JP3156116B2 - 椅子の肘当取付装置 - Google Patents

椅子の肘当取付装置

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JP3156116B2 JP03956494A JP3956494A JP3156116B2 JP 3156116 B2 JP3156116 B2 JP 3156116B2 JP 03956494 A JP03956494 A JP 03956494A JP 3956494 A JP3956494 A JP 3956494A JP 3156116 B2 JP3156116 B2 JP 3156116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子の座シェルに、肘
当を強固に取り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、椅子における合成樹脂製の座シェ
ルに肘当を取り付けるには、座シェルを成形する際、座
シェルの左右両側部下面にナットを埋設し、肘当の下部
の取付部に穿設した取付孔より挿入したボルトを、ナッ
トに螺合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のもので
は、座シェルを成形する際、成形用の金型の所定の位置
にナットをセットしてから、座シェルを成形するので、
成形作業が面倒で時間がかかる。ナットのセット時間を
短縮するため、ロボットを使用すれば、多額の設備投資
が必要となる。
【0004】また構造的には、椅子の使用中、肘当よ
り、ナットを埋設した部分に大きな荷重がかかると、座
シェルに大きな曲げモーメントが作用して、この部分に
亀裂が生じたり、破損したりすることがある。そのた
め、この部分を厚肉にしたり、リブを設けたりする必要
があり、座シェルの重量が増加するとともに高価とな
る。また、座シェルを強固にしても、肘当からの荷重に
より、座シェルが外側下方へ撓んで肘当が傾き、使用者
に不快感を与える。さらに椅子を廃棄する際、資源のリ
サイクルのための合成樹脂と金属との分別が面倒であ
る。
【0005】本発明は、座シェルに埋め込みナットを設
けることなく、座シェルに肘当を強固に固定でき、かつ
軽量な座シェルで十分な剛性をもち、肘当に掛かる荷重
による座シェルの破損やたわみによる使用者の不快感が
ないようにした椅子の肘当取付装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の椅子の肘当取付装置は、中央部が下方に若
干凹入する座シェルのやや後方の両側の傾斜部の上部と
下部に、それぞれ上面がほぼ水平をなす凹入部を、下方
より設け、側端部に上向段部を設けた左右方向を向く取
付板を座シェルの上面に配設することにより、取付板の
側端の段部を、上記上向きの凹入部の上面に重合させ、
かつ座シェルの左右両側に配設した肘当の下部の取付部
と、座シェルの側部と、取付板の側部とを重合して、締
着手段により締着したことを特徴としている。
【0007】座シェルは、合成樹脂材料により、また取
付板は金属板により形成するのがよい。
【0008】締着手段は、肘当の下部の取付部と座シェ
ルの側部とを貫通し、かつ取付板の各側部に設けた螺孔
に螺合するボルトとするのがよい。
【0009】
【作用】中央部が下方に若干凹入する座シェルの上方に
取付板を配設し、座シェルの両側部において、肘当の下
部の取付部と座シェルと取付板の端部とを締着手段によ
りともに締めたことにより、座シェルの両側部の外下方
への撓みが取付板により阻止され、かつ肘当は座シェル
に強固に固定される。
【0010】
【実施例】図4は、本発明を適用した肘掛椅子を示すも
ので、脚(1)の中央より立設した脚杆(2)の上部には、
方形枠状の支基(3)が、脚杆(2)まわりに回動自在に枢
設され、支基(3)の上面には、座席(4)の下部を形成す
る中央部が椀状に凹入したほぼ方形の座シェル(5)が固
着されている。支基(3)の両側部には、背凭(6)を支持
するための下部が前向きに湾曲する背杆(7)の前端下部
が、背凭(6)が後傾しうるようにして枢支されている。
【0011】合成樹脂製の座シェル(5)の下面両側後部
には、側面形がほぼ方形枠状の合成樹脂製の肘当(8)の
下部における取付部(9)が、次のようにして取付けられ
ている。
【0012】図1〜図3に示すように、座シェル(5)の
後部両側の傾斜の上部には、上面がほぼ水平をなすや
や高寸の上方2個の凹入部(10)(10)が設けられ、その下
部すなわち内方には、上面がほぼ水平をなす上面がやや
低位置にある1個の凹入部(10)が、平面視において、三
角形状に並んで、下方より設けられている。各凹入部(1
0)の中央には垂直の通孔(11)が貫設されている。
【0013】座シェル(5)の上面後部には、横長の水平
の取付板(12)が配設されている。取付板(12)には、その
両端近くに設けた上向段部により、中央部(12a)と、そ
れより若干高位の側端部(12b)が形成されている。中央
部(12a)の両端は、下位にある凹入部(10)上に重合し、
側端部(12b)は、上位にある凹入部(10)上に重合してい
る。取付板(12)における上記各通孔(11)と対応する個所
には、螺孔(13)が穿設されている。
【0014】座シェル(5)の下面両側後部には、肘当
(8)の下部に設けた取付部(9)が重合され、取付部(9)
に設けた上向突起(14)は、座シェル(5)の下面における
上記凹入部(10)に下方より弛みなく嵌合している。肘当
(8)の上向突起(14)の中央には、上記通孔(11)と連通す
る垂直の取付孔(15)が貫設されている。
【0015】肘当(8)は、取付孔(15)と通孔(11)の下方
より挿入した、締着手段であるボルト(16)を螺孔(13)に
螺締することにより、座シェル(5)に取り付けられてい
る。
【0016】なお上述の実施例においては、肘当(8)を
合成樹脂製としたが、鋼板又はその他の材料製としても
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。 請求項1記載の発明: (a) 中央部が下方に若干凹入する座シェルの上方に取
付板を配設し、座シェルの両側部において、肘当の下部
の取付部と座シェルと取付部の端部とを締着手段により
ともに締めたことにより、座シェルの両側部の外下方へ
の撓みが取付板により阻止されるとともに、座シェルに
局部的な剪断力、曲げモーメント等が発生せず、強固な
構造を呈することができ、椅子の使用中に座シェルの一
部に亀裂が発生するようなことがない。
【0018】(b) 肘当に掛かる荷重を座シェルと取付
板とにより分担して受けることができるので、座シェル
の軽量化を図ることができるとともに、製造コストを低
減できる。
【0019】(c) 上記(a)のように、座シェルの両側
部の外下方への撓みが取付板により阻止されるので、肘
当に大きな荷重が掛かっても、肘当が妄りに揺動して、
使用者に不快感を与えるというようなことがない。
【0020】(d) 締着手段により、座シェルと取付板
と肘当とを同時に締着するので、組立が簡単であるとと
もに、締着手段を外すだけで簡単に分解や部品の交換を
行なうことができる。
【0021】(e) 座シェルの側端部における内外の上
向突部の上面の高さを、外側のものを高寸とし、内側の
ものを低寸としてあるため、側部が上向湾曲する座シェ
ルに対する上向突出量を可及的に等しくすることがで
き、従って締着用ボルトの長さを短くすることができ、
その締着作業を容易に行うことができる。
【0022】(f) 上記内外の上向突部の高さに応じ
て、取付板の左右端部に上向段部を設けてあるため、座
シェルの上面からの取付板の浮上高さを極力小とするこ
とができ、そのため座席におけるクッション体の機能が
損われることも小であり、しかも取付板の剛性およびそ
の取付強度を大とすることができる。
【0023】請求項2記載の発明: 座シェルを合成樹脂製とし、かつ取付板を金属製とした
ため、椅子の廃棄時に、締着手段を外すことにより、各
部品を簡単に分解して、合成樹脂部品と金属部品とに簡
単に分別することができ、資源のリサイクル化に寄与す
ることができる。
【0024】請求項3記載の発明: 締着手段をボルトとしたため、締着作業及び分解作業が
容易であり、また万一座シェルと取付板と肘当との相互
間にゆるみが生じた場合は、適時に増締めすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した椅子の座シェルと肘当の一部
省略平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2に示す部分の分解斜視図である。
【図4】肘掛椅子の側面図である。
【符号の説明】
(1)脚 (2)脚杆 (3)支基 (4)座席 (5)座シェル (6)背凭 (7)背杆 (8)肘当 (9)取付部 (10)上向突部 (11)通孔 (12)取付板 (12a)中央部 (12b)側端部 (13)螺孔(14)上向突起 (15)取付孔 (16)ボルト(締着手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/54 A47C 3/026

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部が下方に若干凹入する座シェルの
    やや後方の両側の傾斜部の上部と下部に、それぞれ上面
    がほぼ水平をなす凹入部を、下方より設け、側端部に上
    向段部を設けた左右方向を向く取付板を座シェルの上面
    に配設することにより、取付板の側端の段部を、上記
    向きの凹入部の上面に重合させ、かつ座シェルの左右両
    側に配設した肘当の下部の取付部と、座シェルの側部
    と、取付板の側部とを重合して、締着手段により締着し
    たことを特徴とする椅子の肘当取付装置。
  2. 【請求項2】 座シェルが合成樹脂材料よりなり、かつ
    取付板が金属よりなる請求項1記載の椅子の肘当取付装
    置。
  3. 【請求項3】 締着手段が、肘当の下部の取付部と、座
    シェルの側部とを貫通し、かつ取付板の各側部に設けた
    螺孔に螺合するボルトである請求項1又は2記載の椅子
    の肘当取付装置。
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