JP3161188B2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JP3161188B2
JP3161188B2 JP29081493A JP29081493A JP3161188B2 JP 3161188 B2 JP3161188 B2 JP 3161188B2 JP 29081493 A JP29081493 A JP 29081493A JP 29081493 A JP29081493 A JP 29081493A JP 3161188 B2 JP3161188 B2 JP 3161188B2
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fan
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茂 成相
守 大西
定巳 正原
英二 中角
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機などに使用
されるに係り、特にクロスフローファンの仕切り板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機のクロスフローファン
においては、例えば特開昭60−17296号公報や特
開昭59−167990号公報で知られているような羽
根車による低騒音化に関することを示されたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、羽根車
による低騒音化では送風回路内を形成するリアガイダー
とクロスフローファンに離間対向するスタビライザーの
形状、距離等とのマッチングにより敏感に特性が変化す
るため、汎用性の低いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の技術的手段は、吹き出し口と吸い込み口と
を連通する送風路を設け、送風回路内にクロスフローフ
ァンとこのクロスフローファンを駆動するファンモータ
とリアガイダーとクロスフローファンに離間対向するス
タビライザーを設けて構成される横断流送風装置におい
て、前記クロスフローファンは、所定の間隔をおいて配
設された端板及び仕切り板と、前記端板及び仕切り板の
周縁に配設された複数枚のブレードとからなる羽根車を
備えておりさらに、このクロスフローファンの羽根車内
径に対し60〜90%の径を有する連通穴を仕切り板に
備えたことを特徴とするクロスフローファン、さらに、
前記クロスフローファンの羽根車内径に対し60〜90
%の径を有する連通穴を仕切り板に備えたもの、さらに
前記連通穴の中心より放射状に複数本の正方形断面又は
長方形断面又は翼形断面のリブを備えたことを特徴とす
るクロスフローファン、さらに、連通穴の中心に樹脂注
入ゲートを有することを特徴とするクロスフローファ
ン、さらに羽根車内径との間の平面部に所定の扇形の凸
部を備えたことを特徴とするクロスフローファンのリブ
とを備えたもの、さらに、前記リブと平面部あるいは、
平面部と樹脂注入ゲートの連結との部に所定の補強Rを
有することを特徴とするクロスフローファンである。
【0005】
【作用】上記、技術的手段による作用は、以下の通りで
ある。
【0006】本発明では、上記の構成により、仕切り板
を横切る空気が仕切り板表面に付着及び剥離する際に生
じる圧力脈動が連通穴で吸収され、圧力脈動により放射
される高帯域騒音が低減される。
【0007】さらに前記連通穴の中心より放射状に複数
本の正方形断面又は長方形断面のリブを備えたことによ
りクロスフローファンの中心から外周方向の空気の流れ
より発生する圧力脈動がリブで吸収され、圧力脈動によ
り放射される高帯域騒音が低減される。
【0008】さらに前記連通穴の中心より放射状に複数
本のリブを翼形断面とすることによりクロスフローファ
ンの中心から外周方向の空気の流れより発生する圧力脈
動がリブで吸収され、圧力脈動により放射される高帯域
騒音が低減されると同時に翼の作用により静圧効率の向
上が図れる。
【0009】さらに、連通穴の中心に樹脂注入ゲートを
有することにより、一点のゲートより注入し成形できる
ため生産性の向上が図れる。
【0010】さらに羽根車内径との間の平面部に所定の
扇形の凸部を備えたことにより成形時のバランスが保た
れるため、バランスウエイトが不要となりコスト低減化
が図れる。
【0011】さらに、前記リブと平面部あるいは、平面
部と樹脂注入ゲートの連結との部に所定のRを有するこ
とにより成形及び落下時のクラックの防止が図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1及び図2は、本発明の一実施例に係る
横断流送風装置における構成が線図によって概略図に示
されている。同図において、3と4は従来と同様に送風
回路及びクロスフローファンを示している。このクロス
フローファンの回転によって、円弧状舌部近傍にランキ
ン渦18を形成し、このランキン渦18の作用により送
風作用が起こり、矢印Bに示す下部一側方に吹き出され
る。周知のように、クロスフローファンは、空気の流れ
が2回、羽根車19の翼列を通過するという特徴を有し
ている。
【0014】図3は、クロスフローファンの概略構成を
示すものであり、クロスフローファン4は、羽根車1
9、端板7、仕切り板8所定の間隔をおいて配設された
端板及び仕切り板からなる。
【0015】図4及び図5は、本発明のクロスフローフ
ァンの羽根車の一実施例における一部を示す拡大断面図
であり、クロスフローファンの基本構成は、図3で示し
た構成の一部を示す。
【0016】図4は、このクロスフローファン拡大断面
図を示したものであり、羽根車内径に対し60〜90%
の径を有する連通穴を仕切り板に備えている。
【0017】空気の流れは図2で説明したように、吸い
込みから吹き出しの過程において、全て仕切り板を横切
るため、空気が仕切り板表面に付着及び剥離する際に圧
力脈動を生じる。
【0018】図4のような構成により、本発明は、連通
穴D2により圧力脈動により放射される高帯域騒音が低
減される。さらに前記連通穴D2の中心より放射状に複
数本のリブを翼形断面とすることにより翼の作用により
静圧効率の向上が図れる。
【0019】図5は、このクロスフローファン拡大断面
図を示したものであり、羽根車内径に対し60〜90%
の径を有する連通穴を仕切り板に備え、さらに前記連通
穴の中心より放射状に複数本の翼形断面のリブを設けて
いる。図5のような構成により、本発明は、連通穴D2
により圧力脈動により放射される高帯域騒音が低減され
る。さらに図5の断面C−Cの拡大断面図である図6
(d)に示されるように前記連通穴D2の中心より放射
状に複数本のリブ13を翼形断面とすることにより翼の
作用により静圧効率の向上が図れる。なお、リブ13の
断面形状を図6(d)に示すように翼形断面としない場
合でも、図6(a)に示す正方形(a=b)、図6
(b)に示す長方形(a>b)および図6(c)に示す
楕円形とすることにより、翼形断面の翼の作用による静
圧効率は抑えられるものの、クロスフローファンの中心
から外周方向の空気の流れにより発生する圧脈動がリブ
で吸収され、圧力脈動により放射される高帯域騒音が低
減される。
【0020】さらに図3に示されるようにバランスウエ
イト16はクロスフローファンの回転時のアンバランス
量を管理するために完成時に取付られている。
【0021】それは、羽根車19が成形された際に、ブ
レード回転数騒音を緩和させるため、ランダム配列とな
っているため、アンバランスな状態となっているからで
ある。従って、図5で示されるように羽根車一連毎にア
ンバランスを修正すべく扇形凸部15を前記連通穴と羽
根車内径との間の平面部20に所定の扇形の凸部を備え
たことにより前記バランスウエイト16を小量化もしく
は廃止可能とできる。
【0022】さらに図5に示されるように、連通穴D2
の中心より放射状に複数本の翼形断面のリブ13とを備
えたものにさらに、連通穴の中心に樹脂注入14ゲート
を有する。
【0023】さらに、前記リブ13と平面部20あるい
は、平面部20と樹脂注入ゲート14の連結との部に所
定の補強R17を有する。
【0024】
【発明の効果】上記、実施例でも明らかなように、本発
明は、仕切り板を横切る空気が仕切り板表面に付着及び
剥離する際に生じる圧力脈動が連通穴で吸収され、圧力
脈動により放射される高帯域騒音が低減される。
【0025】さらに前記連通穴の中心より放射状に複数
本の正方形断面又は長方形断面のリブを備えたことによ
りクロスフローファンの中心から外周方向の空気の流れ
より発生する圧力脈動がリブで吸収され、圧力脈動によ
り放射される高帯域騒音が低減される。
【0026】さらに前記連通穴の中心より放射状に複数
本のリブを翼形断面とすることによりクロスフローファ
ンの中心から外周方向の空気の流れより発生する圧力脈
動がリブで吸収され、圧力脈動により放射される高帯域
騒音が低減されると同時に翼の作用により静圧効率の向
上が図れる。
【0027】さらに、連通穴の中心に樹脂注入ゲートを
有することにより、一点のゲートより注入し成形できる
ため生産性の向上が図れる。
【0028】さらに羽根車内径との間の平面部に所定の
扇形の凸部を備えたことにより成形時のバランスが保た
れるため、バランスウエイトが不要となりコスト低減化
が図れる。
【0029】さらに、前記リブと平面部あるいは、平面
部と樹脂注入ゲートの連結との部に所定のRを有するこ
とにより成形及び落下時のクラックの防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る横断流送風装置の斜視
【図2】同要部拡大断面図
【図3】クロスフローファンの概略構成図
【図4】本発明のクロスフローファンの羽根車の一実施
例における一部を示す拡大断面図
【図5】同拡大断面図
【図6】リブの拡大断面図
【符号の説明】
1 吹き出し口 2 吸い込み口 3 送風回路 4 クロスフローファン 5 リアガイダー 6 スタビライザー 7 端板 8 仕切り板 9 ブレード D1 羽根車内径 D2 連通穴 10 正方形断面リブ 11 長方形断面リブ 12 楕円形断面リブ 13 翼形断面リブ 14 樹脂注入ゲート 15 扇形凸部 16 バランスウエイト 17 補強R 18 ランキン渦 19 羽根車 20 平面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中角 英二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−97098(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 17/04 F04D 29/66

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹き出し口と吸い込み口とを連通する送風
    路を設け、送風回路内にクロスフローファンとこのクロ
    スフローファンを駆動するファンモータとリアガイダー
    とクロスフローファンに離間対向するスタビライザーを
    設けて構成される横断流送風装置において、前記クロス
    フローファンは、所定の間隔をおいて配設された端板及
    び仕切り板と、前記端板及び仕切り板の周縁に配設され
    た複数枚のブレードとからなる羽根車を備えておりさら
    に、このクロスフローファンの羽根車内径に対し60〜
    90%の径を有する連通穴を仕切り板に備えたことを特
    徴とするクロスフローファン。
  2. 【請求項2】クロスフローファンの羽根車内径に対し6
    0〜90%の径を有する連通穴を仕切り板に備えたもの
    に、さらに前記連通穴の中心より放射状に複数本の正方
    形断面のリブを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    クロスフローファン。
  3. 【請求項3】クロスフローファンの羽根車内径に対し6
    0〜90%の径を有する連通穴を仕切り板に備えたもの
    に、さらに前記連通穴の中心より放射状に複数本の長方
    形断面のリブを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    クロスフローファン。
  4. 【請求項4】クロスフローファンの羽根車内径に対し6
    0〜90%の径を有する連通穴を仕切り板に備えたもの
    に、さらに前記連通穴の中心より放射状に複数本の楕円
    形断面のリブを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    クロスフローファン。
  5. 【請求項5】クロスフローファンの羽根車内径に対し6
    0〜90%の径を有する連通穴を仕切り板に備えたもの
    に、さらに前記連通穴の中心より放射状に複数本の翼形
    断面のリブを備えたことを特徴とする請求項1記載のク
    ロスフローファン。
  6. 【請求項6】連通穴の中心より放射状に複数本の翼形断
    面のリブを備えたものにさらに、連通穴の中心に樹脂注
    入ゲートを有するを特徴とする請求項2〜5のいずれか
    1項に記載のクロスフローファン。
  7. 【請求項7】クロスフローファンの羽根車内径に対し6
    0〜90%の径を有する連通穴あるいは連通穴とリブを
    仕切り板に備えたものに、さらに前記連通穴と羽根車内
    径との間の平面部に所定の扇形の凸部を備えたことを特
    徴とする請求項1〜6いずれかに記載のクロスフローフ
    ァン。
  8. 【請求項8】連通穴の中心より放射状に複数本の翼形断
    面のリブとを備えたものにさらに、前記リブと平面部あ
    るいは、平面部と樹脂注入ゲートの連結との部に所定の
    補強Rを有することを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    か1項に記載のクロスフローファン。
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