JP2018192543A - 食品把持装置、食品移載装置及び食品把持方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの食品は、食品工場において個別に調理された食材を人手によってトレイなどに盛り付けされる場合が多い。この場合、各食材を計量しながらトレイなどに盛り付けるため手間がかかり、作業員は単純な重労働に長時間従事することになる。
かかる組合せ計量装置を用いてトレイへの食材の盛付けを行うことで、省力化が可能になると考えられる。
特許文献3には、ハンバーグ、てんぷら、蒲鉾等のブロック状惣菜をヘッド部に針を有するロボットハンドを用い、ブロック状惣菜を該針で突き刺して持ち上げ、弁当容器に入れる自動収納方法が開示されている。
特許文献4には、寿司、握り飯等のブロック状食品を両側からガイド板で挟んで持ち上げ、弁当容器に入れる自動収納方法が開示されている。
また、バットなどの容器に収納された食品を把持する過程で、容器内の食品の減少に対応して把持位置を調整する必要があるが、特許文献3及び4にはこれを可能にする手段は開示されていない。
1つ以上の可動部を支持する支持部と、
前記支持部に遊嵌すると共に、前記支持部に対して上下方向に移動自在に構成された前記可動部と、
前記可動部の下部に設けられ、食品を把持及び把持解除可能な把持具と、
前記可動部の移動下限値を規定する係止部と、
を備える。
一方、食品の上面が上記移動下限値より下がったときは、把持具は食品の上面から離れるので、食品を把持できない。この場合、食品を補充する必要がある。
このように、食品の上面が可動部の移動下限値以上である限り、食品の量が変動しても常に食品を把持できる。
上記食品把持装置は、簡易かつ低コストな構成で、上記作用効果を得ることができる。
前記支持部に上下方向に沿って貫通孔が形成され、
前記可動部は、前記貫通孔に遊嵌する軸部を含み、
前記係止部は前記軸部に設けられている。
上記(2)の構成によれば、可動部及び係止部の構成を簡易かつ低コスト化できる。
前記可動部は、前記把持具より上方でかつ前記食品の上面に当接可能な位置に配置されたプレート部を含む。
上記(3)の構成によれば、上記プレート部が食品の上面に当接することで、把持具が食品上面より下方に位置できる。これによって、把持具は常に食品を確実に把持できる位置に配置される。
前記把持具は、
互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動可能な少なくとも一対の把持片と、
前記少なくとも一対の把持片を相対移動させる駆動部と、
を含む。
上記(4)の構成によれば、上記一対の把持片を上記把持解除位置から上記把持位置に動作させることで、食品を把持できると共に、把持解除位置から把持位置に動作させることで食品の把持を解除できる。
前記係止部は、前記軸部より大径であって前記支持部の上面に係止可能な拡径部を含む。
上記(5)の構成によれば、係止部の構成を簡易かつ低コスト化できる。
前記可動部が前記移動下限値にあることを検出する位置センサを備える。
上記(6)の構成によれば、上記位置センサによって可動部が移動下限値にあることを検出することで、食品の補充時期を知ることができる。
前記位置センサは、前記係止部が前記支持部の上面に係止したとき、前記可動部が前記移動下限値にあることを検出するものである。
上記(7)の構成によれば、位置センサが、係止部が支持部の上面に係止したとき、可動部が移動下限値にあることを検出する構成であるために、移動下限値の検出が容易になり、かつ位置センサを簡易かつ低コスト化できる。
前記位置センサは、前記把持具が前記食品を把持する時以外は非作動状態とされる。
上記(8)の構成によれば、位置センサが食品を把持する時以外は非作動状態とされることで、位置センサの誤作動を防止できる。
前記食品は上方が開放された容器に収容され、
前記位置センサが前記移動下限値を検出したとき、前記容器に前記食品を補充すべき旨の信号を発する第1制御部を備える。
上記(9)の構成によれば、上記第1制御部が発する上記信号によって、作業員は上記容器内に食品を補充する時期を容易に知ることができる。
複数の前記可動部を備える前記(1)〜(9)の何れかの構成を有する食品把持装置と、
前記複数の可動部の各々に前記把持具に把持された前記食品の重量を計測する重量計測部と、
トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記食品を前記トレイに移載する前記可動部を選択する第2制御部と、
を備え、
前記選択された可動部から前記食品を前記トレイに移載するものである。
従って、食品の計量などの作業を含めて、トレイへの食品の盛付け作業を機械化できるので、作業員が行う作業を大幅に軽減できる。また、特許文献1及び2に開示された組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上かつ省力化できる。
前記重量計測部は、前記可動部と前記把持具との間に設けられたロードセルを含む。
上記(11)の構成によれば、重量計測部は可動部と把持具との間に設けられたロードセルを有するため、把持具で食品を把持した状態で食品の重量を計測できるので、重量計測のための独立した工程を必要としない。そのため、トレイへの移載作業を簡素化できる。
前記トレイを搬送するためのトレイ搬送コンベアを備え、
前記トレイ搬送コンベアで搬送される複数の前記トレイに前記食品を移載する。
上記(12)の構成によれば、複数のトレイを上記トレイ搬送コンベアで搬送しながら、1基の食品移載装置で複数のトレイに順々に食品を効率的に盛付けできる。
前記第2制御部は、前記複数の可動部から前記食品を前記トレイに移載する前記可動部を選択する際に、前記食品を先に把持している可動部を優先させるように動作する。
上記(13)の構成によれば、可動部が把持した食品をトレイに移載する場合に、食品を先に把持した可動部を優先させることで、可動部に把持された食品の把持時間を短縮させることができる。これによって、移載作業中の食品の変質又は劣化を防止できる。
前記(1)〜(9)の何れかの構成を有する食品把持装置を用いる食品把持方法であって、
把持対象の食品に対して前記支持部を下降させ、前記食品に前記可動部を載置させる載置ステップと、
前記食品の一部を前記把持具で把持して持ち上げる把持ステップと、
を備える。
食品の上面が係止部によって規定される移動下限値より下がったときは、食品の上面が該移動下限値より上昇するように食品を補充する。これによって、食品補充時期を知ることができる。
前記載置ステップにおいて、前記可動部が前記移動下限値まで下降したとき、前記可動部が前記移動下限値まで下降したとき、前記容器に前記食品を補充する補充ステップをさらに備える。
上記(15)の方法によれば、可動部が移動下限値まで下降したことで、食品補充時期を知ることができる。また、上記補充ステップで食品を補充することで、食品把持動作を継続できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1(C)に示すLminは移動下限値を示し、図1(A)及び図1(B)では、食品Fの上面は移動下限値Lminより上方にあり、図1(C)では食品Fの上面は移動下限値Lminより下方にある。
一実施形態では、支持部14は別な支持部(不図示)によって移動可能に支持される。
一方、食品Fの上面が移動下限値Lminより下がったときは、把持具16は食品Fの上面から離れるので、食品Fを把持できない。この場合食品Fを補充する必要がある。
このように、食品Fの上面Sが可動部12の移動下限値以上である限り、食品の量が変動しても常に食品を把持できる。
食品把持装置10は、主要部として可動部12及び支持部14等を備える簡易かつ低コストな構成で、上記作用効果を得ることができる。
上記構成によれば、可動部12及び係止部18の構成を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、係止部18は軸部20の上端に設けられる。
上記構成によれば、プレート部22が食品の上面Sに当接することで、把持具16が食品の上面Sより下方に位置できる。これによって、把持具16は常に食品Fを確実に把持できる位置に配置される。
一実施形態では、プレート部22は下面が平坦な面を有する。
一実施形態では、図2に示すように、把持具16は、互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動可能な少なくとも一対の把持片24と、一対の把持片24を相対移動させる駆動部26と、を備える。
上記構成によれば、少なくとも一対の把持片24を把持解除位置から把持位置に動作させることで、食品Fを把持できると共に、把持解除位置から把持位置に動作させることで食品の把持を解除できる。
一実施形態では、駆動部26は例えばモータであり、該モータの出力はボール軸(不図示)などを介して2対の把持片24に伝達され、2対の把持片24を駆動する。
上記構成によれば、係止部18の構成を簡易かつ低コスト化できる。
上記構成によれば、食品Fの量が減少し、位置センサ28によって可動部12が移動下限値Lminにあることを検出することで、食品Fの補充時期を知ることができる。
上記構成によれば、移動下限値Lminの検出が容易になり、かつ位置センサ28を簡易かつ低コスト化できる。
一実施形態では、位置センサ28は、支持部14の上面に面し、かつ貫通孔14aの近傍に配置され、係止部18が位置センサ28に接するか、あるいは位置センサ28の近傍に来たことを検出することで、可動部12が移動下限値Lminにあることを検出する接触式センサ又は非接触式センサである。
この実施形態によれば、制御部30が発する補充信号Sgによって、作業員は容器32内に食品Fを補充する時期を容易に知ることができる。
食品移載装置40は、各可動部12に、把持具16に把持された一塊りの食品のグループ(以下「食品グループ」とも言う。)fの重量を計測する重量計測部42を備える。制御部44(第2制御部)は、重量計測部42で計測された計測値に基づいて、トレイtに移載される食品の重量が予め設定された範囲となるように、食品をトレイtに移載する可動部12を選択する。制御部44に選択された可動部12では、把持具16が食品Fの把持を解除して食品Fをトレイtに移載する。
従って、食品の計量などの作業を含めて、トレイtへの食品の盛付け作業を機械化できるので、作業員が行う作業を大幅に軽減できる。また、特許文献1及び2に開示された組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る複雑な機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上かつ省力化できる。
移動部46は、支持部14が上下方向及び水平方向に沿ってスライド可能に支持される支持フレーム48と、支持フレーム48が固定される支柱50と、を備える。さらに、支持部14を上下方向に沿ってスライドさせる駆動部52及び支持部14を水平方向に沿ってスライドさせる駆動部54を備える。
一実施形態では、駆動部52及び54はモータで構成される。
テーブル56上での容器32の移動は、人手で行うか又はテーブル56に設けられたコンベアなどによって行う。
この実施形態によれば、複数のトレイtをトレイ搬送コンベア58で搬送しながら、1基の食品移載装置40で複数のトレイtに順々に食品を効率的に盛付けできる。
一実施形態では、トレイ搬送コンベア58は食品移載装置40に隣接して配置される。これによって、支持部14の移動距離及び移動時間を短縮できる。
この実施形態によれば、把持具16で食品を把持した状態で食品の重量を計測できるので、重量計測のための独立した工程を必要としない。そのため、トレイtへの移載作業を簡素化できる。
この実施形態によれば、食品を先に把持した可動部12から優先して食品をトレイtに移載させることで、可動部12に把持された食品の把持時間を短縮させることができる。これによって、移載作業中の食品の変質又は劣化を防止できる。
一実施形態では、把持対象の食品は容器32に入った食品Fである。
食品Fの上面Sが係止部18によって規定される移動下限値Lminより下がったときは、把持具16は食品Fの上面から離れるので、食品Fを把持できない。この場合食品Fを補充する必要がある。
このように、食品Fの上面Sが可動部12の移動下限値以上である限り、食品の量が変動しても食品を継続して把持できる。
上記実施形態の方法によれば、可動部12が移動下限値Lminまで下降したことで、食品補充時期を知ることができる。また、補充ステップS14によって食品を補充することで、食品把持動作を継続できる。
また、図8に示すように、食品移載装置60は、各把持部64に各把持部64で把持された各食品グループfの重量を計測する重量計測部66を備える。
制御部68(第2制御部)は、トレイtに移載される食品の重量が予め設定された範囲となるように、複数の把持部64の中から食品グループfをトレイtに移載する把持部64を選択する。
一実施形態では、複数の把持部64は、各食品グループfを把持するために下降し、各食品グループfを把持した後上昇し、次に、水平方向に沿いトレイtの上方まで移動する。そして、トレイtの上方位置で食品グループfの把持を解除して食品グループfをトレイtに収納する。
従って、食品の計量などの作業を含めて、トレイtへの食品の盛付け作業を機械化できるので、作業員の作業負荷を大幅に軽減できる。また、特許文献1及び2に開示された組合せ計量装置のように、複数の計量ホッパを含めて多種に亘る複雑な機器類を必要としないので、これら機器類の衛生管理を向上かつ省力化できる。
一実施形態では、図6に示すように、図3に示す実施形態と同様に、支持部14は、移動部46によって上下方向及び水平方向(食品搬送コンベア94の搬送方向)に沿って移動可能である。これによって、支持部14は、容器32内の食品Fを把持する把持位置と、食品搬送コンベア94の上方で把持した食品グループfの把持を解除する位置とに移動できる。
搬送面94aに載置された複数の食品グループfは、食品搬送コンベア94で搬送され、集積エリアRに食品グループfごとに集約される。
食品移載部62は、複数の把持部64を1個の支持部80で支持し、1個の支持部80を移動させることで、複数の把持部64をトレイ上方まで移動できるため、食品移載部62の構成を簡素化できる。
この実施形態によれば、重量計測部66は支持部80と複数の把持部64の各々との間に設けられたロードセルで構成されるため、把持部64で食品グループfを把持した状態で食品グループfの重量を計測でき、重量計測のための独立した工程を必要としない。そのため、盛付け作業を簡素化できる。
一実施形態では、支持部80は、支持フレーム86に設けられた駆動部88によって上下方向に沿って移動可能であり、駆動部90によって水平方向に沿って移動可能になっている。制御部68は駆動部88及び90の動作を制御する。
上記構成によって、支持部80は、集積エリアRとトレイtの上方位置との間を移動できる。
一実施形態では、駆動部88及び90はモータで構成される。
この実施形態によれば、複数のトレイtをトレイ搬送コンベア92で搬送しながら、1個の食品移載部62で複数のトレイtに順々に食品を効率的に盛付けできる。食品が盛り付けされたトレイtはトレイ搬送コンベア92の終端部で包装及び箱詰めされる。
この実施形態によれば、複数の食品搬送コンベア94で集積エリアRに複数の食品グループfが間隔を置いて順々に断続送りされてくるので、食品移載部62では複数の食品グループfを順々に把持して複数のトレイtに盛り付けできる。また、複数の食品搬送コンベア94は断続移動するので、食品搬送コンベア94の停止時に各食品グループfを容易に把持できる。
一実施形態では、食品把持装置10は食品搬送コンベア94の数と同数の可動部12を有し、各可動部12は特定の食品搬送コンベア94に食品グループfを載置する。
複数の可動部12を千鳥足状に配置することで、可動部12間の干渉をなくすと共に、食品搬送コンベア94の搬送面94aに載置される食品グループfの間隔を空けることができ、これによって、食品グループ間の混ざりをなくすことができる。
この実施形態によれば、トレイ搬送コンベア92と複数の食品搬送コンベア94とを同一方向に沿って配置することで、これらコンベアの配置スペースを省スペース化できる。また、食品移載部62の支持部80をこれらコンベアと交差する方向に沿って移動可能にすることで、支持部80の移動距離を短縮でき、食品搬送コンベア94からトレイ搬送コンベア92への各食品グループfの受け渡しを効率的に行うことができる。
図12(B)は、集積エリアRで食品グループfが各コンベアに千鳥足状に配置される実施形態を示す。この実施形態では、黒丸で示すように1、2、6、7番目のコンベアに対応した把持部64のみから食品グループfがトレイtに移載され、1、2、6、7番目のコンベアのみが断続移動1回分だけ搬送方向へ移動する。
これによって、すべての把持部64に食品グループfを把持させ待機させることができるため、次のトレイtへの盛り付け動作を迅速に行うことができる。
このように、食品グループfを先に把持した把持部64を優先して食品グループfをトレイtに移載させることで、把持部64に把持された各食品グループfの把持時間を短縮させることができる。これによって、移載作業中の食品の変質又は劣化を防止できる。
上記構成によれば、食品がバラ状食品であっても、集積エリアRにある各食品グループfを残さず把持できる。
一実施形態では、図10及び図11に示すように、把持片64aは重量計測部66(例えばロードセル)に固定され、把持片64bが把持片64aに対して接近又は離隔可能に構成されている。
なお、図11では、支持部80の図示は省略されている。
この実施形態によれば、一対の把持片64a及び64bは搬送面94aをこするように移動できるので、食品グループfがバラ状食品であっても、食品グループfを搬送面94aに残さず掬い取ることができる。
一実施形態では、一対の把持片64a及び64bのうち一方は支持部80に固定され、他方が搬送面94aに沿って当接位置及び離隔位置に平行移動可能に構成される。
12、12’ 可動部
14、14’、80、80’ 支持部
14a 貫通孔
16、16’ 把持具
18 係止部
20 軸部
22 プレート部
22a 凹部
24(24a、24b)、64a、64b 把持片
26、52、54、88、90、104 駆動部
28 位置センサ
30 制御部(第1制御部)
32 容器
40、60 食品移載装置
42、66 重量計測部
44、68 制御部(第2制御部)
46、82 移動部
48、86 支持フレーム
50、84 支柱
56 テーブル
58、92 トレイ搬送コンベア
62 食品移載部
64 把持部
69 シュート
98 モータ
94 食品搬送コンベア
94a 搬送面
96 従動スプロケット
100 駆動スプロケット
102 ガイドロール
110 正面板
112 側面板
114 背面板
116 底面板
F 食品
Lmin 移動下限値
R 集積エリア
S 食品上面
Smax 最大上昇位置
Sg 補充信号
f 食品グループ
t トレイ
Claims (15)
- 1つ以上の可動部を支持する支持部と、
前記支持部に遊嵌すると共に、前記支持部に対して上下方向に移動自在に構成された前記可動部と、
前記可動部の下部に設けられ、食品を把持及び把持解除可能な把持具と、
前記可動部の移動下限値を規定する係止部と、
を備えることを特徴とする食品把持装置。 - 前記支持部に上下方向に沿って貫通孔が形成され、
前記可動部は、前記貫通孔に遊嵌する軸部を含み、
前記係止部は前記軸部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の食品把持装置。 - 前記可動部は、前記把持具より上方でかつ前記食品の上面に当接可能な位置に配置されたプレート部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の食品把持装置。
- 前記把持具は、
互いに接近した把持位置と互いに離隔した把持解除位置との間に相対移動可能な少なくとも一対の把持片と、
前記少なくとも一対の把持片を相対移動させる駆動部と、
を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の食品把持装置。 - 前記係止部は、前記軸部より大径であって前記支持部の上面に係止可能な拡径部を含むことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の食品把持装置。
- 前記可動部が前記移動下限値にあることを検出する位置センサを備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の食品把持装置。
- 前記位置センサは、前記係止部が前記支持部の上面に係止したとき、前記可動部が前記移動下限値にあることを検出するものであることを特徴とする請求項6に記載の食品把持装置。
- 前記位置センサは、前記把持具が前記食品を把持する時以外は非作動状態とされることを特徴とする請求項6又は7に記載の食品把持装置。
- 前記食品は上方が開放された容器に収容されたものであり、
前記位置センサが前記移動下限値を検出したとき、前記容器に前記食品を補充すべき旨の信号を発する第1制御部を備えることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の食品把持装置。 - 複数の前記可動部を備える請求項1乃至9の何れか一項に記載の食品把持装置と、
前記複数の可動部の各々に前記把持具に把持された前記食品の重量を計測する重量計測部と、
トレイに移載される前記食品の重量が予め設定された範囲となるように、前記食品を前記トレイに移載する前記可動部を選択する第2制御部と、
を備え、
前記選択された可動部から前記食品を前記トレイに移載することを特徴とする食品移載装置。 - 前記重量計測部は、前記可動部と前記把持具との間に設けられたロードセルを含むことを特徴とする請求項10に記載の食品移載装置。
- 前記トレイを搬送するためのトレイ搬送コンベアを備え、
前記トレイ搬送コンベアで搬送される複数の前記トレイに前記食品を移載することを特徴とする請求項10又は11に記載の食品移載装置。 - 前記第2制御部は、前記複数の可動部から前記食品を前記トレイに移載する前記可動部を選択する際に、前記食品を先に把持している可動部を優先させるように動作することを特徴とする請求項10乃至12の何れか一項に記載の食品移載装置。
- 請求項1乃至9の何れか一項に記載された食品把持装置を用いる食品把持方法であって、
把持対象の食品に対して前記支持部を下降させ、前記食品に前記可動部を載置させる載置ステップと、
前記食品の一部を前記把持具で把持して持ち上げる把持ステップと、
を備えることを特徴とする食品把持方法。 - 前記載置ステップにおいて、前記支持部を前記食品に対して下降させた時、前記可動部が前記移動下限値まで下降したとき、前記容器に前記食品を補充する補充ステップをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の食品把持方法。
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