JP3156117U - マンホール用梯子 - Google Patents

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Abstract

【課題】マンホールへの出入りの際に作業者への負担を軽減することのできるマンホール用梯子を提供する。【解決手段】梯子1と、梯子1を保持する梯子保持台10とを備えたマンホール用梯子100であって、梯子保持台10は、マンホールの開口部近傍の床面に載置される2本の左右支持枠11a、11bと、2本の左右杆部(13a、13b)及び2本の左右杆部(13a、13b)を連結する連結杆部(13c)を有する後部支持枠13と、2本の左右支持枠11a、11bそれぞれの一方の端部から所定間隔を置いた位置に差し渡された前部支持枠12と、を備え、後部支持枠(13)の左右杆部(13a、13b)は、2本の左右支持枠(11a、11b)の他方の端部に、連結位置を調整可能に連結され、梯子1は、その上部がマンホールの外部に突出するように前部支持枠12に支持される。【選択図】図1

Description

本考案は、マンホール内を昇降するために使用する携帯用の梯子に関する。
従来、吊持ち杆の両端に杆状保持足片を固着して形成されたサポートフレームと、フック片を備えた梯子とを有し、梯子のフック片を吊持ち杆に嵌着させたマンホール用の梯子装置がある。
特開平9−177105号公報(第2頁、図1)
上記特許文献1に記載の技術によれば、マンホール内を作業者が昇降する際、梯子が安定的に保持されていた。
ここで、上記特許文献1に記載のような梯子を使用して作業者がマンホールの坑内に入る際には、床面に手をつくなどして体重を支えつつ、梯子に足をかけるという動作を行う必要がある。また、マンホールの坑内から出る際にも、梯子を使って床面近辺まで昇ってきた後、床面に手をついて体重を支えながら床面に上がる必要がある。このように、床面からマンホールに出入りする際には作業者の肉体に大きな負担がかかっており、この負担を軽減することと不安全行動の回避が望まれていた。
本考案は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、マンホールへの出入りの際に作業者への負担を軽減することのできるマンホール用梯子を提供するものである。
本考案に係るマンホール用梯子は、梯子(1)と、前記梯子(1)を保持する梯子保持台(10)とを備えたマンホール用梯子(100)であって、前記梯子保持台(10)は、マンホールの開口部近傍の床面に載置される2本の左右支持枠(11a、11b)と、2本の左右杆部(13a、13b)及び前記2本の左右杆部(13a、13b)を連結する連結杆部(13c)を有する後部支持枠(13)と、前記2本の左右支持枠(11a、11b)それぞれの一方の端部から所定間隔を置いた位置に差し渡された前部支持枠(12)と、を備え、前記後部支持枠(13)の左右杆部(13a、13b)は、前記2本の左右支持枠(11a、11b)の他方の端部に、連結位置を調整可能に連結され、前記梯子(1)は、その上部がマンホールの外部に突出するように前記前部支持枠(12)に支持されるものである。
本考案に係るマンホール用梯子は、後部支持枠(12)に設けられ、マンホールの上部内壁に当接して連結杆部(13c)と2本の左右支持枠(11a、11b)との連結位置を規定する幅決め具(16)を備えたものである。
本考案に係るマンホール用梯子は、前部支持枠(12)の上面に設けられ、上方に向かって突出するボルト(17a、17b)と、梯子(1)に固着され、前部支持枠(12)に上方から掛止可能なフック片(4)と、フック片(4)の上面に設けられ、ボルト(17a、17b)を貫通可能なボルト孔(5a、5b)と、を備え、ボルト孔(5a、5b)にボルト(17a、17b)を貫通させつつ、フック片(4)を前部支持枠(12)に掛け、ボルト(17a、17b)にナットを嵌めて、梯子保持台(10)に梯子(1)を固定するものである。
本考案に係るマンホール用梯子は、前部支持枠(12)に下方に向かって垂設されて、梯子(1)の踏桟(3)の少なくとも一つに面で当接する抑止片(18)を備えたものである。
また、本考案に係るマンホール用梯子の抑止片(18)は、前部支持枠に丁番(42)を介して垂設される抑止片支持材(41)に固着されたものである。
本考案に係るマンホール用梯子は、梯子(1)の上部がマンホールの外部に突出する長さを450mm以上としたものである。
本考案に係るマンホール用梯子は、前部支持枠(12)を、2本の左右支持枠(11a、11b)それぞれの端部から150mm以上の間隔を置いた位置に差し渡したものである。
本考案によれば、梯子の上部が床面より突出するように設けたので、作業者はこの突出部を手がかりにしてマンホールの坑内に容易に出入りすることができる。このため、作業者への負担を軽減することができる。
また、後部支持枠の左右杆部と2本の左右支持枠とは、連結位置を調整可能に連結されるので、開口部の直径の異なる様々なマンホールに、本考案に係るマンホール用梯子を使用することができる。
本考案によれば、後部支持枠の連結杆部に設けられ、後部支持枠と2本の左右支持枠との連結位置を規定する幅決め具を備えたので、幅決め具がマンホール坑内の内部上壁に当接し、前後方向における梯子保持台の揺動を抑制することができる。
本考案によれば、梯子に固着したフック片を前部支持枠に掛けてボルトとナットで固定するようにした。このため、前後左右方向、及び上下方向における梯子の揺動を抑制することができる。
本考案によれば、梯子の踏桟の一つに面で当接し、梯子の揺動を抑止する抑止片を設けたので、梯子の揺動を抑制することができる。
また、本考案に係るマンホール用梯子の抑止片は、前部支持枠に丁番を介して垂設される抑止片支持材に固着したので、梯子を梯子保持台から取り外したときには丁番を折り曲げて抑止片を収納でき、梯子保持台の収納スペースを小さくすることができる。
本考案によれば、梯子の上部がマンホールの外部に突出する長さを450mm以上としたので、作業者は梯子の上方の踏桟に立った状態で自身の体を床面より上に出すことができる。このため、床面と梯子の移動を容易に行うことができ、マンホール坑内への出入りに関する作業者の負担を軽減することができる。
本考案によれば、前部支持枠を、2本の左右支持枠それぞれの端部から150mm以上の間隔を置いた位置に差し渡したので、梯子保持台の安定感を増大させることができ、作業者が梯子を昇降するときのぐらつきを抑制することができる。
実施の形態1に係るマンホール用梯子の斜視図である。 図1に係るマンホール用梯子の梯子を取り外した状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係るマンホール用梯子の側面図である。 実施の形態1に係るマンホール用梯子の平面図である。 実施の形態2に係るマンホール用梯子の斜視図である。 実施の形態3に係る梯子保持台の側面模式図である。 実施の形態4に係る幅決め具を説明する図である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るマンホール用梯子の斜視図、図2は同じくマンホール用梯子の梯子を取り外した状態を示す斜視図、図3は同じく側面図、図4は同じく平面図である。以下、実施の形態1に係るマンホール用梯子を、図1〜図4に基づいて説明する。なお、各図において、同一の構成要素には同一の符号を付している。
マンホール用梯子100は、梯子1と、梯子保持台10とで構成される。このマンホール用梯子100は、梯子保持台10をマンホールの周囲に載置して梯子1をマンホールの坑内に降ろした状態で、作業者がマンホールの坑内に出入り・昇降するために使用される。
梯子1は、アルミ製などの一対の支柱2a、2b(以下、支柱2と総称する場合がある)と、支柱2a、2bを接続する踏桟3a〜3g(以下、踏桟3と総称する場合がある)とを備える。支柱2の上方であって、上から2段目の踏桟である踏桟3bの近傍には、下面が開放されたフック片4が固着されている。フック片4の上面には、梯子1を梯子保持台10に固定するためのボルト孔5a、5b(以下、ボルト孔5と総称する場合がある)が設けられている。このフック片4を梯子保持台10に掛けることにより、梯子1は梯子保持台10と一体化される。
梯子保持台10は、2本の左右支持枠11a、11b(以下、左右支持枠11と総称する場合がある)と、左右支持枠11aから左右支持枠11bに差し渡された前部支持枠12と、左右支持枠11に連結された後部支持枠13とを備える。
左右支持枠11は、マンホールの開口部近傍の床面に載置される部材であって、断面角形の亜鉛メッキ鋼などの鋼管で形成されている。左右支持枠11の長さは、例えば、約580mm程度とすることができる。
前部支持枠12は、左右支持枠11a、11bの端部から所定間隔sを設けた位置に固定されている。この所定間隔sは、150mm程度、もしくは150mm以上の長さである。また、前部支持枠12の長さは、例えば約710mm程度とすることができる。
また、前部支持枠12の中央付近には、一対のボルト17a、17b(以下、ボルト17と総称する場合がある)が上方に向かって固定されている。
後部支持枠13は、左右杆部13a、13bと、これら左右杆部13a、13bとを連結するように固着された連結杆部13cにより構成されており、全体として一辺が開放された矩形枠形状(略コ字状)を有している。この後部支持枠13は、断面角形の亜鉛メッキ鋼などの鋼管で形成されている。また、後部支持枠13の角部分には補強のための方杖15a、15bが設けられている。後部支持枠13の左右杆部13a、13bの鋼管の径は、左右支持枠11の鋼管の径よりも小さく、左右杆部13a、13bの端部は、それぞれ左右支持枠11a、11bの端部管内に挿入可能である。
また、後部支持枠13の連結杆部13cの略中央位置には、幅決め具16が下方に向かって固着されている。幅決め具16は、幅が約70mm、高さが約80mm程度の平板状に形成されている。
このように構成された後部支持枠13の左右杆部13a、13bの端部を、任意の長さだけ左右支持枠11の端部管内に挿入することにより、後部支持枠13と左右支持枠11の連結位置を変えることができる。すなわち、前部支持枠12から後部支持枠13の連結杆部13cまでの長さが伸縮可能となる。そして、蝶ネジ21a、21b(以下、蝶ネジ21と総称する場合がある)を締め付けることで、左右支持枠11と後部支持枠13とが固定される。なお、図1、図2には、蝶ネジ21aが表されていないが、蝶ネジ21bと対応する位置に蝶ネジ21aが設けられている(図4参照)。
前部支持枠12の左右方向略中央位置には、2本の断面L字形の部材で構成される抑止片支持材14を介して抑止片18が固着されている。
抑止片18は、抑止片支持材14に固着される水平面18aと、この水平面18aから下側に連なって略垂直方向に延びる垂直面18bとを有し、断面略L字形状に形成されている。抑止片18の垂直面18bは、梯子1を梯子保持台10に取り付けた状態において、梯子1の踏桟3cに当接する(図1、図4参照)。
次に、マンホール用梯子100のマンホールへの設置方法について説明する。
まず、梯子保持台10をマンホールの開口部近傍に載置し、抑止片支持材14と幅決め具16をマンホール坑内に挿入する。そして、蝶ネジ21を緩めて後部支持枠13と左右支持枠11の連結位置を調整し、抑止片支持材14と幅決め具16がマンホール坑内の上部内壁に接する位置で、蝶ネジ21を締めて後部支持枠13を固定する。後部支持枠13と左右支持枠11の連結位置が変更可能に構成されているので、異なる直径の開口部を有するマンホールに適用することができる。本実施の形態1に係る梯子保持台10の場合は、直径が600mm〜900mmの範囲内のマンホールに適用可能となる。
そして、梯子1をマンホールの坑内に挿入し、前部支持枠12の中央付近に設けられたボルト17を梯子1のボルト孔5に通しつつ、梯子1のフック片4を前部支持枠12に掛ける。さらに、座金22a、22bを介して蝶ナット23a、23bを締め付ける。このようにすることで、梯子1を梯子保持台10に固定することができる。フック片4を前部支持枠12に掛け、これらをボルト17と蝶ナット23で締め付けるので、前後左右方向及び上下方向に梯子1を固定することができる。
また、梯子1を梯子保持台10に固定した状態において、梯子1の上部は、450mm以上、望ましくは450mm程度の長さtが、床面上に突出した状態となる(図3参照)。
以上のようにマンホール用梯子100をマンホールに設置した状態において、作業者がマンホール内を昇降する場合の動作を説明する。
まず、床面上からマンホール内に入る際には、作業者は、床面から突出した梯子1の上部の支柱2等を手で掴みつつ、足をマンホール内の踏桟3に載せ、マンホール内に進入する。床面から突出した梯子1の上部を手がかりにできるため、床面などに手をついて体重を支える必要もなく、作業者は容易かつ安全にマンホール内に入ることができる。マンホールから出る際も同様にして、作業者は、床面から突出した梯子1の上部を手で掴みながら、梯子1から床へ移動する。梯子1の上部が450mm程度床上から突出した状態であるので、作業者は梯子の上方の踏桟3に足を載せた状態で自身の体を床面上に出すことができ、梯子1と床との行き来を容易に行うことができる。
ここで、作業者が梯子1を掴んで梯子1の踏桟3に足を載せると、作業者の体重により、梯子1にはマンホール坑内の径方向に力が発生し、梯子1が揺動しようとする。また、昇降時の衝撃により梯子1には上下方向にも力がかかり揺動しようとする。しかし、梯子1は、フック片4により梯子保持台10に嵌着され、さらにボルト17と蝶ナット23により固定されているので、梯子1の前後左右方向及び上下方向への揺動を抑制することができる。また、梯子1の踏桟3cが抑止片18の垂直面18bに当接するため、梯子1の前後方向(マンホールの径方向)への揺動をさらに抑制することができる。
また、作業者が梯子1を昇降している際には、前後方向あるいは左右方向に作業者の体重が移動して、梯子保持台10にも前後方向あるいは左右方向の力がかかる。しかし、本実施の形態1に係る梯子保持台10は、左右支持枠11、前部支持枠12、及び後部支持枠13で略矩形形状をなし、抑止片支持材14と幅決め具16がマンホール坑内の内壁に接するように設置されている。このため、抑止片支持材14と幅決め具16を結ぶ方向(前後方向)における梯子保持台10の揺動を抑制することができる。
また、左右支持枠11の先端から所定間隔sをおいて前部支持枠12を固定した。すなわち、前部支持枠12との固着位置よりも、左右支持枠11の先端部の方が所定間隔sだけ突出するようにした。このため、梯子保持台10の前方向(左右支持枠11の突出方向)への安定感が増大し、作業者が梯子1を昇降する際の梯子保持台10の前後方向のぐらつきを抑制することができる。
以上のように本実施の形態1に係るマンホール用梯子100によれば、梯子1の上部が床面上に突出するように設けたので、作業者はこの突出した梯子1を手がかりにしてマンホールの坑内に容易に出入りすることができる。このため、作業者への負担を軽減することができる。
また、後部支持枠13と左右支持枠11は、連結位置を調整可能に連結したので、マンホール用梯子100は直径の異なる様々なマンホールに適用することができる。このため、作業者はマンホールごとにマンホール用梯子を準備する必要がなく、コストも低減できる。
なお、図1では円形の開口部を有するマンホールを例として記載したが、角形の開口部を有するマンホールに対しても本考案に係るマンホール用携帯梯子を使用することができ、同様の効果を得ることができる。このことは後述する実施の形態においても同様である。
実施の形態2.
本実施の形態2では、左右支持枠と後部支持枠の他の連結方法について説明する。なお、左右支持枠と後部支持枠の他の連結方法以外については前述の実施の形態1と同様であるので、相違点を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付す。
図5は、本実施の形態2に係るマンホール用梯子100Aの斜視図である。左右支持枠31a、31b(以下、左右支持枠31と総称する場合がある)は、鋼製のピン35を差し込むためのピン固定孔33が設けられており、その他の構成については実施の形態1で前述した左右支持枠11と同様である。また、後部支持枠32は、複数の位置調整孔34が所定間隔で設けられており、その他の構成については実施の形態1で前述した後部支持枠13と同様である。
左右支持枠31と後部支持枠32とを連結固定する際には、左右支持枠31の管内に後部支持枠32の左右杆部32a、32bの端部を挿入し、ピン固定孔33と複数の位置調整孔34のうちいずれか任意のものとの位置を合わせ、ピン35を差し込む。
このようにしても、左右支持枠31と後部支持枠32との連結位置を調整可能に固定することができ、前述の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、抑止片支持材の他の構成について説明する。なお、抑止片支持材以外の構成については前述の実施の形態1と同様であるので、相違点を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付す。
図6は、本実施の形態3に係る梯子保持台10Bを側方から見た図である。図6(a)は、梯子を取り付けてマンホール用梯子を使用する際の状態を示す図であり、抑止片18が垂下された状態となっている。図6(b)は、抑止片18が移動中の状態を示している。図6(c)は、抑止片18が収納された状態を示している。
図6において、抑止片支持材41は、丁番42により前部支持枠12に固定されている。したがって、図6(a)〜(c)に示すように、抑止片支持材41は丁番42により水平方向及び垂直方向に回動可能となっている。また、前部支持枠12には、振れ止め具43が固着されている。振れ止め具43は、抑止片支持材41がマンホール外側方向(図6の図面左側方向)への回動するのを抑止するための部材である。抑止片支持材41の回動を抑止するものであれば、振れ止め具43の形状及び固着方法は問わない。本実施の形態では、振れ止め具43を平板状に形成し、その一面が丁番42あるいは抑止片支持材41に当接可能となるように前部支持枠12の下面に固着する例を示している。
このような構成において、梯子保持台10Bに梯子1を取り付ける際には、丁番42を開いて抑止片支持材41を略垂直方向に移動させておく(図6(a))。このようにすることで、梯子1と抑止片18の垂直面18bとが当接し、抑止片18により梯子1を支えて梯子1の揺動を抑制することができる。
また、梯子保持台10Bから梯子1を取り外した際には、丁番42を閉じるようにして抑止片支持材41を略水平方向に移動させる(図6(c))。このようにすることで、梯子保持台10Bの下部から、抑止片支持材41が突出しなくなる。すなわち、梯子保持台10Bをほぼ平板状にすることができる。このため、梯子保持台10Bを持ち運んだりする際の取り扱いが容易になるとともに、梯子保持台10Bの収納スペースを小さくすることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、幅決め具の他の構成について説明する。なお、幅決め具以外の構成については前述の実施の形態1と同様であるので、相違点を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成要素には同一の符号を付す。
図7は、本実施の形態4に係る幅決め具を示す要部模式図である。図7(a)は、斜視図を示し、図7(b)は側方から見た図を示している。なお、図7では、マンホールの一例として、角形の開口部を有するマンホールを図示している。
図7において、後部支持枠13の連結杆部13cの略中央位置には、幅決め具51が固着されている。幅決め具51は、マンホールの内部方向に向かってほぼ水平に延びる水平面51aと、水平面51aに連なってほぼ垂直に延びる垂直面51bとを有する。図7(b)に示す幅決め具51の水平面51aの幅uは、特に数値が限定されるわけではないが例えば50mm程度とすることができる。
このような構成において、梯子保持台をマンホールに設置する際には、幅決め具51の垂直面51bがマンホールの上部内壁に接するようにして、後部支持枠13と左右支持枠11(図7には図示せず、図1参照)との連結位置を調整する。このようにして梯子保持台をマンホールに設置すると、図7(b)に示すように、後部支持枠13の連結杆部13cと、幅決め具51の水平面51aとが床面と接することとなる。このため、マンホールの開口部の端部から後部支持枠13cまでの間に、所定の距離を保つことができる。したがって、梯子保持台をマンホールに設置したときの安定感をさらに増大させることができる。
1 梯子、2 支柱、2a、2b 支柱、3 踏桟、3a〜3g 踏桟、4 フック片、5a、5b ボルト孔、10 梯子保持台、10A 梯子保持台、10B 梯子保持台、11a、11b 左右支持枠、12 前部支持枠、13 後部支持枠、13a、13b 左右杆部、13c 連結杆部、14 抑止片支持材、15a、15b 方杖、16 幅決め具、17a、17b ボルト、18 抑止片、18a 水平面、18b 垂直面、21a、21b 蝶ネジ、22a、22b 座金、23a、23b 蝶ナット、31a、31b 左右支持枠、32 後部支持枠、33 ピン固定孔、34 位置調整孔、35 ピン、41 抑止片支持材、42 丁番、43 振れ止め具、51 幅決め具、51a 水平面、51b 垂直面、100 マンホール用梯子、100A マンホール用梯子。

Claims (7)

  1. 梯子(1)と、前記梯子(1)を保持する梯子保持台(10)とを備えたマンホール用梯子(100)であって、
    前記梯子保持台(10)は、
    マンホールの開口部近傍の床面に載置される2本の左右支持枠(11a、11b)と、
    2本の左右杆部(13a、13b)及び前記2本の左右杆部(13a、13b)を連結する連結杆部(13c)を有する後部支持枠(13)と、
    前記2本の左右支持枠(11a、11b)それぞれの一方の端部から所定間隔を置いた位置に差し渡された前部支持枠(12)と、を備え、
    前記後部支持枠(13)の左右杆部(13a、13b)は、前記2本の左右支持枠(11a、11b)の他方の端部に、連結位置を調整可能に連結され、
    前記梯子(1)は、その上部がマンホールの外部に突出するように前記前部支持枠(12)に支持される
    ことを特徴とするマンホール用梯子。
  2. 前記連結杆部(13c)に設けられ、マンホールの上部内壁に当接して前記後部支持枠(13)と前記2本の左右支持枠(11a、11b)との連結位置を規定する幅決め具(16)を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のマンホール用梯子。
  3. 前記前部支持枠(12)の上面に設けられ、上方に向かって突出するボルト(17a、17b)と、
    前記梯子(1)に固着され、前記前部支持枠(12)に上方から掛止可能なフック片(4)と、
    前記フック片(4)の上面に設けられ、前記ボルト(17a、17b)を貫通可能なボルト孔(5a、5b)と、を備え、
    前記ボルト孔(5a、5b)に前記ボルト(17a、17b)を貫通させつつ、前記フック片(4)を前記前部支持枠(12)に掛け、前記ボルト(17a、17b)にナットを嵌めて、前記梯子保持台(10)に前記梯子(1)を固定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のマンホール用梯子。
  4. 前記前部支持枠(12)に下方に向かって垂設されて、前記梯子(1)の踏桟(3)の少なくとも一つに面で当接する抑止片(18)を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載のマンホール用梯子。
  5. 前記抑止片(18)は、
    前記前部支持枠に丁番(42)を介して垂設される抑止片支持材(41)に固着されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載のマンホール用梯子。
  6. 前記梯子(1)の上部がマンホールの外部に突出する長さを450mm以上とした
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか記載のマンホール用梯子。
  7. 前記前部支持枠(12)を、前記2本の左右支持枠(11a、11b)それぞれの端部から150mm以上の間隔を置いた位置に差し渡した
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか記載のマンホール用梯子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014227812A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 株式会社九電工 マンホール用補助梯子
KR20240027434A (ko) * 2022-08-23 2024-03-04 한국전력공사 맨홀 출입용 안전 사다리

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