JP3158414U - 足場構造及びそれに用いる安全ネット支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構築物壁面への作業時は、簡単に踏板側に引き寄せて、ネットと構築物壁面との間に作業スペースを確保できる、足場構造及び安全ネット支持具を提供する。【解決手段】足場の踏板群に複数の安全ネット支持具3を着脱可能に取り付けて、該支持具によって安全ネット2を支持する。支持具は、踏板の枠体11に位置決め可能に取り付けた取付け台4と、該取付け台上に、構築物壁面91に接近離間可能に安全ネット受け杆6を配備している。安全ネット2を各安全ネット受け杆6に跨って載せ、その両側縁を安全ネット受け杆6と踏板に係止する。安全ネット受け杆6を踏板側に引っ込めると、構築物壁面91と安全ネット2との間に作業スペースを確保できる。【選択図】図2

Description

本考案は作業用足場の踏板群と、該踏板群と該構築物との間の隙間を塞ぐ安全ネットからなる足場構造と、安全ネットを支える安全ネット支持具に関するものである。
従来より、作業足場の踏板と構築物との間には、踏板を支える縦パイプの配置の関係や、構築物の壁面に対する種々の作業の必要上、隙間を生じさせている。ところが、この隙間から資材や作業者が落下する危険があるので、法改正により上記隙間を安全ネット等で塞ぐことが義務づけられた。
上記隙間を安全ネットで塞いでも、構築物壁面に作業を行う場合、当該作業箇所の安全ネットを外して、踏板と構築物壁面の間に作業隙間を確保せねばならない。この安全ネットの取り外し、及び作業終了後に再び取り付けることが面倒で、作業能率を低下させる問題があった。
本考案は、構築物と足場との間を塞いで張設した安全ネットを、構築物壁面への作業時は、簡単に踏板側に引き寄せて、ネットと構築物壁面との間に作業スペースを確保できる、足場構造及び安全ネット支持具を明らかにするものである。
請求項1は、構築物工事に対する足場の踏板(1)と構築物(9)との間に生じる隙間Sを安全ネット(2)で塞ぐ際に、踏板(1)に取り付けて該安全ネットを支えるための安全ネット支持具(3)であって、踏板(1)の枠体(11)に位置決め可能且つ着脱可能に取り付ける取付け台(4)と、該取付け台上に、踏板(1)の踏面(10)と略平行な面内で構築物壁面(91)に接近離間可能に配備され先端部に安全ネット(2)を引っ掛ける掛り片(61)を具えた安全ネット受け杆(6)と、該安全ネット受け杆(6)を取付け台(4)に位置決め可能にロックするロック手段(7)と、取付け台(4)に設けられ踏板枠体(11)の長手方向の所望の位置に係止する係止手段(5)を具えている。
請求項2は、請求項1に記載の安全ネット支持具(3)において、取付け台(4)は、踏板枠杆(12)の上面に被さる天板片(41)と、該枠杆(12)の外側面に被さる側板片(42)を有しており、取付け台(4)の係止手段(5)は、天板片(41)の下面に、踏板(1)の踏面(10)を形成する金網(14)の網目(15)に差し込んで該金網(14)の下面に引っ掛かり可能な1又は複数本の略L字状の係止軸(51)を突設して構成されている。
請求項3は、請求項2に記載の安全ネット支持具(3)において、取付け台(4)の側板片(42)の下端に、踏板(1)に対して取付け台(4)が持ち上がる力が作用したとき、前記枠杆(12)の下面に引っ掛かる爪板片(43)が突設されている。
請求項4は、請求項1乃至3の何れかに記載の安全ネット支持具(3)において、取付け台(4)の下端にガイド筒(44)が突設され、該ガイド筒(44)に安全ネット受け杆(6)がスライド可能に嵌まっている。
請求項5は、請求項4に記載の安全ネット支持具において、安全ネット受け杆(6)のロック手段(7)は、ガイド筒(44)の筒壁を貫通して螺合され安全ネット受け杆(6)の側面を押圧可能なロックボルト(71)である。
請求項6の足場構造は、縦パイプ群に支えられ構築物壁面(91)に沿って水平方向に列状に、及び多段に配設された踏板群と、水平列状の踏板群と構築物との間の隙間Sに張設された安全ネット(2)と、踏板(1)に取り付けられ該安全ネット(2)を支える請求項1乃至5の何れかに記載の安全ネット受け杆(6)とによって構成される。
構築物壁面(91)と列状に配置された踏板(1)(1)との間の隙間Sに安全ネット(2)を張るには、踏板(1)の構築物壁面(91)側の枠杆(12)上に、安全ネット支持具(3)の取付け台(4)を、適宜間隔毎に係止手段(5)によって係止する。
各取付け台(4)上の安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)に近接するまで延ばし、ロック手段(7)によってロックする。
次に、各安全ネット受け杆(6)(6)に跨る様に安全ネット(2)を伸ばして載せ、安全ネット(2)の構築物壁面(91)側の側縁を安全ネット受け杆(6)上の掛り片(61)に引っ掛け、他方の側縁を踏板(1)に引き寄せて、踏板(1)の枠杆(12)に紐等で括りつけて止める。これによって、踏板列と構築物壁面(91)との間の隙間Sを安全ネット(2)によって塞ぐことができる。
取付け台(4)は、踏板(1)の枠杆(12)の所望の位置に取り付けできるので、構築物壁面(91)に対する作業条件等により、安全ネット受け杆(6)が邪魔になる位置を避けて該枠杆(12)に取付け台(4)を取り付けことができる。
安全ネット受け杆(6)はロック手段(7)によって取付け台(4)にロックされており、安全ネット(2)の両側縁は、安全ネット受け杆(6)上の掛り片(61)と踏板(1)に係止されているから、強風でも安全ネット(2)が吹き飛ばされることはなく、前記隙間Sを塞ぎ状態に保つことができ、該隙間Sを通過する落下物の危険を無くすことができる。
構築物壁面(91)の目地(92)にシーリング作業を行なう等により、構築物壁面(91)と安全ネット(2)との間に作業用スペース(S1)を確保する必要のあるときは、当該作業位置近傍の1又は複数の安全ネット受け杆(6)のロックを解除し、安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)から後退する方に引っ込める。該安全ネット受け杆(6)の上の掛り片(61)に引っ掛かっている安全ネット(2)も踏板(1)側に引き寄せられて、構築物壁面(91)と安全ネット(2)との間に作業用スペース(S1)を確保できる。当該作業が終われば、再び安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)側に伸ばせば、再び構築物壁面(91)の近傍まで安全ネット(2)で塞ぐことができる。
この様に、足場の踏板(1)と構築物壁面(91)との間の隙間Sを安全ネット(2)で塞いだり、開いたりすることを、安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)に接近離間させるだけで簡単に行なうことができる。
安全ネット支持具(3)は、既存の踏板(1)に何らの加工を施すことなく着脱可能に取り付けできるので、既存の踏板(1)はそのまま使用できる。
踏板(1)から安全ネット支持具(3)及び安全ネット(2)を外せば、踏板(1)を従来どうり隙間なく重ねてコンパクトに搬送できる。
請求項2の安全ネット支持具(3)は、取付け台(4)上の係止軸(51)を踏板(1)の枠杆(12)近傍の金網(14)の網目(15)に上方から差し込み、その状態で取付け台(4)を構築物壁面(91)側に傾けて、取付け台(4)の天板片(41)を踏板枠杆(12)の上面に載せ、側板片(42)を踏板側面に当てる。
安全ネット支持具(3)には、安全ネット受け杆(6)及び該安全ネット受け杆(6)上の安全ネット(2)の重みにより、安全ネット受け杆(6)の先端側に下向きの力が作用することによって、踏板枠杆(12)を中心に回転力が生じて係止軸(51)の先端側が持ち上がって、下方から金網(14)に引っ掛かり、それ以上に取付け台(4)が傾くことはない。
踏板(1)に対して取付け台(4)を側方に引っ張る力が作用しても、L字状係止軸(51)の屈曲側基端が踏板(1)の枠杆(12)に引っ掛かること、及び前記安全ネット受け杆(6)の先端が構築物壁面(91)に当接して、取付け台(4)の側方向への抜け出しを防止できる。
踏板(1)の金網(14)の網目(15)は踏板枠杆(12)に沿って並んでいるから、該枠杆の長手方向の位置に取付け台(4)を取り付けできる。係止軸(51)に対する網目(15)の大きさの範囲で取付け台(4)は枠杆(12)の長手方向に移動可能に思われるが、前記した様に係止軸(51)の先端が金網(14)の下方から金網(14)に引っ掛かっているから、取付け台(4)が枠杆(12)上を移動することは阻止され、取付け台(4)の取り付け位置は安定している。
取付け台(4)の取り付け状態において、踏板(1)の上面には、取付け台(4)の天板片(41)踏板側縁の枠杆(12)に載っているだけであり、作業者が踏板(1)上を移動するのに取付け台(4)の存在が邪魔になることはない。
安全ネット(2)及び取付け台(4)を取り外すには、先ず、安全ネット(2)を安全ネット受け杆(6)及び取付け台(4)から外して、安全ネット(2)だけを撤収する。
次に、安全ネット受け杆(6)のロックを解除して、安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)から後退する方向に引っ込めて、その状態で安全ネット受け杆(6)をクランプする。
次に、取付け台(4)をその係止軸(51)の屈曲部近傍を支点として取付け時とは逆方向に略90°回転させ、その状態で係止軸(51)を金網(14)から抜き外せばよい。
請求項3の安全ネット支持具(3)は、取付け台(4)に対して上向きの力が作用しても、取付け台(4)上の爪板片(43)が、踏板枠杆(12)の下面に引っ掛かり、且つ係止軸(51)が踏板(1)の金網(14)の下面に引っ掛かっているから、取付け台(4)が踏板(1)に対し上方へ外れることもない。
請求項4の安全ネット支持具(3)は、取付け台(4)の下端に突設したガイド筒(44)に案内されて安全ネット受け杆(6)が、構築物壁面(91)に接近或いは離間するから、安全ネット受け杆(6)の移動を円滑且つ安定して行なうことができる。
請求項6の安全ネット支持具(3)は、ガイド筒(44)の筒壁を貫通して螺合したロックボルト(71)を締め付け、或いは弛めて、安全ネット受け杆(6)のロック或いはロック解除を簡単且つ速やかに行なうことができる。
ロックボルト(71)を安全ネット(2)の網目(15)から外側に臨出させておけば、安全ネット(2)に邪魔されることなく、ロックボルトの締め付け、或いは弛め作業ができる。
請求項7の足場構造の効果は、上記した通りである。
足場構造の平面図である。 図1の要部拡大図である。 図2A−A線に沿う断面図である。 安全ネット支持具の斜視図である。 安全ネットを踏板側に寄せた状態の平面図である。
図1は、足場構造を示し、該足場構造は、構築物(9)の壁面(91)に沿わして列状且つ多段に組んだ踏板列と、該踏板列と構築物壁面(91)との間の隙間Sに張設した安全ネット(2)とによって構成されている。
踏板列は、縦パイプ群によって支持されている。
踏板列を構成する各踏板(1)は、枠体(11)に金網(14)を張って踏面(10)としている。
枠体(11)は、チャンネル材で形成した2本の長い枠杆(12)(12)と2本の短い枠杆(13)(13)によって長方形に形成され、各枠杆(12)(13)は溝開口を内向きにしている。
金網(14)の外周縁は、枠杆(12)(13)の上壁内面に溶接止めされている。
踏板(1)は、その枠体(11)の短辺側の両枠杆(13)(13)に外向きに突設したフック片(16)(16)を、2本の縦パイプ(8)(8)に跨って懸架した横パイプ(81)に引っ掛けて取り付けられる。
安全ネット(2)は、長尺帯状のネット(21)と、該ネットの長手方向に沿う両側縁及び短手方向に沿う両側縁に補強用のロープ(22)を通して形成される。
安全ネット(2)の幅長さは、前記した構築物壁面(91)と足場踏板(1)との間の隙間Sの幅より十分に大きい。
前記踏板枠体(11)の構築物壁面(91)側の側部に、安全ネット支持具(3)を着脱可能に取り付ける。
安全ネット支持具(3)は、踏板(1)の長手方向に沿う枠杆(12)上に係止された取付け台(4)と、構築物壁面(91)に接近離間可能に該取付け台(4)に取り付けられた安全ネット受け杆(6)を具えている。
取付け台(4)は、踏板(1)の枠杆(12)の上面に被さった天板片(41)と、該枠杆(12)の外側面に被さった側板片(42)を有し、側板片(42)の下端を天板片(41)と平行に天板片(41)側に屈曲して爪板片(43)を突設している。
天板片(41)と爪板片(43)との間の上下の空間幅は、踏板(1)の枠杆(12)の高さより少し大である。
天板片(41)は後記する係止手段(5)の取付け位置の関係上、枠杆(12)の幅を越えて金網(14)に被さる大きさが必要であるが、爪板片(43)は取付け台(4)を持ち上げたときに、枠杆(12)の下面に引っ掛かる程度の突出長さがあればよい。
取付け台(4)は、該取付け台(4)を踏板(1)に着脱可能且つ踏板の枠杆(12)の長さ方向に位置決め可能に係止できる係止手段(5)、及び安全ネット受け杆(6)をスライド可能に支持する角筒状のガイド筒(44)を具えている。
実施例の係止手段(5)は、取付け台(4)の天板片(41)の下面(内面)の、踏板枠杆(12)に干渉しない位置に、1又は複数本、実施例では2本の係止軸(51)(51)を突設して構成される。
係止軸(51)は、天板片(41)から短く下向きに延びてから天板片(41)と略平行な面内を構築物壁面(91)から離れる方向に屈曲して略L字状に形成されている。
係止軸(51)の下向き部分の長さは、前記踏板(1)の金網(14)の全厚程度である。
前記ガイド筒(44)は取付け台(4)の側板片(42)の下端、即ち、側板片(42)の下端を屈曲して形成した爪板片(43)に、溶接止め等の固定手段により固定されている。
ガイド筒(44)は両端が開口して、一端開口を構築物壁面(91)に向けている。
上記ガイド筒(44)に角筒状の安全ネット受け杆(6)がスライド可能に嵌まって支持されける。
安全ネット受け杆(6)は、構築物壁面(91)に近接するまで伸ばしても、ガイド筒(44)に完全に嵌まった状態となる長さを有しており、構築物壁面(91)側の開口を樹脂製のキャップ(62)で塞いでいる。該キヤップ(62)は、安全ネット受け杆(6)が構築物壁面(91)に当たることがあっても、該構築物壁面(91)を傷着けない役割を果たす。
安全ネット受け杆(6)のキャップ側先端部の両側面に、略J型の掛り片(61)をその真直軸部(61a)の先端を構築物壁面(91)側に向けて、溶接等で固定される。
掛り片(61)の真直軸部(61a)と安全ネット受け杆(6)の上との間に、前記安全ネット(2)のロープ(22)の嵌込みが可能な間隙が生じている。
前記ガイド筒(44)には、安全ネット受け杆(6)のロック手段(7)が設けられる。
実施例のロック手段(7)は、ガイド筒(44)の上面にナット(72)を溶接固定し、該ナットに螺合したロックボルト(71)をガイド筒(44)の筒壁を貫通させて構成される。
然して、安全ネット(2)を張るには、安全ネット支持具(3)の取付け台(4)を、足場の踏板列の踏板(1)の構築物壁面(91)側の枠杆(12)に、所定間隔毎に係止手段(5)によって係止する。
それには、図3の破線で示す如く、取付け台(4)上の係止軸(51)を踏板(1)の枠杆(12)近傍の金網(14)の網目(15)に上方から差し込み、その状態で取付け台(4)を構築物壁面(91)側に傾けて、取付け台(4)の天板片(41)を踏板枠杆(12)の上面に載せ、側板片(42)を踏板側面に当てる。
安全ネット受け杆(6)及び安全ネット(2)の重みにより、係止軸(51)の先端を持ち上げる力が作用して係止軸(51)は金網(14)の引っ掛かり、それ以上に取付け台(4)が傾くことはない。
踏板(1)に対して取付け台(4)を側方に引っ張る力が作用しても、L字状係止軸(51)の屈曲側基端が踏板(1)の枠杆(12)に引っ掛かること及び前記安全ネット受け杆(6)の先端キャップ(62)が構築物壁面(91)に当接して、取付け台(4)の側方向への抜け出しを防止できる。
踏板金網(14)の網目(15)は踏板枠杆(12)に沿って並んでいるから、枠杆(12)の長手方向の任意の位置に取付け台(4)を取り付けできる。係止軸(51)に対する網目(15)の大きさの範囲で取付け台(4)は枠杆(12)の長手方向に移動可能な様であるが、前記した様に、係止軸(51)の先端が金網(14)の下方から金網(14)に引っ掛かっている状態では、枠杆(12)の長手方向に移動するもことはない。
次に、各取付け台(4)上の安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)に近接するまで延ばし、ロック手段(7)によってロックする。
次に、安全ネット(2)を各安全ネット受け杆(6)に跨る様に伸ばして載せ、安全ネット(2)の構築物壁面(91)側の側縁を安全ネット受け杆(6)上の掛り片(61)に引っ掛け、他方の側縁を踏板列側に引き寄せて、踏板(1)の枠杆(12)に紐等で括りつけて止め、踏板列と構築物壁面(91)との間の隙間Sを塞ぐ。
前記の如く、取付け台(4)は、踏板(1)の枠杆(12)の長手方向の所望の位置に取り付けできるので、構築物壁面(91)に対する作業条件等により、安全ネット受け杆(6)が邪魔になる位置を避けて該枠杆(12)に取り付けことができる。
安全ネット受け杆(6)はロック手段(7)によって取付け台(4)にロックされており、安全ネット(2)の両側縁は、安全ネット受け杆(6)上の掛り片(61)と踏板(1)に係止されているから、強風で安全ネット(2)が飛ばされたり、安全ネット(2)が構築物壁面(91)から踏板(1)側に捲れたたり、この逆に踏板(1)側から構築物壁面(91)側に捲れることもなく、前記隙間Sを塞ぎ状態に保つことができ、該隙間Sを通る落下物の危険を無くすことができる。
構築物壁面(91)の目地(92)にシーリング作業を行なう等により、構築物壁面(91)との間に作業用スペース(S1)を確保する必要のあるときは、当該位置近傍の1又は複数の安全ネット受け杆(6)のロックを解除し、安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)から後退する方に引っ込める。該安全ネット受け杆(6)上の安全ネット(2)も踏板(1)側に引き寄せられて、構築物壁面(91)と安全ネット(2)との間に作業用スペース(S1)を確保できる。
構築物壁面(91)に対する部分的な作業が終われば、再び安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)側に伸ばせば、前記作業用隙間を安全ネット(2)で塞ぐことができる。
この様に、足場の踏板(1)と構築物壁面(91)との間の隙間Sを安全ネット(2)で塞いだり開いたりすることを、安全ネット受け杆(6)を構築物壁面(91)に接近離間させるだけで簡単に且つ速やかに行なうことができる。
上記説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 踏板
13 枠杆
14 金網
2 安全ネット
3 安全ネット支持具
4 取付け台
41 天板片
44 ガイド筒
5 係止手段
51 係止軸
6 安全ネット受け杆
7 ロック手段

Claims (6)

  1. 構築物工事に対する足場の踏板(1)と構築物(9)との間に生じる隙間Sを安全ネット(2)で塞ぐ際に、踏板(1)に取り付けて該安全ネットを支えるための安全ネット支持具(3)であって、踏板(1)の枠体(11)に位置決め可能且つ着脱可能に取り付ける取付け台(4)と、該取付け台上に、踏板(1)の踏面(10)と略平行な面内で構築物壁面(91)に接近離間可能に配備され先端部に安全ネット(2)を引っ掛ける掛り片(61)を具えた安全ネット受け杆(6)と、該安全ネット受け杆(6)を取付け台(4)に位置決め可能にロックするロック手段(7)と、取付け台(4)に設けられ踏板枠体(11)の長手方向の所望の位置に係止する係止手段(5)を具えている、安全ネット支持具。
  2. 安全ネット支持具(3)において、取付け台(4)は、踏板枠杆(12)の上面に被さる天板片(41)と、該枠杆(12)の外側面に被さる側板片(42)を有しており、取付け台(4)の係止手段(5)は、天板片(41)の下面に、踏板(1)の踏面(10)を形成する金網(14)の網目(15)に差し込んで該金網(14)の下面に引っ掛かり可能な1又は複数本の略L字状の係止軸(51)を突設して構成されている、請求項1に記載の安全ネット支持具。
  3. 安全ネット支持具(3)において、取付け台(4)の側板片(42)の下端に、踏板(1)に対して取付け台(4)が持ち上がる力が作用したとき、前記枠杆(12)の下面に引っ掛かる爪板片(43)が突設されている、請求項1又は2に記載の安全ネット支持具。
  4. 安全ネット支持具(3)において、取付け台(4)の下端にガイド筒(44)が突設され、該ガイド筒(44)に安全ネット受け杆(6)がスライド可能に嵌まっている、請求項1乃至3の何れかに記載の安全ネット支持具。
  5. 安全ネット受け杆(6)のロック手段(7)は、ガイド筒(44)の筒壁を貫通して螺合され安全ネット受け杆(6)の側面を押圧可能なロックボルト(71)である、請求項4に記載の安全ネット支持具。
  6. 縦パイプ群に支えられ構築物壁面(91)に沿って水平方向に列状に、及び多段に配設された踏板群と、水平列状の踏板群と構築物との間の隙間Sに張設された安全ネット(2)と、踏板(1)に取り付けられ該安全ネット(2)を支える請求項1乃至5の何れかに記載の安全ネット受け杆(6)とによって構成される、足場構造。
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