JP3154526B2 - 集線装置におけるバッファのアクセス制御方式 - Google Patents

集線装置におけるバッファのアクセス制御方式

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JP3154526B2 JP23842691A JP23842691A JP3154526B2 JP 3154526 B2 JP3154526 B2 JP 3154526B2 JP 23842691 A JP23842691 A JP 23842691A JP 23842691 A JP23842691 A JP 23842691A JP 3154526 B2 JP3154526 B2 JP 3154526B2
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裕 江崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集線装置におけるバッフ
ァのアクセス制御方式又はポーリング方式に係り、特に
複数の入力リンクから送られてくるセルやパケットを、
単一の出力リンクに送出するために、セルやパケット送
出時の衝突を回避するためのバッファを各入力リンク毎
に設けた集線装置におけるバッファのアクセス制御方式
に関する。
【0002】パケット交換方式やATM(Asynchronous
Transfer Mode:非同期転送モード)方式では、パケッ
トやセルと呼ばれる、伝送情報及び識別情報の対よりな
る固定長の情報単位が複数の入力リンクを別々に介して
集線装置の各入力リンク毎に設けられたFIFO(先入
れ先出し)バッファに入力される。
【0003】これは、複数の入力リンクが単一の出力リ
ンクを共用する場合、その出力リンクが空きになるまで
受け取った情報単位(セル又はパケット)を待たせてお
くことで、情報単位の出力リンク送出時の衝突を回避す
るためである。かかる集線装置ではバッファのアクセス
がトラヒック制御の観点から重要とされる。
【0004】
【従来の技術】図4は従来の集線装置におけるバッファ
のアクセス制御方式の一例の構成図を示す。複数の入力
リンク11 〜1n は夫々バッファ21 〜2n を介してセ
レクタ4に接続されている。バッファ21 〜2n は夫々
FIFOより構成されており、また読み出し部31 〜3
n により別々に読み出される構成とされている。
【0005】入力リンク11 〜1n から送られてくる例
えばATM方式におけるセルは、バッファ21 〜2n
別々に格納される。読み出し部31 〜3n はトークンが
到来すると、対応するバッファ21 〜2n に格納される
セルを所定の数だけ読み出してトークンを次のバッファ
へおくる。従って、バッファ21 〜2n は順次巡回的に
読み出し制御される。読み出されたセルはセレクタ4を
介して単一の出力リンク5へ送出される。
【0006】しかし、この従来方式では各バッファの読
出頻度が他のバッファの待ちセル数に依存し、読み出し
間隔を保障することができない。また、トークンによる
順番がきて駆動される読み出し部により読み出し制御さ
れるバッファが、セルの無い空きバッファの場合は無駄
な処理時間が生じてしまう。
【0007】そこで、本出願人は先に特願平3−108
061号にて図5に示す如きアクセス制御方式を提案し
た。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付して
ある。図5において、6は中央処理装置(CPU)で、
各リンクの加入者(端末)から、加入者が利用する通信
に要する所要帯域、又はセルの到着間隔の平均や分散等
のパラメータが入力される。このとき、1つの入力リン
クには1つの加入者だけでなく、複数の加入者のセルが
多重化されている場合もあり、CPU6はこれらのトラ
ヒックパラメータから処理したデータをメモリ7に格納
する。
【0008】メモリ7はアクセスパターンを決定するた
めのプログラムやデータを格納する。8はランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)で、アクセスパターンが格納
される。9はデコーダで、アクセスパターンから取り出
されたバッファアドレスを解読する。CPU6は呼の要
求及び開放に応じて各入力リンクに接続されたバッファ
1 〜2n のセルを読み出す速度(所要帯域)を算出
し、その算出した所要帯域を用いてバッファ読み出しア
クセスパターンを決定する。
【0009】上記の読み出しアクセスパターンの決定
は、バッファ21 〜2n の各々のアクセス頻度の割合を
所要帯域の割合と等しくすると共に、各バッファ21
n の読み出しアクセス間隔をほぼ一定にするようアク
セス頻度と順序を含むアクセスパターンとしてなされ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の本出
願人の提案方式(特願平3−108061号)によれ
ば、例えば150Mb/sの出力リンク5に、夫々80Mb/s
と40Mb/sで読み出しを行なう必要がある2つのバッフ
ァ21 ,22 を考えると、2:1という割合でこれらの
バッファ21 及び22 がアクセスされるので、100Mb
/sと50Mb/sでそれらのバッファがアクセスされること
になる。
【0011】従って、この集線装置からの出力を受信す
る側で、80Mb/sと40Mb/s以下でセルが到着しなけれ
ばならない場合に、上記の提案方式ではこのセル到着条
件を満足できない。つまり、帯域規制機能という意味で
のトラヒックシェーピングが実行されない。
【0012】また、あるバッファに新たに呼が加わる場
合、そのバッファの所要読み出しアクセスパターンを変
更しなければならないため、CPU6の負荷が極めて大
きくなってしまう。
【0013】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
各バッファのアクセス回数とアクセス間隔を制御するこ
とにより、上記の課題を解決した集線装置におけるバッ
ファのアクセス制御方式を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図1に示すように、本発明は複数の入力リン
ク11〜11を介して非同期に入力される固定長の
情報をセレクタ13を介して単一の出力リンク14に送
出するために、該情報単位送出時の衝突を回避するため
のバッファ12〜12を各入力リンク11〜11
毎に設けた集線装置において、アクセス回数決定手段
15とアクセス間隔制御手段16とを有するものであ
る。
【0015】アクセス回数決定手段15は、一定期間に
おける前記複数のバッファ12〜12夫々のアクセ
ス回数を、そのバッファに該一定期間内に到着する前記
情報単位の数に対応させる
【0016】アクセス間隔制御手段16は、前記複数の
バッファのうち読み出しアクセスパターンが既に決定し
ている第1のバッファのY個の到着情報単位の列の中
に、第2のバッファに到着するX個(ただし、X≦Y)
の情報単位を割り当てるために、前記出力リンク上のX
+Y個の情報単位の割り当てパターンを、YをXで除算
したときの商をZ,余りをRとすると、Z+1個の情報
単位を前記第1のバッファ用に選択して次の1つの情報
単位を前記第2のバッファ用に選択する第1の小区間パ
ターンと、Z個の情報単位を前記第1のバッファ用に選
択して次の1つの情報単位を前記第2のバッファ用に選
択する第2の小区間パターンを用いて構成する
【0017】
【作用】本発明では、アクセス回数決定手段15によ
り、一定期間内における各バッファ121 〜12n のア
クセス回数を、一定期間内の到着情報単位数に一致さ
せ、かつ、アクセス間隔制御手段16により各バッファ
の読み出しアクセス間隔をできる限り均一化するよう
に、バッファ121 〜12n を夫々読み出しアクセスす
る。これにより、バッファ121 〜12n の夫々から読
み出された情報単位はセレクタ13で選択され、出力リ
ンク14へ時系列的に合成されて出力される。
【0018】ここで、例えばバッファの数nを“3”と
し、バッファ121,122 及び123 のアドレス(バ
ッファ番号)を夫々i,j及びkとし、前記一定期間内
でバッファ121 〜123に到着する総和の情報単位数
の最大値Ntが“20”であり、またこの一定期間内に
バッファ121 ,122 及び123 の各々に到着する情
報単位の数は平均12個、4個及び3個であるものとす
る。
【0019】この場合、アクセス回数決定手段15はバ
ッファ121 に対しては12回、バッファ122 に対し
ては4回、バッファ123 に対しては3回の各アクセス
回数を決定する。またアクセス間隔制御手段16は上記
のアドレスi,j及びkを、(i,i,i,j,i,
k,i,i,j,i,i,k,i,j,i,i,i,
j,k,−)という順序でアクセスする。すなわち、こ
のパターンはバッファ12 1 のアドレスiが12回、バ
ッファ122 のアドレスjが4回、バッファ123のア
ドレスkが3回、夫々互いにアクセス間隔が比較的均一
になるように組合わされている。
【0020】従って、本発明ではバッファ121 〜12
3 が平均情報単位到着数に応じてアクセスされるため、
バッファ121 〜123 の品質が保証される。また、出
力リンク14で運ばれる情報単位を受信する次段のバッ
ファ(図示せず)における入力情報単位数が一定値以下
に制約され、それを越えることがない。
【0021】更に、本発明では短期間に情報単位が集中
的(バースト的)に到着するバッファ(上記の場合、1
1 )に対しても、一定に近い周期で平滑化されて情報
単位が読み出され、また、周期的に到着する情報単位を
その周期性を崩すことなく読み出すことができる。
【0022】ところで、アクセス間隔制御手段16は読
み出しアクセスパターンが既に決定している第1のバッ
ファのY個の到着情報単位の列の中に、第2のバッファ
に到着するX個(ただし、X≦Y)の情報単位を、でき
る限り周期的に割り当てることにより、出力リンク14
上のX+Y個の情報単位の割り当てパターンを決定する
ために、YをXで除算したときの商をZ,余りをR(た
だし、0≦R<X)とすると、Z+1個の情報単位を前
記第1のバッファ用に選択して次の1つの情報単位を前
記第2のバッファ用に選択する第1の小区間パターン
と、Z個の情報単位を前記第1のバッファ用に選択して
次の1つの情報単位を前記第2のバッファ用に選択する
第2の小区間パターンとを定義し、前記余りRが0のと
きは該第2の小区間パターンをX回繰り返し、X+Y個
の情報単位の割当てパターンの決定を終了し、前記余り
Rが0でないときは前記余りR及びX−Rのうち大なる
方の値を小なる方の値で除算して得た商Qと余りVに基
づいて前記第1及び第2の小区間パターンを周期的に配
置するようにしている。
【0023】ここで、上記の第1の小区間パターンと第
2の小区間パターンは、Y個の情報単位の中にX個の情
報単位をできる限り周期的に割り当てるためのパターン
である。つまり、上記第1の小区間パターンをR回、上
記第2の小区間パターンをX−R回並べることにより、
X個の情報単位の列の中に、Y個の情報単位をできる限
り均等に分割したX+Y個の情報単位列ができる。
【0024】更に、上記の計X回現われる第1,第2の
小区間パターンの並べ方を周期的に決めるために、前記
余りRが0でないとき、まず余りR及びX−Rのうち大
なる方を小なる方の値で除算して商Qと余りV(ただ
し、0≦V<min (R,X−R))を得る。例えば、R
≧X−RのときはQ+1回前記第1の小区間パターンを
繰り返した後に、1回前記第2の小区間パターンを続け
るパターンをV回繰り返し、Q回第1の小区間パターン
を繰り返した後に、1回の第2の小区間パターンを続け
るパターンをX−R−V回繰り返すことにより、X回の
第1及び第2の小区間パターンの並べ方のうち、X−R
個の第2の小区間パターンの中に、R個の第1の小区間
パターンが周期的に現われるパターンを作ることができ
る。
【0025】また、アクセス間隔制御手段16は、バッ
ファ121 〜12n のいずれかの読み出し頻度に変化が
生じる毎に、変化後の各バッファへ前記一定期間内で到
着する前記情報単位と出力リンク上に残る空き情報単位
とを数の大きい順にN1,N2,N3,…とし、前記Y
及びXのうちY=N1,X=N2として(N1+N2)
個の情報単位のパターンを決定した後、Y=(N1+N
2),X=N3として(N1+N2+N3)個の情報単
位のパターンを決定していくことを繰り返し、前記出力
リンク14上に前記複数のバッファ121 〜12n から
の情報単位又は空き情報単位を割り当てる。
【0026】このように、あるバッファへの新たな呼の
接続/切断要求により、そのバッファの読み出し頻度に
変化が生じる度に、読み出しアクセスパターンを決定す
ることで、各バッファのアクセス間隔のゆらぎ幅(すな
わち、(あるバッファのアクセス間隔の最大値)−(当
該バッファのアクセス間隔の最小値)+1で表わされる
値)の上限を低く抑えることができる。
【0027】更にアクセス間隔制御手段16はバッファ
121 〜12n のうちあるバッファの読み出し頻度の増
加が必要になったときは、前記一定期間内の未割り当て
情報単位の中から、前記読み出し頻度の増加分の到着情
報単位数と同数の情報単位をできる限り周期的に選択し
てその未割り当て情報単位をそのバッファ専用に割り当
て、前記あるバッファの読み出し頻度の減少が必要にな
ったときは、そのバッファに割り当ててある前記出力リ
ンク14上の前記一定期間内の情報単位の中から、前記
読み出し頻度の減少分の情報単位数と同数の情報単位を
できる限り周期的に選択してそれらを未割り当て情報単
位とする。
【0028】このように、ある一定期間内における各バ
ッファのアクセス回数を、各バッファのその期間内にお
ける平均到着情報単位数に一致させることにより、その
バッファの到着情報単位数分の情報単位に関する変化分
だけを考慮して、そのバッファに割り当てる出力リンク
14上の情報単位を選択し直せばよく、他のバッファに
割り当てた情報単位へ何ら影響を及ぼさない。
【0029】
【実施例】図2は本発明の一実施例のハード構成図を示
す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。本実施例は、ATM方式に適用し
た例で、入力リンク111 〜11n を介して5バイトの
ヘッダフィールドと48バイトの情報フィールドからな
る固定長のセルがバッファ121 〜12n に夫々入力さ
れる。このバッファ121 〜12n はFIFOから構成
されている。
【0030】また、20はプロセッサで、制御情報受信
回路21とシステムパラメータレジスタ22とスケジュ
ーリング回路23を有している。
【0031】制御情報受信回路21は入力リンク111
〜11nを介して入力されるセル中のヘッダフィールド
の制御信号が入力され、一定期間内の各バッファ121
〜12n への平均到着セル数の増加分Nci や減少分N
i などを検出する。システムパラメータレジスタ22
はこのATM集線装置のバッファ121 〜12n に入力
される一定期間内の総セル数の最大値Nt,当該一定期
間内の未到着セル数Nu,出力リンク14上の一定期間
内のセル数Naなどが予め格納されている。
【0032】また、31はカウンタで、セルに同期した
クロック、すなわち1セル伝送周期と同じ周期をもつク
ロックを計数し、その計数出力を比較器32に入力する
一方、シーケンシャルリードクロックとしてランダム・
アクセス・メモリ(RAM)33にも供給する。
【0033】比較器32はプロセッサ20からの変更ア
ドレスとカウンタ31の計数値とを比較して書き込みク
ロックを発生し、RAM33へ出力する。RAM33は
アクセス制御メモリで、プロセッサ20からのバッファ
番号(アドレス)を書き込み、またセルの伝送周期でバ
ッファ番号(アドレス)を読み出す。このRAM33は
一定期間内に出力リンク14で運ぶことができる最大セ
ル数Nt分のアドレスを持ち、各アドレスの領域にはそ
のアドレスが示すアクセスタイミングでアクセスされる
バッファのアドレス(バッファ番号)が書き込まれてい
る。
【0034】このRAM33の記憶バッファ番号がシー
ケンシャルに読み出され、これが1セル期間ラッチ34
でラッチされ、ANDゲート351 〜35n のうち各バ
ッファの読み出しの可否を制御する信号で指定されたバ
ッファに対応するANDゲートにのみゲートを開とする
信号を供給する。これにより、読み出されるべきバッフ
ァにはセルの1ビット周期(すなわち、カウンタ31に
入力されるクロックの1/424 倍の周期)のクロックが
上記ゲート開状態のANDゲートを介して印加され、記
憶セルを読み出す。
【0035】読み出されたセルはセレクタ13を通して
出力リンク14へ送出される。またもしも指定されたバ
ッファにセルが蓄積されていない時には、出力リンク1
4上のその読み出しタイミングのセルは未割当セル、す
なわち空きセルとなる。
【0036】あるバッファに加わる呼に変化があった場
合は、このRAM33の内容を書き換える。具体的に
は、例えば、そのバッファの読出し頻度の増加が必要に
なった場合、一定期間内の数Nuの未割当セルに対応す
るアドレスの中から、そのバッファにその期間内に新た
に加わる到着セル数Ncと同数のメモリの領域(アドレ
ス)をできる限り周期的に選択して、そこにそのバッフ
ァの番号を書き込み、逆に、あるバッファのある呼が解
放されそのバッファの読み出し頻度を減少できる場合、
そのバッファ番号が書かれているNa個のアドレスの中
から、減少する平均セル数Ndと同数のアドレスをでき
る限り周期的に選択してそこからバッファ番号を消去す
る。
【0037】上記のプロセッサ20,カウンタ31,比
較器32及びRAM33が前記したアクセス回数決定手
段15とアクセス間隔制御手段16を構成している。そ
して、スケジューリング回路23のアルゴリズムによ
り、一定期間内におけるバッファ121 〜12n のアク
セス回数を、各バッファのその一定期間内における平均
到着セル数に一致させ、かつ、各バッファの読み出しア
クセス間隔をできる限り均一化しているため、各バッフ
ァの入力セルの総数が出力リンク14の一定期間のセル
数Nt以下になるように受付制御が行なわれているとす
ると、全バッファ121 〜12n の品質を保証できる。
【0038】また、出力リンク14で運ばれるセルを受
信する次段のバッファ(図示せず)の入力セル数が一定
値以下に制約されるため、トラヒックシェーピングされ
たと等価になる。更に、各バッファ121 〜12n は周
期性を崩すことなく読み出されるため、この出力セルを
受信する次段のバッファのセル転送品質が向上する。
【0039】次に、スケジューリング回路23によるア
ルゴリズムについて、更に詳細に図3のフローチャート
と共に説明する。いま、バッファ121 〜12n のう
ち、ある2つのバッファを考え、そのうちの一つのバッ
ファ(第1のバッファ)用にY個のセルのパターンが既
に決定しており、そのY個のセルの列の中に、別のもう
一つのバッファ(第2のバッファ)用のX個(ただし、
Y≧X)のセルを時系列的に合成する(埋め込む)もの
とすると、図3に示す如くまずYをXで除算し、商Zと
余りR(ただし、0≦R<X)を得る(ステップ10
1)。
【0040】続いて、Z+1個のセルを第1のバッファ
用に選択して次の1つのセルを第2のバッファ用に選択
する第1の小区間パターンを定義する(ステップ10
2)。また、Z個のセルを第1のバッファ用に選択して
次の1つのセルを第2のバッファ用に選択する第2の小
区間パターンを定義する(ステップ103)。
【0041】続いて、余りRが0か否か判定し(ステッ
プ104)、R=0のときはX回第2の小区間パターン
を繰り返し(ステップ105)、X+Y個のセルの割り
当てパターンの決定を終了する(ステップ114)。
【0042】一方、R≠0のときは余りRとX−Rとの
うち大なる方(これをmax (R,X−R)と記すものと
する)を、RとX−Rのうち小なる方(これをmin
(X,X−R)と記すものとする)の値で除算し、商Q
と余りV(ただし、0≦V<min(R,X−R))を得
る(ステップ106)。
【0043】続いて、R≧X−Rの不等式が成立するか
否か判定し(ステップ107)、成立するときはステッ
プ108〜110の処理を行ない、不成立のときはステ
ップ111〜113の処理を行なう。すなわち、R≧X
−Rのときはまず第1の小区間パターンをQ+1回繰り
返した後、1回第2の小区間パターンを続ける(ステッ
プ108)。
【0044】次に第1の小区間パターンをQ回繰り返し
た後、1回第2の小区間パターンを続け(ステップ10
9)、最後にV回ステップ108のパターンを繰り返し
た後、X−R−V回、ステップ109のパターンを続け
て(ステップ110)、X+Y個のセルの割り当てパタ
ーンの決定を終了する(ステップ114)。
【0045】一方、R<X−Rのときはまず第2の小区
間パターンをQ+1回繰り返した後、1回第1の小区間
パターンを続ける(ステップ111)。
【0046】次に第2の小区間パターンをQ回繰り返し
た後、1回第1の小区間パターンを続け(ステップ11
2)、最後にV回ステップ111のパターンを繰り返し
た後、R−V回、ステップ112のパターンを続けて
(ステップ113)、X+Y個のセルの割り当てパター
ンの決定を終了する(ステップ114)。
【0047】次に、上記のスケジューリング回路23に
よるアルゴリズムを適用した、いくつかの具体例につい
て説明する。 (例1) Y=19,X=11の場合 ステップ101:Z=1,R=8 102:2(Z+1)個のセルにYを選択して次の1つ
のセルをXに選択して第1の小区間パターン(y,y,
x)を得る。
【0048】103:1(Z)個のセルにYを選択して
次の1つのセルをXに選択して第2の小区間パターン
(y,x)を得る。
【0049】106:Q=2,V=2 107:R≧X−R 108:3(Q+1)回(y,y,x)を繰り返し、そ
れに1回(y,x)を続けることにより、(y,y,
x,y,y,x,y,y,x,y,x)を得る。
【0050】109:2(Q)回(y,y,x)を繰り
返し、それに1回(y,x)を続けることにより、
(y,y,x,y,y,x,y,x)を得る。
【0051】110:2(V)回ステップ108のパタ
ーンを繰り返し、それに続けて1(X−R−V)回ステ
ップ109のパターンをつなげることにより次のパター
ンを得る。
【0052】(y,y,x,y,y,x,y,y,x,
y,x,y,y,x,y,y,x,y,y,x,y,
x,y,y,x,y,y,x,y,x) (例2)Y=16,X=11の場合 ステップ101:Z=1,R=5 102:(y,y,x) 103:(y,x) 106:Q=1,V=1 107:R<X−R 111:(y,x,y,x,y,y,x) 112:(y,x,y,y,x) 113:1回ステップ111のパターンを繰り返し、4
回ステップ112のパターンを繰り返して次のパターン
を得ることもある。
【0053】(y,x,y,x,y,y,x,y,x,
y,y,x,y,x,y,y,x,y,x,y,y,
x,y,x,y,y,x) (例3)Y=10,X=4の場合 ステップ101:Z=2,R=2 102:(y,y,y,x) 103:(y,y,x) 106:Q=1,V=0 107:R=X−R 108:(y,y,y,x,y,y,y,x,y,y,
x) 109:(y,y,y,x,y,y,x) 110:0回ステップ108のパターンを繰り返し、そ
れに2回ステップ109のパターンを続けて次のパター
ンを得る。
【0054】(y,y,y,x,y,y,x,y,y,
y,x,y,y,x) 前記した本出願人の提案方式によれば、上記の第1の小
区間パターンと第2の小区間パターンを決定することは
開示しているが、それらの並べ方までは開示していな
い。このため、第1の小区間パターンと第2の小区間パ
ターンの並べ方が一意に定まらない。これに対して、本
実施例によれば、上記の2種の小区間パターンをより周
期的に並べる並べ方も示しているため、上記提案方式に
比し、チェック機能が容易になり、また次段のバッファ
における接続品質も良好である。
【0055】例えば、前記例3の場合、提案方式では第
1の小区間パターン(y,y,y,x)と第2の小区間
パターン(y,y,x)とを得ることはできるが、最終
パターンとしては一意に決まらず、例えば前者を2回繰
り返した後、後者を2回繰り返したパターン(y,y,
y,x,y,y,y,x,y,y,x,y,y,x)を
得る。
【0056】この場合、上記パターンを定義する場合
は、計14のセルによって定義する必要があるが、本実
施例の例3では、計7のセルによって一意に定義できる
パターンが2回繰り返されているだけであり、このパタ
ーンが正しく実行されているかをチェックする機能は容
易になる。このパターンのセルを受ける、次段でのバッ
ファにおける接続品質にも、僅かではあるが、差が生じ
ることが予想される。つまり、yが空きセルだと想定す
ると、xの最小到着間隔は、いずれの場合も2である
が、上記提案方式ではその最小到着間隔が2回連続する
が、本実施例の例3では最小到着間隔が2回連続するこ
とはない。
【0057】ところで、本実施例ではプロセッサ20
は、あるバッファへの新たな呼の接続/切断要求によ
り、そのバッファの読み出し頻度に変化が生じる度に読
み出しアクセスパターンを決定し直す。いま、変化後の
一定期間内に各バッファへ加わる到着セル数Naのすべ
てと、残る空きセル数Nu=Nt−ΣNaとを大きい順
にN1,N2,N3,…と並べ、セル数の大きい順に上
記図3に示したアルゴリズムを繰り返し使用して、出力
リンク14上Nt個の全セルにセルの到着する全バッフ
ァの番号か空きを割り当てる。
【0058】例えば、バッファ121 ,122 及び12
3 に一定期間内にセルが平均12個、4個及び3個到着
するものとし、またバッファ121 ,122 及び123
のアドレス(バッファ番号)を夫々i,j及びkとする
と、セル数の大きい順、つまりi,j,kの順に図3の
アルゴリズムが適用される。
【0059】まず、Y=12,X=4として図3のアル
ゴリズムを適用すると、次のパターンが得られる。
【0060】(i,i,i,j,i,i,i,j,i,
i,i,j,i,i,i,j) 次に上記パターンにバッファ123 のセルを埋め込む。
このときは、Y=12+4=16,X=3として、図3
のアルゴリズムを再び使用する。上記パターンを(16
個のy)と書き直して、これに3つのkを埋め込むと、
次のパターンが得られる。
【0061】(y,y,y,y,y,k,y,y,y,
y,y,k,y,y,y,y,y,y,k) そして、上記のパターンの16個のyを、iとjで置き
換えると、次のパターンが得られる。
【0062】(i,i,i,j,i,k,i,i,j,
i,i,k,i,j,i,i,i,j,k) このように大きい順にパターンを作成すると、i,j,
kともに、その間隔のゆらぎの上限が小さく抑えられ
る。つまり、一回のパターンの重ねあわせによって、高
々幅1のゆらぎが生じる。あるバッファ121 のパター
ンが埋め込まれた後から、他のN個のバッファのパター
ンが埋め込まれたとすると、バッファ12 1 用のセルの
間隔のゆらぎは高々N+1となる。
【0063】もしも、大きい順にパターンを作らない
と、上記の性質は成り立たない。例えば、上記の例を、
バッファ122 ,123 ,121 の順にパターンを作成
すると、Y=4,X=3として、図3のアルゴリズムを
適用すると、 (j,k,j,k,j,j,k) 次にバッファ121 のセルに上記パターンを埋め込む。
このときは、Y=12,X=4+3=7として、図3の
アルゴリズムを再び使用する。上記パターンを(7個の
x)と書き直して(12個のi)に埋め込むと、 (i,i,x,i,i,x,i,i,x,i,x,i,
i,x,i,i,x,i,x) そして、上記のパターンの7個のxを、前記したように
jとkで置き換えると次のパターンが得られる。
【0064】(i,i,j,i,i,k,i,i,j,
i,k,i,i,j,i,i,j,i,k) このように、上記のパターンは例えば、kの間隔は4か
5か7であり、ゆらぎ幅は4であり、前記実施例の2よ
り大きくなってしまう。
【0065】次に複数のバッファ121 〜12n に出力
リンク14上のセルを割り当てる規則、つまり、各バッ
ファの読み出しアクセスのタイミングを決定する規則を
以下に述べる。
【0066】 あるバッファ12iを使用する呼に
(新たな発呼/ある呼の終了など)変化があった場合、
その平均セル数の変化分を決める。つまり、ある定めら
れた期間内の、あるバッファに到着する平均セル数に換
算し、その増加分Nci 又は減少分Ndi を決める。こ
こでは、この一定期間に出力リンク14上でNt個のセ
ルが運ばれるものとする。
【0067】例えば、期間(Nb+Ns)にNbのセル
が連続的に到着するバーストデータ呼がこのバッファに
新たに加わる場合、増加分Nci はNt×Nb/(Nb
+Ns)であり、期間(Nb+Ns)にNbのセルが連
続的に到着していたバーストデータ呼が終了した場合
は、減少分Nbi はNt×Nb/(Nb+Ns)であ
る。
【0068】(a): バッファ12iに新たに呼が加わ
り、その平均セル数の増加分がNc i で、その時点で出
力リンク14上のセル数Ntのうち、Nu個のセルが未
割当の時、Nci がNu−Nci 以上のときは、図3の
アルゴリズムに従って、Nuの中からNci 個のセル
(読み出しタイミングに対応)を周期的に運び、そのア
クセス制御メモリ(RAM33)のそのアドレスのデー
タをそのバッファ番号iに書く。
【0069】反対にNci がNu−Nci 以下のとき
も、図3のアルゴリズムに従って、Nuの中からNci
個のセル(読み出しタイミングに対応)を周期的に運
び、そのRAM33のそのアドレスのデータをそのバッ
ファ番号iに書く。
【0070】(b): その平均セル数の増加分がNci
で、ある時点で出力リンク14上の一定期間内の全セル
Ntのうち、Na個のセルを割当てられていたバッファ
12iのある呼が終了し、Ndi がNa−Ndi 以上の
ときは、図3のアルゴリズムに従って、Naの中からN
i 個のセル(読み出しタイミングに対応)を周期的に
運び、RAM33のそのアドレスのデータ(バッファ番
号iと記入されている)を消去する。
【0071】反対に、Ndi がNa−Ndi 以下のとき
も、図3のアルゴリズムに従って、Naの中からNdi
個のセル(読み出しタイミングに対応)を周期的に運
び、RAM33のそのアドレスのデータ(バッファ番号
iと記入されている)を消去する。
【0072】これにより、各バッファのアクセス頻度を
各バッファの平均セル到着率と同じ割合にした場合や、
前記したようにセル数の大きい順に図3のアルゴリズム
を用いる場合では一つのバッファの平均セル到着率の変
化により、全部のバッファの平均セル到着率を考慮して
読み出しパターンを決定しなおす必要があったが、上記
のようにある一定期間内における各バッファのアクセス
回数を、各バッファのその期間内における平均到着セル
数に一致させるようにしたため、そのバッファの到着セ
ル数分のセルに関する変化分だけを考慮して、そのバッ
ファに割当てる出力リンク14上のセルを選択し直せば
よく簡単であり、他のバッファに割当てたセルへ何ら影
響を及ぼすこともない。
【0073】なお、本発明はATM網の集線装置だけで
なく、ATM交換機や宅内網にも応用可能である。AT
M交換機の通話路の一部として使用する時のように、一
つの入力リンクを複数の呼が多重化して使用することも
あれば、いくつかの端末からのATMセルを集線多重し
て一つの加入者線を共用する時のように、一つの入力リ
ンクが一つの呼だけで専有されることもあり、いずれの
場合にも本発明は適用できる。また、固定長の情報単位
をスイッチングして出力する他の装置、例えばパケット
交換方式にも適用できる。
【0074】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、全バッファの品質を保証できると共に、次段のバッ
ファにおける入力セル数が一定値以下に制約されるた
め、トラヒックシェーピングされたことと等価にでき、
また、バースト的にセルが到着するバッファに対して
も、一定に近い周期で平滑化してセルを読み出せるた
め、次段でのバッファのセル転送品質を向上することが
できる。
【0075】また、請求項2記載の発明によれば、X個
のセルでY個のセルをできる限り均等に分割する2種の
小区間パターンを、周期的に配置することができ、ま
た、小区間パターンの繰り返しであるからパターンが正
しく実行されているかをチェックするのが容易で、また
次段のバッファにおける接続品質も向上することができ
る。
【0076】更に、請求項3記載の発明によれば、セル
の間隔のゆらぎ幅が小さくでき、また、請求項4記載の
発明によれば、あるバッファの読み出し頻度が変化した
場合は、各バッファのアクセス回数を一定期間内におけ
る平均到着情報単位数に一致させているため、そのバッ
ファの到着情報単位数分の情報単位に関する変化分だけ
を考慮して、そのバッファに割り当てる出力リンク上の
セルを選択し直せばよく、全バッファの読み出しアクセ
スパターンの変更を不要にでき、呼処理プロセッサの負
荷を大きくさせることはない等の特長を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例の構成図である。
【図3】本発明の一実施例の動作説明用フローチャート
である。
【図4】従来方式の一例の構成図である。
【図5】本出願人が先に提案したアクセス制御方式の一
例の構成図である。
【符号の説明】
111 〜11n 入力リンク 121 〜12n バッファ 13 セレクタ 14 出力リンク 15 アクセス回数決定手段 16 アクセス間隔制御手段 20 プロセッサ 21 制御情報受信回路 22 システムパラメータレジスタ 23 スケジューリング回路 33 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江崎 裕 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 武智 竜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−102637(JP,A) 特開 平2−260845(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告CS89 −96 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56 H04J 3/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力リンクを介して非同期に入力
    される固定長の情報を単一の出力リンクに送出する、各
    入力リンク毎にバッファを設けた集線装置におけるバッ
    ファのアクセス制御方式において、 一定期間における前記複数のバッファ夫々のアクセス回
    数を、そのバッファに該一定期間内に到着する前記情報
    単位の数に対応させるアクセス回数決定手段と、前記複数のバッファのうち読み出しアクセスパターンが
    既に決定している第1のバッファのY個の到着情報単位
    の列の中に、第2のバッファに到着するX個(ただし、
    X≦Y)の情報単位を割り当てるために、前記出力リン
    ク上のX+Y個の情報単位の割り当てパターンを、Yを
    Xで除算したときの商をZ,余りをRとすると、Z+1
    個の情報単位を前記第1のバッファ用に選択して次の1
    つの情報単位を前記第2のバッファ用に選択する第1の
    小区間パターンと、Z個の情報単位を前記第1のバッフ
    ァ用に選択して次の1つの情報単位を前記第2のバッフ
    ァ用に選択する第2の小区間パターンを用いて構成する
    アクセス間隔制御手段とを有することを特徴とする集線
    装置におけるバッファのアクセス制御方式。
  2. 【請求項2】 複数の入力リンクを介して入力される固
    定長の情報を単一の出力リンクに送出する、各入力リン
    ク毎にバッファを設けた集線装置におけるバッファのア
    クセス制御方式において、 一定期間における前記複数のバッファ夫々のアクセス回
    数を、そのバッファに該一定期間内に到着する前記情報
    単位の数に一致させるアクセス回数決定手段と、 前記一定期間内における前記複数のバッファに対する読
    み出しアクセス間隔をできる限り均一化するように、各
    バッファを読み出しアクセスするアクセス間隔制御手段
    とを備え、 前記アクセス間隔制御手段は、前記複数のバッファのう
    ち読み出しアクセスパターンが既に決定している第1の
    バッファのY個の到着情報単位の列の中に、第2のバッ
    ファに到着するX個(ただし、X≦Y)の情報単位を、
    できる限り周期的に割り当てるように、前記出力リンク
    上のX+Y個の情報単位の割り当てパターンを決定する
    ために、 YをXで除算したときの商をZ,余りをR(ただし、0
    ≦R<X)とすると、Z+1個の情報単位を前記第1の
    バッファ用に選択して次の1つの情報単位を前記第2の
    バッファ用に選択する第1の小区間パターンと、Z個の
    情報単位を前記第1のバッファ用に選択して次の1つの
    情報単位を前記第2のバッファ用に選択する第2の小区
    間パターンとを定義し、 前記余りRが0のときは該第2の小区間パターンをX回
    繰り返し、X+Y個の情報単位の割当てパターンの決定
    を終了し、前記余りRが0でないときは前記余りR及び
    X−Rのうち大なる方の値を小なる方の値で除算して得
    た商Qと余りVに基づいて前記第1及び第2の小区間パ
    ターンを周期的に配置するようにしたことを特徴とする
    集線装置におけるバッファのアクセス制御方式。
  3. 【請求項3】 前記アクセス間隔制御手段は、前記複数
    のバッファのいずれかの読み出し頻度に変化が生じる毎
    に、変化後の各バッファへ前記一定期間内で到着する前
    記情報単位と出力リンク上に残る空き情報単位とを数の
    大きい順にN1,N2,N3,…とし、前記Y及びXの
    うちY=N1,X=N2として(N1+N2)個の情報
    単位のパターンを決定した後、Y=(N1+N2),X
    =N3として(N1+N2+N3)個の情報単位のパタ
    ーンを決定していくことを繰り返し、前記出力リンク上
    に前記複数のバッファからの情報単位又は空き情報単位
    を割り当てることを特徴とする請求項2記載の集線装置
    におけるバッファのアクセス制御方式。
  4. 【請求項4】 前記アクセス間隔制御手段は、前記複数
    のバッファのうちあるバッファの読み出し頻度の増加が
    必要になったときは、前記一定期間内の未割り当て情報
    単位の中から、前記読み出し頻度の増加分の到着情報単
    位数と同数の情報単位をできる限り周期的に選択してそ
    の未割り当て情報単位をそのバッファ専用に割り当て、
    前記あるバッファの読み出し頻度の減少が必要になった
    ときは、そのバッファに割り当ててある前記出力リンク
    上の前記一定期間内の情報単位の中から、前記読み出し
    頻度の減少分の情報単位数と同数の情報単位をできる限
    り周期的に選択してそれらを未割り当て情報単位とする
    ことを特徴とする請求項1記載の集線装置におけるバッ
    ファのアクセス制御方式。
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