JP5162055B2 - 線状物品の計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として麺線などの線状物品の計量装置に関する。
麺線などの線状物品は、計量器を使用して所定の重量に区分けして包装される。この作業は極めて手間がかかることから、本発明者は、図1に示す計量装置を開発した。(特許文献1参照)
図1に示す計量装置は、麺線などの線状物品を、その中央部分で支持しながら順次供給する供給装置91と、供給装置91から順次供給された線状物品を、逆U字状態のまま順次搬送する搬送コンベア92と、該搬送コンベア92から順次供給された線状物品を、逆U字状態のまま蓄積して計量し、蓄積された線状物品の総重量が、予め設定された目標重量値に達すると、線状物品を排出する計量コンベア93とを備える。
特開2000−234949号公報
図1の計量装置は、麺線等の線状物品を速やかに計量して所定の重量に区分けできる。しかしながら、この構造の計量装置は全体の構造が複雑で製造コストが高くなる欠点がある。また、線状物品を計量コンベアに載せて計量することから、高精度に計量するのが難しい欠点もある。それは、計量コンベアの重量が計量される線状物品の重量に比較して重くなるからである。
本発明は、さらに以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、全体の構造を簡単にして製造コストを低減しながら、線状物品の重量をより高い精度に計量できる線状物品の計量装置を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、計量された線状物品を計量器から簡単かつ容易に、しかも速やかに取り出しできる線状物品の計量装置を提供することにある。
本発明の線状物品の計量装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
線状物品の計量装置は、複数本の線状物品1を逆U字状態に載せて供給する供給コンベア2と、この供給コンベア2から供給される線状物品1の重量を計量する計量器3とを備える。計量器3は、供給コンベア2に連結されて、供給コンベア2から供給される線状物品1を移送するように線状物品1の移送方向に向かって下り勾配に傾斜して先端部にストッパ4aを設けている受け竿4と、この受け竿4に上端部を連結して下方に伸びるように配設されてなる連結ロッド5と、この連結ロッド5の下端部に連結されて、受け竿4に供給される線状物品1の重量を検出するロードセル6とを備える。計量装置は、連結ロッド5でもって受け竿4をロードセル6から上方に離して配設して、受け竿4の先端部の下方に、受け竿4に供給される線状物品1を取り出す取り出し隙間7を設けている。
本発明の請求項2の線状物品の計量装置は、連結ロッド5の中間に、磁石で連結してなる磁気カップリング21を設けている。
本発明の線状物品の計量装置は、計量器3が複数列の受け竿4を有し、各々の受け竿4に連結ロッド5を介してサブのロードセル6Bを連結している。さらに、本発明の請求項3の計量装置の供給コンベア2は、各々の受け竿4に連結されて各々の受け竿4に線状物品1を供給する複数列のベルトコンベア10を有する。
本発明の線状物品の計量装置は、複数列の受け竿4に連結してなる複数個のサブのロードセル6Bを連結して、複数の受け竿4に供給される線状物品1のトータル重量を検出するトータルのロードセル6Aを備え、サブのロードセル6Bとトータルのロードセル6Aとからなるロードセル6で受け竿4に供給される線状物品1の重量を計量している。
本発明の請求項4の線状物品の計量装置は、供給コンベア2が特定のベルトコンベア10を駆動する専用の駆動機構15を備え、この専用の駆動機構15でもって、特定のベルトコンベア10のみから受け竿4に線状物品1を供給できるようにしている。
本発明の線状物品の計量装置は、全体の構造を簡単にして製造コストを低減しながら、線状物品の重量をより高い精度に計量できる特徴がある。それは、供給コンベアから供給される線状物品を計量器の受け竿に供給し、この受け竿に供給される線状物品の重量をロードセルで計量するからである。受け竿は、移送方向に向かって下り勾配に傾斜されて、供給コンベアから供給される線状物品をそれ自体の自重で前方に移動でき、ベルトコンベアのように強制的に線状物品を移送する機構を必要としない。このため、計量器は、ロードセルに連結ロッドを介して受け竿を連結する極めて簡単な構造となる。連結ロッドを介して受け竿をロードセルに連結する構造は、極めて簡単な構造であって、従来の供給コンベアを備える機構に比較して極めて軽くできる。このため、ロードセルが計量する重量に線状物品が占める割合が大きくなって、計量精度を高くできる。
また、本発明の線状物品の計量装置は、連結ロッドでもって、受け竿をロードセルから上方に離して配設して、受け竿の先端部の下方に、受け竿に供給される線状物品の取り出し隙間を設けているので、取り出し隙間に手を入れて、受け竿に供給された線状物品を簡単かつ容易に、しかも速やかに取り出しできる特徴がある。
本発明の請求項2の線状物品の計量装置は、連結ロッドの中間に、磁石で連結してなる磁気カップリングを設けているので、受け竿に物が衝突する等で過大な力が作用すると、磁気カップリングが外れてロードセルの最大荷重を超える力が作用するのを防止できる。また、磁気カップリングは、磁気的な吸着力で所定の位置に連結できるので、外れた状態から連結して、受け竿を正確な位置に配置できる。このため、過大な力で磁気カップリングが外れた後は、磁気カップリングを連結することで、受け竿を正確な位置に配置して、供給コンベアから安定して線状物品を供給できる。とくに、本発明の計量装置は、計量器を受け竿と連結ロッドからなる簡単な構造とすることから、受け竿に物が衝突するとロードセルには、簡単に最大荷重を超える力が作用する。ところが、連結ロッドに磁気カップリングを設ける構造は、ロードセルに過大な衝撃が作用しない状態としながら、受け竿を常に供給コンベアの正確な位置に配置して、供給コンベアから線状物品を受け竿に安定して供給できる状態を実現できる。
本発明の請求項3の線状物品の計量装置は、計量器が複数列の受け竿を有し、各々の受け竿にサブのロードセルを連結すると共に、供給コンベアが各々の受け竿に線状物品を供給する複数列のベルトコンベアを有している。この計量装置は、複数列のベルトコンベアから複数列の受け竿に線状物品を供給して重量を計量することから、短時間で所定の重量の線状物品を計量できる。
本発明の線状物品の計量装置は、複数列の受け竿に連結してなる複数個のサブのロードセルを連結して、複数の受け竿に供給される線状物品のトータル重量を検出するトータルのロードセルを備え、サブのロードセルとトータルのロードセルとで受け竿に供給される線状物品の重量を計量するので、供給コンベアから供給される線状物品を複数の受け竿に任意に分散させながら、各受け竿に供給される線状物品を各々のサブのロードセルで計量して、能率よく所定の重量の線状物品を計量できる。
さらに、本発明の請求項4の線状物品の計量装置は、供給コンベアが特定のベルトコンベアを駆動する専用の駆動機構を備え、この専用の駆動機構でもって、特定のベルトコンベアのみから受け竿に線状物品を供給できるので、短時間で所定の重量の線状物品を計量しながら、より高い精度で所定の重量を計量できる。それは、最初に複数のベルトコンベアから受け竿に線状物品を供給し、設定された重量に近くなると特定のベルトコンベアからのみ受け竿に線状物品を供給して、供給量を微細にコントロールできるからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための線状物品の計量装置を例示するものであって、本発明は線状物品の計量装置を以下の構造や材質には特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2と図3の概略図は、線状物品の計量装置を示している。計量装置で計量される線状物品1は、柔らかい麺線のように自重で逆U字状態に変形するもの、あるいは逆U字状態に成形している固い線材であって、複数の線材を並べて移送できる全てのものである。
これらの図に示す計量装置は、複数本の線状物品1を逆U字状態に載せて供給する供給コンベア2と、この供給コンベア2から供給される線状物品1の重量を計量する計量器3とを備える。さらに、図の計量装置は、供給コンベア2に線状物品1を供給する下り勾配の供給竿8を備える。
供給竿8は、ステンレスなどの金属ロッドや硬質プラスチックなどのロッドで、逆U字状態に並べられる線状物品1を滑らせて供給コンベア2に供給する。供給竿8には、複数本の線状物品1が並べてセットされる。線状物品1は、手作業で供給竿8に並べてセットされ、あるいは、図示しないが、自動供給装置で並べてセットされる。供給竿8は、供給コンベア2を運転する状態で、次々と線状物品1を供給コンベア2に供給する。供給コンベア2の運転が停止されると、先に供給コンベア2に供給された線状物品1がストッパとなって、供給竿8から供給コンベア2に線状物品1は供給されなくなる。したがって、供給竿8から供給コンベア2への線状物品1の供給は、供給コンベア2の運転で制御できる。図の計量装置は、複数の供給竿8を備え、各々の供給竿8は、供給コンベア2を構成する各々のベルトコンベア10に線状物品1を供給する。供給竿8から供給コンベア2のベルトコンベア10に線状物品1を供給できるように、供給竿8の先端をベルトコンベア10の上に配置している。この供給竿8は、線状物品1をベルトコンベア10の上に滑り落として供給する。さらに、図の計量装置は、3本の供給竿8を、先端に向かって隣接間隔を狭くするように水平面内で互いに傾斜する姿勢に配置している。いいかえると、供給竿8は、後端に向かって隣接間隔を広くしている。この供給竿8は、後端部の隣接間隔の広い部分に線状物品1を供給できるので、線状物品1を簡単かつ能率よく供給できる特徴がある。
供給竿8にセットされた線状物品1は、滑り落ちて供給コンベア2に供給され、供給コンベア2から順番に計量器3に供給される。計量器3は、供給コンベア2から供給される線状物品1の重量を計量する。計量器3は、供給コンベア2を制御して、線状物品1の重量が設定重量になると、供給コンベア2の供給を停止させる。この状態で、計量器3から設定重量の線状物品1が取り出されて、包装などの処理がされる。
供給コンベア2は、複数列のベルトコンベア10を平行に配置している。図の供給コンベア2は、3列のベルトコンベア10、すなわち第1ないし第3のベルトコンベア10を平行に配置している。3列のベルトコンベア10には、各々の供給竿8から線状物品1が供給される。したがって、3列のベルトコンベア10の上に、3本の供給竿8の先端を配置している。図のベルトコンベア10は、低速コンベア11に高速コンベア12を直列に連結している。高速コンベア12は、低速コンベア11よりも線状物品1を移送する速度が速い。このベルトコンベア10は、低速コンベア11から高速コンベア12に線状物品1を供給して、高速コンベア12で線状物品1を移送方向に分離して計量器3に供給できる。計量器3に分離して線状物品1を供給する構造は、計量器3の計量精度を高くできる。それは、複数の線状物品1が一緒に計量器3に供給されず、線状物品1をひとつずつ計量器3に供給して、重量を計量できるからである。
低速コンベア11と高速コンベア12からなるベルトコンベア10は、逆U字状態の線状物品1をループ状のベルト13に載せて水平方向に移送して計量器3に供給する。図の低速コンベア11と高速コンベア12は、ローラ14にベルト13をかけて、ローラ14でベルト13を移送する。ベルト13は横断面形状を円形ないし楕円形、あるいは多角形とする可撓性の線材である。図の低速コンベア11と高速コンベア12は、水平方向に離して一対の移送ローラ14Aを配設して、ベルト13を水平方向に移送する。さらに、移送ローラ14Aの下方に、モータで回転される駆動ローラ14Bを設けて、ベルト13を駆動している。さらに、図の低速コンベア11と高速コンベア12は、ベルト13を下方に案内するガイドローラ14Cを設けて、移送ローラ14Aから駆動ローラ14Bにベルト13を案内している。
供給コンベア2は、3列のベルトコンベア10でもって、計量器3の受け竿4に別々に線状物品を供給する。図の供給コンベア2は、3列のベルトコンベア10を個別に駆動する専用の駆動機構15を備え、各々のベルトコンベア10から計量器3の受け竿4に線状物品1を供給できる構造としている。この供給コンベア2は、3列のベルトコンベア10を独立して駆動させて、線状物品を任意に分散しながら計量器3の受け竿4に供給できる。図の供給コンベア2は、第1のベルトコンベア10Aを第1の駆動機構15Aで駆動して、第2のベルトコンベア10Bを第2の駆動機構15Bで駆動して、第3のベルトコンベア10Cを第3の駆動機構15Cで駆動している。この構造は、計量器3に供給される線状物品1の重量が設定値に近くなると、各ベルトコンベア10から計量器3への線状物品1の供給を独立して停止して、各ベルトコンベア10から計量器3への供給量を正確に調節できる。さらに、この構造は、計量器3に供給される線状物品1の重量が設定値に近くなると、第2のベルトコンベア10Bと第3のベルトコンベア10Cから計量器3への線状物品1の供給を停止して、第1のベルトコンベア10Aのみからひとつずつ計量器3に線状物品1を供給することで、線状物品をより正確に計量できる。図示しないが、供給コンベアは、第1のベルトコンベアを第1の駆動機構で駆動し、第2のベルトコンベアと第3のベルトコンベアを第2の駆動機構で駆動することもできる。
第1の駆動機構15Aは、低速コンベア11を駆動する第1の低速モータ16Aと、高速コンベア12を駆動する第1の高速モータ17Aとを備える。第1の低速モータ16Aは、第1のベルトコンベア10Aの低速コンベア11を駆動し、第1の高速モータ17Aは、第1のベルトコンベア10Aの高速コンベア12を駆動する。第2の駆動機構15Bは、低速コンベア11を駆動する第2の低速モータ16Bと、高速コンベア12を駆動する第2の高速モータ17Bとを備える。第2の低速モータ16Bは、第2のベルトコンベア10Bの低速コンベア11を駆動し、第2の高速モータ17Bは、第2のベルトコンベア10Bの高速コンベア12を駆動する。第3の駆動機構15Cは、低速コンベア11を駆動する第3の低速モータ16Cと、高速コンベア12を駆動する第3の高速モータ17Cとを備える。第3の低速モータ16Cは、第3のベルトコンベア10Cの低速コンベア11を駆動し、第3の高速モータ17Cは、第3のベルトコンベア10Cの高速コンベア12を駆動する。低速モータ16は、低速コンベア11の駆動ローラ14Bを駆動して、低速コンベア11を駆動する。図2の低速モータ16は、歯車機構27を介して、低速コンベア11の駆動ローラ14Bを駆動している。また、高速モータ17は、高速コンベア12の駆動ローラ14Bを駆動して、高速コンベア12を駆動する。図2の高速モータ17は、歯車機構28を介して、高速コンベア12の駆動ローラ14Bを駆動している。
第1の駆動機構15A、第2の駆動機構15B、及び第3の駆動機構15Cの低速モータ16と高速モータ17の運転は、制御回路18に制御される。制御回路18は、計量器3からの信号で、低速モータ16と高速モータ17の運転を制御する。制御回路18は、以下の動作をして低速モータ16と高速モータ17を制御する。計量器3が計量する線状物品1の重量が、設定値を超えないが設定値に接近する近似重量となるまで、制御回路18は、第1の駆動機構15A、第2の駆動機構15B、及び第3の駆動機構15Cの低速モータ16と高速モータ17を駆動して、線状物品1を低速コンベア11から高速コンベア12に、さらに高速コンベア12から計量器3に供給する。計量器3から近似重量になった信号が制御回路18に入力されると、制御回路18は第2の駆動機構15Bと第3の駆動機構15Cの低速モータ16及び高速モータ17の運転を停止して、第1の駆動機構15Aの低速モータ16と高速モータ17のみを運転する。この状態で、第1のベルトコンベア10Aから計量器3に線状物品1が供給される。計量器3に設定重量の線状物品1が供給されると、計量器3は重量が設定値になることを示す信号を制御回路18に出力する。制御回路18は、この信号で第1の駆動機構15Aの低速モータ16と高速モータ17の運転を停止する。この状態で、計量器3には設定値の重量の線状物品1が供給される。さらに、このとき、制御回路18は、第1の駆動機構15A、第2の駆動機構15B、及び第3の駆動機構15Cの高速モータ17を短時間だけ逆回転させて、すなわち、高速コンベア12のベルト13をわずかに逆方向に移送させて、高速コンベア12の排出側の先端まで移送された線状物品1を後退させることができる。この制御により、先端まで移送された線状物品1が不意に落下して計量器3に供給されるのを確実に防止して、計量器3に供給される線状物品1の重量を常に一定量にできる。計量器3で所定の重量に計量された線状物品1は、計量器3から取り出される。設定重量の線状物品1は、手作業で取り出され、あるいは、図示しないが、自動排出装置で取り出される。計量器3から線状物品1が取り出されると、計量器3から制御回路18に線状物品1が取り出された信号を出力し、制御回路18は、再び、第1の駆動機構15A、第2の駆動機構15B、及び第3の駆動機構15Cの低速モータ16と高速モータ17を駆動して、線状物品1を計量器3に供給する。この動作を繰り返して、計量器3が設定重量の線状物品1を計量する。
計量器3は、供給コンベア2から供給される線状物品1を受け取る受け竿4と、この受け竿4に上端部を連結して下方に伸びるように配設してなる連結ロッド5と、この連結ロッド5の下端部に連結されて、受け竿4に供給される線状物品1の重量を検出するロードセル6とを備える。連結ロッド5は、受け竿4をロードセル6から上方に離して配設して、受け竿4の先端部の下方に、受け竿4に供給される線状物品1を取り出しするための取り出し隙間7を設けている。
計量器3は、複数列の、図にあっては3列の受け竿4を有し、各々の受け竿4に連結ロッド5を介してサブのロードセル6Bを連結している。各々の受け竿4は、各々のベルトコンベア10に連結されて、ベルトコンベア10から受け竿4に線状物品1を供給する。各々のサブのロードセル6Bは、各々の受け竿4に供給される線状物品1の重量を計量する。さらに、計量器3は、複数の受け竿4に供給される線状物品1のトータル重量を計量するトータルのロードセル6Aを備えている。複数のサブのロードセル6Bを計量台9に固定し、この計量台9の重量を計量するようにトータルのロードセル6Aを設けている。トータルのロードセル6Aは、サブのロードセル6Bが計量する線状物品1の加算した重量を計量する。図の計量装置は、互いに接近して配列される3列の受け竿4に供給される全ての線状物品1を一緒に取り出して包装する。このため、計量装置は、3列の受け竿4に供給される線状物品1の重量、すなわちトータル重量が設定重量となるように制御する。トータルのロードセル6Aは、3列の受け竿4に供給される線状物品1のトータル重量を計量する。サブのロードセル6Bは、各々の受け竿4に供給される線状物品1の重量を計量する。したがって、サブのロードセル6Bが計量する各々の受け竿4に供給される線状物品1の重量の加算重量が、トータルのロードセル6Aが計量する重量となる。この構造は、各受け竿4に分散して供給される線状物品をサブのロードセル6Bで計量することで、各々の受け竿4に線状物品が偏在するのを防止しながら、トータルのロードセル6Aで線状物品1のトータル重量を正確に計量できる。
受け竿4は、円柱状のロッドで、ステンレスロッドなどの金属ロッド、あるいは硬質のプラスチックロッドである。受け竿4は、供給コンベア2から供給される逆U字状態の線状物品1を滑り落として移送するように、移送方向に向かって下り勾配に傾斜して、先端部には線状物品1が滑り落ちるのを阻止するストッパ4aを設けている。受け竿4の傾斜角(α)は、水平面内に対して約30度とする。ただし、この傾斜角(α)は、受け竿と線状物品との摩擦係数を考慮して最適値に設定される。摩擦係数が大きいと滑り落ちにくくなるので、傾斜角(α)を大きく、摩擦係数が小さいと滑り落ちやすくなるので、傾斜角(α)を小さくする。図の受け竿4は、先端を上方に折曲してストッパ4aとしている。受け竿は、先端に向かって次第に上向きとなるように、所定の曲率半径で湾曲してストッパを設けることもできる。
連結ロッド5は、上端を受け竿4に、下端をサブのロードセル6Bに連結して、受け竿4を上方に持ち上げるように配置して、受け竿4の先端部の下方に線状物品1を取り出す取り出し隙間7を設けている。連結ロッド5は、金属ロッドや硬質のプラスチックロッドで、中間に磁気カップリング21を設けている。図の連結ロッド5は、下部に磁気カップリング21を設けている。磁気カップリング21は、磁気的な吸着力に吸着されて連結ロッド5を連結する。図4は、磁気カップリング21の一例を示す。この磁気カップリング21は、磁気的な吸着力で吸着される一対の吸着体22からなる。吸着体22は、一方又は両方が永久磁石で、一方を永久磁石とする磁気カップリング21は、他方の吸着体22を磁石に吸着される金属とし、両方の吸着体22を永久磁石とする磁気カップリング21は、対向面を異なる磁極としている。図の磁気カップリング21は、第1の吸着体22Aの吸着面に、第2の吸着体22Bを挿入して定位置に連結する嵌着凹部23を設けている。さらに、一対の吸着体22は、その吸着面に、互いに連結位置を特定するための位置決め凸部24と位置決め凹部25を設けている。図の磁気カップリング21は、第1の吸着体22Aの底部に位置決め凸部24を設けて、第2の吸着体22Bの吸着面に位置決め凹部24を設けている。この構造の磁気カップリング21は、第1の吸着体22Aと第2の吸着体22Bとを特定の姿勢で連結できる。このため、磁気カップリング21を連結する状態で、受け竿4を供給コンベア2の所定の位置に正確に配置できる。磁気カップリング21は、受け竿4に物が衝突して衝撃が加えられると、一対の吸着体22が離れて、ロードセル6の衝撃を緩和する。衝撃で磁気カップリング21が分離された後は、磁気カップリング21の吸着体22を吸着して、受け竿4を所定の位置に配置できる。
サブのロードセル6Bは、各々の受け竿4に供給される線状物品1の重量を検出して、重量に比例した電圧信号を演算回路19に出力する。演算回路19は、サブのロードセル6Bから入力される電圧信号から受け竿4に供給される線状物品1の重量を演算する。演算回路19は、各々のサブのロードセル6Bから入力される電圧信号から、各々の受け竿4に供給される線状物品1の重量を演算する。サブのロードセル6Bから演算回路19に出力される電圧信号は、受け竿4や連結ロッド5等の機器重量に線状物品1の重量が加算されたものであるが、機器重量は一定であるから、演算回路19は機器重量を減算して線状物品1のみの重量を演算する。
複数のサブのロードセル6Bは、トータルのロードセル6Aを有するロードセル台秤26の上に固定している。ロードセル台秤26は、上に載せられる重量、すなわち複数の受け竿4に供給される線状物品1のトータル重量を検出するトータルのロードセル6Aを内蔵する。トータルのロードセル6Aも、線状物品1以外の機器重量が加算された重量を電圧信号として演算回路19に出力する。ただ、この機器重量も一定であるから、演算回路19は、トータルのロードセル6Aから入力される電圧信号から、機器重量を減算して線状物品1の重量のみを演算する。
演算回路19は、計量する重量を入力するための入力器20を接続している。入力器20は、たとえばテンキーから演算回路19に設定重量を入力する。演算回路19は、入力器20から入力される設定重量に、ロードセル6からの電圧信号で演算する線状物品1の重量を比較して、制御回路18を介して供給コンベア2を制御する。
制御回路18は、以下の動作をして、設定重量の線状物品1を受け竿4に供給する。
(1)トータルのロードセル6Aが検出する線状物品1の重量が、設定重量よりも小さく設定している制御重量になるまで、供給コンベア2の全てのベルトコンベア10を駆動する。この状態で、全てのベルトコンベア10が線状物品1を受け竿4に供給する。各々のベルトコンベア10から受け竿4に供給される線状物品1の重量は、各々のサブのロードセル6Bで検出される。いずれかの受け竿4に所定量よりも多くの線状物品1が供給されて、他の受け竿4に少量の線状物品1が供給され、すなわち、受け竿4に供給させる線状物品1の重量が設定された状態よりもアンバランスな状態になると、多量に線状物品1が供給される受け竿4に連結しているベルトコンベア10の運転を停止し、少量の線状物品1を供給しているベルトコンベア10を運転して、アンバランスを解消しながら、制御重量となるまでベルトコンベア10を運転する。図2の検出装置は、3列のベルトコンベア10を専用の駆動機構15で別々に駆動するので、各々のベルトコンベア10に連結される受け竿4に供給される線状物品が偏在するのを確実に防止して、定量の線状物品を3列の受け竿4にバランスよく供給できる。また、全ての受け竿4に供給される線状物品1のトータル重量が制御重量になった後は、第1のベルトコンベア10Aのみから、線状物品1を受け竿4に供給するので、第1のベルトコンベア10Aに連結している第1の受け竿4Aに供給する線状物品1が設定値よりも小さくなるように、各々のベルトコンベア10の運転を制御する。すなわち、第1の受け竿4Aに設定値の線状物品1が供給されると、その後は、第1のベルトコンベア10Aの運転を停止して、第2のベルトコンベア10Bと第3のベルトコンベア10Cのみを運転して、線状物品1を第2の受け竿4Bと第3の受け竿4Cに供給する。この制御回路18は、第1のベルトコンベア10Aの運転を停止する設定値を記憶している。制御重量は、設定重量から、1本以上の線状物品1の重量を減算した重量に設定される。
(2)全ての受け竿4に供給される線状物品1のトータル重量が制御重量になると、第2のベルトコンベア10Bと第3のベルトコンベア10Cの運転を停止して、第1のベルトコンベア10Aのみを運転する。この状態で、第1のベルトコンベア10Aのみから線状物品1が第1の受け竿4Aに供給される。第1の受け竿4Aに供給される線状物品1の重量を、第1の受け竿4Aに連結しているサブのロードセル6Bで検出して、第1の受け竿4Aに供給する線状物品1の重量が、「設定重量−制御重量」となると、第1のベルトコンベア10Aの運転を停止する。この状態で、さらにトータルのロードセル6Aで全ての受け竿4に供給される線状物品1の重量を検出して、設定重量に比較し、設定重量よりも少ないと、第1のベルトコンベア10Aを運転してトータル重量を設定重量とする。
(3)トータルのロードセル6Aで検出する線状物品1のトータル重量が設定重量になると、全てのベルトコンベア10の運転を停止する。この状態で、全ての受け竿4から線状物品1が取り出されると、線状物品1は設定重量に計量されて区分けされるので、これを包装する。
受け竿4から線状物品1が取り出されると、トータル重量が0にリセットされるので、制御回路18は再び(1)〜(3)の工程を繰り返して、線状物品1が設定重量となるまで、受け竿4に供給する。
本発明者が先に開発した計量装置の概略構成図である。 本発明の一実施例にかかる線状物品の計量装置の概略構成図である。 図1に示す線状物品の計量装置で線状物品の重量を計量する状態を示す側面図である。 磁気カップリングの一例を示す分解斜視図である。
1…線状物品
2…供給コンベア
3…計量器
4…受け竿 4A…第1の受け竿
4B…第2の受け竿
4C…第3の受け竿
4a…ストッパ
5…連結ロッド
6…ロードセル 6A…トータルのロードセル
6B…サブのロードセル
7…取り出し隙間
8…供給竿
9…計量台
10…ベルトコンベア 10A…第1のベルトコンベア
10B…第2のベルトコンベア
10C…第3のベルトコンベア
11…低速コンベア
12…高速コンベア
13…ベルト
14…ローラ 14A…移送ローラ
14B…駆動ローラ
14C…ガイドローラ
15…駆動機構 15A…第1の駆動機構
15B…第2の駆動機構
15C…第3の駆動機構
16…低速モータ 16A…第1の低速モータ
16B…第2の低速モータ
16C…第3の低速モータ
17…高速モータ 17A…第1の高速モータ
17B…第2の高速モータ
17C…第3の高速モータ
18…制御回路
19…演算回路
20…入力器
21…磁気カップリング
22…吸着体 22A…第1の吸着体
22B…第2の吸着体
23…嵌着凹部
24…位置決め凸部
25…位置決め凹部
26…ロードセル台秤
27…歯車機構
28…歯車機構
91…供給装置
92…搬送コンベア
93…計量コンベア

Claims (4)

  1. 複数本の線状物品(1)を逆U字状態に載せて供給する供給コンベア(2)と、この供給コンベア(2)から供給される線状物品(1)の重量を計量する計量器(3)とを備える線状物品の計量装置であって、
    前記計量器(3)が、前記供給コンベア(2)に連結されて供給コンベア(2)から供給される線状物品(1)を移送するように線状物品(1)の移送方向に向かって下り勾配に傾斜して先端部にストッパ(4a)を設けている受け竿(4)と、この受け竿(4)に上端部を連結して下方に伸びるように配設されてなる連結ロッド(5)と、この連結ロッド(5)の下端部に連結されて、受け竿(4)に供給される線状物品(1)の重量を検出するロードセル(6)とを備え、
    前記連結ロッド(5)でもって受け竿(4)をロードセル(6)から上方に離して配設して、受け竿(4)の先端部の下方に、受け竿(4)に供給される線状物品(1)の取り出し隙間(7)を設けており、
    さらに、前記計量器(3)は複数列の受け竿(4)を有し、各々の受け竿(4)に連結ロッド(5)を介してサブのロードセル(6B)を連結しており、
    前記ロードセル(6)が、複数列の受け竿(4)に連結してなる複数個のサブのロードセル(6B)と、複数の受け竿(4)に供給される線状物品(1)のトータル重量を検出するトータルのロードセル(6A)を備え、サブのロードセル(6B)及びトータルのロードセル(6A)とからなる両方のロードセル(6)で受け竿(4)に供給される線状物品(1)の重量を計量するようにしてなる線状物品の計量装置。
  2. 前記連結ロッド(5)が、磁石で連結してなる磁気カップリング(21)を中間に設けている請求項1に記載される線状物品の計量装置。
  3. 前記計量器(3)が複数列の受け竿(4)を有し、各々の受け竿(4)に連結ロッド(5)を介してサブのロードセル(6B)を連結しており、さらに前記供給コンベア(2)は、各々の受け竿(4)に連結されて各々の受け竿(4)に線状物品(1)を供給する複数列のベルトコンベア(10)を有する請求項1に記載される線状物品の計量装置。
  4. 前記供給コンベア(2)が特定のベルトコンベア(10)を駆動する専用の駆動機構(15)を備え、この専用の駆動機構(15)でもって、特定のベルトコンベア(10)のみから受け竿(4)に線状物品(1)を供給できるようにしてなる請求項1に記載される線状物品の計量装置。
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