JP3158235B2 - 車両の蓄圧式制動エネルギ回生装置 - Google Patents

車両の蓄圧式制動エネルギ回生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の減速時の運動エ
ネルギを回生して車輪駆動系の駆動エネルギとして利用
する蓄圧式制動エネルギ回生装置に関し、特に、回生エ
ネルギにより車両の低公害性と加速性を向上する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄圧式制動エネルギ回生
装置としては、例えば、実開平2−121371号、特
開平4−212845号公報及び特開平6−8806号
公報等に開示されたものが知られている。これらの装置
は、車両駆動系に電磁クラッチを介してポンプモータを
接続し、このポンプモータの一方のポートを高圧側のア
キュムレータに接続すると共に、他方のポートを低圧側
のタンクに接続している。そして、車両の減速時にはポ
ンプモータを車輪駆動系に接続して油圧ポンプとして作
動させることにより、ポンプモータを負荷として車輪駆
動系を制動すると共に、アキュムレータに高圧オイルを
蓄圧することで車両の運動エネルギを回収する。
【0003】このようにしてアキュムレータに蓄圧され
た高圧オイルは、例えは発進時等にポンプモータを車輪
駆動系に接続して油圧モータとして作用させるエネルギ
源となり、車輪駆動系の駆動エネルギとして利用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の蓄圧
式制動エネルギ回生装置を利用した所謂蓄圧式ハイブリ
ッド車においては、エネルギの放出時には、エンジン負
荷(トルク)の削減を行うようにしているが、加速時に
は、アクチュエータにおける蓄圧量(圧力)の低下に伴
ってポンプモータにおける油圧モータトルクが低下する
ため、前記蓄圧量(圧力)に応じて、エンジン負荷の削
減量を変化させる必要がある(図11参照)。
【0005】このため、NOx排出量への寄与が大きい
エンジン高速域での負荷削減量が少なくなり、蓄圧式ハ
イブリッド車の特徴であるNOx低減効果があまり期待
できないという問題がある。本発明は上記に鑑みてなさ
れたものであり、自動トランスミッションと蓄圧式制動
エネルギ回生装置を採用した車両において、NOx低減
効果を高めると共に、ドライバビリティ(動力性能)を
向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、車両の制動装置の操作時に、車輪駆動系の回
転力によりポンプモータを駆動してオイルタンク内のオ
イルを高圧側アキュムレータに圧送し蓄圧することで、
制動エネルギを回収するようにした蓄圧式制動エネルギ
回生装置において、エンジンとトランスミッションの制
御を行うコントロールユニットと、制動エネルギ回生制
御を行うコントロールユニットと、を設け、回生動力出
力時に、エンジントルクの削減指令を、前記制動エネル
ギ回生制御用コントロールユニットからエンジン・トラ
ンスミッション制御用コントロールユニットに付与し、
該エンジン・トランスミッション制御用コントロールユ
ニットを、トランスミッションの変速段に応じて高速段
ほどエンジン全負荷トルクの削減量を増大すると共に、
各変速段のエンジン全負荷トルクの削減量を、アキュム
レータの最小蓄圧時における回生動力に相当するエンジ
ントルク分だけ、最大出力点のエンジン全負荷トルクを
削減する制御を行う構成とした。
【0007】請求項2記載の発明は、前記ポンプモータ
の油圧モータ側の最大斜軸角を、アキュムレータ蓄圧量
が大であるほど制限し、油圧モータの出力トルクが蓄圧
量に依らず一定となるように制御する構成とした。請求
項3記載の発明は、前記エンジン全負荷トルク削減量
は、エンジン回転に依らず略一定とするか、或いエンジ
ン高速域ほど大にした。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明において、車両けん引力が
回生動力の有無に依らず一定となる。請求項2記載に発
明において、アキュムレータの蓄圧量を高速域まで保存
できる。
【0009】請求項3記載の発明において、エンジン高
速域のエンジン負荷が削減されるため、NOx削減効果
を高めることができ、又、車両けん引力が等馬力線に近
づくため、ドライバビリティが向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は、本発明の車両の蓄圧式制動エネルギ回生
装置の一実施例を示す図である。先ず、この図に基づい
て、車両のブレーキ配管系の構成について説明すると、
ブレーキペダル1の踏込操作に連動する主ブレーキバル
ブ2は、ブレーキペダル1の踏込角度等の踏込量に応じ
てエアタンク14からのエアを制御してプライマリ回路
18及びセカンダリ回路19に夫々エアを供給する。
【0011】同じくブレーキペダル1の踏込操作に連動
する補助ブレーキバルブ3は、ブレーキペダル1の踏込
角度等の踏込量に応じてエアタンク14からのエアを制
御して補助ブレーキ回路11に供給する。この補助ブレ
ーキ回路11には、減圧手段としての比例弁9及び常開
式の電磁弁7が設けられている。
【0012】前記比例弁9は、補助ブレーキバルブ3を
介して補助ブレーキ回路11に供給されるエア圧を所定
割合で減圧し、電磁弁7を介してリレーバルブ8の信号
圧ポートに供給する。前記電磁弁7は、補助ブレーキバ
ルブ3を介して補助ブレーキ回路11に出力されるエア
圧を検出するブレーキ圧センサ6からの検出値に基づい
て後述するコントロールユニットにより制動エネルギ回
生装置と共に駆動される。
【0013】前記リレーバルブ8は、エアタンク14か
らのエアを、比例弁9からの信号圧に対応したエア圧に
調整してダブルチェックバルブ4の一方のポートに供給
する。前記ダブルチェックバルブ4の他方のポートは、
プライマリ回路18に接続されている。そして、ダブル
チェックバルブ4は、リレーバルブ8側のエア圧とプラ
イマリ回路18側のエア圧のうち高圧側を選択して後輪
ブレーキ回路20に供給する。又、ダブルチェックバル
ブは、図示しないがもう一つ設けられており、やはり図
示しないがもう一つ設けられているリレーバルブのエア
圧とセカンダリ回路19側のエア圧のうちの高圧側を選
択して図示しない前輪ブレーキ回路に供給する。
【0014】ダブルチェックバルブ4に接続された後輪
ブレーキ回路20は、ブースタ(又はブレーキチャン
バ)21を駆動する。このブースタ21は、図示しない
ブレーキドラムに連結されて車輪に制動を加えるサービ
スブレーキ装置を構成する。次に、図1に基づいて制動
エネルギ回生システムの構成を説明すると、エンジン3
0の回転を変速して後輪に伝達する自動トランスミッシ
ョン31の出力軸に、減速機32のギヤクラッチ33を
介して斜軸式のポンプモータ34が連結される。 この
ポンプモータ34の一方のポートには締切弁35を介し
てアキュムレータ36に接続する高圧油通路37が接続
され、他方のポートにはオイルタンク38に接続する低
圧油通路39が接続される。又、オイルタンク38と締
切弁35との間には、オイルフィルタ40及びオイルク
ーラ41が介装され、定常走行時にポンプモータ34を
介してオイルを循環させるための油通路42が設けられ
ている。
【0015】前記アキュムレータ36には回生されたエ
ネルギ量をピストン36aの位置として検出する蓄圧レ
ベルセンサ43が設けられている。尚、未説明符号44
は回転センサ、45はクラッチ用電磁弁、46はクラッ
チスイッチ、47はサーボモータ、48は斜軸角セン
サ、49は油温センサ、50はシフトレバー、51はア
クセルペダル、52は表示器である。
【0016】次に、かかる制動エネルギ回生装置の制御
装置について説明する。図1において、エンジン電制部
と自動トランスミッション電制部とからなるエンジン・
トランスミッション制御用コントロールユニット60
と、制動エネルギ回生装置制御用コントロールユニット
61とが設けられる。そして、前記アクセルスイッチ6
2から出力されるアクセル位置信号は制動エネルギ回生
装置制御用コントロールユニット61に入力され、該コ
ントロールユニット61からエンジントルクを回生動力
に応じて抑制するエンジントルク抑制指令信号としての
インジェクションポンプの噴射量調整ラック64を削減
するラック削減指令信号が前記エンジン・トランスミッ
ション制御用コントロールユニット60に入力される。
【0017】又、前記シフトスイッチ63から出力され
る前進シフト位置信号(D,1,2,3,4)はコント
ロールユニット60で演算されて制動エネルギ回生装置
制御用コントロールユニット61に制動エネルギ回生装
置運転許可信号として入力され、該コントロールユニッ
ト61から自動トランスミッション31の強制中立指示
信号がエンジン・トランスミッション制御用コントロー
ルユニット60に入力されるように構成される。
【0018】更に、エンジン・トランスミッション制御
用コントロールユニット60には、エンジン回転速度セ
ンサ65、車速センサ66及びパーキングブレーキ位置
検出センサ67からの信号が入力される。かかる制御装
置を更に詳述すると、制動エネルギ回生装置制御用コン
トロールユニット61には、例えば、ブレーキペダル1
と連動するブレーキ圧センサ6からのブレーキ圧力信
号、回転センサ44からの回転信号、ギヤクラッチ33
からのクラッチ位置信号、油温センサ49からの温度信
号、斜軸角センサ48からの斜軸角信号、蓄圧レベルセ
ンサ43からの蓄圧量信号等が夫々入力される。
【0019】又、制動エネルギ回生装置制御用コントロ
ールユニット61からは、例えば、電磁弁7に、ブレー
キ抑制指令信号が出力され、クラッチ用電磁弁45にク
ラッチ制御信号が出力され、ポンプモータ34に制御信
号が出力され、締切弁35に制御信号が出力される。
尚、制動エネルギ回生装置制御用コントロールユニット
61から出力される故障信号は故障を表示する表示器5
2に入力される。
【0020】次に、前記コントロールユニット60によ
る制御内容を図2及び図3に基づいて、コントロールユ
ニット61による制御内容を図4に基づいて説明する。
図2はコントロールユニット60によるエンジン制御、
クラッチ制御及び自動トランスミッション変速制御のフ
ローチャートであり、ステップ1(図ではS1と記す。
以下同様)においては、アクセル開度信号、エンジン回
転速度信号、車速信号、制動エネルギ回生装置制御用コ
ントロールユニット61からの指令信号等の各種入力信
号を読み込む。ステップ2においては、前記読み込んだ
信号に基づいてエンジン制御を実行し、ステップ3にお
いては、クラッチ制御及び自動トランスミッション変速
制御を実行する。
【0021】ステップ4においては、制動エネルギ回生
装置制御用コントロールユニット61への出力を含む、
その他の制御を実行する。図3はコントロールユニット
60による制動エネルギ回生装置の運転制御のフローチ
ャートであり、ステップ11では、エンジン回転速度>
0を判定し、エンジン回転速度>0でなければ、ステッ
プ12に進んで制動エネルギ回生装置の運転不許可を指
令する。エンジン回転速度>0であれば、ステップ13
に進んで、パーキングブレーキが解除されたか否かを判
定し、パーキングブレーキが解除されていなければ、ス
テップ12に進み、パーキングブレーキが解除されてい
ればステップ14に進んでシフトレバー50と連動する
シフトスイッチ63の位置が前進であるか否かを判定す
る。シフトスイッチ63の位置が前進でなければ、ステ
ップ12に進んで、前記のように制動エネルギ回生装置
の運転不許可を指令し、前進であれば、ステップ15に
進んで、制動エネルギ回生装置の運転許可を指令する。
【0022】一方、図4はコントロールユニット61に
よる制動エネルギ回生装置の制御内容を示すフローチャ
ートであり、ステップ21においては、各種入力信号を
読み込み、ステップ22においては、コントロールユニ
ット60からの運転許可指令信号が出力されたか否かを
判定し、運転許可指令信号が出力されなければ、ステッ
プ23に進んで、制動エネルギ回生装置停止モードに制
御して、ポンプモータ34を中立に制御する。
【0023】運転許可指令信号が出力されれば、ステッ
プ24に進んで、ブレーキペダル1が踏み込まれたか否
かを判定し、踏み込まれなければ、ステップ25に進
み、踏み込まれれば、ステップ26に進む。ステップ2
6においては、制動エネルギ回生装置をエネルギ回収モ
ードに制御し、ステップ27に進んで、トランスミッシ
ョン31に強制中立指令を出力する。
【0024】ステップ25においては、アクセルペダル
51が踏み込まれたか否かを判定し、踏み込まれなけれ
ば、ステップ21に戻り、踏み込まれれば、ステップ2
8に進む。このステップ28においては、制動エネルギ
回生装置をエネルギ放出モードに制御し、ステップ29
に進んで、ラック削減指令を出力する。
【0025】上記ステップ28においては、アクセル開
度信号に比例したポンプモータ34の油圧モータ制御信
号を制動エネルギ回生制御用コントロールユニット61
に出力して、該コントロールユニット61によりポンプ
モータ34の油圧モータを制御する。即ち、図5は、ポ
ンプモータ34の油圧モータ側の斜軸角(エネルギ回収
時は油圧ポンプ側の斜軸角)とアクセル開度(エネルギ
回収時はブレーキ圧力)との関係を示しており、本実施
例においては、油圧モータ側の斜軸角とアクセル開度と
の関係が、蓄圧レベル(蓄圧量)に応じて変化するよう
に制御している。
【0026】尚、エネルギ回収時はポンプモータ34の
油圧ポンプ側の斜軸角とブレーキ圧力との関係が、蓄圧
レベル(蓄圧量)に応じて変化するように制御する。か
かるフローチャートに依る制御内容を具体的に述べる。 (1)先ず、図4のフローチャートから明らかなよう
に、回生動力(油圧モータ)出力時に、エンジントルク
の削減指令(ラック削減指令)を、コントロールユニッ
ト61からコントロールユニット60に付与する。 (2)このとき、コントロールユニット60は、トラン
スミッションのギヤポジションに応じて高速段ほどエン
ジン全負荷トルクの削減量を増大する。
【0027】即ち、図6はエンジン負荷の削減特性図で
あり、回生動力があるときは、図の一点鎖線(変速段2
nd)、二点鎖線(変速段3rd)、点線(変速段4t
h)に夫々示すようなエンジン全負荷トルクとなるよう
にエンジン全負荷トルクを削減する。 (3)この場合、各変速段のエンジン全負荷トルクの削
減量は、アキュムレータの最小蓄圧時における回生動力
に相当するエンジントルク分だけ、最大出力点のエンジ
ン全負荷トルクを削減するものとする(図7参照)。 (4)又、前述したように、ポンプモータ34の油圧モ
ータ側の最大斜軸角を、アキュムレータ蓄圧レベル(蓄
圧量)が大であるほど制限し、油圧モータの出力トルク
が蓄圧量に依らず一定となるように制御する。 (5)前記(3)のエンジン全負荷トルク削減量は、図
7に示すように、エンジン回転に依らず略一定とする
か、或いは図8に示すようにエンジン高速域ほど大にす
る。
【0028】かかる制御内容(1)〜(5)によると、
次のような利点がある。即ち、(1),(2)及び
(3)によると、回生動力(油圧モータ)出力時に、エ
ンジントルクの削減指令(ラック削減指令)を出力し、
トランスミッションのギヤポジションに応じて高速段ほ
どエンジン全負荷トルクの削減量を増大し、各変速段の
エンジン全負荷トルクの削減量を、アキュムレータの最
小蓄圧時における回生動力に相当するエンジントルク分
だけ、最大出力点のエンジン全負荷トルクを削減するも
のとしたから、車両けん引力が回生動力の有無に依らず
一定となる(図9参照)。
【0029】更に、(4)によると、油圧モータの出力
トルクが蓄圧量に依らず一定となるように制御するよう
にしたから、アキュムレータの蓄圧量を高速域まで保存
できる。又、(1)〜(3)又は(1)〜(4)並びに
(5)によると、従来の図11に示した特性と比較し
て、エンジン高速域のエンジン負荷が削減されるため、
NOx削減効果を高めることができ、特に、(5)にお
いて、エンジン全負荷トルク削減量を、エンジン高速域
ほど大にすれば、よりNOx削減効果を高めることがで
きる。
【0030】更に、(1)〜(3)又は(1)〜(4)
並びに(5)によると、図10に示すように、車両けん
引力が等馬力線に近づくため、ドライバビリティが向上
する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、回生動力(油圧モータ)出力時に、エンジ
ントルクの削減指令を出力し、トランスミッションの変
速段に応じて高速段ほどエンジン全負荷トルクの削減量
を増大し、各変速段のエンジン全負荷トルクの削減量
を、アキュムレータの最小蓄圧時における回生動力に相
当するエンジントルク分だけ、最大出力点のエンジン全
負荷トルクを削減するものとしたから、車両けん引力が
回生動力の有無に依らず一定となる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、油圧モータ
の出力トルクが蓄圧量に依らず一定となるように制御す
るようにしたから、アキュムレータの蓄圧量を高速域ま
で保存できる。請求項3記載の発明によれば、エンジン
高速域のエンジン負荷が削減されるため、NOx削減効
果を高めることができ、特に、エンジン全負荷トルク削
減量を、エンジン高速域ほど大にすれば、よりNOx削
減効果を高めることができる。
【0033】又、車両けん引力が等馬力線に近づくた
め、ドライバビリティが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両の蓄圧式制動エネルギ回生
装置の一実施例を示すシステム図
【図2】 同上実施例の制動内容を説明するフローチャ
ート
【図3】 同上実施例の制動内容を説明するフローチャ
ート
【図4】 同上実施例の制動内容を説明するフローチャ
ート
【図5】 ポンプモータの油圧モータ側の斜軸角(又
は、油圧ポンプ側の斜軸角)とアクセル開度(又は、ブ
レーキ圧力)との関係を示す特性図
【図6】 エンジン負荷削減特性図
【図7】 エンジン全負荷トルク削減特性図
【図8】 エンジン全負荷トルク削減特性図
【図9】 けん引力線図
【図10】 けん引力線図
【図11】 従来例におけるエンジン全負荷トルク削減特
性図
【符号の説明】
30 エンジン 31 トランスミッション 34 ポンプモータ 36 アキュムレータ 38 オイルタンク 60 エンジン・トランスミッション制御用コントロー
ルユニット 61 制動エネルギ回生装置制御用コントロールユニッ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−8806(JP,A) 特開 平7−144617(JP,A) 特開 平7−144619(JP,A) 特開 平6−233411(JP,A) 特開 平6−156108(JP,A) 実開 平2−121371(JP,U) 実開 平5−48501(JP,U) 実開 平2−117224(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 25/00 B60T 1/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の制動装置の操作時に、車輪駆動系の
    回転力によりポンプモータを駆動してオイルタンク内の
    オイルを高圧側アキュムレータに圧送し蓄圧すること
    で、制動エネルギを回収するようにした蓄圧式制動エネ
    ルギ回生装置において、 エンジンとトランスミッションの制御を行うコントロー
    ルユニットと、 制動エネルギ回生制御を行うコントロールユニットと、 を設け、 回生動力出力時に、エンジントルクの削減指令を、前記
    制動エネルギ回生制御用コントロールユニットからエン
    ジン・トランスミッション制御用コントロールユニット
    に付与し、 該エンジン・トランスミッション制御用コントロールユ
    ニットを、トランスミッションの変速段に応じて高速段
    ほどエンジン全負荷トルクの削減量を増大すると共に、
    各変速段のエンジン全負荷トルクの削減量を、アキュム
    レータの最小蓄圧時における回生動力に相当するエンジ
    ントルク分だけ、最大出力点のエンジン全負荷トルクを
    削減する制御を行う構成としたことを特徴とする車両の
    蓄圧式制動エネルギ回生装置。
  2. 【請求項2】前記ポンプモータの油圧モータ側の最大斜
    軸角を、アキュムレータ蓄圧量が大であるほど制限し、
    油圧モータの出力トルクが蓄圧量に依らず一定となるよ
    うに制御する構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の車両の蓄圧式制動エネルギ回生装置。
  3. 【請求項3】前記エンジン全負荷トルク削減量は、エン
    ジン回転に依らず略一定とするか、或いエンジン高速域
    ほど大にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の車
    両の蓄圧式制動エネルギ回生装置。
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