JP3159841U - リニアガイドの転動体位置の保持構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記特許文献1のリニアガイドの転動体位置の保持構造は、仕切り部と転動体との接触面積が大きいことから、摩擦力も大きいので、前記転動体の転動に悪い影響を与えるだけでなく、潤滑油も無駄に取り除かれてしまうので、潤滑効果を低下させてしまう。また、プラスチック成形する時には、前記円形穴の形成方向が鋳型の離型方向と垂直するので、鋳型からの離型作業がし難い。
更に、前記特許文献2のリニアガイドの転動体位置の保持構造は、拘持溝と、前記拘持溝を仕切りする間隔部材と、前記拘持溝における間隔部材の間に別々に設置される転動体とを有し、前記転動体が拘持溝に沿って連結部材から脱落し易いと共に、前記拘持溝は潤滑油を滞留させ難いので、潤滑効果が低下してしまう。
1.各拘束面のかぎつめ部は、転動体との接触面を縮小することにより、摩擦力を低減すると共に、転動体を落とさないように覆うことから、転動体を所定の位置に拘持するので、優れた拘持効果を齎すのみならず、転動中の転動体の揺れを抑えることができる。
2.各拘束面の直立部は、転動体が転動する時に、潤滑油を互いに対面する2つの拘束面における循環させることにより、潤滑油を確保することができるので、潤滑効果をより向上させると共に磨り減りを低減することができる。
3.各拘束面の直立部は、鋳型の離型方向と平行に設けられるので、鋳型を支障なく離型することができることにより、離型作業が極めて容易であるだけでなく、容易に鋳型を製造することができるため、歩留まりをよくすること及びコストを低減することが可能となる。
又、前記第1連結部材(20)と第2連結部材(21)の、前記収納孔(22A)側の側面には夫々前記転動体(30)と対応する円弧面(201)(211)を有する。
そして、前記第1直立部(111)と転動体(30)との間、及び前記第2直立部(122)と前記転動体(30)との間に潤滑油が注入されるので、優れた潤滑効果を達成できる。
又、前記第1実施例の各仕切り部(10)における第1拘束面(11)の第1直立部(111)と、前記第1直立部(111)と対面する仕切り部(10)の第1拘束面(11)の第1直立部(111)とがそれぞれ反対方向へ延出していると共に、
前記各仕切り部(10)における第2拘束面(12)の第2直立部(122)と、前記第2直立部(122)と対面する仕切り部(10)における第2拘束面(12)の第2直立部(122)とがそれぞれ反対方向へ延出しても良い。
これにより、各互いに対面する第1拘束面(11)同士、及び互いに対面する第2拘束面(12)同士は、転動体(30)を覆うように、優れている拘持効果を齎すことができる。
前記各仕切り部(40)同士の間における、前記第1連結部材(50)と第2連結部材(51)の間に、転動体(60)となる円柱体を収納するための、略長方形の収納孔(52)が形成され、
前記各仕切り部(40)の収納孔(52)側の側面における、前記第1連結部材(50)と第2連結部材(51)との間に互いに隣接し合う第1拘束面(41)、第2拘束面(42)、及び第3拘束面(43)が設けられ、前記第3拘束面(43)が前記第2拘束面(42)における前記第1拘束面(41)と隣接する側の反対側に設けられ、
前記第1拘束面(41)は、上方に第1直立部(411)が、下方に第1かぎつめ部(412)が設けられ、前記第2拘束面(42)は、上方に第2かぎつめ部(421)が、下方に第2直立部(422)が設けられ、前記第3拘束面(43)は、上方に第3直立部(431)が、下方に第3かぎつめ部(432)が設けられる。
又、前記第1連結部材(50)と第2連結部材(51)における収納孔(52)側の側面に夫々前記転動体(60)と対応するコ形面(501)(511)を有する。
又、前記第1縁端部(4121)は収納孔(52)に突出し、前記第2縁端部(4211)は収納孔(52)側に突出すると共に、前記第3縁端部(4321)は収納孔(52)側に突出するので、前記転動体(30)を確実に拘持できる。
これにより、相対する拘束面(41)(42)(43)同士は、転動体(60)を覆うように、優れている拘持効果を齎すことができる。
111 第1直立部 112 第1かぎつめ部
1121 第1縁端部 12 第2拘束面
121 第2かぎつめ部 1211 第2縁端部
122 第2直立部 20 第1連結部材
201 円弧面 21 第2連結部材
211 円弧面 22A 収納孔
22B 収納孔 30 転動体
40 仕切り部 41 第1拘束面
411 第1直立部 412 第1かぎつめ部
4121 第1縁端部 42 第2拘束面
421 第2かぎつめ部 4211 第2縁端部
422 第2直立部 43 第3拘束面
431 第3直立部 432 第3かぎつめ部
4321 第3縁端部 50 第1連結部材
501 コ形面 51 第2連結部材
511 コ形面 52 収納孔
60 転動体
Claims (2)
- 第1連結部材と、
前記第1連結部材と平行に並設される第2連結部材と、
長手方向に沿って所定の間隔で前記第1連結部材と第2連結部材との間に設けられる複数の仕切り部とを備え、
前記各仕切り部同士の間における、第1連結部材と第2連結部材との間に収納孔が形成され、
前記各仕切り部の前記収納孔側の側面における、第1連結部材と第2連結部材との間にそれぞれ、互いに隣接し合う第1拘束面及び第2拘束面が設けられ、
前記各第1拘束面は、上方に第1直立部が、下方に第1かぎつめ部が設けられ、
前記各第2拘束面は、上方に第2かぎつめ部が、下方に第2直立部が設けられ、隣の拘束面同士の直立部とかぎつめ部が交錯に配置され、
前記収納孔は円形を呈し、
前記仕切り部の収納孔側における、前記第1拘束面の第1かぎつめ部は、円弧形を呈する第1縁端部を有し、
前記第2拘束面の第2かぎつめ部は、円弧形を呈する第2縁端部を有し、
前記第1縁端部の外側は内側より収納孔側に突出すると共に、前記第2縁端部の外側は内側より収納孔側に突出することを特徴とする、
リニアガイドの転動体位置の保持構造。 - 前記各仕切り部における拘束面の直立部と、相対する仕切り部における拘束面の直立部とが夫々反対方向へ延出していることを特徴とする、請求項1に記載のリニアガイドの転動体位置の保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001763U JP3159841U (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | リニアガイドの転動体位置の保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001763U JP3159841U (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | リニアガイドの転動体位置の保持構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006334617A Continuation JP2008144902A (ja) | 2006-12-12 | 2006-12-12 | リニアガイドの転動体位置の保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3159841U true JP3159841U (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=54863076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010001763U Expired - Lifetime JP3159841U (ja) | 2010-03-18 | 2010-03-18 | リニアガイドの転動体位置の保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3159841U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002295481A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-10-09 | Rexroth Star Gmbh | 転動体連鎖装置 |
JP2006161984A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Nippon Thompson Co Ltd | 保持器を備えた直動案内ユニット |
-
2010
- 2010-03-18 JP JP2010001763U patent/JP3159841U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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