JP2018194362A - 食品把持移載装置及び食品把持移載方法 - Google Patents

食品把持移載装置及び食品把持移載方法 Download PDF

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【課題】食品をトレイに盛り付ける作業の省力化を可能にし、作業員を単純な重労働から解放すると共に、衛生管理を向上させる。
【解決手段】一実施形態に係る食品把持移載装置は、互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベアと、前記複数の食品搬送コンベアの搬送始端側に配置され、把持対象の食品を複数の第1把持部を含み、前記食品を前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配可能な食品把持部と、前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側に設けられ、前記複数の食品搬送コンベアで搬送された前記食品の各々を把持可能な複数の第2把持部を含み、該複数の第2把持部で前記食品の各々をトレイに移載可能な食品移載部と、前記トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記複数の第2把持部のうち前記トレイに前記食品を移載する前記第2把持部を選択する制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、食品把持移載装置及び食品把持移載方法に関する。
近年、コンビニなどで販売されている日配食品、あるいはスーパーマーケットなどで販売されている冷凍食品のうち、ご飯、弁当、蕎麦、パスタ、総菜などのバラ物は、トレイなどの容器に盛られて販売されているものが多い。
これらの食品は、食品工場において個別に調理された食材を人手によってトレイなどに盛り付けされる場合が多い。この場合、各食材を計量しながらトレイなどに盛り付けるため手間がかかり、作業員は単純な重労働に長時間従事することになる。
そこで、最近では、複数の計量ホッパ(計量機)に被計量物を夫々供給し、そこでこれらの被計量物の重量を検出すると共に、その重量値に基づいてコンピュータで組合せ演算を行い、組合せ加算値が所定の目標重量となる最適組合せを求め、この組合せに該当する計量ホッパ内の被計量物を排出し集合させることで、該被計量物を目標重量にする組合せ計量装置が知られている(特許文献1及び2)。
かかる組合せ計量装置をトレイへの食材の盛付けに用いることで、省力化が可能になると考えられる。
特開平05−079889号公報 特再公表WO06/003706号公報
上記組合せ計量装置は、複数の計量ホッパ、食材を運ぶコンベア、複数の計量ホッパで計量された被計量物を集合させる集合コンベア、及びこれらの機器間に配置される配管類など、多種に亘る複雑な機器を必要とする。また、トレイへの食材の盛付けに用いる場合、被計量物が通る上記機器類の衛生管理が問題となり、衛生状態を保つために上記機器類の分解及び洗浄作業に多大の労力がかかる。
少なくとも一実施形態は、上記課題に鑑み、食品をトレイに盛り付ける作業の省力化を可能にし、作業員を単純な重労働から解放すると共に、衛生管理の向上を図ることを目的とする。
(1)少なくとも一実施形態に係る食品把持移載装置は、
互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベアと、
前記複数の食品搬送コンベアの搬送始端側に配置され、把持対象の食品を把持可能な複数の第1把持部を含み、前記食品を前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配可能な食品把持部と、
前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側に設けられ、前記複数の食品搬送コンベアで搬送された前記食品の各々を把持可能な複数の第2把持部を含み、該複数の第2把持部で前記食品の各々をトレイに移載可能な食品移載部と、
前記トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記複数の第2把持部のうち前記トレイに前記食品を移載する前記第2把持部を選択する制御部と、
を備える。
上記(1)の構成によれば、上記食品把持部を備えることで、複数の食品搬送コンベアに食品を分配する工程を機械化でき、上記食品移載部及び上記制御部を備えることで、予め設定された重量でトレイに食品を移載する工程を機械化できる。従って、食品の計量などの作業を含めて、トレイへの食品の盛付け作業に要する作業員の作業負荷を大幅に軽減できる。また、特許文献1及び2に開示された組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る複雑な機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上できかつ省力化できる。
(2)一実施形態では、前記(1)の構成において、
前記複数の第2把持部の各々に把持された前記食品の重量を計測する重量計測部を備える。
上記(2)の構成によれば、上記重量計測部によって第2把持部で食品を把持した状態で食品の重量を計測できる。従って、重量計測のための独立した工程を必要としないため、移載作業を簡素化できる。
(3)一実施形態では、前記(1)又は(2)の構成において、
前記複数の食品搬送コンベアの各々を駆動する複数の第1駆動部を備え、
前記複数の食品搬送コンベアは前記複数の第1駆動部によって独立して駆動される。
上記(3)の構成によれば、複数の第1駆動部によって各食品搬送コンベアを独立して駆動できるので、食品把持部から各食品搬送コンベアに食品を移載する動作の時間的自由度、及び食品移載部で各食品搬送コンベアから食品をトレイに移載する動作の時間的自由度を広げることができる。
(4)一実施形態では、前記(3)の構成において、
前記複数の第1駆動部は前記複数の食品搬送コンベアの搬送面の下方に前記複数の食品搬送コンベアの搬送方向に沿って配置されている。
上記(4)の構成によれば、複数の第1駆動部の配置スペースを省スペース化でき、他の機器の配置のじゃまにならずに配置できる。
(5)一実施形態では、前記(1)〜(4)の何れかの構成において、
前記複数の第1把持部を支持する第1支持部と、
前記複数の第2把持部を支持する第2支持部と、
を備える。
上記(5)の構成によれば、複数の第1把持部を1個の第1支持部で支持し、かつ複数の第2把持部を1個の第2支持部で支持することで、支持部の構成を簡素化できると共に、第1支持部及び第2支持部を移動させるために、夫々1個の駆動部で足りるため、駆動手段を簡易かつ低コスト化できる。
(6)一実施形態では、前記(5)の構成において、
前記複数の第1把持部は、前記第1支持部に対して前記複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って千鳥足状に配置され、
前記複数の第2把持部は、前記第2支持部に対して前記複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って千鳥足状に配置されている。
上記(6)の構成によれば、複数の第1把持部及び複数の第2把持部を複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って千鳥足状に配置することで、各第1把持部間及び各第2把持部間の干渉をなくすことができる。
(7)一実施形態では、前記(5)又は(6)の構成において、
前記第1支持部を上下方向及び前記複数の食品搬送コンベアの搬送方向に沿って移動可能にする第2駆動部を備える。
上記(7)の構成によれば、上記第2駆動部を備えることで、複数の第1把持部の各々で把持した食品を複数の食品搬送コンベアの各々に載置できる。
(8)一実施形態では、前記(5)〜(7)の何れかの構成において、
前記第2支持部を上下方向及び前記複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って移動可能にする第3駆動部を備える。
上記(8)の構成によれば、上記第3駆動部を備えることで、複数の第2把持部の各々で把持した食品をトレイ搬送コンベアで搬送されるトレイに移載できる。
(9)一実施形態では、前記(1)〜(8)の何れかの構成において、
前記複数の第1把持部の各々は、
互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動可能な少なくとも一対の把持片と、
前記一対の把持片を相対移動させる第4駆動部と、
を含む。
上記(9)の構成によれば、第1把持部は、少なくとも一対の把持片を互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動させることで、食品がバラ状食品であっても、食品を確実に把持できる。
(10)一実施形態では、前記(1)〜(9)の何れかの構成において、
前記複数の第2把持部の各々は、
当接位置及び離隔位置に相対移動可能な一対の把持片を含み、
前記一対の把持片は前記当接位置で前記食品を収容可能な容器形状を形成する。
上記(10)の構成によれば、第2把持部の上記一対の把持片は当接位置で食品を収容可能な容器形状を形成するので、食品搬送コンベア上の食品をこぼさず掬い取ることができる。
(11)少なくとも一実施形態に係る食品把持移載方法は、
互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベアの搬送始端側で、把持対象の食品を複数の第1把持部で把持して前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配する把持ステップと、
前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配された前記食品を前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側へ搬送する搬送ステップと、
前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側で、前記複数の食品搬送コンベアで搬送された前記食品の各々を複数の第2把持部で把持してトレイに移載する移載ステップと、
前記トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記複数の第2把持部のうち前記トレイに前記食品を移載する前記第2把持部を選択する選択ステップと、
を備える。
上記(11)の方法によれば、上記把持ステップで、食品を複数の食品搬送コンベアに分配する工程を機械化でき、上記移載ステップ及び上記選択ステップによって、食品を予め設定された重量でトレイに移載する工程を機械化できる。従って、食品の計量などの作業を含む作業員の作業負荷を大幅に軽減できる。また、従来の組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る複雑な機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上かつ省力化できる。
(12)一実施形態では、前記(11)の方法において、
前記複数の第2把持部の各々に収容された前記食品の重量を計測する重量計測ステップを備える。
上記(12)の方法によれば、上記重量計測ステップで、第2把持部で食品を把持した状態で食品の重量を計測できるので、重量計測のための独立した工程を必要としない。そのため、移載作業を簡素化できる。
(13)一実施形態では、前記(11)又は(12)の方法において、
前記搬送ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアは同一方向へ断続移動し、
前記把持ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアの各々に対して1個の前記第1把持部を用意すると共に、前記移載ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアの各々に対して1個の前記第2把持部を用意し、
前記把持ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアの各々に断続移動一回分の間隔で前記食品が載置され、
前記搬送ステップにおいて、前記移載ステップで前記食品を前記トレイに移載した前記第2把持部と対応する前記食品搬送コンベアのみを一送り分だけ断続移動させると共に、
前記把持ステップにおいて、前記一送り分だけ断続移動させた前記食品搬送コンベアのみに前記食品を分配する。
上記(13)の方法によれば、上記搬送ステップにおいて、食品をトレイに移載した第2把持部と対応する食品搬送コンベアのみ断続移動1回分だけ移動させることで、食品搬送コンベアの搬送終端側の把持位置に、常に食品搬送コンベアの数だけの食品のグループを用意しておくことができる。これによって、次のトレイへの盛り付け動作を迅速に行うことができる。
少なくとも一実施形態によれば、食品をトレイに盛り付ける作業の省力化を可能にし、作業員を単純な重労働から解放すると共に、衛生管理を向上できる。
一実施形態に係る食品把持移載装置の全体平面図である。 一実施形態に係る食品把持移載装置の全体正面図である。 一実施形態に係る食品移載部の正面図である。 図1中のA矢視方向から視た説明図である。 図1中のB矢視方向から視た側面図である。 一実施形態に係る第1把持部に設けられた把持具の底面図である。 (A)、(B)及び(C)は一実施形態に係る第2把持部の動作説明図である。 一実施形態に係る第2把持部の斜視図である。 一実施形態に係る食品把持移載方法の工程図である。 (A)及び(B)は一実施形態に係る食品搬送コンベアの搬送終端部における食品の送り動作を説明する説明図である。 (A)(B)及び(C)は一実施形態に係る食品把持部を概略的に示す正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1及び図2は、一実施形態に係る食品把持移載装置10を示す。
図1及び図2において、食品把持移載装置10は、互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベア12を備え、食品搬送コンベア12の搬送始端側に食品把持部14が設けられ、食品搬送コンベア12の搬送終端側に食品移載部16が設けられる。
食品把持部14は、食品Fを把持可能な複数の第1把持部18を有し、上方が開放された容器などに入れられた食品Fを第1把持部18で把持し、各食品搬送コンベア12の搬送面に分配可能に構成されている。食品移載部16は、各食品搬送コンベア12で搬送終端側に搬送されてきた食品fを把持可能な複数の第2把持部20を有し、各第2把持部20で把持した食品fをトレイtに移載可能に構成されている。
なお、本明細書では、後述する容器90に入れられた食品を「F」で表し、第1把持部18又は第2把持部20で把持された一塊りの食品のグループを「f」で表す。
さらに、図4に示すように、制御部22は、複数の第2把持部20で把持されてトレイtに移載される食品の重量が予め設定された範囲となるように、食品fを把持した複数の第2把持部20のうち、トレイtに食品fを移載する第2把持部20を選択する。
上記実施形態において、複数の第1把持部18で食品Fを把持し、複数の第1把持部18を複数の食品搬送コンベア12の上方位置18’に移動させ、各食品搬送コンベア12に載置する。各食品搬送コンベア12に分配された食品fは食品移載部16に搬送される。
食品移載部16に送られた複数の食品fは夫々複数の第2把持部20で把持されると共に、制御部22によってトレイtに食品fを移載する第2把持部20が選択される。これによって、トレイtには予め設定された重量の食品が移載される。
このように、食品Fの食品搬送コンベア12への分配工程、及び食品搬送コンベア12からの食品fの移載工程を機械化できるので、食品fの計量などの作業を含めて、作業員の作業負荷を大幅に軽減できる。また、特許文献1及び2に開示された組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上かつ省力化できる。
一実施形態では、図3に示すように、各第2把持部20に把持された食品fの重量を計測する重量計測部24を備える。
重量計測部24を備えることで、第2把持部20で食品fを把持した状態で食品fの重量を計測できるので、重量計測のための独立した工程を必要としない。そのため、移載作業を簡素化できる。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、複数の第1把持部18を支持する第1支持部26と、複数の第2把持部20を支持する第2支持部28と、を備える。
複数の第1把持部18を1個の第1支持部26で支持し、かつ複数の第2把持部20を1個の第2支持部28で支持することで、これら支持部の構成を簡素化できる。また、第1支持部26及び第2支持部28を移動させるために夫々1個の駆動部を備えれば済むため、駆動手段を低コスト化できる。
一実施形態では、重量計測部24は、第2支持部28と複数の第2把持部20の各々との間に設けられたロードセルを含む。
この実施形態によれば、重量計測部24としてロードセルを用いるため、重量計測部24を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、トレイtに移載される食品は、例えば、ご飯、弁当、蕎麦、パスタ、総菜などのバラ状食品であり、これらのバラ状食品をトレイtに盛り付けする作業の機械化が可能になる。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、食品把持部14において食品Fは上方が開放された浅底の容器90に収納され、容器90はテーブル92上で第1把持部18の下方に置かれる。
一実施形態では、図4に示すように、トレイtとトレイtの上方に移動した第2把持部20との間にシュート30が設けられる。第2把持部20で把持が解除された食品fは、シュート30に案内されてトレイt内に収納されるため、食品fのトレイ外へのこぼれを抑制できる。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、複数の食品搬送コンベア12の各々を駆動する複数の第1駆動部32を備える。各食品搬送コンベア12は夫々複数の第1駆動部32の1つによって独立して駆動される。
複数の第1駆動部32によって各食品搬送コンベア12を独立して駆動できるので、食品把持部14から各食品搬送コンベア12に食品fを移載する動作の時間的自由度、及び食品移載部16で各食品搬送コンベア12から食品fをトレイtに移載する動作の時間的自由度を広げることができる。
一実施形態では、複数の第1駆動部32は複数の食品搬送コンベア12の搬送面12aの下方に複数の食品搬送コンベア12の搬送方向に沿って配置されている。
上記構成によれば、複数の第1駆動部32の配置スペースを省スペース化でき、他の機器の配置のじゃまにならずに配置できる。
一実施形態では、第1駆動部32はモータであり、これらモータの軸方向は食品搬送コンベア12の搬送方向と交差する方向へ向けられる。図3に示すように、各食品搬送コンベア12は、各モータの出力軸に固定された駆動スプロケット34によって独立して駆動される。各食品搬送コンベア12の戻り路は、ガイドロール36によって案内される。
一実施形態では、図2に示すように、複数の食品搬送コンベア12の搬送始端及び搬送終端を規定する従動スプロケット38が設けられる。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、複数の第1把持部18を支持する第1支持部26と、複数の第2把持部20を支持する第2支持部28と、を備える。
この実施形態によれば、複数の第1把持部18を1個の第1支持部26で支持し、かつ複数の第2把持部20を1個の第2支持部28で支持することで、支持部の構成を簡素化できると共に、第1支持部26及び第2支持部28を移動させるために、夫々1個の駆動部で足りるため、複数の第1把持部18及び複数の第2把持部20の駆動手段を低コスト化できる。
一実施形態では、図1に示すように、複数の第1把持部18は、第1支持部26に対して複数の食品搬送コンベア12の横断方向に沿って千鳥足状に配置される。また、複数の第2把持部20は、第2支持部28に対して複数の食品搬送コンベア12の横断方向に沿って千鳥足状に配置されている。
複数の第1把持部18及び複数の第2把持部20を千鳥足状に配置することで、第1把持部間及び第2把持部間の干渉をなくすことができる。また、食品搬送コンベア12の搬送面12aに載置される食品fの間隔を空けることができ、これによって、食品f間の混ざりをなくすことができる。
一実施形態では、図1及び図5に示すように、第1支持部26を上下方向及び食品搬送コンベア12の搬送方向に沿って移動可能にする第2駆動部40を備える。
第2駆動部40を備えることで、複数の第1把持部18を食品Fを把持する位置から食品搬送コンベア12の上方位置26’に移動でき、これによって、各第1支持部26が把持した食品fを複数の食品搬送コンベア12の各々に円滑に載置できる。
一実施形態では、図5に示すように、第2駆動部40は、第1支持部26が上下方向及び水平方向に沿ってスライド可能に支持される支持フレーム42と、支持フレーム42が取り付けられる支柱44と、を備える。さらに、第1支持部26を上下方向に沿ってスライドさせる駆動部46及び第1支持部26を水平方向に沿ってスライドさせる駆動部48を備える。
図5に示すように、駆動部46及び48の動作は制御部88によって制御される。
第2駆動部40によって、複数の第1把持部18は容器90に収納された食品Fに向かって下降し、一塊りの食品fを把持した後上昇する。上昇した第1把持部18は複数の食品搬送コンベア12の上方位置18’まで水平移動した後下降し、食品fの把持を解除して食品fを食品搬送コンベア12の搬送面12aに落下させる。
一実施形態では、図1及び図3に示すように、第2支持部28を上下方向及び食品搬送コンベア12の横断方向に沿って移動可能にする第3駆動部50を備える。
第3駆動部50によって、複数の食品搬送コンベア12の搬送終端側で食品fを把持した複数の第2支持部28を食品移載部16の近くに設けられたトレイ搬送コンベア52の上方位置28’に移動でき、各第2把持部20で把持した食品fをトレイ搬送コンベア52で搬送されるトレイtに円滑に移載できる。
図示した実施形態では、食品搬送コンベア12及びトレイ搬送コンベア52が互いに並列に配置され、かつ搬送方向が同一であり、第2支持部28はこれらコンベアに対して直交方向に沿って配置されているので、食品fを移載するための第2支持部28の移動距離を最短にできる。
一実施形態では、図3に示すように、第3駆動部50は、第2支持部28を支持する支持フレーム54と、支持フレーム54が取り付けられる支柱56と、を備える。さらに、第2支持部28を上下方向に沿ってスライドさせる駆動部58及び第2支持部28を水平方向に沿ってスライドさせる駆動部60を備える。
駆動部46、48、58及び60として、例えばモータなどが用いられる。
図3に示すように、駆動部58及び60の駆動は制御部22によって制御される。食品搬送コンベア12の搬送終端部Rで、複数の第2把持部20は、第3駆動部50によって、食品fを把持するために下降し、食品fを把持した後上昇し、次に、水平方向に沿いトレイtの上方まで移動する。そして、トレイtの上方位置28’で選択された第2把持部20が食品fの把持を解除して食品fをトレイtに落下させる。
一実施形態では、図6に示すように、各第1把持部18は、互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動可能な少なくとも一対の把持片62と、一対の把持片62を相対移動させる第4駆動部64と、を有する。
図5に示すように、第4駆動部64は制御部88によって制御される。
第1把持部18は、少なくとも一対の把持片62を互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動させることで、食品fがバラ状食品であっても、食品fを確実に把持できる。
一実施形態では、図6に示すように、二対の把持片62が円板状の基盤66の下面に形成された凹部66aに互いに直角に配置される。二対の把持片62は凹部66aに基盤66の半径方向に沿ってスライド可能に設けられ、基盤66の上面に第4駆動部64が設けられる。第4駆動部64は例えばモータであり、該モータの出力はボール軸(不図示)などを介して二対の把持片62に伝達され、二対の把持片62を駆動する。
一実施形態では、図7及び図8に示すように、各第2把持部20は、当接位置及び離隔位置に相対移動可能な一対の把持片20a及び20bを有する。一対の把持片20a及び20bは、当接位置で食品fを収容可能な容器形状を形成する。
一対の把持片20a及び20bは当接位置で食品fを収容可能な容器形状を形成するので、食品搬送コンベア12の搬送面12a上の食品fをこぼさず掬い取ることができる。
一実施形態では、図7及び図8に示すように、各第2把持部20の少なくとも一方は、当接位置及び離隔位置に相対的に平行移動可能に構成されているので、搬送面12a上の食品fを残さず掬い取ることができる。
一実施形態では、一対の把持片20a及び20bの下辺の全長が搬送面12aに当接可能に構成されているので、一対の把持片20a及び20bの少なくとも一方の平行移動によって、搬送面12a上の食品fを残さず掬い取ることができる。
一実施形態では、一対の把持片20a及び20bのうち一方は第2支持部28に固定され、他方が搬送面12aに沿って当接位置及び離隔位置に平行移動可能に構成される。
一実施形態では、図8に示すように、把持片20aは、第2支持部28に対して直角方向に沿って配置される正面板70と、正面板70の両端に一体形成された一対の側板72とを有する。把持片20bは、第2支持部28に対して直角方向に沿って配置される背面板74と、背面板74の下部に先端側が把持片20aに対して斜め下方に向けて一体形成された底板76とを有する。把持片20a及び20bが当接位置にあるとき、食品fを収容して漏れのない容器形状となる。
なお、図8では、第2支持部28の図示は省略されている。
一実施形態に係る食品把持移載方法は、図9に示すように、まず、互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベア12の搬送始端側で、把持対象の食品Fを複数の第1把持部18で把持し、把持した食品fを各食品搬送コンベア12に分配する(把持ステップS10)。各食品搬送コンベア12に分配された食品fは食品搬送コンベア12の搬送終端側へ搬送される(搬送ステップS12)。
複数の食品搬送コンベア12の搬送終端側に搬送された食品fは、複数の第2把持部20で把持してトレイtに移載される(移載ステップS18)。移載ステップS18において、トレイtに移載される食品fの重量が予め設定された範囲となるように、複数の第2把持部20のうちトレイtに食品fを移載する第2把持部20を選択する(選択ステップS16)。
上記方法によれば、把持ステップS10で、複数の食品搬送コンベア12に分配された食品fは、選択ステップS16で予め設定された重量でトレイtに移載される。このように、食品Fを複数の食品搬送コンベア12に分配する工程、及び複数の食品搬送コンベア12に分配された食品fをトレイtに移載する工程を機械化できるので、食品fの計量などの作業を含めて、作業員の作業負荷を大幅に軽減できる。また、従来の組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る複雑な機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上できかつ省力化できる。
一実施形態では、重量計測ステップS14において、各第2把持部20に収容された食品fの重量を重量計測部24で計測する。
この実施形態によれば、第2把持部20で食品fを把持した状態で食品fの重量を計測できるので、重量計測のための独立した工程を必要としない。そのため、移載作業を簡素化できる。
一実施形態では、搬送ステップS12において、各食品搬送コンベア12は食品移載部16へ向けて同一方向へ断続移動する。また、把持ステップS10において、各食品搬送コンベア12に対して1個の第1把持部18を用意すると共に、移載ステップS18において、各食品搬送コンベア12に対して1個の第2把持部20を用意する。
次に、図9に示すように、把持ステップS10において、各食品搬送コンベア12に断続移動一回分の間隔で食品fが載置され、搬送ステップS12において、移載ステップS18で食品fをトレイtに移載した第2把持部20と対応する食品搬送コンベア12のみを一送り分だけ断続移動させる。
次に、把持ステップS10において、一送り分だけ断続移動させた食品搬送コンベア12のみに食品fを分配する。
図10において、黒丸が移載ステップS18でトレイtに移載された食品fを示し、白丸がトレイtに移載されない食品fを示す。トレイtに移載された食品f(黒丸)が載置された食品搬送コンベア12のみ搬送終端部Rに向けて一送り分だけ断続移動する。
例えば、図10(A)に示すように、食品搬送コンベア12が8個のコンベアで構成され、黒丸で示すように2、4、6、8番目のコンベアに対応した第2把持部20のみから食品fがトレイtに移載された場合、2、4、6、8番目のコンベアのみが断続移動1回分だけ搬送方向(矢印方向)へ移動する。
図10(B)は、食品把持部14で複数の食品搬送コンベア12の搬送始端側に複数の食品fが千鳥足状に配置され、千鳥足状の相対位置で搬送終端部Rに搬送される実施形態を示す。この実施形態では、黒丸で示すように1、2、6、7番目のコンベアに対応した第2把持部20のみから食品fがトレイtに移載され、1、2、6、7番目のコンベアのみが断続移動1回分だけ搬送方向へ移動する。
これらの実施形態によれば、上記移載ステップにおいて、食品fをトレイtに移載した第2把持部20と対応する食品搬送コンベア12のみを断続移動1回分だけ移動させることで、食品搬送コンベア12の搬送終端部Rの把持位置に、常に食品搬送コンベア12の数だけの食品fを用意しておくことができる。これによって、次のトレイtへの盛り付け動作を迅速に行うことができる。
一実施形態に係る食品把持部14は、図11に示すように、第1支持部26は複数の第1把持部18を支持し、第1把持部18は第1支持部26に遊嵌し、第1支持部26に対して上下方向に沿って移動自在に構成される。第1把持部18の下部には、図6に示すように、食品Fを把持及び把持解除可能な少なくとも一対の把持片62が設けられると共に、第1把持部18の移動下限値を規定する係止部80が設けられる。食品Fは、容器(例えば、バットなどの上部が開放された浅底の容器)90(図11では不図示)に入れられ、第1把持部18の下方に配置される。
図1に示すように、第1支持部26は第2駆動部40によって移動可能に支持される。
上記構成によれば、第1把持部18は第1支持部26に対して上下方向に移動自在に構成されているので、食品Fの上面Sが第1把持部18の移動下限値Lmin(図11(C)参照)より上方にある場合、把持片62は食品Fの上面Sより常に下方に位置するため、食品Fの収納量が変動しても把持片62によって食品を把持できる。
一方、食品Fの上面が移動下限値Lminより下がったときは、把持片62は食品Fの上面から離れるので、食品Fを把持できない。この場合食品Fを補充する必要がある。
このように、食品Fの上面Sが第1把持部18の移動下限値以上である限り、食品の量が変動しても常に食品を把持できる。
食品把持部14は、主要部として第1把持部18及び第1支持部26等を備える簡易かつ低コストな構成で、上記作用効果を得ることができる。
図11(A)において、Smaxは食品Fの上面Sの最大上昇位置を示す。第1把持部18の下面が最大上昇位置Smaxより上方へ移動できるように、第1支持部26の高さを決定する必要がある。
一実施形態では、図11に示すように、第1支持部26は上下方向に沿って貫通孔26aが形成される。第1把持部18は貫通孔26aに遊嵌する軸部82を有し、軸部82に係止部80が設けられる。
上記構成によれば、第1把持部18及び係止部80の構成を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、係止部80は軸部82の上端に設けられる。
一実施形態では、図11に示すように、第1支持部26は、把持片62より上方でかつ食品Fの上面Sに当接可能な位置に配置されたプレート部84を有する。
上記構成によれば、プレート部84が食品Fの上面Sに当接することで、把持片62が常に食品の上面Sより下方に位置できる。これによって、把持片62は常に食品Fを確実に把持できる位置に配置される。
一実施形態では、プレート部84は下面が平坦な面を有する。
一実施形態では、図11に示すように、係止部80は軸部82より大径であって、第1支持部26の上面に係止可能な拡径部を含む。
上記構成によれば、係止部80の構成を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、図11に示すように、第1把持部18が移動下限値Lminにあることを検出する位置センサ86を備える。
上記構成によれば、食品Fの量が減少し、位置センサ86によって食品搬送コンベア12が移動下限値Lminにあることを検出することで、食品Fの補充時期を知ることができる。
一実施形態では、位置センサ86は、係止部80が第1支持部26の上面に係止したとき、第1把持部18が移動下限値Lminにあることを検出するものである。
上記構成によれば、移動下限値Lminの検出が容易になり、かつ位置センサ86を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、位置センサ86は、第1支持部26の上面に面し、かつ貫通孔26aの近傍に配置され、係止部80が位置センサ86に接するか、あるいは位置センサ86の近傍に来たことを検出することで、第1把持部18が移動下限値Lminにあることを検出する接触式センサ又は非接触式センサである。
一実施形態では、位置センサ86は、把持片62が食品Fを把持する時以外は非作動状態とされる。食品把持部14は、把持片62が食品Fを把持する時以外は、係止部80が第1支持部26の上面に接している。この時位置センサ86が係止部80を検出して動作すると誤動作となるので、食品Fを把持する時以外は非作動状態とされる。これによって、位置センサ86の誤作動を防止できる。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、食品Fが食品把持部14によって把持される位置にあるとき、食品Fは上方が開放された浅底の容器90に収容される。位置センサ86が移動下限値Lminを検出したとき、図11(C)に示す制御部88によって容器90に食品Fを補充すべき旨の信号Sgを発する。
この実施形態によれば、制御部88が発する補充信号Sgによって、作業員は容器90内に食品Fを補充する時期を容易に知ることができる。
一実施形態では、図1に示すように、容器90はテーブル92上に載置され、容器90に食品Fが入れられる。食品Fが入った容器90は第1把持部18の下方に運ばれ、把持片62によって食品Fの一部が把持されてトレイtに移載される。
一実施形態では、図1に示すように、テーブル92の載置面は平面視でL形に形成され、複数の第1把持部18の下方で把持対象となっている容器90の食品Fの上面Sが第1把持部18の移動下限値Lminより低くなると、容器90はエリア92bに排出され、エリア92aから食品Fが入った容器90が第1支持部26の下方に送られる。次に、容器90内の食品が移動下限値Lmin以下になったとき、その容器90はエリア92aに排出され、エリア92bから食品Fが補充された容器90が第1把持部18の下方に送られる。
テーブル92上での容器90の移動は、人手で行うか又はテーブル92に設けられたコンベアなどによって行う。
一実施形態では、図1に示すように、トレイtを搬送するためのトレイ搬送コンベア52を備える。トレイ搬送コンベア52によって複数のトレイtが順々に運ばれ、これらのトレイtに食品移載部16によって食品を移載する。
この実施形態によれば、複数のトレイtをトレイ搬送コンベア52で搬送しながら、1基の第1支持部26で複数のトレイtに順々に食品を効率的に盛付けできる。
一実施形態では、トレイ搬送コンベア52は食品移載部16に隣接して配置される。これによって、第1支持部26の移動距離及び移動時間を短縮できる。食品が盛り付けされたトレイtはトレイ搬送コンベア52の終端で包装及び箱詰めされる。
一実施形態では、制御部22は、複数の第2把持部20から食品fをトレイtに移載する第2把持部20を選択する際に、食品fを時間的に先に把持している第2把持部20を優先させるように動作する。
この実施形態によれば、食品fを先に把持した第2把持部20から優先して食品fをトレイtに移載させることで、第2把持部20に把持された食品fの把持時間を短縮させることができる。これによって、移載作業中の食品の変質又は劣化を防止できる。
一実施形態では、図1に示すように、互いに並列に配置され、搬送終端部Rに向けて断続移動する複数の食品搬送コンベア12を備える。複数の食品搬送コンベア12には、断続移動1回分の間隔で複数の食品fが載置される。
複数の食品搬送コンベア12で搬送終端部Rに複数の食品fが間隔を置いて順々に断続送りされてくるので、食品移載部16では複数の食品fを順々に把持して複数のトレイtに盛り付けできる。また、複数の食品搬送コンベア12は断続移動するので、食品搬送コンベア12の停止時に第2把持部20によって複数の食品fを容易に把持できる。
一実施形態では、食品把持部14は食品搬送コンベア12の数と同数の第1把持部18を有し、各第1把持部18は特定の食品搬送コンベア12に食品fを載置する。
一実施形態では、食品把持部14で複数の第1把持部18が第1支持部26に千鳥足状に配置され、食品搬送コンベア12に千鳥足状に食品fが載置される。複数の食品fは搬送終端部Rに千鳥足状の配置で送られる。食品移載部16では、複数の第2把持部20は第2支持部28の下面に千鳥足状に配置される。
この実施形態では、搬送終端部Rで複数の食品搬送コンベア12に千鳥足状に配置された複数の食品fを複数の第2把持部20で同時に把持できる。
一実施形態では、図1に示すように、トレイ搬送コンベア52と複数の食品搬送コンベア12とは同一方向に沿って配置される。また、食品移載部16の第2支持部28は、トレイ搬送コンベア52及び複数の食品搬送コンベア12と交差する方向(例えば直交する方向)に沿って移動可能に構成される。
これによって、これらコンベアの配置スペースを省スペース化できると共に、第2支持部28をこれらコンベアと交差する方向に沿って移動させることで、食品搬送コンベア12からトレイ搬送コンベア52への各食品fの受け渡しを効率的に行うことができる。また、第2支持部28の移動距離を短縮できる。
少なくとも一実施形態によれば、バラ状食品を含む食品をトレイに盛り付ける作業の省力化を可能にし、作業員を単純な重労働から解放できると共に、食品の衛生管理を向上できる。
10 食品把持移載装置
12 食品搬送コンベア
14 食品把持部
16 食品移載部
18、18’ 第1把持部
20 第2把持部
20a、20b 把持片
22、88 制御部
24 重量計測部
26、26’ 第1支持部
28、28’ 第2支持部
30 シュート
32 第1駆動部
34 駆動スプロケット
36 ガイドロール
38 従動スプロケット
40 第2駆動部
42、54 支持フレーム
44、56 支柱
46、48,58,60 駆動部
50 第3駆動部
52 トレイ搬送コンベア
62、62’ 把持片
64 第4駆動部
66 基盤
70 正面板
72 側板
74 背面板
76 底板
80 係止部
82 軸部
84 プレート部
86 位置センサ
90 容器
92 テーブル
F、f 食品
R 搬送終端部
S 上面
Sg 補充信号
t トレイ

Claims (13)

  1. 互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベアと、
    前記複数の食品搬送コンベアの搬送始端側に配置され、把持対象の食品を把持可能な複数の第1把持部を含み、前記食品を前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配可能な食品把持部と、
    前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側に設けられ、前記複数の食品搬送コンベアで搬送された前記食品の各々を把持可能な複数の第2把持部を含み、該複数の第2把持部で前記食品の各々をトレイに移載可能な食品移載部と、
    前記トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記複数の第2把持部のうち前記トレイに前記食品を移載する前記第2把持部を選択する制御部と、
    を備えることを特徴とする食品把持移載装置。
  2. 前記複数の第2把持部の各々に把持された前記食品の重量を計測する重量計測部を備えることを特徴とする請求項1に記載の食品把持移載装置。
  3. 前記複数の食品搬送コンベアの各々を駆動する複数の第1駆動部を備え、
    前記複数の食品搬送コンベアは前記複数の第1駆動部によって独立して駆動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品把持移載装置。
  4. 前記複数の第1駆動部は前記複数の食品搬送コンベアの搬送面の下方に前記複数の食品搬送コンベアの搬送方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項3に記載の食品把持移載装置。
  5. 前記複数の第1把持部を支持する第1支持部と、
    前記複数の第2把持部を支持する第2支持部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の食品把持移載装置。
  6. 前記複数の第1把持部は、前記第1支持部に対して前記複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って千鳥足状に配置され、
    前記複数の第2把持部は、前記第2支持部に対して前記複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って千鳥足状に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の食品把持移載装置。
  7. 前記第1支持部を上下方向及び前記複数の食品搬送コンベアの搬送方向に沿って移動可能にする第2駆動部を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の食品把持移載装置。
  8. 前記第2支持部を上下方向及び前記複数の食品搬送コンベアの横断方向に沿って移動可能にする第3駆動部を備えることを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の食品把持移載装置。
  9. 前記複数の第1把持部の各々は、
    互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動可能な少なくとも一対の把持片と、
    前記一対の把持片を相対移動させる第4駆動部と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の食品把持移載装置。
  10. 前記複数の第2把持部の各々は、
    当接位置及び離隔位置に相対移動可能な一対の把持片を含み、
    前記一対の把持片は前記当接位置で前記食品を収容可能な容器形状を形成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の食品把持移載装置。
  11. 互いに並列に配置された複数の食品搬送コンベアの搬送始端側で、把持対象の食品を複数の第1把持部で把持して前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配する把持ステップと、
    前記複数の食品搬送コンベアの各々に分配された前記食品を前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側へ搬送する搬送ステップと、
    前記複数の食品搬送コンベアの搬送終端側で、前記複数の食品搬送コンベアで搬送された前記食品の各々を複数の第2把持部で把持してトレイに移載する移載ステップと、
    前記トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記複数の第2把持部のうち前記トレイに前記食品を移載する前記第2把持部を選択する選択ステップと、
    を備えることを特徴とする食品把持移載方法。
  12. 前記複数の第2把持部の各々に収容された前記食品の重量を計測する重量計測ステップを備えることを特徴とする請求項11に記載の食品把持移載方法。
  13. 前記搬送ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアは同一方向へ断続移動し、
    前記把持ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアの各々に対して1個の前記第1把持部を用意すると共に、前記移載ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアの各々に対して1個の前記第2把持部を用意し、
    前記把持ステップにおいて、前記複数の食品搬送コンベアの各々に断続移動一回分の間隔で前記食品が載置され、
    前記搬送ステップにおいて、前記移載ステップで前記食品を前記トレイに移載した前記第2把持部と対応する前記食品搬送コンベアのみを一送り分だけ断続移動させると共に、
    前記把持ステップにおいて、前記一送り分だけ断続移動させた前記食品搬送コンベアのみに前記食品を分配することを特徴とする請求項11又は12に記載の食品把持移載方法。
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