JP3161042B2 - トッププレートの製造法 - Google Patents

トッププレートの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は楕円形のボイスコイルを
使用したスピーカの磁気回路を構成するトッププレート
の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカ、特にツィータ用磁気回路の構
成において、磁気空隙の磁束密度を向上させるために、
トッププレートの磁気空隙形成部の厚みはボイスコイル
の巻幅に略等しく設定し、外径部の厚みに比べて、テー
パー部を形成して均一に薄くしている。
【0003】以下に従来のトッププレートの製造法及び
スピーカについて説明する。図3は従来の円形ボイスコ
イルを使用したスピーカの断面図を示す。
【0004】これはドーム型のツィータで中心に円筒状
のセンターポールを有したボトムプレート1に、リング
状のマグネット2及び、内径部にテーパー部3を有する
トッププレート4とを同心円状になるように固着し、ト
ッププレート4の内周断面部とボトムプレート1のポー
ルの上部で磁気空隙5を形成する。トッププレート4上
にフレーム6が接合され、前記磁気空隙5の中に、トッ
ププレート4の内周部の厚みに略等しい巻幅に巻回され
たボイスコイル7とボイスコイルボビン8が、その上部
に接合されたドーム型振動板9の外周部のエッジ9aを
介して保持されるようにフレーム6に固着されている。
【0005】以下その動作原理を説明する。磁気空隙5
の中央に懸垂されたボイスコイル7は電気入力が印加さ
れると、フレミングの左手の法則により上下に振動し、
ボイスコイルボビン8に接合されたドーム型振動板9が
前面の空気を振動させて音を発生する。
【0006】ツィータの場合、一般にボイスコイル7の
巻幅は小さくなり、磁気空隙5中の磁束密度が高くなる
ように、トッププレート4の内径部の厚みはボイスコイ
ル7の巻幅に略等しく設定されている。他方トッププレ
ート4の外径部の厚みは強力なマグネット2を用いても
磁気飽和が発生しないように厚く設定している。
【0007】図4は従来のトッププレートの製造法によ
る各工程でのトッププレートの形状を示したものであ
る。図4(a)は所定の材厚を有する鋼板から外径抜き
された円板10、図4(b)は円板10に所定の内径寸
法にプレス抜きして内孔11を形成したトッププレート
12、図4(c)はトッププレート12の内孔11の上
面部の周縁部がテーパー状に切削されてテーパー部13
を形成し、所定の磁気空隙形成部の厚みに加工された形
状であり、実際にはバリ取り加工工程が必要に応じて追
加され、最終工程としてメッキ加工工程がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の円形ボイスコイルを使用したスピーカのトッププレー
トの製造法は、所定の厚みを有する鋼板を用いて、プレ
スによる外径抜き工程、内径抜き工程、更に旋盤による
テーパー部切削工程、バリ取り等の後工程、メッキ加工
工程であり、旋盤による切削工程があるために工数がか
かり、コスト高になる。さらに楕円形のボイスコイルを
使用したスピーカのトッププレートの内径部に均一なテ
ーパー部を設けることは非常に困難であった。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、楕円形のボイスコイルを使用したスピーカのトップ
プレートの製造法において、切削加工工程を省略して楕
円形の内径部にテーパー部を形成する製造法を提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のトッププレートの製造法は、所定の厚みを有
する鋼板を用いて、プレスによる外径抜き工程、及び所
定の楕円寸法より大きくない内径抜き工程、プレスによ
るテーパー部押し出し成形工程、楕円形状の内径抜き工
程で構成されている。
【0011】
【作用】トッププレートの製造法を上記のように構成す
ることにより、従来、切削加工で形成が困難であったテ
ーパー部を短時間にプレスによる押し出し成形工程で実
現できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。
【0013】本発明のトッププレートの製造法は、楕円
形のボイスコイルを使用するスピーカの磁気回路の磁気
空隙部を形成するトッププレートのうち、トッププレー
トの磁気空隙形成部の厚みが外径部の厚みに比べて、テ
ーパー部を形成して厚みを均一に薄くしたトッププレー
トに関し、所定の厚みを有する鋼板を用いて、プレスに
よる外径抜き工程、及び所定の楕円寸法より大きくない
略内径抜き工程、プレスによるテーパー部押し出し成形
工程、楕円形状の内径抜き工程、バリ取り等の後工程、
メッキ加工工程で構成したものである。
【0014】以下図面を用いて説明する。図1は本実施
例のトッププレートの製造法による各工程でのトッププ
レートの形状を示したものである。図1(a)は所定の
材厚を有する鋼板から外径抜きされた円板14を示して
おり、図1(b)はこの円板14に所定の楕円寸法より
大きくない内径にプレス抜きされた内孔15を形成した
トッププレート16を示しており、図1(c)はトップ
プレート16の内径部がプレスによるテーパー部押し出
し成形工程で内孔15の周囲にテーパー部17が形成さ
れ、所定の磁気空隙形成部の厚みに加工されたトッププ
レート16を示しており、図1(d)は上記内孔11を
所定の楕円寸法にプレス抜きして楕円の内孔18を形成
したトッププレート16を示したものである。実際には
この後バリ取り加工工程が必要に応じて追加され、最終
工程としてメッキ加工工程がある。
【0015】上記テーパー部押し出し成形工程で用いる
押し出し金型としては図2に示すようなものを用いる。
すなわち先端に内孔15より小さい径の内孔15にはま
りこむ円柱状の突部19を有し、この突部19の周囲に
楕円状のテーパー部17を形成するための楕円状テーパ
ー加工部20を設け、このテーパー加工部20の周囲に
球面部21を設け、この球面部21の外周に平面部22
を設けた押し出し金型23でトッププレート16にテー
パー部17をプレスにより形成する。
【0016】この押し出し金型23でプレス加工する
と、図1(c)に示すように内孔15の周囲にテーパー
部17が形成されるが、このとき、内孔15側にトップ
プレート16のテーパー加工部20を形成する分が押し
出されて内孔15が小さくなる。それを図1(d)に示
すように最終的に楕円状の内孔18を形成してトッププ
レート16とする。
【0017】このトッププレート16は、断面楕円形の
センターポールを有するプレート上にリング状のマグネ
ットを介して配置し、センターポールとトッププレート
16の内孔18との間に磁気空隙を形成して磁気回路と
する。
【0018】以上のような構成により、従来、旋盤によ
る切削加工で実現できなかったテーパー部17を短時間
にプレスによる押し出し成形工程で実現できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明は楕円形のボイス
コイルを使用するスピーカの磁気回路の磁気空隙部を形
成するトッププレートのうち、トッププレートの磁気空
隙形成部の厚みが外径部の厚みに比べて、テーパー部を
形成して厚みを均一に薄くなったトッププレートに関
し、その製造法を、所定の厚みを有する鋼板を用いて、
プレスによる外径抜き工程、所定の楕円寸法より大きく
ない略内径抜き工程、プレスによるテーパー部を押し出
し成形工程、楕円形の内径抜き工程で製造することがで
き、従来、旋盤による切削加工でしかできなかったテー
パー部を短時間にプレスによる押し出し成形工程で実現
でき、低コストなトッププレートの実現が図れることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)本発明の一実施例のトッププレ
ートの製造法による各工程でのトッププレートを示す斜
視図
【図2】同テーパー部押し出し成形に用いる押し出し成
形金型要部の斜視図
【図3】従来の円形ボイスコイルを使用したスピーカの
断面図
【図4】(a)〜(c)従来のトッププレートの製造法
による各工程でのトッププレートを示す斜視図
【符号の説明】
14 円板 15 内孔 16 トッププレート 17 テーパー部 18 内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/02 102 B21D 28/02 B21D 28/26 H04R 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚みを有する鋼板を用いてプレス
    による外径抜きによる円板を形成する工程と、前記外径
    抜きされた円板に所定の楕円寸法より大きくない内孔を
    抜く工程と、前記内孔にプレスによる楕円状のテーパー
    部を押し出し成形で形成する工程と楕円形状の内孔を
    抜きにより形成する工程からなるトッププレートの製造
    法。
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