JP3153998B2 - 樹脂管と金属管との変換継手 - Google Patents
樹脂管と金属管との変換継手Info
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- JP3153998B2 JP3153998B2 JP24503790A JP24503790A JP3153998B2 JP 3153998 B2 JP3153998 B2 JP 3153998B2 JP 24503790 A JP24503790 A JP 24503790A JP 24503790 A JP24503790 A JP 24503790A JP 3153998 B2 JP3153998 B2 JP 3153998B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属管に樹脂管を接続したり樹脂管に金属
管を接続したりするときに用いられる樹脂管と金属管と
の変換継手に関する。
管を接続したりするときに用いられる樹脂管と金属管と
の変換継手に関する。
[従来の技術] 従来、継手を樹脂管に熱融着することにより樹脂管同
士を継手の樹脂層で連続させて接続する形式や管継手
や、継手を鋳鉄管や鋼管などの金属管にねじ込ん金属管
同士を接続したり継手に差し込んだ金属管を所定の手段
で抜止めすることによって金属菅同士をメカニカル方式
で接続したりする形式の管継手は知られていた。
士を継手の樹脂層で連続させて接続する形式や管継手
や、継手を鋳鉄管や鋼管などの金属管にねじ込ん金属管
同士を接続したり継手に差し込んだ金属管を所定の手段
で抜止めすることによって金属菅同士をメカニカル方式
で接続したりする形式の管継手は知られていた。
他方、近時では、金属菅を用いたガス配管の途中箇所
を樹脂管に取り替えたりすることの要望がある。
を樹脂管に取り替えたりすることの要望がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の管継手は樹脂管と金属管とを相
互に接続する機能を持っていなかったため上記の要望に
十分に対処することができないという問題があった。
互に接続する機能を持っていなかったため上記の要望に
十分に対処することができないという問題があった。
本発明はこの問題に鑑みなされたもので、樹脂管と金
属管とを相互に高い気密信頼性を確保して接続する機能
を持った樹脂管と金属管との変換継手を提供することを
目的する。
属管とを相互に高い気密信頼性を確保して接続する機能
を持った樹脂管と金属管との変換継手を提供することを
目的する。
[課題を解決するための手段] 第1請求項記載の発明による樹脂管と金属管との変換
継手は、金属管に形成された雄ねじがねじ込み接続され
る雌ねじを備え、かつ外面が複数条の山部と谷部とによ
って凹凸状に形成された筒状の金属管接続用口金と、上
記口金の片側に突出された合成樹脂管でなる樹脂管接続
用スリーブと、上記口金の外面に形成の山部と谷部に噛
み合い結合されるように口金の外側に嵌着される被覆部
を備え、この被覆部から上記口金の他側に延出された筒
状の樹脂層の内周と上記口金に接続された金属管とによ
りそれら相互間に介在されるシールリングが挟圧される
ように構成された合成樹脂製スリーブと、を一体に具備
し、かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と
上記合成樹脂製スリーブの被覆部との両方に圧接される
シールリングが設けられている。
継手は、金属管に形成された雄ねじがねじ込み接続され
る雌ねじを備え、かつ外面が複数条の山部と谷部とによ
って凹凸状に形成された筒状の金属管接続用口金と、上
記口金の片側に突出された合成樹脂管でなる樹脂管接続
用スリーブと、上記口金の外面に形成の山部と谷部に噛
み合い結合されるように口金の外側に嵌着される被覆部
を備え、この被覆部から上記口金の他側に延出された筒
状の樹脂層の内周と上記口金に接続された金属管とによ
りそれら相互間に介在されるシールリングが挟圧される
ように構成された合成樹脂製スリーブと、を一体に具備
し、かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と
上記合成樹脂製スリーブの被覆部との両方に圧接される
シールリングが設けられている。
第2請求項記載の発明による樹脂管と金属管との変換
継手は、合成樹脂でなる樹脂管接続用スリーブと、金属
管が内嵌される金属製の筒体の一端部内周にその筒体に
内嵌された金属管との間でシールパッキンを挟圧するテ
ーパ形状の傾斜面が設けられていると共に、上記筒体の
一端部外周に、上記シールパッキンを上記傾斜面側へ押
圧するための押輪のねじ込まれる雄ねじが設けられ、か
つ上記筒体の他端部の外面が複数条の山部と谷部とによ
って凹凸状に形成された金属管接続用口金と、上記樹脂
管接続用スリーブを片側に延出し、かつ上記筒体の外面
に形成の山部と谷部に噛み合い結合されるように筒体の
外側に嵌着される合成樹脂製被覆部と、を一体に具備
し、かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と
上記被覆部との両方に圧接されるシーリングが設けられ
ているものである。
継手は、合成樹脂でなる樹脂管接続用スリーブと、金属
管が内嵌される金属製の筒体の一端部内周にその筒体に
内嵌された金属管との間でシールパッキンを挟圧するテ
ーパ形状の傾斜面が設けられていると共に、上記筒体の
一端部外周に、上記シールパッキンを上記傾斜面側へ押
圧するための押輪のねじ込まれる雄ねじが設けられ、か
つ上記筒体の他端部の外面が複数条の山部と谷部とによ
って凹凸状に形成された金属管接続用口金と、上記樹脂
管接続用スリーブを片側に延出し、かつ上記筒体の外面
に形成の山部と谷部に噛み合い結合されるように筒体の
外側に嵌着される合成樹脂製被覆部と、を一体に具備
し、かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と
上記被覆部との両方に圧接されるシーリングが設けられ
ているものである。
第3請求項記載の発明による樹脂管と金属管との変換
継手は、合成樹脂でなる樹脂管接続用スリーブと、金属
管が内嵌される金属製の筒体の一端部内周にその筒体に
内嵌された金属管との間でシールパッキンを挟圧するテ
ーパ形状の傾斜面が設けられていると共に、その傾斜面
よりも外側における上記筒体の一端部内周に、上記シー
ルパッキンを上記傾斜面側へ押圧するための押輪のねじ
込まれる雄ねじが設けられ、かつ上記筒体の他端部の外
面が複数条の山部と谷部とによって凹凸状に形成された
金属管接続用口金と、上記樹脂管接続用スリーブを片側
に延出し、かつ上記筒体の外面に形成の山部と谷部に噛
み合い結合されるように筒体の外側に嵌着される合成樹
脂製被覆部と、を一体に具備し、かつ、上記口金の谷部
に嵌め込まれて、その谷部と上記被覆部との両方に圧接
されるシールリングが設けられているものである。
継手は、合成樹脂でなる樹脂管接続用スリーブと、金属
管が内嵌される金属製の筒体の一端部内周にその筒体に
内嵌された金属管との間でシールパッキンを挟圧するテ
ーパ形状の傾斜面が設けられていると共に、その傾斜面
よりも外側における上記筒体の一端部内周に、上記シー
ルパッキンを上記傾斜面側へ押圧するための押輪のねじ
込まれる雄ねじが設けられ、かつ上記筒体の他端部の外
面が複数条の山部と谷部とによって凹凸状に形成された
金属管接続用口金と、上記樹脂管接続用スリーブを片側
に延出し、かつ上記筒体の外面に形成の山部と谷部に噛
み合い結合されるように筒体の外側に嵌着される合成樹
脂製被覆部と、を一体に具備し、かつ、上記口金の谷部
に嵌め込まれて、その谷部と上記被覆部との両方に圧接
されるシールリングが設けられているものである。
[作 用] 第1請求項記載の発明による樹脂管と金属管との変換
継手(以下、変換継手という。)において、樹脂管接続
用スリーブが樹脂管の接続に用いられ、金属管接続用口
金の雌ねじに金属管に形成された雄ねじをねじ込むとそ
の口金が金属管の接続に用いられる。そして、合成樹脂
製スリーブの筒状樹脂層の内周と上記口金に接続された
金属管とによってシールリング挟圧されることにより金
属管と変換継手との接続箇所がシールされる。
継手(以下、変換継手という。)において、樹脂管接続
用スリーブが樹脂管の接続に用いられ、金属管接続用口
金の雌ねじに金属管に形成された雄ねじをねじ込むとそ
の口金が金属管の接続に用いられる。そして、合成樹脂
製スリーブの筒状樹脂層の内周と上記口金に接続された
金属管とによってシールリング挟圧されることにより金
属管と変換継手との接続箇所がシールされる。
第2請求項記載の発明による変換継手において、樹脂
管接続用スリーブが樹脂管の接続に用いられる点は上述
したところと同様である。金属管接続用口金に金属管を
差し込むと共に、その金属管と上記口金の傾斜面との間
にシールパッキンを介在し、押輪を上記口金の雄ねじに
ねじ込んでシールパッキンを押圧すると金属管が変換継
手に接続されると同時に、その接続箇所がシールパッキ
ンによってシールされる。
管接続用スリーブが樹脂管の接続に用いられる点は上述
したところと同様である。金属管接続用口金に金属管を
差し込むと共に、その金属管と上記口金の傾斜面との間
にシールパッキンを介在し、押輪を上記口金の雄ねじに
ねじ込んでシールパッキンを押圧すると金属管が変換継
手に接続されると同時に、その接続箇所がシールパッキ
ンによってシールされる。
第3請求項記載の発明による変換継手において、樹脂
管接続用スリーブが樹脂管の接続に用いられる点は上述
したところと同様である。金属管接続用口金に金属管を
差し込むと共に、その金属管と上記口金の傾斜面との間
にシールパッキンを介在し、押輪を上記口金の雄ねじに
ねじ込んでシールパッキンを押圧すると金属管が変換継
手に接続されると同時に、その接続箇所がシールパッキ
ンによってシールされる。
管接続用スリーブが樹脂管の接続に用いられる点は上述
したところと同様である。金属管接続用口金に金属管を
差し込むと共に、その金属管と上記口金の傾斜面との間
にシールパッキンを介在し、押輪を上記口金の雄ねじに
ねじ込んでシールパッキンを押圧すると金属管が変換継
手に接続されると同時に、その接続箇所がシールパッキ
ンによってシールされる。
そして、第1請求項〜第3請求項記載の発明による各
変換継手はともに、口金外面が凹凸状に形成され、その
谷部と口金の外側に嵌着される合成樹脂製の被覆部と間
に介在されたシールリングが口金と被覆部の両方に圧接
されることにより、発熱等によっても両者間に隙間を発
生せず、高い気密信頼性が確保される。
変換継手はともに、口金外面が凹凸状に形成され、その
谷部と口金の外側に嵌着される合成樹脂製の被覆部と間
に介在されたシールリングが口金と被覆部の両方に圧接
されることにより、発熱等によっても両者間に隙間を発
生せず、高い気密信頼性が確保される。
[実施例] 第1図は第1請求項記載の変換継手Aの断面図であ
る。
る。
この変換継手Aは、鋳鉄製あるいは鋼製の筒体の内周
に雌ねじ11を備えた筒状の金属管接続用口金1と、この
口金1の片側に突出された合成樹脂でなるストレートな
樹脂管接続用スリーブ(以下、接続スリーブという。)
2と、口金1の他側に突出された筒状の樹脂層31の内周
に径方向内に膨出する同心状の複数の段部32が設けられ
た合成樹脂製スリーブ(以下、樹脂スリーブという。)
3とを備えている。
に雌ねじ11を備えた筒状の金属管接続用口金1と、この
口金1の片側に突出された合成樹脂でなるストレートな
樹脂管接続用スリーブ(以下、接続スリーブという。)
2と、口金1の他側に突出された筒状の樹脂層31の内周
に径方向内に膨出する同心状の複数の段部32が設けられ
た合成樹脂製スリーブ(以下、樹脂スリーブという。)
3とを備えている。
口金1はその外周が複数条の山部12と谷部13によって
凹凸状に形成され、その山部12や谷部13が口金1の外側
に形成された合成樹脂の被覆部4と噛み合って強固に結
合されている。接続スリーブ2は上記被覆部4から口金
1の片側に延出されているもので、その根本部分に膨径
部21を具備している。樹脂スリーブ3は上記被覆部4か
ら口金1の他側に延出されたもので、それに具備された
複数の上記段部32は軸方向外側のものほど径大になって
いると共に、それぞれの段部32の出隅部32aは直角また
は略直角になっている。また、口金1の谷部13には第4
図に明示するように、Oリングなどのシールリング5を
嵌め込み、そのシールリング5を口金1と被覆部4の両
方に圧接させて口金1と被覆部4との間に高い気密性が
確保されている。なお、被覆部4の外面は六角形あるい
は八角形などの多角形になっていて、スパナなどの締付
工具との係合性を確保してある。
凹凸状に形成され、その山部12や谷部13が口金1の外側
に形成された合成樹脂の被覆部4と噛み合って強固に結
合されている。接続スリーブ2は上記被覆部4から口金
1の片側に延出されているもので、その根本部分に膨径
部21を具備している。樹脂スリーブ3は上記被覆部4か
ら口金1の他側に延出されたもので、それに具備された
複数の上記段部32は軸方向外側のものほど径大になって
いると共に、それぞれの段部32の出隅部32aは直角また
は略直角になっている。また、口金1の谷部13には第4
図に明示するように、Oリングなどのシールリング5を
嵌め込み、そのシールリング5を口金1と被覆部4の両
方に圧接させて口金1と被覆部4との間に高い気密性が
確保されている。なお、被覆部4の外面は六角形あるい
は八角形などの多角形になっていて、スパナなどの締付
工具との係合性を確保してある。
このような変換継手Aは、接続対象である樹脂管(後
述する。)100がポリエチレン管であるときは、それと
相溶性のある熱可塑性樹脂、たとえばポリエチレン樹脂
やポリブデン樹脂などの合成樹脂を被覆部4や接続スリ
ーブ2や樹脂スリーブ3の成形材料とし、金型(不図
示)の所定箇所に口金1をセットしてインサート成形す
ることにより容易に製作することができる。しかし製作
方法はこれに限定されることはなく、たとえば被覆部4
と接続スリーブ2と樹脂スリーブ3よりなる樹脂層を先
に熱可塑性樹脂でインジェクション成形し、それと口金
1とを相互に圧入して口金1を被覆部4に嵌着するよう
にしてもよい。また、口金1と被覆部4との接触部には
口金1の外面が凹凸状になっているために非常に広い接
触面積が確保されて両者の剥離が生じない構造になって
いると言えるが、その箇所の接合強度をさらに上げるた
めに接触部に例えば変性ポリエチレン接着剤などの接着
剤を介在させて両者を接着しておいてもよい。鋳造によ
りざらざらの肌面を持つに至った口金1を用いることは
上記接触面積を一層増大させて被覆部4との接合強度を
向上させる上で好ましい。また、第5A図と第5B図に示す
ように口金1の外面に多数の凹所を軸方向および周方向
に並設することによって周方向に延びる山部12と軸方向
に延びる山部12aとを形成しておけば、被覆部4がそれ
らの山部12,12aと軸方向および周方向で係合するために
口金1と被覆部4とが確実に回り止めされる。
述する。)100がポリエチレン管であるときは、それと
相溶性のある熱可塑性樹脂、たとえばポリエチレン樹脂
やポリブデン樹脂などの合成樹脂を被覆部4や接続スリ
ーブ2や樹脂スリーブ3の成形材料とし、金型(不図
示)の所定箇所に口金1をセットしてインサート成形す
ることにより容易に製作することができる。しかし製作
方法はこれに限定されることはなく、たとえば被覆部4
と接続スリーブ2と樹脂スリーブ3よりなる樹脂層を先
に熱可塑性樹脂でインジェクション成形し、それと口金
1とを相互に圧入して口金1を被覆部4に嵌着するよう
にしてもよい。また、口金1と被覆部4との接触部には
口金1の外面が凹凸状になっているために非常に広い接
触面積が確保されて両者の剥離が生じない構造になって
いると言えるが、その箇所の接合強度をさらに上げるた
めに接触部に例えば変性ポリエチレン接着剤などの接着
剤を介在させて両者を接着しておいてもよい。鋳造によ
りざらざらの肌面を持つに至った口金1を用いることは
上記接触面積を一層増大させて被覆部4との接合強度を
向上させる上で好ましい。また、第5A図と第5B図に示す
ように口金1の外面に多数の凹所を軸方向および周方向
に並設することによって周方向に延びる山部12と軸方向
に延びる山部12aとを形成しておけば、被覆部4がそれ
らの山部12,12aと軸方向および周方向で係合するために
口金1と被覆部4とが確実に回り止めされる。
このような変換継手Aをガス配管に用いる場合、口金
1と被覆部4との接触部には高い気密性が要求される。
そこで、この実施例では口金1の外面を凹凸状にするこ
とにより被覆部4との間に非常に広い接触面積、特に軸
方向の沿面長さを長くしてその接触部を軸方向に横切る
隙間を生じにくくしてあるとともに、谷部13と被覆部4
との間にシールリング5を介在させてある。そのため、
口金1の外面がストレートな平坦面である場合に比べる
と上記接触部の気密信頼性がきわめて高く確保されてい
る。
1と被覆部4との接触部には高い気密性が要求される。
そこで、この実施例では口金1の外面を凹凸状にするこ
とにより被覆部4との間に非常に広い接触面積、特に軸
方向の沿面長さを長くしてその接触部を軸方向に横切る
隙間を生じにくくしてあるとともに、谷部13と被覆部4
との間にシールリング5を介在させてある。そのため、
口金1の外面がストレートな平坦面である場合に比べる
と上記接触部の気密信頼性がきわめて高く確保されてい
る。
第6図は第1図の変換継手Aと樹脂継手300とを用い
て樹脂管100と金属管200とを接続した状態を示してい
る。樹脂継手300は筒状の樹脂層に発熱体301が埋入さ
れ、かつ軸方向中央に仕切り用の凸部310を具備した合
成樹脂成形品である。発熱体301には樹脂継手300の樹脂
層に螺旋状に巻き付けられて通電により発熱線のほか、
導電性粉体や導電性短繊維を樹脂継手300の樹脂中に混
入した発熱層などを好適に用いることができ、それらの
場合には電極部を樹脂層から露出しておく。
て樹脂管100と金属管200とを接続した状態を示してい
る。樹脂継手300は筒状の樹脂層に発熱体301が埋入さ
れ、かつ軸方向中央に仕切り用の凸部310を具備した合
成樹脂成形品である。発熱体301には樹脂継手300の樹脂
層に螺旋状に巻き付けられて通電により発熱線のほか、
導電性粉体や導電性短繊維を樹脂継手300の樹脂中に混
入した発熱層などを好適に用いることができ、それらの
場合には電極部を樹脂層から露出しておく。
変換継手Aの接続スリーブ2と樹脂管100とは樹脂継
手300にその両側から差し込まれる。そして、樹脂継手3
00に差し込まれた接続スリーブ2や樹脂管100の端部
は、発熱体301を発熱させることによって樹脂継手300の
樹脂層の内層部分を溶融させることと、接続スリーブ2
や樹脂管100の樹脂層の外層部分を発熱体301の発熱もし
くは樹脂継手300の樹脂層の溶融に伴う熱によって溶融
させることを行うことによって一体に熱融着される。こ
うして熱融着された接続スリーブ2および樹脂管100と
樹脂継手300とはそれらの重なり箇所の境界面が熱融着
によって完全にまたはほぼ完全に消失してしまうため、
その接続箇所では気密信頼性がきわめて高くなってガス
配管に適したものになる。
手300にその両側から差し込まれる。そして、樹脂継手3
00に差し込まれた接続スリーブ2や樹脂管100の端部
は、発熱体301を発熱させることによって樹脂継手300の
樹脂層の内層部分を溶融させることと、接続スリーブ2
や樹脂管100の樹脂層の外層部分を発熱体301の発熱もし
くは樹脂継手300の樹脂層の溶融に伴う熱によって溶融
させることを行うことによって一体に熱融着される。こ
うして熱融着された接続スリーブ2および樹脂管100と
樹脂継手300とはそれらの重なり箇所の境界面が熱融着
によって完全にまたはほぼ完全に消失してしまうため、
その接続箇所では気密信頼性がきわめて高くなってガス
配管に適したものになる。
金属管200は端部に形成された雄ねじ201を除く外面が
合成樹脂の外皮210により被覆されている。そして、あ
らかじめOリングなどのシールリング6を嵌め込んだ金
属管200の端部を樹脂スリーブ3に差し込んでシールリ
ング6をいずれかの段部32の出隅部32aに衝止させると
共に、上記雄ねじ201を口金1の雌ねじ11にねじ込んで
シールリング6を金属管200と上記出隅部32aとにより挟
圧して圧縮変形させてある。こうして変換継手Aと金属
管200とが接続されていると、その接続箇所ではシール
リング6が金属管200と樹脂スリーブ3における段部32
の出隅部32aとに密着して接続箇所の気密性が保たれ
る。ガス配管の場合、口金1の雌ねじ11とそれにねじ込
まれる金属管200の雄ねじ201は第1図や第6図のように
テーパねじにしておくことが望まれるが、配管の種類に
よっては雌ねじ11や雄ねじ201をストレートねじにして
おくことも考えられる。また、第6図のように金属管20
0として外皮210を具備する被覆管を用い、その外皮210
にシールリング6が密着するようにしておくと、金属管
200の金属製の管本体220や変換継手Aの金属製の口金1
が外気や水分あるいは雨水などと接触しなくなり、それ
らの金属部分が効果的に防食されるという利点がある。
合成樹脂の外皮210により被覆されている。そして、あ
らかじめOリングなどのシールリング6を嵌め込んだ金
属管200の端部を樹脂スリーブ3に差し込んでシールリ
ング6をいずれかの段部32の出隅部32aに衝止させると
共に、上記雄ねじ201を口金1の雌ねじ11にねじ込んで
シールリング6を金属管200と上記出隅部32aとにより挟
圧して圧縮変形させてある。こうして変換継手Aと金属
管200とが接続されていると、その接続箇所ではシール
リング6が金属管200と樹脂スリーブ3における段部32
の出隅部32aとに密着して接続箇所の気密性が保たれ
る。ガス配管の場合、口金1の雌ねじ11とそれにねじ込
まれる金属管200の雄ねじ201は第1図や第6図のように
テーパねじにしておくことが望まれるが、配管の種類に
よっては雌ねじ11や雄ねじ201をストレートねじにして
おくことも考えられる。また、第6図のように金属管20
0として外皮210を具備する被覆管を用い、その外皮210
にシールリング6が密着するようにしておくと、金属管
200の金属製の管本体220や変換継手Aの金属製の口金1
が外気や水分あるいは雨水などと接触しなくなり、それ
らの金属部分が効果的に防食されるという利点がある。
第2図は第2請求項記載の変換継手Bの断面図であ
る。
る。
この変換継手Bは、金属製の口金1と接続スリーブ2
とを一体に具備しており、接続スリーブ2については第
1図の変換継手Aと同様である。
とを一体に具備しており、接続スリーブ2については第
1図の変換継手Aと同様である。
口金1はストレートな筒部15とその筒部15の端部に外
拡がりに形成された受口部16とを具備する金属製の筒体
14の一端部内周つまり上記受口部16の内周にテーパ形状
の傾斜面17が設けられていると共に、筒体14の一端部外
周つまり上記受口部16の外周にストレートな雄ねじ18が
形成されたものである。なお、傾斜面17の外側部分に短
いストレート面19が延出されている。
拡がりに形成された受口部16とを具備する金属製の筒体
14の一端部内周つまり上記受口部16の内周にテーパ形状
の傾斜面17が設けられていると共に、筒体14の一端部外
周つまり上記受口部16の外周にストレートな雄ねじ18が
形成されたものである。なお、傾斜面17の外側部分に短
いストレート面19が延出されている。
そして、口金1の筒部15がその外側に形成された合成
樹脂の被覆部4に結合され、その被覆部4の片側に上記
接続スリーブ2が延出されている。また、被覆部4の他
側の端部に環状溝41が形成されている。
樹脂の被覆部4に結合され、その被覆部4の片側に上記
接続スリーブ2が延出されている。また、被覆部4の他
側の端部に環状溝41が形成されている。
この変換継手Bにおいて、口金1が鋳鉄製または鋼製
であり、口金1の山部12や谷部13が被覆部4と噛み合っ
て強固に結合されている点、被覆部4や接続スリーブ2
が樹脂管100や樹脂継手300と相溶性のある熱可塑性樹脂
で作られている点、インサート成形などによって製作さ
れ得る点、口金1と被覆部4との接触部が剥離しにくい
ように接着剤を用いている点、口金1の谷部13に第4図
に明示するようなOリングなどのシールリング5を嵌め
込み、そのシールリング5を口金1と被覆部4の両方に
圧接させて口金1と被覆部4との間に高い気密性を確保
している点などは第1図で説明したところと同様であ
る。
であり、口金1の山部12や谷部13が被覆部4と噛み合っ
て強固に結合されている点、被覆部4や接続スリーブ2
が樹脂管100や樹脂継手300と相溶性のある熱可塑性樹脂
で作られている点、インサート成形などによって製作さ
れ得る点、口金1と被覆部4との接触部が剥離しにくい
ように接着剤を用いている点、口金1の谷部13に第4図
に明示するようなOリングなどのシールリング5を嵌め
込み、そのシールリング5を口金1と被覆部4の両方に
圧接させて口金1と被覆部4との間に高い気密性を確保
している点などは第1図で説明したところと同様であ
る。
第7図は第2図の変換継手Bと樹脂継手300とを用い
て樹脂管100と金属管200とを接続した状態を示してい
る。樹脂継手300に対する接続スリーブ2や樹脂管100の
接続状態は第6図で説明したところと同様である。そし
て、図示した金属管200は合成樹脂の外皮210によって管
本体220が被覆された構造であって、その金属管200と変
換継手Bとの接続構造には金属管200の抜止め機能を有
するメカニカル方式が採用されている。すなわち、環状
保持具71bに複数の球体71aを保持させた抜止めリング71
とリテーナ72とガスケットなどのシールパッキン73とよ
りなる管緊締具7と押輪8とがあらかじめ嵌め込まれた
金属管200の端部を口金1に差し込み、押輪8の雌ねじ8
1を口金1の雄ねじ18にねじ込むことにより押輪8の段
付部82でリテーナ72を介してシールパッキン73を口金1
の傾斜面17側に押し付け、その押し付けにより生じる力
でシールパッキン73を金属管200と傾斜面17とにより挟
圧させてあると同時に、押輪8の傾斜面83の楔作用で抜
止めリング71の球体71aを金属管200に喰い込ませてあ
る。
て樹脂管100と金属管200とを接続した状態を示してい
る。樹脂継手300に対する接続スリーブ2や樹脂管100の
接続状態は第6図で説明したところと同様である。そし
て、図示した金属管200は合成樹脂の外皮210によって管
本体220が被覆された構造であって、その金属管200と変
換継手Bとの接続構造には金属管200の抜止め機能を有
するメカニカル方式が採用されている。すなわち、環状
保持具71bに複数の球体71aを保持させた抜止めリング71
とリテーナ72とガスケットなどのシールパッキン73とよ
りなる管緊締具7と押輪8とがあらかじめ嵌め込まれた
金属管200の端部を口金1に差し込み、押輪8の雌ねじ8
1を口金1の雄ねじ18にねじ込むことにより押輪8の段
付部82でリテーナ72を介してシールパッキン73を口金1
の傾斜面17側に押し付け、その押し付けにより生じる力
でシールパッキン73を金属管200と傾斜面17とにより挟
圧させてあると同時に、押輪8の傾斜面83の楔作用で抜
止めリング71の球体71aを金属管200に喰い込ませてあ
る。
このようなメカニカル方式を採用すると、シールパッ
キン73が口金1の傾斜面17と金属管200とに密着して確
実な気密性が保たれると同時に、抜止めリング71によっ
て金属管200の抜出しが防止されるばかりでなく、地震
時などに生じる振動が口金1と金属管200との抜差方向
の相対移動によって吸収されて耐震機能を有するように
なる。
キン73が口金1の傾斜面17と金属管200とに密着して確
実な気密性が保たれると同時に、抜止めリング71によっ
て金属管200の抜出しが防止されるばかりでなく、地震
時などに生じる振動が口金1と金属管200との抜差方向
の相対移動によって吸収されて耐震機能を有するように
なる。
また、上記押輪8は金属製の押輪本体84を樹脂層85で
被覆し、その樹脂層85の一端部に形成された厚肉部85a
に環状溝86を形成してあり、その環状溝86に収容した端
面形状が略T字状のシールリング9を金属管200に密着
させてある。また、樹脂層85の他端部に形成された筒状
の延出部87を上記被覆部4の環状溝41に嵌め込まれたシ
ールリング10の外嵌状に密着させている。こうしておく
と、シールリング9,10のシール作用によって管緊締具7
や口金1が外気や水分あるいは雨水などと接触しなくな
り、それらの金属部分が効果的に防食されるという利点
がある。
被覆し、その樹脂層85の一端部に形成された厚肉部85a
に環状溝86を形成してあり、その環状溝86に収容した端
面形状が略T字状のシールリング9を金属管200に密着
させてある。また、樹脂層85の他端部に形成された筒状
の延出部87を上記被覆部4の環状溝41に嵌め込まれたシ
ールリング10の外嵌状に密着させている。こうしておく
と、シールリング9,10のシール作用によって管緊締具7
や口金1が外気や水分あるいは雨水などと接触しなくな
り、それらの金属部分が効果的に防食されるという利点
がある。
第3図は第3請求項記載の変換継手Cの断面図であ
る。
る。
この変換継手Cは金属製の口金1と接続スリーブ2と
を一体に具備しており、接続スリーブ2については第1
図の変換継手Aと同様であり、口金1については第2図
で説明した変換継手Bとほぼ同様の構成になっている。
ただし、口金1の受口部16にストレートな筒状の延出部
16aが設けられ、その延出部16aの内周にストレートな雌
ねじ18aが形成されている点と、被覆部4に延出された
筒状の延出部42が口金1の他側に突出されている点につ
いては第2図で説明した変換継手Bと異なる。また、口
金1が鋳鉄製または鋼製であり、口金1の山部12や谷部
13が被覆部4と噛み合って強固に結合されている点、口
金1の谷部13に第4図に明示するようなOリングなどの
シールリング5を嵌め込み、そのシールリング5を口金
1と被覆部4の両方に圧接させて口金1と被覆部4との
間に高い気密性を確保している点などの第1図の説明中
で掲げた事項は第1図で説明したところと同様である。
なお、第2図で説明した変換継手Bの雄ねじ18や環状溝
41はこの変換継手Cでは必要がない。
を一体に具備しており、接続スリーブ2については第1
図の変換継手Aと同様であり、口金1については第2図
で説明した変換継手Bとほぼ同様の構成になっている。
ただし、口金1の受口部16にストレートな筒状の延出部
16aが設けられ、その延出部16aの内周にストレートな雌
ねじ18aが形成されている点と、被覆部4に延出された
筒状の延出部42が口金1の他側に突出されている点につ
いては第2図で説明した変換継手Bと異なる。また、口
金1が鋳鉄製または鋼製であり、口金1の山部12や谷部
13が被覆部4と噛み合って強固に結合されている点、口
金1の谷部13に第4図に明示するようなOリングなどの
シールリング5を嵌め込み、そのシールリング5を口金
1と被覆部4の両方に圧接させて口金1と被覆部4との
間に高い気密性を確保している点などの第1図の説明中
で掲げた事項は第1図で説明したところと同様である。
なお、第2図で説明した変換継手Bの雄ねじ18や環状溝
41はこの変換継手Cでは必要がない。
第8図は第3図の変換継手Cと樹脂継手300とを用い
て樹脂管100と金属管200とを接続した状態を示してい
る。樹脂継手300に対する接続スリーブ2や樹脂管100の
接続状態は第6図で説明したところと同様である。そし
て、図示した金属管200は合成樹脂の外皮210によって管
本体220が被覆された構造であって、その金属管200と変
換継手Cとの接続構造に金属管200の抜止め機能を有す
るメカニカル方式が採用されている点では第7図の接続
構造と同じである。しかし、押輪8と口金1とのねじ合
わせのための構成が第7図の接続構造とは異なってい
る。すなわち、第8図における金属管200と変換継手C
との接続構造は、抜止めリング71とリテーナ72とシール
パッキン73とよりなる管緊締具7と押輪8とがあらかじ
め嵌め込まれた金属管200の端部を口金1に差し込み、
押輪8の雄ねじ81′を口金1の雌ねじ18aにねじ込むこ
とにより押輪8の先端82′でリテーナ72を介してシール
パッキン73を口金1の傾斜面17側に押し付け、その押し
付けにより生じる力でシールパッキン73を金属管200と
傾斜面17とにより挟圧させてあると同時に、押輪8の傾
斜面83の楔作用で抜止めリング71の球体71aを金属管200
に喰い込ませてある。また、上記押輪8における金属製
の押輪本体84を被覆している樹脂層85と、被覆部4の延
出部42との間にシールリング10′が圧縮状態で介在され
ている。
て樹脂管100と金属管200とを接続した状態を示してい
る。樹脂継手300に対する接続スリーブ2や樹脂管100の
接続状態は第6図で説明したところと同様である。そし
て、図示した金属管200は合成樹脂の外皮210によって管
本体220が被覆された構造であって、その金属管200と変
換継手Cとの接続構造に金属管200の抜止め機能を有す
るメカニカル方式が採用されている点では第7図の接続
構造と同じである。しかし、押輪8と口金1とのねじ合
わせのための構成が第7図の接続構造とは異なってい
る。すなわち、第8図における金属管200と変換継手C
との接続構造は、抜止めリング71とリテーナ72とシール
パッキン73とよりなる管緊締具7と押輪8とがあらかじ
め嵌め込まれた金属管200の端部を口金1に差し込み、
押輪8の雄ねじ81′を口金1の雌ねじ18aにねじ込むこ
とにより押輪8の先端82′でリテーナ72を介してシール
パッキン73を口金1の傾斜面17側に押し付け、その押し
付けにより生じる力でシールパッキン73を金属管200と
傾斜面17とにより挟圧させてあると同時に、押輪8の傾
斜面83の楔作用で抜止めリング71の球体71aを金属管200
に喰い込ませてある。また、上記押輪8における金属製
の押輪本体84を被覆している樹脂層85と、被覆部4の延
出部42との間にシールリング10′が圧縮状態で介在され
ている。
以上説明した構造によると、メカニカル方式で接続さ
れた金属管200と変換継手Cとの接続箇所においては、
シールパッキン73が口金1の傾斜面17と金属管200とに
密着して確実な気密性が保たれると同時に、抜止めリン
グ71によって金属管200の抜出しが防止されるばかりで
なく、地震時などに生じる振動が口金1と金属管200と
の抜差方向の相対移動によって吸収されて耐震機能を有
するようになる。また、シールリング9′,10′のシー
ル作用によって管緊締具7や口金1が外気や外気中の水
分あるいは雨水などと接触しなくなり、それらの金属部
分が効果的に防食される。
れた金属管200と変換継手Cとの接続箇所においては、
シールパッキン73が口金1の傾斜面17と金属管200とに
密着して確実な気密性が保たれると同時に、抜止めリン
グ71によって金属管200の抜出しが防止されるばかりで
なく、地震時などに生じる振動が口金1と金属管200と
の抜差方向の相対移動によって吸収されて耐震機能を有
するようになる。また、シールリング9′,10′のシー
ル作用によって管緊締具7や口金1が外気や外気中の水
分あるいは雨水などと接触しなくなり、それらの金属部
分が効果的に防食される。
第1図〜第3図で説明した変換継手A,B,Cはいずれも
ソケット型であるが、これらはエルボ型やチーブ型な
ど、他の形式の変換継手としても容易に構成することが
できることは勿論であり、それらも本発明に含まれる。
また、上記変換継手A,B,Cの接続スリーブ2は樹脂継手3
00を介して樹脂管100に接続してあるが、樹脂継手300を
省略し、接続スリーブ2に樹脂管100を直接嵌合しても
よく、その場合には接続スリーブ2と樹脂管100とを接
着剤で接合したり両者の間にOリングなどのシールリン
グを介在して気密性を保持しておくことが望ましい。
ソケット型であるが、これらはエルボ型やチーブ型な
ど、他の形式の変換継手としても容易に構成することが
できることは勿論であり、それらも本発明に含まれる。
また、上記変換継手A,B,Cの接続スリーブ2は樹脂継手3
00を介して樹脂管100に接続してあるが、樹脂継手300を
省略し、接続スリーブ2に樹脂管100を直接嵌合しても
よく、その場合には接続スリーブ2と樹脂管100とを接
着剤で接合したり両者の間にOリングなどのシールリン
グを介在して気密性を保持しておくことが望ましい。
なお、第1図〜第8図において、同一部分や相応する
部分には同一符号または′を付加した符号を付して説明
の便宜を図ってある。
部分には同一符号または′を付加した符号を付して説明
の便宜を図ってある。
[発明の効果] 第1請求項乃至第3請求項に記載の本発明の変換継手
によれば、樹脂管と金属管とを接続することができるよ
うになるという効果がある。また、金属管と金属管接続
用口金との接続箇所はシールリングまたはシールパッキ
ンによりシールされ、かつ、金属管接続用口金とこの口
金の外側に嵌着される合成樹脂製被覆部と間にはそれら
の両方に圧接されるシールリングが介在されて両者間に
隙間を発生することがないため、樹脂管と金属管とを相
互に接続したときのシール性が確保されるという効果が
ある。
によれば、樹脂管と金属管とを接続することができるよ
うになるという効果がある。また、金属管と金属管接続
用口金との接続箇所はシールリングまたはシールパッキ
ンによりシールされ、かつ、金属管接続用口金とこの口
金の外側に嵌着される合成樹脂製被覆部と間にはそれら
の両方に圧接されるシールリングが介在されて両者間に
隙間を発生することがないため、樹脂管と金属管とを相
互に接続したときのシール性が確保されるという効果が
ある。
そして、本発明の変換継手はこれら効果を奏するため
金属管を用いたガス配管の途中箇所を樹脂管に取り替え
たりすることの要望に十分に対処することができるよう
になるばかりでなく、ガス配管やそれ以外の各種の配管
において樹脂管で構成された配管の途中部分を金属管に
取り替えたいという要望や、樹脂管と金属管とを接続し
たいという要望にも同様に十分に対処することができる
ようになる。
金属管を用いたガス配管の途中箇所を樹脂管に取り替え
たりすることの要望に十分に対処することができるよう
になるばかりでなく、ガス配管やそれ以外の各種の配管
において樹脂管で構成された配管の途中部分を金属管に
取り替えたいという要望や、樹脂管と金属管とを接続し
たいという要望にも同様に十分に対処することができる
ようになる。
第1図は第1請求項記載の発明に係る実施例の断面図、
第2図は第2請求項記載の発明に係る実施例の断面図、
第3図は第3請求項記載の発明に係る実施例の断面図、
第4図は口金と被覆部との接触部を示した要部拡大断面
図、第5A図は口金と被覆部とを回り止めするための構成
を示した要部拡大断面図、第5B図は第5A図のVB−VB線
に沿う断面図である。第6図は第1図の変換継手の使用
状態を示す部分断面図、第7図は第2図の変換継手の使
用状態を示す部分断面図、第8図は第3図の変換継手の
使用状態を示す部分断面図である。 A,B,C……変換継手、1……口金(金属管接続用口
金)、2……接続スリーブ(樹脂管接続用スリーブ)、
3……樹脂スリーブ(合成樹脂製スリーブ)、4……被
覆部、5……シールリング、6……シールパッキン、8
……押輪、11……口金の雌ねじ、12……山部、13……谷
部、14……筒体、17……傾斜面、18……口金の雄ねじ、
18a……口金の雌ねじ、21……接続スリーブの樹脂層、7
3……シールパッキン、100……樹脂管(合成樹脂管)、
200……金属管、201……金属管の雄ねじ、300……樹脂
継手。
第2図は第2請求項記載の発明に係る実施例の断面図、
第3図は第3請求項記載の発明に係る実施例の断面図、
第4図は口金と被覆部との接触部を示した要部拡大断面
図、第5A図は口金と被覆部とを回り止めするための構成
を示した要部拡大断面図、第5B図は第5A図のVB−VB線
に沿う断面図である。第6図は第1図の変換継手の使用
状態を示す部分断面図、第7図は第2図の変換継手の使
用状態を示す部分断面図、第8図は第3図の変換継手の
使用状態を示す部分断面図である。 A,B,C……変換継手、1……口金(金属管接続用口
金)、2……接続スリーブ(樹脂管接続用スリーブ)、
3……樹脂スリーブ(合成樹脂製スリーブ)、4……被
覆部、5……シールリング、6……シールパッキン、8
……押輪、11……口金の雌ねじ、12……山部、13……谷
部、14……筒体、17……傾斜面、18……口金の雄ねじ、
18a……口金の雌ねじ、21……接続スリーブの樹脂層、7
3……シールパッキン、100……樹脂管(合成樹脂管)、
200……金属管、201……金属管の雄ねじ、300……樹脂
継手。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−29767(JP,U) 実開 平2−27084(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 15/04 F16L 19/08 F16L 47/02
Claims (3)
- 【請求項1】金属管に形成された雄ねじがねじ込み接続
される雌ねじを備え、かつ外面が複数条の山部と谷部と
によって凹凸状に形成された筒状の金属管接続用口金
と、 上記口金の片側に突出された合成樹脂管でなる樹脂管接
続用スリーブと、 上記口金の外面に形成の山部と谷部に噛み合い結合され
るように口金の外側に嵌着される被覆部を備え、この被
覆部から上記口金の他側に延出された筒状の樹脂層の内
周と上記口金に接続された金属管とによりそれら相互間
に介在されるシールリングが挟圧されるように構成され
た合成樹脂製スリーブと、を一体に具備し、 かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と上記
合成樹脂製スリーブの被覆部との両方に圧接されるシー
ルリングが設けられている樹脂管と金属管との変換継
手。 - 【請求項2】合成樹脂でなる樹脂管接続用スリーブと、 金属管が内嵌される金属製の筒体の一端部内周にその筒
体に内嵌された金属管との間でシールパッキンを挟圧す
るテーパ形状の傾斜面が設けられていると共に、上記筒
体の一端部外周に、上記シールパッキンを上記傾斜面側
へ押圧するための押輪のねじ込まれる雄ねじが設けら
れ、かつ上記筒体の他端部の外面が複数条の山部と谷部
とによって凹凸状に形成された金属管接続用口金と、 上記樹脂管接続用スリーブを片側に延出し、かつ上記筒
体の外面に形成の山部と谷部に噛み合い結合されるよう
に筒体の外側に嵌着される合成樹脂製被覆部と、を一体
に具備し、 かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と上記
被覆部との両方に圧接されるシーリングが設けられてい
る樹脂管と金属管との変換継手。 - 【請求項3】合成樹脂でなる樹脂管接続用スリーブと、 金属管が内嵌される金属製の筒体の一端部内周にその筒
体に内嵌された金属管との間でシールパッキンを挟圧す
るテーパ形状の傾斜面が設けられていると共に、その傾
斜面よりも外側における上記筒体の一端部内周に、上記
シールパッキンを上記傾斜面側へ押圧するための押輪の
ねじ込まれる雄ねじが設けられ、かつ上記筒体の他端部
の外面が複数条の山部と谷部とによって凹凸状に形成さ
れた金属管接続用口金と、 上記樹脂管接続用スリーブを片側に延出し、かつ上記筒
体の外面に形成の山部と谷部に噛み合い結合されるよう
に筒体の外側に嵌着される合成樹脂製被覆部と、を一体
に具備し、 かつ、上記口金の谷部に嵌め込まれて、その谷部と上記
被覆部との両方に圧接されるシールリングが設けられて
いる樹脂管と金属管との変換継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24503790A JP3153998B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 樹脂管と金属管との変換継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24503790A JP3153998B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 樹脂管と金属管との変換継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125385A JPH04125385A (ja) | 1992-04-24 |
JP3153998B2 true JP3153998B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17127647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24503790A Expired - Fee Related JP3153998B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 樹脂管と金属管との変換継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153998B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP24503790A patent/JP3153998B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125385A (ja) | 1992-04-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |