JP5644812B2 - 磁気ヒートポンプシステム及び該システムを用いた空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ヒートポンプシステム及び該システムを用いた空気調和装置に関するものである。
磁気熱量材料を作業要素として使用する磁気ヒートポンプシステム(磁気冷凍)は、従来のガス圧縮及び膨張を利用する冷凍技術である気体ヒートポンプシステムに比べて、フロンや代替フロンを使用しないので環境に優しい。また、磁気ヒートポンプシステムは、気体ヒートポンプに必要なコンプレッサを使用した圧縮過程や膨張過程が不要であり、エネルギー効率が高い。磁気ヒートポンプシステムに必要な構成は、磁気熱量効果材料を通過させて熱交換を行う熱輸送媒体の移動を行うポンプと、磁気熱量効果材料に磁場変化を与える磁場印加装置のみである。
磁気ヒートポンプシステムに使用される磁気熱量効果材料は、磁界が印加された時に温度が変化するという特性を有する。更に詳しく説明すると、磁気熱量効果材料は、磁場が印加された時に暖かくなり、磁場が消去された時に冷たくなる現象(磁気熱量効果)を備える。このような磁気熱量材料を使用した回転磁石式磁気冷凍機が特許文献1に開示されている。また、磁気ヒートポンプシステムは車両用の空気調和装置、例えば、自動車や鉄道車両の空気調和装置のヒートポンプシステムへの適用が知られている。
特許第4284183号公報
しかし、特許文献1に開示の回転磁石式磁気冷凍機では、回転軸に対向して取り付けられた磁気回路を回転させて磁気熱量効果材料に磁場の印加及び除去を行っているが、磁気熱量効果材料容器への熱輸送媒体の流れが垂直に曲がっている。このため、特許文献1に開示の回転磁石式磁気冷凍機では、磁気回路の高速回転時に圧損が大きくなり、効率が低下して冷房能力及び暖房能力が低下するという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、磁気熱量効果材料に対して磁場を印加する磁気回路を改良して、磁気熱量効果材料の発熱及び冷却性能を向上させることが可能な磁気ヒートポンプシステム並びに磁気ヒートポンプシステムを用いた空気調和装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明では、磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料(26)が内部に配置されると共に、その内部を熱輸送媒体が流通するように形成された材料容器(25)と、磁気熱量効果材料(26)へ印加する磁場の大きさを変更する磁場変更手段(22)と、材料容器(25)の両端部の間で、熱輸送媒体を往復移動させる熱輸送媒体移動手段(13)と、材料容器(25)の一方の端部側から排出された熱輸送媒体に対して外部の熱を吸熱する吸熱手段(2)と、材料容器(25)の他方の端部側から排出された熱輸送媒体が有する熱を外部へ放熱する放熱手段(5)と、を備える磁気ヒートポンプシステムであって、磁場変更手段(22)は、材料容器(25)の一側に、第1の保持機構で回転するように保持された状態で配置された第1の磁石(23)及びヨークと、材料容器(25)の他側で第1の磁石(23)に対して異なる極が対向するように配置された第2の磁石(43)及びヨークと、第1の磁石(23)及びヨークに連結された駆動手段(20)と、第2の磁石(43)及びヨークを第1の磁石(23)及びヨークに追従して回転するように保持する第2の保持機構(41)とを備えることを特徴とする磁気ヒートポンプシステムが提供される。
これにより、磁気熱量効果材料に印加する磁束の変化、あるいは磁気熱量効果材料から除去する磁束の変化を大きくすることができ、磁気ヒートポンプシステムの発熱量及び冷房量を増大させることができ、磁気ヒートポンプシステムを高効率にできる。
また、磁気ヒートポンプシステム(30)を用いた空気調和装置(10)であって、吸熱手段(2)がクーラユニットとして、空気調和装置(10)の冷房通路(3)の上流に配置され、放熱手段(5)がヒータユニットとして、吸熱手段(2)を通過した空気調和風の取り込み量を調節するエアミックスダンパ(7)の下流側に位置する暖房通路(4)の中に配置されていることを特徴とする空気調和装置が提供される。
これにより、空気調和装置における暖房能力及び冷房能力が向上する。
なお、上記に付した符号は、後述する実施形態に記載の具体的実施態様との対応関係を示す一例である。
本発明に係る磁気ヒートポンプシステムを車両用空気調和装置に搭載した一実施形態における全体構成図である。 (a)は図1に示した磁気ヒートポンプシステムの第1の実施例を示す断面図、(b)は(a)に示した磁気ヒートポンプシステムのA−A線における局部断面図、(c)は(a)に示した磁石を備えたロータの構成の一例を示す斜視図、(d)は(a)に示した磁気熱量効果材料を収容する材料容器の一例の構成を示す組立斜視図である。 (a)は図1に示した磁気ヒートポンプシステムの第2の実施例を示す断面図、(b)は(a)に示す往復動ポンプのピストンの駆動をクランク軸で行う場合の往復動ポンプの構成を示す概略斜視図である。 (a)は図1に示した磁気ヒートポンプシステムの第3の実施例を示す断面図、(b)は(a)のロータ単体の平面図、(c)は(a)のC−C線における断面図である。 (a)は図1に示した磁気ヒートポンプシステムの第4の実施例を示す部分断面図、(b)は(a)の駆動ギアの構成を示す平面図、(c)は(a)のギア機構に代えて設置可能なプーリー機構の構成を示す部分側面図である。 は図1に示した磁気ヒートポンプシステムの第5の実施例を示す部分断面図である。 図3に示した第2の実施例の変形実施例の構成を示す構成図である。 図5(a)に示した第4の実施例の変形実施例の構成を示す構成図である。 図6に示した第5の実施例の変形実施例の構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。また、各実施態様については、同一構成の部分には、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略化する。
図1は、本発明に係る磁気ヒートポンプシステム30を用いた車両用の空気調和装置10の構成を示すものである。空気調和装置10は車両の室内側にあり、その装置本体1の中に吸熱手段としてのクーラユニット2がある。また、クーラユニット2の下流側には、冷房通路3と、放熱手段としてのヒータユニット5とヒータコア6を備える暖房通路4とがある。そして、冷房通路3と暖房通路4の入口部にはエアミックスダンパ7が設けられており、エアミックスダンパ7の移動によってクーラユニット2を通過した気流を冷房通路3に流すか、暖房通路4を流すかの調節が行われるようになっている。
一方、車両のエンジンルーム内には、駆動手段であるモータ20によって回転される回転軸21によって動作する冷却水製造部11、温水製造部12及び熱輸送媒体移動手段である往復動ポンプ13がある。冷却水製造部11、温水製造部12及び往復動ポンプ13の内部構造については後述する。冷却水製造部11は磁気の作用で熱輸送媒体を冷却するものであり、冷却水製造部11で冷却された熱輸送媒体は往復動ポンプ13によって冷却水循環路15に吐出され、クーラユニット2に送られた後に冷却水製造部11に戻ってくる。逆に、温水製造部12は磁気の作用で熱輸送媒体を加熱するものであり、温水製造部12で加熱された熱輸送媒体は往復動ポンプ13によって温水循環路16に吐出され、ヒータユニット5に送られた後に温水製造部12に戻ってくる。
一方、空気調和装置10では、その暖房通路4に設けられたヒータコア6に、エンジン8を冷却して暖められた冷却水(クーラント)がクーラント循環路9を通じて供給され、ヒータユニット5と共に暖房通路4を通る気流を暖める。ヒータコア6は本発明には直接関係がないので、ヒータコア6についてはこれ以上の説明を省略する。
ここで、冷却水循環路15と温水循環路16の構成について詳細に説明する。冷却水製造部11には複数のシリンダがあり、各シリンダには枝管15Aが接続されている。複数の枝管15Aは集合され、供給管15Bとなってクーラユニット2に熱輸送媒体を供給する。クーラユニット2から排出された熱輸送媒体は、戻り管15Cによって冷却水製造部11まで戻り、各シリンダに接続された枝管15Dに分配されて各シリンダに戻る。供給管15Bと戻り管15Cの間には、クーラユニット2をバイパスするバイパス管17Aが設けられている。バイパス管17Aは、戻り管15Cには直接接続されるが、供給管15Bには第1の流路切換弁17を介して接続されている。
暖房時には、第1の流路切換弁17の切り換えにより、供給管15Bを流れる熱輸送媒体は、クーラユニット2を経由せず、バイパス管17Aを経由して冷却水製造部11まで戻ることができる。更に、戻り管15Cの枝管15Dの上流側には、第3の流路切換弁19があり、第3の流路切換弁19には室外器14を経由して戻り管15Cに戻る迂回管19Aが接続されている。暖房時には、第3の流路切換弁19の切り換えにより、戻り管15Cを流れてきた熱輸送媒体は、第3の流路切換弁19から迂回管19Aに流れ、室外器14で外気から吸熱して迂回管19Aから戻り管15Cに再流入する。戻り管15Cに再流入した熱輸送媒体は冷却水製造部11に戻る。
同様に、温水製造部12には熱輸送媒体を加熱して温水にする複数のシリンダがあり、各シリンダには枝管16Aが接続されている。複数の枝管16Aは集合され、供給管16Bとなってヒータユニット5に熱輸送媒体を供給する。ヒータユニット5から排出された熱輸送媒体は、戻り管16Cによって温水製造部12まで戻り、前述の各シリンダに接続された枝管16Dに分配されて各シリンダに戻る。枝管16Dの上流側の戻り管16Cには、第2の流路切換弁18があり、第2の流路切換弁18には室外器14を経由して戻り管16Cに戻る迂回管18Aが接続されている。第2の流路切換弁18の切り換えにより、戻り管16Cを流れてきた熱輸送媒体は、温水製造部12に戻る前に迂回管18Aに流れ、室外器14で外気から吸熱してから、温水製造部12に戻ることができる。
図2(a)は、図1に示した磁気ヒートポンプシステム30における磁気ヒートポンプ40の第1の実施例を示す断面図である。また、図2(b)は図2(a)に示した磁気ヒートポンプ40のA−A線における局部断面を示す図である。更に、図2(c)は図2(a)に示した磁石23を備えたロータ22の構成の一例を示す斜視図であり、図2(d)は図2(a)に示した磁気熱量効果材料26を収容する材料容器25の一例の構成を示す組立斜視図である。
図2(a)に示す第1の実施例では、往復動ポンプ13にラジアルピストンポンプが使用されているが、往復動ポンプ13としては斜板コンプレッサを使用することもできる。往復動ポンプ13に対して左右逆に取り付けられる冷却水製造部11と温水製造部12の構造は同じである。冷却水製造部11は、回転軸21に対して同心円状に配置された円筒状のシェル24を備えており、回転軸21には図2(b)、(c)に示すような、断面が扇状のロータ22が対向して設けられている。そして、ロータ22の外周面には永久磁石23が取り付けられている。永久磁石23の一方は外側がN極であり、他方は外側がS極である。
そして、永久磁石23の回転軌跡の外側とシェル24の内周面との間には、磁気熱量効果材料26が充填された複数の材料容器25と、円筒状のヨーク部44が配置される。ヨーク部44の外周面は保持機構であるボールベアリング41によってシェル24の内周面に回転自在に保持されている。また、ボールベアリングを省略して、潤滑油層や空気層とすることも可能である。更に、ヨーク部44の内周面には、ロータ22の外周面に取り付けられている永久磁石23に対向する位置に永久磁石43が取り付けられている。永久磁石43の一方の極性は内側がN極で、ロータ22の外周面に取り付けられている外側がS極の永久磁石23に対向する。また、永久磁石43の他方の極性は内側がS極で、ロータ22の外周面に取り付けられている外側がN極の永久磁石23に対向する。
材料容器25は図2(d)に示すように、その外形が断面が扇紙型の筒状をしており、内部の空間にペレット状の磁気熱量効果材料26が充填され、両端部がメッシュ状の端板25Mで塞がれて、磁気熱量効果材料26を閉じ込めている。液体は材料容器25の一端から端板25Mを通って内部に進入し、磁気熱量効果材料26の間の隙間を通って反対側の端部から端板25Mを通って外部に抜け出ることができる。
第1の実施例では、ヨーク部44の内周面には6個の同じ形状の材料容器25が配置されており、材料容器25の内周面側を、ロータ22の外周面に取り付けられた永久磁石23が回転移動する。また、永久磁石23の回転移動に伴い、永久磁石23に対向する回転磁石43が磁石間に働く吸引力によって追従して移動し、ヨーク部44が回転する。ロータ22、対向する永久磁石23と43及びヨーク部44が、材料容器25に充填された磁気熱量効果材料26に磁場を与える磁場変更手段として機能する。材料容器25に充填された磁気熱量効果材料26に印加される磁場の強さは、磁気熱量効果材料26の内側のみに永久磁石23が設けられている場合に比べて、30〜60%向上する。
図2(a)に戻って説明を続けると、第1の実施例では往復動ポンプ13がラジアルピストンポンプで構成されており、ラジアルピストンポンプ13の本体は、冷却水製造部11及び温水製造部12と一体的に形成されている。ラジアルピストンポンプ13には、冷却水製造部11にある材料容器25の個数に合わせて6つのシリンダ34が回転軸21に対して放射状に設けられており、各シリンダ34の内部には往復動するピストン33が設けられている。
一方、モータ20によって回転する回転軸21には回転軸21に対して偏心している制御カム32が取り付けられており、制御カム32のカムプロファイル(輪郭)に各ピストン33が係合している。制御カム32のカムプロファイルにより、制御カム32が1回転した時に、各シリンダ34内のピストン33を2往復させることができる。第1の実施例では、永久磁石23が2極であるので、ロータ22が1回転する際に、制御カム32を用いてピストン33を2往復させる。回転軸21から遠い側の各シリンダ34の側面は、連絡通路38によって冷却水製造部11と温水製造部12の各材料容器25の端面に接続されている。
図2(a)に示す第1の実施例では、ラジアルピストンポンプ13から遠い側の冷却水製造部11の端面には、端面板29が取り付けられている。端面板29には、各材料容器25の端面に熱輸送媒体を導き入れる吸入弁28と、各材料容器25の端面から排出される熱輸送媒体を吐出する吐出弁27とが設けられている。各吐出弁27には図1で説明した冷却水循環路15の供給管15Bの枝管15Aが接続し、各吸入弁28には図1で説明した冷却水循環路15の戻り管15Cの枝管15Dが接続する。以上、冷却水製造部11の構造を説明したが、往復動ポンプ13がラジアルピストンポンプの場合は、冷却水製造部11と温水製造部12における永久磁石23の回転軸21に対する位置は、90度ずれている。
前述のように、冷却水製造部11の構成と同様に構成された温水製造部12では、往復動ポンプ13と反対側の端面板29にある各吐出弁27に、図1で説明した温水循環路16の供給管16Bの枝管16Aが接続し、各吸入弁28には図1で説明した温水循環路16の戻り管16Cの枝管16Dが接続する。そして、往復動ポンプ13においてピストン33が動作し、冷却水製造部11のある材料容器25において熱輸送媒体が吸引されると、往復動ポンプ13がラジアルピストンポンプの場合には、対向する温水製造部12の対応する材料容器25において熱輸送媒体が同様に吸引される。
冷却水製造部11側では、材料容器25から熱輸送媒体が吐出される時に、材料容器25内にある磁気熱量効果材料26に印加されていた磁場を除去することにより、磁気熱量効果材料26の温度が下がり、吐出される熱輸送媒体が冷却される。各冷却容器25において冷却された熱輸送媒体は冷却水循環路15に送り込まれる。逆に、温水製造部12側では、材料容器25から熱輸送媒体が吐出される時に、材料容器25内にある磁気熱量効果材料26に磁場を印加することにより、磁気熱量効果材料26が発熱し、吐出される熱輸送媒体が加熱されて温水循環路16に送り込まれる。以上のような動作が行えるように、永久磁石23はロータ22の外周部に配置され、永久磁石43はヨーク部44の内周面に配置されている。
図3(a)は、図1に示した磁気ヒートポンプシステム30における磁気ヒートポンプ40の第2の実施例を示す断面図である。第1の実施例の磁気ヒートポンプ40では、往復動ポンプ13は冷却水製造部11と温水製造部12の間の部分に設けられていたが、第2の実施例では、2つの往復動ポンプ13A.13Bが、磁気ヒートポンプ40の両側に独立して設けられている。従って、第2の実施例の磁気ヒートポンプ40は、往復動ポンプ13を除去して、第1の実施例の冷却水製造部11と温水製造部12を接続した形状をしている。ただし、ロータ22は、例えば温水製造部12のロータ22が引き伸ばされた形状をしており、図2(a)に示した位相の異なるロータがそのまま接続された形状ではない。
第2の実施例の磁気ヒートポンプ40には第1の実施例のシェル24と同じ直径を備えたシェル24が設けられている。そして、シェル24の内周面にボールベアリング41を介してヨーク部44が取り付けられ、ヨーク部44の内周面にロータ22の外周面にある永久磁石23に対向する永久磁石43がある構造は第1の実施例と同じである。永久磁石43の一方は内側がN極で、ロータ22の外周面に取り付けられている外側がS極の永久磁石23に対向し、永久磁石43の他方は内側がS極で、ロータ22の外周面に取り付けられている外側がN極の永久磁石23に対向する点も同じである。
第2の実施例における材料容器25の形状と個数は第1の実施例と同じであり、第2の実施例の磁気ヒートポンプ40におけるB−B線における断面は、図2(b)に示した第1の実施例の磁気ヒートポンプ40におけるA−A線における断面と同じである。各材料容器25の一方の端部は吐出弁27又は吸入弁28を介して熱交換機45Aを備える媒体通路46Aに接続されており、他方の端部は吐出弁27又は吸入弁28を介して熱交換機45Bを備える媒体通路46Bに接続されている。各材料容器25に接続する媒体通路46Aと46Bはそれぞれ独立している。
第2の実施例でも、ロータ22の外周面に取り付けられた永久磁石23がモータ20によって回転すると、永久磁石23の回転に伴って永久磁石23に対向する回転磁石43が磁石の吸引力によって追従して回転し、ヨーク部44が回転する。材料容器25に充填された磁気熱量効果材料26に印加される磁場の強さが、磁気熱量効果材料26の内側のみに永久磁石23が設けられている場合に比べて、30〜60%向上する点も同様である。
なお、図3(a)に示した第2の実施例の磁気ヒートポンプ40では、2つの往復動ポンプ13A.13Bとして、制御カム32A,32Bで駆動されるピストン33A,33Bを備えたラジアルピストンポンプを示した。一方、2つの往復動ポンプ13A.13Bとしてラジアルピストンポンプの代わりに、図3(b)に示すように、クランクシャフト35で駆動されるピストンを使用することも可能である。この場合は、クランクシャフト35を回転軸21に連結してピストン33を駆動すれば良い。
図4(a)は、図1に示した磁気ヒートポンプシステム30における第3の実施例を示す磁気ヒートポンプ50の断面図である。また、図4(b)は図4(a)に示されるロータ22の平面図、図4(c)は図4(a)のC−C線における断面図である。そして、第3の実施例では、2つの往復動ポンプ13A.13Bの構造は第2の実施例と同じであるので図示を省略し、媒体流路46A,46Bは実線で流路を記載してある。
第3の実施例でも、モータ20によって駆動される回転軸21で動作する2つの往復動ポンプ13A.13Bは、磁気ヒートポンプ50の両側に独立して設けられている。第3の実施例の磁気ヒートポンプ50では、シェル51の内部のモータ20に近い側に、回転軸21に取り付けられた円板状のロータ52があり、ロータ52の一方の面に図4(b)に示すように、扇紙型の永久磁石53が回転軸21に点対称に取り付けられている。一方の永久磁石53は、ロータ52側がN極であり、他方の一方の永久磁石53は、ロータ52側がS極であって、ロータ52がヨーク部となっている。
シェル51のモータ20から遠い側には、シェル51の内周面にボールベアリング41を介して回転自在に取り付けられた円環状のヨーク部54がある。ヨーク部54は回転軸21には結合しておらず、中央部に設けられた孔を回転軸21が貫通している。ヨーク部54のロータ52側の面には、ロータ52に取り付けられた永久磁石53と同じサイズの永久磁石55が取り付けられている。一方の永久磁石55は、ロータ52側がN極であり、他方の一方の永久磁石55は、ロータ52側がS極である。従って、永久磁石55と永久磁石53との間には吸引力が作用しており、永久磁石55と永久磁石53とは対向する位置にある。そして、永久磁石55が取り付けられたヨーク部54はボールベアリング41によってシェル51内に回転自在に保持されているので、回転軸21が回転して永久磁石53が回転移動すると、永久磁石55はこれに追従して回転移動する。
シェル51内の永久磁石53と永久磁石55に挟まれた空間には、回転軸21には結合していない容器取付部57があり、容器取付部57には図4(c)に示すように、磁気熱量効果材料が充填された材料容器25が放射状に複数個取り付けられている。材料容器25の熱輸送媒体の流れに対して垂直な方向の断面形状は、矩形または円形である。容器取付部57はシェル51と一体的に形成しても良く、また、別体の容器取付部57をシェル51の内側に取り付けても良い。材料容器25の外側と内側の端部にはそれぞれ吐出弁27と吸入弁28を内蔵する吐出吸入弁機構56が設けられている。第3の実施例では、外側にある吐出吸入弁機構56の各個は熱交換機45Aを備える媒体通路46Aに接続されており、内側にある吐出吸入弁機構56の各個は熱交換機45Bを備える媒体通路46Bに接続されている。
第3の実施例でも、ロータ52の一方の面に取り付けられた永久磁石53がモータ20によって回転すると、永久磁石53の回転に伴って永久磁石53に対向する回転磁石55が吸引力によって追従して回転し、ヨーク部54が回転する。材料容器25に充填された磁気熱量効果材料26に印加される磁場の強さが、磁気熱量効果材料26の一方の側のみに永久磁石53が設けられている場合に比べて、30〜60%向上する点も同様である。
図5(a)は、図1に示した磁気ヒートポンプシステム30における第4の実施例を示す磁気ヒートポンプ40Aの断面図である。第4の実施例の磁気ヒートポンプ40Aの構成は第2の実施例の磁気ヒートポンプ40の構成と殆ど同じであり、相違点は、ヨーク部44を外部から強制的に回転させるヨーク部44の駆動機構60が設けられている点だけである。よって、ヨーク部44の駆動機構60が設けられていない磁気ヒートポンプ40Aの右半分の図示は省略してある。また、端面板29はリングギアG4に干渉しないようにシェル24に取り付ければ良い。
第4の実施例では、円筒状のヨーク部44の一端が延長部44Eによって端面板29の外側に延長されており、延長部44Eの端部の外周部分にリングギアG4が取り付けられている。一方、往復動ポンプ13Aとモータ20の間の回転軸21には直径の大きな第1のギアG1が取り付けられている。そして、第1のギアG1とリングギアG4は、駆動軸47の両端に取り付けられた第2と第3のギアG2、G3で連結されている。即ち、第1のギアG1が回転すると、第1のギアG1に噛み合う第2のギアG2が回転し、第2のギアG2に駆動軸47で結合する第3のギアG3が回転する。第3のギアG3はリングギアG4に噛み合っているので、リングギアG4が回転する。図5(b)は、第3のギアG3とリングギアG4の噛み合い部分を取り出して示すものである。第1のギアG1の回転数とリングギアG4の回転数は、第1から第3のギアの歯数の調整により決定できる。
このように、円筒状のヨーク部44を駆動機構60によって回転させるようにすれば、永久磁石43を永久磁石23の吸引力で回転させる場合に比べて、永久磁石23の回転に合わせて永久磁石43をより正確に回転させることができる。
更に、変形例として、ヨーク部44を駆動機構60にある第1と第2のギアG1,G2の代わりに、図5(c)に示すベルト機構61を用いることができる。ベルト機構61は、回転軸21と駆動軸47にそれぞれ取り付けられたプ−リーP1,P2と、プーリーP1,P2間に掛け渡されたベルト48を備える。回転軸21の回転は、このようなベルト機構61によっても駆動軸47に伝えることができる。
図6は、図1に示した磁気ヒートポンプシステム30における第5の実施例を示す磁気ヒートポンプ40Bの断面図である。第5の実施例の磁気ヒートポンプ40Bの構成は第2の実施例の磁気ヒートポンプ40の構成と殆ど同じであり、相違点は、ヨーク部44を外部から強制的に回転させるヨーク部44の駆動機構62が設けられている点だけである。よって、ヨーク部44の駆動機構62が設けられていない磁気ヒートポンプ40Bの右半分の図示は省略してある。
第5の実施例では、円筒状のヨーク部44の一端が延長部44Eによって端面板29の外側に延長されており、延長部44Eの端部の外周部分にリングギアG4が取り付けられている。この構成は第4の実施例と同じである。第4の実施例では、回転軸21に直径の大きな第1のギアG1が取り付けられていて、第1のギアG1の回転を駆動軸47の両端に取り付けられた第2と第3のギアG2、G3でリングギアG4に伝えていた。一方、第5の実施例は、リングギアG4に噛み合う第3のギアG3の駆動軸47が、シェル24の外周面に設置されたモータ49の回転軸となっている点が異なる。
第5の実施例では、モータ49が回転すると、モータ49の回転軸である駆動軸47が回転し、第3のギアG3が回転するので、これに噛み合うリングギアG4が回転する。このように、円筒状のヨーク部44を駆動機構62によって回転させるようにすれば、永久磁石43を永久磁石23の吸引力で回転させる場合に比べて、永久磁石23の回転に合わせて永久磁石43をより正確に回転させることができる。また、第5の実施例の磁気ヒートポンプ40Bは、円筒状のヨーク部44を外部からの駆動力によって回転できるので、第4の実施例の磁気ヒートポンプ40Aと同じ効果を有する。
以上説明した第1から第5の実施例では、モータ20の回転軸21が磁気ヒートポンプ40,40A,40B及び50に直結しているので、ロータ22,52の回転数はモータ20の回転数と同じであった。一方、第2から第5の実施例では、往復動ポンプ13A,13Bが磁気ヒートポンプ40,40A、40B及び50の両側に設けられている。そこで、第2、第4及び第5実施例では、往復動ポンプ13A,13Bと磁気ヒートポンプ40,40A、40B及び50の間の回転軸21に変速機構を設ければ、ロータ22の回転数をモータ20の回転数と異ならせることができる。これを図7から図9を用いて説明する。
図7は、図3に示した第2の実施例の磁気ヒートポンプ40及び図4に示した第3の実施例の磁気ヒートポンプ50に共通な変形実施例の構成を示す構成図である。この実施例では、往復動ポンプ13Aと磁気ヒートポンプ40、50との間の回転軸21に変速機構GB1を設けると共に、磁気ヒートポンプ40、50と往復動ポンプ13Bとの間の回転軸21にも変速機構GB2を設けている。変速機構GB1,GB2のギア比は2:1であり、モータ20が2回転すると、磁気ヒートポンプ40、50の中にあるロータが1回転するようになっている。往復動ポンプ13Bの回転数は往復動ポンプ13Aの回転数と同じである。
図8は、図5に示した第4の実施例の磁気ヒートポンプ40Aの変形実施例の構成を示す構成図である。この実施例でも、往復動ポンプ13Aと磁気ヒートポンプ40との間の回転軸21に変速機構GB1を設けると共に、磁気ヒートポンプ40と往復動ポンプ13Bとの間の回転軸21にも変速機構GB2を設けている。変速機構GB1,GB2のギア比は2:1であり、モータ20が2回転すると、磁気ヒートポンプ40Aの中にあるロータが1回転するようになっている。往復動ポンプ13Bの回転数は往復動ポンプ13Aの回転数と同じである。
図9は、図6に示した第5の実施例の磁気ヒートポンプ40Bの変形実施例の構成を示す構成図である。この実施例でも、往復動ポンプ13Aと磁気ヒートポンプ40との間の回転軸21に変速機構GB1を設けると共に、磁気ヒートポンプ40と往復動ポンプ13Bとの間の回転軸21にも変速機構GB2を設けている。変速機構GB1,GB2のギア比は2:1であり、モータ20が2回転すると、磁気ヒートポンプ40Bの中にあるロータが1回転するようになっている。往復動ポンプ13Bの回転数は往復動ポンプ13Aの回転数と同じである。
以上の3つの変形実施例では、変速機構GB1,GB2のギア比を2:1としているが、変速機構GB1,GB2のギア比を変更することにより、モータ20の1回転に対するロータの回転数を変更することができる。
10 空気調和装置
11 冷却水製造部
12 温水製造部
13 熱輸送媒体移動手段(往復動ポンプ)
22、52 ロータ
23、43、53、55 永久磁石
25 材料容器
26 磁気熱量効果材料
40,40A,40B,50 磁気ヒートポンプ
41 ボールベアリング

Claims (12)

  1. 磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料(26)が内部に配置されると共に、その内部を熱輸送媒体が流通するように形成された材料容器(25)と、前記磁気熱量効果材料(26)へ印加する磁場の大きさを変更する磁場変更手段(22)と、前記材料容器(25)の両端部の間で、前記熱輸送媒体を往復移動させる熱輸送媒体移動手段(13)と、
    前記材料容器(25)の一方の端部側から排出された前記熱輸送媒体に対して外部の熱を吸熱する吸熱手段(2)と、前記材料容器(25)の他方の端部側から排出された前記熱輸送媒体が有する熱を外部へ放熱する放熱手段(5)と、を備える磁気ヒートポンプシステムであって、
    前記磁場変更手段(22)は、
    前記材料容器(25)の一側に、第1の保持機構で回転するように保持された状態で配置された第1の磁石(23)及びヨークと、
    前記材料容器(25)の他側で前記第1の磁石(23)に対して異なる極が対向するように配置された第2の磁石(43)及びヨークと、
    前記第1の磁石(23)及びヨークに連結された駆動手段(20)と、
    前記第2の磁石(43)及びヨークを前記第1の磁石(23)及びヨークに追従して回転するように保持する第2の保持機構(41)とを備えることを特徴とする磁気ヒートポンプシステム。
  2. 前記保持機構(41)がベアリング、潤滑油又は空気層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  3. 前記第2の磁石(43)が取り付けられた前記ヨークを、外部から駆動する外部駆動機構(60、62)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  4. 前記外部駆動機構(60)の駆動源が前記駆動手段(20)であることを特徴とする請求項3に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  5. 前記外部駆動機構(62)の駆動源が前記駆動手段(20)とは別の駆動手段(49)であることを特徴とする請求項3に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  6. 前記熱輸送媒体移動手段(13)の両側に前記材料容器(25)と前記磁場変更手段(22)とがそれぞれ設けられており、
    前記材料容器(25)の一方が前記吸熱手段(2)に接続され、他方が前記放熱手段(5)に接続されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  7. 前記熱輸送媒体移動手段(13)が、前記材料容器(25)の両方の端部に、第1の熱輸送媒体移動手段(13A)と第2の熱輸送媒体移動手段(13B)として、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  8. 前記駆動手段(20)が回転軸(21)を備えたモータであり、
    前記第1の磁石(23)は、対向する極性が異なる2つの磁石の組が前記回転軸(21)に対して点対称の位置に少なくとも1組配置されて設けられており、
    前記材料容器(25)は前記第1の磁石(23)と前記第2の磁石(43)に挟まれた円環状の領域に複数配置されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  9. 前記材料容器(25)は、前記熱輸送媒体の流れる方向が前記回転軸(21)に対して平行になるように前記円環状の領域に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  10. 前記材料容器(25)は、前記熱輸送媒体の流れる方向が前記回転軸(21)に対して垂直になるように前記円環状の領域に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  11. 前記駆動手段(20)が回転軸(21)を備えたモータであり、
    前記第1の磁石(23)は、対向する極性が異なる2つの磁石の組が前記回転軸(21)に対して点対称の位置に少なくとも1組配置されて設けられており、
    前記材料容器(25)は前記第1の磁石(23)と前記第2の磁石(43)に挟まれた円環状の領域に複数配置されており、
    前記第1の熱輸送媒体移動手段(13A)と前記材料容器(25)の一方の端部との間、及び前記第2の熱輸送媒体移動手段(13B)と前記材料容器(25)の他方の端部との間に前記回転軸(21)の回転数を変更する変速機構(GB1,GB2)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の磁気ヒートポンプシステム。
  12. 請求項1から11の何れか1項に記載の磁気ヒートポンプシステム(30)の何れかを用いた空気調和装置(10)であって、
    前記吸熱手段(2)がクーラユニットとして、前記空気調和装置(10)の冷房通路(3)の上流に配置され、
    前記放熱手段(5)がヒータユニットとして、前記吸熱手段(2)を通過した空気調和風の取り込み量を調節するエアミックスダンパ(7)の下流側に位置する暖房通路(4)の中に配置されていることを特徴とする空気調和装置。
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