JP3157424U - 陳列用容器 - Google Patents

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一昭 石原
一昭 石原
寛人 生田
寛人 生田
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Abstract

【課題】簡便に内部に上げ底部分を形成可能で、見た目が良い陳列用容器を提供することを目的とする。【解決手段】上方が開放された合成樹脂製の容器本体2と、第1の板状部31と第1の板状部31に連結された第2の板状部32とを備えて容器本体2内に収納される合成樹脂製の上げ底形成部材3とを備え、上げ底形成部材3は、移動及び/又は回動されることにより、第1の板状部31が容器本体2の底壁部21の内側に重ねられるとともに、第2の板状部32が前壁部22の内側に重ねられた第1の状態と、第1の板状部31が底壁部21上に立設されるとともに、第2の板状部32の第1の板状部31が連結された側とは反対側の端部322が後壁部23に当接された第2の状態と、に変化可能に構成されている陳列用容器1。【選択図】図8

Description

本考案は、商品を陳列するための陳列用容器に関する。
従来から、ドラッグストア等の店舗においては、商品を合成樹脂製のバスケット(籠)に多数収納して陳列することが行われている。そして、商品を目立たせたり、商品の数を多く見せたりするために、バスケットの中に適当な大きさの空き箱等を入れて、バスケット内に段を設け、部分的に上げ底することが行われている。
しかし、バスケットに空き箱等を入れて上げ底部分を形成する場合、適当な大きさの空き箱等を探さなければならないため簡便でなく、また、見た目も良くないという問題があった。
この考案は、上述した問題を解決するものであり、簡便に内部に上げ底部分を形成可能で、見た目が良い陳列用容器を提供することを目的とする。
本考案の陳列用容器は、底壁部と、前記底壁部に連続して前記底壁部の前端部から立ち上がる前壁部と、前記底壁部に連続して前記底壁部の後端部から立ち上がる後壁部と、前記底壁部と前記前壁部と前記後壁部とにそれぞれ連続して前記底壁部の左右の端部から立ち上がる左右の側壁部の5つの壁部を備えて、上方が開放された合成樹脂製の容器本体と、第1の板状部と前記第1の板状部に連結された第2の板状部とを備えて、前記容器本体内に収納される合成樹脂製の上げ底形成部材と、を備え、前記上げ底形成部材は、移動及び/又は回動されることにより(すなわち、移動又は回動の少なくとも一方が行われることにより)、前記第1の板状部が前記5つの壁部のうちの一の壁部の内側に重ねられるとともに、前記第2の板状部が前記5つの壁部のうちの前記一の壁部に連続する他の壁部の内側に重ねられた第1の状態と、前記第1の板状部が前記底壁部上に立設されるとともに、前記第2の板状部の前記第1の板状部が連結された側とは反対側の端部が前記後壁部に当接された第2の状態と、に変化可能に構成されていることを特徴とする。
これによれば、上げ底形成部材を第2の状態にすれば、容器本体内に上げ底部分を形成でき、別途空き箱等を探す必要がないので、簡便であり、また、空き箱等の間に合わせの部材を用いないので、見た目が良い。そして、第1の板状部と第2の板状部とを容器本体の連続する2つの壁部の内側に重ねた第1の状態にすれば、上げ底形成部材を目立たないように収納できるので、上げ底形成部材を使用しないときの見た目も良い。
ここで、前記一の壁部が前記底壁部であり、前記他の壁部が前記前壁部であり、前記第1の板状部の前記第2の板状部に連結された側とは反対側の端部が、前記底壁部に枢着され、前記第1の板状部の前記枢着された端部を軸として前記上げ底形成部材を回動させることにより、前記上げ底形成部材が前記第1の状態から前記第2の状態に変化することとしてもよい。
これによれば、上げ底形成部材が底壁部に枢着されているので、上げ底形成部材の脱落による破損や紛失を防止できる。また、上げ底形成部材を回動させるだけで、上げ底部分が形成された第2の状態と、上げ底部分を形成せずに上げ底形成部材が収納された第1の状態とに変化するので、より簡便である。
また、前記容器本体には、前記一の壁部から前記他の壁部にかけて、内面に凹部が形成され、前記第1の状態において、前記上げ底形成部材が前記凹部に嵌合されることが好ましい。
これによれば、上げ底形成部材を使用しないときは、容器本体の連続する2つの壁部に形成された凹部に収納できるので、上げ底形成部材が更に目立ち難くなり、上げ底形成部材を使用しないときの見た目が更に良くなる。
さらに、前記第1の状態において、前記第1の板状部の内面と前記一の壁部の前記凹部が形成されていない部分の内面とが略面一をなすとともに、前記第2の板状部の内面と前記他の壁部の前記凹部が形成されていない部分の内面とが略面一をなすように構成されていることが好ましい。
これによれば、上げ底形成部材を使用しないときは、第1の板状部及び第2の板状部が容器本体の連続する2つの壁部と略面一をなすように収納できるので、上げ底形成部材を使用しないときの見た目がより一層良くなる。
また、前記後壁部に、前記第2の状態において前記第2の板状部の前記反対側の端部を係止する係止部が設けられていることが好ましい。
これによれば、第2の板状部が後壁部に係止されるので、第2の板状部が上に載せられた物の重みで撓んだり、第1の板状部が底壁部に枢着されていない場合において、第2の板状部が後壁部を滑り落ちて第2の状態が維持できなくなったりする虞を低減できる。
また、前記一の壁部と前記他の壁部とが、縦断面が略く字状をなすように連結され、前記上げ底形成部材の縦断面が前記一の壁部と前記他の壁部とがなす角度と略同じ角度の略く字状をなすように、前記第1の板状部と前記第2の板状部とが連結されていることとすれば、第1の状態において容積を確保できる。
また、前記第1の板状部と前記第2の板状部とが、屈曲された連結部を介して連結され、前記第2の状態において、前記第2の板状部が前記底壁部の上面と略平行で上方を向く第1の面を形成するとともに、前記連結部が前記第1の面よりも下位に前記底壁部の上面と略平行で上方を向く第2の面を形成するように構成されていることとすれば、第2の状態において複数の段を形成できる。
本考案の陳列用容器によれば、上げ底形成部材により上げ底部分が形成されるので、簡便に上げ底部分を形成でき、見た目も良い。また、上げ底形成部材を目立たないように収納できるので、上げ底形成部材を使用しないときの見た目も良い。
本考案の第1実施形態の陳列用容器の第1の状態の斜視図である。 本考案の第1実施形態の陳列用容器の第1の状態の平面図である。 図2のIII-III部位断面図である。 図2のIV-IV部位断面図である。 図2のV-V部位の部分端面図である。 図1のVI-VI部位の部分端面図である。 本考案の第1実施形態の陳列用容器において、上げ底形成部材を回動させている途中の斜視図である。 本考案の第1実施形態の陳列用容器の第2の状態の斜視図である。 図8のIX-IX部位断面図である。 本考案の第2実施形態の陳列用容器の第1の状態の斜視図である。 図10の状態から上げ底形成部材を取り外した状態の斜視図である。 図11の状態から上げ底形成部材を回動させている途中の状態の斜視図である。 図12の状態から更に上げ底形成部材を回動させて反転した状態の斜視図である。 本考案の第2実施形態の陳列用容器の第2の状態の斜視図である。 本考案の他の実施形態の陳列用容器の縦断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
図1〜3に示すように、第1実施形態の陳列用容器1は、合成樹脂製の容器本体2と、容器本体2内に収納される合成樹脂製の上げ底形成部材3とから構成されている。
容器本体2は、略矩形状の底壁部21と、底壁部21に連続して底壁部21の前端部から立ち上がる略矩形状の前壁部22と、底壁部21に連続して底壁部21の後端部から立ち上がる略矩形状の後壁部23と、底壁部21と前壁部22と後壁部23とにそれぞれ連続して底壁部21の左右の端部から立ち上がる左右の側壁部24、25の5つの壁部を備えて、上方が開放され、収納された商品を視認できるように各壁部に多数の貫通孔28が形成されたバスケット状をなしている。なお、前壁部22の高さは後壁部23の高さより低くされ、これに応じて、側壁部24、25は上端面が前方に向かって下がっている。底壁部21の下面四隅には、脚部211がそれぞれ突設されている。
上げ底形成部材3は、いずれも略矩形状の第1の板状部31と第2の板状部32とから構成され、図3に示すように、第1の板状部31の端部312と第2の板状部32の端部321とが連結されている。詳しくは、容器本体2の底壁部21と前壁部22とは、縦断面が略く字状をなすように連結されている。そして、第1の板状部31と第2の板状部32とは、上げ底形成部材3の縦断面が底壁部21と前壁部22とがなす角度と同じ角度の略く字状をなすように、連結されている。なお、略く字状とは、略L字状(すなわち、間の角度が略直角の場合)も含む意である。第2の板状部32には、後述する第1の状態において内部に収納された商品を前壁部22及び第2の板状部32を介して視認できるように、多数の貫通孔33が形成されている。
上げ底形成部材3には、第1の板状部31から第2の板状部32にかけて、後述する第1の状態において内面(すなわち、容器本体2の内方を向く面)となる側に、複数のリブ34が突設されている。
また、第2の板状部32の端部321とは反対側の端部322には、複数の凸部323が設けられ、容器本体2の後壁部23には、凸部323を係止する複数の係止孔231(係止部に相当。)が形成されている。
第1の板状部31の端部312とは反対側の端部311は、図4に示すように、中空の丸棒状で両端に突出部を有する回動軸35とされ、回動軸35は底壁部21に設けられた軸受け部27に枢着されて、上げ底形成部材3は、回動軸35を軸として回動可能とされている。詳しくは、軸受け部27は、底壁部21の左の端部から右の端部まで左右方向に延びる断面略半円形状の凹溝部271と、凹溝部271の左右両側に設けられ、側壁部24、25から連続して下方に突出する馬蹄形状の突出部272、272とからなり、回動軸35を凹溝部271に嵌合して、回動軸35の両端の突出部を、突出部272、272の中央部に形成された孔に挿入することにより、回動軸35は底壁部21に枢着されている。
容器本体2には、底壁部21から前壁部22にかけて、内面に上げ底形成部材3を嵌合可能な凹部26が形成されている。上げ底形成部材3は、使用しないときは、図1〜3に示すように凹部26に嵌合することにより収納できる。詳しくは、凹部26は、図3に示すように、前壁凹部261と底壁凹部262とからなり、前壁部22の左右の側部221、222(図2参照)の間の部分が外方に向かって凹まされることにより、前壁凹部261とされ、第2の板状部32は前壁凹部261に嵌合される。また、底壁部21の軸受け部27から前方の部分が、軸受け部27から後方の部分よりも、上面が低く形成されることにより、底壁凹部262とされ、第1の板状部31は底壁凹部262に嵌合される。
このように、上げ底形成部材3を凹部26に嵌合して収納した状態が、第1の状態に相当し、第1の状態では、第1の板状部31が、底壁凹部262に嵌合されることにより、底壁部21の内側に重ねられ、第2の板状部32が、前壁凹部261に嵌合されることにより、前壁部22の内側に重ねられている。
凹部26の凹みの深さは、底壁凹部262では第1の板状部31(但し、回動軸35及びリブ34が形成された部分を除く。)の厚みに略一致し、前壁凹部261では第2の板状部32(但し、リブ34が形成された部分を除く。)の厚みに略一致しており、上げ底形成部材3が第1の状態とされたとき、図5に示すように、第1の板状部31の内面と、底壁部21の凹部26(底壁凹部262)が形成されていない部分(すなわち、底壁部21の軸受け部27よりも後方の部分)の内面とが、面一をなすとともに、図6に示すように、第2の板状部32の内面と、前壁部22の凹部26(前壁凹部261)が形成されていない部分(すなわち、側部221、222)の内面とが、面一をなすこととなる。
また、図5に示すように、軸受け部27の凹溝部271は、その凹みの深さが回動軸35の直径と略同一とされるとともに、回動軸35は、第1の板状部31の外面側(第1の状態における下面側)に中心がずれるように形成されることにより、第1の状態においては、軸受け部27に嵌合された回動軸35は、底壁部21の軸受け部27から後方の部分と略面一をなすこととなる。
以上のように構成された陳列用容器1では、上げ底を行わないときは、上げ底形成部材3を上述したように凹部26に嵌合させた第1の状態にしておく。そして、上げ底を行うときは、図7に示すように、上げ底形成部材3を回動軸35を中心として後方へ回動させる。すると、図8及び図9に示すように、底壁部21上に第1の板状部31が立設され、後壁部23に第2の板状部32の端部322が当接し、凸部323が係止孔231に係止された状態となる。この状態が第2の状態に相当し、第2の状態においては、第2の板状部32は、底壁部21の上面と平行で上方を向く面324を形成する。したがって、この面324上に商品を陳列することができる。
また、上げ底を止めて元に戻すときは、上げ底形成部材3を、回動軸35を中心として前方へ回動させる。すると、上げ底形成部材3は、凸部323が係止孔231から抜脱され、再び、図1〜3に示すように凹部26に収納された第1の状態となる。
以上説明したように、陳列用容器1は、上げ底形成部材3を回動させるだけで、上げ底形成部材3が収納された第1の状態と、上げ底部分が形成された第2の状態とに変化するので、上げ底を形成するときも元に戻すときも簡便であり、また、空き箱等の間に合わせの部材を用いないので、上げ底部分を形成したときの見た目が良い。また、上げ底形成部材3が底壁部21に枢着されているので、上げ底形成部材3の脱落による破損や紛失を防止できる。
そして、第1の状態では、第1の板状部31と第2の板状部32とが容器本体2の前壁部22と底壁部21の内側に重ねられるので、上げ底形成部材3が目立たず、上げ底形成部材3を使用しないときの見た目が良い。のみならず、第1の状態では、上げ底形成部材3の内面が、底壁部21及び前壁部22の凹部26が形成されていない部分の内面と略面一となるので、従来の陳列用容器と同様の容積を確保できるとともに、上げ底形成部材3がより目立たず、見た目に優れている。
また、第2の状態にしたときに、凸部323が係止孔231に係止されることにより、第2の板状部32が後壁部23に係止されるので、第2の板状部32が上に載せられた商品の重みで撓んでしまう虞を低減できる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態において第1実施形態と対応する構成要素については、第1実施形態における符号の後にBを付し、その説明を適宜省略する。図10及び図11に示すように、第2実施形態の陳列用容器1Bは、合成樹脂製の容器本体2Bと、容器本体2B内に収納される合成樹脂製の上げ底形成部材3Bとから構成されている。
容器本体2Bは、略矩形状の底壁部21Bと、底壁部21Bに連続する前壁部22Bと、底壁部21Bに連続する後壁部23Bと、底壁部21Bと前壁部22Bと後壁部23Bとにそれぞれ連続する左右の側壁部24B、25Bの5つの壁部を備えて、上方が開放された箱状をなしている。なお、容器本体2Bには、第1実施形態の貫通孔28に相当する孔は形成されていない。
上げ底形成部材3Bは、いずれも略矩形状の第1の板状部31Bと第2の板状部32Bとから構成されている。そして、容器本体2Bは、底壁部21Bと前壁部22Bとが縦断面が略く字状をなすように連結されており、上げ底形成部材3Bは縦断面(後述する第1の状態における縦断面)が、底壁部21Bと前壁部22Bとがなす角度と同じ角度で略く字状をなすように、第1の板状部31Bの端部312Bと第2の板状部32Bの端部321Bとが連結されている。
上げ底形成部材3Bには、第1の板状部31Bから第2の板状部32Bにかけて、後述する第1の状態において内面(すなわち、容器本体2Bの内方を向く面)となる側に、複数のリブ34Bが突設されている。
第2の板状部32Bの端部321Bとは反対側の端部322Bには、複数の凸部323Bが設けられ、容器本体2Bの後壁部23Bには、複数の係止孔231B(係止部に相当。)が形成されている。
また、第1の板状部31Bの中央部の内面には、後述する第1の状態において容器本体2Bの内方に向かって突出する指掛け部36が形成されている。指掛け部36は、第1の状態から上げ底形成部材3Bを持ち上げるときに、指を掛けて持ち上げ易くするためのものである。また、指掛け部36は外面側が凹部とされており、後述する第2の状態から上げ底形成部材3Bを取り外すときにも、この凹部に指を掛けることにより上げ底形成部材3Bを持ち上げ易くなる。
容器本体2Bには、前壁部22Bから底壁部21Bにかけて、内面に上げ底形成部材3Bを嵌合可能な凹部26Bが形成されている。上げ底形成部材3Bは、使用しないときは、図10に示すように凹部26Bに嵌合することにより収納できる。詳しくは、凹部26Bは、図12に示すように、前壁凹部261Bと底壁凹部262Bとからなり、前壁部22Bの左右の側部221B、222Bの間の部分が外方に向かって凹む前壁凹部261Bとされ、第1の板状部31Bは前壁凹部261Bに嵌合される。また、底壁部21Bの前部が後部よりも上面が低い底壁凹部262Bとされ、第2の板状部32Bは底壁凹部262Bに嵌合される。
このように、上げ底形成部材3Bを凹部26Bに嵌合した状態が、第1の状態に相当し、第1の状態では、第1の板状部31Bが前壁凹部261Bに嵌合されることにより、前壁部22Bの内側に重ねられ、第2の板状部32Bが、底壁凹部262Bに嵌合されることにより、底壁部21Bの内側に重ねられている。
凹部26Bの凹みの深さは、前壁凹部261Bでは第1の板状部31B(但し、指掛け部36及びリブ34Bが形成された部分を除く。)の厚みに略一致し、底壁凹部262Bでは第2の板状部32B(但し、リブ34Bが形成された部分を除く。)の厚みに略一致しており、上げ底形成部材3Bが第1の状態とされたとき、第1の板状部31Bの内面と、前壁部22Bの凹部26Bが形成されていない部分(すなわち、側部221B、222B)の内面とが、面一をなすとともに、第2の板状部32Bの内面と、底壁部21Bの凹部26Bが形成されていない部分(すなわち、底壁部21Bの後部)の内面とが、面一をなすこととなる。
また、底壁部21Bの前部には、左右両側に、上方に突出する突起部29、29が設けられており、突起部29、29の上面は底壁部21Bの後部と面一とされ、図10に示すように、上げ底形成部材3Bが凹部26に嵌合されたとき、突起部29、29は、第2の板状部32Bの左右の端部に設けられた凹部325、325に嵌合し、その上面は第2の板状部32Bの内面(第1の状態における上面)と略面一となる。
以上のように構成された陳列用容器1Bでは、上げ底を行わないときは、上げ底形成部材3Bを図10に示すように凹部26Bに嵌合させた第1の状態にしておく。そして、上げ底を行うときは、指掛け部36に指を掛けて図11に示すように上げ底形成部材3Bを凹部26Bから取り外し、図12及び図13に示すように回動させて反転し(裏返し)、図14に示すように、第1の板状部31Bの端部311Bが突起部29、29の後側に当接するように、底壁部21B上に第1の板状部31Bを立設し、第2の板状部32Bの端部322Bを、後壁部23Bに当接させる。すると、凸部323Bが係止孔231Bに挿入され係止される。また、突起部29、29により、上げ底形成部材3Bは前方への移動が規制される。この状態が第2の状態に相当し、第2の状態においては、第2の板状部32Bは、底壁部21Bの上面と平行で上方を向く面324Bを形成する。したがって、この面324B上に商品を陳列することができる。
また、上げ底を止めて元に戻すときは、指掛け部36に指を掛けて上げ底形成部材3Bを少し前方へ回動させ、凸部323Bを係止孔231Bから抜脱した後、上げ底形成部材3Bを持ち上げて図13の状態とする。そして、上げ底形成部材3Bを回動させて、図10に示すように凹部26に嵌合することにより、第1の状態とする。
以上説明したように、陳列用容器1Bは、上げ底形成部材3Bを持ち上げて(すなわち、移動させて)回動させるだけで、上げ底形成部材3Bが収納された第1の状態と、上げ底部分が形成された第2の状態とに変化するので、上げ底を形成するときも元に戻すときも簡便であり、上げ底部分を形成したときの見た目も良い。
また、第1の状態では、上げ底形成部材3Bが凹部26Bに嵌合されるので、上げ底形成部材3Bが目立たず、見た目が良い。のみならず、第1の状態では、上げ底形成部材3Bの内面が、底壁部21B及び前壁部22Bの凹部26Bが形成されていない部分の内面と略面一をなすので、従来の陳列用容器と同様の容積を確保できるとともに、上げ底形成部材3Bがより目立たず、見た目に優れることとなる。
また、第2の状態にしたときに、凸部323Bが係止孔231Bに係止されるとともに、第1の板状部31Bの端部311Bが突起部29、29により前方への移動を規制されるので、第1の板状部31Bが底壁部21Bに枢着されていなくても、第2の板状部32Bが後壁部23Bを滑り落ちるとともに第1の板状部31Bが前方へ移動して、第2の状態が維持できなくなる虞を低減できる。
〈その他の実施形態〉
上記実施形態はいずれも、第1の板状部31、31Bと第2の板状部32、23Bとを直接連結し、上げ底形成部材3、3Bを縦断面略く字状としたが、第1の板状部31、31Bと第2の板状部32、32Bとを、屈曲された連結部を介して連結するように構成してもよい。かかる実施形態について、図15に基づいて、第1実施形態と対応する構成要素については、第1実施形態における符号の後にCを付してその説明を適宜省略しつつ、説明する。この実施形態の上げ底形成部材3Cは、第1の板状部31Cと第2の板状部32Cとが、断面略く字状に屈曲された連結部37を介して連結され、全体として縦断面が略W字状をなしている。上げ底形成部材3Cは、第1の状態では、第1の板状部31Cは底壁凹部262Cに嵌合され、第2の板状部32Cは前壁凹部261Cに嵌合されている。そして、上げ底形成部材3Cを後方へ回動させると、図15の二点鎖線に示すように、第1の板状部31Cが底壁部21C上に立設され、第2の板状部32Cの端部322Cが後壁部23Cに当接し、凸部323Cが係止孔231Cに係止された第2の状態となる。第2の状態においては、第2の板状部32Cが、底壁部21Cの上面と平行で上方を向く第1の面324Cを形成するとともに、連結部37が、第1の面324Cよりも下位に、底壁部21Cの上面と平行で上方を向く第2の面371を形成する。この実施形態では、第2の状態において複数の段(ここでは2つの段)が形成されるので、雛壇状に商品を陳列することができる。
また、凹部26、26Bを設けない形態として、単に、第1の板状部31、31Bを底壁部21、21Bの内側に重ね、第2の板状部32、32Bを前壁部22、22Bの内側に重ねた状態を、第1の状態としてもよい。特に、第1実施形態のように上げ底形成部材3が底壁部21に枢着されているときは、上げ底形成部材3と容器本体2とは一体的であるので、凹部26を設けずに、第1の状態において上げ底形成部材3を底壁部21と前壁部22とに重ねるだけでもよい。
また、陳列用容器1において、上げ底形成部材3を底壁部21に着脱可能に枢着することとしてもよい。
また、第1の状態において上げ底形成部材3、3Bを重ねる壁部は、底壁部21、21B及び前壁部22、22Bでなくてもよい。例えば、第2実施形態において、凹部26Bを後壁部23Bから底壁部21Bの後部にかけて形成しておき、上げ底形成部材3Bを凹部26Bに嵌合することにより底壁部21Bと後壁部23Bとに重ねた状態を、第1の状態としてもよい。この場合には、底壁部21Bの前部は後部よりも一段高くなっているので、第1の板状部31Bの端部311Bを、底壁部21Bの前部の後端に係止すれば、突起部29、29は不要である。また、前壁部22Bと側壁部24Bとに重ねる等してもよい。
また、陳列用容器1Bにおいて、後壁部23Bに設けられた係止孔231B等の係止部で第2の板状部32Bが係止されることにより、第2の板状部32Bが滑り落ちる虞が小さければ、突起部29、29は設けなくてもよい。
また、底壁部21、21B、第1の板状部31、31B、第2の板状部32、32B等は、略矩形状でなくてもよい。かかる例としては、底壁部21の後端縁を外方に膨出する円弧状とし、後壁部23を横断面が円弧状の曲面状として、それに合わせて、第2の板状部32を、上端縁が上方に膨出する円弧状の板状とする例がある。
1,1B,1C…陳列用容器
2,2B,2C…容器本体
3,3B,3C…上げ底形成部材
21,21B,21C…底壁部
22,22B,22C…前壁部
23,23B,23C…後壁部
24,24B,25,25B,25C…側壁部
26,26B,26C…凹部
31,31B,31C…第1の板状部
32,32B,32C…第2の板状部
231,231B,231C…係止孔(係止部)
311,311B,312,312B,321,321B,322,322B,322C…端部

Claims (7)

  1. 底壁部と、前記底壁部に連続して前記底壁部の前端部から立ち上がる前壁部と、前記底壁部に連続して前記底壁部の後端部から立ち上がる後壁部と、前記底壁部と前記前壁部と前記後壁部とにそれぞれ連続して前記底壁部の左右の端部から立ち上がる左右の側壁部の5つの壁部を備えて、上方が開放された合成樹脂製の容器本体と、
    第1の板状部と前記第1の板状部に連結された第2の板状部とを備えて、前記容器本体内に収納される合成樹脂製の上げ底形成部材と、
    を備え、
    前記上げ底形成部材は、移動及び/又は回動されることにより、
    前記第1の板状部が前記5つの壁部のうちの一の壁部の内側に重ねられるとともに、前記第2の板状部が前記5つの壁部のうちの前記一の壁部に連続する他の壁部の内側に重ねられた第1の状態と、
    前記第1の板状部が前記底壁部上に立設されるとともに、前記第2の板状部の前記第1の板状部が連結された側とは反対側の端部が前記後壁部に当接された第2の状態と、
    に変化可能に構成されていることを特徴とする陳列用容器。
  2. 前記一の壁部が前記底壁部であり、
    前記他の壁部が前記前壁部であり、
    前記第1の板状部の前記第2の板状部に連結された側とは反対側の端部が、前記底壁部に枢着され、
    前記第1の板状部の前記枢着された端部を軸として前記上げ底形成部材を回動させることにより、前記上げ底形成部材が前記第1の状態から前記第2の状態に変化することを特徴とする請求項1記載の陳列用容器。
  3. 前記容器本体には、前記一の壁部から前記他の壁部にかけて、内面に凹部が形成され、
    前記第1の状態において、前記上げ底形成部材が前記凹部に嵌合されることを特徴とする請求項1または2に記載の陳列用容器。
  4. 前記第1の状態において、前記第1の板状部の内面と前記一の壁部の前記凹部が形成されていない部分の内面とが略面一をなすとともに、前記第2の板状部の内面と前記他の壁部の前記凹部が形成されていない部分の内面とが略面一をなすように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の陳列用容器。
  5. 前記後壁部に、前記第2の状態において前記第2の板状部の前記反対側の端部を係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の陳列用容器。
  6. 前記一の壁部と前記他の壁部とが、縦断面が略く字状をなすように連結され、
    前記上げ底形成部材の縦断面が前記一の壁部と前記他の壁部とがなす角度と略同じ角度の略く字状をなすように、前記第1の板状部と前記第2の板状部とが連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の陳列用容器。
  7. 前記第1の板状部と前記第2の板状部とが、屈曲された連結部を介して連結され、
    前記第2の状態において、前記第2の板状部が前記底壁部の上面と略平行で上方を向く第1の面を形成するとともに、前記連結部が前記第1の面よりも下位に前記底壁部の上面と略平行で上方を向く第2の面を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の陳列用容器。
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JP2020199143A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 中日産業株式会社 陳列用容器

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