JP3156596U - 水冷構造物 - Google Patents

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野間 彰
野間  彰
原田 朋弘
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寧 尾焼津
井上 敬太
敬太 井上
藤川 直樹
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Abstract

【課題】母材の表面を平坦にすることができ、水漏れを確実に防止することのできる、高温溶融物の流路などの水冷構造物を提供する。【解決手段】開口部17は、母材1の表面側に設けられた開口大径部15と、前記開口大径部よりも径が小さく、前記開口大径部と母材1の内部に設けた冷却水流路2とを接続する、開口小径部16とを備える。前記開口大径部と前記開口小径部とは、段差が生じるように接続される。プラグ13は、前記開口大径部に対応する径を有し、前記開口大径部に嵌まり込むプラグ大径部11と、前記プラグ大径部から前記冷却水流路側に向かって延び、前記開口小径部に対応する径を有し、前記開口小径部に嵌まり込む、プラグ小径部12とを有する。前記プラグ大径部の高さは、前記プラグ大径部が前記母材の表面から外部に突き出ないように、前記開口大径部の深さ以下に設定されている。【選択図】図4A

Description

本発明は、水冷構造物に関する。
高温溶融物の流路などとして、水冷構造物が用いられる。水冷構造物は、母材と、母材に形成された冷却水流路とを備えている。母材としては、軟材(例えば、純銅、無酸素銅など)が用いられる。水冷構造物は、例えばプラズマ灰溶融炉の出滓樋などの、高温に晒される部分の部材として用いられる。
図1は、水冷構造物を示す概略図である。この水冷構造物は、母材1と、母材1中に設けられた冷却水流路2とを備えている。このような水冷構造物を作成する場合、まず、母材1が準備される。次いで、冷却水流路2を形成するために、母材1に複数の穴4があけられる。各穴4をあける際に、母材1の内部において各穴4の向きを変更することは難しい。そこで、各穴4は、直線状に形成される。そして、所望する経路に従って冷却水が流れるように、複数の穴4における不要部分を閉塞する止栓部3が形成される。これにより、母材1内に冷却水流路2が形成され、水冷構造物が得られる。
止栓部3に対しては、冷却水の漏洩が十分に抑止できるような構造であることが求められる。冷却水が漏洩した場合には、冷却水流路2を流れる冷却水の流量が低下し、熱交換率が低下してしまう。その結果、母材1が十分に冷却されないことがある。
関連技術として、特許文献1(特開平2−180528号公報)には、熱交換器管板のねじ孔再生方法が記載されている。図2は、特許文献1に記載された熱交換器の一部を示す断面図である。この熱交換器には、管板として、スタンダードプラグ103が取り付けられるスタンダードプラグシート104が備えられる。スタンダードプラグシート104の再生すべきねじ孔には、ヘリサート107(商標名)等のらせん状インサートが挿入されている。スタンダードプラグ103は、ヘリサート107に挿入されている。また、スタンダードプラグ103には、ガスケット105が取り付けられている。この発明によれば、インサートによってねじ条が形成されるので、元のねじ孔のねじ状と同等以上の強度を有するねじ条を備えたねじ孔が再生される。
特開平2−180528号公報
水冷構造物では、母材の表面が平坦であることが好ましい場合がある。例えば、水冷構造物がプラズマ灰溶融炉の出滓樋として用いられる場合、母材の表面は、高温の腐食性ガスに晒されることがある。また、プラズマ灰溶融炉で生じたスラグが母材(プラグシート104)の表面を流れることがある。特許文献1に記載された手法を用いた場合には、プラグ(スタンダードプラグ103)が母材の表面から突出することになる。プラグが母材の表面から突出している場合、プラグ部分において熱交換率が低下し、温度が異常に上昇してしまうことがある。その結果、プラグ部分が破損してしまうことがある。
また、特許文献1に記載された手法を用いる場合には、プラグをインサートにねじ込む必要がある。この際に加えられる力により、ガスケット等のずれ、及び母材の損傷などが生じ、冷却水が漏れる可能性がある。
従って、本考案の目的は、母材の表面を平坦にすることができ、水漏れを確実に防止することのできる、水冷構造物を提供することにある。
本考案に係る水冷構造物は、母材と、前記母材の内部に設けられた冷却水流路と、前記母材に設けられ、前記母材の表面と前記冷却水流路とを接続する開口部と、前記開口部に埋められたプラグとを具備する。前記開口部は、前記母材の表面側に設けられた開口大径部と、前記開口大径部よりも径が小さく、前記開口大径部と前記冷却水流路とを接続する、開口小径部とを備える。前記開口大径部と前記開口小径部とは、段差が生じるように接続されている。前記プラグは、前記開口大径部に対応する径を有し、前記開口大径部に嵌まり込むプラグ大径部と、前記プラグ大径部から前記冷却水流路側に向かって延び、前記開口小径部に対応する径を有し、前記開口小径部に嵌まり込む、プラグ小径部とを有している。前記プラグ大径部の高さは、前記プラグ大径部が前記母材の表面から外部に突き出ないように、前記開口大径部の深さ以下に設定されている。
本考案によれば、開口部が、開口大径部と開口小径部を有している。そして、プラグが、開口部に対応して、プラグ大径部とプラグ小径部とを有している。前記プラグ大径部の高さは、前記プラグ大径部が前記母材の表面から外部に突き出ないように、前記開口大径部の深さ以下に設定されている。そのため、母材の表面を平坦にすることができる。
本考案によれば、母材の表面を平坦にすることができる、水冷構造物が提供される。
水冷構造物を示す概略図である。 特許文献1に記載された熱交換器の一部を示す断面図である。 プラズマ灰溶融炉を示す概略図である。 止栓部の構成を示す概略断面図である。 止栓部の形成方法を示す概略断面図である。 第2の実施形態に係る水冷構造物の止栓部を示す概略断面図である。 第3の実施形態に係る水冷構造物における止栓部の構造を示す断面図である 第3の実施形態の変形例に係る止栓部の構成を示す概略断面図である。 一般的な接続構造を示す概略断面図である。 参考例1に係る水冷構造物の配管接続部分を示す概略断面図である。 参考例2に係る水冷構造物の配管接続部分及び止栓部分を示す概略断面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、プラズマ灰溶融炉に用いられる水冷構造物について説明する。プラズマ灰溶融炉は、プラズマによって灰を溶融させる装置である。図3は、プラズマ灰溶融炉5を示す概略図である。図3に示されるように、プラズマ灰溶融炉5には、主電極6、炉底電極7、灰ホッパ8、出滓口9、及び出滓樋10が取り付けられている。主電極6は、炉の上部に取り付けられている。主電極6は管状に形成されており、主電極6を介して窒素が炉内に投入される。炉底電極7は、炉の底部に取り付けられている。主電極6及び炉定電極7は、例えば黒鉛電極により形成されている。灰ホッパ8は、処理対象物である灰を炉内に投入するために設けられている。出滓口9は、炉内で生じたスラグを炉外に排出するために設けられている。出滓樋10は、出滓口9内に配置されている。出滓樋10は、炉内で生じたスラグを外部に導くために設けられている。
上述のプラズマ灰溶融炉5では、灰ホッパ8を介して、灰が炉内に投入される。炉内には、主電極6を介して窒素が供給される。また、主電極6と炉底電極7にそれぞれ正電圧及び負電圧が印加される。これにより、炉内にプラズマが発生する。発生したプラズマによるプラズマ伝熱、及びプラズマ輻射熱、及びスラグ内を流れる電流によって生じるジュール熱などによって、灰が溶融する。溶融した灰は、メタル成分とスラグとに分離される。溶融した灰(スラグまたはメタル)は、所定量を超えると出滓口9に溢れ出る。溢れ出た灰は、出滓樋10を伝って、図示しない排出機構に導かれる。
本実施形態に係る水冷構造物は、上述の出滓樋10として用いられる構造物である。図1を用いて説明したように、この水冷構造物は、母材1と、母材1に設けられた複数の穴4を有している。複数の穴4には、冷却水流路2が形成されるように、止栓部3が設けられている。出滓樋10の表面を流れるスラグ又はメタルは、高温(例えば、1500〜1600℃)である。そのため、出滓樋10は、高温・腐食環境下(例えば、ガス温度が600℃以上、1200℃以下であり、HCl濃度が5%以上であり、Na及びKを含む雰囲気下)におかれる。溶損を防止するために、出滓樋10の内部には、冷却水流路2が設けられる。また、出滓樋10の材質としては、熱伝導率が非常に高い軟材(純銅、無酸素銅など)が用いられる。更に、熱交換率等の観点から、出滓樋10の表面は平坦であることが求められる。そのため、本実施形態に係る水冷構造物においては、止栓部3の構成が工夫されている。
図4Aは、止栓部3の構成を示す概略断面図である。図4Aに示されるように、止栓部3は、母材1に設けられた開口部17、開口部17に埋め込まれたプラグ13、及び溶接部14を備えている。
開口部17は、既述のように、冷却水流路2を形成するために開けられた穴によって形成された部分であり、閉塞する対象となる部分である。開口部17は、母材1の表面と冷却水流路2とを接続するように形成されている。開口部17は、開口大径部15及び開口小径部16を備えている。開口大径部15は、一端で母材1の表面に接続されている。開口小径部16は開口大径部15よりも冷却水流路2側に設けられている。開口大径部15の開口径は、開口小径部16の開口径よりも大きい。開口小径部16は、開口大径部15と冷却水流路2とを接続するように設けられている。開口大径部15と開口小径部16との接続部分には、段差が生じている。
プラグ13は、開口部17を閉塞するために設けられている。プラグ13の形状は、開口部17に対応する形状である。すなわち、プラグ13は、開口大径部15に対応する径を有するプラグ大径部11と、開口小径部16に対応する径を有するプラグ小径部12とを有している。プラグ大径部11は開口大径部15に嵌まり込んでおり、プラグ小径部12は開口小径部16に嵌まり込んでいる。プラグ小径部12は、プラグ大径部11から冷却水流路2側に向かって突き出ている。プラグ小径部12とプラグ大径部11との接続部分は、開口部17の段差部分に突き当たっており、プラグ13が冷却水流路2側に脱落することを防止している。尚、図を見やすくするため、図4Aでは、プラグ13と母材1との間に若干の隙間が開けられているが、実際には接触している。
プラグ大径部11の高さ(母材1の表面から冷却水流路2側に向かう方向に沿う長さ)は、開口大径部15の深さよりも短く設定されている。そのため、母材1の表面には、プラグ13を底面とする凹部が形成されている。
溶接部14は、プラグ13を底面とする凹部に配置されている。溶接部14は、開口部17を閉塞するように設けられている。溶接部14は、母材1の表面が平坦になるように、設けられている。溶接部14は、母材と同じ材料により、形成されている。溶接部14により、冷却水流路2から外部に冷却水が漏洩することを防止される。また、溶接部14により、プラグ13が母材の表面側から脱落することが防止される。
図4Bは、止栓部3の形成方法を示す概略断面図である。止栓部3を形成するにあたっては、まず、開口部17の形状を加工し、開口大径部15及び開口小径部16を形成する。次いで、プラグ13を開口部17に埋め込む。次いで、溶接部14を形成するために、母材1全体を加熱しながら、プラグ13上に溶接部形成用の材料(例えば、銅)を肉盛溶接する。そして、エアハンマー等を用いてピーニングを行い、母材1の表面が平坦になるように、肉盛りした材料を叩き潰す。これにより、図4Aに示した止栓部3が得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、プラグ13サイズが開口部17よりも小さいため、溶接部14によって母材1の表面を平坦にすることができる。これにより、母材1の表面に熱交換率が低下する部分が生じず、母材1の損傷が防止される。
また、本実施形態では、プラグ13が、開口部17に形成された段差部分及び溶接部14によって固定される。プラグをねじ込む必要がなく、プラグ等がずれることが防止される。そのため、冷却水の漏洩が確実に防止される。
尚、本実施形態では、水冷構造物として、プラズマ灰溶融炉に用いられる出滓樋10について説明した。但し、本実施形態に係る水冷構造物は、出滓樋10に限定されるものではない。母材1の表面が平坦であることが要求される構造物であれば、出滓樋10以外の他の構造物として使用することも可能である。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態と比較して、止栓部3の構成が変更されている。その他の点については、第1の実施形態と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態に係る水冷構造物の止栓部3を示す概略断面図である。第1の実施形態と同様に、止栓部3は、開口部17及びプラグ13を備えている。但し、本実施形態では、止栓部3に、ねじ山つきインサート18(補強部材)、及びOリング19(環状弾性体)が追加されている。また、開口部17に、面取り部20が設けられている。
開口部17は、第1の実施形態と同様に、開口大径部15及び開口小径部16を有している。また、プラグ13も、第1の実施形態と同様に、プラグ大径部11及びプラグ小径部12を有している。ここで、開口大径部15には、補強部材として、ねじ山つきインサート18が取り付けられている。ねじ山つきインサート18により、母材1の開口大径部15における形状が補強されている。ねじ山つきインサート18は、ねじ構造を有している。プラグ大径部11の側面には、ねじ山つきインサート18のねじ構造に対応するねじ構造が形成されている。プラグ大径部11は、ねじ山つきインサート18に挿入され、ねじ山つきインサート18に螺合している。
プラグ大径部11の高さは、開口大径部15の深さに対応している。すなわち、プラグ13によって、母材1の表面は平坦になっている。
Oリング19は、冷却水流路2から冷却水が漏洩することを防止するために取り付けられている。Oリング19は、プラグ小径部12と開口小径部16との間に取り付けられている。Oリング19は、プラグ小径部12の基端部(プラグ大径部11との接続部分)に取り付けられている。一方、開口小径部16には、プラグ小径部12の基端部に対応する位置に、面取り部20が設けられている。面取り部20により、プラグ13と開口部17との間に、隙間が生じている。Oリング19は、この隙間に、圧縮されて配置されている。隙間により、Oリング19が潰されてしまうことが防止される。
Oリング19は、耐腐食性を有していることが好ましい。具体的には、Oリング19として、フッ素含有樹脂が用いられることが好ましい。フッ素含有樹脂としては、例えば、カルレッツ(デュポン エラストマー社製)などを用いることができる。
本実施形態において止栓部3を形成するにあたっては、まず、開口部17を加工し、開口大径部15、開口小径部16、及び面取り部20を形成する。次いで、開口大径部15にねじ山つきインサート18を取り付ける。次いで、プラグ13のプラグ小径部12にOリング19を取り付け、開口部17にプラグ13を挿入する。この際、面取り部20が設けられているため、Oリング19が傷つくことはない。また、Oリング19は、プラグ小径部12のどの部分に位置していたとしても、面取り部20によって押され、自ずとプラグ小径部12の基端部に配置される。また、プラグ13の挿入時には、プラグ大径部11がねじ山つきインサート18に嵌め込まれる。
続いて、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態においては、プラグ大径部11の高さが、開口大径部15の深さに対応している。そのため、第1の実施形態と同様に、母材1の表面を平坦にすることができる。
また、本実施形態では、冷却水の漏洩を防止するために、Oリング19が取り付けられている。第1の実施形態では、溶接部により、冷却水の漏洩が防止される。しかし、溶接部を形成する肉盛溶接材中には、若干の異物が含まれることがある。その結果、母材1と溶接部とで、熱膨張率に差が生じ、ピーニング部分に隙間ができることがある。その結果、冷却水が漏洩することが懸念される。また、溶接部14が少しでも腐食すると、冷却水が漏洩することがある。これに対して、本実施形態では、Oリング19を用いているため、そのような懸念がなく、第1の実施形態よりも冷却水の漏洩をより確実に防止することができる。
また、プラズマ灰溶融炉等に用いられる水冷構造物においては、母材1が、高温(600以上、1200℃以下)の腐食性ガス雰囲気下(例えば、Na,及びKを含有し、HCl濃度が5%以上である雰囲気下)におかれることがあり、母材1が腐食し易い。止栓部3において母材1が腐食した場合、冷却水流路2から冷却水が漏洩してしまうことが懸念される。しかし、本実施形態のようにOリング19が圧縮されて配置されることにより、Oリング19の周辺の母材1が腐食したとしても、プラグ13と開口部17との間の隙間はOリング19によってシールされる。これにより、冷却水の漏洩が更に確実に防止される。
また、本実施形態では、プラグ小径部12にOリング19が取り付けられている。母材1の表面は、既述のように、高温雰囲気下におかれることがある。そのため、Oリング19が母材1の表面に近い位置に配置されている場合には、Oリング19が加熱され、Oリングが損傷してしまうことがある。これに対して、本実施形態によれば、プラグ小径部12にOリング19が配置されるため、Oリング19を冷却水流路2に近づけることができる。その結果、Oリング19が冷却水によって冷却され易くなり、Oリング19の損傷が防止される。
また、本実施形態によれば、ねじ山つきインサート18が用いられている。既述のように、母材1は、軟材により形成される。そのため、母材1に直接にプラグ13を螺合させると、母材1が損傷してしまうことがある。これに対して、本実施形態では、ねじ山つきインサート18を用いることにより、開口部17において母材1が補強することができる。その結果、プラグ13を挿入する際に、母材1が損傷してしまうことがない。
加えて、本実施形態では、Oリング19によって冷却水の漏洩が防止される。プラグ大径部11は、プラグ13が固定されるような強度で、ねじ山つきインサート18によって締め付けられていればよい。すなわち、プラグ大径部11においては、冷却水の漏洩を防止する機能は求められない。そのため、プラグ13を開口部17に挿入する際に必要な締め付け荷重は少なくて済み、母材1の損傷がより確実に防止される。
更に、第1の実施形態では、溶接部14を設けるために母材1を加熱するなどの処理が必要であるが、本実施形態では母材1を加熱する必要はない。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係る水冷構造物における止栓部3の構造を示す断面図である。本実施形態では、第2の実施形態と比較して、Oリング19の位置が変更されている。その他の点については、第2の実施形態と同様の構成を採用することができるので、詳細な説明は省略する。
図6に示されるように、本実施形態では、プラグ小径部12に、溝21が形成されている。溝21は、プラグ小径部12の周方向に沿って伸びており、環状である。Oリング19は、溝21に嵌め込まれており、プラグ13と母材1との間の隙間をシールしている。
本実施形態によれば、Oリング19を、プラグ小径部12の基端部よりも更に冷却水流路2側に配置することができる。従って、Oリング19を、第2の実施形態よりも効率よく冷却することが可能になる。
また、第2の実施形態では、Oリング19を取り付けるために、母材1に面取り部20が形成されている。面取り部20を形成するために、母材1の形状を加工する必要がある。これに対して、本実施形態では、Oリング19は、プラグ13に設けられた溝21に嵌め込まれる。Oリング19を取り付けるために、母材1の形状を特別に加工する必要がない。母材1が特別な形状に加工されていないため、万が一、止栓部3において冷却水の漏洩などのトラブルが生じた場合であっても、容易に補修することが可能である。
但し、本実施形態では、プラグ小径部12の長さが、溝21を形成することができるような長さである必要がある。一方、第2の実施形態では、プラグ小径部12の基端部にOリング19が取り付けられるため、プラグ小径部12の長さを短くすることができる。すなわち、第2の実施形態の方が本実施形態よりもプラグ13のサイズを小さくすることができ、母材1の厚みが薄い場合であっても止栓部3を形成し易くなる。言い換えれば、第2の実施形態のほうが、冷却水流路2を母材1の表面の近くに形成することができ、母材1の冷却効率を高めることが可能になる。この観点からは、第2の実施形態に係る水冷構造物の方が有利である。
また、本実施形態では、プラグ13を挿入する際に、Oリング19と母材1とが擦れることがある。そのため、Oリング19が損傷しやすい。これに対して、第2の実施形態では、面取り部20によってOリング19が損傷されることが防止される。したがって、プラグ13の挿入時におけるOリング19の損傷を防止する点においても、第2の実施形態に係る構造の方が有利である。
(第3の実施形態の変形例)
続いて、第3の実施形態の変形例について説明する。図7は、本変形例に係る止栓部3の構成を示す概略断面図である。図7に示されるように、本実施形態に係る止栓部3は、母材1と、冷却水流路2に冷却水を供給又は排出する配管との接続部分にも適用することが可能である。
図7に示されるように、本変形例では、プラグ13に、配管23が接続されている。また、プラグ13には、母材1の表面側から冷却水流路側に向けて貫通する、接続流路22が設けられている。接続流路22は、母材1の表面側の端部において、配管23に接続されている。配管23及び接続流路22により、冷却水流路2に対する冷却水の供給、又は、冷却水流路2からの冷却水の排出が行われる。
次いで、本変形例の作用効果を説明するため、水冷構造物と配管との接続構造における一般的な構造について説明する。図8は、一般的な接続構造を示す概略断面図である。この接続構造では、母材1において、冷却水流路2に接続される開口部分に、テーパーねじ構造34が形成されている。また、配管23の一端には、母材1に形成されたテーパーねじ構造34に対応するねじ構造35が形成されている。配管23を母材1に接続する際には、ねじ構造35にシールテープ又は液状ガスケット剤などが塗布され、ねじ構造35が母材1のテーパーねじ構造34に螺合される。これにより、母材1に配管23が接続される。ここで、配管としては、母材1よりも硬い材料(例えば、鉄、ステンレスなど)が用いられる。そのため、装置運転中における配管23の振動、配管23に加えられた外力、配管23を接続する際に加わる締め付け力などにより、母材1が破損してしまうことがある。その結果、冷却水が漏洩してしまうことがある。また、図8の構造では、母材1に設けられたテーパーねじ構造34が配管23に設けられたねじ構造35と嵌まりあうことにより、冷却水の漏洩が防止される。しかし、この構造では、配管23の延在方向に沿う断面において、ねじ構造34とねじ構造35との境界部分が直線的に伸びている。そのため、この境界部分の一端で母材1が腐食した場合に、腐食が直線的に進行し易い。その結果、母材1と配管23との接続部分に隙間が生じ、冷却水が漏洩し易い。
これに対して、本変形例によれば、Oリング19によって冷却水の漏洩が防止される。既述のように、母材1が腐食したとしても、Oリング19によってプラグ13と母材1との間の隙間がシールされるため、冷却水の漏洩が確実に防止される。また、段差が設けられているため、母材1の腐食が直線的に進行することが妨げられる。更に、プラグ13とねじ山つきインサート18とは、プラグ13が固定される程度の力で締結されていればよい。冷却水の漏洩が防止される程度の力で締結されている必要はなく、プラグ13を挿入する際に加えられる力を少なくすることができる。この観点からも、母材1の損傷が防止されるため、配管23を信頼性よく母材1に接続することができる。
以上、本発明について、第1乃至第3の実施形態を用いて説明した。但し、これらの実施形態は互いに独立するものではなく、矛盾のない範囲内で組み合わせることも可能である。
(参考例1)
続いて、参考例1に係る水冷構造物について説明する。
図9は、参考例1に係る水冷構造物の配管接続部分を示す概略断面図である。この水冷構造物においても、既述の実施形態と同様に、母材1に開口部17が設けられている。開口部17は、開口大径部15及び開口小径部16を有している。また、開口大径部15には、ねじ山つきインサート18が取り付けられている。一方、プラグには、配管26が一体に取り付けられている。プラグには、大径部24及び小径部25が設けられている。小径部25の径は、開口大径部15の径に対応している。プラグは、小径部25において、ねじ山つきインサート18に嵌め込まれている。一方、プラグの大径部24の径は、開口大径部15の径よりも大きい。プラグの大径部24は母材1の外側に位置している。大径部24は、母材1の表面と対向する対向面を有しており、この対向面にOリング29を取り付けるための溝28が形成されている。また、プラグには、接続流路27が設けられている。接続流路27は、プラグを貫通するように伸びており、一端で開口小径部16に接続されている。配管26は、接続流路27の他端に接続されている。接続流路27の径は、開口小径部16の径に対応している。
参考例1に係る水冷構造物においても、第2及び第3の実施形態と同様に、Oリング29が用いられている。そのため、母材1が腐食した場合であっても、Oリング29によって隙間をシールすることが可能であり、冷却水の漏洩を確実に防止することが可能である。また、母材1にOリング29を取り付けるための構造を形成する必要がないので、万が一水漏れ等のトラブルが発生した場合であっても容易に補修することが可能となる。ただし、Oリング29の位置は、第2、第3の実施形態と比較すると、Oリング29の位置は冷却水流路2から遠くなる。そのため、Oリング29の加熱による損傷を防止する点では、第2及び第3の実施形態のほうが本参考例よりも好ましい。
また、本参考例によれば、接続流路27の径を開口小径部16の径と同じにすることができる。そのため、配管26と冷却水流路2との間における冷却水の流れが阻害されない。冷却水流路2に対する冷却水の供給、又は冷却水流路からの冷却水の排出を、効率よく行うことができる。
(参考例2)
続いて、参考例2に係る水冷構造物について説明する。
図10は、参考例2に係る水冷構造物の配管接続部分及び止栓部分を示す概略断面図である。この水冷構造物においては、参考例1と比較して、プラグにソケット33が設けられている点で異なっている。その他の点については、参考例1と同様の構造であるものとする。ソケット33は、プラグを貫通するように形成されている。ソケット33の形状はテーパー状であり、冷却水流路2側ほど開口径が小さい。ソケット33には、ねじ構造が形成されている。配管接続部分では、このソケット33に、配管30の一端が嵌め込まれている。配管30の一端は、ソケット33に対応する形状に加工されており、テーパーねじ部31を形成している。配管接続部分では、テーパーねじ部31がソケット33に螺合されている。一方、止栓部分では、ソケット33がプラグ32によって閉塞されている。プラグ32には、ソケット33に対応する形状に加工された、テーパーねじ部34が形成されている。プラグ32は、テーパーねじ部34によって、ソケット33に螺合されている。
本参考例によっても、参考例1と同様の効果が得られる。加えて、本参考例では、プラグにソケット33が設けられている。そのため、ソケット33に異なる径を有する配管及びプラグを取り付けることが可能になり、汎用性を高めることが可能になる。
1 母材
2 冷却水流路
3 止栓部
4 穴
5 プラズマ灰溶融炉
6 主電極
7 炉底電極
8 灰ホッパ
9 出滓口
10 樋
11 プラグ大径部
12 プラグ小径部
13 プラグ
14 溶接部
15 開口大径部
16 開口小径部
17 開口部
18 ねじ山つきインサート
19 環状弾性体(Oリング)
20 面取り部
21 溝
22 接続流路
23 配管
24 大径部
25 小径部
26 配管
27 接続流路
28 溝
29 Oリング
30 配管
31 テーパーねじ部
32 プラグ
33 ソケット部
34 テーパーねじ部
103 スタンダードプラグ
104 スタンダードプラグシート
105 ガスケット
107 ねじ山つきインサート

Claims (11)

  1. 母材と、
    前記母材の内部に設けられた冷却水流路と、
    前記母材に設けられ、前記母材の表面と前記冷却水流路とを接続する開口部と、
    前記開口部に埋められたプラグと、
    を具備し、
    前記開口部は、
    前記母材の表面側に設けられた開口大径部と、
    前記開口大径部よりも径が小さく、前記開口大径部と前記冷却水流路とを接続する、開口小径部とを備え、
    前記開口大径部と前記開口小径部とは、段差が生じるように接続されており、
    前記プラグは、
    前記開口大径部に対応する径を有し、前記開口大径部に嵌まり込むプラグ大径部と、
    前記プラグ大径部から前記冷却水流路側に向かって延び、前記開口小径部に対応する径を有し、前記開口小径部に嵌まり込む、プラグ小径部とを有し、
    前記プラグ大径部の高さは、前記プラグ大径部が前記母材の表面から外部に突き出ないように、前記開口大径部の深さ以下に設定されている
    水冷構造物。
  2. 請求項1に記載された水冷構造物であって、
    更に、
    前記開口大径部を塞ぐように設けられた、溶接部
    を具備し、
    前記プラグ大径部の高さは、前記開口大径部の深さよりも低く、
    前記溶接部は、前記プラグ大径部と前記母材の表面との間に形成される凹部を埋めるように形成され、
    前記母材の表面は、前記溶接部により、平坦になっている
    水冷構造物。
  3. 請求項1または2に記載された水冷構造物であって、
    更に、
    前記冷却水流路を流れる流体が前記母材の表面側に漏洩することを防止する、環状弾性体
    を具備し、
    前記環状弾性体は、前記プラグ小径部と前記開口小径部との間に、前記プラグ小径部を囲むように配置されている
    水冷構造物。
  4. 請求項3に記載された水冷構造物であって、
    前記環状弾性体は、前記プラグ小径部の基端部に配置されている
    水冷構造物。
  5. 請求項4に記載された水冷構造物であって、
    前記開口小径部には、前記プラグ小径部の基端部に対応する位置に、面取り部が設けられており、
    前記面取り部により、前記環状弾性体が配置される空間が確保されている
    水冷構造物。
  6. 請求項3に記載された水冷構造物であって、
    前記プラグ小径部には、周方向に沿って伸びる環状の溝が設けられており、
    前記環状弾性体は、前記環状の溝に嵌められている
    水冷構造物。
  7. 請求項3乃至6のいずれかに記載された水冷構造物であって、
    環状弾性体は、フッ素含有樹脂により形成されている
    水冷構造物。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載された水冷構造物であって、
    前記プラグには、前記母材の表面側から前記冷却水流路に向けて貫通する、接続流路が設けられており、
    前記接続流路は、前記母材の表面側において、配管に接続されている
    水冷構造物。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載された水冷構造物であって、
    更に、
    ねじ構造を有し、前記開口大径部に取り付けられ、前記母材を補強する、補強部材
    を具備し、
    前記プラグ大径部は、前記補強部材のねじ構造に螺合している
    水冷構造物。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載された水冷構造物であって、
    前記母材の形状は、プラズマ灰溶融炉からスラグを排出する出滓口に設けられる出滓樋として用いられる形状である
    水冷構造物。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載された水冷構造物であって、
    前記母材の形状は、高温・腐食環境下に配置される部材として用いられる形状であり、
    前記高温・腐食環境下は、600℃以上、1200℃以下であり、HCl濃度が5%以上であり、Na及びKを含む雰囲気下である
    水冷構造物。
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