JP3232854B2 - トッププレートの製造方法 - Google Patents

トッププレートの製造方法

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JP3232854B2
JP3232854B2 JP02515394A JP2515394A JP3232854B2 JP 3232854 B2 JP3232854 B2 JP 3232854B2 JP 02515394 A JP02515394 A JP 02515394A JP 2515394 A JP2515394 A JP 2515394A JP 3232854 B2 JP3232854 B2 JP 3232854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカの中で、磁石などと組合せて使用されて外磁
型の磁気回路を形成するトッププレートの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカの磁気回路は大別すると外磁型
と内磁型に分類され、この外磁型の磁気回路において磁
気効率をより高める目的でトッププレートの中央部(磁
気ギャップを形成する部分)をトッププレートの厚みよ
り大きくする方法が採用されている。
【0003】図5は上記従来のトッププレートを用いて
構成されたスピーカ用の外磁型の磁気回路を示した断面
図であり、同図において10は上記従来のトッププレー
ト、11はリング状の磁石、12はセンターポール部1
2aを備えたボトムプレートを示し、これらの部品を積
層結合して磁気ギャップ13を形成した外磁型の磁気回
路を構成するものであった。
【0004】図6は上記従来のトッププレート10を製
造する製造方法を示したものであり、まず同図(a)に
示すように所定の厚さの板材から所望の外径の個片8を
打ち抜きプレスによって得る外径抜き工程と、同図
(b)に示すように個片8の中心部に最終内径より小さ
い径の下孔8aを開ける下孔開け工程と、同図(c)に
示すように下孔8aを開けた個片8の外径をガイドしな
がら下孔8aを拡大するように絞り加工し、所望の内径
寸法に形成された中心孔を備えた凸形のトッププレート
10を得るように製造されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のトッププレートの製造方法では、下孔8aを開けてか
ら絞り込む製造方法であるために、中心孔の上端部に使
用する材厚に相当する大きさのR部10aが発生するた
めに材厚を厚くできず、従って磁気飽和をおこし、図5
に示すセンターポール12aとの間に形成される磁気ギ
ャップ13で発生する磁束密度が計算通りに上がらず、
また磁束密度分布も不均一になり、この磁気ギャップ1
3にはめ込まれる図示しないボイスコイルの駆動力が上
下非対称となる。
【0006】また、R部10aのため均一磁束密度範囲
が小さくなってスピーカの性能として第2次高調波歪み
が高くなるという課題を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、中心孔の上端部に発生するR部を無くし、優れた性
能を有したトッププレートを得ることが可能なトッププ
レートの製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるトッププレートの製造方法は、所定の厚
さの板材から所望の外径の個片を打ち抜き、この個片の
中心部に最終内径より小さい径の下孔を開け、この下孔
を開けた個片の外径と下孔をガイドしながら最終内径よ
り大きい寸法に設定した中央部を突出させる段付きプレ
ス加工を行い、この突出させた中央部を下孔を拡大する
ようにして突出させた方向と逆方向に絞り加工すること
によって中央部の厚さを中央部以外の外周部の厚さより
厚くし、この中央部をプレス加工することにより所望の
内径寸法に形成された中心孔を備えた凸形のトッププレ
ートを形成する製造方法としたものである。
【0009】
【作用】この製造方法により、マグネットと貼り合わさ
れる部分となる基材の板厚を磁気飽和しない程度に十分
厚くすることができ、さらに中央部を凸形に加工した場
合でも中心孔の上端部にR部が発生しないトッププレー
トを得ることができ、このトッププレートを用いてスピ
ーカ用の磁気回路ならびにスピーカを組み立てた場合に
磁束密度分布も均一で、かつ均一磁束密度範囲が大きく
なるために最大振幅時においてもボイスコイルの駆動力
が上下対称となり、スピーカの性能として第2次高調波
歪みを低くすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1は同実施例によるトッププレートの製
造方法を示した製造工程図であり、同図(a)は所定の
厚さt1の板材を所望の外径φaの円形状の個片1に打
ち抜く外径抜き工程であり、上記外径φa、材厚t1は
磁気回路として使用するマグネットサイズにより磁気飽
和しないようにその寸法を決定するものである。
【0012】同図(b)は上記個片1をポンチ型にて絞
りを行うために下孔1aを開ける下孔開け工程であり、
外径φaをガイドとして下孔1a同心円状に開けるよう
にし、その下孔1aの外径φbは下孔1aを除く個片1
の体積が最終形状の体積に相当するように決定する。
【0013】同図(c)は上記下孔1aを開けた個片1
の中央部を突出させる段付きプレス工程であり、個片1
の外径と下孔1aをガイドしながら図中φcに示す中央
部を厚さt2だけ突出させて段付き形状にするもので、
図中のφdは最終の中心孔1bの径より大きくし、φc
はさらに上記φdより大きくした寸法に決定する。
【0014】同図(d)は上記中央部を突出させた個片
1を絞り加工する絞り工程であり、下孔1aを拡大する
ようにして突出させた方向と逆方向に絞り加工すること
により、下孔1aの径をφbからφgまで拡大すると共
に、中央部の厚さを外周部の厚さt1より厚くなるよう
にしている。
【0015】同図(e)は上記絞り工程を終えた個片1
を所望の形状・寸法に仕上げる最終工程となる決め押し
工程であり、外径φa、内径φe、板厚t1、中央部の
板厚t3、突起部外径φfの凸形のトッププレート4を
得るようにしている。
【0016】なお、上記最終形状の中心孔1bの内径φ
eは、使用するボイスコイルの最大外径より大きくなる
よう決定し、また中央部の厚さ(磁極幅)t3は基材厚
t1より大きく、ボイスコイルの振幅長により決定し、
外径φfは磁気飽和しない程度により決定することが必
要な条件である。
【0017】図2(a),(b)は上記図1で説明した
トッププレートの製造工程の中で、絞り工程に使用する
プレス金型の上型2を示した平面図と断面図、また図3
(a),(b)は同決め押し工程で使用するプレス金型
の上型3を示した平面図と断面図であり、同図における
記号φa,φb,φe,φg,t2は全て図1の同記号
と対応するものである。
【0018】また、図4は本発明によるトッププレート
の製造方法により得られたトッププレート4を用いて構
成したスピーカ用の磁気回路を示したものであり、同図
において4はトッププレート、5はリング状のマグネッ
ト、6はセンターポール部6aを有したボトムプレー
ト、7は磁気ギャップである。
【0019】このように本発明によるトッププレートの
製造方法は、基材厚となる外周部の厚さよりも中央部の
厚さを厚くした中心孔1bを備えた凸形のトッププレー
ト4を安価に得ることができ、さらに上記中心孔1bの
上端部にR部が発生することもないことから磁束密度分
布を均一にすることができ、スピーカの性能向上に大き
く貢献することができるものである。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によるトッププレー
トの製造方法は、マグネットと貼り合わせる部分となる
基材厚部の肉厚を磁気飽和しない程度に十分厚くするこ
とができ、さらに上記肉厚より中央部の肉厚を大きくし
た凸形形状で中心孔の上端部にRがつかないトッププレ
ートが実現できることから磁束密度分布も均一で、均一
磁束密度範囲が大きくなるため、最大振幅時においても
ボイスコイルの駆動力が上下対称となり、スピーカの性
能として第2次高調波歪みを低くすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるトッププレートの製造
方法を示す製造工程図
【図2】(a)同実施例の絞り工程に用いる金型の平面
図 (b)同正面断面図
【図3】(a)同実施例の決め押し工程に用いる金型の
平面図 (b)同正面断面図
【図4】同実施例により得られたトッププレートを用い
たスピーカ用磁気回路の断面図
【図5】従来のトッププレートを用いたスピーカ用磁気
回路の断面図
【図6】従来のトッププレートの製造方法を示す製造工
程図
【符号の説明】
1 個片 1a 下孔 1b 中心孔 2 金型 3 金型 4 トッププレート 5 マグネット 6 ボトムプレート 6a センターポール部 7 磁気ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−6896(JP,A) 特開 平5−168092(JP,A) 特開 昭56−57399(JP,A) 特開 昭62−144842(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 9/02 102 B21D 28/02 H04R 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚さの板材から所望の外径の個片
    を打ち抜き、この個片の中心部に最終内径より小さい径
    の下孔を開け、この下孔を開けた個片の外径と下孔をガ
    イドしながら最終内径より大きい寸法に設定した中央部
    を突出させる段付きプレス加工を行い、この突出させた
    中央部を下孔を拡大するようにして突出させた方向と逆
    方向に絞り加工することによって中央部の厚さを中央部
    以外の外周部の厚さより厚くし、この中央部をプレス加
    工することにより所望の内径寸法に形成された中心孔を
    備えた凸形のトッププレートを形成するトッププレート
    の製造方法。
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