JP3154641U - 継ぎナット - Google Patents

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文博 宍戸
文博 宍戸
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Abstract

【課題】外部からの振動の影響を受けにくく、かつ、加工が簡単な構造の継ぎナットを提供する。【解決手段】矩形の枠体2の枠内面4とこれに対向する枠内面4に防振材6に埋設された締結部材7が載置され、前記防振材6は締結部材7が載置された枠内面4及び両側枠内面5・5に接し、前記締結部材7が載置された枠内面4に締結部材7に設けられた雌ネジ孔8の内径W1より径大かつ締結部材の外径W3より径小のガイド孔9が穿設されている継ぎナット1。防振材6が外部からの振動を吸収し、ナットの緩みやがたつきを防止する。また、防振材6に埋設された締結部材7を枠体2の開口部3より押し込むことで枠内面4に載置でき、製造時に溶接は不要であり、加工が簡単である。【選択図】図1

Description

本考案は、たとえばアンカーボルトや吊りボルト等のネジ軸を相互に連結する継ぎナットに関する。
この種の継ぎナットはナット本体の両側にボルトをねじ込んで用いるが、このねじ込みが浅かったり不十分であると、ナットが緩んだときに、ボルトが抜けるという重大な事故が発生する。
そこで、本出願人は上述のような事故の発生を防ぐべく、継ぎナットの中には、ボルトを所定長さまでねじ込んだことが簡単に目視により確認できるようにしたものがある(登録実用新案第3039081号公報参照)。
登録実用新案第3039081号公報
しかし、特許文献1記載の継ぎナットでは、ナットの雌ネジ孔とねじ込まれたボルトのネジ部分との螺合によってのみ、ボルト及び連結された物を支えるため、さらなる継ぎ構造の改良を研究する必要があった。
また、上記継ぎナットはナット枠面をバーリング加工等して突出部を形成し、さらに突出部の内側に雌ネジ孔を設ける必要があり、加工に手間がかからないようにすることが望まれていた。
そこで、本考案は上述した点に鑑み案出されたもので、その目的は、外部からの振動の影響を受けにくく、かつ、加工が簡単な構造の継ぎナットを提供することにある。
そこで上記課題を達成すべく、請求項1に記載の考案は、矩形の枠体2の幅方向両側に開口部3を有し、アンカーボルト20や吊りボルト21等のねじ込み状態を開口部3から目視により確認できる継ぎナット1において、矩形の枠体2の枠内面4とこれに対向する枠内面4に防振材6に埋設された締結部材7が載置され、前記防振材6は締結部材7が載置された枠内面4及び両側枠内面5・5に接し、前記締結部材7が載置された枠内面4に締結部材7に設けられた雌ネジ孔8の内径W1より径大かつ締結部材の外径W3より径小のガイド孔9が穿設されていることを特徴とする。
上記構成によれば、たとえばアンカーボルト20と吊りボルト21を相互に連結するとき、アンカーボルト20の下端をガイド孔9に入れて上側の締結部材7の雌ネジ孔8へと案内し、継ぎナット1を回動して螺合状態を直接目視しながらアンカーボルト20の下端が防振材6から所定長さが見えるように雌ネジ孔8にねじ込む。
次いで、吊りボルト21の上端をガイド孔9に入れて下側の締結部材7の雌ネジ孔8へと案内し、吊りボルト21のねじ込み状態を直接目視しながら該吊りボルト21の上端が防振材6から所定長さが見えるように下側の雌ネジ孔8にねじ込む。
アンカーボルト20および吊りボルト21が連結された継ぎナット1においては、締結部材7を埋設している防振材6が外部からの振動を吸収する。さらに、当該防振材6は枠体2の枠内面4、両側枠内面5・5の3面と接し、締結部材7の雌ネジ孔8の螺合部分にかかるアンカーボルト20及び吊りボルト21の力を3方向に分散させる。また、継ぎナット1中の締結部材7はアンカーボルト20や吊りボルト21によってガイド孔側に引っ張られても、締結部材の外周はガイド孔9周りの枠内面に接する。
本考案に係る継ぎナットによれば、締結部材が防振材に埋設されているため、外部からの振動を吸収し、ナットの緩みやがたつきを防止することができる。
また、アンカーボルトや吊りボルト等で構造物等を支えるにあたり、ナットの雌ネジ孔とねじ込まれたボルトのネジの螺合部分にかかる力は、防振材が接触している枠内面3面に分散し、3方向で安定して支持することができる。
さらに、防振材に埋設された締結部材を枠内面に載置するにあたり、枠体の開口部から防振材に埋設された締結部材を押し込むことで製造でき、溶接は不要であるため、加工が簡単である。開口部から押し込まれた防振材はその弾性により枠内面に突っ張ると共に摩擦力も高いことから接面に安定して固定される。
一方、アンカーボルト等を継ぎナットにねじ込む際には、締結部材の雌ネジ孔径より径大のガイド孔がアンカーボルト等のネジ部を締結部材の雌ネジ孔に案内するため、ねじ込みが容易である。そして、アンカーボルトや吊りボルトによって締結部材がガイド孔側に引っ張られても、ガイド孔径より径大の締結部材の外周がガイド孔周りの枠内面に接するため、締結部材が抜けることはない。
図1は、この考案に係る継ぎナットの断面図である。 図2は、継ぎナットの一実施の形態を示す使用状態の概要断面図である。 図3は、継ぎナットの全体斜視図である。 図4は、継ぎナット中の防振材に埋設された締結部材の構造を示す説明図である。
以下、本考案の実施形態に係る継ぎナットについて、図面を参照して説明する。
継ぎナット1は、矩形の枠体2を備える。この枠体2はたとえば、細長の金属板の長さ方向を所定間隔をあけて順次同じ方向に直角に折り曲げ、両端部を重ね合わせてスポット溶接して形成される。
前記枠体2の幅方向両側には開口部3が備えられる。この開口部3よりアンカーボルト20や吊りボルト21のねじ込み状態を目視で確認することができる。
前記枠体2は、枠内面4とその枠内面に対向する枠内面4、両側枠内面5・5を有する。上記のように枠体2が金属板の両端部を重ね合わせて形成されるときは、重ねた部分を枠内面4とするのが望ましい。
前記枠内面4とその枠内面に対向する枠内面4には、防振材6に埋設された締結部材7がそれぞれ載置される。防振材6は締結部材7が載置された枠内面4及び両側枠内面5・5に接する。
たとえば、ナット等の締結部材7は、雌ネジ孔8の孔が開いている状態で防振材6に埋め込まれて形成される。締結部材7を埋設した防振材6は、前記枠体2の前記枠内面4の幅方向長さと奥行方向長さに合うように直方体状に形成される。さらに、図3、図4に示すように、防振材6の枠内面4に接する面の4辺については、防振材6の枠内面4への載置を容易としつつ、載置時の防振材6の破損を防止するため、面取りが施されているのが望ましい。そして、図4に示すように、当該防振材6は前記枠体2の開口部3より片方の枠内面4と両側枠内面5・5に接するように押し込まれて枠内面4に載置される。
さらに、防振材6に埋設された締結部材7を枠内面4に載置するにあたり、枠体2の開口部3から防振材6に埋設された締結部材7を押し込むことで製造でき、溶接は不要であるため、加工が簡単である。開口部3から押し込まれた防振材6はその弾性により枠内面4及び両側枠内面5・5に接して突っ張ると共に摩擦力も高いことから接面に安定して固定される。
防振材6は防振、制振、免振の機能を有すればよく、素材は限定されない。防振材6は、たとえば、天然ゴム、合成ゴム等のゴム、樹脂等から選択することができるが、成形や取り扱いの容易さから、合成ゴムが望ましい。
締結部材7はアンカーボルト20や吊りボルト21等を連結できればよく、素材や形は限定されない。締結部材7は、たとえば、種々のナットから選択することができる。
前記枠体2の締結部材7が埋設された防振材6が載置された枠内面4には、図3に示すように、枠内面4のほぼ中央にガイド孔9が穿孔される。このガイド孔9は、前記雌ネジ孔8の径W1より少し大きく、かつ、締結部材7の外径W3より小さい径W2を有する。
上述のように構成した継ぎナット1を使用してたとえばアンカーボルト20や吊りボルト21を連結するときは、図2に示す状態になる。
アンカーボルト20に継ぎナット1を取り付けるときは、継ぎナット1を持ち、図2に示すように、ガイド孔9にアンカーボルト20のネジ下端を入れる。すると、ガイド孔9に案内され、アンカーボルト20のネジ下端が上側の雌ネジ孔8と合致する。そこで、継ぎナット1を回動する。そして、継ぎナット1に対するアンカーボルト20のねじ込み状態を開口部3を通して直接目視しながら防振材6からアンカーボルト20のネジ下端の所定長さが見えるように雌ネジ孔8にねじ込み、図2に示す状態とする。
次に、継ぎナット1の下側のガイド孔9に吊りボルト21のネジ上端を入れると、ガイド孔9に案内され、吊りボルト21のネジ上端が下側の雌ネジ孔8に合致する。上述のように、継ぎナット1に対する吊りボルト21のねじ込み状態を開口部9を通して直接目視しながら防振材6から吊りボルト21のネジ上端の所定長さが見えるように雌ネジ孔8にねじ込んで図2に示す状態とする。
図2に示すように、アンカーボルト20および吊りボルト21等が連結された継ぎナット1においては、締結部材7を埋設している防振材6が外部からの振動を吸収し、ナットの緩みやがたつきを防止することができる。さらに、当該防振材6は枠体2の枠内面4、両側枠内面5・5の3面と接し、締結部材7の雌ネジ孔8の螺合部分にかかるアンカーボルト20及び吊りボルト21が支えている力を防振材6が接している面の3方向に分散させ、安定して支えることができる。
また、継ぎナット1中の締結部材7はアンカーボルト20や吊りボルト21によってガイド孔9側に引っ張られても、ガイド孔径W2より径大の締結部材7の外周はガイド孔9周りの枠内面に接するため、締結部材7が抜けることはない。
なお、上述した図示実施の形態では、継ぎナット1を介してアンカーボルト20と吊りボルト21を連結する例を示した。しかし、この考案では、アンカーボルト20と吊りボルト21を連結することに限るものでなく、図示しないが、たとえばケーブルラックや鋼管等を天井から吊り下げるときに使用する吊りボルト相互を継ぎナット1を介して上述したように連結することができる。
1 継ぎナット
2 枠体
3 開口部
4 枠内面
5 側枠内面
6 防振材
7 締結部材
8 雌ネジ孔
9 ガイド孔
20 アンカーボルト
21 吊りボルト
W1 雌ネジ孔の径
W2 ガイド孔の径
W3 締結部材の外径

Claims (4)

  1. 矩形の枠体の幅方向両側に開口部を有し、アンカーボルトや吊りボルト等のねじ込み状態を開口部から目視により確認できる継ぎナットにおいて、
    矩形の枠体の枠内面とこれに対向する枠内面に防振材に埋設された締結部材が載置され、前記防振材は締結部材が載置された枠内面及び両側枠内面に接し、前記締結部材が載置された枠内面に締結部材に設けられた雌ネジ孔の内径より径大かつ締結部材の外径より径小のガイド孔が穿設されていることを特徴とする継ぎナット。
  2. 矩形の枠体の幅方向両側に開口部を有し、アンカーボルトや吊りボルト等のねじ込み状態を開口部から目視により確認できる継ぎナットにおいて、
    矩形の枠体の枠内面とこれに対向する枠内面にゴムに埋設された締結部材が載置され、前記ゴムは締結部材が載置された枠内面及び両側枠内面に接し、前記締結部材が載置された枠内面に締結部材に設けられた雌ネジ孔の内径より径大かつ締結部材の外径より径小のガイド孔が穿設されていることを特徴とする継ぎナット。
  3. 矩形の枠体の幅方向両側に開口部を有し、アンカーボルトや吊りボルト等のねじ込み状態を開口部から目視により確認できる継ぎナットにおいて、
    矩形の枠体の枠内面とこれに対向する枠内面に防振材に埋設されたナットが載置され、前記防振材は前記ナットが載置された枠内面及び両側枠内面に接し、前記ナットが載置された枠内面に前記ナットの雌ネジ孔の内径より径大かつ前記ナットの外径より径小のガイド孔が穿設されていることを特徴とする継ぎナット。
  4. 矩形の枠体の幅方向両側に開口部を有し、アンカーボルトや吊りボルト等のねじ込み状態を開口部から目視により確認できる継ぎナットにおいて、
    矩形の枠体の枠内面とこれに対向する枠内面にゴムに埋設されたナットが載置され、前記ゴムは前記ナットが載置された枠内面及び両側枠内面に接し、前記ナットが載置された枠内面に前記ナットに設けられた雌ネジ孔の内径より径大かつ前記ナットの外径より径小のガイド孔が穿設されていることを特徴とする継ぎナット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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