JP3156013B2 - 管継手及びそれを用いた配管接続方法 - Google Patents

管継手及びそれを用いた配管接続方法

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JP3156013B2
JP3156013B2 JP17249492A JP17249492A JP3156013B2 JP 3156013 B2 JP3156013 B2 JP 3156013B2 JP 17249492 A JP17249492 A JP 17249492A JP 17249492 A JP17249492 A JP 17249492A JP 3156013 B2 JP3156013 B2 JP 3156013B2
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正親 井上
清市 永山
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日本鋼管継手株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアスファルト舗
装道路下に埋設される通信ケーブル保護用配管を接続す
るための管継手と、該管継手を用いた配管接続方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管継手の一例として実開
平3−114611号公報に記載したものがある。これ
は、筒状継手本体の両端部に形成した配管差し込み口の
内周面に環状パッキンを嵌着させたものであって、各配
管差し込み口に配管端部を差し込むことにより、配管ど
うしを接続するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管継手で
は、配管差し込み口に配管端部を差し込むだけで、配管
を容易に接続することができるが、配管の埋設後、地震
や車両等による振動や気温の変化等により、配管端部が
配管差し込み口から引き抜かれやすいという欠点があ
る。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、配管
を容易に接続することができると共に、配管端部が継手
本体の配管差し込み口から引き抜かれる恐れがなく、し
かも、構造が簡単で、安価に製作することができる管継
手及びそれを用いた配管接続方法を提案するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した管継手は、継手本体の
配管差し込み口の内周面に形成した環状溝内に、内周面
が配管差し込み口の外側に向かって先すぼまり状のテー
パ面に形成された形状記憶合金製熱収縮リングを介装す
ると共に、該熱収縮リングの内側に抜け止めリングを内
嵌させ、上記配管差し込み口に差し込まれる配管の外周
面に対し、前記熱収縮リングの熱収縮により、抜け止め
リングを圧接させることを特徴としている。
【0006】また、本発明の請求項2に記載した管継手
を用いた配管接続方法は、継手本体の配管差し込み口の
内周面に形成した環状溝内に、内周面が配管差し込み口
の外側に向かって先すぼまり状のテーパ面に形成された
形状記憶合金製熱収縮リングを介装すると共に、該熱収
縮リングの内側に抜け止めリングを内嵌させた後、配管
差し込み口に配管端部を差し込み、配管及び管継手上の
アスファルト舗装時の熱により熱収縮リングを収縮させ
て、抜け止めリングを配管端部に圧接させることを特徴
としている。
【0007】
【作用】本発明の請求項1に記載した管継手によれば、
継手本体の配管差し込み口の内周面に形成した環状溝内
に、形状記憶合金製熱収縮リングを介装すると共に、該
熱収縮リングの内側に抜け止めリングを内嵌させた後、
上記配管差し込み口に配管端部を差し込むだけでよい。
そして、継手本体を加熱するだけで、熱収縮リングが収
縮し、抜け止めリングが配管端部に圧接して、配管端部
を継手本体に一体的に接続することができる。
【0008】しかも、この接続状態から、配管を引き抜
き方向に引っ張ると、抜け止めリングが熱収縮リングの
テーパ面と配管端部との間に楔状に食い込むため、配管
端部が配管差し込み口から引き抜かれることがない。
【0009】また、本発明の請求項2に記載した管継手
を用いた配管接続方法によれば、上記したように、管継
手本体の配管差し込み口に配管端部を差し込んだ後、配
管及び管継手上にアスファルト舗装をするだけで、該ア
スファルトの熱により熱収縮リングが自動的に収縮し
て、抜け止めリングを配管端部に圧接させ、配管端部を
継手本体に一体的に接続することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例たる管継手1によ
り配管2,2どうしを接続した状態を示すものであっ
て、上記管継手1は、図2にも示すように、両端に配管
差し込み口3を有する筒状の継手本体4と、配管差し込
み口3の内周面に形成した環状溝5内に介装された熱収
縮リング6と、該熱収縮リング6の内側に内嵌させた抜
け止めリング7と、配管差し込み口3の内周面開口縁部
に形成された環状凹部8に嵌め込まれたパッキン9とか
ら構成されている。
【0011】上記熱収縮リング6は、例えば、Ni−T
i系、Cu−Zn−Al系、Fe−Mn−Ni−Co系
等の形状記憶合金からなり、また、図3に示すように、
部分的に切欠き部6aを有する一つ割りリング状に形成
されており、拡径された状態で環状溝5内に介装され、
加熱されたときには、拡径前の記憶形状に縮径状に収縮
し、加熱終了後も、その収縮状態を保持するようになっ
ている。さらに、その内周面が配管差し込み口3の外側
に向かって先すぼまり状のテーパ面10に形成されてい
る。
【0012】前記抜け止めリング7は、図3に示すよう
に、ゴム等からなる伸縮自在な環状バンド7aと、該バ
ンド7aに周方向所定間隔ごとに形成した孔内に嵌め込
まれた複数の鋼またはセラミック製抜け止め球7bから
なり、該各抜け止め球7bの外径がバンド7aの厚さよ
りも大きく設定されており、各抜け止め球7bの内外周
両端部がバンド7aの内外周両面より外方に突出してい
る。
【0013】上記管継手1を用いた配管2,2の接続方
法の要領を説明すると、予め継手本体4の環状溝5に拡
径された状態の熱収縮リング6を介装すると共に該熱収
縮リング6の内側に抜け止めリング7を内嵌させ、ま
た、環状凹部8にパッキン9を嵌め込んだ管継手1を用
意しておき、配管2の端部2aを上記管継手1の配管差
し込み口3に差し込むことにより、配管2,2どうしを
接続する。この場合、配管差し込み口3に差し込む配管
2の端部2aは抜け止めリング7が拡径状にされている
ため、極めて容易に差し込むことができる。
【0014】次に、図1に示すように、配管2,2及び
管継手1上をアスファルト舗装11し、上記配管2,2
及び管継手1をアスファルト舗装11下に埋設する。こ
れによって、アスファルトの熱(150°C程度)によ
り熱収縮リング6が拡径前の記憶形状に縮径状に収縮
し、抜け止めリング7の抜け止め球7bを配管2の端部
2aに食い込み状に圧接させる。この状態で、地震や車
両等による振動や気温の変化等により、配管2,2が引
き抜き方向に引っ張られた場合には、抜け止め球7bが
熱収縮リング6のテーパ面10と配管2,2の端部2a
との間に楔状に食い込むため、配管2,2の端部2aが
配管差し込み口3から引き抜かれることがない。
【0015】上記実施例では、バンド7aと抜け止め球
7bとからなる抜け止めリング7を用いたが、これに替
えて、例えば、図4に示すように、配管対向面に楔状係
合部12aを形成した断面略円形の一つ割り状金属製抜
け止めリング12を用いてもよいし、また、図5に示す
ように、配管対向面に鋸刃状係合部13aを形成した断
面略円形の一つ割り状金属製抜け止めリング13を用い
てもよい。
【0016】また、パッキン9を熱収縮リング6及び抜
け止めリング7,12,13より配管差し込み口3の外
側に設けることによって、アスファルト等の侵入を防止
しているが、そのパッキン9を熱収縮リング6及び抜け
止めリング7,12,13より内側に設けてもよい。こ
れによれば、熱収縮リング6にアスファルトの熱を一層
容易に伝達することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の管継手によれ
ば、配管端部を継手本体の配管差し込み口に軽く差し込
み、その後、継手本体の外面側から熱収縮リングを加熱
するだけで、該熱収縮リングが収縮して、抜け止めリン
グが配管に圧接されることにより、配管を継手本体に一
体的に接続することができる。更に、地震や車両等によ
る振動や気温の変化等により、配管が引き抜き方向に引
っ張られたときには、抜け止めリングが熱収縮リングの
テーパ面と配管の外周面との間に楔状に食い込むため、
配管端部が継手本体の配管差し込み口から引き抜かれる
恐れがなく、しかも、構造が簡単で、安価に製作するこ
とができる。
【0018】本発明の請求項2に記載した管継手を用い
た配管接続方法によれば、アスファルト舗装時に、配管
及び管継手を埋設すると同時に、そのアスファルトの熱
を利用して、前記熱収縮リングを収縮させることがで
き、配管の接続作業を確実且つ迅速容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たる管継手を用いて配管どう
しを接続した状態をしめす縦断側面図である。
【図2】同要部の縦断面図である。
【図3】同要部の分解斜視図である。
【図4】管継手の変形例を示す要部の縦断面図である。
【図5】管継手の他の変形例を示す要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 管継手 2 配管 3 配管差し込み口 4 継手本体 6 熱収縮リング 7 抜け止めリング 10 テーパ面 11 アスファルト舗装 12 抜け止めリング 13 抜け止めリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 21/00 - 21/08 F16L 13/00 - 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体の配管差し込み口の内周面に形
    成した環状溝内に、内周面が配管差し込み口の外側に向
    かって先すぼまり状のテーパ面に形成された形状記憶合
    金製熱収縮リングを介装すると共に、該熱収縮リングの
    内側に抜け止めリングを内嵌させ、上記配管差し込み口
    に差し込まれる配管の外周面に対し、前記熱収縮リング
    の熱収縮により、抜け止めリングを圧接させることを特
    徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 継手本体の配管差し込み口の内周面に形
    成した環状溝内に、内周面が配管差し込み口の外側に向
    かって先すぼまり状のテーパ面に形成された形状記憶合
    金製熱収縮リングを介装すると共に、該熱収縮リングの
    内側に抜け止めリングを内嵌させた後、配管差し込み口
    に配管端部を差し込み、配管及び管継手上のアスファル
    ト舗装時の熱により熱収縮リングを収縮させて、抜け止
    めリングを配管端部に圧接させることを特徴とする管継
    手を用いた配管接続方法。
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