JP3156158B2 - 流路切換装置を具えたアキュムレータ - Google Patents

流路切換装置を具えたアキュムレータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばヒートポンプ
を用いた冷暖房装置における冷媒の循環経路に組み込ま
れることが適切なアキュムレータに関するものである。
【0002】
【発明の背景】一般にヒートポンプを用いた冷暖房装置
は、四方弁などの切換弁によって作動媒体の循環経路を
切り換えて、暖房及び冷房の運転を切り換えている。ま
たその際、作動媒体を循環させるためにコンプレッサが
用いられ、循環経路には、コンプレッサの直近にアキュ
ムレータが設けられ、経路中に含まれる油分、固形物等
の不純物の除去や作動媒体の脈動の均整化等を行わせて
いる。そして従来よりこの種のアキュムレータと切換弁
とは通常別個のものとして設計されていたが、装置全体
のコンパクト化や低コスト化の要求が高まってくると、
この発想には限界が生じてきた。そこで本発明者は一層
のコンパクト化を達成すべく、先に述べたアキュムレー
タと切換弁とを融合させる着想に基づき、アキュムレー
タに切換弁を駆動するシフト機構を組み込むようにした
特開平10−311623号「流路切換機構を具えたア
キュムレータ」、特開平10−311624号「流路切
換機構を具えたアキュムレータ」、特開平11−231
06号「流路切換機構を具えたアキュムレータ」等の特
許出願に関与している。
【0003】ところでこの種の切換弁は、弁体をスライ
ドさせて切り換えるものからケーシング内を回動させる
いわゆるロータリータイプのものに変わりつつある。そ
して本発明者はこのような切換弁においても装置全体の
コンパクト化や低コスト化等を目的として、弁体をシフ
トさせる切換構造と、弁体との両者を融合させ、特開平
10−300278号「冷暖房装置における高低圧気体
の流路切換装置」、特開平10−300279号「冷暖
房装置における高低圧気体の流路切換装置」、特開平1
1−6573号「換衝撃を抑制した四方弁」等の特許出
願に関与している。また本発明者は、より一層の総合性
能の向上を狙って新たな四方弁の研究を進めており、そ
の一環として四方弁のシール性能の向上を目的として特
願平10−124301号「冷暖房装置における高低圧
気体の流路切換装置」、特願平10−192464号
「冷暖房装置における作動媒体の流路切換装置」等の特
許出願に及びケーシングの気密性を向上させた装置の提
案に及んでいる。
【0004】これにより流路切換装置のシール性は格段
に向上し、大きな成果を得たわけであるが、更にこのよ
うな流路切換装置をアキュムレータに組み込み、より一
層のコンパクト化や低コスト化等を達成することが、今
後の更なる開発目標となっていた。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、シール性を格段に向上
させた流路切換装置をアキュムレータに組み込むことに
よって、より一層のコンパクト化を達成するとともに、
総合性能をより向上させ得る新規なアキュムレータの開
発を試みたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
流路切換装置を具えたアキュムレータは、コンプレッサ
の吐出口に接続される第一接続口と、室内熱交換器に接
続される第二接続口と、室外熱交換器に接続される第三
接続口と、コンプレッサの吐出口に接続されるアキュム
レートチャンバに連通する連通口とを有したケーシング
と、このケーシング内の前記第一接続口を通る軸線上に
回動自在に設けられ、第一切換路口から第二切換路口へ
と連通する第一切換路、及び第一切換路口から第三切換
路口へと連通する第二切換路を有した弁体とを具え、前
記第一接続口と第一切換路口とは常時連通され、一方前
記第二接続口と第二切換路口と、第三接続口と第三切換
路口とは弁体を一定角度往復回動させることにより択一
的に連通させ、第一切換路と第二切換路との二つの流路
を選択的に切り換えるようにした流路切換装置を内部に
組み込んだアキュムレータにおいて、前記弁体を回動自
在に支承する回動駆動機構は、弁体と駆動源との間を伝
動機構で結ぶとともに、この伝動機構は、永久磁石によ
って構成される駆動要素と、鋼板等の磁性体によって構
成される受動要素とを具え、互いに非接触状態で回転を
伝達して成り、且つ前記ケーシングは、内部を仕切るこ
とによってアキュムレートチャンバの上部に弁体を納め
る切換 弁室を構成し、前記受動要素をケーシングの内部
に密閉した状態に収納するとともに駆動要素から駆動源
に至る部位は、密閉した範囲外となるケーシングの上部
に設けられることを特徴として成るものである。
【0007】また請求項2記載の流路切換装置を具えた
アキュムレータは、前記請求項1記載の要件に加え、
記回動駆動機構は、受動要素と弁体との間に駆動要素か
らの回転を減速して弁体の回動切換を行う減速機構を具
え、且つこの減速機構は、前記切換弁室の更に上部に形
成される減速作用室内に構成され、受動要素と共にケー
シング内部に密閉状態に収納されることを特徴として成
るものである。
【0008】上記発明によれば、シール性を格段に向上
させた流路切換装置をアキュムレータに組み込むため、
シール性を格段に向上させるとともに、低コスト化や切
換操作性等の他の総合性能も飛躍的に向上させ、またア
キュムレータのより一層のコンパクト化を達成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の流路切換装置を具え
たアキュムレータ1Aを図示の実施の形態に基づいて説
明する。本発明の流路切換装置を具えたアキュムレータ
1Aは、一例として図1、3に示すように、ケーシング
10内を仕切板10aによって仕切り、下部にアキュム
レートチャンバ7が、上部に減速作用室8が形成され、
これらに挟まれるように切換弁室9が形成されている。
そして切換弁室9内には、後述する回動駆動機構30に
よって一定角度往復回動する弁体20を具えて成る。こ
こで回動駆動機構30とは、駆動源たるモータM、伝動
機構6、あるいは減速作用室8内に設けられる減速機構
31等を含み、弁体20の回動切り換えを行う部材を総
称するものである。また本発明の名称中に記載する流路
切換装置1とは、切換弁室9や弁体20あるいは回動駆
動機構30等を中心とする、作動媒体の流路を切り換え
るための部材を総称するものであり、一例としていわゆ
る四方弁の形態を採る。因みに図1では暖房運転を行っ
ている。
【0010】まず流路切換装置を具えたアキュムレータ
1Aが組み込まれた冷暖房装置の全体構成について説明
する。図1、2に示すようにコンプレッサ2の吐出口か
ら第一配管H1が切換弁室9に接続され、コンプレッサ
2の吸入口へはアキュムレートチャンバ7から第四配管
H4が接続されている。またアキュムレータ1Aから室
内熱交換器3及び室外熱交換器5へ第二配管H2及び第
三配管H3が接続されている。室内熱交換器3と室外熱
交換器5とは、冷媒の減圧を行う毛細管4を間に挟んで
接続がなされている。そして暖房運転時には一例として
図1、6に示すようにコンプレッサ2、アキュムレータ
1A、室内熱交換器3、毛細管4、室外熱交換器5、ア
キュムレータ1A、コンプレッサ2の順で作動媒体は循
環し、一方冷房・除湿運転時には一例として図7に示す
ようにコンプレッサ2、アキュムレータ1A、室外熱交
換器5、毛細管4、室内熱交換器3、アキュムレータ1
A、コンプレッサ2の順で作動媒体は循環している。
【0011】以下本発明の流路切換装置を具えたアキュ
ムレータ1Aの各構成部材について説明する。まずケー
シング10について説明する。ケーシング10は一例と
して図3に示すようにほぼ円筒管状を成し、内部は気密
性が保たれ、アキュムレートチャンバ7、切換弁室9、
減速作用室8等の各空間は、仕切板10aにより仕切ら
れている。なおケーシング10は、ワンパッケージ状の
一体的な部材を示すものであるが、実際にはアキュムレ
ートチャンバ7、切換弁室9、減速作用室8等を形成す
る各空間が、適宜分割形成された後、ろう付け、ボルト
による締結等、適宜の手段によって一体的に構成され
る。因みに図3に示す実施の形態では、ケーシング10
をアキュムレートチャンバ7側と、減速作用室8及び切
換弁室9側とに分け、二分割形成している。
【0012】切換弁室9の下面中心には図示するように
第一接続口11が開口され、ここにコンプレッサ2の吐
出口と接続される第一配管H1が接続される。またアキ
ュムレートチャンバ7内部にはコンプレッサ2の吸入口
に接続される第四配管H4が嵌挿されている。更に切換
弁室9と減速作用室8とを仕切る仕切板10aには、第
二接続口12及び第三接続口13が開口され、第二接続
口12と室内熱交換器3とが第二配管H2により接続さ
れ、第三接続口13と室外熱交換器5とが第三配管H3
により接続されるとともに、この仕切板10aの中心に
は、後述する弁体20の回動軸26が挿入される。また
切換弁室9とアキュムレートチャンバ7とを仕切る仕切
板10aには、連通口14が一例として六カ所開口され
ている。
【0013】次にフィルタ15について説明する。この
フィルタ15は循環する作動媒体を浄化するものであ
り、一例として連通口14の下部に設けられるものであ
る。そしてこのものは通常金属または樹脂材料から成る
網を平板状に形成したものであり、主に作動媒体中の固
形不純物等をろ過し、これを捕捉するものである。この
ためフィルタ15を暖房及び冷房・除湿の両方の運転時
において作動媒体の流れ方向が変わらない連通口14の
下部に配するものであるが、例えばコンプレッサ2の吐
出口と接続される第一配管H1やコンプレッサ2の吸入
口と接続される第四配管H4の管内に配しても構わな
い。なおフィルタ15が作動媒体中の固形不純物等をろ
過するというよりも、例えば浄水器の活性炭等のように
むしろ作動媒体中に溶け込んだ不要成分を吸着や化学反
応によって浄化する場合には、フィルタ15を作動媒体
の循環経路中例えば第二配管H2や第三配管H3の管内
等に配する形態等も採り得る。なお作動媒体の経路中に
は上記フィルタ15の他に、例えば第一接続口11から
第一切換路口21に至るまでの間に作動媒体をジグザグ
状に流動させて、積極的に消音化や更なる脈動の均整化
等を図るマフラー機能を組み込むことが可能である。
【0014】次に切換弁室9内に設けられる弁体20に
ついて説明する。弁体20は一例としてケース部20a
と、このケース部20aの開放側を塞ぐように一体に組
み付けられる閉塞板20bとを具えて成るものであり、
内部に連通室20cが形成されている。ケース部20a
は一例として外観上、左右側面がほぼ直方体形状に形成
され、内部の連通室20cは気密性が保たれている。ま
た連通室20cには下面から上面に連通する二つの流路
が設けられるため、下面中心には第一切換路口21が開
口され、上面の左右位置には、第二切換路口22及び第
三切換路口23が開口されている。そして第一切換路口
21から第二切換路口22へと連通する流路を第一切換
路R1とし、第一切換路口21から第三切換路口23へ
と連通する流路を第二切換路R2とする。前記第一切換
路口21内には前記第一配管H1が挿入されている。一
方、弁体20の上面中心には回動軸26が弁体20に固
定されて設けられ、切換弁室9と減速作用室8とを仕切
る仕切板10aに回動自在に嵌挿されており、この回動
軸26と前記第一配管H1とにより弁体20は切換弁室
9内にて一定角度回動自在に保持される。
【0015】そして第二切換路口22及び第三切換路口
23には、Oリング等を介して表面にフッ素樹脂のコー
ティングがなされたもの、もしくはフッ素樹脂で形成さ
れた円筒形状のシーリング材25を外端を上方に幾分突
出した状態で内嵌めする。これにより切換弁室9と減速
作用室8とを仕切る仕切板10aの内壁面にシーリング
材25が、Oリング等によって弾性的に押し当てられ、
開口端部から作動気体が漏出しないように図られてい
る。なお弁体20のケース部20a及び閉塞板20b
は、一例として金属材料から成る板材をプレス加工して
形成されるが、ガラス、プラスチック等、適宜の非金属
材料で形成されても構わない。一方第一接続口11と第
一切換路口21との間には、ベロー式のシーリング材2
5aが設けられるものであって、図3に示す実施の形態
にあっては、一例として椀型形状のベロー式のシーリン
グ材25aを仰向け状態に配置したものを図示する。因
みにこのようなシーリング構造を適用した場合には、弁
体20の種々の方向の動きに追従できるほか、内圧変化
に対しても追従でき、安定した高い気密性が保たれる。
【0016】次に有効受圧面積差に基づく印加圧力の差
圧によって、前記シーリング材25による気密性を確保
するようにした構造について説明する。このものは一例
として、図4に示すように第一切換路口21の作動媒体
に対する有効受圧面積S1と第二切換路口22及び第三
切換路口23の作動媒体に対する有効受圧面積S2(こ
の場合、第二切換路口22の作動媒体に対する有効受圧
面積と第三切換路口23の作動媒体に対する有効受圧面
積の総和となる)との関係をS2<S1に設定し、これ
による受圧面積差により弁体20に対する印加圧力に差
圧を生じさせるものである。
【0017】そしてこの差圧により弁体20は、第二接
続口12及び第三接続口13に向けて押圧され、これに
伴う微小移動によって弁体20の上方に配置されたシー
リング材25の上端面を前記第二接続口12ないし第三
接続口13周縁の仕切部10aの下面に圧接する。更に
このような圧接力の補圧手段として、図3に併せて示す
ような補圧バネ25bを設けることが好ましい。この補
圧バネ25bとしては、一例として圧縮コイルバネを用
い、このものをベロー式のシーリング材25aの上方に
圧縮状態で配置するという構成を採るものである。なお
この補圧バネ25bの配置位置は、上記補圧作用を与え
るものであれば、上記配置位置には拘束されない。また
この補圧バネ25bは、前述した有効受圧面積差に基づ
く差圧効果を補うことを目的としていることから、シー
リング材25の密着性をより強固にするものと違って、
比較的バネ定数の小さなものを選定する。なお例えば第
三切換路口23を排して第二切換路口22のみにより第
二接続口12、第三接続口13との接続を選択的に切り
換えるようにする形態も可能であり、この場合、上述し
た有効受圧面積S2は、第二切換路口22の作動媒体に
対する有効受圧面積のみとなる。
【0018】次に減速作用室8内に構成される減速機構
31について説明する。このものは駆動源たるモータM
からの回転を減速して、弁体20の回動軸26に伝達す
るものであり、一例としてシャフト32にギヤ比を異に
する複数のギヤ33を多段状に嵌め込んだ歯車列34に
よって構成される。そして相互のギヤ33の作用によっ
て順次減速を行い、最終的に歯車列34として適宜の減
速比を得るものであり、一方のシャフト32の先端部が
回動軸26を適宜の角度回動させる。また複数のギヤ3
3のうち最初に駆動を受けるギヤ33には、その先端部
に後述する伝動機構6の受動要素6Bが設けられる。
【0019】次に伝動機構6について説明する。伝動機
構6はモータMにより直接回転駆動される駆動要素6A
と、これを受けて非接触状態で回転する受動要素6Bと
を具えて成るものである。この伝動機構6は、一例とし
て駆動要素6Aに永久磁石61を、受動要素6Bに鋼板
63等の磁性体を適用し、これらを互いに嵌め合い状態
に形成し、駆動要素6Aと受動要素6Bとの間に、充分
な伝動力を確保するものである。因みに図3に示すもの
は、駆動要素6Aの外側に受動要素6Bを配する形態を
示しているが、駆動要素6Aの内側に受動要素6Bを配
する形態ももちろん採り得る。
【0020】そして鋼板63等の磁性体を適用した受動
要素6Bは、前述したように前記ギヤ33のうち最初に
駆動を受けるものの上端部に設けられ、他方の永久磁石
61を適用した駆動要素6Aが、密閉された減速作用室
8の上方に配されるモータMの出力軸に対して設けられ
る。すなわちまずモータMにより永久磁石61を回転さ
せて、その磁力で非接触状態にある鋼板63を回転さ
せ、歯車列34、回動軸26を介して最終的に弁体20
の回動切り換えを行うのである。このように永久磁石6
1を収納する部位は必ずしも気密性が保持される必要は
なく、実際はモータMを固定するブラケット等に取り
付けられる。また鋼板63を適用して成る受動要素6B
が、実質的に弁体20を回動させる駆動部材であり、密
閉されたケーシング10内部に収納されるため、例えば
作動媒体が回動軸26の周辺部分から漏出しても、減速
作用室8で遮断され、効率的な熱交換が行える。因みに
弁体20の回動方向を切り換えるには、モータMに流す
電流の方向を換えることによって行える。また例えば
速機構31の最終的な減速比が、1/800の設定であ
れば駆動要素6Aを100回転させた場合に弁体20を
1/8回転すなわち45°回動させることになる。
【0021】なおこの実施の形態では図示したように駆
動要素6Aと受動要素6Bとの伝動作用面をほぼ鉛直方
向に設定し、互いに嵌め合い状態になるように形成し、
これによって駆動要素6Aと受動要素6Bとの間に、充
分な伝動力を確保するものであるが、この他にも例えば
図5(a)に示すように伝動機構6の伝動作用面をほぼ
水平方向に設定する形態が採り得る。また弁体20の回
動切り換えに伴い、ケーシング10内に第二切換路口2
2と第二配管H2とが連結される一定角度と、第三切換
路口23と第三配管H3とが連結される一定角度とに、
弁体20の回動を止めるストッパを設けることが好まし
い。
【0022】次に本発明の流路切換装置を具えたアキュ
ムレータ1Aの作動状態について暖房運転時と冷房・除
湿運転時とに区分して説明する。 (1)暖房運転時 暖房運転時には、図6に示すように弁体20の第二切換
路口22は第二配管H2に接続され、第三切換路口23
は第三配管H3には接続されていない状態である。この
場合にはコンプレッサ2からの作動媒体は、コンプレッ
サ2、第一配管H1、第一接続口11、第一切換路R
1、第二接続口12、第二配管H2、室内熱交換器3、
毛細管4、室外熱交換器5、第三配管H3、第三接続口
13、切換弁室9内、連通口14、アキュムレートチャ
ンバ7内、第四配管H4、コンプレッサ2...の順で
循環する。
【0023】(2)冷房・除湿運転時 冷房・除湿運転時には、図7に示すように弁体20の第
三切換路口23は第三配管H3に接続され、第二切換路
口22は第二配管H2には接続されていない状態であ
る。この場合にはコンプレッサ2からの作動媒体は、コ
ンプレッサ2、第一配管H1、第一接続口11、第二切
換路R2、第三接続口13、第三配管H3、室外熱交換
器5、毛細管4、室内熱交換器3、第二配管H2、第二
接続口12、切換弁室9内、連通口14、アキュムレー
トチャンバ7内、第四配管H4、コンプレッサ2...
の順で循環する。そして作動媒体は、このように暖房及
び冷房・除湿の両運転時において循環する際フィルタ1
5により主に不要成分が除去され、浄化される。
【0024】
【発明の効果】本発明の流路切換装置を具えたアキュム
レータによれば、シール性を格段に向上させた流路切換
装置1を組み込むため、シール性を格段に向上させると
ともに、低コスト化や切換操作性等の他の総合性能も飛
躍的に向上させ、また流路切換装置1を含めたアキュム
レータ1A全体のより一層のコンパクト化を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流路切換装置を具えたアキュムレータ
を冷暖房装置の室外機に組み入れて暖房運転を行ってい
る状態を示す説明図(a)、並びにアキュムレータを拡
大して示す斜視図(b)である。
【図2】アキュムレータとコンプレッサとを示す正面図
である。
【図3】本発明のアキュムレータの平面断面図(a)、
並びにこの平面断面図(a)におけるA−A線矢印方向
から視た断面図(b)、並びにB−B線矢印方向から視
た断面図(c)である。
【図4】有効受圧面積差に基づく印加圧力の差圧を説明
する説明図である。
【図5】伝動機構の他の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図6】本発明のアキュムレータの暖房運転時の作動媒
体の流れを示す説明図である。
【図7】同上冷房・除湿運転時の作動媒体の流れを示す
説明図である。
【符号の説明】
1 流路切換装置 1A アキュムレータ 2 コンプレッサ 3 室内熱交換器 4 毛細管 5 室外熱交換器 6 伝動機構 6A 駆動要素 6B 受動要素 7 アキュムレートチャンバ 8 減速作用室 9 切換弁室 10 ケーシング 10a 仕切板 11 第一接続口 12 第二接続口 13 第三接続口 14 連通口 15 フィルタ 20 弁体 20a ケース部 20b 閉塞板 20c 連通室 21 第一切換路口 22 第二切換路口 23 第三切換路口 25 シーリング材 25a ベロー式のシーリング材 25b 補圧バネ 26 回動軸 30 回動駆動機構 31 減速機構 32 シャフト 33 ギヤ 34 歯車列 61 永久磁石 63 鋼板 H1 第一配管 H2 第二配管 H3 第三配管 H4 第四配管 M モータ R1 第一切換路 R2 第二切換路 S1 有効受圧面積(第一切換路口の作動媒体に対す
る) S2 有効受圧面積(第二、第三切換路口の作動媒体
に対する)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサの吐出口に接続される第一
    接続口と、室内熱交換器に接続される第二接続口と、室
    外熱交換器に接続される第三接続口と、コンプレッサの
    吐出口に接続されるアキュムレートチャンバに連通する
    連通口とを有したケーシングと、このケーシング内の前
    記第一接続口を通る軸線上に回動自在に設けられ、第一
    切換路口から第二切換路口へと連通する第一切換路、及
    び第一切換路口から第三切換路口へと連通する第二切換
    路を有した弁体とを具え、前記第一接続口と第一切換路
    口とは常時連通され、一方前記第二接続口と第二切換路
    口と、第三接続口と第三切換路口とは弁体を一定角度往
    復回動させることにより択一的に連通させ、第一切換路
    と第二切換路との二つの流路を選択的に切り換えるよう
    にした流路切換装置を内部に組み込んだアキュムレータ
    において、前記弁体を回動自在に支承する回動駆動機構
    は、弁体と駆動源との間を伝動機構で結ぶとともに、こ
    の伝動機構は、永久磁石によって構成される駆動要素
    と、鋼板等の磁性体によって構成される受動要素とを具
    え、互いに非接触状態で回転を伝達して成り、且つ前記
    ケーシングは、内部を仕切ることによってアキュムレー
    トチャンバの上部に弁体を納める切換弁室を構成し、前
    記受動要素をケーシングの内部に密閉した状態に収納す
    るとともに駆動要素から駆動源に至る部位は、密閉した
    範囲外となるケーシングの上部に設けられることを特徴
    とする流路切換装置を具えたアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 前記回動駆動機構は、受動要素と弁体と
    の間に駆動要素からの回転を減速して弁体の回動切換を
    行う減速機構を具え、且つこの減速機構は、前記切換弁
    室の更に上部に形成される減速作用室内に構成され、受
    動要素と共にケーシング内部に密閉状態に収納される
    とを特徴とする請求項1記載の流路切換装置を具えたア
    キュムレータ。
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