JP3157229B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3157229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却温度が選択できる選
択室を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の冷気分配方式には例えば下記の
公報に開示されたものがある。先ず、図5は特開平2−
115677号公報の第1図と同じものであり、その公
報の「冷蔵庫」は、冷気を循環させる送風ファン8を収
納した冷蔵庫本体1を室2、3、4、5、6、7に区画
する区画壁9と、この区画壁9の背面に設けられたダク
ト10とを備え、ダクト10は前記各室に前記冷気を吹
き出す吹出口を有するものである。次に、図6は特開平
3−122479号公報の第4図と同じものであり、そ
の公報の「冷蔵庫の冷気分配方式」は、冷蔵室11の中
央奥部左右のほぼ全高に亘り所定の間隔をもって並行に
延長する複数の冷気分配通路12と、各冷気分配通路1
2の所定の場所に設けられた複数の冷気吹出口13とが
設けられたものである。次に、図7は実開平 3−48
687号公報の第2図と同じものであり、その公報の
「冷蔵庫」は、第1の冷凍室21、第2の冷凍室22、
第1の冷蔵室23、第2の冷蔵室24、第3の冷蔵室2
5、低温室26及び各室を区画する仕切り27とからな
り、前記各冷蔵室及び低温室へ冷気を導くダクト28を
各々左右並列に配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平2−115677号公報、特開平3−122479号
公報及び実開平3−48687号公報に開示されている
従来の冷蔵庫の冷気分配方式は、直接冷却用通路がある
のみで間接冷却用通路が別に設けられたものでなく、冷
蔵室の下方に形成される選択室に置かれた容器の上面の
直接冷却用通路に冷気を送入して容器の内容物を直接冷
却したり、容器の外側の間接冷却用通路に冷気を送入し
て容器の内容物を間接冷却したりすることができるもの
ではなかった。そして又、冷気を冷蔵室及び冷蔵室の下
方に形成される選択室に有効に分配することができる構
造ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するために、冷却器で冷却された冷気をダクトを介
して冷却温度を選択可能な選択室に供給する冷蔵庫にお
いて、前記ダクトは、冷気流入用ダクトと、この流入用
ダクトに連通する二層ダクトからなり、この二層ダクト
には選択室の側壁と選択室に収納される上面開口の容器
との間に連通する間接冷却用通路と、前記容器内に連通
する直接冷却用通路と、これら間接あるいは直接冷却用
通路のうちいずれか一方を選択的に開放し、これら間接
あるいは直接冷却用通路の出口側近傍で、選択室或いは
冷蔵室に面する位置に取り付けられるシャッターとを設
けた冷蔵庫を提供しようとするものである。
【0005】
【作用】冷蔵庫の冷蔵室左右奥コーナー部にそれぞれ設
けられた二層ダクトにより、冷気を冷蔵室内に吹き込ん
で冷蔵室内を冷却するとともに、冷気を冷蔵室の下方に
ある選択室に置かれた容器の上面の直接冷却用通路に吹
き込んで容器の内容物を直接冷却するか、容器の外側の
間接冷却用通路に吹き込んで容器の内容物を間接冷却す
る。二層ダクトに設けたシャッターにより上記直接冷却
と間接冷却とを切り換える。
【0006】
【実施例】以下本発明による冷蔵庫の実施例について、
図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明のダ
クトの第1実施例を示す扉を外した状態の冷蔵庫の斜視
図である。図1において、30は冷気流入用ダクト、3
1は冷凍室、32は分岐ダクト、33は冷蔵室、34は
選択室であって、冷凍室31の背部にあるエバポレータ
ー(図示せず)によって冷却されファン31aを介して
吹き出された冷気は、分岐ダクト32内に設けられた冷
蔵用ダンパー35及び氷温用ダンパー36を通ってそれ
ぞれ左右に分流され、冷蔵室33の左右奥コーナー部に
それぞれ設けられた二層ダクト37、38に流入するよ
うになっている。即ちダクトは冷気流入用ダクト30、
分岐ダクト32、及び二層ダクト37、38から構成さ
れる。そして左右の二つの二層ダクト37、38のそれ
ぞれの一方の管の先端は選択室34内に置かれた例えば
ボトル冷蔵容器39及び野菜冷蔵容器40の上面の直接
冷却用通路に、それぞれの他方の管の先端は選択室34
内に置かれた容器39、40の外側の間接冷却用通路に
それぞれ連通している。
【0007】図2は、本発明のダクトの第2実施例を示
す扉を外した状態の冷蔵庫の斜視図である。図2は二層
ダクトの部分が図1と異なるのみで、他は図1と同様で
ある。図2において、分岐ダクト32からの冷気は、冷
蔵室33の左右奥コーナー部にそれぞれ設けられた二層
ダクト41、42に流入するようになっている。そして
左右二つの二層ダクト41、42は、一方の二層ダクト
の先端が選択室34内に置かれたボトル冷蔵容器43及
び野菜冷蔵容器44の上面の直接冷却用通路に、他方の
二層ダクトの先端が選択室34内に置かれた容器43、
44の外側の間接冷却用通路にそれぞれ連通している。
【0008】図3は、図1の二層ダクト37、38のう
ちの一方の二層ダクト37及び容器39の関連配置の詳
細を示す部分斜視図である。図3において、37は二層
ダクト、37aは冷蔵用ダンパー35を通過した冷気の
通路、37bは氷温用ダンパー36を通過した冷気の通
路、39は選択室34内に置かれた容器であり、二層ダ
クト37の一方の冷気の通路37aを通る冷気は容器3
9の外側の間接冷却用通路に、他方の冷気の通路37b
を通る冷気は容器39の内側の直接冷却用通路にそれぞ
れ連通されている。二層ダクト37は、容器39の内容
物を所望に応じ直接冷却と間接冷却を選択的に切換可能
にするために、例えばシャッター45が二層ダクトの冷
気の通路37bの縦方向中間部に取り付けられている。
45aはシャッター45のつまみ、46はシャッター4
5の軸を左右に案内する長孔である。
【0009】図4は、図3の二層ダクト37に対するシ
ャッター45の装着例の横断平面図である。図4に示す
ように、後部材37c及び前部材37dから冷気の通路
37a、37bが形成され、前部材37dはカバー37
eによって覆われており、シャッター45はカバー37
eの手前に出ているつまみ45aによって左右にスライ
ド可能になっている。図3及び図4によって説明した実
施例は二層ダクト37についてのものであるが、二層ダ
クト38、41、42についても同様である。
【0010】
【発明の効果】本発明による冷蔵庫は、上述のように構
成されているので、冷蔵室の下方に形成される選択室に
置かれた容器の内側及び外側に直接冷却用冷気及び間接
冷却用冷気を有効に分配することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダクトの第1実施例を示す扉を外した
状態の冷蔵庫の斜視図である。
【図2】本発明のダクトの第2実施例を示す扉を外した
状態の冷蔵庫の斜視図である。
【図3】図1の二層ダクトのうちの一方の二層ダクト及
び容器の関連配置の部分斜視図である。
【図4】図3の二層ダクトのシャッターの装着例の横断
平面図である。
【図5】従来の冷蔵庫の説明図である。
【図6】従来の冷蔵庫の冷気分配方式の説明図である。
【図7】従来の冷蔵庫の説明図である。
【符号の説明】
30 冷気流入用ダクト 31 冷凍室 32 分岐ダクト 33 冷蔵室 34 選択室 35 冷蔵用ダンパー 36 氷温用ダンパー 37 二層ダクト 38 二層ダクト 39 ボトル冷蔵容器 40 野菜冷蔵容器 41 二層ダクト 42 二層ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 308 F25D 17/08 312

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器で冷却された冷気をダクトを介し
    て冷却温度を選択可能な選択室に供給する冷蔵庫におい
    て、前記ダクトは、冷気流入用ダクトと、この流入用ダ
    クトに連通する二層ダクトからなり、この二層ダクトに
    は選択室の側壁と選択室に収納される上面開口の容器と
    の間に連通する間接冷却用通路と、前記容器内に連通す
    る直接冷却用通路と、これら間接あるいは直接冷却用通
    路のうちいずれか一方を選択的に開放し、これら間接あ
    るいは直接冷却用通路の出口側近傍で、選択室或いは冷
    蔵室に面する位置に取り付けられるシャッターとを設け
    たことを特徴とするする冷蔵庫。
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KR100464201B1 (ko) * 2001-11-23 2005-01-03 주식회사 엘지이아이 냉장고의 냉기공급구조
KR20030042757A (ko) * 2001-11-23 2003-06-02 주식회사 엘지이아이 냉장고의 냉기 공급장치
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