JP3184442U - リニアガイドウェイ用ボール保持器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の保持ブロック10が各々対向するよう前後方向に沿って間隔をおいて配列され、各保持ブロックの両側に各々連結部材が設けられ、各保持ブロックの左右両側に各々第一位置決め部材11が設けられ、これら第一位置決め部材間に第二位置決め部材12が設けられ、各第一位置決め部材に前後に各々相対するよう凹弧状の第一保持面111が設けられ、第一保持面にボールと点接触になる第一凸形構造112が凸設され、第二位置決め部材に前後に各々相対させた凹弧状の第二保持面121が設けられ、第二保持面にボールと点接触になるための第二凸形構造122が凸設され、前記連結部材と前後に隣り合う2つの保持ブロック間にボール収容のための収容空間が形成される。
【選択図】図3
Description
1. 摩擦力の減少:保持ブロックの凸形構造によるボールと接触すると、保持ブロックとボールとが点接触となるので、接触面積を大幅に縮小させることができ、それにより摩擦力も減少させることが出来る。
2. ボールの脱落防止:各爪部をボールの周りを囲むようなカーブ状となると共に、左右に隣り合った爪部がそれぞれ上方または下方、つまり、反対の方向に向かって延設されることから、各保持ブロックの爪部によるボールの周りを囲みながらボールを保持して脱落を防止する。
3. 潤滑性の向上:凸形構造が凹弧状の保持面に凸設され、該凸形構造と保持面との間に段差が形成されることから、凸形構造がボールと接触すると、保持面とボールとの間に潤滑油を流し込むための蓄油空間が形成され、該各蓄油空間はそれぞれ連通することから、ボールが回転する時、潤滑油がそれらの空間に自然に流れ込むので、ボールを滑らかに回転させることが出来る。
4. ボールの位置ずれ防止:湾曲状のリブである第一凸形構造及び第二凸形構造が円環状に配列されることから、ボールが回転する時、ボールを収容空間の中心に位置決めることができるので、ボールの位置ずれを防止することができる。
前記保持ブロック10の左右両側にそれぞれ第一位置決め部材11が設けられ、これらの第一位置決め部材11の間に第二位置決め部材12が設けられる。
つまり、下側の厚さT3は、上側の厚さT4より厚くなることから、該第二爪部120における下端が上端より突出しかつボールの周りを囲むようなカーブ状となる。
一方、図3に示すように、前記湾曲状の第一凸形構造112と第二凸形構造122は、円環状を呈するように配列され、つまり、この第一凸形構造112と第二凸形構造122は、円環状の一部のような湾曲状になることが好ましい。
各保持ブロック10は、2つの第一爪部110の第一凸形構造112及び第二爪部120の第二凸形構造122を介してボール30と接触させ、三点接触でボール30をしっかりと保持する。これによれば、保持ブロック10がボール30と接触する面積を点にできることから、それらの接触面積を大幅に縮小できると共に、それらの間の摩擦力も減少させることが出来る。
尚、本実施例では、これら凸設された凸点によって、第一凸形構造112B及び第二凸形構造122Bのボール30との接触面積を大幅に縮小して摩擦力を減少させることにより、ボールを滑らかに回転させる効果を達成する。
11 第一位置決め部材
110 第一爪部
111 第一保持面
112、112A、112B 第一凸形構造
12 第二位置決め部材
120 第二爪部
121 第二保持面
122、122A、122B 第二凸形構造
20 連結部材
30 ボール
40 蓄油空間
T1、T2、T3、T4 厚さ
Claims (12)
- 複数の保持ブロックがそれぞれ対向するように、前後方向に沿って間隔をおいて配列され、これらの保持ブロックの両側にそれぞれ連結部材が設けられ、
前記各保持ブロックの左右両側にそれぞれ第一位置決め部材が設けられ、これらの第一位置決め部材の間に第二位置決め部材が設けられ、
更に、前記各第一位置決め部材に、前後にそれぞれ相対するように凹弧状の第一保持面が設けられ、該第一保持面にボールと点接触になるための第一凸形構造が凸設され、
前記第二位置決め部材に、前後にそれぞれ相対するように凹弧状の第二保持面が設けられ、該第二保持面にボールと点接触になるための第二凸形構造が凸設され、
また、前記連結部材は平行に配列され、その内側面における、前後において隣り合う2つの保持ブロックの間と対応する位置に凹弧面が形成され、該凹弧面と前後において隣り合う2つの保持ブロックの間にボールを収容するための収容空間が形成されることを特徴とするリニアガイドウェイ用ボール保持器。 - 前記第一位置決め部材は、相対するように上方に向かって延設される1対の第一爪部を備え、
前記第二位置決め部材は、相対するように下方に向かって延設される1対の第二爪部を備えることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。 - 前記第一爪部は、外端が内端より突出しかつボールの周りを囲むようなカーブ状となり、前記第二爪部は、下端が上端より突出しかつボールの周りを囲むようなカーブ状となることを特徴とする請求項2に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一位置決め部材は、相対するように設けられる1対の第一爪部を備え、その内、一方の第一爪部が上方に向かって延設され、他方の第一爪部が下方に向かって延設され、
前記第二位置決め部材は、相対するように設けられる1対の第二爪部を備え、その内一方の第二爪部が下方に向かって延設され、他方の第二爪部が上方に向かって延設され、
また、左右に隣接する第一爪部及び第二爪部は、反対の方向となることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。 - 前記第一爪部は、外端が内端より突出しかつボールの周りを囲むようなカーブ状となり、
下方に位置する前記第二爪部は、下端が上端より突出しかつボールの周りを囲むようなカーブ状となると共に、上方に位置する前記第二爪部は、上端が下端より突出しかつボールの周りを囲むようなカーブ状となることを特徴とする請求項4に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。 - 前記第一保持面と第一凸形構造との間に段差を有することにより蓄油空間が形成されると共に、第二保持面と第二凸形構造との間に段差を有することにより蓄油空間が形成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一凸形構造と第二凸形構造は、円環状を呈するように配列されるリブであることを特徴とする請求項6に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一凸形構造と第二凸形構造は、円環状を呈するように配列されるリブであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一凸形構造及び第二凸形構造が上下方向に沿って配置されるリブであることを特徴とする請求項6に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一凸形構造及び第二凸形構造が上下方向に沿って配置されるリブであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一凸形構造及び第二凸形構造は、凸点であることを特徴とする請求項6に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
- 前記第一凸形構造及び第二凸形構造は、凸点であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のリニアガイドウェイ用ボール保持器。
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JP2013002165U JP3184442U (ja) | 2013-04-16 | 2013-04-16 | リニアガイドウェイ用ボール保持器 |
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JP3184442U true JP3184442U (ja) | 2013-06-27 |
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JP2013002165U Expired - Lifetime JP3184442U (ja) | 2013-04-16 | 2013-04-16 | リニアガイドウェイ用ボール保持器 |
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JP (1) | JP3184442U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10865330B2 (en) | 2016-07-28 | 2020-12-15 | 3M Innovative Properties Company | Segmented silicone polyamide block copolymers and articles containing the same |
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2013
- 2013-04-16 JP JP2013002165U patent/JP3184442U/ja not_active Expired - Lifetime
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