JP3161647B2 - 換気口部材の取付構造 - Google Patents
換気口部材の取付構造Info
- Publication number
- JP3161647B2 JP3161647B2 JP02661693A JP2661693A JP3161647B2 JP 3161647 B2 JP3161647 B2 JP 3161647B2 JP 02661693 A JP02661693 A JP 02661693A JP 2661693 A JP2661693 A JP 2661693A JP 3161647 B2 JP3161647 B2 JP 3161647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation port
- port member
- ventilation
- bottom plate
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室等の室内空気を換
気するスリット状の換気口部材の取付構造に関する。
気するスリット状の換気口部材の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来浴室用のスリット状の換気口部材の
取付構造は、図６に示す様に天井面５１の適所にスリッ
ト状の貫通孔５２を穿設し、この貫通孔５２上部に排気
ダクト５３と接続される換気用チャンバー５４を室外側
Ｂに配置し、室内側Ａから換気口部材５５を換気用チャ
ンバー５４に嵌着させ、室内側Ａにスリット状の換気口
５６を臨ませた構造になっている。
取付構造は、図６に示す様に天井面５１の適所にスリッ
ト状の貫通孔５２を穿設し、この貫通孔５２上部に排気
ダクト５３と接続される換気用チャンバー５４を室外側
Ｂに配置し、室内側Ａから換気口部材５５を換気用チャ
ンバー５４に嵌着させ、室内側Ａにスリット状の換気口
５６を臨ませた構造になっている。
【０００３】しかしながら前記構造においては、換気口
部材５５を換気チャンバー５４に室内側Ａ換気口５６よ
り取付ビス５７で取付けていたため、換気口５６から取
付ビス５７が見えてしまい、室内Ａからの見栄えを悪く
していた。この不具合を解決するために、図７の様に、
換気口部材６１を爪による取付構造にしたものが考えら
れた（実開平３−１２９８４０号公報）。
部材５５を換気チャンバー５４に室内側Ａ換気口５６よ
り取付ビス５７で取付けていたため、換気口５６から取
付ビス５７が見えてしまい、室内Ａからの見栄えを悪く
していた。この不具合を解決するために、図７の様に、
換気口部材６１を爪による取付構造にしたものが考えら
れた（実開平３−１２９８４０号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場
合、天井６２、取付用補強部材６３や天井部材６８等の
厚み誤差を吸収させるため、スペーサ６４で高さ調整を
することが必要であった。取付用補強部材６３等の厚み
誤差としては、例えば取付用補強部材６３が厚いため、
底板６５が上方にずれる誤差が生じた場合、換気口部材
６１を取付けることが出来ない。又、底板６５が下方に
ずれた場合、換気口部材６１が下にずれるため、フラン
ジ部６６と天井面６２との間に隙間が生じて見栄えが良
くない。従ってこの構造の場合スペーサ６７による精密
な調整の必要があり、面倒であった。
合、天井６２、取付用補強部材６３や天井部材６８等の
厚み誤差を吸収させるため、スペーサ６４で高さ調整を
することが必要であった。取付用補強部材６３等の厚み
誤差としては、例えば取付用補強部材６３が厚いため、
底板６５が上方にずれる誤差が生じた場合、換気口部材
６１を取付けることが出来ない。又、底板６５が下方に
ずれた場合、換気口部材６１が下にずれるため、フラン
ジ部６６と天井面６２との間に隙間が生じて見栄えが良
くない。従ってこの構造の場合スペーサ６７による精密
な調整の必要があり、面倒であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、浴室等の天井面に設けた換気口部材によっ
て換気口を形成し室外側に配設した換気用チャンバーに
連絡した換気口部材の取付構造において、換気口部材は
換気用チャンバーを取付ける底板と天井面とを連絡する
様室内側から挿入して底板に嵌着し、この底板と接する
部分の換気口部材に少なくとも一箇所斜面部を形成し
た。又、底板に嵌着される換気口部材に係止爪を設け
た。
に本発明は、浴室等の天井面に設けた換気口部材によっ
て換気口を形成し室外側に配設した換気用チャンバーに
連絡した換気口部材の取付構造において、換気口部材は
換気用チャンバーを取付ける底板と天井面とを連絡する
様室内側から挿入して底板に嵌着し、この底板と接する
部分の換気口部材に少なくとも一箇所斜面部を形成し
た。又、底板に嵌着される換気口部材に係止爪を設け
た。
【０００６】
【作用】上記手段によれば、換気用チャンバーを取付け
る底板と接する部分の換気口部材に少なくとも一箇所斜
面部を形成したので、底板に嵌着された換気口部材は、
それ自体の弾力によって換気口部材を上方へ押し上げる
力と、この反作用として底板を下方に押す力とが働き、
換気口部材と天井面が確実に接することとなる。そして
換気口部材は係止爪によって底板に係止され、外れな
い。
る底板と接する部分の換気口部材に少なくとも一箇所斜
面部を形成したので、底板に嵌着された換気口部材は、
それ自体の弾力によって換気口部材を上方へ押し上げる
力と、この反作用として底板を下方に押す力とが働き、
換気口部材と天井面が確実に接することとなる。そして
換気口部材は係止爪によって底板に係止され、外れな
い。
【０００７】
【実施例】次に本発明の換気口部材の取付構造を添付し
た図面により説明する。図１は本発明の換気口部材の取
付構造を適用した浴室の斜視図、図２は同じく換気口の
要部の正面視断面図、図３は同じく換気口部材の側断面
図、図４は同じく換気口部材の底面図、図５は同じく換
気口部材の要部側断面図である。
た図面により説明する。図１は本発明の換気口部材の取
付構造を適用した浴室の斜視図、図２は同じく換気口の
要部の正面視断面図、図３は同じく換気口部材の側断面
図、図４は同じく換気口部材の底面図、図５は同じく換
気口部材の要部側断面図である。
【０００８】浴室１は、図１に示す様に床パン２の外周
に壁パネル３を立設し、壁パネル３の上部間に天井パネ
ルを載置して天井４を設けている。床パン２には浴槽５
を設置し、洗い場６を設ける。浴槽５と洗い場６を臨む
一方の壁パネル３側には、カウンター７を設け、湯水混
合栓８、９を設ける。又、壁パネル３には鏡１０、シャ
ワー１１、照明１２等を設ける。そして浴槽５の図示せ
ざる排水口の直上の天井パネル４には、図１、図４に示
す様なスリット状の換気口１３を設ける。
に壁パネル３を立設し、壁パネル３の上部間に天井パネ
ルを載置して天井４を設けている。床パン２には浴槽５
を設置し、洗い場６を設ける。浴槽５と洗い場６を臨む
一方の壁パネル３側には、カウンター７を設け、湯水混
合栓８、９を設ける。又、壁パネル３には鏡１０、シャ
ワー１１、照明１２等を設ける。そして浴槽５の図示せ
ざる排水口の直上の天井パネル４には、図１、図４に示
す様なスリット状の換気口１３を設ける。
【０００９】浴室１の天井面４に設けた換気口１３は、
図２、図３に示す様な換気口部材１４によって形成され
る。弾性を備えた合成樹脂材等で成形された換気口部材
１４は、換気口１３と共に筒部１５が設けられ、天井面
４に設けた長孔の貫通孔１６に底板１７を介して挿着さ
れる。又、底板１７は合成樹脂材等で成形され、換気口
部材１４の筒部１５に対応する底板１７にも筒部１８が
形成されている。
図２、図３に示す様な換気口部材１４によって形成され
る。弾性を備えた合成樹脂材等で成形された換気口部材
１４は、換気口１３と共に筒部１５が設けられ、天井面
４に設けた長孔の貫通孔１６に底板１７を介して挿着さ
れる。又、底板１７は合成樹脂材等で成形され、換気口
部材１４の筒部１５に対応する底板１７にも筒部１８が
形成されている。
【００１０】底板１７は、換気口部材１４に連絡され室
外側Ｂに配設される換気用チャンバー１９と共に、貫通
孔１６を臨んで天井４裏面に配設した取付補強部材２０
にビス２１で固定される。排気ダクト接合部２２を備え
た換気用チャンバー１９は合成樹脂材等で成形されてお
り、この排気ダクト接合部２２に、室内側Ａの空気を吸
引して外部に排出する排気ダクト２３が接合されてい
る。
外側Ｂに配設される換気用チャンバー１９と共に、貫通
孔１６を臨んで天井４裏面に配設した取付補強部材２０
にビス２１で固定される。排気ダクト接合部２２を備え
た換気用チャンバー１９は合成樹脂材等で成形されてお
り、この排気ダクト接合部２２に、室内側Ａの空気を吸
引して外部に排出する排気ダクト２３が接合されてい
る。
【００１１】換気口部材１４の室内側Ａの開口周縁部に
は鍔部２４を形成し、天井面４に取付けた際、貫通孔１
６の開口周縁部２５を被覆する様になっている。又、換
気口部材１４の筒部上部には間隔をおいて複数の係止爪
２６…を設け、底板１７を介して貫通孔１６に嵌着した
際、換気口部材１４が底板１７から外れない様になって
いる。
は鍔部２４を形成し、天井面４に取付けた際、貫通孔１
６の開口周縁部２５を被覆する様になっている。又、換
気口部材１４の筒部上部には間隔をおいて複数の係止爪
２６…を設け、底板１７を介して貫通孔１６に嵌着した
際、換気口部材１４が底板１７から外れない様になって
いる。
【００１２】換気口部材１４の底板１７と接する部分に
は、少なくとも一箇所斜面部２７…を形成する。これは
換気口部材１４を底板１７を介して貫通孔１６に嵌着し
た際、合成樹脂材等で成形した換気口部材１４自体の弾
力によって、この斜面部２７…に換気口部材１４を上方
へ押し上げる力と、この反作用として底板１７を下方に
押す力とが働き、従来必要であったビスを用いることな
く、換気口部材１４と天井面４が確実に接することとな
り、換気口部材１４と天井面４との間に見苦しい隙間が
出来ない。
は、少なくとも一箇所斜面部２７…を形成する。これは
換気口部材１４を底板１７を介して貫通孔１６に嵌着し
た際、合成樹脂材等で成形した換気口部材１４自体の弾
力によって、この斜面部２７…に換気口部材１４を上方
へ押し上げる力と、この反作用として底板１７を下方に
押す力とが働き、従来必要であったビスを用いることな
く、換気口部材１４と天井面４が確実に接することとな
り、換気口部材１４と天井面４との間に見苦しい隙間が
出来ない。
【００１３】次に以上説明した換気口部材１４の天井面
４への取付けの施工手順を説明する。最初に底板１７と
換気用チャンバー１９を、貫通孔１６を臨む天井４裏面
に配設した取付補強材２０にビス２１等で固定する。次
いで換気用チャンバー１９の排気ダクト接合部２２に排
気ダクト２３を接合する。続けて換気口部材１４の筒部
１５と、底板１７の筒部１８の先端とにシーリング剤を
塗布して準備する。
４への取付けの施工手順を説明する。最初に底板１７と
換気用チャンバー１９を、貫通孔１６を臨む天井４裏面
に配設した取付補強材２０にビス２１等で固定する。次
いで換気用チャンバー１９の排気ダクト接合部２２に排
気ダクト２３を接合する。続けて換気口部材１４の筒部
１５と、底板１７の筒部１８の先端とにシーリング剤を
塗布して準備する。
【００１４】この換気口部材１４の筒部１５を室内側Ａ
から天井面４の貫通孔１６に挿入し、挿入した筒部１５
を底板１７の筒部１８に嵌着し、換気口部材１４の各係
止爪２６を…を底板１７に係合して、施工作業を完了す
る。底板１７に嵌着された換気口部材１４は、それ自体
の弾力によって、換気口部材１４の斜面部２７…に換気
口部材１４を上方へ押し上げる力と、この反作用として
底板１７を下方に押す力とが働き、換気口部材１４と天
井面４が確実に接することとなる。
から天井面４の貫通孔１６に挿入し、挿入した筒部１５
を底板１７の筒部１８に嵌着し、換気口部材１４の各係
止爪２６を…を底板１７に係合して、施工作業を完了す
る。底板１７に嵌着された換気口部材１４は、それ自体
の弾力によって、換気口部材１４の斜面部２７…に換気
口部材１４を上方へ押し上げる力と、この反作用として
底板１７を下方に押す力とが働き、換気口部材１４と天
井面４が確実に接することとなる。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述した様に本発明によれば、天井
に換気口部材を取付ける際従来必要とされた取付ビスが
ないため、室内側の利用者に目障りな印象を与えない。
又、換気口部材を上方に押上げる構造となっているた
め、換気口部材と天井面が確実に接することとなり、見
苦しい隙間が生じない。更に天井、取付補強部材等の厚
み誤差は、換気口部材に爪を設けることにより、吸収す
ることが出来る。
に換気口部材を取付ける際従来必要とされた取付ビスが
ないため、室内側の利用者に目障りな印象を与えない。
又、換気口部材を上方に押上げる構造となっているた
め、換気口部材と天井面が確実に接することとなり、見
苦しい隙間が生じない。更に天井、取付補強部材等の厚
み誤差は、換気口部材に爪を設けることにより、吸収す
ることが出来る。
【図１】本発明の換気口部材の取付構造を適用した浴室
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】同じく換気口の要部の正面視断面図である。
【図３】同じく換気口部材の側断面図である。
【図４】同じく換気口部材の底面図である。
【図５】同じく換気口部材の要部側断面図である。
【図６】従来の換気口部材の側断面図である。
【図７】同じく従来の換気口部材の側断面図である。
１：浴室 ４：天井面 １３：換気口 １４：換気口部材 １７：底板 １９：換気用チャンバー ２６：換気口部材の係止爪 ２７：換気口部材の斜面部 Ａ：室内側 Ｂ：室外側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−136541（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−61230（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−5318（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04H 1/12 301 F24F 7/04
Claims (2)
- 【請求項１】 浴室等の天井面に設けた換気口部材によ
って換気口を形成し室外側に配設した換気用チャンバー
に連絡した換気口部材の取付構造において、前記換気口
部材は換気用チャンバーを取付ける底板と天井面とを連
絡する様室内側から挿入して底板に嵌着し、この底板と
接する部分の換気口部材に少なくとも一箇所斜面部を形
成したことを特徴とする換気口部材の取付構造。 - 【請求項２】 前記底板に嵌着される換気口部材に係止
爪を設けたことを特徴とする請求項１に記載の換気口部
材の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02661693A JP3161647B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 換気口部材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02661693A JP3161647B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 換気口部材の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06240891A JPH06240891A (ja) | 1994-08-30 |
| JP3161647B2 true JP3161647B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=12198423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02661693A Expired - Fee Related JP3161647B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 換気口部材の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3161647B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP02661693A patent/JP3161647B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06240891A (ja) | 1994-08-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6383072B2 (en) | Vent apparatus | |
| JP3161647B2 (ja) | 換気口部材の取付構造 | |
| JPS6219735Y2 (ja) | ||
| JPH0440324Y2 (ja) | ||
| JPH06257810A (ja) | 換気装置 | |
| JPH0446058Y2 (ja) | ||
| JPH043073Y2 (ja) | ||
| JPH06257809A (ja) | 換気装置 | |
| JPH0356831Y2 (ja) | ||
| JPH0619700Y2 (ja) | ユニットルーム用の側壁パネル | |
| JP2553903Y2 (ja) | シャワー装置 | |
| JPH01108184U (ja) | ||
| JPH083863Y2 (ja) | 換気口部材の取付構造 | |
| JPH042622Y2 (ja) | ||
| JPH0351412Y2 (ja) | ||
| JPS6320774Y2 (ja) | ||
| JPH076904Y2 (ja) | 気泡浴槽用循環パイプの壁貫通構造 | |
| JPH08441Y2 (ja) | 浴室類の組立構造 | |
| CA1288856C (en) | Surround for an exterior fitting of a house | |
| JPH057855U (ja) | 衛生設備室の壁パネル兼用組み込み枠 | |
| JPH0111882Y2 (ja) | ||
| JPH11200649A (ja) | 浴室の天井構造 | |
| JPH0797850A (ja) | 防水構造物のコーナー部用シール部材 | |
| JPH0125135Y2 (ja) | ||
| JPH0111880Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010126 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |