JP3154951B2 - T型接続管の枝管鍔出し装置 - Google Patents
T型接続管の枝管鍔出し装置Info
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- B21C37/00—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
- B21C37/06—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of tubes or metal hoses; Combined procedures for making tubes, e.g. for making multi-wall tubes
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- B21C37/28—Making tube fittings for connecting pipes, e.g. U-pieces
- B21C37/29—Making branched pieces, e.g. T-pieces
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Description
トの分岐管を製造する際、そのダクト主管に分岐管たる
枝管を接続するための接続代を形成するためのT型接続
管の枝管鍔出し装置に関するものである。
の分岐配管は、図16に示すように、主管P1 の側面に
枝管P2 をT型に接続して行われる。この接続の際、枝
管P2の周縁(接続縁)にはその縁を外方に所要幅折り
曲げた鍔状の接続代aが形成され、この接続代aをスポ
ット溶接又はリベット接合などにより主管P1 に固定し
て枝管P2 を接続する。
の外周曲面に応じて起伏するcosカーブ(曲線)を呈
しており、両管P1 、P2 間に隙間のない接続をするに
はその周縁を外方に折り曲げた接続代aを、接続される
(当てがわれる)主管P1 の外周曲面に沿って、同図
(a)、(b)に示すように枝管軸心方向に対しα度
(以下、鍔の傾倒角度)、枝管周方向に対しβ度(以
下、鍔の傾斜角度)、それぞれ傾ける必要があり、その
角度α、βは、接続縁に沿って連続的に変化し、かつ、
両管P1 、P2 の径D、dによっても異なる。
は、従来では、一対のローラに枝管P2 の周縁の所要幅
を挟み、そのローラを回転させるとともに、人手によっ
て枝管P2 を所要の角度α、βに傾けながら一定方向に
回すことにより形成したり、各枝管P2 の周縁(鍔)の
形状にそれぞれ合った金型をそれぞれ用意し、その金型
を用いて折曲げ加工して形成している。
は、ローラ回転力により枝管P2 が飛ぶなどの作業に危
険が伴うとともに、人の勘によって枝管P2 を傾むける
ため、仕上りが一定となりにくく、仕上り精度が悪い。
また、使用可能な接続代aを得るには熟練を要し、熟練
者が少なくなった今日では改善が望まれる。
を要せずに、一定の仕上り精度の接続代aを得ることは
できるが、主管P1 と枝管P2 の組合せの数だけ金型が
必要であり、例えば、P1 、P2 がともに14種類あれ
ば、14×14=196通りとなって、196個の金型
が必要となる。このように金型が多くなることは、金型
の製造コストが膨大となり、コスト的な負担が大きい。
的に形成する技術として、特開平6−339732号公
報に記載のものがある。この技術は、枝管P2 の周縁を
挟持したローラを、その周縁に倣って移動させるととも
に、主管P1 の外周曲面に沿うべく、そのローラを所要
角度に傾けて、接続代aを連続的に管軸に対し所要角度
αに折り曲げる。
術は、接続代aを自動的に形成し得る点で優れてはいる
が、曲げローラが、上記の枝管周方向に対する角度βの
変化に対応していないため、曲げローラの転動が円滑に
なされず、作業性の円滑さに欠けるうえに、その対応し
ないことにより、接続代aが主管P1 の外周曲面にぴっ
たり沿わない問題がある。
周縁内面に当てがわれる加圧ローラと、その周縁外面に
当てがわれる受けローラとから成り、その加圧ローラを
受けローラに枝管周縁を介在して圧接する構成である。
この構成において、上記公開公報の技術は、その両ロー
ラの枝管周縁挟持時に、加圧ローラにより、その周縁を
一度に所要角度αに折り曲げており、折り曲げ精度、す
なわち、仕上げ精度も低いものとなっているうえに、管
厚が厚くなると、その折り曲げができなくなる。すなわ
ち接続代aが形成できなくなる。
う接続代aを円滑に形成することを課題とする。
に、この発明は、主管の側面にT型に接続される枝管の
その枝管の周縁を縁曲げローラで挟持し、その縁曲げロ
ーラを枝管周縁全周に亘り移動させ、その周縁を外方に
曲げて鍔出しする装置であって、上記縁曲げローラと上
記枝管の周縁とをその縁周りに相対的に移動させる回転
手段と、前記縁曲げローラと前記枝管とを相対的に上下
方向に移動させる昇降手段と、前記縁曲げローラを前記
縁周りの移動方向に沿って縦方向に傾ける縦傾動手段
と、前記縁曲げローラを前記縁周りの移動方向に対し横
方向に傾ける横傾動手段とを備え、上記縁曲げローラ
を、上記回転手段によって枝管の縁周りに沿って枝管周
縁と相対的に移動させるとともに、上記昇降手段によっ
て枝管と相対的に上下方向に移動させて前記周縁の起伏
に対応させ、かつ、上記縦傾動手段によって前記起伏の
傾斜角度に対応させて傾けるとともに、上記横傾動手段
によって上記主管の接続曲面に対応させて傾けて、その
縁曲げローラにより枝管周縁を全周に亘って所要幅で縦
横所要角度に曲げる構成としたのである(請求項1)。
管軸心方向に対する角度α及び枝管周方向に対する角度
βに対応して傾き、鍔(接続代a)を主管P1 の外周曲
面に沿った傾きのものとする。このとき、縁曲げローラ
の枝管軸心方向に対する角度αを徐々に所要の角度にす
ることにより、すなわち、段階的に縁曲げすることによ
り、その作用が円滑かつ正確に行うことができ、また、
厚手の枝管P2 でもその鍔形成が可能である。
記回転手段及び昇降手段が、基台上に、上記枝管の固定
テーブルをその枝管の軸心周りに回転自在及び昇降自在
に設け、その回転及び昇降をそれぞれ別々のサーボモー
タによりなして構成され、上記縦傾動手段が、上記基台
上の支柱から前方に延びたアームに上記縁曲げローラの
軸受を支持し、そのアームを、サーボモータにより前記
支柱のアームの支え点周りに回転させて、前記縁曲げロ
ーラを上記縁周りの移動方向に沿って縦方向に傾けるよ
うにして構成され、上記横傾動手段が、サーボモータに
より上記縁曲げローラを上記アームの回転軸心に直交す
る線周りに回転させて、上記横方向に傾けるようにして
構成され、上記各サーボモータは制御器により相互に同
期して制御されて、上記縁曲げローラが、枝管の縁周り
にその起伏に沿って移動されるとともに、その起伏の上
記傾斜角度及び上記主管の接続周曲面に対応させて傾け
られて、枝管周縁が全周に亘って所要幅で縦横所要角度
に曲げられて接続代が形成される構成を採用し得る(請
求項2)。
の作用が正確であり、それゆえ、精度の高い鍔(接続
代)を得ることができる。
枝管の周縁内面に当てがわれる加圧ローラと、枝管周縁
外面に当てがわれる受けローラとから成り、前記加圧ロ
ーラはその回転軸心が枝管の周縁内面に沿い、前記受け
ローラはその回転軸心が枝管の周縁外面に直交するよう
に位置されており、その両ローラの一方は他方に対し進
退可能となっている構成を採用し得る(請求項3)。
周縁を介在して受けローラに圧接されることとなるが、
その際、受けローラの受け面は枝管周縁の接線方向のフ
ラット面のため、その両ローラの挟持点も正確な位置に
なって、それゆえ、曲げ作用も精度よく行い得る。
に同実施例の正面図、平面図及び右側面図をそれぞれ示
し、その各図において、基台10の前部にテーブル受台
11が固定され、この受台11にテーブル支持部材12
が回転不能に昇降自在に設けられている。支持部材12
はその軸受部12aがねじ軸13にねじ合っており、サ
ーボモータMY により無端ベルト14を介しそのねじ軸
13が回転することにより、支持部材12が昇降する。
テーブル支持部材12には加工テーブル(枝管P2 固定
テーブル)15が回転自在に設けられており、この加工
テーブル15上に枝管P2 が適宜手段によって同一軸で
固定される。この加工テーブル15はサーボモータMZ
によって、回転軸15a、無端ベルト15bを介して所
要角度に回転される。
たスライド板17がレール18aを介して前後に移動自
在に設けられており、その支柱16下部の軸受16aに
はねじ軸18がねじ結合されて、このねじ軸18がサー
ボモータMX により回転されることにより、支柱16が
前後に移動する。支柱16の上部には軸受16bを介し
て前方に延びるハ字状のアーム19がその中央で回転自
在に取付けられており、このアーム19はサーボモータ
MT によって図4のごとく所要角度(実施例では左右4
5度)に回転される。このサーボモータMT 及びアーム
19によって、請求の範囲記載の縦傾動手段が構成され
る。
て傾倒シャフト20が回転自在に設けられており、この
シャフト20はサーボモータMR によって所要角度に回
転される。このシャフト20の中央は前記アーム19の
回転軸心上となって、この位置に加工ユニットUが設け
られている。このサーボモータMR 、軸受20a及びシ
ャフト20によって、請求の範囲記載の横傾動手段が構
成される。
受けローラ22、加工ローラ回転用サーボモータMS 、
受けローラ22の押圧用エアシリンダ23とから成る。
サーボモータMS はケーシング24に固定されて、その
中を通る軸21aを介して加工ローラ21を所要速度で
回転する。受けローラ22はT字状の揺動体25に回転
自在に取付けられており、この揺動体25をエアシリン
ダ23のロッド23aで押すことにより、受けローラ2
2が加圧ローラ21に近づけられる(圧接される)(図
5(b)参照)。常時は、受けローラ22は図示しない
ばねにより後退して、加工ローラ21との間には枝管P
2 の周縁がスムースに入り得る間隙が形成される(同図
(a)参照)。
1aが枝管P2 の周壁に沿う方向となっており、一方、
受けローラ22は、円錐台状基部の全周囲を切り込んだ
形状をして、その回転中心軸が枝管P2 の周壁に直交す
る。このため、両ローラ21、22は枝管P2 の周壁を
介在して圧接すると(図5(b))、加圧ローラ21は
枝管周壁を介して受けローラ22のフラットな面に圧接
することとなり、その圧接点も正確となる。
示しない制御盤(マイクロコンピュータ)によって制御
される。すなわち、例えば、MX は、0.01mm/p
ulseの分解能で制御され、支柱16の移動範囲は2
80mm、最大速度は250mm/secである。MY
は、0.01mm/pulseの分解能で制御され、加
工テーブル15は210mmの範囲で昇降する。M
Z は、0.005°(度)/pulseの分解能で制御
されて、加工テーブル15を回転させる。MT は、0.
024°/pulseの分解能で制御され、水平方向基
準で、アーム19を±45°の範囲で回動する。M
R は、0.024°/pulseの分解能で制御されて
加工ユニットU(シャフト20)を回転させる。M
S は、0.012°/pulseの分解能で制御されて
加工ローラ21を回転する。
回転角度θと加工ユニットU(ローラ21、22)の昇
降・回転・傾斜・傾倒の関係に基づく各サーボモータM
X ……の制御について、図6乃至図14を参照して説明
すると、枝管P2 の一回転を所要角度θ0 、例えば10
度(θ0 =10°)間隔に分割すると、枝管P2 の周縁
のcosカーブCは図6のごとくなり、同カーブCにお
いて、ローラ21、22の枝管周方向に対する角度βは
各点の接線角度、加工ローラ21の周方向の送り量Sは
その分割角度間のカーブ長さとなる。また、ローラ2
1、22の枝管軸心方向に対する角度αは各点における
主管P1 周面の接線角度となる。この各角度θ0 、α、
β等に基づき制御する。
径、枝管P2 :300mm径のT字管の枝管P2 の周縁
の鍔形成加工を行うとすると、各サーボモータMX ……
は下記のごとく制御される。
距離を設定するものであり、その演算は、前進距離=基
準距離−枝管半径(基準距離=加工テーブル中心と加工
ユニット待機位置間の距離:一定)で行い、1puls
e=0.01mmの進退量とする(図8参照)。
タMX の制御用マイコンボードは各サーボモータ
(MY 、MR 、MT 、MS 、MZ )の制御マイコンボー
ドに8000パルスの基準信号を一定周波数で送信す
る。これは、MX は支柱16の位置決め終了後は駆動し
ないので、その入力信号(パルス)を基準信号として使
用でき、その発信を他のサーボモータの基準信号に使用
する。
5を枝管P2 周縁に対応させ、かつそのカーブCに応じ
て昇降させるものであり、そのセッティング時の演算
は、上昇距離=基準距離−枝管の最頂点の長さ(基準距
離=テーブル待機位置と加工ローラ位置間の距離:一
定、枝管の最頂点長さ=最低点長さ+主管半径−(主管
半径2 −枝管半径2 )の平方根、枝管最低点長さ:枝管
径により決まる)で行い、1pulse=0.01mm
の進退量とする(図9参照)。
図10に示すように、主管P1 の中心線(x2 軸)から
枝管P2 の周縁円周上の各分割点と主管P1 の外周の交
点におろした垂線の長さHを次式から求め、その差(H
n-1−Hn)を変位量とする。H=(A2 −(B・si
nθ)2 )の平方根、H;垂線の長さ、A;主管P1の
半径、B;枝管P2 の半径、θ;枝管P2 の管周上の分
割点と枝管の中心点を結ぶ分割線と中心線(y軸)のな
す角(回転角)。
の10度回転した位置H1 への変位量は、 H0 =(2002 −(150sin90)2 )の平方根 =(2002 −1502 )の平方根 =132.29、 H1 =(2002 −(150sin80)2 )の平方根 =(2002 −(150×147.72)2 )の平方根 =134.83から、 (H0 −H1 )=132.29−134.83=−2.
54となり、テーブル15は2.54mm上昇する。こ
のとき、1パルスが0.01mmであるので2.5/
0.01=250パルス分に相当する。以下同様に10
°ごとの変位量が求められる。
を回転させるものであり、1パルスを0.005°に設
定してあるため、10°回転するには、10/0.00
5=2000パルスに相当する。すなわち、サーボモー
タMZ に2000パルスの信号を送り加工テーブルを1
0°回す。
傾斜角βを設定するものであり、加工ローラ21は枝管
P2 の周縁の傾斜に合わせて傾ける必要があり、隣り合
う各分割点間の曲線Cの傾斜角を求めて傾斜角βとす
る。例えば、図11に示すように、位置0〜位置1間の
円周長さL=300π/36=26.18、高さ変位量
=H1 −H0 =2.54、傾斜角をβとすれば、tan
β=2.5/26.18=0.09549からβ=5.
45°となり、1パルスが0.024°であるから5,
45/0.024=227パルスに相当する。
枝管P2 の外側に向けて倒し、鍔だし角度(傾倒角度)
αを調整するもので、図12に示すように枝管P2 の分
割点と主管P1 の外周面との交点における接線と該交点
から主管の中心線(x2 軸)におろした垂線がなす角が
αであって、αは次式から求められる。cosα=h/
A(h;枝管円周上の分割点から枝管の中心線におろし
た垂線の長さ、A;主管の半径)。なお、図13から理
解できるように、α=90°−γ、α’=90°−γか
らα=α’となり、cosα’=h/A=cosαとな
って、α’を求めればαとなり、上式はそのようにして
いる。
れば、cosα0 =h0 /200、h0 =150sin
90=150から、cosα0 =150/200となっ
て、α0 =41.41°、同様に位置1における傾斜角
α1 は、cosα1 =150sin80/200=0.
7386から、α1 =42.39°となり、1パルスが
0.024°であるから位置0では41.41/0.0
24=1725パルス分、傾倒し、位置0から位置1ま
でには42.39−41.41=0.98°変位する。
これは0.98/0.024=41パルス分に相当す
る。
の送り量Sを設定するものであり、10°分の円周長と
テーブル15の昇降変位量からもとめる。すなわち、図
14に示すように、10°分の円周長=300π/36
=26.18、位置0から位置1までのY軸の変位量=
2.54、位置0から位置1までの送り量をSとすれ
ば、S=(26.182 +2.542 )の平方根=2
6.3、ここで、加工ローラ21の外径をrとすれば加
工ローラ21の円周はπrであり、26.3mmは回転
角度に換算すれば、360×26.3/πrとなり、1
パルスは0.012°であるから、360×26.3/
πr/0.012(パルス)に相当する。
御され、この制御に基づき、枝管P2 の周縁鍔加工はつ
ぎのようにしてなされる。すなわち、まず、制御盤には
主管P1 、枝管P2 の径等の情報を入力し、この情報に
基づき制御盤内では、マイコンにより、枝管P2 の10
°の各分割点におけるテーブル高さ、鍔傾倒角度α、加
工ユニット(鍔)傾斜角β、加工ローラ回転角度、加工
テーブル15の回転角度θの各変位量を演算して記憶す
る。
5上に枝管P2 を載置して固定する。このとき、主管P
1 への取付管端縁(cos曲線状周縁)を上側にし、そ
のcos曲線を描いて起伏する最頂点を加工ユニットU
(ローラ21、22)の進退軸線上に合せるとともに、
テーブルセンターと枝管P2 のセンターをあわせる(図
7参照)。
の径から支柱16(加工ユニットU)の前進距離を演算
し、その距離に該当するパルス信号をサーボモータMX
に発信する。この発信により、サーボモータMX は駆動
して支柱16を前進させ、加工ユニットUを枝管P1 の
周縁真上に位置させる。このとき、加工ユニットUの加
工ローラ21と受けローラ22の間の間隙が加工テーブ
ル15上の枝管P2 の周縁の真上に位置している。
2 の径から加工テーブル15の上昇距離を演算し、距離
に該当するパルス信号をサーボモータMY に発信する。
のパルス数だけ回転してねじ軸13を駆動し、加工テー
ブル15を所定の高さまで上昇させる。このとき、枝管
P2の周縁の最頂点は加工ローラ21と受けローラ22
の間に、接続代aとして約8mm進入するように設定し
ている。
ットされれば(図5(a))、エアーシリンダ23を作
動して、枝管周縁を加工ローラ21と受けローラ22で
挟む(同図(b))。こののち、各サーボモータMY 、
MZ 、MT 、MR 、MS の制御用マイコンボードは上述
のMX 制御用マイコンボードからの8000パルスの基
準信号を受信する間に、分割角度θ0 =10度に対応し
て前述のあらかじめ演算された結果に基づくパルス数を
それぞれ出力し、それぞれの駆動軸(ねじ軸13、軸1
5a、アーム19の中心軸、シャフト20、軸21a)
を駆動する。
量の昇降・回転を行うとともに、加工ユニットUが所要
の傾斜・傾倒を行い、主管P1 の外周曲面に沿った傾斜
・傾倒角度β、αの鍔aが形成される。すなわち、各サ
ーボモータの制御用マイコンボードは基準軸(MX )の
制御用マイコンボードから送信される10°の変位を示
す8000パルスの基準パルスを受信しながら、その間
に、上述の演算結果に基づいたパルス数をそれぞれのサ
ーボモータMY 、MZ …に発信して各軸(13、15a
……)を順次同調して駆動し、カーブC全周にわたり鍔
加工を遂行する。この加工は1回転で完了してもよい
が、管厚により複数回転で加工を完了することも可能で
あり、むしろその方がスムースに高精度な作業ができ
る。3回転加工で、管厚:0.1〜0.4mmのものを
スムースに加工し得た。
が、演算式をかえれば、図15に示すテーパー管P1 で
も正確な加工が可能である。すなわち、主管P1 がテー
パー管のように枝管P2 の取付部が複雑な場合などの各
種の取付部でも、演算式をえるだけで同じ様に正確に加
工できる。
したところで回転をとめる。このとき、加工ユニットU
は枝管周縁の起伏の最低部にあり、図5(C)のように
鍔(接続代)aは90°傾倒した状態にある。この状態
は、両ローラ21、22の間隙が横向きのため、受けロ
ーラ22を離して横方向に後退すれば(支柱16が後退
すれば)、加工ユニットUは容易に鍔aから離れ得る。
加工が終了すれば、エアーシリンダ23を解除し、支柱
16は元の位置(基準位置)に後退する。以後、以上の
作用を繰り返して枝管P2 の周縁鍔加工を繰り返す。
(径)のものを取替え可能に準備して、枝管P2 の大き
さ、他の部品との干渉度合等を考慮して、最適なものを
セットするようにする。各駆動軸13、15a……は、
クローズドループ制御サーボ機構として、高精度の位置
決めをして、加工精度を安定させる。さらに、支柱16
の駆動軸(ねじ軸)18、加工テーブル15の昇降軸
(ねじ軸)13にはボールネジ機構を採用して、位置設
定の繰り返し精度が高いものとする。
ラ21を受けローラ22に対し、進退可能ともし得る。
また、支柱16をスライド板17上で円周運動させると
ともにスライド板17を前後動させる等によって、加工
ユニットUを枝管P2 の周縁に沿って円状に動き得るよ
うにすれば、加工テーブル15は回転するものでなくて
もよい。さらに、支柱16をその長さ方向に二分割し、
その二分割部材をボームねじ機構で連結して、支柱16
を伸縮可能などとして、加工ユニットUを上下動し得る
ようにすれば、加工テーブル15は上下動しないものを
採用し得る。
管の外周曲面にぴったり沿う鍔(接続代)付きの枝管を
円滑に製造することができる。すなわち、枝管鍔出しの
生産性、安全性及び品質がすこぶる向上する。
一実施例の概略斜視図
管の接続部分の断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 主管P1 の側面にT型に接続される枝管
P2 のその枝管P2の周縁を縁曲げローラで挟持し、そ
の縁曲げローラを枝管周縁全周に亘り移動させ、その周
縁を外方に曲げて鍔出しする装置であって、 上記縁曲げローラと上記枝管P2 の周縁とをその縁周り
に相対的に移動させる回転手段と、前記縁曲げローラと
前記枝管P2 とを相対的に上下方向に移動させる昇降手
段と、前記縁曲げローラを前記縁周りの移動方向に沿っ
て縦方向に傾ける縦傾動手段と、前記縁曲げローラを前
記縁周りの移動方向に対し横方向に傾ける横傾動手段と
を備え、 上記縁曲げローラを、上記回転手段によって枝管P2 の
縁周りに沿って枝管周縁と相対的に移動させるととも
に、上記昇降手段によって、枝管P2 と相対的に上下方
向に移動させて前記周縁の起伏に対応させ、かつ、上記
縦傾動手段によって前記起伏の傾斜角度に対応させて傾
けるとともに、上記横傾動手段によって上記主管P1 の
接続曲面に対応させて傾けて、その縁曲げローラにより
枝管P2 縁を全周に亘って所要幅で縦横所要角度に曲げ
ることを特徴とするT型接続管の枝管鍔出し装置。 - 【請求項2】 上記回転手段及び昇降手段が、基台10
上に、上記枝管P2の固定テーブル15をその枝管P2
の軸心周りに回転自在及び昇降自在に設け、その回転及
び昇降をそれぞれ別々のサーボモータMZ 、MY により
なして構成され、 上記縦傾動手段が、上記基台10上の支柱16から前方
に延びたアーム19に上記縁曲げローラを支持し、その
アーム19を、サーボモータMT により前記支柱16の
アーム19の支え点周りに回転させて、前記縁曲げロー
ラを上記縁周りの移動方向に沿って縦方向に傾けるよう
にして構成され、 上記横傾動手段が、サーボモータMR により上記縁曲げ
ローラを上記アーム19の回転軸心に直交する線周りに
回転させて、上記横方向に傾けるようにして構成され、 上記各サーボモータは制御器により相互に同期して制御
されて、上記縁曲げローラが、枝管P2 の縁周りにその
起伏に沿って移動されるとともに、その起伏の上記傾斜
角度及び上記主管P1 の接続周曲面に対応させて傾けら
れて、枝管周縁が全周に亘って所要幅で縦横所要角度に
曲げられて接続代が形成されることを特徴とする請求項
1記載のT型接続管の枝管鍔出し装置。 - 【請求項3】 上記縁曲げローラは、枝管P2 の周縁内
面に当てがわれる加圧ローラ21と、枝管周縁外面に当
てがわれる受けローラ22とから成り、前記加圧ローラ
21はその回転軸心が枝管P2 の周縁内面に沿い、前記
受けローラ22はその回転軸心が枝管P2 の周縁外面に
直交するように位置されており、その両ローラ21、2
2の一方は他方に対し進退可能となっていることを特徴
とする請求項1又は2に記載のT型接続管の枝管鍔出し
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04927397A JP3154951B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | T型接続管の枝管鍔出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04927397A JP3154951B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | T型接続管の枝管鍔出し装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244322A JPH10244322A (ja) | 1998-09-14 |
JP3154951B2 true JP3154951B2 (ja) | 2001-04-09 |
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ID=12826248
Family Applications (1)
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JP04927397A Expired - Fee Related JP3154951B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | T型接続管の枝管鍔出し装置 |
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JP (1) | JP3154951B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4709300B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2011-06-22 | シーケー金属株式会社 | 管材のつば部成形加工機 |
CN109502070A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-03-22 | 江山市泓睦体育用品有限公司 | 一种哑铃片封装设备 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP04927397A patent/JP3154951B2/ja not_active Expired - Fee Related
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