JP3153989U - 水中ポンプのケーブル固定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、コラム式水中ポンプにおいて、コラムの上端開口部近傍の側部にフランジを取り付けたケーブル引出口を形成し、水中ポンプのケーブルを引出口に挿通し、2分割されたケーブル保持具でケーブルを挟着した状態でフランジに固定した構造が図1に開示されている。さらに、コラムの上端開口部の一側に、ケーブル挿通用の切欠が形成されたボックスを設け、ボックス内に収納した弾性保持体でケーブルを挟着する構造が図5に開示されている。
特許文献2の図1に開示されている構成は、水中ポンプをコラムに設置する際に、水中ポンプのケーブルをケーブル引出口から外部に引出す必要があるので、ケーブルが長い場合やケーブル引出口の位置によっては非常に手間がかかる。
特許文献2の図5に開示されている構成は、コラムの蓋を取り外すとケーブルを容易に取付け・取外しできるものであるが、ケーブルを挟着する弾性保持体は蓋で対向圧接しているだけなので、蓋の取付けの際に弾性保持体の位置がずれて、水密が保持できなくなるという課題や、蓋の取外しの際に弾性保持体がコラム内に落下するという問題がある。
したがって、取り付け、取外し作業が簡単であり、ケーブル調整は一度行うと再調整する必要がないので、作業者の労働負担の軽減を図り、作業時間を短縮して作業性を向上させることができる。
水中電動機5の天壁に設けた吊り環15には水中ポンプ4の昇降用の吊り具16が連結してある。吊り具16の上端は、図1に示すコラム3の上部内壁部の掛止金具17に吊設してある。
ケーブルボックス19前壁の開口部はガスケット22を挟着してシールカバー23を着脱自在に固定する。シールカバー23の上部にフランジが配設されており、ガスケット20を挟着して止水蓋21と固定してある。
シールカバー23の内側には、ケーブル24を載置するようにケーブル支持台26を延設してある。ケーブル支持台26の上面は、コラム3中心に向かうほど徐々に下方に傾斜してあり、ケーブル支持スペース18内でケーブル24をシール部材25まで滑らかに案内しているので、ケーブル24の自重やコラム3内の流水による無理な曲げや振動による損傷を防止できる。ケーブル支持台26にはシール部材25の位置に対向して半円筒状の案内27を配設してあり、ケーブル24の下半部を支えるので、ケーブル24が横方向にずれる恐れもない。
ケーブルボックス19及びケーブル支持台26は、円筒状のコラム3内に突出していないので、水中ポンプ4が揚水する流水の妨げになることがない。
シールカバー23は位置決め部材28により位置決めしてケーブルボックス19に取り付けているので、上端のフランジ面に段差がつくことなく、水密を保つことができる。本実施例では数本のピンを用いて位置決めを行っているが、シールカバーとケーブルボックスとの嵌めあい加工等、周知の手段により位置決めを行ってもよい。また、シールカバー23のフランジ上面をコラム3のフランジ上面より若干高くすれば、止水蓋21を取り付ける際にシールカバー23にかかる押圧力が高くなるので水密性が強まる。
(1)天井クレーン等で吊り具16を用いて水中ポンプ4をコラム3内に吊り降ろし、吊り具16の上端をコラム3の上部内壁部の掛止金具17に吊設する。
(2)ケーブルボックス19に取り付けてあるシールカバー23に水中ポンプ4のケーブル24を挿通し、コラム3内部のケーブル24の状態を目視しながらシール部材25を締め付ける。必要に応じてケーブル24をバンド等で吊り具に固定してもよい。
(3)ガスケット20を挟着し、止水蓋21を固定する。
水中ポンプ4をコラム3から引き上げる際には、上記作業の逆手順によって容易に行うことができる。
シールカバー23はケーブル24を挿通させた状態でケーブルボックス19から取り外すことができるので、引き上げた水中ポンプ4をコラム3から離れた場所にも着座させることができる。
本実施例のシール部材25は、円筒状の本体をシールカバー23に螺着し、本体に内挿した円筒状のパッキンを押えることにより、本体とケーブル24に密着させて水封するケーブルグランドを用いているが、同様の作用を奏するものであれば、シールカバー23と一体的に形成されていても構わない。
したがって、据付及び稼動後の保守点検における作業性が向上し、緊急時でも簡単に運搬、据付できるので、局部的な内水排水用ポンプとして有用なポンプとなる。
2 コラム式水中ポンプ
3 コラム
4 水中ポンプ
18 ケーブル支持スペース
19 ケーブルボックス
20 ガスケット
21 止水蓋
23 シールカバー
24 ケーブル
25 シール部材
26 ケーブル支持台
29a,29b,29c フランジ
Claims (3)
- 吸水槽(1)に設置した揚水管(3)に着脱自在とした水中ポンプ(3)において、コラム(3)の上端周壁の一側に、内部にケーブル支持スペース(18)を有し、前壁上端から中央部にかけて開口部を切欠いたケーブルボックス(19)を形成し、ケーブルボックス(19)の切欠部に、シールカバー(23)を着脱自在に配設すると共に、外部に貫通する水中ポンプ(4)のケーブル(24)を水密に固定するシール部材(25)をシールカバー(23)に配設したことを特徴とする水中ポンプのケーブル固定装置。
- 上記シールカバー(23)の内側にケーブル(24)を載置するケーブル支持台(26)を延設し、ケーブル支持台(26)の上端をコラム(3)中心部に向かって傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の水中ポンプのケーブル固定装置。
- 上記ケーブルボックス(19)の上端部のフランジ(29b)と、該フランジ(29b)と連接するコラム(3)上端の円環状フランジ(29a)と、ケーブルボックス(19)に配設するシールカバー(23)上端部のフランジ(29c)と止水蓋(21)で、ガスケット(20)を挟持して、コラム(3)とシールカバー(23)を水封することを特徴とする請求項1または2に記載の水中ポンプのケーブル固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004952U JP3153989U (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 水中ポンプのケーブル固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004952U JP3153989U (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 水中ポンプのケーブル固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3153989U true JP3153989U (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=54858174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009004952U Expired - Lifetime JP3153989U (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | 水中ポンプのケーブル固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153989U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011106331A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Ishigaki Co Ltd | コラム式水中ポンプ |
CN110848121A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-02-28 | 徐州三源实业有限公司 | 一种抗压深水潜水泵 |
-
2009
- 2009-07-16 JP JP2009004952U patent/JP3153989U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011106331A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Ishigaki Co Ltd | コラム式水中ポンプ |
CN110848121A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-02-28 | 徐州三源实业有限公司 | 一种抗压深水潜水泵 |
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