し、検知信号を前記コントロ
ーラに送信する積重検知センサが設けられ、該積重検知
センサによって前記線状物品の積み重なりが検知される
場合には、前記コントローラが、前記回転ブラシの回転
方向を、その毛先が前記線状物品に接触する時に、前記
線状物品の供給方向と逆方向に回転させ、前記積重検知
センサによって前記線状物品の積み重なりを検知しない
場合には、前記コントローラが、前記回転ブラシの回転
方向を、その毛先が前記線状物品に接触する時に、前記
線状物品の供給方向と同方向に回転させることを特徴と
する。
【0006】請求項1の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。自重により中央部分で逆U字状に曲がった逆
U字状態の線状物品は、供給装置によって、順次搬送コ
ンベアに供給される。搬送コンベアに供給された線状物
品は搬送コンベアによって、コントローラによって制御
された走行速度でもって、逆U字状態のまま、計量コン
ベアに順次供給される。計量コンベアに供給された線状
物品は逆U字状態のまま、計量コンベアに蓄積されてい
く。そして、蓄積された線状物品の総重量が、設定され
た設定値に達すると、コントローラの制御によって、計
量コンベアは速度を制御され、この計量コンベアによっ
て、全ての線状物品は排出される。
【0007】請求項2の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。搬送コンベアにおいて、第N番目のコンベア
上を間隔をもって搬送される線状物品は、第N番目のコ
ンベアより速い第N+1番目のコンベアに搬送される。
このため、第N+1番目のコンベア上を搬送される線状
物品の間隔は、前記第N番目のコンベア上の線状物品間
の間隔より広くなる。
【0008】請求項3の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。回転竿に線状物品を掛けておくと、回転竿を
回転させない限り、線状物品は回転竿上を滑り落ちない
が、回転竿を回転させると、線状物品は回転竿上を滑り
落始める。
【0009】請求項4の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。通知検知センサで線状物品を検知しない場合
には、計量コンベアが停止するので、計量コンベア上に
線状物品を密に搬送することができる。ブリッジ検知セ
ンサで線状物品がブリッジ状となっているのを検知した
場合には、搬送コンベアが停止し、計量コンベアのみ動
いているので、線状物品のブリッジが解消される。
【0010】請求項5の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。コントローラによって、計量コンベアで計量
された線状物品の総重量の計量値と、予め設定された設
定値とが比較される。計量値と設定値との差が大きい場
合には、搬送コンベアの走行速度と計量コンベアの走行
速度との差が小さくなるので、計量コンベア上に一定期
間に多くの線状物品を搬送することができる。計量値と
設定値との差が小さくなると、計量コンベアの走行速度
と搬送コンベアの走行速度との差は大きくなり、しかも
搬送コンベアの走行速度が下がるので、計量コンベア上
に前記設定値線状物品を正確に搬送することができる。
そして、計量値が設定値に達すると、搬送コンベアは停
止し、計量コンベアの走行速度は急上昇し、計量コンベ
ア上の全ての線状物品は一気に搬出される。
【0011】請求項6の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。計量コンベアから排出された複数本の線状物
品のうち、点灯している間引きランプと同数の線状物品
を取り除けば、前記設定値と同じ重量の線状物品を正確
に小分けすることができる。
【0012】請求項7の線状物品の小分け装置の作用を
説明する。積重検知センサによって線状物品の積み重な
りが検知されると、検知信号がコントローラに送信され
る。このため、コントローラによって、回転ブラシは、
その毛先が線状物品に接触する時に、線状物品の供給方
向と逆方向に回転する。また、積重検知センサによって
線状物品の積み重なりが検知されないと、検知信号がコ
ントローラに送信されない。このため、コントローラに
よって、回転ブラシは、その毛先が線状物品に接触する
時に、線状物品の供給方向と同方向に回転する。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の線状物品の小分
け装置の側面図である。図2は本実施形態の線状物品の
小分け装置の平面図である。図1および図2に示すよう
に、本実施形態の線状物品の小分け装置は、図示しない
が、紐や麺等の細長くて柔らかい線状物品nを自動的に
小分けするための装置であって、供給装置20、搬送コ
ンベア30、計量コンベア40、排出コンベア50、図
示しない間引き警報装置60およびコントローラCから
構成されたものである。符号11、12は、供給装置2
0および搬送コンベア30をそれぞれ固定するためのフ
レームを示している。
【0014】まず、供給装置20を説明する。この供給
装置20は、線状物品nを搬送コンベア30に順次供給
するための装置である。前記フレーム11の上部には、
チャッカー21が斜め下向きに取り付けられている。チ
ャッカー21の先端は軸部となっており、この軸部に
は、プーリ22が取り付けられている。他方、フレーム
12には、前記チャッカー21より低い位置にスピンド
ル23が取り付けられている。チャッカー21の軸部の
先端とスピンドル23との間には、回転竿24がその軸
廻りに回転自在に、かつ着脱自在に取り付けられてい
る。この回転竿24は、その周面が滑らかであり、表面
をテフロン加工されたステンレス製のパイプである。し
かも、この回転竿24は、水平面から上方に向けて傾斜
角度θをもって傾けて設けられているが、その詳細につ
いては後述する。なお、チャッカー21を開閉させるた
めのスイッチは、足で踏むタイプのものや指で押すボタ
ン式のものなど、その方式は特に限定されない。
【0015】前記プーリ22は、ベルト25等の伝達機
構を介して、駆動モータ21M の駆動力によって、回転す
るように構成されている。このため、駆動モータ21M の
駆動力によって、プーリ22とともに、回転竿24は、
その軸廻りに回転する。この駆動モータ21M は、コント
ローラCによって制御され、回転、逆転もしくは停止す
るものである。なお、回転竿24の径はとくに限定され
ないが、7〜25mmが適している。さらになお、回転竿
24の素材は、ステンレスだけでなく、錆びない金属製
や合成樹脂製であって、その周面の摩擦係数が小さいパ
イプなど種々の素材を採択しうる。
【0016】回転竿24に、線状物品nをその中央部分
で支持されるように掛けると、線状物品nはその自重に
より中央部分で逆U字状に曲がる。そして、回転竿24
をその軸廻りに回転させると、線状物品nはその自重に
より、回転竿24上を滑りながらスピンドル23に向け
て移動する。
【0017】つぎに、回転竿24の傾斜角度θを説明す
る。回転竿24の傾斜角度θは、回転させない状態の回
転竿24に線状物品nを逆U字状に掛けたときに、線状
物品nが滑り落ちずに、しかも回転させた状態の回転竿
24に線状物品nを逆U字状に掛けたときに、線状物品
nが滑り落ちてしまうような傾斜角度θとしている。こ
の傾斜角度θは、後述する下限値θ1および上限値θ2
の間の範囲内の値であり、θ1≦θ≦θ2を満たしてい
る。傾斜角度θの下限値θ1は、回転している回転竿2
4に線状物品nを逆U字状に掛けたときに、線状物品n
が回転竿24上を必ず滑り落ちる角度の最大値である。
また、傾斜角度θの上限値θ2は、回転していない回転
竿24に線状物品nを逆U字状に掛けたときに、線状物
品nが回転竿24上を必ず滑り落ちる角度の最小値であ
る。もし、回転竿24の傾斜角度θを下限値θ1未満に
した場合には、回転竿24の回転・非回転によらず、回
転竿24に線状物品nを逆U字状に掛けても、線状物品
nは回転竿24上を滑り落ちていかないという不具合が
生じる。さもなくばもし、回転竿24の傾斜角度θを上
限値θ2よりも大きくした場合には、回転竿24の回転
・非回転によらず、回転竿24に線状物品nを逆U字状
に掛けると、線状物品nは回転竿24上を滑り落ちてし
まうという不具合が生じる。したがって、回転竿24の
傾斜角度θは、下限値θ1≦θ≦上限値θ2の条件を満
たす角度が好適である。この場合には、回転竿24の回
転を制御することによって、回転竿24上に逆U字状に
掛けられた線状物品nの搬送を制御することができると
いう効果を奏する。なお、前記下限値θ1および上限値
θ2の値は、温度や湿度、回転竿24の周面の摩擦係
数、線状物品nの摩擦係数等の種々の条件により異なる
ので、本実施形態の線状物品の小分け装置を運転する設
定場所および時の条件に応じて、回転竿24の傾斜角度
θの値を決めればよい。
【0018】回転ブラシ26および積層検知センサ27
を説明する前に、搬送コンベア30を説明する。搬送コ
ンベア30は、第1コンベア31、第2コンベア32お
よび第3コンベア33が、順に直列に配設されたもので
ある。第1コンベア31、第2コンベア32および第3
コンベア33は、いずれも水平に設けられ、順に近接し
て配設されている。なお、搬送コンベア30を構成する
コンベアの数は、図では3であるが、2以上であれば、
特にその数に制限はない。
【0019】第1コンベア31は、その始端が前記供給
装置20のスピンドル23に接近するように配設されて
いる。第1コンベア31の終端の下方に、第2コンベア
32の始端が位置するように、第2コンベア32が配設
されている。この第2コンベア32の終端の下方に、第
3コンベア33の始端が位置するように、第3コンベア
33が配設されている。したがって、供給装置20から
順次送られる線状物品nは、第1コンベア31に送ら
れ、この線状物品nは第1コンベア31の終端から落下
し、第2コンベア32に送られる。この線状物品nは、
第2コンベア32によって、その始端から終端に送られ
る。そして、線状物品nは、第2コンベア32の終端か
ら落下して、第3コンベア33に送られる。そして、こ
の線状物品nは、第3コンベア33によって、その始端
から終端に送られる。
【0020】第1コンベア31、第2コンベア32およ
び第3コンベア33の各速度は異なり、第1コンベア3
1の速度V1をVとすると、第2コンベア32の速度V
2は第1コンベア31の速度の2倍の速度である2Vに
設定されている。第3コンベア33の速度V3は第1コ
ンベア31の速度の4倍の速度である4Vに設定されて
いる。搬送コンベア30の第1コンベア31、第2コン
ベア32、第3コンベア33の各速度は、いずれもコン
トローラCによって制御されている。なお、第1コンベ
ア31、第2コンベア32および第3コンベア33の各
速度V1、V2、V3の速度比は1:2:4だけでな
く、1:3:5であってもよく、V1<V2<V3の条
件を満たしさえすればよい。以下では、説明のため、搬
送コンベア30の第1コンベア31の速度を、搬送コン
ベア30の基底速度という。
【0021】図3は搬送コンベア30による線状物品n
の搬送説明図である。図3(A) に示すように、供給装置
20から第1コンベア31に順次送られてくる線状物品
nの間隔は、短い間隔h1である。図3(B) に示すよう
に、第1コンベア31の終端から第2コンベア32に順
次送られる線状物品nの間隔h2は2×h1となってい
る。そして、図3(C) に示すように、第2コンベア32
の終端から第3コンベア33に順次送られる線状物品n
の間隔h3は2×h2、すなわち4×h1となってい
る。つまり、搬送コンベア30に送られてくる線状物品
nの間隔h1が短くても、搬送コンベア30から送られ
る線状物品nの間隔h3は長いのである。したがって、
搬送コンベア30によって、線状物品nと線状物品nと
の間隔を拡げながら、線状物品nを搬送することができ
るので、線状物品nが一箇所に集まるのを防止すること
ができるという効果を奏する。なお、搬送コンベア30
の基底速度は、コントローラCによって計量コンベア4
0の速度変化に応じて制御されるのであるが詳細は後述
する。
【0022】つぎに、回転ブラシ26および積層検知セ
ンサ27を説明する。前記供給装置20のスピンドル2
3と搬送コンベア30の第1コンベア31との間におけ
る上方に、回転ブラシ26が垂直面内で正転・逆転自在
に設けられており、この回転ブラシ26を回転させる
と、その毛先がスピンドル23上を通過する線状物品n
の中央部分に順次接触するように配設されている。
【0023】回転ブラシ26の近傍には、スピンドル2
3と回転ブラシ26との間の線状物品nの積層状態を検
知するための積層検知センサ27が設けられている。こ
の積層検知センサ27によって、スピンドル23上に搬
送される線状物品nが積層しているかどうかを検知する
ことができるのである。この積層検知センサ27の検知
信号は、前記コントローラCに送られる。コントローラ
Cでは、積層検知センサ27の検知信号に応じて、回転
ブラシ26の回転方向を制御している。すなわち、線状
物品nがスピンドル23上で積層していない場合には、
コントローラCによって、回転ブラシ26を正転(図中
時計廻りに回転)させるので、回転ブラシ26の毛先が
線状物品n、n間に入り込み、回転ブラシ26によって
線状物品n、nを1本1本に分離させるとともに線状物
品nを搬送コンベア30に送り出すことができるのであ
る。逆に、線状物品nがスピンドル23上で積層してい
る場合には、コントローラCによって、回転ブラシ26
を逆転(図中反時計廻りに回転)させるので、回転ブラ
シ26の毛先が積層した線状物品nをはね飛ばし、線状
物品n、nを1本1本に分離させることができるのであ
る。このため、スピンドル23上に滑り落ちてきた線状
物品nは、その積層状態を積層検知センサ27によっ
て、常時検知されており、積層検知センサ27の検知信
号は常時コントローラCへ送信されているのである。コ
ントローラCによって、積層検知センサ27の検知信号
に応じて回転ブラシ26の回転方向が制御されるので、
線状物品nは1本1本に分離される。したがって、線状
物品n同士が積層したり、絡んだりするのを防止するこ
とができるという効果を奏する。なお、回転ブラシ26
および積層検知センサ27を必ず設ける必要はなく、設
けなくてもよいが、回転ブラシ26および積層検知セン
サ27を設けた場合には、線状物品n同士が積層した
り、絡んだりするのを防止することができるので好適で
ある。
【0024】つぎに、計量コンベア40を説明する。再
び図1に示すように、前記搬送コンベア30の第3コン
ベア33の終端の下方に、計量コンベア40の始端が位
置するように、計量コンベア40が配設されている。こ
のため、搬送コンベア30の第3コンベア33から送ら
れてきた線状物品nが順次落下して、計量コンベア40
に送られるのである。そして、この線状物品nは、計量
コンベア40によってその始端から終端に送られるので
ある。
【0025】再び、図2に示すように、搬送コンベア3
0の第3コンベア33と計量コンベア40との間には、
通過検知センサ41およびブリッジ検知センサ42が設
けられている。通過検知センサ41は、搬送コンベア3
0の第3コンベア33から計量コンベア40に供給され
る線状物品nを検知するためのセンサである。ブリッジ
検知センサ42は、搬送コンベア30の第3コンベア3
3と計量コンベア40との間に、線状物品nが溜まって
ブリッジ状となっていないかどうかを検知するためのセ
ンサである。
【0026】つぎに、計量コンベア40の制御系統を説
明する。図4は計量コンベア40を制御するコントロー
ラCの制御ブロック図である。同図に示すように、計量
コンベア40を制御するためのコントローラCへのイン
プットは、通過検知センサ41によって検知される線状
物品nの検知信号、ブリッジ検知センサ42によって検
知されるブリッジ検知信号、計量コンベア40によって
時刻tに計量される線状物品nの総重量の計量値M(t)
および計量コンベア40のコンベア移動距離である。そ
して、コントローラCによって、計量コンベア40の送
り量および速度は制御されるのである。
【0027】図5は、計量コンベア40を制御するコン
トローラCのフローチャートである。同図において、符
号Zは、線状物品nの所望の目標重量値を示している。
符号M1は、境界値を示しており、この境界値M1は目
標重量値Zの大部分、例えば90〜95%に設定するが
好適である。符号L0は通常送り量であって、搬送すべ
き線状物品nの幅より少し長く設定するのが好適であ
る。有事送り量L1は、通常送り量L0より多い送り
量、例えば通常送り量L0の 160〜200 %に設定するの
が好適である。符号W0は通常速度を示している。排出
速度W1は、通常速度W0よりも速い速度であって、計
量コンベア40上に蓄積された全ての線状物品nを一気
に排出させる程の速度である。
【0028】予じめ、目標重量値Z、境界値M1、通常
送り量L0、有事送り量L1、通常速度W0および排出
速度W1の各値をコントローラCに与えておく。
【0029】まず、ブリッジ検知センサ42からブリッ
ジ検知信号が送られたか否かが、常時判断される(41P
)。ブリッジ検知センサ42からブリッジ検知信号が送
られた場合には、計量コンベア40を、通常速度W0で
有事送り量L1だけ動作させる。
【0030】ブリッジ検知センサ42からブリッジ検知
信号が送られていない場合には、通過検知センサ41か
ら線状物品nの通過検知信号が送られたか否かが判断さ
れる(42P )。通過検知センサ41から線状物品nの通過
検知信号が送られない場合には、計量コンベア40を停
止させる。通過検知センサ41から線状物品nの通過検
知信号が送られた場合には、計量コンベア40を、通常
速度W0で通常送り量L0だけ動作させる。
【0031】つぎに、計量値M(t) が目標重量値Zに達
したかどうかが判断される(43P )。計量値M(t) が目標
重量値Zに達しない場合には、再びブリッジ検知信号の
有無が判断される(41P )。
【0032】計量値M(t) が目標重量値Zに達すると、
計量コンベア40が所定長さだけ移動し、かつ、計量値
M(t) が0近傍になったかどうかが判断される(44P )。
計量コンベア40が所定長さだけ移動し、かつ、計量値
M(t) が0近傍になるまで、計量コンベア40の速度を
急激に上昇させ、排出速度W1で動作させる。前記工程
44P において、0近傍を単なる0にしなかった理由は、
計量コンベア40上に線状物品nの小片が残ってしまっ
た場合、いつまでたっても計量値M(t) が0にならず、
フローが滞るのを防止するためである。なお、前記0近
傍の値は、1本当たりの線状物品nの重量に応じて変え
ればよいが、おおよそ1本当たりの線状物品nの重量と
同じ値が好適である。
【0033】すると、計量コンベア40上に蓄積された
全ての線状物品nは一気に排出されるのである。したが
って、この一気に排出された線状物品nの総重量は、も
ちろん目標重量値Zであり、計量コンベア40上には、
1本も線状物品nは残らないのである。
【0034】つぎに、搬送コンベア30の制御系統を説
明する。図6は搬送コンベア30を制御するコントロー
ラCの制御ブロック図である。同図に示すように、搬送
コンベア30の速度を制御するためのコントローラCへ
のインプットは、ブリッジ検知センサ42によって検知
されるブリッジ検知信号、計量コンベア40によって時
刻tに計量される線状物品nの総重量の計量値M(t) お
よび計量コンベア40のコンベア移動距離である。
【0035】図7は搬送コンベア30を制御するコント
ローラCのフローチャートである。同図において、符号
S1、S2は、いずれも搬送コンベア30の設定速度で
あり、それぞれ第1速度、第2速度を示している。第1
速度S1は任意の速度である。第2速度S2は、第1速
度S1より遅い速度であり、S2<S1の条件を満たし
ている。
【0036】予め、前記目標重量値Z、境界値M1、第
1速度W1、第2速度W2および第3速度W3の各値
を、コントローラCに予め与えておく。
【0037】フローチャートに図示しないが、ブリッジ
検知センサ42からブリッジ検知信号が送られたか否か
が常時判断される。ブリッジ検知センサ42からブリッ
ジ検知信号が送られた場合には、搬送コンベア30を停
止させる。
【0038】ブリッジ検知センサ42からブリッジ検知
信号が送られていない場合には、時刻tにおける計量コ
ンベア40による線状物品nの計量値M(t) が、境界値
M1に達したかどうかが判断される(31P )。計量値M
(t) が境界値M1に達しない場合には、計量値M(t) が
境界値M1に達するまで、搬送コンベア30の速度を第
1速度S1とする。このため、搬送コンベア30上の線
状物品nは、第1速度W1で搬送されるのである。
【0039】計量値M(t) が境界値M1に達すると、計
量値M(t) が目標重量値Zに達したかどうかが判断され
る(32P )。計量値M(t) が目標重量値Zに達しない場
合には、計量値M(t) が目標重量値Zに達するまで、搬
送コンベア30の速度を、前記第1速度S1よりも遅い
第2速度S2とする。このため、搬送コンベア30上の
線状物品nは、第2速度W2で搬送されるのである。
【0040】計量値M(t) が目標重量値Zに達すると、
計量コンベア40が所定長さだけ移動し、さらに、計量
値M(t) が0近傍になるまで(13P )、搬送コンベア30
を停止させる。
【0041】つぎに、排出コンベア50を説明する。前
記計量コンベア40の終端の下方に、排出コンベア50
の始端が位置するように、排出コンベア50が水平に配
設されている。このため、計量コンベア40の終端に達
した線状物品nは、落下して排出コンベア50に送られ
る。この線状物品nは、排出コンベア50によって、そ
の始端から終端に送られる。なお、排出コンベア50は
本発明における必須要素ではなく、なくてもよい。
【0042】つぎに、間引き警報装置60を説明する。
図示しないが、間引き警報装置60は搬出コンベア50
の出側など、作業者が見えやすい場所に配設されてい
る。図8は複数の間引きランプ61を備えた間引き警報
装置60のブロック図である。同図に示すように、この
間引き警報装置60は、複数の間引きランプ61を有し
ている。そして、前記計量コンベア40で計量された、
線状物品nの総重量が入力信号としてコントローラCに
送信され、コントローラCの出力信号によって、間引き
警報装置60の複数の間引きランプ61のうちいくつか
の間引きランプ61が点灯するように制御されるように
構成されている。つまり、コントローラCによって、前
記計量コンベア40で計量された線状物品nの総重量が
設定値を超えた場合に、前記計量値と設定値との差に対
応する線状物品nの本数と同数の間引きランプ61が点
灯するのである。
【0043】もし、計量コンベア40で計量された線状
物品nの総重量が設定値を超えた場合には、計量値と設
定値との差に対応する線状物品nの本数と同数の間引き
ランプ61が点灯する。このため、作業者は間引きラン
プ61が点灯している数と同数の線状物品nを、排出コ
ンベア50上の複数の線状物品nから間引けば、所望の
量の線状物品nを正確に小分けすることができるという
効果を奏する。なお、間引き警報装置60を必ず設ける
必要はなく、設けなくてもよいが、間引き警報装置60
を設けた場合には、所望の量の線状物品nを正確に小分
けすることができるので、好適である。
【0044】つぎに、本実施形態の線状物品の小分け装
置の作用・効果を説明する。まず、供給装置20の回転
竿24に線状物品nをその中央部分で掛けると、線状物
品nはその自重で逆U字状に曲がった状態で、その中央
部分で支持される。回転竿24を回転させていないとき
には、線状物品nは回転竿24上で停止しているが、回
転竿24を回転させると、線状物品nは、回転竿24に
よって支持されながら回転竿24上を滑り落ちる。した
がって、回転竿24の回転を制御することによって、回
転竿24上に逆U字状に掛けられた線状物品nの搬送を
制御することができるという効果を奏する。
【0045】そして、線状物品nが回転竿24の上を通
過して、スピンドル23に達する。ここでは、積層検知
センサ27によって線状物品nの積層状態が、常時検知
されており、この検知信号がコントローラCへ送られ
る。線状物品nが積層されているかどうかに応じて、コ
ントローラCによって、回転ブラシ26は正転・逆転を
制御される。回転ブラシ26によって、線状物品nは1
本1本に分離され、線状物品n同士が積層したり、絡ん
だりするのを防止することができる。この結果、1本1
本に離された線状物品nを、搬送コンベア30に順次供
給することができるという効果を奏する。
【0046】そして、前記回転ブラシ26によって分離
された線状物品nは、その自重によって、搬送コンベア
30の第1コンベア31の始端に落下する。この線状物
品nは、逆U字状態のまま、第1コンベア31によっ
て、S1の速度で、その終端に送られる。そして、線状
物品nは、その自重によって、第2コンベア32の始端
に落下する。この線状物品nは、逆U字状態のまま、第
2コンベア32によって、2×S1の速度で、その終端
に送られる。そして、線状物品nは、その自重によっ
て、第3コンベア33の始端に落下する。この線状物品
nは、逆U字状態のまま、第3コンベア33によって、
4×S1の速度で、その終端に送られる。そして、線状
物品nはその自重によって、計量コンベア40の始端に
落下する。
【0047】通過検知センサ41によって、計量コンベ
ア40に供給される線状物品nが常時検知されている。
このため、コントローラCでは、計量コンベア40に供
給される線状物品nの本数がカウントされるのである。
また、ブリッジ検知センサ42によって、搬送コンベア
30の第3コンベア33と計量コンベア40との間に、
線状物品nが溜まってブリッジ状になっていないかどう
かが検知されている。
【0048】この線状物品nは、逆U字状態のまま、計
量コンベア40によって、その終端に送られる。この計
量コンベア40には、順次線状物品nが送られてくるの
で、計量コンベア40上の線状物品nの総重量は増加し
ていく。
【0049】図9は搬送コンベア30および計量コンベ
ア40の説明図であって、横軸は時刻t、縦軸は速度を
示している。同図に示すように、まず、搬送コンベア3
0はその基底速度が第1速度S1で走行しており、計量
コンベア40は通常速度W0で走行している。そして、
通過検知センサ41からの通過検知信号がなくなると、
再び通過検知センサ41から通過検知信号があるまで、
計量コンベア40停止する。ブリッジ検知センサ42か
らのブリッジ検知信号があると、ブリッジ検知センサ4
2からのブリッジ検知信号がなくなるまで、搬送コンベ
ア30は停止する。
【0050】計量値M(t) が境界値M1に達すると、搬
送コンベア30の基底速度は第1速度S1から第2速度
S2に減速される。すると、第1コンベア31はS2、
第2コンベア32は2×S2、第3コンベア33は4×
S2の速度となる。このため、搬送コンベア30の第3
コンベア33によって、4×S2の速度で線状物品n
は、計量コンベア40に送られる。この結果、搬送コン
ベア30の第3コンベア33による送り量よりも計量コ
ンベア40による送り量の方が相対的に大きくなるの
で、計量コンベア40上の直近の線状物品nと搬送コン
ベア30から計量コンベア40上に落下する線状物品n
との距離は拡がる。したがって、計量コンベア上に順次
蓄積されていく線状物品nの総重量を早く、しかも正確
に計量することができるという効果を奏する。
【0051】計量値M(t) が目標重量値Zに達すると、
搬送コンベア30の基底速度は0となり、全ての第1〜
第3コンベア31、32、33は停止する。他方、計量
コンベア40の速度は、急激に上昇して排出速度W1と
なる。そして、計量コンベア40が所定長さだけ移動
し、かつ計量値M(t) が0近傍になるまで計量コンベア
40は排出速度W1で移動する。このため、計量コンベ
ア40上に蓄積された全ての線状物品nは一気に排出さ
れるのである。したがって、この一気に排出された線状
物品nの総重量は、もちろん目標重量値Zであり、計量
コンベア40上には、1本も線状物品nは残らないので
ある。そして、計量コンベア40の速度は通常速度W0
に戻り、搬送コンベア30の基底速度は第1速度S1に
戻る。
【0052】以上の工程が1サイクルであり、このフロ
ーが繰り返し行われ、線状物品nを正確に小分けするこ
とができるのである。
【0053】このようにして、計量コンベア40によっ
て、複数の線状物品nは排出コンベア50上に一気に排
出されるので、複数の線状物品nを包装して製品とすれ
ばよい。
【0054】もし、間引き警報装置60の間引きランプ
61が点灯している場合には、作業者は間引きランプ6
1が点灯している数と同数の線状物品nを、排出コンベ
ア50上の複数の線状物品nから間引けば、所望の量の
線状物品nを正確に小分けすることができるという効果
を奏する。
【0055】なお、小分けされる線状物品nとしては、
うどん、そば等の線状食品、紐、電線等の索体など種々
のものを採択しうる。さらになお、線状物品nは、その
断面形状が、円、正方形だけでなく、正方形や楕円形な
ど種々の形状のものを採択しうる。
【0056】上記のごとく、本実施形態の線状物品の小
分け装置は、線状物品nを機械的・自動的に正確な量に
小分けすることができ、この結果、高速で、手間も省
け、効率的に小分けすることができるという効果を奏す
る。
【0057】
【発明の効果】請求項1の線状物品の小分け装置によれ
ば、線状物品を、機械的・自動的に正確な量に小分けす
ることができ、この結果、高速で、手間も省け、効率的
に小分けすることができる。請求項2の線状物品の小分
け装置によれば、線状物品と線状物品との間隔を拡げな
がら、線状物品を搬送することができるので、線状物品
が一箇所に集まるのを防止することができ、線状物品を
1本1本に離させることができる。請求項3の線状物品
の小分け装置によれば、回転竿の回転を制御することに
よって、回転竿上に逆U字状に掛けられた線状物品の搬
送を制御することができる。請求項4の線状物品の小分
け装置によれば、ブリッジが発生した場合には、ブリッ
ジを解消することができ、効率よく線状物品を計量コン
ベアに密に搬送することができる。請求項5の線状物品
の小分け装置によれば、線状物品が一箇所に集まって溜
まることを防止できるととも、線状物品が一気に供給さ
れるのを防止することができ、計量コンベア上に順次蓄
積されていく線状物品の総重量を早く、しかも正確に計
量することができる。請求項6の線状物品の小分け装置
によれば、計量コンベアの設定値よりも多い線状物品を
万が一送ってしまった場合であっても、点灯した間引き
ランプと同数の線状物品を間引けば、所望の本数の線状
物品を小分けすることができる。請求項7の線状物品の
小分け装置によれば、回転ブラシが正転すると、回転ブ
ラシの毛先が線状物品間に入り込み、回転ブラシによっ
て、線状物品を1本1本に分離させるとともに、線状物
品を搬送コンベアに送り出すことができ、逆に、回転ブ
ラシが逆転すると、回転ブラシの毛先が積層した線状物
品をはね飛ばし、線状物品を1本1本に分離させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の線状物品の小分け装置の側面図で
ある。
【図2】本実施形態の線状物品の小分け装置の平面図で
ある。
【図3】搬送コンベア30による線状物品nの搬送説明
図である。
【図4】計量コンベア40を制御するコントローラCの
制御ブロック図である。
【図5】計量コンベア40を制御するコントローラCの
フローチャートである。
【図6】搬送コンベア30を制御するコントローラCの
制御ブロック図である。
【図7】搬送コンベア30を制御するコントローラCの
フローチャートである。
【図8】複数の間引きランプ61を備えた間引き警報装
置60のブロック図である。
【図9】搬送コンベア30および計量コンベア40の説
明図であって、横軸は時刻t、縦軸は速度を示してい
る。
【符号の説明】
20 供給装置 24 回転竿 26 回転ブラシ 27 積重検知センサ 30 搬送コンベア 31 第1コンベア 32 第2コンベア 33 第3コンベア 40 計量コンベア 41 通過検知センサ 42 ブリッジ検知センサ 50 排出コンベア 61 間引きランプ C コントローラ n 線状物品

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自重により中央部分で逆U字状に曲がる逆
    U字状態の線状物品を、その中央部分で支持しながら順
    次供給する供給装置と、該供給装置から順次供給された
    前記線状物品を、前記逆U字状態のまま順次搬送する搬
    送コンベアと、該搬送コンベアから順次供給された線状
    物品を、前記逆U字状態のまま蓄積して計量し、蓄積さ
    れた線状物品の総重量が、予め設定された目標重量値に
    達すると、線状物品を排出する計量コンベアとからなる
    ことを特徴とする線状物品の小分け装置。
  2. 【請求項2】前記搬送コンベアが、直列に配設された複
    数のコンベアからなり、第1番目のコンベアを除く各コ
    ンベアの走行速度が、そのコンベアの直前に配設された
    コンベアの走行速度より速く走行することを特徴とする
    請求項1記載の線状物品の小分け装置。
  3. 【請求項3】前記供給装置が、前記搬送コンベアに向け
    て下向きに傾けて配設され、軸廻りに回転自在に設けら
    れた回転竿であって、該回転竿の傾斜角度が、回転させ
    ない状態の該回転竿に前記線状物品を掛けても該線状物
    品が前記回転竿上を滑り落ちないが、該回転竿を回転さ
    せると、前記線状物品が前記回転竿上を滑り落ち始める
    角度であることを特徴とする請求項1または2記載の線
    状物品の小分け装置。
  4. 【請求項4】前記搬送コンベアと前記計量コンベアとの
    間に、搬送コンベアから計量コンベアに供給される線状
    物品を検知するための通過検知センサが設けられ、前記
    搬送コンベア前記計量コンベアとの間に、線状物品が溜
    まってブリッジ状となっていないかどうかを検知するた
    めのブリッジ検知センサが設けられ、前記通過検知セン
    サで線状物品を検知しない場合には、計量コンベアを停
    止させ、前記ブリッジ検知センサで線状物品がブリッジ
    状となっているのを検知した場合には、前記搬送コンベ
    アを停止させることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の線状物品の小分け装置。
  5. 【請求項5】前記計量コンベアで計量された線状物品の
    総重量の計量値が前記目標重量値の大部分に達すると、
    搬送コンベアの走行速度を下げ、前記計量値が前記目標
    重量値に達すると、前記搬送コンベアを停止させるとと
    もに、前記計量コンベアの走行速度を、急上昇させ、該
    計量コンベア上の全ての線状物品を一気に排出させる排
    出速度とすることを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の線状物品の小分け装置。
  6. 【請求項6】複数の間引きランプが設けられ、前記計量
    コンベアによる計量値が前記設定値を超えた場合には、
    前記計量値と前記設定値との差に対応する線状物品の本
    数と同数の間引きランプを点灯させることを特徴とする
    請求項1、2、3、4または5記載の線状物品の小分け
    装置。
  7. 【請求項7】前記供給装置と前記搬送コンベアとの間
    に、前記供給装置から供給される線状物品の中央部分
    に、毛先が順次接触するように、回転ブラシが垂直面内
    で回転自在に設けられ、前記供給装置から供給される線
    状物品の積み重なりを検知し、検知信号を前記コントロ
    ーラに送信する積重検知センサが設けられ、該積重検知
    センサによって前記線状物品の積み重なりが検知される
    場合には、前記コントローラが、前記回転ブラシの回転
    方向を、その毛先が前記線状物品に接触する時に、前記
    線状物品の供給方向と逆方向に回転させ、前記積重検知
    センサによって前記線状物品の積み重なりを検知しない
    場合には、前記コントローラが、前記回転ブラシの回転
    方向を、その毛先が前記線状物品に接触する時に、前記
    線状物品の供給方向と同方向に回転させることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5または6記載の線状物品
    の小分け装置。
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