JP2004108764A - 電動膨張弁及び冷凍装置 - Google Patents
電動膨張弁及び冷凍装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004108764A JP2004108764A JP2003300790A JP2003300790A JP2004108764A JP 2004108764 A JP2004108764 A JP 2004108764A JP 2003300790 A JP2003300790 A JP 2003300790A JP 2003300790 A JP2003300790 A JP 2003300790A JP 2004108764 A JP2004108764 A JP 2004108764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- rotating member
- electric expansion
- expansion valve
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Abstract
【課題】 絞り部を構成する冷媒通路を複数設けるとともに、出入口配管を直線状に配列することにより電動膨張弁を接続する配管作業の簡略化と配管スペースの削減を行うことのできる電動膨張弁を提供すること。
【解決手段】 2つの冷媒流通口1a、1bを設けた略円筒状の筐体1内に、略円柱状の固定部材2及び回転部材3を設けるとともに、この固定部材2及び回転部材3に同一配置の貫通孔5、6を設ける。そして、回転部材3の回転角をステッピングモータで制御して両貫通孔5、6の接合面積を制御し、冷媒減圧量を調整する。
【選択図】 図1
【解決手段】 2つの冷媒流通口1a、1bを設けた略円筒状の筐体1内に、略円柱状の固定部材2及び回転部材3を設けるとともに、この固定部材2及び回転部材3に同一配置の貫通孔5、6を設ける。そして、回転部材3の回転角をステッピングモータで制御して両貫通孔5、6の接合面積を制御し、冷媒減圧量を調整する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、空気調和装置等の冷凍装置に用いられる電動膨張弁の冷媒通過音の低下に関する。
従来冷凍装置に用いられるステッピングモータで駆動される電動膨張弁の基本的な構造を図22に示す。
この図に示すように、従来の電動膨張弁は、弁本体101を仕切壁102により上下に二分し、仕切壁102の上部をステッピングモータ110のロータ111を収納するロータ室112とし、下方を弁室120としている。ステッピングモータ110のステータ113はロータ室112の外部に取り付けられている。
ロータ111には弁棒121の一端が固定されている。したがって、この弁棒121は、ステッピングモータ110の駆動によりロータ111とともに回転する。
この図に示すように、従来の電動膨張弁は、弁本体101を仕切壁102により上下に二分し、仕切壁102の上部をステッピングモータ110のロータ111を収納するロータ室112とし、下方を弁室120としている。ステッピングモータ110のステータ113はロータ室112の外部に取り付けられている。
ロータ111には弁棒121の一端が固定されている。したがって、この弁棒121は、ステッピングモータ110の駆動によりロータ111とともに回転する。
また、弁棒121は、中間部が仕切壁102に形成されたネジ部122に螺合されている。したがって、弁棒121は、ネジ部122において弁棒121の回転運動が軸方向の運動に変換される。弁棒121は、先端部がニードル弁部123として形成されている。
弁室120の側壁には一方の冷媒出入口配管部131が接続されている。弁室120の下方には、中央部に弁座124が形成された弁座形成壁125が設けられている。この弁座形成壁125の下面には、弁座124に連通する他方の冷媒出入口配管部132が接続されている。
弁室120の側壁には一方の冷媒出入口配管部131が接続されている。弁室120の下方には、中央部に弁座124が形成された弁座形成壁125が設けられている。この弁座形成壁125の下面には、弁座124に連通する他方の冷媒出入口配管部132が接続されている。
以上のように構成された電動膨張弁は、ステッピングモータ110を駆動し、その回転角度を制御することにより、弁座124に対しニードル弁部123を進退させて弁体と弁座との間で形成される絞り部の冷媒通過面積を変化させ、冷媒通過面積の変化により減圧量(弁開度)を調節するようにしていた。
したがって、従来の電動膨張弁では、絞り部の通路が1個で、このような絞り部の冷媒通過面積を変更することにより、所定量の減圧量を得るものであった。このため、絞り部の冷媒通過面積を小さくせざるを得ないものであり、絞り部における冷媒流速が極めて速くならざるを得ないものとなっていた。
したがって、従来の電動膨張弁では、絞り部の通路が1個で、このような絞り部の冷媒通過面積を変更することにより、所定量の減圧量を得るものであった。このため、絞り部の冷媒通過面積を小さくせざるを得ないものであり、絞り部における冷媒流速が極めて速くならざるを得ないものとなっていた。
また、電動膨張弁における冷媒通過音は、絞り部の冷媒通過速度が速いほど音に変換されるエネルギーが大きくなり、冷媒通過音が大きくなるという関係にある。
空気調和機などの冷凍装置においては、一般的に、据付条件や運転条件の変化により、膨張弁入口までの液管内で気泡が発生して二相冷媒流となり、この二相冷媒流中の気泡が大きく成長して冷媒流れ中に大きな気泡が断続的に存在するスラグ流やプラグ流となることがあった。
空気調和機などの冷凍装置においては、一般的に、据付条件や運転条件の変化により、膨張弁入口までの液管内で気泡が発生して二相冷媒流となり、この二相冷媒流中の気泡が大きく成長して冷媒流れ中に大きな気泡が断続的に存在するスラグ流やプラグ流となることがあった。
このようなスラグ流やプラグ流が発生すると絞り部を通過する液冷媒とガス冷媒との速度差により不連続な圧力変動が発生し、結果として「チュルチュル」などと表現される不連続の冷媒流動音が発生していた。さらに、このような気液冷媒の速度差による圧力変動は、絞り部の冷媒通過速度が速いほど大きくなるという関係にあった。
このように、従来の電動膨張弁では、1個の絞り部の通過面積だけで冷媒減圧量を変えようとしていたため、圧力変動による冷媒通過音が大きいという問題(以下第1の問題という)があった。
このように、従来の電動膨張弁では、1個の絞り部の通過面積だけで冷媒減圧量を変えようとしていたため、圧力変動による冷媒通過音が大きいという問題(以下第1の問題という)があった。
また、従来の電動膨張弁では、二つの冷媒出入口管が直交するように取り付けられているため、この電動膨張弁に接続する配管がクランク状となり、配管が面倒で取り付けスペースも大きくならざるを得ないという問題(以下第2の問題という)があった。
上記第1の問題に対し、絞り部の冷媒通路を複数にした電動膨張弁が提案されている(例えば、特許文献1)。この電動膨張弁では、これにより絞り部における圧力変動を緩和しようとしている。しかし、この従来の電動膨張弁では上記第2の問題点については解決されていない。
また、上記第2の問題点に対し、電動膨張弁の出入口配管を直線状に配置した電動膨張弁が提案されている(例えば、特許文献2)。この電動膨張弁では、このような構成により、電動膨張弁に接続する配管の作業を簡略化し、配管スペースを小さくしょうとている。しかし、この従来の電動膨張弁では上記第1の問題点ついては何ら解決されていない。
特開平5-288286号公報
特開平7−234040公報
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、絞り部を構成する冷媒通路を複数設けるとともに、出入口配管を直線状に配列することにより電動膨張弁を接続する配管作業の簡略化と配管スペースの削減を行うことのできる電動膨張弁を提供することにある。
上記課題を解決する第1の解決手段に係る電動膨張弁は、(1)略円筒状の筐体と、筐体に形成された2つの冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された1個の略円柱状の固定部材と、一端面が固定部材の端面に接合するように、筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積をそれぞれ変更可能に構成されているか、あるいは(2)略円筒状の筐体と、筐体の両端に形成された冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された1個の略円柱状の固定部材と、一端面が固定部材の端面に接合するように、筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積をそれぞれ変更可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成された電動膨張弁によれば、一方の冷媒流通口から流入した冷媒は、固定部材の複数の第1貫通孔を通過し、複数の第1貫通孔と回転部材の複数の第2貫通孔との連通部で絞られ、さらに複数の第2貫通孔を通過して、他方の冷媒流通口から送り出される。また、この電動膨張弁においては、ステッピングモータの回転角度を制御することにより、複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通部の連通面積をそれぞれ所定値に調節し、冷媒減圧量を制御することができる。
したがって、このように構成された電動膨張弁では、絞り通路が独立した複数の通路に構成されているので、一つの絞り通路での気体、液体の不連続な流れによる圧力変動が生じても他の絞り通路による冷媒流れにより圧力変動が緩和され、大きな圧力変動になることが抑制される。このため、従来の一つの絞り通路によるものと比較し冷媒通過音が大きく低減される。
また、冷媒流通口が直線的に配置されているため、この電動膨張弁に接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
また、冷媒流通口が直線的に配置されているため、この電動膨張弁に接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
上記課題を解決する第2の解決手段に係る電動膨張弁は、(1)略円筒状の筐体と、筐体に形成された2つの冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された2個の略円柱状の固定部材と、両端面が固定部材の端面に接合するように2個の固定部材の間に嵌めこまれ、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積がそれぞれ変更可能に構成されているか、あるいは(2)略円筒状の筐体と、筐体の両端に形成された冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された2個の略円柱状の固定部材と、両端面が固定部材の端面に接合するように2個の固定部材の間に嵌めこまれ、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積がそれぞれ変更可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成された電動膨張弁によれば、一方の冷媒流通口から流入した冷媒は、上流側及び下流側の固定部材の複数の第1貫通孔、回転部材の複数の第2貫通孔、並びに2段に形成される複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通部を介して他方の冷媒流通口から送り出される。また、この電動膨張弁においては、ステッピングモータの回転角度を制御して1個の回転部材を所定角度回転することにより、2段に形成される第1貫通孔と第2貫通孔との連通部の連通面積を所定値に調節して、冷媒減圧量を制御することができる。
したがって、このように構成された電動膨張弁では、絞り通路が独立した複数の通路に構成されているので、一つの絞り通路での気体、液体の不連続な流れによる圧力変動が生じても他の絞り通路による冷媒流れにより圧力変動が緩和され、大きな圧力変動になることが抑制される。このため、従来の一つの絞り通路によるものと比較し冷媒通過音が大きく低減される。
絞りは、2段に形成される第1貫通孔と第2貫通孔との連通部の連通面積を可変することにより構成されるので、従来のように1段の絞りのものと比較すると各段の絞り通路における冷媒流速を低減できるので、冷媒通過音をより一層低減することができる。
また、冷媒流通口が直線的に配置されているため、この電動膨張弁を接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
絞りは、2段に形成される第1貫通孔と第2貫通孔との連通部の連通面積を可変することにより構成されるので、従来のように1段の絞りのものと比較すると各段の絞り通路における冷媒流速を低減できるので、冷媒通過音をより一層低減することができる。
また、冷媒流通口が直線的に配置されているため、この電動膨張弁を接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
上記課題を解決する第3の解決手段に係る電動膨張弁は、(1)略円筒状の筐体と、筐体に形成された2つの冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された複数の略円柱状の固定部材と、端面が固定部材の端面と接合するように固定部材と交互に配置され、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された複数の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積が変更可能に構成されているか、あるいは(2)略円筒状の筐体と、筐体の両端に形成された冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された複数の略円柱状の固定部材と、端面が固定部材の端面と接合するように固定部材と交互に配置され、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された複数の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積が変更可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成された電動膨張弁によれば、一方の冷媒流通口から流入した冷媒は、複数段に設けられた固定部材の複数の第1貫通孔、複数段に設けられた回転部材の複数の第2貫通孔、並びに複数段に形成される連通面積可変とされた複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通部を介して他方の冷媒流通口から送り出される。また、この電動膨張弁においては、ステッピングモータの回転角度を制御して複数段に設けられた回転部材を所定角度回転することにより、複数段に形成される第1貫通孔と第2貫通孔との連通部の連通面積を所定値に調節して冷媒減圧量を制御することができる。
したがって、このように構成された電動膨張弁では、絞り通路が独立した複数の通路に構成されているので、一つの絞り通路での気体、液体の不連続な流れによる圧力変動が生じても他の絞り通路による冷媒流れにより圧力変動が緩和され、大きな圧力変動になることが抑制されている。このため、従来の一つの絞り通路によるものと比較し冷媒通過音が大きく低減される。
絞りは、複数段に形成される第1貫通孔と第2貫通孔との連通部の連通面積を可変することにより構成されるので、従来のように1段の絞りのものと比較すると各段における絞り通路における冷媒流速を低減できるので、冷媒通過音をより一層低減することができる。
また、冷媒流通口が直線的に配置されているため、この電動膨張弁に接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
また、冷媒流通口が直線的に配置されているため、この電動膨張弁に接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
さらに、上記各電動膨張弁において、前記回転部材を前記ステッピングモータのロータを兼用する構成とし、前記ステッピングモータのステータを筐体の外周側に取り付けてもよい。
このように構成すれば、電動膨張弁の構成が簡略化され、コスト軽減を図ることができる。
このように構成すれば、電動膨張弁の構成が簡略化され、コスト軽減を図ることができる。
また、上記各電動膨張弁において、前記筐体に膨出部を設け、この膨出部内にステッピングモータに直結された変速ギヤを収納し、さらに、この変速ギヤを介し前記回転部材をステッピングモータにより回転可能に構成してもよい。
このように構成すると、回転部材の最小駆動回転角度を微少とすることができ、微少な絞り制御(流量制御)を行うことができる。
このように構成すると、回転部材の最小駆動回転角度を微少とすることができ、微少な絞り制御(流量制御)を行うことができる。
さらに、上記各電動膨張弁において、筐体が、一端に一方の冷媒流通口を有し、他端に閉鎖壁を有し、側方に他方の冷媒流通口を有するように形成され、ステッピングモータは、閉鎖壁から筐体の側方に形成された冷媒流通口にいたる筐体内部にロータが配置されるように構成され、固定部材と回転部材とは、冷媒流通口が形成された端部から筐体の側方に形成された冷媒流通口にいたる筐体内部に配置され、さらに、前記回転部材はロータから延伸された回転軸により回転可能に形成されていてもよい。
このように構成することにより、回転部材が複数ある場合でも、それらの回転角度を確実に一致させることができる。
このように構成することにより、回転部材が複数ある場合でも、それらの回転角度を確実に一致させることができる。
さらに、上記各電動膨張弁において、前記第1貫通孔が入口、出口間で筐体の軸心に対し所定角度ずれるように形成されているように構成してもよい。
このように構成すると、第1貫通孔に流入する冷媒流れ、あるいは第1貫通孔から流出する冷媒流れに旋回力を与えることにより整流効果が得られ、圧力変動を緩和することができ、冷媒通過音を低減することができる。
このように構成すると、第1貫通孔に流入する冷媒流れ、あるいは第1貫通孔から流出する冷媒流れに旋回力を与えることにより整流効果が得られ、圧力変動を緩和することができ、冷媒通過音を低減することができる。
また、上記各電動膨張弁において、前記第2貫通孔が入口、出口間で筐体の軸心に対し所定角度ずれるように形成されているように構成してもよい。
このように構成すると、第2貫通孔に流入する冷媒流れ、あるいは第2貫通孔から流出する冷媒流れに旋回力を与えることにより整流効果が得られ、圧力変動を緩和することができ、冷媒通過音を低減することができる。
このように構成すると、第2貫通孔に流入する冷媒流れ、あるいは第2貫通孔から流出する冷媒流れに旋回力を与えることにより整流効果が得られ、圧力変動を緩和することができ、冷媒通過音を低減することができる。
さらに、上記各電動膨張弁において、筐体又は固定部材と回転部材との接触面にシール部材が配置されていてもよい。
これにより、筐体又は固定部材と回転部材との間の密着性をよくして、筐体又は固定部材と回転部材との間の隙間からの冷媒の漏れをなくすことができる。
これにより、筐体又は固定部材と回転部材との間の密着性をよくして、筐体又は固定部材と回転部材との間の隙間からの冷媒の漏れをなくすことができる。
また、上記各電動膨張弁において、固定部材又は回転部材の端面に突状部を有しており、該突状部が回転部材又は固定部材の端面と接合していてもよい。
このような構成により、筐体又は固定部材と回転部材との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材と回転部材との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
このような構成により、筐体又は固定部材と回転部材との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材と回転部材との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
さらに、本発明に係る上記各電動膨張弁を用いた冷凍装置では、運転音を静粛にすることができる。
本発明に係る電動膨張弁によれば、絞り通路が独立した複数の通路に構成されているので、一つの絞り通路での気体、液体の不連続な流れによる圧力変動が生じても他の絞り通路による冷媒流れにより圧力変動が緩和され、大きな圧力変動になることが抑制される。このため、従来の一つの絞り通路によるものと比較し冷媒通過音が大きく低減される。
以下、この発明を具体化した電動膨張弁についての実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例の電動膨張弁を、図1及び図2に基づき詳細に説明する。なお、図1は本発明の実施例1に係る電動膨張弁の断面図である。図2は図1におけるII−II断面図である。
図1に示すように、実施例1に係る電動膨張弁は、略円筒状の筐体1を有し、その両端部は小径に絞られて冷媒流通口1a、1bが形成されている。
図1に示すように、実施例1に係る電動膨張弁は、略円筒状の筐体1を有し、その両端部は小径に絞られて冷媒流通口1a、1bが形成されている。
筐体1内には、1個の略円柱状の固定部材2が嵌挿され、固定されている。そして、この筐体1内には、略円柱状の回転部材3が筐体の軸を中心として回転可能に嵌挿されている。回転部材3の端面と固定部材2の端面とが当接するように配置されている。なお、筐体1内面には回転部材3が軸方向に移動するのを規制する環状突起部4が形成されている。
固定部材2には、所定半径円周上に、かつ、4等分される角度位置に4個の第1貫通孔5が設けられている。回転部材3には、第1貫通孔5と同様の配置で第2貫通孔6が設けられ、第1貫通孔5と第2貫通孔6とが重なり合う連通部9を形成するように構成されている。なお、第1貫通孔5及び第2貫通孔6は、それぞれ断面円形の孔である。
固定部材2には、所定半径円周上に、かつ、4等分される角度位置に4個の第1貫通孔5が設けられている。回転部材3には、第1貫通孔5と同様の配置で第2貫通孔6が設けられ、第1貫通孔5と第2貫通孔6とが重なり合う連通部9を形成するように構成されている。なお、第1貫通孔5及び第2貫通孔6は、それぞれ断面円形の孔である。
また、実施例1におけるステッピングモータ7は、回転部材3をロータとして構成し、筐体1の外側に取り付けられたステータ8とから構成されている。
したがって、固定部材2の厚さについては、ステッピングモータ7のロータとして必要な厚み、及び、筐体1内で回転させるのに都合のよい厚みが必要とされる。なお、固定部材2の厚さについては格別の制約はなく、筐体1内に固定するのに都合のよい厚さであればよい。
したがって、固定部材2の厚さについては、ステッピングモータ7のロータとして必要な厚み、及び、筐体1内で回転させるのに都合のよい厚みが必要とされる。なお、固定部材2の厚さについては格別の制約はなく、筐体1内に固定するのに都合のよい厚さであればよい。
上記構成の電動膨張弁は、ステッピングモータ7を駆動することにより、回転部材3を回転させて、連通部9における第1貫通孔5と第2貫通孔6との連通面積を可変とすることができるように構成されている。
この電動膨張弁は、ステッピングモータ7の回転角を微少に制御することにより、第1貫通孔5と第2貫通孔6との連通面積を制御し、所定大きさの連通面積を得て所定の冷媒減圧量が得られるように構成されている。
この電動膨張弁は、ステッピングモータ7の回転角を微少に制御することにより、第1貫通孔5と第2貫通孔6との連通面積を制御し、所定大きさの連通面積を得て所定の冷媒減圧量が得られるように構成されている。
実施例1に係る電動膨張弁は、以上のごとく構成されているので、次のような作用効果を奏することができる。
(1)一方の冷媒流通口1aから流入した冷媒は、固定部材2の4個の第1貫通孔5を通過し、4個の第1貫通孔5と回転部材3の複数の第2貫通孔6との連通部9で絞られ、さらに複数の第2貫通孔6を通過して、他方の冷媒流通口1bから送り出される。なお、冷媒の流れとしては、この逆の流れも可能である。そして、ステッピングモータ7の回転角度を制御することにより、複数の第1貫通孔5と第2貫通孔6との連通部の連通面積をそれぞれ所定値に調節することができ、ひいては、この電動膨張弁による冷媒減圧量を制御することができる。
(1)一方の冷媒流通口1aから流入した冷媒は、固定部材2の4個の第1貫通孔5を通過し、4個の第1貫通孔5と回転部材3の複数の第2貫通孔6との連通部9で絞られ、さらに複数の第2貫通孔6を通過して、他方の冷媒流通口1bから送り出される。なお、冷媒の流れとしては、この逆の流れも可能である。そして、ステッピングモータ7の回転角度を制御することにより、複数の第1貫通孔5と第2貫通孔6との連通部の連通面積をそれぞれ所定値に調節することができ、ひいては、この電動膨張弁による冷媒減圧量を制御することができる。
したがって、このように構成された電動膨張弁では、絞り通路が独立した複数の通路に構成されているので、一つの絞り通路での気体、液体の不連続な流れによる圧力変動が生じても他の絞り通路による冷媒流れにより圧力変動が緩和され、大きな圧力変動になることが抑制され、従来の一つの絞り通路によるものと比較し冷媒通過音が大きく低減される。
(2)冷媒流通口1a、1bが直線的に配置されるため、電動膨張弁に接続する配管は直線的なものでよく、その配管作業が簡略化され、配管スペースを小さくすることができる。
(3)回転部材3がステッピングモータ7のロータを兼用し、ステッピングモータ7のステータ8を筐体の外周側に取り付けているので、電動膨張弁の構成が簡略化され、コスト軽減を図ることができる。
(3)回転部材3がステッピングモータ7のロータを兼用し、ステッピングモータ7のステータ8を筐体の外周側に取り付けているので、電動膨張弁の構成が簡略化され、コスト軽減を図ることができる。
実施例2の電動膨張弁について、図3に基づいて説明する。なお、図3は、実施例2に係る電動膨張弁の断面図である。
実施例2の電動膨張弁は、2個の固定部材2で1個の回転部材3をサンドイッチ状に挟んで固定したものである。したがって、この実施例2では、実施例1のような環状突起部4を設けず回転部材3が回転自在に筐体1内に収納されている。なお、その他の構成は実施例1と同一である。
したがって、この実施例2の場合には、例えば、冷媒流通口1aから冷媒流通口1bに冷媒が流れる場合、第1貫通孔、連通部9、第2貫通孔、連通部9、第1貫通孔と流れる。
したがって、この実施例2の場合には、例えば、冷媒流通口1aから冷媒流通口1bに冷媒が流れる場合、第1貫通孔、連通部9、第2貫通孔、連通部9、第1貫通孔と流れる。
このように構成された実施例2によれば、絞り部を構成する連通部9が2段に設けられることになるので、1段の絞りで構成される従来のものは言うに及ばず、実施例1のものと比較しても、各段における絞り通路における冷媒流速を低減できるので、冷媒通過音をより低減することができる。
また、実施例1では固定部材2側から回転部材3側に冷媒が流れるときは、回転部材3は固定部材2から引き離される方向に圧力を受けるため、固定部材2、回転部材3、環状突起部4の加工や組み付けの精度によっては、固定部材2と回転部材3とが密着せず、連通部9で十分な絞り作用を得られない場合が考えられる。しかし、実施例2の場合には、冷媒の流れる方向が何れの方向であっても、回転部材3の少なくとも一方の面と固定部材2とが密着することにより、十分な絞り作用を得ることのできる連通部9が構成される。したがって、実施例2によれば、冷媒の流れ方向が変わっても同様の減圧特性を確実に得ることができ、膨張弁としての信頼性が向上するというメリットがある。
実施例3について図4に基づき説明する。なお、図4は実施例3に係る電動膨張弁の断面図である。
実施例3は、固定部材2及び回転部材3をそれぞれ複数にできることを示したものであって、この場合には、固定部材2を3個、回転部材3を2個として、3個の固定部材2の間に2個の回転部材3をサンドイッチ状に挟むようにして構成したものである。
実施例3は、固定部材2及び回転部材3をそれぞれ複数にできることを示したものであって、この場合には、固定部材2を3個、回転部材3を2個として、3個の固定部材2の間に2個の回転部材3をサンドイッチ状に挟むようにして構成したものである。
このように構成された実施例3によれば、絞り部を構成する連通部9が3段に設けられることになるので、各段の絞り通路における冷媒流速をより一層低減でき、冷媒通過音をより一層低減することができる。
実施例4について図5及び図6に基づき説明する。なお、図5は実施例4に係る電動膨張弁の断面図である。図6は図5におけるVI−VI断面図である。
実施例4は、筐体1の外部にステッピングモータ10を設けるとともに、筐体1に膨出部11を設けている。そして、この膨出部11の中にステッピングモータ10に直結される変速ギヤ12を設けている。また、筐体1内には表面部に変速ギヤ12と噛み合う歯形を形成した回転部材13を収納している。そして、このような構成により回転部材13を変速ギヤ12を介してステッピングモータ10で駆動するようにしたものである。なお、上記した以外の他の構成は実施例1と同一である。
このように構成された実施例4によれば、回転部材13の最小駆動回転角度を微少とすることができ、微少な絞り制御(流量制御)を行うことができる。
実施例4は、筐体1の外部にステッピングモータ10を設けるとともに、筐体1に膨出部11を設けている。そして、この膨出部11の中にステッピングモータ10に直結される変速ギヤ12を設けている。また、筐体1内には表面部に変速ギヤ12と噛み合う歯形を形成した回転部材13を収納している。そして、このような構成により回転部材13を変速ギヤ12を介してステッピングモータ10で駆動するようにしたものである。なお、上記した以外の他の構成は実施例1と同一である。
このように構成された実施例4によれば、回転部材13の最小駆動回転角度を微少とすることができ、微少な絞り制御(流量制御)を行うことができる。
実施例5について図7に基づき説明する。なお、図7は実施例5に係る電動膨張弁の断面図である。
実施例5は、実施例4において固定部材2を2個に増加し、回転部材13をこれら固定部材2でサンドイッチ状に挟んだものである。なお、このように回転部材13を固定部材2で挟む構成は、前述の実施例2と同様である。
このように構成された実施例5によれば、実施例2の場合と同様に連結部9を2段に構成しながら、回転部材13を微妙に回転させることができる。したがって、冷媒通過音を低くすることができ、微妙な制御も可能となるものである。
実施例5は、実施例4において固定部材2を2個に増加し、回転部材13をこれら固定部材2でサンドイッチ状に挟んだものである。なお、このように回転部材13を固定部材2で挟む構成は、前述の実施例2と同様である。
このように構成された実施例5によれば、実施例2の場合と同様に連結部9を2段に構成しながら、回転部材13を微妙に回転させることができる。したがって、冷媒通過音を低くすることができ、微妙な制御も可能となるものである。
実施例6について図8に基づき説明する。なお、図8は実施例6に係る電動膨張弁の断面図である。
実施例6は、実施例4において、固定部材2を3個に増加し、回転部材13を2個に増加し、3個の回転部材13で2個の固定部材2をサンドイッチ状に挟んだものである。なお、このように2個の回転部材13を3個の固定部材2で挟む構成は、前述の実施例3と同様である。また、このような構成とするために、筐体1に設ける膨出部11及びこの膨出部11に収納する変速ギヤ12もそれぞれ2個とされている。
このように構成された実施例6によれば、実施例3の場合と同様に連結部9を3段に構成しながら、回転部材13を微妙に回転させることができる。したがって、冷媒通過音をより一層低くしながら、より一層微妙な制御も可能となるものである。
このように構成された実施例6によれば、実施例3の場合と同様に連結部9を3段に構成しながら、回転部材13を微妙に回転させることができる。したがって、冷媒通過音をより一層低くしながら、より一層微妙な制御も可能となるものである。
この実施例の電動膨張弁は、図9に示すように、実施例1の電動膨張弁における筐体1と回転部材3との間に、つまり、回転部材3の外周の一部に、シール部材14が設けられている。
これにより、絞り部のシール性をよくして、つまり、筐体1と回転部材3との間の密着性をよくして、筐体1と回転部材3との間の隙間からの冷媒の漏れをなくすことができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例1と同一である。したがって、実施例1と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例1と同一である。したがって、実施例1と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図10に示すように、実施例1の電動膨張弁における筐体1と回転部材3との間に、つまり、回転部材3の外周の一部に、シール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の端面に突状部15を有しており、この突状部15の頂部が固定部材2の端面と接合している。
このような構成により、筐体1と回転部材3との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材3との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例1と同一である。したがって、実施例1と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例1と同一である。したがって、実施例1と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図11に示すように、実施例2の電動膨張弁における筐体1と回転部材3との間にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の両端面に突状部15を有しており、この突状部15の頂部が固定部材2のそれぞれの端面と接合している。
このような構成により、筐体1と回転部材3との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材3との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例2と同一である。したがって、実施例2と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例2と同一である。したがって、実施例2と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図12に示すように、実施例3の電動膨張弁における筐体1と回転部材3との間にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の両端面に突状部15を有しており、この突状部15の頂部が固定部材2のそれぞれの端面と接合している。
このような構成により、筐体1と回転部材3との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材3との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例3と同一である。したがって、実施例3と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例3と同一である。したがって、実施例3と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図13に示すように、実施例4の電動膨張弁における筐体1と、変速ギア12と噛み合っていない部分の回転部材13との間にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の端面に突状部15を有しており、この突状部15の頂部が固定部材2の端面と接合している。
このような構成により、筐体1と回転部材13との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材31との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例4と同一である。したがって、実施例4と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例4と同一である。したがって、実施例4と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図14に示すように、実施例5の電動膨張弁における筐体1と、変速ギア12と噛み合っていない部分の回転部材13との間にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の両端面に突状部15を有しており、この突状部15の頂部が固定部材2のそれぞれの端面と接合している。
このような構成により、筐体1と回転部材13との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材31との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例5と同一である。したがって、実施例5と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例5と同一である。したがって、実施例5と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図15に示すように、実施例6の電動膨張弁における筐体1と、変速ギア12と噛み合っていない部分の回転部材13との間であって、両冷媒流通口1a、1bに近い個所にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の両端面に突状部15を有しており、この突状部15の頂部が固定部材2のそれぞれの端面と接合している。
このような構成により、筐体1と回転部材13との間の密着性を良好にするとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材31との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
なお、上記した以外の他の構成は実施例6と同一である。したがって、実施例6と同一の作用効果を有する。
なお、上記した以外の他の構成は実施例6と同一である。したがって、実施例6と同一の作用効果を有する。
この実施例の電動膨張弁は、図16に示すように、筐体19の一端に一方の冷媒流通口19aが形成されており、他端には閉塞壁19cを有している。また、他方の冷媒流通口19bは、筐体19の側方に形成されている。
また、筐体19内であって冷媒流通口19aから冷媒流通口19bの間に、固定部材2と回転部材3とが、実施例6及び実施例13で説明したように、それぞれ3個及び2個配置されている。
さらに、筐体19内であって、冷媒流通口19bと閉塞壁19cとの間には、ステッピングモータ18を構成するロータ16が配置されている。なお、冷媒流通口19aに最も近い固定部材2以外の固定部材2には、ロータ16から延伸された回転軸17の回転運動を妨げない貫通孔が形成されているとともに、回転軸17との隙間から冷媒が漏れないようにシール部材14が設けられており、回転部材3は回転軸17に回転可能に取り付けられている。
さらに、筐体19内であって、冷媒流通口19bと閉塞壁19cとの間には、ステッピングモータ18を構成するロータ16が配置されている。なお、冷媒流通口19aに最も近い固定部材2以外の固定部材2には、ロータ16から延伸された回転軸17の回転運動を妨げない貫通孔が形成されているとともに、回転軸17との隙間から冷媒が漏れないようにシール部材14が設けられており、回転部材3は回転軸17に回転可能に取り付けられている。
筐体の外周側には、実施例1等と同様に、ロータ16を回転させるためのステッピングモータ18のステータ8が取り付けられている。
また、筐体19と回転部材3との間にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の両端面には突状部15が形成されており、この突状部15の頂部が固定部材2のそれぞれの端面と接合している。
また、筐体19と回転部材3との間にシール部材14が設けられている。さらに、回転部材3の両端面には突状部15が形成されており、この突状部15の頂部が固定部材2のそれぞれの端面と接合している。
このような構成により、回転部材3をステッピングモータ18を駆動することによって自在に回転させることができるため、実施例1と同様の作用効果を有する。また、筐体19と回転部材3との間の密着性を確保するとともに、この密着性の確保によって増大する回転部材の回転トルクを、固定部材2と回転部材3との接触面積を小さくすることにより、低減することができる。
実施例15について図17に基づき説明する。なお、図17は実施例15における第1貫通孔及び第2貫通孔に代わる他の孔形状の例を示すものである。
実施例15は、実施例1における第1貫通孔5及び第2貫通孔6の孔の形状を色々変形できることの一例を示すものである。なお、図17において、21は実施例1における固定部材2又は回転部材3であることを意味する。また、22及び23は実施例1における第1貫通孔5又は第2貫通孔6に代わる孔を意味する。
実施例15は、実施例1における第1貫通孔5及び第2貫通孔6の孔の形状を色々変形できることの一例を示すものである。なお、図17において、21は実施例1における固定部材2又は回転部材3であることを意味する。また、22及び23は実施例1における第1貫通孔5又は第2貫通孔6に代わる孔を意味する。
なお、このように第1貫通孔又は第2貫通孔の形状を変更すると、制御特性を変更することが可能である。また、この図17のように回転方向に長い孔を設けた場合は冷媒減圧量をリニアに変化させることが可能となる。
実施例16について図18に基づき説明する。なお、図18は実施例1における第1貫通孔及び第2貫通孔に代わる他の孔形状の例を示すものである。
実施例16は、実施例1における第1貫通孔5及び第2貫通孔6の孔の形状を色々変形できることの一例を示すものである。図18において、31は実施例1における固定部材2又は回転部材3であることを意味する。また、32は実施例1における第1貫通孔5又は第2貫通孔6に代わる貫通孔を意味する。図18に示されるように、貫通孔32は、入口、出口間で固定部材2又は回転部材3の軸心、すなわち筐体1の軸心に対し所定角度ずれるように形成されている。
実施例16は、実施例1における第1貫通孔5及び第2貫通孔6の孔の形状を色々変形できることの一例を示すものである。図18において、31は実施例1における固定部材2又は回転部材3であることを意味する。また、32は実施例1における第1貫通孔5又は第2貫通孔6に代わる貫通孔を意味する。図18に示されるように、貫通孔32は、入口、出口間で固定部材2又は回転部材3の軸心、すなわち筐体1の軸心に対し所定角度ずれるように形成されている。
このように構成すると、貫通孔32に流入又は貫通孔32から流出する冷媒流れに旋回成分を与えることで整流効果が得られる。これにより、特に、各貫通孔32からの噴流が互いに干渉し合うことにより生ずる応力変動が緩和され、冷媒通過音が低減される。
(変形例)
なお、上述した実施例は、次のように変更して具体化してもよい。
(1)実施例7において、シール部材を設けているが、このシール部材は、筐体と回転部材との接触面、又は固定部材と回転部材との接触面であれば、どのような位置に、どのような材料のものを設けてもよい。例えば、筐体の内面の一部に突状部が形成されていて、その突状部に当接するように回転部材の端面が接触しているのであればその接触面に、回転部材の筐体と接触する側面に、固定部材と回転部材とが、互いに端面を当接しているのであればその接触面等に形成することができる。なお、シール材部は、必ずしも1箇所のみならず、2箇所以上に設けることができる。また、シール部材としては、Oリング、ピストンリング、樹脂等が挙げられる。
同様に、実施例8〜実施例14におけるシール部材についても、実施例7と同様に適用することができる。
なお、上述した実施例は、次のように変更して具体化してもよい。
(1)実施例7において、シール部材を設けているが、このシール部材は、筐体と回転部材との接触面、又は固定部材と回転部材との接触面であれば、どのような位置に、どのような材料のものを設けてもよい。例えば、筐体の内面の一部に突状部が形成されていて、その突状部に当接するように回転部材の端面が接触しているのであればその接触面に、回転部材の筐体と接触する側面に、固定部材と回転部材とが、互いに端面を当接しているのであればその接触面等に形成することができる。なお、シール材部は、必ずしも1箇所のみならず、2箇所以上に設けることができる。また、シール部材としては、Oリング、ピストンリング、樹脂等が挙げられる。
同様に、実施例8〜実施例14におけるシール部材についても、実施例7と同様に適用することができる。
(2)実施例8において、回転部材の端面に突状部が形成されているが、この突状部は、回転部材と固定部材との接触面積を低減するために形成されるものであるため、その目的を実現できるかぎり、固定部材の端面に設けられていてもよいし、その両者に設けられていてもよい。また、突状部の数は、1つの回転部材又は固定部材あたり1つであってもよいが、各冷媒通路ごとに形成することが好ましい。さらに、突状部の大きさは特に限定されるものではなく、各冷媒通路ごとに形成される場合には、その高さは全て同じでなければならない。回転部材と固定部材の両方に設けられる場合には、それらの突状部の頂部同士が接合するように用いることが好ましい。
(応用例)
上記のように構成された電動膨張弁の応用例について簡単に説明する。
上記構成の電動膨張弁は、冷凍装置であればどのようなものにも使用することができるが、特に電動膨張弁における冷媒通過音が問題視され易い室内機に用いると効果がある。
上記のように構成された電動膨張弁の応用例について簡単に説明する。
上記構成の電動膨張弁は、冷凍装置であればどのようなものにも使用することができるが、特に電動膨張弁における冷媒通過音が問題視され易い室内機に用いると効果がある。
応用例1.
図19に基づき応用例1を説明する。
応用例1はヒートポンプ式多室用分離型空気調和機に応用した例であり、図19にその冷媒回路を示す。
応用例1の空気調和機は、この図に示されるように、室外ユニット1Aに対し連絡配管1B、1Cを使用して複数台の室内ユニット1Dが接続されている。
図19に基づき応用例1を説明する。
応用例1はヒートポンプ式多室用分離型空気調和機に応用した例であり、図19にその冷媒回路を示す。
応用例1の空気調和機は、この図に示されるように、室外ユニット1Aに対し連絡配管1B、1Cを使用して複数台の室内ユニット1Dが接続されている。
また、図19に示されるように、室外ユニット1Aには、圧縮機61、室外コイル62、室外ファン63、従来公知の暖房専用の電動膨張弁64、四路切換弁65などが収納され冷媒配管により接続されている。また、室内ユニット1Dには、室内コイル66、室内ファン67、本発明に係る電動膨張弁68などが収納され冷媒配管により接続されている。
そして、冷房運転時は、四路切換弁65を図示実線の切換位置とし、電動膨張弁64を全開とするとともに、室内コイル66の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁68も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を実線矢印のように流し、室内コイル66を蒸発器として作用させることにより冷房を行っている。
そして、冷房運転時は、四路切換弁65を図示実線の切換位置とし、電動膨張弁64を全開とするとともに、室内コイル66の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁68も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を実線矢印のように流し、室内コイル66を蒸発器として作用させることにより冷房を行っている。
また、暖房運転時は、四路切換弁65を図示破線の切換位置とし、電動膨張弁68で少し減圧するようにするとともに、室外コイル62の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁64も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を破線矢印のように流し、室内コイル66を凝縮器として作用させることにより暖房を行っている。
このようなヒートポンプ式多室用分離型空気調和機では、運転条件や据付条件の変化が大きく電動膨張弁68にはスラグ流やプラグ流が流れ易く、冷媒通過音が問題となりやすいが、本電動膨張弁を使用することにより冷媒通過音を低減することができる。
応用例2.
図20に基づき応用例2を説明する。
応用例2は冷房、暖房及び除湿運転可能な分離型空気調和機に応用した例であり、図20にその冷媒回路を示す。
図20に基づき応用例2を説明する。
応用例2は冷房、暖房及び除湿運転可能な分離型空気調和機に応用した例であり、図20にその冷媒回路を示す。
応用例2の空気調和機は、この図に示されるように、室外ユニット2Aに対し連絡配管2B、2Cにより室内ユニット2Dが接続されている。
また、図20に示されるように、室外ユニット2Aには、圧縮機71、室外コイル72、室外ファン73、従来公知の電動膨張弁74、四路切換弁75などが収納され、冷媒配管により接続されている。また、室内ユニット2Dには、第1室内コイル76、第2室内コイル77、室内ファン78、本発明に係る電動膨張弁79などが収納されている。
また、図20に示されるように、室外ユニット2Aには、圧縮機71、室外コイル72、室外ファン73、従来公知の電動膨張弁74、四路切換弁75などが収納され、冷媒配管により接続されている。また、室内ユニット2Dには、第1室内コイル76、第2室内コイル77、室内ファン78、本発明に係る電動膨張弁79などが収納されている。
そして、冷房運転時には、四路切換弁65は図示実線の切換位置とし、電動膨張弁79を全開とするとともに、電動膨張弁74を室内コイル77の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁74も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を実線矢印のように流し、室内コイル76、77を蒸発器として作用させることにより冷房を行っている。
暖房運転時には、四路切換弁75を図示破線の切換位置とし、電動膨張弁79を全開とするとともに、室外コイル72の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁74も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を破線矢印のように流し、室内コイル76、77を凝縮器として作用させることにより暖房を行っている。
除湿運転時には、四路切換弁75を図示実線の切換位置とし、電動膨張弁74を全開とするとともに、室内コイル77の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁79も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を波線矢印のように流し、室内コイル76を再熱器(凝縮器)とし、室内コイル77を蒸発器として作用させることにより除湿を行っている。
このような冷房、暖房及び除湿用の空気調和機においても、本発明に係る電動膨張弁を使用することにより冷媒通過音を小さくすることができる。
応用例3.
応用例3はヒートポンプ式分離型空気調和機に応用した例であり、図21にその冷媒回路を示す。
応用例3の空気調和機は、この図に示されるように、室外ユニット3Aに対し連絡配管3B、3Cを使用して室内ユニット3Dが接続されている。
応用例3はヒートポンプ式分離型空気調和機に応用した例であり、図21にその冷媒回路を示す。
応用例3の空気調和機は、この図に示されるように、室外ユニット3Aに対し連絡配管3B、3Cを使用して室内ユニット3Dが接続されている。
また、図21に示されるように、室外ユニット3Aには、圧縮機81、室外コイル82、室外ファン83、本発明に係る電動膨張弁84、四路切換弁85などが収納され冷媒配管により接続されている。室内ユニット3Dには、室内コイル86、室内ファン87などが収納され冷媒配管により接続されている。
そして、冷房運転時は、四路切換弁85を図示実線の切換位置とし、室内コイル86の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁84も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を実線矢印のように流し、室内コイル86を蒸発器として作用させることにより冷房を行っている。
そして、冷房運転時は、四路切換弁85を図示実線の切換位置とし、室内コイル86の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁84も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を実線矢印のように流し、室内コイル86を蒸発器として作用させることにより冷房を行っている。
暖房運転時は、四路切換弁85を図示破線の切換位置とし、室外コイル82の出口の過熱度が所定値となるように電動膨張弁84も冷媒減圧量を調整することにより、冷媒を破線矢印のように流し、室内コイル86を凝縮器として作用させることにより暖房を行っている。
この応用例のように、室外ユニットの電動膨張弁に使用してもよく、この場合には、室外ユニットの運転音を小さくすることができる。
この応用例のように、室外ユニットの電動膨張弁に使用してもよく、この場合には、室外ユニットの運転音を小さくすることができる。
1、19 筐体
1a、19a 冷媒流通口
1b、19b 冷媒流通口
2 固定部材
3、13 回転部材
4 環状突起部
5、6、32 貫通孔
7、10、18 ステッピングモータ
8 ステータ
9 連通部
11 膨出部
12 変速ギヤ
14 シール部材
15 突状部
16 ロータ
17 回転軸
19c 閉塞壁
1a、19a 冷媒流通口
1b、19b 冷媒流通口
2 固定部材
3、13 回転部材
4 環状突起部
5、6、32 貫通孔
7、10、18 ステッピングモータ
8 ステータ
9 連通部
11 膨出部
12 変速ギヤ
14 シール部材
15 突状部
16 ロータ
17 回転軸
19c 閉塞壁
Claims (14)
- 略円筒状の筐体と、筐体に形成された2つの冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された1個の略円柱状の固定部材と、一端面が固定部材の端面に接合するように、筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積をそれぞれ変更可能に構成されている電動膨張弁。
- 略円筒状の筐体と、筐体に形成された2つの冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された2個の略円柱状の固定部材と、両端面が固定部材の端面に接合するように2個の固定部材の間に嵌めこまれ、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積がそれぞれ変更可能に構成されている電動膨張弁。
- 略円筒状の筐体と、筐体に形成された2つの冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された複数の略円柱状の固定部材と、端面が固定部材の端面と接合するように固定部材と交互に配置され、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された複数の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積が変更可能に構成されている電動膨張弁。
- 略円筒状の筐体と、筐体の両端に形成された冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された1個の略円柱状の固定部材と、一端面が固定部材の端面に接合するように、筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積をそれぞれ変更可能に構成されている電動膨張弁。
- 略円筒状の筐体と、筐体の両端に形成された冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された2個の略円柱状の固定部材と、両端面が固定部材の端面に接合するように2個の固定部材の間に嵌めこまれ、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された1個の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより複数の第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積がそれぞれ変更可能に構成されている電動膨張弁。
- 略円筒状の筐体と、筐体の両端に形成された冷媒流通口と、筐体内に嵌合固定された複数の略円柱状の固定部材と、端面が固定部材の端面と接合するように固定部材と交互に配置され、かつ筐体内に回転可能に嵌挿された複数の略円柱状の回転部材と、固定部材を軸方向に貫通する複数の第1貫通孔と、第1貫通孔と同様に配置された、回転部材を軸方向に貫通する複数の第2貫通孔と、回転部材を所定角度回転するステッピングモータとを備え、回転部材を回転させることにより第1貫通孔と第2貫通孔との連通面積が変更可能に構成されている電動膨張弁。
- 前記回転部材を前記ステッピングモータのロータを兼用する構成とし、前記ステッピングモータのステータを筐体の外周側に取り付けた請求項1〜6の何れか1つに記載の電動膨張弁。
- 前記筐体に膨出部を設け、この膨出部内にステッピングモータに直結された変速ギヤを収納し、さらに、この変速ギヤを介し前記回転部材をステッピングモータにより回転可能に構成した請求項1〜6の何れか1つに記載の電動膨張弁。
- 筐体が、一端に一方の冷媒流通口を有し、他端に閉鎖壁を有し、側方に他方の冷媒流通口を有するように形成され、
ステッピングモータは、閉鎖壁から筐体の側方に形成された冷媒流通口にいたる筐体内部にロータが配置されるように構成され、
固定部材と回転部材とは、冷媒流通口が形成された端部から筐体の側方に形成された冷媒流通口にいたる筐体内部に配置され、さらに、前記回転部材はロータから延伸された回転軸により回転可能に形成されてなる請求項1〜6の何れか1つに記載の電動膨張弁。 - 前記第1貫通孔が入口、出口間で筐体の軸心に対し所定角度ずれるように形成されている請求項1〜9の何れか1つに記載の電動膨張弁。
- 前記第2貫通孔が入口、出口間で筐体の軸心に対し所定角度ずれるように形成されている請求項1〜9の何れか1つに記載の電動膨張弁。
- 筐体又は固定部材と回転部材との接触面にシール部材が配置されてなる請求項1〜11の何れか1つに記載の電動膨張弁。
- 固定部材と回転部材との接合部における固定部材又は回転部材の少なくとも一方の端面に突状部が形成され、回転部材と固定部材とが、前記突状部の頂部で接合するように構成されている請求項1〜12の何れか1つに記載の電動膨張弁。
- 請求項1〜13の何れか1つに記載の電動膨張弁を用いた冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003300790A JP2004108764A (ja) | 2002-08-30 | 2003-08-26 | 電動膨張弁及び冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002255203 | 2002-08-30 | ||
JP2003300790A JP2004108764A (ja) | 2002-08-30 | 2003-08-26 | 電動膨張弁及び冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004108764A true JP2004108764A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32301380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003300790A Pending JP2004108764A (ja) | 2002-08-30 | 2003-08-26 | 電動膨張弁及び冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004108764A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006038193A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Saginomiya Seisakusho Inc | 電動式コントロールバルブ |
JP2008508494A (ja) * | 2004-08-03 | 2008-03-21 | ハリス コーポレイション | 単極モータを用いた内蔵制御バルブ |
JP2009507198A (ja) * | 2005-09-06 | 2009-02-19 | クー キム,ジョン | 給水弁カートリッジ |
JP2012047327A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Rinnai Corp | 流量調節装置 |
JP2016050646A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 株式会社不二越 | 流量調整バルブ |
WO2016056390A1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-04-14 | 東京エレクトロン株式会社 | ガス供給機構及び半導体製造装置 |
JP2017156066A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 株式会社鷺宮製作所 | ヒートポンプ装置 |
CN111473550A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-07-31 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 替代毛细管调试的节流件、控制方法、空调器及存储介质 |
JP7410580B2 (ja) | 2021-07-19 | 2024-01-10 | 株式会社不二工機 | 電動弁 |
CN111473550B (zh) * | 2020-05-09 | 2024-05-14 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 替代毛细管调试的节流件、控制方法、空调器及存储介质 |
-
2003
- 2003-08-26 JP JP2003300790A patent/JP2004108764A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006038193A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Saginomiya Seisakusho Inc | 電動式コントロールバルブ |
JP2008508494A (ja) * | 2004-08-03 | 2008-03-21 | ハリス コーポレイション | 単極モータを用いた内蔵制御バルブ |
JP2009507198A (ja) * | 2005-09-06 | 2009-02-19 | クー キム,ジョン | 給水弁カートリッジ |
JP2012047327A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Rinnai Corp | 流量調節装置 |
JP2016050646A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 株式会社不二越 | 流量調整バルブ |
JP2016076649A (ja) * | 2014-10-08 | 2016-05-12 | 東京エレクトロン株式会社 | ガス供給機構及び半導体製造装置 |
WO2016056390A1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-04-14 | 東京エレクトロン株式会社 | ガス供給機構及び半導体製造装置 |
TWI669768B (zh) * | 2014-10-08 | 2019-08-21 | 日商東京威力科創股份有限公司 | Gas supply mechanism and semiconductor manufacturing device |
US10510514B2 (en) | 2014-10-08 | 2019-12-17 | Tokyo Electron Limited | Gas supply mechanism and semiconductor manufacturing apparatus |
JP2017156066A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 株式会社鷺宮製作所 | ヒートポンプ装置 |
CN111473550A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-07-31 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 替代毛细管调试的节流件、控制方法、空调器及存储介质 |
CN111473550B (zh) * | 2020-05-09 | 2024-05-14 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 替代毛细管调试的节流件、控制方法、空调器及存储介质 |
JP7410580B2 (ja) | 2021-07-19 | 2024-01-10 | 株式会社不二工機 | 電動弁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5696093B2 (ja) | 電動弁 | |
JP5611558B2 (ja) | 多方切換弁 | |
US10731770B2 (en) | Electric flow control valve and actuator | |
CN106352139B (zh) | 电动阀以及冷冻循环系统 | |
JP5395775B2 (ja) | 電動弁 | |
AU2012277201B2 (en) | Refrigerant passage change-over valve and air conditioner using the same | |
JP2009287913A (ja) | 膨張弁、ヒートポンプ式冷凍サイクル及び空気調和機 | |
WO2001053731A1 (en) | Cycle reversing valve for use in heat pumps | |
WO2017085891A1 (ja) | 弁装置および空気調和装置 | |
JP2006071186A (ja) | 弁装置および冷凍サイクル装置 | |
JP2004108764A (ja) | 電動膨張弁及び冷凍装置 | |
JP2011190897A (ja) | 流路切換弁 | |
JP2002089731A (ja) | 電動流量調整弁及び冷凍サイクル装置 | |
JP4897428B2 (ja) | 差圧式調整弁及び空気調和装置 | |
JP4265347B2 (ja) | 電動膨張弁及び冷凍装置 | |
JP5404456B2 (ja) | 多方切換弁 | |
WO2018116711A1 (ja) | 電動弁および電動弁を用いた冷却システム | |
JPH08312821A (ja) | 密封式流量調整弁 | |
JP4615930B2 (ja) | 回転式流量制御弁および冷凍サイクル装置 | |
JP5316345B2 (ja) | 流量制御弁 | |
EP0967446A2 (en) | Device for changing flow of operating medium in air conditioning system | |
JP7410580B2 (ja) | 電動弁 | |
JP2004093016A (ja) | 膨張弁及び冷凍装置 | |
KR102512686B1 (ko) | 미세 유량 제어 밸브 | |
JP2005207574A (ja) | 冷媒流量制御弁及び空気調和機 |