JP3158479U - 光コネクタ用クランプスプリングの交換工具 - Google Patents
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Abstract
Description
このクランプスプリングは、各フェルールの後端面を押圧する一対の押圧部と、フェルールの側方に沿って設けられ各押圧部を連結する連結部とから構成されている。クランプスプリングは、例えば、板バネを略コの字型に屈曲させた形状で、押圧部と連結部とは一体に形成されている。
例えば、特許文献1に記載された光コネクタ用クリップ着脱工具では、クランプスプリング(クリップ)の両押圧部に形成されたフック部に係合される爪を備えており、一対のレバー操作により爪を離間させ押圧部間を規定量押し広げることで、クランプスプリングをフェルールへ装着したり、フェルールからクランプスプリングを外したりしている。
また、クランプスプリングのフック部が破損している場合には、フック部に爪を係合させることが不可能となるため、光コネクタ用クリップ着脱工具の適用ができなかった。
また、フェルールなどが密集した光ファイバ心線収容シート内の場合も、光ファイバ心線収容シートから心線を取り出さずに光コネクタ接続部のみを引き出せばクランプスプリングの交換作業をすることができるので、クランプスプリングの交換作業を容易にできて作業にかかる時間を短縮できる。
本考案では、固定部および移動部は、フェルールとの接触面にゴム部材が設けられていることにより、一対のフェルールを確実に挟持することができる。
本考案では、支持部には一対のフェルールから押し出されて外れたクランプスプリングが挿入可能な溝部が形成されていることにより、溝部が一対のフェルールから外れたクランプスプリングを収容することができる。
まず、本実施の形態による光コネクタについて図1(a)、(b)に基づいて説明する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施の形態による光コネクタ1は、多心光ファイバFの端末が各々配置固定された一対のフェルール2、3が、それらの先端面2a、3aを突き合わせることにより、それぞれの多心光ファイバFが接続されている。突き合わせ状態となった一対のフェルール2、3には、各先端面2a、3aと対向する後端面2b、3bから押圧付勢するクランプスプリング4が取り付けられている。
ここで、本実施の形態では、クランプスプリング4の連結部6が沿って設けられたフェルール2、3の下面2c、3cに対向する側面を上面2d、3dとし、下面2c、3cおよび上面2d、3dとの間の面を側面2e、3eとして説明するが、光コネクタ1を設置する際には、フェルール2、3の上面2d、3dが下方に向いていてもよく、また、側面2e、3eが上下方向に向いていてもよい。
図2乃至図4に示すように、本実施の形態によるクランプスプリング交換工具11は、突合せ状態のフェルール2、3(図1参照)を挟持する挟持部12と、挟持部12を支持する支持部13と、支持部13と連結しクランプスプリング4の交換作業時に作業者が把持する把持部14とから概略構成される。
固定挟持部材15および移動挟持部材16は、フェルール2、3との接触面にゴム部材18が設けられている。
移動挟持部材16は、クランプスプリング4の交換作業時に、作業者が指で移動させることができ、指を置いて引っ掛けることができる凹部22が形成されている。
なお、移動挟持部材16には、凹部22に代わって、作業者の指をかける突起部などが設けられていてもよい。また、このような部材を設けずに作業者が移動挟持部材16を移動可能な構成としてもよい。
まず、作業者(不図示)が、図7(a)に示す把持部14を把持し、移動挟持部材16の凹部22に指をかけて手前に引き、図7(b)に示すように固定挟持部材15と移動挟持部材16との間隔をフェルール2、3の幅よりも大きくあける。
次に、固定挟持部材15と移動挟持部材16との間に一対のフェルール2、3をクランプスプリング4が下側となるように挿入し、図7(c)に示すように、一対のフェルール2、3をその端部がフェルール保持部13に保持されるように設置する。
ここで、このフェルール2、3に設置されているクランプスプリング4を旧クランプスプリング4aとし、旧クランプスプリング4aと交換されて、新たに装着されるクランプスプリング4を新クランプスプリング4bとする。
そして、凹部22の指を離し、図7(d)に示すように、固定挟持部材15と移動挟持部材16とでフェルール2、3の側面2e、3eを押圧しフェルール2、3を挟持する。このとき、挟持部12が一対のフェルール2、3を挟持することによって、一対のフェルール2、3は互いの位置が固定され、一対のフェルール2、3が離間することが防ぐことができる。
まず、図8(a)に示すように、フェルール2、3の上方に、新クランプスプリング4bの押圧部5が連結部6から下側に突出するように位置させ、図8(b)および図9に示すように、旧クランプスプリング4aの上に新クランプスプリング4bを重ねて置き、旧クランプスプリング4aの押圧部5と、新クランプスプリング4bの押圧部5とを突き合わせる。
そして、図8(c)および図9に示すように、一対のフェルール2、3の上方から新クランプスプリング4bを指で押し込むことで、一対のフェルール2、3に新クランプスプリング4bを装着すると共に、新クランプスプリング4bの押圧部5で旧クランプスプリング4aの押圧部5を押して旧クランプスプリング4aを溝部19に落下させる。
本実施の形態によるクランプスプリング交換工具11によれば、新クランプスプリング4bの装着と旧クランプスプリング4aの取り外しとが同時に進行することができるので、一対のフェルールは、旧クランプスプリング4aまたは新クランプスプリング4bに押圧されて離間することがないので、接続損失の変動を生じることなく、活線状態でクランプスプリング4の交換を行うことができると共に、クランプスプリング4の交換作業が容易にでき作業性を向上させることができる効果を奏する。
また、挟持部12は、クランプスプリング交換工具11の先端部に設けられていることにより、光コネクタ1が密集した光ファイバ心線収容シート内にある場合にも、シートから心線を取り出さずに光コネクタ1を取り出すだけで交換作業を行うことができるので、作業が容易で作業時間を短縮することができる。
測定では、光コネクタは、4心SM形光ファイバテープ心線が各々配置固定された一対のMT形光コネクタフェルールを突き合わせた形態であり、4心SM形光ファイバテープ心線の両端が1310nm光源とパワーメータに接続されている。そして、クランプスプリングを取り付けた状態から本実施の形態によるクランプスプリング交換工具11を用いてクランプスプリング4を交換したときの1番心線と4番心線の光接続損失変動量を測定した。クランプスプリング4の交換作業は10回行い、毎回1番心線と4番心線の光接続損失変動量を測定した。
図10に各回の光接続損失変動量の最大値(損失変動最大値)の測定結果を示す。
図10からわかるように、いずれの回においても1番心線、4番心線共に光接続損失変動量は微量で、最大で0.024dBであるので、実用上問題なく、活線状態でクランプスプリング4の交換を行うことができることが確認された。
例えば、上述した実施の形態では、固定挟持部材15および移動挟持部材16は、フェルール2、3との接触面にゴム部材18が設けられているが、ゴム部材18を設けずに固定挟持部材15および移動挟持部材16がフェルール2、3に接触してもよい。
2、3 フェルール
4 クランプスプリング
4a 旧クランプスプリング(クランプスプリング)
4b 新クランプスプリング(別のクランプスプリング)
5 押圧部
6 連結部
11 光コネクタ用クランプスプリングの交換工具(クランプスプリング交換工具)
12 挟持部
13 支持部
14 把持部
15 固定挟持部材(固定部)
16 移動挟持部材(移動部)
17 バネ部材
18 ゴム部材
19 溝部
F 多心光ファイバ
Claims (3)
- 光コネクタ接続部の突き合わされた一対のフェルールに装着されたクランプスプリングを別のクランプスプリングに交換する工具であって、
前記クランプスプリングが装着された一対のフェルールが設置される支持部と、
前記支持部に固定された固定部と前記支持部に前記固定部へ向かう方向に進退可能に保持されると共に前記固定部へ向かう方向に付勢された移動部とを備え前記固定部および移動部で前記一対のフェルールの側方を挟持する挟持部とを有し、
前記別のクランプスプリングが、前記挟持部に挟持された前記一対のフェルールに前記一対のフェルールを介して前記クランプスプリングと対向するようにはめ込まれて、前記クランプスプリングを押し出して前記一対のフェルールから外すことを特徴とする光コネクタ用クランプスプリングの交換工具。 - 前記固定部および移動部は、前記フェルールとの接触面にゴム部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用クランプスプリングの交換工具。
- 前記支持部には前記一対のフェルールから押し出されて外れた前記クランプスプリングが挿入可能な溝部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光コネクタ用クランプスプリングの交換工具。
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JP2014067000A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Taida Electronic Ind Co Ltd | 光通信モジュール及びその組立方法 |
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