JPH10300279A - 冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装置 - Google Patents

冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装置

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JPH10300279A
JPH10300279A JP9124949A JP12494997A JPH10300279A JP H10300279 A JPH10300279 A JP H10300279A JP 9124949 A JP9124949 A JP 9124949A JP 12494997 A JP12494997 A JP 12494997A JP H10300279 A JPH10300279 A JP H10300279A
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switching
casing
connection port
valve body
switching path
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JP9124949A
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Isamu Toyama
勇 外山
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DAIYU KK
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DAIYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁をシフトする作用部材それ自体が弁体を構
成するようにし、もって全体をコンパクトに構成するこ
とのできる冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装
置を提供する。 【解決手段】 ケーシング10もしくは弁体20を一定
角度往復回動させることにより弁体20の第一切換路R
1と第二切換路R2との二つの流路を選択的に切り換え
るようにした装置において、前記ケーシング10と弁体
20とには、互いに磁力により接近または離反する駆動
素子6を設ける。そしてその駆動素子6を構成する電磁
石6Bの励磁状態を切り換えることにより弁体20をケ
ーシング10に対して相対的に一定角度往復回動するよ
うにして前記流路を選択的に切り換えるようにしたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばヒートポンプ
タイプの冷暖房機に用いることが適切な四方弁に関する
もので、特にそのシフト機構をケーシング内に内蔵した
新規な機構に係るものである。
【0002】
【発明の背景】冷暖房装置は、室内機と室外機の間を循
環する冷媒(室内熱交換器〜コンプレッサ〜室外熱交換
器の間で高低圧気体であり、室外熱交換器〜毛細管〜室
内交換器の間で液体である)に熱を運搬させて、室内の
熱を室外に放出、または室外の熱を室内に取り込んで室
温を調節している。そして冷房と暖房との切り換えは、
冷媒の循環方向を反対に切り換えることにより行われ
る。ところで冷媒を逆循環させるには、実際にはコンプ
レッサを逆回転させて冷媒を逆循環させることはできな
いため、四方弁と呼ばれる切換弁が必要とされる。この
ものはその作動性の改良等を図るべく、種々の開発が行
われている。その傾向は特開昭61−6468号に見ら
れるように弁体をスライドさせて切り換えるものからケ
ーシング内を弁体を回動させて流路を切り換えるものに
変わりつつある。本発明者もその一環として逐次性能向
上の試みをし、特開平8−327182号、特開平8−
327183号、特願平9−7389号等の提案をして
いる。
【0003】ところで従来は弁本体に関しては、それ自
体の性能向上を目指す見地からの改良が試みられている
一方、弁本体をシフトする部材に関しては、その弁本体
との係合部等における工夫はされているものの、両者は
あくまで異別の作用ないしは機能を持ったものであると
の認識が、いわば技術常識となっていた。従って弁本体
と、そのシフト部材との両者を機能的に融合させる試み
はされていない。しかしながら装置全体のコンパクト化
や低コスト化が求められている状況の下では、先に述べ
たような弁作用と、そのシフト作用とを別個のものとし
て設計思想上認識していたのでは、新規な着想を得る目
的からは限界が生じてしまう。
【0004】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、弁をシフトする作用部材それ
自体が弁体を構成するようにし、もって全体をコンパク
トに構成することのできる新規な冷暖房装置における高
低圧気体の流路切換装置の開発を試みたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装置は、外壁
に第一接続口、第二接続口、第三接続口及び第四接続口
を有したケーシングと、このケーシング内の前記第一接
続口を通る軸線上に回動自在に設けられ、第一切換路口
から第二切換路口へと連通する第一切換路、及び第一切
換路口から第三切換路口へと連通する第二切換路を有し
た弁体とを具えて成り、前記第一接続口と第一切換路口
とは常時連通され、一方前記第二接続口と第二切換路口
と、第三接続口と第三切換路口とは弁体を一定角度往復
回動させることにより択一的に連通させ、第一切換路と
第二切換路との二つの流路を選択的に切り換えるように
した装置において、前記ケーシングと弁体とには、互い
に磁力により接近または離反する駆動素子が設けられ、
その励磁状態を切り換えることにより弁体をケーシング
に対して相対的に一定角度往復回動するようにして前記
択一的な連通状態を設定するようにしたことを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、弁体自体が駆動
装置の一部例えば回転子(例えば直流モータの電気子)
の役割を担っている。従って従来のように駆動装置から
動力を取り出し、別途駆動伝達部材を介して弁体を回動
するという、本発明から見ればいわば無駄な多数の複雑
な構成を必要とせず、少容量の電磁石により効率的な切
り換えが図れる。そして別途駆動伝達部材を介さないた
め、切換反応速度も速く、動きも精密である。また部材
点数が少なくなるため、全体としてコンパクトに構成し
得るとともに、比較的安価に実施できる。
【0006】また請求項2記載の冷暖房装置における高
低圧気体の流路切換装置は、前記要件に加え、前記励磁
状態の切り換えは、駆動素子への直流電流の方向を切り
換えることにより行うことを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、切換反応速度も速く、動きも精
密であり、多数回の使用にも耐える。
【0007】また請求項3記載の冷暖房装置における高
低圧気体の流路切換装置は、前記要件に加え、前記駆動
素子は、一方は永久磁石であり、他方は電磁石であるこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、弁
体の回動駆動について正確な動きが期待し得るととも
に、耐久性に優れる。
【0008】更に請求項4記載の冷暖房装置における高
低圧気体の流路切換装置は、前記請求項3記載の要件に
加え、前記永久磁石はケーシングに設けられ、電磁石は
弁体に設けられていることを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、駆動素子の構成が比較的簡単に
行える。
【0009】更にまた請求項5記載の冷暖房装置におけ
る高低圧気体の流路切換装置は、前記請求項4記載の要
件に加え、前記永久磁石はケーシングの内周面に貼設さ
れることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、磁力が最も直接的に強く無駄なく弁体の電磁石に作
用する。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕以下本発明を図示の実施の形態に基づ
き説明する。図1〜5までが本実施の形態1であり、本
実施の形態1ではケーシング10内を常時低圧とする実
施の形態を説明する。図1中符号1が本発明に係る高低
圧気体の流路切換装置であって、ケーシング10と、こ
の中を駆動素子6によって一定角度往復回動する弁体2
0とを主要部材として成る。因みに図1では暖房運転を
行っている。
【0011】まず高低圧気体の流路切換装置1が組み込
まれた冷暖房装置の全体構成について説明すると、図1
に示すようにコンプレッサ2の吐出口及び吸入口から第
一配管H1及び第四配管H4が高低圧気体の流路切換装
置1へ接続されている。また高低圧気体の流路切換装置
1からは、室内熱交換器3及び室外熱交換器5へ第二配
管H2及び第三配管H3が接続されている。室内熱交換
器3と室外熱交換器5とは、冷媒の減圧を行う毛細管4
を間に挟んで配管がなされて接続される。暖房運転時に
は冷媒は図1、4に示すようにコンプレッサ2、前記高
低圧気体の流路切換装置1、室内熱交換器3、毛細管
4、室外熱交換器5、高低圧気体の流路切換装置1、そ
して再びコンプレッサ2へと戻って循環している。また
冷房運転時には図5に示すように冷媒はコンプレッサ
2、前記高低圧気体の流路切換装置1、室外熱交換器
5、毛細管4、室内熱交換器3、高低圧気体の流路切換
装置1、そして再びコンプレッサ2へと戻って循環して
いる。
【0012】以下高低圧気体の流路切換装置1について
具体的に説明する。まずケーシング10について説明す
る。ケーシング10は図2に示すように円筒管の上下を
蓋体で閉鎖したような形態を取り、内部は気密性が保た
れている。図3(b)(c)に示されるように、上面中
心には第一接続口11が開口され、ここにコンプレッサ
2の吐出口と接続される第一配管H1が接続される。ま
た下面の三カ所に第二接続口12、第三接続口13及び
第四接続口14が開口されている。なお第四接続口14
はケーシング10の下面のほか、上面や側壁に設けても
よい。第二接続口12と室内熱交換器3とは第二配管H
2により接続され、第三接続口13と室外熱交換器5と
は第三配管H3により接続され、第四接続口14とコン
プレッサ2の吸入口とが第四配管H4により接続されて
いる。ケーシング10の下面中心には図3(b)(c)
に示されるように下軸受15が開口されている。
【0013】弁体20について説明する。弁体20は図
2、3(a)に示すように左右側面が円弧状の略直方体
形状であり、上面から下面に連通する二つの流路が設け
られている。図3(b)に示されるように上面中心には
第一切換路口21が開口され、下面の左右位置には、第
二切換路口22及び第三切換路口23が開口されてい
る。第一切換路口21から第二切換路口22へと連通す
る流路を第一切換路R1とし、第一切換路口21から第
三切換路口23へと連通する流路を第二切換路R2とし
ている。前記第一切換路口21内には前記第一配管H1
が挿入されている。一方、弁体20の下面中心には回動
軸26が設けられ、前記ケーシング10の下軸受15に
回動自在に嵌挿されており、この回動軸26と前記第一
配管H1とにより弁体20はケーシング10内にて一定
角度回動自在に保持される。なお第一切換路口21、第
二切換路口22及び第三切換路口23には、Oリング2
4を介して表面にフッ素樹脂のコーティングがなされた
もしくはフッ素樹脂で形成した円筒形のシーリング25
を外端を突出した状態で内嵌めしている。これによりケ
ーシング10の内壁面にシーリング25がOリング24
によって弾性的に押し当てられ、第一切換路R1と第二
切換路R2の端部開口から高低圧気体(冷媒)が漏出し
ないように図られている。
【0014】次に本発明の特徴たる駆動素子6について
説明する。駆動素子6は、本実施の形態1では一例とし
て永久磁石6Aと電磁石6Bとから成るものであって、
実質的にはモータを構成する。具体的には図2、3
(a)に示すようにケーシング10の内面に、永久磁石
6AがS極とN極との極性を異ならせて貼着されてい
る。また電磁石6Bは弁体20の両側面に設けられ、断
面が傘状のコアにコイル6Baが縦に巻回されて成る。
それぞれの電磁石6Bのコイル6Baには給電端子7に
より給電がなされる。なお弁体20と電磁石6Bのコイ
ル6Baの巻かれる芯とは一体で形成してもよいし、別
体で形成し、後に組み付けるようにしてもよい。 駆動
素子6は以上のような構成を成し、コイル6Baに電流
を流すことにより弁体20を回動させる。なお回動方向
は電流の流す方向によって切り換えられる。また第二切
換路口22と第二配管H2とが連結される一定角度と、
第三切換路口23と第三配管H3とが連結される一定角
度とに、弁体20の回動を止めるストッパがケーシング
10内に設けられている。
【0015】本発明に係る高低圧気体の流路切換装置1
の実施の形態1は以上のようにして成り、以下この作動
態様について暖房運転時と冷房・除湿運転時とに区分し
て説明する。 (1)暖房運転時 暖房運転時には、図4に示すように弁体20の第二切換
路口22は第二配管H2に接続され、第三切換路口23
は第三配管H3には接続されていない状態である。この
場合にはコンプレッサ2からの高圧ガス冷媒は、コンプ
レッサ2、第一配管H1、第一切換路R1、第二配管H
2、室内熱交換器3、毛細管4、室外熱交換器5、第三
配管H3、ケーシング10内、第四接続口14、第四配
管H4、コンプレッサ2...の順で循環する。
【0016】(2)冷房・除湿運転時 冷房・除湿運転時には、図5に示すように第三切換路口
23は第三配管H3に接続され、第二切換路口22は第
二配管H2には接続されていない状態である。この場合
にはコンプレッサ2からの高圧ガス冷媒は、コンプレッ
サ2、第一配管H1、第二切換路R2、第三配管H3、
室外熱交換器5、毛細管4、室内熱交換器3、第二配管
H2、ケーシング10内、第四接続口14、第四配管H
4、コンプレッサ2...の順で循環する。
【0017】そして本発明の特徴として上記暖房運転と
冷房・除湿運転との切り換えの際の弁体20の回動は、
あたかも直流モータの電気子自体に通気路を形成した形
態を採るため、非常に応答性良く、スムーズにそして精
度良く行われる。なお特に本実施の形態1ではケーシン
グ10内が低圧であるため、特に弁体20の回動切換え
がスムーズである。
【0018】〔実施の形態2〕次に図6、7に基づいて
ケーシング10内を常時高圧として高低圧気体の流路切
換装置1を使用する実施の形態を説明する。なお説明に
あたっては前記実施の形態1で用いた部材名称及び符号
をそのまま用いて説明する。すなわち前記実施の形態1
とは逆の配管を高低圧気体の流路切換装置1に対して行
うものであり、図6(b)、図7(b)に示すようにコ
ンプレッサ2の吐出口とケーシング10の第四接続口1
4とを接続し、コンプレッサ2の吸入口とケーシング1
0の第一接続口11とを接続している。またケーシング
10の第二接続口12と室外熱交換器5とを第二配管H
2で接続し、ケーシング10の第三接続口13と室内熱
交換器3とを第三配管H3で接続している。その他の例
えば高低圧気体の流路切換装置1の構成等については前
記実施の形態1と変わらないため説明を省略する。
【0019】本発明に係る高低圧気体の流路切換装置1
の実施の形態2は以上のようにして成り、以下この作動
態様について暖房運転時と冷房・除湿運転時とに区分し
て説明する。 (1)暖房運転時 暖房運転時には、図6(a)(b)に示すように弁体2
0の第二切換路口22は第二配管H2に接続され、第三
切換路口23は第三配管H3には接続されていない状態
である。この場合にはコンプレッサ2からの高圧ガス冷
媒は、コンプレッサ2、第四配管H4、第四接続口1
4、ケーシング10内、第三配管H3、室内熱交換器
3、毛細管4、室外熱交換器5、第二配管H2、第一切
換路R1、第一配管H1、コンプレッサ2...の順で
循環する。なおケーシング10内は常時高圧状態とな
る。
【0020】(2)冷房・除湿運転時 冷房・除湿運転時には、図7(a)(b)に示すように
弁体20の第三切換路口23は第三配管H3に接続さ
れ、第二切換路口22は第二配管H2には接続されてい
ない状態である。この場合にはコンプレッサ2からの高
圧ガス冷媒は、コンプレッサ2、第四配管H4、第四接
続口14、ケーシング10内、第二配管H2、室外熱交
換器5、毛細管4、室内熱交換器3、第三配管H3、第
二切換路R2、第一配管H1、コンプレッサ2...の
順で循環する。なおケーシング10内は常時高圧状態と
なる。
【0021】〔実施の形態3〕なお上記実施の形態1、
2においては、永久磁石6Aをケーシング10に設け、
電磁石6Bを弁体20へ設けたが、その反対でもよい
し、両方を電磁石6Bで実施することも可能である。ま
た請求項1にいう弁体20をケーシング10に対して相
対的に一定角度往復回動するとは、すなわち実施の形態
1、2においては、弁体20の側を回動したが、弁体2
0側を固定し、ケーシング10側を回動するような構成
を採っても構わないことを指す。
【0022】〔実施の形態4〕また例えば実施の形態
1、2において弁体20の側方に二つ設けた電磁石6B
を、三つ等に増やして実施することも可能であるし、ま
た逆に図8(a)(b)に示すように一個で実施するこ
とも可能である。
【0023】〔実施の形態5〕また実施の形態1、2、
4においては、第二切換路口22及び第三切換路口23
は弁体20の下面に開口し、それに応じて第二接続口1
2及び第三接続口13はケーシング10の下面に開口し
たが、例えば図9に示すように第二切換路口22及び第
三切換路口23を弁体20の側面に開口し、それに応じ
て第二接続口12及び第三接続口13はケーシング10
の側面に開口することが可能である。
【0024】〔実施の形態6〕また以上の実施の形態で
は、電磁石6BのS極とN極の極性を切り換えることに
より一定角度の往復回動を行ったが、請求項1の発明に
あっては、例えば一方向への回動をスプリングにより回
動し、そのスプリングの付勢方向とは逆への回動を電磁
石を励磁することにより行うようにしても構わない。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の冷暖房装置における高低
圧気体の流路切換装置によれば、ケーシング10と弁体
20とには、互いに磁力による吸引反発する駆動素子6
が設けられ、その極性を切り換えることにより弁体20
をケーシング10に対して相対的に一定角度往復回動す
るようにしたため、弁体20自体が駆動装置の一部例え
ば回転子(例えば直流モータの電気子)の役割を担って
いる。従って従来のように駆動装置から動力を取り出
し、別途駆動伝達部材を介して弁体20を回動するとい
う、本発明から見ればいわば無駄な多数の複雑な構成を
必要とせず、少容量の電磁石により効率的な切り換えが
図れる。そして別途駆動伝達部材を介さないため、切換
反応速度も速く、動きも精密である。また部材点数が少
なくなるため、全体としてコンパクトに構成し得るとと
もに、比較的安価に実施できる。
【0026】請求項2記載の冷暖房装置における高低圧
気体の流路切換装置は、励磁状態の切り換えは、駆動素
子への直流電流の方向を切り換えることにより行うもの
であり、一方向の回動を復帰バネ等を用いて行うもので
はないため、切換反応速度も速く、動きも精密であり、
多数回の使用にも耐える。
【0027】請求項3記載の冷暖房装置における高低圧
気体の流路切換装置によれば、駆動素子6は、一方は永
久磁石6Aであり、他方は電磁石6Bであるため、弁体
20の回動駆動について正確な動きが期待し得るととと
もに、耐久性に優れる。
【0028】請求項4記載の冷暖房装置における高低圧
気体の流路切換装置によれば、永久磁石6Aはケーシン
グ10に設けられ、電磁石6Bは弁体20に設けられて
いるため、駆動素子6の構成が比較的簡単に行える。
【0029】請求項5記載の冷暖房装置における高低圧
気体の流路切換装置によれば、永久磁石6Aはケーシン
グ10の内周面に貼設されるため、磁力が最も直接的に
強く無駄なく弁体20の電磁石6Bに作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高低圧気体の流路切換装置を、冷
暖房装置の室外機に組み入れて暖房運転を実施している
実施の形態1を示す説明図である。
【図2】本発明に係る高低圧気体の流路切換装置の実施
の形態1を示す斜視図である。
【図3】同上実施の形態1の図(b)におけるA−A矢
印方向から見た断面図、並びにこの図(a)の断面図に
おけるB−B線矢印方向から見た断面図、並びに図
(a)の断面図におけるC−C線矢印方向から見た断面
図である。
【図4】同上実施の形態1の暖房運転時の冷媒の流れを
示す説明図である。
【図5】同上実施の形態1の冷房・除湿運転時の冷媒の
流れを示す説明図である。
【図6】同上実施の形態2の暖房運転時における横断平
面図並びに冷媒の流れを示す説明図である。
【図7】同上実施の形態2の冷房・除湿運転時における
横断平面図並びに冷媒の流れを示す説明図である。
【図8】電磁石及び永久磁石を一個で実施した実施の形
態4を示す横断平面図並びにA−A線矢印方向から見た
縦断正面図である。
【図9】第二接続口及び第三接続口をケーシングの側面
に開口実施の形態5を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 高低圧気体の流路切換装置 2 コンプレッサ 3 室内熱交換器 4 毛細管 5 室外熱交換器 6 駆動素子 6A 永久磁石 6B 電磁石 6Ba コイル 7 給電端子 10 ケーシング 11 第一接続口 12 第二接続口 13 第三接続口 14 第四接続口 15 下軸受 20 弁体 21 第一切換路口 22 第二切換路口 23 第三切換路口 24 Oリング 25 シーリング 26 回動軸 H1 第一配管 H2 第二配管 H3 第三配管 H4 第四配管 R1 第一切換路 R2 第二切換路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に第一接続口、第二接続口、第三接
    続口及び第四接続口を有したケーシングと、このケーシ
    ング内の前記第一接続口を通る軸線上に回動自在に設け
    られ、第一切換路口から第二切換路口へと連通する第一
    切換路、及び第一切換路口から第三切換路口へと連通す
    る第二切換路を有した弁体とを具えて成り、前記第一接
    続口と第一切換路口とは常時連通され、一方前記第二接
    続口と第二切換路口と、第三接続口と第三切換路口とは
    弁体を一定角度往復回動させることにより択一的に連通
    させ、第一切換路と第二切換路との二つの流路を選択的
    に切り換えるようにした装置において、前記ケーシング
    と弁体とには、互いに磁力により接近または離反する駆
    動素子が設けられ、その励磁状態を切り換えることによ
    り弁体をケーシングに対して相対的に一定角度往復回動
    するようにして前記択一的な連通状態を設定するように
    したことを特徴とする冷暖房装置における高低圧気体の
    流路切換装置。
  2. 【請求項2】 前記励磁状態の切り換えは、駆動素子へ
    の直流電流の方向を切り換えることにより行うことを特
    徴とする請求項1記載の冷暖房装置における高低圧気体
    の流路切換装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動素子は、一方は永久磁石であ
    り、他方は電磁石であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石はケーシングに設けられ、
    電磁石は弁体に設けられていることを特徴とする請求項
    3記載の冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装
    置。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石はケーシングの内周面に貼
    設されることを特徴とする請求項4記載の冷暖房装置に
    おける高低圧気体の流路切換装置。
JP9124949A 1997-04-28 1997-04-28 冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装置 Pending JPH10300279A (ja)

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JP9124949A Pending JPH10300279A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 冷暖房装置における高低圧気体の流路切換装置

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