JP3160146B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP3160146B2
JP3160146B2 JP07325394A JP7325394A JP3160146B2 JP 3160146 B2 JP3160146 B2 JP 3160146B2 JP 07325394 A JP07325394 A JP 07325394A JP 7325394 A JP7325394 A JP 7325394A JP 3160146 B2 JP3160146 B2 JP 3160146B2
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孝 柏木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は周波数精度がきわめて
高く、位相雑音がきわめて小さい無線特性を要求される
無線システムにおける無線通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の無線通信装置の構成を示す
ブロック図であり、図において、1は複数の無線部10
a〜10cからなる無線部群、2は基準信号発生部、3
は状態監視部、4は地上回線網等の他の装置との間で信
号授受を行なう装置間インタフェイス部、5は上記の無
線部1、基準信号発生部2、状態監視部3、装置間イン
タフェイス部4の相互間で信号授受を行なう装置内信号
伝送部、6は各無線部1a〜1cからの無線送信信号を
合成し、アンテナ7で受信した無線受信信号を分配する
分配合成器である。
【0003】図7は無線部10a(〜10c)の構成を
示すブロック図であり、図7において、110は送信変
調用局部発振信号を得る送信局部発振信号用PLLであ
り、位相比較器111、ループフィルタ112、電圧制
御発振器113、プログラマブル分周器114で構成さ
れている。
【0004】120は受信信号周波数変換用第1局部発
振信号を得る受信第1局部発振信号用PLLであり、位
相比較器121、ループフィルタ122、電圧制御発振
器123、プログラマブル分周器124で構成されてい
る。130は受信信号周波数変換用第2局部発振信号を
得る受信第2局部発振信号用PLLであり、位相比較器
131、ループフィルタ132、電圧制御水晶発振器1
33、固定分周器134で構成されている。
【0005】140は送信ベースバンド信号処理部、1
41は変調器、142は変調された無線周波を増幅する
増幅器、150は受信信号を増幅する増幅器、151は
受信信号を周波数変換して第1の中間周波信号を生成す
る第1混合器、152は第1の中間周波信号を周波数変
換して第2の中間周波信号を得る第2混合器、153は
受信信号の復調を行なう復調器、160は各位相比較器
111、121、131から得られる各PLLの同期/
非同期信号の論理和を得るOR回路である。
【0006】次に動作について説明する。基準信号発生
部2で生成された基準信号は、装置内信号伝送部5を通
って各無線部10a〜10cに供給される。各無線部1
0a〜10c内において、基準信号は各局部発振用PL
L110、120、130に入力されて所望の局部発振
信号を生成し、送信変調140〜142、受信復調15
0〜153の動作を行なう。
【0007】ここで、送信局部発振信号用PLL110
および受信第1局部発振信号用PLL120は、所望の
局部発振信号が高い周波数であり、複数の周波数に設定
可能であるために、位相比較器111、121、ループ
フィルタ112、122、電圧制御発振器113、12
3、プログラマブル分周器114、124で構成され
る。また、受信第2局部発振信号用PLL130は所望
の局部発振信号が固定であるために、位相比較器13
1、ループフィルタ132、電圧制御水晶発振器13
3、固定分周器134で構成されることが多い。
【0008】一方、各位相比較器111、121、13
1で得られた同期/非同期信号はOR回路160で論理
和をとり、どれかひとつのPLLが非同期であれば、そ
の無線部は非同期として状態監視部3に報告する。
【0009】なお、上記の従来例に関連する先行技術と
して、例えば特開平3−201199号公報、特開昭5
1−135453号公報、特開昭62−283726号
公報に記載されたものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線通信装置は
以上のように構成されているので、基準信号は装置内信
号伝送部5で雑音相加され、位相雑音の極めて小さい局
部発振信号を得ることは困難であった。
【0011】この対策として従来は、基準信号発生部と
各無線部との間を同軸線路等で接続し、一対一の伝送を
行なって基準信号への雑音相加を抑えたり、雑音を除去
するために局部発振用PLLのループフィルタの時定数
を大きくする等の処置がなされているが、基準信号周波
数の近傍周波数成分の雑音を効果的に除去することがで
きなかった。特に、局部発振用PLL内のループフィル
タの時定数を大きくして対処しようとすれば、所望の周
波数を得るために要する時間が非常に大きくなって、送
受信動作に支障をきたすという問題点があった。
【0012】そこで、この問題点を回避するために、ル
ープフィルタの時定数切替えや、同一目的の局部発振用
PLLを複数用意して周波数を変化させる時に、PLL
の切替えを行なうといった手法も考えられたが、規模が
大きく複雑になったり、安定な動作が得られないという
問題点があった。
【0013】また、従来の同期/非同期検出方法では、
基準信号の故障と各PLL独立の故障とが区別できない
という問題点があった。
【0014】さらに、基準信号発生部に複数の基準信号
発生用発振器を備え、これをシステム運用動作中に切替
えようとする場合、発振器側に互いの位相同期をとるた
めの手段が必要となり、回路が複雑になるばかりでな
く、位相雑音特性劣化の一因ともなるという問題点があ
った。
【0015】この発明は上記のような従来の問題点を解
消することを課題になされたもので、請求項1記載の発
明は局部発振用PLL個々に位相雑音低減対策を施すこ
となく、基準信号周波数近傍周波数成分の雑音を除去で
き、位相雑音のきわめて小さい局部発振信号を得ること
を目的とする。
【0016】請求項記載の発明は構成を簡略化して、
位相雑音の小さな局部発振信号を得ることを目的とす
る。
【0017】請求項3記載の発明は基準信号の故障を検
出することを目的とする。
【0018】請求項記載の発明は基準信号の故障を適
格に判定検知することを目的とする。
【0019】請求項記載の発明は故障復旧を迅速、か
つ簡単に行うことを目的とする。
【0020】請求項記載の発明は基準信号用PLL設
計の自由度が大きく、局部発振用PLLの動作に影響を
与えないようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る無線通信装置は、位相比較器、ループフィルタ、電圧
制御水晶発振器、固定分周器で構成される基準信号用P
LLで、基準信号発生部から供給される基準信号を位相
同期させ、前記基準信号用PLLからの出力信号を自無
線部内の送信PLL・第1受信PLL・第2受信PLL
の基準信号として供給するようにして雑音低減手段を構
成したものである。
【0022】請求項2記載の発明に係る無線通信装置
、位相比較器、ループフィルタ、電圧制御水晶発振
器、固定分周器で構成される第2受信PLLで、基準信
号発生部から供給される基準信号を位相同期させ、前記
第2受信PLLからの出力信号を自無線部内の送信PL
L・第1受信PLLの基準信号として供給するようにし
て雑音低減手段を構成したものである。
【0023】請求項3記載の発明に係る無線通信装置
は、送受信動作に必要な無線周波信号を生成するフェイ
ズロックドループで構成された複数の局部発振器を有す
る2台以上の無線部と、前記全ての無線部の全ての局部
発振器が位相同期すべき共通の基準信号を生成する基準
信号発生部と、前記各無線部における基準信号への同期
/非同期の状態を監視する状態監視部と、前記監視の結
果により非同期の状態にあった無線部の台数に基づき、
基準信号の故障を検知する故障検知手段と、を備えたも
のである。
【0024】請求項記載の発明に係る無線通信装置
は、基準信号用PLLで基準信号発生部から供給される
基準信号を位相同期させ、この基準信号用PLLの出力
を自無線部内の局部発振用PLLの基準信号とするとと
もに該基準信号用PLL内の位相比較結果により得られ
る同期/非同期信号を前記状態監視部において多数決を
取り、予め設定された値より多くの無線部から非同期状
態報告がなされた場合、前記基準信号の故障を判定する
ように故障検知手段を構成したものである。
【0025】請求項5記載の発明に係る無線通信装置
は、前記基準信号発生部は、複数の基準信号発生用の発
振器を含み、前記状態監視部における監視の結果によっ
故障と判定されると、前記複数の発振器の出力を切替
える切替手段とによって故障復旧手段を構成したもので
ある。
【0026】請求項6記載の発明に係る無線通信装置
は、前記基準信号用PLLのループフィルタの時定数
を、前記複数の基準信号発生用発振器の切替えに要する
時間に対して充分大きい値に設定して、発振器出力の切
替えにより動作運用中のシステムに影響を及ぼさないよ
うに保護するように保護手段を構成したものである。
【0027】
【作用】請求項1記載の発明における基準信号用PLL
は、位相比較器、ループフィルタ、電圧制御水晶発振
器、固定分周器で構成され、基準信号発生部から供給さ
れる基準信号を位相同期させ、この基準信号用PLLか
らの出力信号を自無線部内の送信PLL・第1受信PL
L・第2受信PLLの基準信号として供給するようにし
たことにより、電圧制御水晶発振器の高いQで基準信号
に相加された基準信号周波数近傍周波数成分の雑音を除
去でき、その結果、生成される局部発振信号は位相雑音
をきわめて小さくできる。
【0028】請求項2記載の発明における各無線部に設
けられた第2受信PLLを、位相比較器、ループフィル
タ、電圧制御水晶発振器、固定分周器で構成し、その出
力の1つを正規局部発振信号とし、残りを送信PLLお
よび第1受信PLLの基準信号としたことにより、構成
を簡略化することができ、位相雑音の小さな局部発振信
号を得ることができる。
【0029】請求項3記載の発明における故障検知手段
は、基準信号用PLLから得られる同期/非同期信号か
ら容易に基準信号の故障が検知できる
【0030】請求項4記載の発明における故障検知手段
は、基準信号用PLL内の位相比較結果により得られる
同期/非同期信号を前記状態監視部において多数決を取
り、予め設定された値より多くの無線部から非同期状態
報告がなされた場合、前記基準信号の故障を判定するこ
とにより、基準信号の故障を的確に判定検知することが
できる。
【0031】請求項5記載の発明における故障復旧手段
は、複数の基準信号発生用の発振器と、前記状態監視部
における監視の結果によって得られる信号により前記複
数の発振器出力を切替える切替手段とで構成したことに
より、故障復旧を迅速、かつ簡単に行なうことができ
る。
【0032】請求項記載の発明における保護手段は、
基準信号用PLLのループフィルタの時定数を、前記複
数の基準信号発生用の発振器の切替えに要する時間に対
して充分大きい値に設定することにより、基準信号用P
LL設計の自由度が大きく、基準信号の切替え動作によ
る瞬時的な周波数変動、位相変動を充分吸収して、局部
発振用PLLの動作に影響を与えないようにすることが
できる。
【0033】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
は請求項1記載の発明による無線通信装置を示す構成図
であり、図1において、1は複数の無線部1a〜1cを
有する無線部群であり、個々の無線部1a〜1cは同一
の構成である。2は基準信号発生部、3は状態監視部、
4は地上回線網等の他の装置との間で信号授受を行なう
装置間信号インタフェイス部、5は装置内の各部相互間
での信号授受のための装置内信号伝送部、6は各無線部
1a〜1cからの無線送信信号を合成する一方アンテナ
7で受信した無線受信信号を分配する分配合成器であ
り、これ等は前記図6に示す従来例と同一の構成であ
る。
【0034】図2は請求項1記載の発明による無線部1
a(〜1c)の詳細を示す構成図であり、図2におい
て、100は基準信号用PLLであり、位相比較器10
1、ループフィルタ102、電圧制御水晶発振器10
3、固定分周104で構成されている。110は送信
局部発振信号用PLLであり、位相比較器111、ルー
プフィルタ112、電圧制御発振器113、プログラマ
ブル分周器114で構成されている。120は受信第1
局部発振信号用PLLであり、位相比較器121、ルー
プフィルタ122、電圧制御発振器123、プログラマ
ブル分周器124で構成されている。130は受信第2
局部発振信号用PLLであり、位相比較器131、ルー
プフィルタ132、電圧制御水晶発振器133、固定分
周器134で構成されている。140は送信ベースバン
ド信号処理部、141は変調器、142は変調された無
線送信周波を増幅する高周波電力増幅器、150は受信
無線周波を増幅する高周波低雑音増幅器、151は受信
無線周波を周波数変換して第1中間周波信号を生成する
第1混合器、152は第1中間周波信号を周波数変換し
て第2中間周波信号を生成する第2混合器、153は受
信ベースバンド信号の再生を行なう復調器、160は各
局部発振用PLL110、120、130の同期/非同
期信号の論理和をとるOR回路である。
【0035】次に上記実施例1の動作について説明す
る。基準信号発生部2で生成された基準信号は、装置内
信号伝送部5でさまざまな周波数成分をもつ雑音が相加
されて各無線部1a〜1cに供給される。各無線部1a
〜1cでは、それぞれ上記基準信号を位相比較器10
1、ループフィルタ102、電圧制御水晶発振器10
3、固定分周器104から成る基準信号用PLL100
で受けることにより、電圧制御水晶発振器103の高い
Qおよびループフィルタ102の時定数の作用で基準信
号周波数近傍の雑音が除去された基準信号を再生でき
る。
【0036】この再生された基準信号を自無線部内局部
発振用PLL110〜130に入力することによって、
位相雑音を非常に低く抑えた無線周波の局部発振信号が
得られる。
【0037】実施例2. 図3は請求項の発明による無線部1a(〜1c)の詳
細を示す構成図である。上記各無線部1a〜1cの局部
発振用PLLには、例えば受信第2局部発振用PLL1
30のように位相比較器131、ループフィルタ13
2、電圧制御水晶発振器133、固定分周器134で構
成されるものがある。この場合、図3に示すように、上
記実施例1における基準信号用PLL100の代わりに
上記受信第2局部発振用PLL130を用い、この出力
信号を正規の第2局部発振信号と、他の二つの局部発振
用PLL110、120の基準信号とする。
【0038】実施例3. 図4は請求項3、4の発明における基準信号故障検知の
説明図を示すもので、各無線部1a〜1cの基準信号用
PLL100から得られる同期/非同期信号は個別に装
置内信号伝送部5を通って状態監視部3へ入力される。
この状態監視部3において、多数決回路31によって、
予め設定されたしきい値より多くの無線部から非同期状
態報告がされていれば基準信号故障と判定する。
【0039】なお、基準信号用PLL100から得られ
る非同期状態報告は、基準信号故障と基準信号用PLL
自身の故障が考えられるが、複数台の無線部について多
数決をとる場合、2つの要因による多数決の結果は明ら
かな差異を示すため、基準信号故障が容易に判別でき
る。
【0040】実施例4. 図5は請求項5、6の発明における基準信号故障復旧の
説明図を示すもので、基準信号発生部2に2台の基準信
号発生用発振器21、22があり、切替手段としてのス
イッチ23を介してどちらか一方が装置内信号伝送部5
へ出力されている。上記基準信号発生用発振器21、2
2は互いに独立に動作していてもよく、スイッチ23に
よる上記基準信号発生用発振器21、22の切替えは、
状態監視部3における基準信号故障検知を受けて行なわ
れる。
【0041】上記基準信号発生用発振器21、22を切
替えた瞬間、各無線部1a〜1cへ供給される基準信号
は、位相が急激に変化するので、周波数も変動するが基
準信号用PLLのループフィルタの時定数を、基準信号
発生用発振器21、22の切替えに要する時間に対し充
分大きい値に設定した保護手段を構成しておくことによ
り、局部発振信号の状態に影響を及ぼさないで故障復旧
ができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、位相比較
器、ループフィルタ、電圧制御水晶発振器、固定分周器
よりなる基準信号用PLLを構成し、基準信号発生部か
ら供給される基準信号を位相同期させ、前記基準信号用
PLLからの出力信号を自無線部内の送信PLL・第1
受信PLL・第2受信PLLの基準信号として供給する
ように構成したので、電圧制御水晶発振器の高いQで基
準信号に相加された基準信号周波数近傍周波数成分の雑
音を除去でき、その結果、位相雑音のきわめて小さい局
部発振信号を得ることができ、位相雑音の小さな局部発
振信号を得ることができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、各無線部に
設けられた第2受信PLLを、位相比較器、ループフィ
ルタ、電圧制御水晶発振器、固定分周器で構成し、その
出力の1つを正規局部発振信号とし、残りを送信PLL
および第1受信PLLの基準信号とする構成としたの
で、構成を簡略化することができ、位相雑音の小さな局
部発振信号を得ることができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、故障検知手
段を設けて構成したので、基準信号用PLLから得られ
る同期/非同期信号から容易に基準信号の故障が検知で
きる
【0045】請求項4記載の発明によれば、基準信号用
PLL内に位相比較結果により得られる同期/非同期信
号を前記状態監視部において多数決を取り、予め設定さ
れた値より多くの無線部から非同期状態報告がなされた
場合、故障検知手段で前記基準信号の故障と判定するよ
うに構成したので、基準信号の故障を的確に判定検知す
ることができる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、複数の基準
信号発生用の発振器と、前記状態監視部における監視
結果によって得られる信号により前記複数の発振器出力
を切替える切替手段とで故障復旧手段を構成したので、
故障復旧を迅速、かつ簡単に行なうことができる。
【0047】請求項記載の発明によれば、基準信号用
PLLのループフィルタの時定数を、前記複数の基準信
号発生用の発振器の切替えに要する時間に対して充分大
きい値に設定した保護手段を設けた構成としたので、基
準信号用PLL設計の自由度が大きく、基準信号の切替
え動作による瞬時的な周波数変動、位相変動を充分吸収
して、局部発振用PLLの動作に影響を与えないで故障
復旧ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は請求項1記載の発明の実施例1による
無線通信装置を示す構成図である。
【図2】 図2は請求項記載の発明における無線部の
詳細を示す構成図である。
【図3】 図3は請求項記載の発明の実施例2におけ
る無線部の詳細を示す構成図である。
【図4】 図4は請求項3、4記載の発明の実施例3に
おける基準信号故障検知の説明図である。
【図5】 図5は請求項5、6記載の発明の実施例4に
おける基準信号故障復旧の説明図である。
【図6】 図6は従来の無線通信装置を示す構成図であ
る。
【図7】 図6における無線部の詳細を示す構成図であ
る。
【符号の説明】 1 無線部群、1a〜1c、10a〜10c 無線部、
2 基準信号発生部、3 状態監視部、21、22 発
振器、23 スイッチ(切替手段)、31 多数決回路
(故障検知手段)、100 基準信号用PLL、10
1、111、121、131 位相比較器、102、1
12、122、132 ループフィルタ、113、12
3、133 電圧制御水晶発振器、104、134 固
定分周器 114、124 プログラマブル分周器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/26 H04B 1/38 - 1/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェイズロックドループで構成された複
    数の局部発振器を有し、送受信動作に必要な無線周波信
    号に関する処理を行う2台以上の無線部と、前記全ての
    無線部の全ての局部発振器が位相同期すべき共通の基準
    信号を生成する基準信号発生部と、地上回線網の他の装
    置との間で信号授受を行うインタフェイス部と、各無線
    部からの無線送信信号を合成する一方アンテナで受信し
    た無線受信信号を分配する分配合成器とを備えた無線通
    信装置であって、 前記無線部は、送信用のベースバンド信号を無線周波信
    号に変換するための送信PLLと、受信された無線周波
    信号を第1中間周波信号に変換するための第1受信PL
    Lと、その第1中間周波信号をさらに第2中間周波信号
    に変換するための第2受信PLLと、基準信号発生部か
    ら供給される基準信号に位相同期させた信号を送信PL
    L・第1受信PLL・第2受信PLLの基準信号として
    供給するための基準信号用PLLとを備え、 前記送信PLLおよび第1受信PLLは、位相比較器
    と、ループフィルタと、電圧制御発振器と、分周比がプ
    ログラマブルに可変であるプログラマブル分周器とをそ
    れぞれ備え、 前記第2受信PLLおよび基準信号用PLLは、位相比
    較器と、ループフィルタと、電圧制御水晶発振器と、分
    周比が固定である固定分周器とをそれぞれ備えたことを
    特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 フェイズロックドループで構成された複
    数の局部発振器を有し、送受信動作に必要な無線周波信
    号に関する処理を行う2台以上の無線部と、前記全ての
    無線部の全ての局部発振器が位相同期すべき共通の基準
    信号を生成する基準信号発生部と、地上回線網の他の装
    置との間で信号授受を行うインタフェイス部と、各無線
    部からの無線送信信号を合成する一方アンテナで受信し
    た無線受信信号を分配する分配合成器とを備えた無線通
    信装置であって、 前記無線部は、送信用のベースバンド信号を無線周波信
    号に変換するための送信PLLと、受信された無線周波
    信号を第1中間周波信号に変換するための第1受信PL
    Lと、その第1中間周波信号をさらに第2中間周波信号
    に変換するため、かつ基準信号発生部から供給される基
    準信号に位相同期させた信号を送信PLL・第1受信P
    LLの基準信号として供給するための第2受信PLLと
    を備え、 前記送信PLLおよび第1受信PLLは、位相比較器
    と、ループフィルタと、電圧制御発振器と、分周比がプ
    ログラマブルに可変であるプログラマブル分周器とをそ
    れぞれ備え、 前記第2受信PLLは、位相比較器と、ループフィルタ
    と、電圧制御水晶発振器と、分周比が固定である固定分
    周器とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】 送受信動作に必要な無線周波信号を生成
    するフェイズロックドループで構成された複数の局部発
    振器を有する2台以上の無線部と、 前記全ての無線部の全ての局部発振器が位相同期すべき
    共通の基準信号を生成する基準信号発生部と、 前記各無線部における基準信号への同期/非同期の状態
    を監視する状態監視部と、 前記監視の結果により非同期の状態にあった無線部の台
    数に基づき、基準信号の故障を検知する故障検知手段
    と、 備えたことを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記故障検知手段は、前記各無線部にお
    いて基準信号発生部から供給される基準信号を、位相比
    較器、ループフィルタ、電圧制御水晶発振器、分周器で
    構成される前記基準信号用PLLで位相同期させ、この
    基準信号用PLLの出力を自無線部内の局部発振用PL
    Lの基準信号とするとともに該基準信号用PLL内の位
    相比較結果により得られる同期/非同期信号を前記状態
    監視部において多数決を取り、予め設定された値より多
    くの無線部から非同期状態報告がなされた場合、前記基
    準信号を故障と判定することを特徴とする請求項3記載
    の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記基準信号発生部は、複数の基準信号
    発生用の発振器を含み、 前記状態監視部における監視の結果によって故障と判定
    されると、前記複数の発振器出力を切替える切替手
    具備する故障復旧手段を備えたことを特徴とする請求
    項3または4記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】記基準信号用PLLのループフィルタ
    の時定数を、前記複数の基準信号発生用発振器の切替え
    に要する時間に対して充分大きい値に設定して、発振器
    出力の切替えにより動作運用中のシステムに影響を及ぼ
    さないように保護する保護手段を備えたことを特徴とす
    る請求項に記載の無線通信装置。
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