JP3158954U - 遮水板開孔用工具 - Google Patents

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辻丸 敏彦
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Abstract

【課題】 既設の鋼管構造物を分解することなく、また、新たな穿孔機械装置を用意することなく、しかも、遮水板を挟持する接手のフランジを損傷することなしに、鋼管連結部位に組み込まれた遮水板の排水溝に貫通孔を確実に開孔できる廉価な遮水板開孔用工具を提供する。【解決手段】 平板状の遮水板に設けられた直線状の排水溝と遮水板に接合する接手フランジ面との間に画定される開口の形状に対応した外形形状を有する挿入部と、この挿入部の一端に設けられた支持部と、挿入部を貫通する直線状の案内孔に摺動自在および回動自在に挿通されるシャンクと該シャンクの一端に設けられた研削ヘッドとを有するロータリーバーとから構成される。案内孔の伸延方向は挿入部の伸延方向に対して所定の角度をなすよう形成される。【選択図】 図1

Description

本考案は、鋼管鉄塔等のような既設の鋼管構造物における鋼管の連結部位に組み込まれている遮水板に貫通孔を開孔するのに用いる工具に関する。
鋼管構造物における鋼管の連結部位には、図4および図5に例示するように、鋼管1の内部に侵入した水分等を外部に排出するために、隣接する2つの鋼管1の各接手2間に平板状の遮水板3が介在されている。遮水板3の上面には、中心部から外周面に延びる少なくとも1本(図示の場合、4本)の直線状の排水溝31が形成されており、この排水溝31によって鋼管1の内部空間と外部空間とを連結し、鋼管1の内部に侵入した水分等を外部に排出している。
遮水板3を設けることは、鋼管1の内部から水分等を排出するのに有用ではあるが、例えば、鋼管1の頂部からビデオカメラを吊り下げて鋼管1の内部の腐食状況等を検査するような場合、鋼管1の内部を遮水板3が遮断しているため、ビデオカメラをそれより下方へ移動できず、検査を行うことができないという弊害を生じている。このような場合、遮水板3に貫通孔を作成してビデオカメラの通過或いは内視鏡タイプの検査装置の挿入を可能にする必要がある。また、稀なケースではあるが、作業ミスによって遮水板3を上下逆に取り付けてしまい、遮水板本来の目的とは逆に、鋼管内部に水を貯留してしまう事例が少なからずあった。そのような場合、遮水板3に貫通孔を作成して内部の水を落下させ、下方の遮水板から外部へ排出する、或いは、遮水板3の下方側の鋼管にコンクリートが充填されている場合は、その遮水板の排水溝を介して外部へ排出する必要がある。しかしながら、遮水板3の鋼管内方部位への穴あけは、既設の鋼管構造物を分解して遮水板を取り外し、遮水板を穿孔した後に鋼管構造物を再構築するか、鋼管構造物の頂部から穿孔用機械装置を鋼管内部に挿入して行うか、或いは、遮水板に設けられた排水溝を利用して(例えば、特許文献1参照)穿孔するしか方策がない。
既設の鋼管構造物を分解して穿孔する手段は、理論的には可能であるにしても大掛かりな工事となるため、実現性に乏しく、頂部から穿孔用機械装置を挿入して穿孔する手段もまた、その使用条件に応じた穿孔用機械装置を新たに作成する必要があるだけでなく、これもまた大掛かりな工事となり、実現性に乏しいものである。また、遮水板の排水溝を利用して穿孔する手段は、排水溝の断面寸法が、一般的に、幅20mm、高さ12mm程度と、穴あけドリルを随意に差し込んで穿孔するには狭過ぎるため、穿孔しようとすると、遮水板を挟持する接手のフランジを損傷する可能性が高く、鋼管構造物の強度低下を招いてしまう虞がある。
特開2007−132611号公報
本考案は、既設の鋼管構造物を分解することなく、また、新たに大掛かりな穿孔用機械装置を用意することなく、しかも、遮水板を挟持する接手のフランジを損傷することなしに、鋼管連結部位に組み込まれた遮水板に貫通孔を確実に開孔できる簡単かつ廉価な遮水板開孔用工具を提供しようとするものである。
本考案による遮水板開孔用工具は、前述した手段のうち、穴あけ作業を最も簡単に行える可能性がある遮水板の排水溝を利用して遮水板に穿孔するためのものであり、平板状の遮水板に設けられた直線状の排水溝とこの排水溝上に位置する接手のフランジ面との間に画定される開口の形状に対応した外形形状を有する挿入部と、この挿入部の一端に設けられた支持部と、挿入部を貫通する直線状の案内孔に摺動自在および回動自在に挿通されるシャンクと該シャンクの一端に設けられた研削ヘッドとを有するロータリーバーとから構成される。案内孔の伸延方向は挿入部の伸延方向に対して所定の角度をなすよう形成される。
本考案による遮水板開孔用工具はまた、支持部の側面から外方へ延びるハンドルを備えることもでき、また、シャンクの研削ヘッドに対向する側の端部を電動ドリルまたはその他の動力式手動回転工具に連結してもよい。さらに、挿入部を貫通する案内孔は、研削ヘッドが挿入部に隣接した位置にあるとき、研削ヘッドが挿入部の伸延方向領域内、すなわち、挿入部を伸延方向へ延長した範囲内に位置し、研削ヘッドが遮水板を研削してその外面から突出するとき、接手フランジ面が接面しない部位で研削ヘッドが突出するように形成することもできる。
本考案の遮水板開孔用工具は、ロータリーバーのシャンクを挿入部の支持部に対向する側から案内孔内に挿入し、研削ヘッドが挿入部の伸延端面に接する状態にし、研削ヘッドが遮水板の排水溝の底部を研削するようにシャンクを移動できる向きで、研削ヘッドおよび挿入部を外部から遮水板の排水溝内へ挿入し、支持部をフランジの外周面に当接させる。次いで、外方に延びるシャンクに取り付けられた手動回転工具を作動させると共に、シャンクを内方へと推し進める。これにより、研削ヘッドが遮水板の排水溝の底部を斜めに研削して、遮水板を貫通する孔を形成する。
本考案によれば、案内孔の伸延方向が挿入部の伸延方向に対して所定の角度を有しており、挿入部を開口内に固定した状態でシャンクが案内孔に沿って移動されるため、排水溝の底部に対して研削ヘッドを一定の角度で前進させることができ、無用な研削を行うことなく遮水板を貫通する孔を形成することができる。また、支持部の側面に設けられたハンドルを手で保持することにより挿入部の位置を固定できるため、研削作業中に挿入部が移動して研削位置がズレてしまうのを防止できる。さらに、シャンクを回転させるための工具として電動ドリル等の動力式手動回転工具を使用することにより、片手で挿入部の位置を固定し、他方の手で動力式手動回転工具を操作することができるため、穿孔作業を効率的に遂行することができる。加えて、研削ヘッドが遮水板を研削して貫通する位置が接手のフランジ面の位置よりも内方となるよう案内孔が設けられていることにより、誤ってフランジを研削する虞はなく、挿入部の位置の保持と研削ヘッドの前進という簡単な作業によって遮水板を貫通する孔を形成することができる。
図1は、本考案の実施例による遮水板開孔用工具を示す斜視図である。 図2は、図1に示す遮水板開孔用工具の断面図である。 図3は、図1に示す遮水板開孔用工具を用いた穴あけ作業を説明するための図2に対応した図である。 図4は、本考案の遮水板開孔用工具を用いて穴あけする遮水板を説明するための断面図である。 図5は、図4に示す遮水板の斜視図である。
本考案の実施例による遮水板開孔用工具10は、図1および図2に示すように、全体的に細長い挿入部11と、挿入部11の長手方向の一端に設けられた支持部12と、支持部12の側面から外方へ延びるハンドル13と、挿入部11および支持部12を貫通する直線状の案内孔14内に摺動自在および回動自在に挿通されるシャンク151とシャンク151の一端に設けられた研削ヘッド152とを有するロータリーバー15とから構成される。
挿入部11の外形形状は、遮水板3に設けられた直線状の排水溝31と排水溝31上に接合する接手2のフランジ21のフランジ面22との間に画定される開口4(図4参照)内に挿脱自在に嵌め込まれるように、より好ましくは、開口4内に可能な限り緊密に接した状態で挿入できるように形成される。支持部12は、挿入部11を開口4内に挿入したときにフランジ21の外周面に当接して挿入部11の開口への挿入を制限すると共に、挿入部11の挿入深さを一定に保持する。ハンドル13は、支持部12がフランジ21の外周面に当接した状態を維持させるように用いられる。ロータリーバー15のシャンク151の後端(研削ヘッド152に対向する側の端部)は、慣用の手動回転工具(図示の場合、電動ドリル5)に結合される。
案内孔14の伸延方向は挿入部11の伸延方向に対して所定の角度θを有する。この案内孔14の傾斜角度θは、後述する穴あけ作業時に、案内孔14に挿入されたロータリーバー15を内方へ前進させたとき、研削ヘッド152が排水溝31の底面を切削するように移動させると共に、排水溝31の底面を切削した研削ヘッド152が遮水板3の底面から突出するとき、接手2のフランジ21のフランジ面22と接面しない位置で研削ヘッド152が遮水板3から突出するように選定される。
上述の如く構成される本考案の遮水板開孔用工具10による穴あけ作業について、図3を参照して説明する。
まず、ロータリーバー15のシャンク151を電動ドリル5に装着し、研削ヘッド152が挿入部11の伸延側端面に接するようにロータリーバー15を後退させる。次いで、ハンドル13を把持し、図3の(A)に示すように、研削ヘッド152が排水溝31の底面に向かって前進する向きで挿入部11を開口4内に挿入し、支持部12を遮水板3の外周面に当接させる。支持部12を遮水板3の外周面に当接させた状態を保持したまま、電動ドリル5を作動させてロータリーバー15を回転させると共に、ロータリーバー15を鋼管の内方へと前進させる。これにより、研削ヘッド152は、図3の(B)に示すように、排水溝31の底面を斜めに切削し、図3の(C)に示すように、遮水板3の底面から突出することにより、遮水板3の上方の鋼管1内の空間と下方の鋼管1内の空間とを連通する貫通穴32が形成される。このとき、案内孔14が上述の如く延びていることにより、貫通穴32はフランジ面22と接面していない位置に確実に開口し、フランジ21を損傷する虞はない。貫通穴32を形成したのちは、電動ドリル5を停止し、ロータリーバー15を後退させ、開口4から挿入部11を取り出す。
上述の説明において、遮水板3が正常な状態で取り付けられた場合について説明したが、極端なケースとして、遮水板3を上下逆に装着してしまった場合、鋼管1内に水が溜まってしまうため、遮水板3に貫通孔を早急に穿孔する必要がある。このような場合、本考案の遮水板開孔用工具10を上下逆にして用いることにより、貫通孔を形成できることは容易に理解されよう。また、上述の説明において、挿入部11と支持部12とを一体に形成した形態で図示して説明したが、挿入部11と支持部12を別体で作成し、挿入部11の一端に支持部12を接合させて結合するようにも形成できる。この場合、案内孔14は、挿入部11および支持部12を貫通するように設けられることも容易に理解されよう。
1 鋼管
2 接手
21 フランジ
22 フランジ面
3 遮水板
31 排水溝
32 貫通穴
4 開口
5 電動ドリル
10 遮水板開孔用工具
11 挿入部
12 支持部
13 ハンドル
14 案内孔
15 ロータリーバー
151 シャンク
152 研削ヘッド

Claims (4)

  1. 平板状の遮水板に設けられた直線状の排水溝と該排水溝上に位置する接手のフランジ面との間に画定される開口の形状に対応した外形形状を有する挿入部と、該挿入部の一端に設けられた支持部と、前記挿入部を貫通する直線状の案内孔に摺動自在および回動自在に挿通されるシャンクと該シャンクの一端に設けられた研削ヘッドとを有するロータリーバーとから構成され、前記案内孔の伸延方向は挿入部の伸延方向に対して所定の角度をなすよう形成される、遮水板開孔用工具。
  2. 前記支持部の側面から外方へ延びるハンドルを備える、請求項1に記載の遮水板開孔用工具。
  3. 前記シャンクの研削ヘッドに対向する側の端部は電動ドリルまたはその他の動力式手動回転工具に連結される、請求項1または2に記載の遮水板開孔用工具。
  4. 前記案内孔は、研削ヘッドが挿入部に隣接した位置にあるとき、研削ヘッドが挿入部の伸延方向領域内に位置し、研削ヘッドが遮水板を研削してその外面から突出するとき、接手のフランジ面が接面しない部位で研削ヘッドが突出するように形成される、請求項1、2または3に記載の遮水板開孔用工具。
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